【例文あり】学生生活で得たことをアピールする際のポイントや構成を徹底解説

【例文あり】学生生活で得たことをアピールする際のポイントや構成を徹底解説

「学生生活で得たことってどうやってアピールすれば良いんだろう」

「学生生活で得たことがぱっと思いつかないけどどうしよう」

このように思われている人は多いのではないでしょうか。

就活をはじめたけど、思うようにエントリーシートが書けずモヤモヤされる人もいらっしゃるでしょう。

この記事では学生生活で得たことについて、企業側から聞かれる理由や、書く際のポイントを徹底解説していきます。

スムーズに就活を進めるための参考材料にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 企業が学生生活で得たことについて聞く理由
  • 学生生活で得たことをアピールする際のポイント
  • 他の学生と差別化できる構成例
この記事をおすすめしたい人
  • 学生生活で得たことについて何を書くか悩んでいる人
  • 学生生活で得たことについて書き方を知りたい人
  • 例文を参考にしてESを書きたい人

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【学生生活で得たこと】学生生活で得たことは就活の必須項目

エントリーシートでも面接でも必ずといってよいほど「学生生活で得たことは?」という質問が付いてきます。

つまりは就活をするからには「学生生活で得たことは?」に対する自分なりの答えを用意しておく必要があるということです。

志望理由などは企業ごとに考える必要がありますが、学生生活で得たことは共通して利用することができるので、早めに考えておきましょう。

【学生生活で得たこと】なぜ人事は学生生活で得たことを重視するのか?

そもそも人事はなぜ「学生生活で得たこと」を知りたいのでしょうか?

「サークル活動を頑張った」であったり「アルバイトに力を入れた」といったことが書かれるはずですが、サークルの内容やバイト経験を知りたいワケではありません。

そこで人事が学生生活を重視する理由を三つご紹介します。

人事が学生生活を重視する理由
  1. 論理的思考力があるかを知るため
  2. 人柄が企業にマッチしているかを知るため
  3. 得た学びを自社に活かせるかを知るため

1.論理的思考力があるかを知るため

人事は学生の経験の豊富さやスキルの高さよりもむしろ、そこからにじみ出る人となりや、論理的説明力を知ろうとしています。

つまりは頑張ったこと自体はアルバイトでもゼミでも趣味でもなんでもOKです。

それをいかに調理するか、面接官を納得させる内容にするのかがカギを握っています。

そこで構成を意識したり、数字や言葉を適切に扱うなどして学生生活で得たことを論理的に伝えるようにしましょう。

2.人柄が企業にマッチしているかを知るため

人事は学生生活で得たことを聞いて学生の人柄を知ろうとしています。

その質問一つで学生が学生時代にどんなことに力を入れていて、どう成長し、何を学んできたのかを一度で知ることができるのです。

そして人事は学生の人柄をイメージし、自社の社風や業務に学生がマッチしているかを判断しているのです。

ご自身の学生時代の具体的なエピソードを述べるようにしましょう。

3.得た学びを自社に活かせるかを知るため

学生生活で得たことを伝える際には最後にその学びを今後どう活かしていくかを述べると思います。

実は人事はこの部分をかなり重視しています。

というのも学生生活で得た学びが自社で活かせる内容ではなかった場合、学生が実際に働いて自社に貢献している姿を人事はイメージすることができないからです。

必ず自分の学びが志望する企業に活かすことができ、努力できる人物であることを伝えましょう。

【学生生活で得たこと】効果的に学生生活をアピールするコツ

学生生活で得たことの回答で、自分の魅力を十分に伝えるにはどのように工夫すればいいのでしょうか?

効果的に学生生活をアピールするコツについてお話していきます。

魅力的な解答を作成するためにぜひ参考にしてみてください。

アピールするコツ
  • 具体的にイメージしやすい伝え方
  • 数字を取り入れて説明する
  • 失敗経験でもOK
  • 企業の雰囲気やニーズに合っているか確かめる

