「学生生活で得たことってどうやってアピールすれば良いんだろう」
「学生生活で得たことがぱっと思いつかないけどどうしよう」
このように思われている人は多いのではないでしょうか。
就活をはじめたけど、思うようにエントリーシートが書けずモヤモヤされる人もいらっしゃるでしょう。
この記事では学生生活で得たことについて、企業側から聞かれる理由や、書く際のポイントを徹底解説していきます。
スムーズに就活を進めるための参考材料にしてください。
- 企業が学生生活で得たことについて聞く理由
- 学生生活で得たことをアピールする際のポイント
- 他の学生と差別化できる構成例
- 学生生活で得たことについて何を書くか悩んでいる人
- 学生生活で得たことについて書き方を知りたい人
- 例文を参考にしてESを書きたい人
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「学生生活で得たこと」と「ガクチカ」は似ているが違う項目
就活でよく聞かれる学生生活で得たこととガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、似ているようで実は異なる視点が求められる質問です。
どちらも学生時代の経験を語る点では共通していますが、ガクチカはどのような取り組みに力を入れたかという行動や過程に焦点が当たります。
一方で学生生活で得たことは、その経験を通じて自分がどのように成長したか何を学び取ったかという成果や変化に注目されます。
つまり、同じエピソードを使っても何を伝えたいのかが違えば、企業に与える印象も変わってきます。両者の違いをしっかり理解した上で、それぞれの質問に適した切り口で話すことが、選考突破のカギになります。
就活では、自分をどう見せたいかに合わせてエピソードの見せ方を変えるスキルも求められます。自分の経験を柔軟にアレンジしながら、相手の意図に応える回答を意識していきましょう。
【学生生活で得たことの例文】まずは「学生生活で得たこと」の書き方の例を見てみよう
実際にどのように書けばいいのか、文系・理系それぞれのパターンで例文をご紹介します。自分の経験に当てはめながら参考にしてみてください。
また、企業によっては「学生生活で得たこと」を箇条書きで求める場合もありますので、箇条書きで求められる場合の例文も紹介します。
アピールポイント別の例文、エピソード別の例文は下の見出しでも紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
文系の場合の書き方例
「学生生活で得たこと」の例文
私は学生生活を通じて、相手の立場に立って物事を考える「対人スキル」を身につけました。
ゼミ活動やアルバイトの中で、意見が衝突する場面が何度かありましたが、相手の背景や価値観を理解しようと努めることで、より良い関係構築が可能になることを学びました。
特に、アルバイト先で新人教育を担当した際には、相手の理解度に合わせた説明や、フォローアップの重要性を実感しました。
この経験を通じて、周囲との円滑なコミュニケーションを大切にする姿勢が培われたと感じています。
- 人との関わりやチームワークに焦点を当てると伝わりやすい。
- ゼミ、サークル、アルバイトなどの社会性が問われる場面を活用する。
- 相手の立場を理解する姿勢や、コミュニケーション能力の成長を具体的に示す。
- ゼミ活動やアルバイトを通じて、多様な価値観に触れる機会が多かった。
- 意見の衝突時には相手の立場を理解し、対話を重視するよう努めた。
- 新人教育を担当し、個々の理解度に応じた説明やフォローを心がけた。
- 対人関係において柔軟かつ丁寧な対応ができるようになった。
理系の場合の書き方例
「学生生活で得たこと」の例文
私は大学での研究活動を通じて、課題発見と問題解決に向けて粘り強く取り組む姿勢を得ました。卒業研究では、実験が思うように進まず、仮説の立て直しや手法の再考を何度も繰り返しました。
当初は失敗に落ち込むこともありましたが、指導教員とのディスカッションや文献調査を通じて、科学的思考と柔軟な発想の重要性を学びました。この経験から、どんな困難にも前向きに取り組む力が身についたと実感しています。
- 課題に対する取り組み方や思考プロセスを重視する。
- 研究や実験など、専門性やデータに基づいた経験を活かすと効果的。
- 失敗からの学びや、問題解決力の具体的な事例を挙げると説得力が増す。
- 卒業研究で仮説と実験結果の不一致に直面した。
- 原因究明のため、文献調査や手法の再構築を実施。
- 指導教員やチームメンバーと協議しながら粘り強く改善を繰り返した。
- 論理的思考力と、柔軟な発想で課題に取り組む姿勢を得た。
どちらの場合も、単なるエピソード紹介で終わらせるのではなく、「だから今の自分がどう成長したのか」という視点を忘れずに書くことが、印象に残るエントリーにつながります。
【学生生活で得たことの例文】「学生生活で得たこと」がESや履歴書で求められる理由
- 価値観や嗜好生がマッチしているか知りたいから
- 経験から学んで成長する力があるか知りたいから
- 論理的思考力や説明力が知りたいから
学生生活で得たことは、主にESや履歴書で求められます。
しかし、そもそも「なぜ聴かれているのか」を理解できなければ、企業が期待している回答ができません。
ここでは、「学生生活で得たこと」がESや履歴書で求められる主な理由を3つ解説しますので、頭に入れた上で回答を書くようにしましょう。
価値観や嗜好性がマッチしているか知りたいから
企業は「学生生活で得たこと」を通じて、あなたの価値観や行動の動機を知ろうとしています。
それが企業文化や職種とマッチしているかを見極める材料になります。
たとえば「チームで何かを成し遂げることにやりがいを感じる」という価値観をもっていれば、チームワークが重視される職場で活躍できると判断される可能性が高くなります。
そこで、どんな価値観をもった学生が応募してきているのかを、学生生活で得たことのエピソードから知ろうとしているのです。
経験から学んで成長する力があるか知りたいから
社会人としての成長には、自分の経験をもとに学びを得る「内省力」が不可欠です。
企業はあなたが過去の経験からどのように学び、どのように行動を変えてきたかを知ることで、入社後の成長ポテンシャルを見極めようとしています。
学生生活で得たことは、課題を乗り越えた成功経験、もしくは失敗経験から生まれるものです。
そのため、課題や失敗からどのようなことを学び、次に活かそうと努力しているのかをESや履歴書の「学生生活で得たこと」から知りたいと考えています。
論理的思考力や説明力が知りたいから
企業の人事は、ESや履歴書に書かれている言葉の端々から論理的思考力や説明力を知ろうとしています。
逆に言えば、「学生生活で得たこと」を言語化することは、あなたの論理的思考力や伝える力を伝える絶好の機会です。
単なる経験談ではなく、背景・課題・行動・結果・学びという構成で説明することで、筋道立てて話せる力があるかを企業はチェックしています。
これらの能力は、営業職やコンサル職だけでなく、社内営業が必要となるSEや外部の方とのコミュニケーションが必要になる事務職など、様々な職種で必要とされる能力です。
仕事をしていく上で必須となる、物事を伝える能力があることを履歴書やESからきちんとアピールできるよう気を配りましょう。
【学生生活で得たことの例文】「学生生活で得たもの」の例
実際に「学生生活で得たこと」の回答を作成していると、何をアピールしたら良いのかわからない、と言う方もいらっしゃるかと思います。
そこで、「学生生活で得たもの」の例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ビジネススキルや強み