具体的にイメージしやすい伝え方

学生生活を伝える際には、具体的にイメージしやすい伝え方を意識してください。

学生生活の状況などはあなた自身にしかわかりません。

あなたの学生生活における成功や失敗、それに伴う苦労や努力も、必ずしも正しく伝わるわけではないのです。

そのため、初めてあなたのエピソードを聞く人にも齟齬なく伝わるような詳しい説明を心がけてください。

具体的にイメージしやすい説明を意識することで、企業もあなたらしさやあなたの魅力をより詳細につかむことができます。

数字を取り入れた説明

先述の通り、回答には具体性を持たせることが大切です。

そこで効果的なのが数字を用いることです。

数字を用いて回答を作成すると、より具体性のある説明になります。

例えば、「TOEICのスコアが何点から何点に伸びた」、や「部活における大会で、どんな結果で何位に入賞した」など、数字を要所に組み込むのです。

あなたの努力や成果がきちんと正しく伝わることを後押ししてくれます。

失敗経験でもOK

学生生活で得たことの回答は、成功体験でなくてもかまいません。

失敗経験も時にはアピール材料として大きく役に立ちます。

大事なのは、その経験から何を学んだのか、という点です。

どうして失敗したのか、また失敗してどう感じたのか、それ以降経験を活かして失敗しないように何に注意しているのか、など詳しく説明できるとむしろ成功体験よりも好印象を与えることができる場合もあります。

企業の雰囲気やニーズに合っている?

学生生活は、あなたの人柄や働き方をイメージするヒントになります。

そのため、アピールしたい内容が企業のニーズや雰囲気と合っているのか今一度確認してみてください。

企業の雰囲気やニーズと合っていない場合、言い回しを変えてみるだけで印象はガラッと変わります。

ベストな伝え方を自分なりに模索してみることも大切な工程です。

結論ファーストで簡潔に伝える

どんなアピールをする際にも、必ず意識してほしいことは、結論ファーストで伝えることです。

つまり、いきなりエピソードから話し始めるのではなく、自分が学生生活で得たことを先に完結に伝えてください。

なぜなら、その方が相手にこれから話す内容を、理解してもらいやすくなるからです。

また、単純にエピソードを話すだけではなく、それまでの経験を踏まえた上でどんなことができるのかを、具体的に伝えるようにしてみましょう。

例えば「入社した際には自分の英語力を活かして、海外展開も実現できるように頑張りたいです」のような形で締めくくると、採用担当者にとても良いアピールになります。

採用後のイメージをしてもらうことは採用率を上げることにつながるため、覚えておいてください。

【学生生活で得たこと】学生生活をアピールする際の注意点

学生生活は自由にアピールしても問題ありませんが、大前提として注意しなければいけないことも色々あります。

そのため、ここでは気をつけてほしいポイントを、大きく2つに分けて紹介しましょう。

不適切な表現を使わないようにする

学生生活で得たことを伝える際には、不適切な表現に注意してください。

例えば、よくあるのが物事を誇張して表現するケースです。

ESや面接では少しでも自分を良く見せたい人が多いかもしれませんが、だからといってなんでも誇張して伝えるのはやめましょう。

なぜなら、その内容がすごければすごいほど、相手はさまざまな質問をするようになるからです。

つまり、自分が想定していない質問が飛んでくる可能性もあります。

そこでスムーズにかつ根拠を示せる答えができれば良いですが、人によってはただ焦って何も言えなくなってしまうことも珍しくありません。

また、どんなことを伝える際にも、略語を使ったり専門用語を使ったりするのはやめましょう。

受け身になっている内容にしない

基本的にどんな自己PRをする時も、常に気をつけてほしいのが受け身で話さないようにすることです。

誰かの行動を期待するような内容になってしまうと、それは他人を頼っている印象を相手に与えることにつながります。

企業は自分から考えて行動できるような人材を求めているため、受け身になるような表現をしてしまうと、どんなに良いことをアピールできたとしてもマイナス評価になるでしょう。

例えば「これから貴社で色々教えていただきたいと思います」のような表現ではなく「これから貴社で結果を残せるように、自ら勉強を進めていきたいと思います」のような表現にしてください。

【学生生活で得たこと】学生生活で得たことの回答チェックポイント

続いては「学生生活で得たこと」を考えるためのポイントについて見ていきましょう。

すぐ書きはじめるのではなく、まずはポイントをおさえて概要を考えるようにしてください。

おさえどころがわかっていると、企業側が聞きたいポイントを余すことなく的確に伝えられます。

具体的には下記3点を詳しく見ていきましょう。

  1. 社会人として役立つか
  2. 具体性はあるか
  3. 面接で喋りやすい内容か

1.社会人として役立つか

まず一つ目のポイントとして「社会人として役立つことか」が挙げられます。

例えば「大学で良い友人を得た」という話題を考えてみましょう。

「学生生活で得たこと」という意味においては間違いありませんし、友人を得るというのは素敵なことです。

けれどこの経験は社会人として役立つことでしょうか?

同僚やクライアントと仲良くなるというのは、それなりに意味はありますが、会社は友人を作りにゆく場所ではありません。

素敵な友人を得たということは、就活で話す内容としてはおすすめできないということになります。

ではどういった内容が良いのでしょう?例えば「研究を通じて論理的に考えるクセがついた」といった話題も良いですし、「部活を通じて精神的にタフになった」なんて話題もおすすめです。

どちらも仕事をしていく上で役立つ能力だからです。

2.具体性はあるか

学生生活で得たことを考える場合、具体例も重要です。

例えば「学生生活で英語力が身につきました」とだけ言われたらどうでしょう。

具体例がないため、どれだけの英語力なのかもわかりませんし、本当に英語力が身についているのかすらわかりません。

具体的に「1年間の留学経験で英語力が身につきました」というのであれば、それなりの会話力が想像できます。

また「留学経験」というワードから、チャレンジ精神が伺えますし、留学という話題で面接時の会話が盛り上がる可能性もあります。

あるいは体力に自信があるといった場合「ラグビー部に所属しており、体力に自信があります」と言われれば、誰もが納得するはずです。

このように、学生生活で得たことを考える上で、具体例は欠かせません。

学生生活で得たことが思いつかない…という場合には、話したいエピソードから考えてみるのもおすすめです。

3.面接で喋りやすい内容か

エントリーシートに記載した内容は、面接時の話題として取り上げられるものです。

ですから「学生生活で得たこと」を考える場合、面接対策のことも考えておかねばなりません。

例えば学生生活で1度だけボランティアに参加したとします。

それだけの経験で「ボランティア活動を通じ、助け合いの大切さを知りました」と書いたらどうなるでしょう。

面接時に「ボランティア活動とありますが、どれくらいの頻度で参加していたんですか?」と聞かれた場合にかなり困ることになるはずです。

しどろもどろで「えーっと、まあ夏にするといった感じですかねぇ…、あっあと献血とか…」などと訳の分からない回答をしてしまうかもしれません。

それでは内定が遠のいてしまいます。

そんなことの無いように、自分の経験に基づいた話題を書くようにしてください。

また、エントリーシートは提出前に必ずコピーを取っておきましょう。

何を書いたか思い出せない…といった悲劇を防いでくれます。

【学生生活で得たこと】学生生活で得たことを魅力的に伝える構成

先ほどの例文を見て自分が何を伝えるかをイメージできたと思います。

それでは次に学生生活で得たことを魅力的に伝える構成を大きく三つに分けて解説していきます。

1.結論:私が学生生活で得たことは〇〇です。

自分が1番伝えたい内容は間違いなく結論です。

この結論部分をどこに書くのかが問題ですが、これははじめにはっきりと述べることがベストです。

結論部分をはじめに持ってくることで人事が聞いている質問に対して最初の一文でしっかりアピールできるだけではなく、大きなインパクトも残すことができるのです。

必ず短く一文でご自身が学生生活で得たことを伝えるようにしましょう。

2.エピソード:問題→行動→得られた結果

はじめに結論を述べたら次にその結論に説得力を持たせるためのエピソードを述べていきます

ここで大切なのは問題→行動→得られた結果という流れを意識するということです。

まずは「私は〇〇で〇〇ということをしていました」のように当時力を入れていたことを述べます。

次に「そこで私は〇〇という問題に直面しました」のようにそこで発生した問題について述べます。

さらに「私は〇〇と考え〇〇を行いました」のようにそのときに自分が取った行動を述べます。

最後に「その結果〇〇になりました」と自分が取った行動がどう影響したのかを述べます。

この一連の流れを意識するだけで説得力が増し、より魅力的に伝えられるようになります。

3.将来の展望:この経験を活かして貴社では〇〇に貢献していきたいと考えております。

最後に学生生活で得たことを志望する会社でどう活かしていくのかを述べていきます。

先ほども述べましたが企業は学生の学びが自社に活かせるのかを知ろうとしてます。