学生生活の中で得られるビジネススキルや強みには、以下のようなものがあります。
- プレゼンテーション能力(ゼミでの発表経験)
- データ分析力(卒業研究やアルバイトでの実績)
- タイムマネジメント力(学業とアルバイト・サークル活動の両立)
- 問題解決力(サークルでのトラブル対応)
- リーダーシップ(チームプロジェクトのリーダー経験)
これらを学生生活で得たこととして伝える際は、単なるスキル紹介にとどまらず、なぜそのスキルが身についたのか、どのような場面で発揮されたのかを具体的に説明することが重要です。
たとえばリーダーシップをアピールする場合は、多様なメンバーとどう協力し、目標達成に導いたかなどの具体的なエピソードを添えることで、より説得力が増します。自分がビジネスの現場でも貢献できる人材であることを意識して伝えてみましょう。
専門的な知識
学生生活で培った専門的な知識には、以下のような例があります。
- 経済学の分析フレームワーク(経済学部)
- プログラミングスキル(情報系学部)
- 法律知識(法学部)
- 栄養学・健康管理(栄養学科)
- 語学力・異文化理解(国際系学部)
学生生活で得たこととして専門知識をアピールする際は、その知識がどのような実践を通じて深まったのかや将来の仕事でどのように活かせるのかといった視点を盛り込むと効果的です。
たとえば、プログラミングスキルを学んだだけでなく、アプリ開発プロジェクトに参加し、実際にチームでサービスをリリースしたといった経験があれば、その知識が実践に裏打ちされていることが伝わります。
専門性を持つ強みを、業界や職種への関心と結び付けて語ることで、より印象的なアピールにつながります。
社会人としての基礎能力
社会人としての基礎能力を養った例として、以下のような内容が挙げられます。
- 報・連・相の徹底(アルバイト先での経験)
- コミュニケーション能力(グループワークやボランティア)
- 継続力(資格取得に向けた学習)
- 柔軟性(新しい環境への適応経験)
- 時間管理(忙しいスケジュールの中での工夫)
これらのスキルは、特別な経験がなくても、日常の中で意識的に取り組んできたことを丁寧に振り返ることで言語化できます。
大変だったが、工夫を重ねて乗り越えたといった過程を含めると、リアリティが増し、自分らしいアピールが可能になります。
社会人に必要な力をすでに備えていることを伝えることは、企業にとって安心材料となります。小さな経験でも、自分なりの工夫や成長があれば、積極的に取り上げていきましょう。
人間性(思いやり)
人間性や思いやりを育んだ経験として、以下のような事例があります。
- 家族の介護を手伝った経験
- サークル内でのメンバーサポート
- ボランティア活動での地域交流
- 留学生のサポートや国際交流
- 接客アルバイトでの心配り
人間性のアピールは、言葉だけでは伝わりにくいため、具体的な行動や相手の反応を盛り込むことが大切です。
例えば、接客アルバイトで常連のお客様の好みを覚えて先回りした対応をした結果、感謝の言葉をいただいたなど、相手の立場に立って行動したエピソードは、あなたの思いやりの深さを感じさせます。
ビジネスの場でも、チームや顧客との信頼関係を築くためには、人間的な魅力が重要です。自分がどのように人と関わってきたかを振り返り、その中で得た気づきを丁寧に伝えてみましょう。
【学生生活で得たことの例文】よく使われるエピソード5選
学生生活で得たことをESや履歴書で伝える際、多くの就活生が選ぶ定番のエピソードがあります。
- ・部活動のエピソード
- ・サークルのエピソード
- ・アルバイトのエピソード
- ・学業のエピソード
- ボランティアのエピソード
これらのエピソードは、身近で取り組みやすく、自己成長や学びを具体的に表現しやすい点が特徴です。
企業側もよく目にするテーマだからこそ、エピソードの質や伝え方が重要になります。
ここでは「部活動」「サークル」「アルバイト」「学業」「ボランティア」という、よく使われる5つのジャンルに分けて、選ばれる理由や書く際のポイント、さらに実際に使える例を紹介します。
それぞれの経験がもつ意味を再確認し、自分らしい表現で伝えられるようにしましょう。
部活動のエピソード
部活動は継続的な努力やチームワーク、目標に向かって努力する姿勢が伝えやすいため、企業からの評価が高いエピソードのひとつです。
特に団体競技の場合、役割分担や協調性といった社会人に求められる素養が自然と身につく点が評価されます。
単に「部活動を頑張った」ではなく、どのような困難をどう乗り越えたか、自分の成長や周囲との関わりを中心に書くと効果的です。
リーダーシップを発揮した経験や、ポジション変更に対応した柔軟性など、具体的なエピソードを交えると説得力が増します。
- 主将としてチームをまとめ、地区大会で初の優勝を達成した
- 怪我を乗り越え、サポート役としてチームに貢献した
- 後輩指導を通じてコミュニケーション力が向上した
- ポジション変更に対応し、適応力の大切さを実感した
- 長期的な目標に向けた地道なトレーニングの継続をした
サークルのエピソード
サークル活動は自由度が高く、企画・運営・人間関係など、幅広い経験を積める点が魅力です。
自分の意思で参加していることから、主体性や興味関心の方向性も伝えやすくなります。
自主的な取り組みや工夫、メンバーとの関係性などを具体的に描写することで、企業が知りたい「価値観」や「行動の動機」が伝わります。
成果だけでなく、プロセスに焦点を当てることも重要です。
- 新歓イベントの企画運営で100名以上を集客した
- 会計担当として予算管理を通じて数字に強くなった
- 意見の対立を乗り越え、合意形成の経験を積んだ
- 外部団体と合同イベントを実施し、調整力を発揮した
- サークル存続の危機を救うためにメンバー勧誘を主導した
アルバイトのエピソード
実際の職場環境での経験は、社会人としての基礎力を証明するのに適しています。
接客、チームワーク、責任感など、仕事に直結するスキルが伝わりやすい点が強みです。
【書く際のポイント】 単なる作業内容ではなく、「なぜその仕事を選んだのか」「どんな工夫をしたのか」「成長した点はどこか」といった観点で具体的に記述すると、主体性や問題解決力が伝わります。
- 接客アルバイトでクレーム対応を任され、冷静な対応力を習得
- キッチン業務で業務効率化の提案を採用された
- 新人研修を担当し、指導力を発揮した
- 多国籍スタッフとの協働で異文化理解を深めた
- 長期勤務でシフトリーダーとして責任ある役割を担った
学業のエピソード
勉強に対する姿勢や粘り強さをアピールできるため、コツコツ努力するタイプの学生に向いています。
研究やゼミ活動など、専門性や論理的思考力を示せる点も評価されます。
学業を通じてどのような課題に取り組み、何を得たかを明確に示すことが大切です。
特にゼミや卒論など、主体的にテーマを選び、深く考えた経験があると強みになります。
- ゼミ活動でチーム研究をリードし、学会発表を経験した
- 卒業論文で地域課題に取り組み、実地調査を実施した
- 苦手科目を克服するための勉強法を確立した
- 留学生とのグループワークで多様な意見を吸収した
- 授業外でも学びを深めるため関連書籍を自主的に読破した
ボランティアのエピソード
利他的な行動から得られる学びや、人との関わりを通じた気づきが深く、自分の価値観を伝える手段として有効です。
自己中心的でない姿勢を企業に印象づけられます。
なぜそのボランティアに参加したのかという動機や、現場で感じた課題、どんな行動を取ったかを明確にしましょう。
感情だけでなく、そこから得た学びを冷静に言語化することが大切です。
- 被災地ボランティアで現地の声に耳を傾ける力を実感した
- 地域清掃活動を通じて環境意識が高まった