そこで、学生時代に得た学びが志望する企業の業務に貢献できることを伝えることで人事に入社に対する熱意や意欲を伝えることができます。

このとき自分が得た学びを企業の業務に関連づけて考えるようにしましょう。

【学生生活で得たこと】例文でチェック、学生生活で得たこと

ここからは学生生活で得たことについて具体的な例文をご紹介していきます。

サークル活動からゼミや研究まで網羅的にご紹介しています。

何か自分に当てはまりそうな内容があればぜひ参考にして例文を作ってみてください。

また、違った種類の例文の内容からヒントが見つかるパターンもあります。

例えば、サークル活動の例文内容が、自分のアルバイト経験の内容と似ているといったことも珍しくありません。

ザックリとで構いませんので全ての例文を一読してみてはいかがでしょうか。

学生生活で得たこと
  • サークル活動
  • アルバイト経験
  • 趣味
  • 留学
  • ゼミ
  • 研究

サークル活動のガクチカ例文

例文

学生生活で得たことは「チームワークの大切さ」です。

大学では野球サークルに所属しているのですが、新入生が集まらず一時はサークル解散の危機にさらされました。

それなりに伝統のあるサークルですから、我々の代でつぶしてしまうというのはできれば避けたいところです。

そこでサークルメンバー一丸となって、翌年の新入生勧誘に向けて動くことになりました。

大きくは2つのアプローチです。

一つはサークル活動を継続させること、そしてもう一つは活動内容をブログやSNSなどで発信することです。

以前は試合にも来ないメンバーがいるほどにゆるい活動内容でしたが、廃部の危機以来、サボるものも出ず、皆率先してサークル活動に参加するようになりました。

活動内容を広めるために、それぞれの得意なことを持ち寄りました

魅力的なHPを立ち上げたメンバー、魅力的な写真を撮るメンバー、文章を書くメンバー、一人ではできないこともチームでは可能ということを身をもって経験しました。

サークル解散の危機を脱することもできましたし、サークル活動自体も活発になったように思います。

アルバイト経験のガクチカ例文

例文

「お客様に感謝されると嬉しい」ということを知れたのが、学生生活で得たことです。

大学入学以来小さな飲食店でアルバイトをしています。

最初は戸惑うことばかりで、お客様にも「大丈夫?」と心配される始末でした。

当時は仕事をするどころか、迷惑をかけていたような気もします。

そんなある日のこと、ちょっとした気遣いがお客様にウケたようで、帰り際に「ありがとう、ごちそう様」と言ってもらうことができました。

直接的に感謝されたことがとてもうれしく感じられたことを今でもよく覚えています。

その日以来、お客様の行動をしっかりと観察し、ちょっとした気遣いができるようになりました。

結果として「ありがとう」を頂けるケースはグッと増え、それが仕事のやりがいに繋がっています。

アルバイトと正社員では仕事の重みも違うとは思いますが沢山の「ありがとう」を頂けるように頑張っていきたいと考えています。

趣味のガクチカ例文

例文

学生生活で得たことは「継続はやはり力になってくれる」ということへの気づきです。

大学入学と同時に、ずっと憧れていたギターを手に入れました。

当然ですが最初は全く弾けません。

「こりゃ無理だな」と諦めそうになっていたのですが、ギターを弾ける友人からの「まずはとにかく続けろ!」というアドバイスを信じ、地味な基礎練習を続けていました。

ブランクもはさみつつ、3ヶ月ほどたったある日、意外なほどにギターが弾けるようになっていました。

そこからはギターを弾くことが楽しくなり、ますます練習に励む日々です。

そんなある日ふと思いついたのが「英語の勉強をしよう」ということです。

続けていればそれなりになるはずと、NHKのラジオ講座を聞くことにしました。

最初は全く聞き取れなかった英語も、続けることによってそれなりに聞き取れるようになるもの。

それに応じてTOEICの点数も伸び、現状では700点です。

英語に関してはもう少し早くからスタートすれば良かったと後悔している部分もあるのですが、続けることの大切さを実感できたことは、学生生活の中でも大きな出来事です。

留学のガクチカ例文

例文

学生生活で最も大きなイベントだったのがカリフォルニアへの留学経験です。