- 子ども支援活動で計画性と柔軟性を養った
- 障がい者支援の現場で相手の立場に立つ重要性を学んだ
- イベント運営ボランティアで多様な人と協力する経験を積んだ
【学生生活で得たことの例文】差別化しやすいエピソード5選
就活では、他の学生と差をつけることも重要なポイントです。
- 長期インターンのエピソード
- 資格取得のエピソード
- 留学のエピソード
- 読書のエピソード
- 趣味・特技のエピソード
定番のエピソードが多く並ぶ中で、自分だけの個性や経験をアピールできる内容を盛り込むことで、企業の記憶に残る存在になれます。
ここでは、比較的取り組んでいる人が少ない「長期インターン」「資格取得」「留学」「読書」「趣味・特技」といったテーマを取り上げます。
それぞれのエピソードが持つ差別化の強みや、書く際に意識すべきポイント、実際に活用できる例文のヒントを紹介しますので、当てはまるエピソードを持っている方はぜひ積極的に活用してみてください。
長期インターンのエピソード
長期インターンは、実際のビジネス現場での実務経験ができるため、他の学生と比べて即戦力に近いアピールが可能です。
また、実務を通じて得た課題解決力や報連相の習慣など、社会人に必要なスキルが身につくため、企業からの評価も高い傾向にあります。
業務内容の説明に終始するのではなく、そこでどのような課題に直面し、どのような工夫や努力をして成果を出したのかに焦点を当てましょう。
また、ビジネス的な視点や改善提案など、主体性が感じられるエピソードを盛り込むと、より説得力が増します。
- 営業アシスタントとして顧客データ管理を効率化し、業務時間を20%削減した
- ベンチャー企業でのSNS運用を任され、フォロワー数を2倍に増加させた
- 商品企画の提案が採用され、実際に販売されるまでのプロセスを担当した
- 顧客対応マニュアルの改善案を提出し、クレーム数を減少させた
- チームの業務進捗を可視化するツールを提案し、プロジェクト管理に貢献した
資格取得のエピソード
資格取得のエピソードは、自主的な学びへの姿勢や目標達成のための継続力を伝えるのに適しています。
特に学業やアルバイトと両立しながら努力を重ねた場合、その姿勢が高く評価されます。
難易度の高い資格であれば、なおさら努力や計画力の証明になります。
資格そのものの価値だけでなく、「なぜその資格を目指したのか」「どのような工夫をして学習を進めたのか」「途中でどんな壁があったのか」などの過程に焦点を当てて記述することが大切です。
特にスケジュール管理やモチベーション維持の工夫など、社会人として必要なスキルに結びつけるとより効果的です。
- 忙しいゼミ活動と並行して簿記2級を独学で取得した
- 英語力を高めるためTOEICで900点を達成する計画を立て、半年で達成させた
- ITパスポート試験に挑戦し、業界理解を深めた
- 毎日の学習ルーティンを決めて宅建の取得に成功した
- 仲間と勉強会を開催し、FP3級を一緒に合格した
留学のエピソード
留学経験は、異文化理解や語学力の習得だけでなく、適応力や主体性、チャレンジ精神を示すエピソードとして非常に有効です。
自分の意思で新しい環境に飛び込んだ経験は、企業にとっても大きな魅力として映ります。
単に「留学しました」という報告ではなく、「どのような目的で行ったか」「現地でどんな壁に直面したか」「どう乗り越えたか」「何を学んだか」を具体的に伝えましょう。
また、帰国後の行動変化について触れると、学びを活かす力もアピールできます。
- 英語力向上のための語学留学でプレゼン力を鍛えた
- 文化の違いに戸惑いながらも現地サークルで友人を作った
- 単位取得を目指す中で現地学生と積極的に議論し、視野を広げた
- 生活面の困難(家探しや食生活)を乗り越え、自己管理力が向上した
- 帰国後、留学生支援ボランティアとして経験を活かした
読書のエピソード
読書は一見地味なエピソードに見えますが、思考力や知的好奇心の高さ、自己成長への意欲を示す材料となります。
特に特定のテーマに関する継続的な読書は、志望職種や業界との関係性をアピールするのに効果的です。
ただ「本を読んだ」というだけでなく、どの本にどんな影響を受けたのか、読後の行動や価値観の変化を具体的に語ることが大切です。
読書をきっかけにした実践や学びの深化を伝えましょう。
- 経営書を読み、ビジネスコンテストに挑戦した
- 心理学の本から対人関係のヒントを得て、人間関係が円滑になった
- SDGs関連書籍を読み、環境サークルに参加した
- 歴史書を通じてリーダーシップについて学び、サークルで実践した
- 哲学書を読んだことが自己分析の深まりに繋がった
趣味・特技のエピソード
趣味や特技は個性を際立たせる絶好の材料です。
特に継続性や挑戦を伴うものは、自己管理能力や目標達成力の証明にもなります。
また、そこに取り組む理由や姿勢から、価値観や考え方を知る手がかりにもなります。
単に「好きでやっている」ではなく、どんな工夫をして上達したのか、どんな課題を乗り越えたのかを丁寧に描写しましょう。
また、趣味を通じた対人関係や、自己理解の深化に繋がった点を述べると好印象です。
- マラソンの大会に継続的に参加し、記録更新を目指して努力した
- 楽器の演奏を続け、地域のイベントで披露した
- イラスト制作をSNSで発信し、ファンとの交流が広がった
- 写真撮影を通して地域の魅力を発信するプロジェクトに参加した
- 料理に挑戦し、家族や友人にふるまう中でコミュニケーション力が向上した
【学生生活で得たことの例文】エピソードがない時の探し方5選
就活で「学生生活で得たこと」をアピールする際は、そもそもアピールできる出来事が何もない…と困ってしまう人も多いでしょう。
そんなときは、さまざまなアプローチで「学生生活で得たこと」を探していくことが大切です。
アピールできることがない…と困っている人は、以下のポイントを意識してこれまでの出来事を振り返ってみてください。
- 学生生活の出来事で最も印象深い経験を探す
- 自分の強みや長所から探す
- 志望企業の求める人物像から探す
- エントリーシートなどに使いやすい内容を探す
- 高校・中学時代の経験から探す
上記3つの探し方を意識して出来事を振り返ったり自分の強みを思い出したりすれば、学生生活で得たこともアピールしやすくなります。
では、探し方のポイントを詳しく見ていきましょう。
1. 学生生活の出来事で最も印象深い経験を探す
「学生生活で得たこと」を述べるうえで内容が思いつかないときは、まず、学生生活の出来事を振り返ったうえで最も印象深い経験を探してみましょう。
大学生として毎日を過ごす中では、非常に多くのことを経験するため、その中には多かれ少なかれ印象に残っている出来事があるはずです。
授業やゼミでの研究活動、サークル、部活などを一通り振り返り、強い印象のある出来事を思い出しましょう。
「いい経験だった」「とても勉強になった」などの印象がある出来事には、何らかの学びがあり、そこから自分自身の成長につながっているものです。
軽く考えただけでは思い出せないことでも、一つずつじっくり思い出を振り返れば、印象深い経験から「学生生活で得たこと」は見つかるでしょう。
なお、関連する内容として「学業で取り組んだこと」を魅力的に伝えるコツについては、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
2. 自分の強みや長所から探す
「学生生活で得たこと」をアピールする際に内容が思いつかないときは、自分の強みや長所をチェックし、そこから関連する出来事を思い出す方法もあります。
強みを発揮した経験、自分の長所に気づいた経験は、学生生活で得たことに通ずるものがあるといえます。
たとえばコミュニケーション能力が長所である場合は、その能力をよく磨いてきた経験を思い出すと良いでしょう。
留学やサークル活動を通じて、苦手だったコミュニケーションが磨かれ、すっかり強みにできるようになった…という場合は、学生生活で得たこととしてアピールできる可能性があります。
なお、就活では自己分析が必須となるため、すでに自己PRでアピールする強みや、長所・短所についてまとめている人も多いでしょう。
そんなときは自分が思う強みや長所を一つひとつチェックし、強み・長所に関係する経験を思い出してみてください。
なお、長所一覧は以下をチェックしてみましょう。
3. 志望企業の求める人物像から探す
就活で「学生生活で得たこと」を述べるにあたって、自分の得てきたことがわからない場合は、志望先企業が求める人物像から探すアプローチを検討してみましょう。
具体的には、以下の手順で探していく流れになります。
- 志望先企業について研究を重ね、企業が求める人物像の特徴を理解する
- その特徴の中から、自分に当てはまる特徴をピックアップする
- ピックアップした特徴を、学生時代のどんな経験の中で発揮したのか考える
上記の流れを意識し、企業が求める人物像から「学生生活で得たこと」を考えれば、より企業にとって印象に残るアピールができます。
企業はマッチ度の高い学生には積極的に興味を持ち、入社後の活躍に期待を持つものです。
企業が大事にする理念・社風と相性の良い学生であることをアピールできれば、内定にはつながりやすくなるため、志望先企業の求める人物像からエピソードを探すことは大切です。
4. エントリーシートなどに使いやすい内容を探す
学生生活で得たことを見つける際は、エントリーシートなどに記載するうえで適したエピソードを考えることが重要です。
学生生活の中ではさまざまなことを経験しますが、そのことに触れる際に、やはり印象が良いのは将来的に仕事にも活かされやすい経験です。
たとえば部活やサークル活動で団体活動に取り組み、協調性やチームワークを学んできたのなら、その経験は社会人として働くうえで良い経験になるのは間違いありません。
協調性やチームワークを発揮しながら仕事に取り組まなければならない場面はたくさんあるため、そういった能力を培ってきたエピソードはエントリーシートに使いやすいでしょう。
企業から評価されやすいこと、将来的に仕事で活きることなどの点に基づき、使いやすいエピソードをチョイスしてみてください。
5. 高校・中学時代の経験から探す
どうしても大学時代に「アピールできるような出来事がない」と感じる場合は、高校や中学時代の経験にさかのぼって振り返るのも一つの方法です。
これはあくまで最終手段ではありますが、学生時代を通じての成長を伝えるうえで、有効なアプローチになることもあります。
たとえば、高校時代に部活動や生徒会、学校行事などでリーダーシップを発揮した経験、苦手科目を克服するために地道な努力を重ねた経験などは、今の自分につながる価値ある学びとして十分に伝えることができます。
大切なのは、「当時の経験から何を得て、今の自分にどう活かされているか」をセットで語ることです。
単に過去の出来事を話すのではなく、その経験が現在の自分にどのような影響を与えているのかを明確に伝えることで、説得力が生まれます。
もちろん、大学時代のエピソードが最も望ましいですが、無理にひねり出すよりも、等身大の自分を誠実に伝えることが大切です。
自信を持って、自分の歩みを丁寧に振り返ってみましょう。
【学生生活で得たことの例文】魅力的に伝える構成
先ほどの例文を見て自分が何を伝えるかをイメージできたと思います。
それでは次に学生生活で得たことを魅力的に伝える構成を大きく三つに分けて解説していきます。
1.結論:私が学生生活で得たことは〇〇です。
自分が1番伝えたい内容は間違いなく結論です。
この結論部分をどこに書くのかが問題ですが、これははじめにはっきりと述べることがベストです。
結論部分をはじめに持ってくることで人事が聞いている質問に対して最初の一文でしっかりアピールできるだけではなく、大きなインパクトも残すことができるのです。
必ず短く一文でご自身が学生生活で得たことを伝えるようにしましょう。
2.エピソード:問題→行動→得られた結果
はじめに結論を述べたら次にその結論に説得力を持たせるためのエピソードを述べていきます
ここで大切なのは問題→行動→得られた結果という流れを意識するということです。
まずは「私は〇〇で〇〇ということをしていました」のように当時力を入れていたことを述べます。
次に「そこで私は〇〇という問題に直面しました」のようにそこで発生した問題について述べます。
さらに「私は〇〇と考え〇〇を行いました」のようにそのときに自分が取った行動を述べます。
最後に「その結果〇〇になりました」と自分が取った行動がどう影響したのかを述べます。
この一連の流れを意識するだけで説得力が増し、より魅力的に伝えられるようになります。
3.将来の展望:この経験を活かして貴社では〇〇に貢献していきたいと考えております。
最後に学生生活で得たことを志望する会社でどう活かしていくのかを述べていきます。
先ほども述べましたが企業は学生の学びが自社に活かせるのかを知ろうとしてます。
そこで、学生時代に得た学びが志望する企業の業務に貢献できることを伝えることで人事に入社に対する熱意や意欲を伝えることができます。
このとき自分が得た学びを企業の業務に関連づけて考えるようにしましょう。
【学生生活で得たことの例文】アピールのための伝え方のポイント
「学生生活で得たこと」は、自分の成長や価値観を伝えるうえで非常に重要な要素です。
- 学生生活で得たことは抽象的にする
- エピソードは具体的に伝える
- 数字を入れて分かりやすく伝える
- 成功体験にこだわらない
- 仕事での再現性をアピールする
しかし、伝え方を誤ると、せっかくの経験も十分に魅力が伝わらないことがあります。
ここでは、企業にしっかりアピールするための5つの伝え方のポイントをご紹介します。
学生生活で得たことは抽象的にする
「学生生活で得たこと」を伝える際は、結論部分をあえて少し抽象的に表現することが効果的です。
抽象的な表現にすることで、企業の面接官が自社の業務や環境と結びつけて、あなたの活躍をイメージしやすくなります。
たとえば、「協調性」「粘り強さ」「状況把握力」などのキーワードは、さまざまな場面に当てはめることができるため、どの企業にも応用が利きます。
「抽象化」とは、複数の体験やエピソードに共通する要素を見つけ出して、一つの言葉にまとめることです。
このように、経験を一度抽象化してから話すことで、話の導入としてもスムーズで、聞き手に理解されやすいアピールにつながります。
エピソードは具体的に伝える
結論が抽象的であっても、その裏付けとなるエピソードは具体的に伝えることが大切です。
採用担当に「その場面を思い浮かべてもらえる」ような描写を意識しましょう。
たとえば「協調性を発揮した」と伝えるだけでなく、「部活動で意見が対立した際に、メンバーの意見を整理して落としどころを見つけた」といったように、問題→行動→結果の流れを明確にします。
ただし、内容を詰め込みすぎて冗長にならないよう注意が必要です。
話の中心を見極め、余計な背景や説明は省いて、要点を簡潔に伝えることがポイントです。
端的で具体的な説明は、面接官が深掘りしやすくなるため、会話の流れもスムーズになります。
数字を入れて分かりやすく伝える
面接やESでは、相手に短時間で内容を理解してもらうことが求められます。
そのため、具体的な数字を用いることで、説得力と分かりやすさがぐっと増します。
たとえば、「売上が増えた」よりも「売上が前年比120%になった」、「多くの人に影響を与えた」よりも「30名のチームに影響を与えた」と表現することで、聞き手が状況を具体的にイメージしやすくなります。