英語力がアップしたということはもちろんなのですが、世界の広さを知れたということが、そこで得た一番の想い出です。

留学先には世界中から学生が集まっていました。

国費で留学しているエリート、超がつくほどお金持ちの子供、兵役を経て学生に戻ったというちょっと年上の方、生まれも育ちも様々です。

そこで日々を過ごしていますと、自分の常識がまったく通用しない世界があることを嫌というほど思い知らされます。

それ以来、グローバルな視点ということを意識するようになりました。

それこそが学生生活で得た一番大きな出来事です。

ゼミのガクチカ例文

例文

ゼミへの参加が最も大きな出来事です。

比較社会学のゼミだったので、できるだけ多くのアンケートを集めるということが一つの大きな研究課題です。

しかもアンケートの対象者は出来る限りランダムであることが求められます。

友人に頼ってばかりというわけにはいきません。

インターネットでのアンケートですと、インターネットになじみがない世代の意見を取り逃がしてしまいます。

街へ出てとにかく多くの人に声をかけるのですが、怪訝な顔をされるばかりです。

1日3件のアンケートが取れれば「今日は頑張った」と言えるほどに効率が悪いものでした。

そこでやり方を工夫することにしました。

そもそも知らない人に「アンケートをお願いします」と言われても、怪しむに決まっています。

そこで怪しさを緩和するため、大学名を全面に出すようにしました。

Tシャツ、のぼりなどを試した結果、腕章が最も信頼されやすいということがわかりました。

今では腕章はゼミのユニフォームです。

ゼミで直接的に学んだ内容はもちろんなのですが、問題に対して、自分なりの工夫を凝らし、改善できたという経験も、ゼミで学べた大きなことの一つです。

研究のガクチカ例文

例文

研究を通じ「現場に行ってとにかく観察する」ということの重要さを知りました。

潮の流れについて研究をしており、基本的にはパソコン上でのシミュレーションがメインとなります。

けれど、どうしても現実とシミュレーション結果が合わないことがあります。

どうしても理由がわからず、気分転換を兼ねて、研究対象である港町を尋ねることにしました。

漁師さんが営むお魚が評判の旅館でのことです。

大学で海の研究をしているという話になったところ「あそこは海底が盛り上がっとるから魚が沢山取れるんや」という一言を得ました。

これまで使っていた地形データでは解像度が荒すぎて、地形の盛り上がりは表現できていません。

それこそが現実とシミュレーション結果が合わない理由の一つだったのです。

実際に現場を確かめると、思わぬ見落としに気付くものです。

今後は現場に足を運べるエンジニアを目指していきたいと考えています。

【学生生活で得たこと】これはNG!な学生生活で得たこと

学生生活で得たことを述べる際にやってはいけないことも存在します。

そこでここからはNGなポイントを2点ご紹介します。

NGポイント
  1. 内容がマニアックすぎる
  2. 得られた結果だけを述べる

1.内容がマニアックすぎる

NGな「学生生活で得たこと」に、話がマニアックすぎるというものがあります。

例えば研究を頑張ったとして、「××刺激が〇〇細胞を活性化するメカニズムの解明に一歩近づきました」と言われても、「そうですか…(何言ってるかわからないけど…)」となるのみです。

この場合であれば「筋肉痛の原因になる〇〇細胞活性化という現象があるのですが、その原因を探るための研究をしています」などと、かみ砕いて説明しない限り、伝わることはないでしょう。

自分とその周りでは間違いなく伝わることも、第三者には全く伝わらないということは良くある話です。

学生生活で得たことを考える際には、第三者にきちんと伝わるのかという視点が欠かせません。

2.得られた結果だけを述べる

学生生活で得たことを述べる際に自分が得た結果だけを述べて満足してはいけません。

大切なのは、得られた結果に焦点を当てるのでなく、そこに至るまでのプロセスを重視するということです。

というのも人事担当者は学生が学生時代に得たスキルや能力だけを知りたいのではなく、学生がどのような取り組みをし、なにを得たのか、そのプロセスを通じて学生の人柄を知ろうとしているからです。