数字を使うことで、あなたの成果が客観的に評価されると同時に、ビジネス感覚のある学生という印象を与えることができます。
大きな数字でなくても、変化や割合を表すことでも効果的です。
成功体験にこだわらない
「学生生活で得たこと」は、必ずしも成功した経験である必要はありません。
むしろ、困難を経験し、それを乗り越える過程や学びがあるエピソードの方が、リアリティがあり、人間的な魅力が伝わることも多いです。
たとえば、プレゼンで失敗した経験があったとしても、その後にどう改善したか、何を学んだかを丁寧に語れば、成長の過程として評価される可能性は十分にあります。
就活では、「完璧な人間」よりも、「失敗から学び、前に進める人材」が求められています。
自分の弱さも認めながら、そこから得た気づきや変化をしっかり伝えることが、印象的なアピールにつながります。
仕事での再現性をアピールする
最後に、学生生活で得たことが将来の仕事でどう活かせるのかを明確に伝えることが非常に重要です。
企業は、「この人は入社後にどのように活躍してくれるだろうか」と常に考えています。
そのため、自分が得た能力や価値観を、志望する企業の業務や環境にどう応用できるのかを具体的に示しましょう。
たとえば、「課題解決力を活かして、御社の企画業務に貢献したい」といったように、自分の経験と企業の求める資質をリンクさせることがカギです。
「この学生なら、うちで活躍してくれそうだ」と感じてもらえる内容にすることで、面接官の印象にも強く残ります。
【学生生活で得たことの例文】伝える際にやってはいけないこと
「学生生活で得たこと」を伝える際、魅力を十分に伝えられない原因のひとつが、話し方や内容の選び方に問題があることです。
- 結果や実績だけを伝える
- 専門的すぎる内容にしてしまう
どれほど素晴らしい経験でも、伝え方を間違えてしまうと評価につながらない可能性があります。
ここでは、学生生活で得たことをアピールする際に避けるべきNG行動を具体的にご紹介します。
しっかりとポイントを押さえて、誤解を招かない伝え方を意識していきましょう。
結果や実績だけを伝える
つい誇りに思う成果を伝えたくなりますが、結果や実績ばかりを強調してしまうと逆効果になってしまうことがあります。
企業が知りたいのは、「どのような経験を通じて、何を学び、それがどのように身についているのか」というプロセスや気づきの部分です。
たとえば、「大会で優勝しました」「学業で高評価を取りました」といった結果だけでは、その背景が見えてきません。
その結果に至るまでの努力や、直面した課題、そこからの学びを伝えることで、あなたの人柄や思考力、行動力が伝わります。
結果はあくまで補足として扱い、「何を得たか」「どのように成長したか」に焦点を当てましょう。
専門的すぎる内容にしてしまう
大学で専門的な学びをしていると、その内容をそのまま就活でもアピールしたくなるものです。
しかし、採用担当者はその分野の専門家ではない場合が多く、難解な専門用語や専門的な説明をされても、理解が追いつかないことがあります。
そのため、たとえば「マルチエージェントシステムにおける最適化理論を活用した…」といった難しい表現は、できるだけかみ砕いて、誰にでも伝わるようにする必要があります。
「チームの行動をシミュレーションするプログラムを作成し、効率的な方法を検証した」と言い換えるだけで、ぐっと理解しやすくなります。
相手の立場に立って伝えるという姿勢が、社会人としての基本的なコミュニケーション力としても評価されるでしょう。
【学生生活で得たことの例文】アピールポイント別の例文
学生生活で得たことを伝えるうえで高評価を得るためには、具体的なアピールポイントを事前に理解しておく必要があります。
あとの項目で取り上げる例文でも活用されているように、高評価を得るためのアピールポイントはガクチカに使用しやすいうえに、入社後の展望にも利用できることが魅力です。
主なアピールポイントは、以下の7つが挙げられます。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 計画性
- 行動力
- 分析力
- 積極性
- 成長意欲
- 協調性
- 継続力
- リーダーシップ
- コミュニケーション能力
論理的思考力
論理的思考力とは、複雑で難解な物事を整理し、理にかなった解決策を導き出すことができる能力です。
働くうえで論理的思考力があると、課題やトラブルに対して適切な対処ができ、状況を好転させる力になります。特に、課題解決型のプロジェクトにおいて強く求められるスキルです。
ガクチカ例文
私は飲食店でのアルバイト中、来客数の減少という課題に対し、売上分析と改善提案を行いました。
過去3ヶ月の売上と来客データを集計し、雨天時の売上が大幅に落ちていることに着目。
そこで「雨の日限定の割引キャンペーン」を提案・実施し、結果的に該当日の来客数が平均120%に回復しました。
この経験を通じて、根拠あるデータ分析と仮説検証の重要性を学びました。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、他人と意見を交わしたり必要な連絡を取り合ったりすることで、信頼関係を構築する能力です。
業界や職種問わず、人と人との関係が仕事の基本となるため、就活でも非常に重視されるスキルの一つです。
「相手の立場に立って考える」「情報を正確に伝える」など、具体的な行動とともにアピールすることがポイントです。
ガクチカ例文
私は大学2年次から、地元の観光協会でインターンとして活動し、外国人観光客向けの町歩きツアーの企画・ガイド業務を担当しました。
当初、言語の壁や文化の違いに戸惑いましたが、「相手の立場に立って考える」ことを意識しました。
特に印象深かったのは、ある中国人家族とのエピソードです。
言葉が通じず困っていた際、スマートフォンの翻訳アプリや筆談を活用し、最後には「最高の思い出になった」と喜んでいただけました。
この経験を通じて、言語に限らない多様なコミュニケーション方法の重要性を学びました。
計画性
計画性は、目的達成のために効率的なスケジュールや手順を立て、着実に実行できる能力です。
仕事では納期や目標がある中で複数タスクを進めることが求められるため、就活でも注目されます。
ガクチカ例文
私は学園祭での模擬店運営リーダーとして、準備から当日運営までの全体スケジュールを作成しました。
各工程に明確な期限を設け、週ごとのタスク管理表を作成し、全メンバーと共有。
定期的に進捗確認を行うことで遅延を未然に防ぎ、最終的に前年比1.5倍の売上を記録しました。
この経験から、計画性の重要性と管理スキルを実践的に学びました。
行動力
行動力とは、自分の考えを行動に移し、成果を出す力のことです。特に「自ら動く姿勢」は、リーダーシップや課題解決の現場で求められます。
ガクチカ例文
私はゼミの活動で「地域課題に関するフィールドワーク」を提案し、実現に向けた準備を主導しました。
担当教授への企画書提出、地域団体との交渉、日程調整までを担当し、結果として全ゼミ生が地域の高齢化問題について現場で学ぶ機会を創出できました。
この経験から、アイデアを実現するには「行動に移す力」が不可欠であることを実感しました。
分析力
分析力とは、状況やデータから本質的な課題や原因を読み解き、解決策を導く力です。
マーケティング・コンサル職などはもちろん、業種を問わず論理的な問題解決を求められる場面で活きるスキルです。
ガクチカ例文
私はSNSを活用したサークルの広報担当を務めており、発信内容とフォロワー数の相関関係を分析しました。
週ごとの投稿数・内容・いいね数を記録し、イベント告知が最も反応が良いことに注目。
その結果、イベント前にリール動画を活用するなど戦略的な投稿を行い、参加者数が前回の約2倍に増加しました。
分析と行動を結びつけることで、結果を出せることを実感しました。
積極性
積極性は、主体的に物事に取り組み、前向きにチャレンジする姿勢のことです。
特に「自ら提案する」「周囲を巻き込む」経験があると、評価されやすくなります。
ガクチカ例文
私は学生向けフリーペーパー制作のプロジェクトにおいて、誌面デザインの見直しを自ら提案しました。
読者アンケートで「読みにくい」との声が多かったことから、既存デザインを検証し、見出しサイズや行間の改善案を提示。
編集メンバーと協働し、試作を重ねた結果、「見やすくなった」との声が多数寄せられ、発行部数も増加しました。
課題に対して前向きに行動できたことが成果に繋がったと感じています。
成長意欲
成長意欲とは、常に自分を高めようとする姿勢であり、変化に柔軟に対応しながら進化していくための原動力になります。
ガクチカ例文
私はプログラミング未経験からIT系インターンに挑戦するため、大学2年次に独学でPythonの学習を始めました。
毎日1時間の学習を継続し、3ヶ月後には簡単なWebアプリを作成できるまでに成長。
インターン先では、基礎スキルを活かして社内の簡単な業務効率化ツールを提案し、実際に導入されました。
新たな挑戦を通じて、成長意欲の大切さと継続の力を実感しました。
協調性
協調性とは、チームやグループの中で他者と協力し、共通の目標に向かって円滑に物事を進めていく力です。
多様な考え方を尊重し、対立を調整しながら合意形成を図る力として、企業では非常に重視されます。
協調性をアピールするには、「異なる価値観をもつメンバーとの協働」「意見の対立をまとめた経験」などを具体的に示すと効果的です。
ガクチカ例文
私は大学の国際交流サークルで、多様な背景を持つ学生たちと協力して、年間最大のイベント「世界文化祭」を成功させました。
20カ国以上からの留学生と日本人学生が集まる中、意見の対立や文化の違いによる誤解が生じることも。
そんな時、私は各メンバーの考えを丁寧に聞き、共通点を見出すことに注力しました。
例えば、食事の提供方法で意見が分かれた際、「多様性の尊重」という共通の目的を再確認し、ビュッフェ形式と座席での提供を組み合わせる妥協案を提案しました。
結果、来場者から「多様な文化を体験できた」と好評を得ました。
この経験から、多様性を尊重しつつ、共通の目標に向かって協力することの重要性を学びました。
継続力
継続力とは、目標に向かって粘り強く努力を続ける力のことです。
特に困難な状況やモチベーションが下がる中でも、諦めずに取り組み続けられる人材は、入社後も信頼される存在となります。
継続力をアピールする際は「長期的に取り組んだ習慣」「努力を続けて得た成果」などを軸にすると良いでしょう。
ガクチカ例文
私は大学入学時から4年間、毎朝5時に起床してジョギングを続けてきました。
当初の目的は、高校時代に部活で痛めた膝の回復でしたが、次第に自己鍛錬の場へと変化。
雨の日も、試験期間中も欠かさず続け、体力向上だけでなく、精神力も鍛えられました。
特に印象深いのは、3年次の就職活動期です。
早朝のジョギング中に、その日のエントリーシート作成の構想を練ることで、効率的に準備を進められました。
また、この習慣を通じて、地域の方々との交流も生まれ、挨拶を交わすことが日課になりました。
さらに、SNSで活動を発信したところ、「一緒に走りたい」という声が集まり、小さなランニングコミュニティが形成されました。
この経験から、継続は自己成長だけでなく、周囲にも良い影響を与えることを学びました。
リーダーシップ
リーダーシップとは、目標に向けてチームを導き、メンバーの能力を最大限に引き出しながら成果をあげる力です。
企業では、将来的に組織を動かす人材かどうかを判断する重要な指標の一つです。
役職経験の有無にかかわらず、「誰かを巻き込んだ経験」や「組織全体を動かした経験」をベースに語ると効果的です。
ガクチカ例文
大学3年次に、所属するゼミの代表として、50名規模の学術シンポジウムを企画・運営しました。
当初、メンバーの専門分野や興味が異なり、方向性の統一に苦心しましたが、個別面談を重ね、各自の関心事をマッピングしました。
また、役割分担では、各メンバーの強みを活かせるよう配慮し、苦手な分野はサポート体制を整備しました。
例えば、人前で話すのが苦手なAさんには、資料作成を担当してもらい、プレゼンはペアを組んで行うよう提案しました。
準備過程で生じた意見対立には、双方の主張を整理し、第三の選択肢を提示することで解決しました。
シンポジウム当日は、予想を上回る来場者を迎え、活発な議論が展開されました。
この経験から、メンバーの個性を尊重しつつ、全体の目標達成に導くリーダーシップの在り方を学びました。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力とは、相手の話を正確に理解し、自分の考えを的確に伝える力です。
企業では、社内外の関係者とのやりとりや、チームでの業務推進に欠かせないスキルとして重要視されます。
コミュニケーション能力を語る際には、立場の異なる人と関わった経験や、多様な方法で意思疎通を図った工夫を示すと良いでしょう。
ガクチカ例文
私は大学2年次から、地元の観光協会でインターンとして活動し、外国人観光客向けの町歩きツアーの企画・ガイド業務を担当しました。
当初、言語の壁や文化の違いに戸惑いましたが、「相手の立場に立って考える」ことを意識しました。
また、観光客の興味に合わせて臨機応変にルートを変更するなど、柔軟な対応を心がけました。
特に印象深かったのは、ある中国人家族とのエピソードです。
言葉が通じず困っていた際、スマートフォンの翻訳アプリを活用しました。
さらに、筆談や絵を描くなど、あらゆる手段でコミュニケーションを図った結果、最後には「最高の思い出になった」と喜んでいただけました。
この経験を通じて、言語だけに頼らない多様なコミュニケーション方法の重要性を学びました。
【学生生活で得たことの例文】エピソード別の例文
ここからは学生生活で得たことについて具体的な例文をご紹介していきます。
サークル活動からゼミや研究まで網羅的にご紹介しています。
何か自分に当てはまりそうな内容があればぜひ参考にして例文を作ってみてください。
また、違った種類の例文の内容からヒントが見つかるパターンもあります。
例えば、サークル活動の例文内容が、自分のアルバイト経験の内容と似ているといったことも珍しくありません。
ザックリとで構いませんので全ての例文を一読してみてはいかがでしょうか。
- サークル活動
- アルバイト経験
- 趣味
- 留学
- ゼミ
- 研究
- 部活
- ボランティア
- イベント企画
- 資格取得
- 学生団体運営
サークル活動のガクチカ例文
ガクチカ例文
学生生活で得たことは「チームワークの大切さ」です。
大学では野球サークルに所属しているのですが、新入生が集まらず一時はサークル解散の危機にさらされました。
それなりに伝統のあるサークルですから、我々の代でつぶしてしまうというのはできれば避けたいところです。
そこでサークルメンバー一丸となって、翌年の新入生勧誘に向けて動くことになりました。
大きくは2つのアプローチです。
一つはサークル活動を継続させること、そしてもう一つは活動内容をブログやSNSなどで発信することです。
以前は試合にも来ないメンバーがいるほどにゆるい活動内容でしたが、廃部の危機以来、サボるものも出ず、皆率先してサークル活動に参加するようになりました。
活動内容を広めるために、それぞれの得意なことを持ち寄りました
魅力的なHPを立ち上げたメンバー、魅力的な写真を撮るメンバー、文章を書くメンバー、一人ではできないこともチームでは可能ということを身をもって経験しました。