そのため、この記事でも紹介している構成方法を参考にしてエピソードを充実させるように心がけましょう。

【学生生活で得たこと】学生生活で得たことの見つけ方

学生生活で得たことが思い浮かばない方もいると思います。

学生生活で得たことを考える方法は主に学生生活の出来事から考える、自分の強みから考える、志望する企業から考えるの三つの方法があります。

そこで、ここからはそれぞれの方法を詳しく解説していきます。

学生生活で得たことの見つけ方
  • 学生生活の出来事から考える
  • 自己分析をする
  • 自分の強みから考える
  • 自分史から考えてみる
  • 他己分析をしてもらう
  • 志望する企業から考える

学生生活の出来事から考える

一つ目は学生生活の出来事から考える方法です。

まずはご自身が学生時代に最も力を入れて取り組んだことは何かを書き出してみましょう。

例としてはサークル活動、アルバイト、インターン経験、留学、ゼミ、授業、資格取得、趣味、研究などが挙げられます。

こうした出来事から自分はどんな課題にぶつかり、どう対処し、、どう成長したのかを事細かに思い出しましょう。

日記などをつけている方は過去の学生生活を見返してみることもおすすめです。

自己分析をする

2つ目は「自己分析をする」です。

自己分析をすると、今まで気づけなかった自分の考え方や価値観について改めて知るチャンスになります。

自分の長所や強みは、自分にとって「当たり前にやっていること」なので、なかなか気づけません。

自己分析をはじめるまでは「自分の長所=努力してきたこと」と考える人も多いですが、自己分析をされた人のほとんどは、違った結果を知ることになります。

自己分析についてさらに詳しい内容はこちら

自分の強みから考える

自分の強みから考えてみることも方法のひとつです。

自分の強みを考えることで、あなたが学生生活のどのような場面でその強みを発揮できたのか思い出してみましょう。

自分の強みは企業側が知りたいことですし、アピールポイントになります。

何かを学べた際は、自分の強みが生きていることが多い傾向があります。    

例えば部活・サークルにおいて、技術習得がうまくいかず1人で悩んでいるとき、先生や先輩からアドバイスを受け、素直に内容を実践したところ上達したとします。

これは人の意見を素直に聞き入れられる「柔軟性」という強みが発揮された事例です。

このように、自分の強みが発揮された場面を思い出して考えてみましょう。

自分史から考えてみる

自己分析の方法で「自分史」を振り返り、学生生活で得たことを考えるというやり方もあります。

自分史とは過去(細かくする人は少年期から)から今まで経験したことや考えをまとめて年表を作ることです。

自分史を作ることで、自分の思考や価値観について全体像がわかり、どのような価値観があり、どのようなことを重要に思っているのかが見えてきます。

過去の経験を振り返って、自分について客観視できるので学生生活の出来事を考える際にも使えます。

学生生活を学年ごと、行事ごとに分けてみてあなたがどのような経験をしたのかを文章化してみましょう。

自分史についてさらに詳しい内容を知りたい方はこちら

他己分析をしてもらう

これまでの学生生活で得たことが思いつかない場合は、周りから自分の学生時代について色々聞いてみるのも良いでしょう。

その中には、自分がすっかり忘れてしまっているエピソードも、意外とたくさんあるかもしれません。

そして、その中には自分が学生生活で得たことも隠れている可能性があるため、思わぬアピールポイントを発掘できることが期待できます。

そのため、いつも身近にいた友人や先生などにも、声をかけてみてはいかがでしょうか。

志望する企業から考える

三つ目は志望する企業から考える方法です。

まず、自分が志望する企業の社風や業務内容を知り、企業が必要としている人の特徴について考えます。

次に考えた特徴をいくつか紙に書き出し、自分に当てはまっているものを抜粋します。

最後に自身がその特徴を学生生活の中でいつ発揮したのかを考えます。

この方法は必然的に学生生活で得たことが企業に活かせるものになるため、効率よくアピールする内容を決めたい方にはおすすめです。

まとめ:学生生活で得たことを極めれば内定に一歩近づく!

就活で必須の「学生生活で得たこと」について、考え方のポイントや例文について見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

「学生生活で得たこと」はほぼすべての企業で問われることですし、共通して利用できるものなので、早めに考えておきましょう。

「社会で役に立つ内容か」、「具体例はあるか」、そして「面接で喋りやすい内容か」という3つの視点を抑えておけば、面接官に伝わりやすい「学生生活で得たこと」ができるはずです。

それは内定をグッと引き寄せてくれます。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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