サークル解散の危機を脱することもできましたし、サークル活動自体も活発になったように思います。
サークル活動のガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
アルバイト経験のガクチカ例文
ガクチカ例文
「お客様に感謝されると嬉しい」ということを知れたのが、学生生活で得たことです。
大学入学以来小さな飲食店でアルバイトをしています。
最初は戸惑うことばかりで、お客様にも「大丈夫?」と心配される始末でした。
当時は仕事をするどころか、迷惑をかけていたような気もします。
そんなある日のこと、ちょっとした気遣いがお客様にウケたようで、帰り際に「ありがとう、ごちそう様」と言ってもらうことができました。
直接的に感謝されたことがとてもうれしく感じられたことを今でもよく覚えています。
その日以来、お客様の行動をしっかりと観察し、ちょっとした気遣いができるようになりました。
結果として「ありがとう」を頂けるケースはグッと増え、それが仕事のやりがいに繋がっています。
アルバイトと正社員では仕事の重みも違うとは思いますが沢山の「ありがとう」を頂けるように頑張っていきたいと考えています。
アルバイトのガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
趣味のガクチカ例文
ガクチカ例文
学生生活で得たことは「継続はやはり力になってくれる」ということへの気づきです。
大学入学と同時に、ずっと憧れていたギターを手に入れました。
当然ですが最初は全く弾けません。
「こりゃ無理だな」と諦めそうになっていたのですが、ギターを弾ける友人からの「まずはとにかく続けろ!」というアドバイスを信じ、地味な基礎練習を続けていました。
ブランクもはさみつつ、3ヶ月ほどたったある日、意外なほどに弾けるようになっていました。
そこからはギターを弾くことが楽しくなり、ますます練習に励む日々です。
そんなある日ふと思いついたのが「英語の勉強をしよう」ということです。
続けていればそれなりになるはずと、NHKのラジオ講座を聞くことにしました。
最初は全く聞き取れなかった英語も、続けることによってそれなりに聞き取れるようになるもの。
それに応じてTOEICの点数も伸び、現状では700点です。
英語に関してはもう少し早くからスタートすれば良かったと後悔している部分もあるのですが、続けることの大切さを実感できたことは、学生生活の中でも大きな出来事です。
趣味のガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
留学のガクチカ例文
ガクチカ例文
学生生活で最も大きなイベントだったのがカリフォルニアへの留学経験です。
英語力がアップしたということはもちろんなのですが、世界の広さを知れたということが、そこで得た一番の想い出です。
留学先には世界中から学生が集まっていました。
国費で留学しているエリート、超がつくほどお金持ちの子供、兵役を経て学生に戻ったというちょっと年上の方、生まれも育ちも様々です。
そこで日々を過ごしていますと、自分の常識がまったく通用しない世界があることを嫌というほど思い知らされます。
それ以来、グローバルな視点ということを意識するようになりました。
それこそが学生生活で得た一番大きな出来事です。
留学のガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ゼミのガクチカ例文
ガクチカ例文
ゼミへの参加が最も大きな出来事です。
比較社会学のゼミだったので、できるだけ多くのアンケートを集めるということが一つの大きな研究課題です。
しかもアンケートの対象者は出来る限りランダムであることが求められます。
友人に頼ってばかりというわけにはいきません。
インターネットでのアンケートですと、インターネットになじみがない世代の意見を取り逃がしてしまいます。
街へ出てとにかく多くの人に声をかけるのですが、怪訝な顔をされるばかりです。
1日3件のアンケートが取れれば「今日は頑張った」と言えるほどに効率が悪いものでした。
そこでやり方を工夫することにしました。
そもそも知らない人に「アンケートをお願いします」と言われても、怪しむに決まっています。
そこで怪しさを緩和するため、大学名を全面に出すようにしました。
Tシャツ、のぼりなどを試した結果、腕章が最も信頼されやすいということがわかりました。
今では腕章はゼミのユニフォームです。
ゼミで直接的に学んだ内容はもちろんなのですが、問題に対して、自分なりの工夫を凝らし、改善できたという経験も、ゼミで学べた大きなことの一つです。
ゼミのガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
研究のガクチカ例文
ガクチカ例文
研究を通じ「現場に行ってとにかく観察する」ということの重要さを知りました。
潮の流れについて研究をしており、基本的にはパソコン上でのシミュレーションがメインとなります。
けれど、どうしても現実とシミュレーション結果が合わないことがあります。
どうしても理由がわからず、気分転換を兼ねて、研究対象である港町を尋ねることにしました。
漁師さんが営むお魚が評判の旅館でのことです。
大学で海の研究をしているという話になったところ「あそこは海底が盛り上がっとるから魚が沢山取れるんや」という一言を得ました。
これまで使っていた地形データでは解像度が荒すぎて、地形の盛り上がりは表現できていません。
それこそが現実とシミュレーション結果が合わない理由の一つだったのです。
実際に現場を確かめると、思わぬ見落としに気付くものです。
今後は現場に足を運べるエンジニアを目指していきたいと考えています。
研究のガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
部活のガクチカの例文
ガクチカ例文
大学3年間、バドミントン部に所属し、副キャプテンを務めました。
入部当初は、技術面で周囲に後れを取っていましたが、毎日の練習に加え、先輩方からアドバイスを求め、独自の練習メニューを作成。
その結果、2年次には県大会ベスト8まで進出。この経験から、目標達成には地道な努力と柔軟な姿勢が不可欠だと学びました。
副キャプテンとしては、部員間の調整役を担い、練習の効率化や部員のモチベーション向上に尽力。特に、新入部員の定着率向上が課題でしたが、先輩と後輩のペア制度を提案し導入しました。
その結果、前年比20%増の部員確保に成功しました。
この経験を通じて、組織の課題を分析し、創造的な解決策を提案・実行する力を養いました。この経験を活かし、チームの一員として積極的に貢献していきたいと考えています。
部活のガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ボランティアのガクチカの例文
ガクチカ例文
大学2年次から、地域の高齢者支援ボランティア団体に参加しています。
当初は戸惑うことも多く、コミュニケーションに苦心しましたが、相手の立場に立って考えることで徐々に打ち解けていきました。
特に印象深いのは、90歳のAさんとの交流です。
Aさんは、初めは無愛想でしたが、私の拙い戦争体験の質問に熱心に答えてくださり、次第に笑顔で接してくれるようになりました。
この変化に、相手を理解しようとする姿勢の大切さを実感しました。
また、活動を通じて地域の課題にも気づき、メンバーと協力して「高齢者向けスマホ教室」を企画。
予想を上回る参加があり、地域貢献の喜びを味わいました。
この経験から、社会課題に対する感度と解決に向けた行動力を養えたと自負しています。
ボランティアのガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
イベント企画のガクチカ例文
ガクチカ例文
大学の学園祭実行委員として、3,000人規模のイベントを企画・運営しました。初めての大規模なプロジェクトだったため、スケジュール管理や関係者との調整が課題でした。特に、予算の限られた中で来場者満足度を高める必要があり、事前アンケートを通じて学生の期待を分析。その結果、少ないコストで大きな効果を生む演出を取り入れ、来場者から「過去最高の学園祭だった」との評価をいただきました。この経験を通じて、問題解決力と柔軟な発想力を身につけました。
資格取得のガクチカ例文
ガクチカ例文
大学在学中に日商簿記2級の資格を取得しました。文系の学部だったため簿記に関する知識はゼロからのスタートでしたが、毎日2時間の自主学習とオンライン講座の活用を徹底しました。途中で学習意欲が落ちかけましたが、短期的な目標設定を行いモチベーションを維持。結果として、試験で90%以上の得点を獲得し、一発合格を果たしました。この経験から、計画性を持ち努力を継続する力を養うことができました。
資格取得のガクチカについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
学生団体運営のガクチカ例文
ガクチカ例文
学生団体で副代表を務め、年間5回の地域交流イベントを企画しました。参加者は幅広い年代の方々で、全員が楽しめる企画を考えるのに苦労しましたが、メンバーとの議論を重ねる中で、多様な意見を尊重しながら合意形成する大切さを学びました。その結果、イベントの参加者数は前年比150%を記録。特に地元企業との連携によるスポンサー獲得が成功の要因となり、持続可能な活動基盤を確立しました。この経験を通じて、リーダーシップとチームビルディングの重要性を実感しました。
【学生生活で得たことの例文】NG例
学生生活で得たことを述べる際にやってはいけないことも存在します。
そこでここからはNGなポイントを2点ご紹介します。
- 内容がマニアックすぎる
- 得られた結果だけを述べる
- 大学以前の経験だけを話す
1.内容がマニアックすぎる
NGな「学生生活で得たこと」に、話がマニアックすぎるというものがあります。
例えば研究を頑張ったとして、「××刺激が〇〇細胞を活性化するメカニズムの解明に一歩近づきました」と言われても、「そうですか…(何言ってるかわからないけど…)」となるのみです。
この場合であれば「筋肉痛の原因になる〇〇細胞活性化という現象があるのですが、その原因を探るための研究をしています」などと、かみ砕いて説明しない限り、伝わることはないでしょう。
自分とその周りでは間違いなく伝わることも、第三者には全く伝わらないということは良くある話です。
学生生活で得たことを考える際には、第三者にきちんと伝わるのかという視点が欠かせません。
2.得られた結果だけを述べる
学生生活で得たことを述べる際に自分が得た結果だけを述べて満足してはいけません。
大切なのは、得られた結果に焦点を当てるのでなく、そこに至るまでのプロセスを重視するということです。
というのも人事担当者は学生が学生時代に得たスキルや能力だけを知りたいのではなく、学生がどのような取り組みをし、なにを得たのか、そのプロセスを通じて学生の人柄を知ろうとしているからです。
そのため、この記事でも紹介している構成方法を参考にしてエピソードを充実させるように心がけましょう。
3.大学以前の経験だけを話す
学生生活で得たことを話す際は、大学以前の経験だけを話してしまう失敗に注意しましょう。
大学以前の経験だけに焦点を当ててしまうと、大学では何もしていなかった、という印象が強くなる恐れがあります。
学生生活で得たことでは、高校時代のエピソードを話してはいけないわけではありません。
しかし、記憶に新しい大学生活のことにあえて触れないことは、採用担当者に疑念を持たせる原因になります。
「真面目に学生生活を送ってきたのは高校生までで、大学はほとんど真面目に行っていなかったのかも」と思われる可能性があるため、基本的には大学時代のエピソードを取り上げたほうが賢明といえます。
どうしても高校時代の話にも触れたい場合は、高校時代から続けており、現在も取り組んでいることなどを話すのが望ましいでしょう。
【学生生活で得たことの例文】成功体験でなくても大丈夫
就活で「学生生活で得たこと」をアピールする際は、必ずしも成功体験でなくても問題はありません。
成功体験に根ざしたものでなく、むしろ失敗につながった経験だったとしても、その経験をする中では、さまざまな学びや成長の機会を得られるでしょう。
失敗したことで大事なことに気づいたり、結果として成功しなくても良い経験になったりしたことはあるものです。
また、これまで経験してきたことから何を得たのかを振り返れば、就活のみならず今後の人生において総合的に良い影響を与えるはずです。
そのため、就活で「学生生活で得たこと」を伝える際に具体的なエピソードが思いつかないときは、成功体験のみに縛られないことも重要といえます。
頑張ったことや熱中したことなどを思い出し、成功できなかったことも含めて、アピールしやすいエピソードを見つけてみてください。
【学生生活で得たことの例文】よくある質問
弊社は就活エージェントを運営しているため様々な就活生の方をサポートしていますが、学生生活で得たこと、いわゆるガクチカの書き方や文章を作成する際に悩む就活生は多いです。
その中でも多くの就活生の方からいただく不安や質問を厳選して紹介し、回答するため、ぜひ参考にしてみてください。
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略です。企業が学生の人柄やスキル、価値観を知るために質問するものです。つまり、自分がどのような人間で、どんな努力や工夫をしたのかを具体的に示すチャンスです。ガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
学生時代にあなたが一番情熱をもって取り組んだことを書くべきです。その際になぜ取り組んだのかやその結果どのような学びを得たのかなど詳しく話せるように自己分析を行いましょう。それは誰もが驚くような輝かしい功績を残している必要はありません。どのような課題や困難があったか、それに対してどう行動をして、どのような結果や成長を得たかを言語化できるとより好印象を与えることができるガクチカが完成します。特に具体的な数字やエピソードがあると説得力が増します。
ガクチカは過去の自分の経験に焦点を当てた話です。一方で、志望動機は将来の自分がその会社でどう貢献できるかを示すものです。ガクチカは自分の強みやスキルをアピールするための手段であり、それが将来どう活かされるかを志望動機で説明するとつながりが生まれます。
まずは簡単にでも、自分の経験を箇条書きにするところから始めましょう。どんな場面で何を学んだか、何を達成したかを洗い出しておけば、後でそれをつなげて詳しく書き出すのが簡単になります。最初から完璧を目指すのではなく、小さなステップで進めるのがコツです。
【学生生活で得たことの例文】まとめ
就活で必須の「学生生活で得たこと」について、考え方のポイントや例文について見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
「学生生活で得たこと」はほぼすべての企業で問われることですし、共通して利用できるものなので、早めに考えておきましょう。
「社会で役に立つ内容か」、「具体例はあるか」、そして「面接で喋りやすい内容か」という3つの視点を抑えておけば、面接官に伝わりやすい「学生生活で得たこと」ができるはずです。
それは内定をグッと引き寄せてくれます。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート