OB訪問は「その後」が重要!お礼のタイミングと例文をチェック!

OB訪問は「その後」が重要!お礼のタイミングと例文をチェック!

せっかくのOB訪問、好印象を与えるためにはその後のメールが重要です。そしてその後には「OB訪問当日」と「就職活動終了時」という2つのタイミングがあります。それぞれでのお礼メールについて、例文と共にご紹介していきます。お礼のメールで悩んだら、ぜひ本文をチェックしてみてください。答えがきっと見つかるはずです。

OB訪問は「その後」が重要

就職活動が本格化しますと、OB訪問に出かける機会も増えてきます。OB訪問では実際に話を聞くということが重要ですが、その後も大切です。お礼のメールで好印象を与えておかなくてはなりません。また、お礼のメールは当日だけではありません。就職活動が終了した段階でも出しておく必要があります。

OB訪問その後①:当日にすべきこと

まずはOB訪問当日にすべきことについて見ていきましょう。トピックは2つ。お礼のメールを出すことと、OB訪問のまとめを作成しておくことです。それぞれ詳細にみていきましょう。

まずはお礼のメールを出す

OB訪問をして、家や大学に戻ったら、まずはお礼のメールを出しておきましょう。OB側にとってみれば、OB訪問に応じるメリットは特にありません。わざわざ時間を作り、多くの場合はお昼をごちそうして、あなたにアドバイスをくれたのです。お礼をするのは当然ですよね。

人事から印象の良いメール構成

続いてはメールの構成についてチェックしていきましょう。まず大切なのは件名です。お礼のメールに限らず、ビジネスのメールでは件名が重要です。件名を見ただけで、内容がわかるようにしておかなくてはなりません。OB訪問のお礼メールであれば「OB訪問のお礼」といった件名が妥当といえます。ビジネスメールで件名なしなどはあり得ないということを覚えておきましょう。

メール本文ですが、最初は相手の所属、名前を記載します。

〇〇株式会社

営業××部 

◇◇課 課長

□□様

といった具合です。当たり前の話しですが、会社名や役職など絶対に間違えないようにしてください。送信前に必ずチェックです。

次は自分の所属と名前です。

お世話になっております。

××大学 〇〇学部□□学科

●●太郎です。

となります。

ここまでは全てのビジネスメールで共通の構成ですから、覚えておきましょう。分かりやすい件名をつけ、相手の所属・名前、自分の所属・名前からメールをスタートさせます。

ここからいよいよ内容に入ります。「お礼を伝えるために長い文章を書かないと…」と考える人もいるかもしれませんが、長々とした文章は必要ありません。忙しいビジネスマンにとっては迷惑なだけです。簡潔なメールを心がけましょう。もう一つのポイントは固い内容になり過ぎないこと。いかにもコピペしましたという感じが出てしまいます。学生らしさがにじみ出る文章で問題ありません。

内容としては「お礼の気持ち」⇒「特に役立った話題」⇒「就職活動を頑張るという意識」⇒「もう一度お礼」⇒「署名」です。なお、署名はメーラーで設定しておきましょう。忘れると大変ですし、常に打ち込むのでは無駄が多すぎます。就職活動が本格化しますと会社宛にメールをする機会が増えますので、署名はシンプルなデザインをおすすめします。

人事から印象の良い例文

件名:OB訪問のお礼 ●●太郎

〇〇株式会社

営業××部 

◇◇課 課長

□□様

お世話になっております。

××大学 〇〇学部□□学科

●●太郎です。

本日はお忙しいなかお時間をいただき、お昼までご馳走になってしまい、ありがとうございました。

□□様にお話しを伺ったことにより、仕事内容や業界への理解が深まりました。

また、志望動機や自己PRへのアドバイスも、大変勉強になるものでした。

お話を聞かせていただき、〇〇へ入りたいという気持ちがますます強くなりました。

選考を突破できるよう最大限努力していきたいと思います。

今後もよろしくお願いいたします。

---------------------------------

●●太郎(Taro Marumaru)

××大学 

〇〇学部□□学科

MAIL:marumaru@xxxxx-u.ac.jp

OB訪問で得たことをまとめておく

お礼のメールを出した後は、OB訪問の結果をまとめておきましょう。

仕事内容の説明や志望動機へのアドバイス、自己PRのポイントなど、役立つ情報を沢山得たはずです。その場では覚えていても、時間が経つと忘れてしまいまうものです。それではせっかくのOB訪問が無駄になってしまいます。そんなことの無いように、必ずその日のうちにまとめを作っておきましょう。そのまとめはエントリーシートを作成するときにも、面接前にも役立ってくれるはずです。

OB訪問その後②:就活終了時にすべきこと

希望の会社から内定を得られれば、そこで就職活動は終了します。OB訪問した会社に入るということもあるでしょうし、そうでない会社に入るということもあるはずですが、いずれにしてもお礼のメールが必要です。それぞれのケースについてチェックしていきましょう。

内定が得られたのであれば、その旨を連絡

OB訪問した会社で内定が得られたのであれば、その旨を連絡しなくてはなりません。大学の先輩かつ会社の先輩という立場になりますから、あなたにとってのキーパーソンとなり得る人物です。入社後に「あれっ?君ウチに入ってたの?連絡ぐらいちょうだいよ!」なんてことになっては大変です。内定が決まった時点で必ずお礼のメールを出しておきましょう。

人事から印象の良い就活終了時のメール構成

就活終了時のメール構成も分かりやすい件名、相手の所属・名前、自分の所属・名前は必須です。また、OB訪問からそれなりの時間が経過しているので、思い出してもらうために、「●月●日にOB訪問でお伺いした●●です」などと書いておきます。

メール本文の内容・構成としては「お礼の気持ち」⇒「内定の報告」⇒「今後の抱負」⇒「再びお礼」⇒「署名」です。長い文章を書く必要はありません。簡潔なメールを心がけましょう。

人事から印象の良い就活終了報告の例文

件名:内定のご報告とお礼 ●●太郎

〇〇株式会社

営業××部 

◇◇課 課長

□□様

お世話になっております。

4月3日にOB訪問で伺いました××大学 〇〇学部□□学科

●●太郎です。

先日は貴重なお話をいただきありがとうございました。

□□様のアドバイスのおかげで、無事に内定を得ることができました。

これからは××大学の後輩かつ、〇〇株式会社の後輩という立場になります。

××大学出身の名に恥じぬよう、いち早く戦力になれるように努力してまいります。

またお会いできる日を楽しみにしております。

今後もご指導のほど、よろしくお願いいたします。

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●●太郎(Taro Marumaru)

××大学 

〇〇学部□□学科

MAIL:marumaru@xxxxx-u.ac.jp

違う会社に進む場合にも、やはり連絡

OB訪問した会社とは別の進路に進む事も良くある話です。この場合にも就職活動が終了しましたと連絡をしておきましょう。OB側としては「そういやあいつどうなってるんだろう…」というのは案外気になるものです。

また世間は案外狭く、ひょんなところで出会うこともあり得ます。そんな時に気まずい思いをしなくて済みます。また、ここでの繋がりが仕事の上で活きてくるということも案外あるものです。

人事から印象の良い違う会社に内定をもらったのメール構成

まずは分かりやすい件名、相手の所属・名前、自分の所属・名前です。その後の本文では「お礼の気持ち」⇒「今後の進路について報告」⇒「就職活動に於いてOB訪問が役立った例」⇒「今後の抱負」⇒「再びお礼」⇒「署名」です。

人事から印象の良い他会社で内定をもらった際のメール例文

件名:就職活動終了のご報告とお礼 ●●太郎

〇〇株式会社

営業××部 

◇◇課 課長

□□様

お世話になっております。

4月3日にOB訪問で伺いました××大学 〇〇学部□□学科

●●太郎です。

先日は貴重なお話をいただきありがとうございました。

この度、株式会社■■より内定の連絡をいただき就職活動を終了することとなりました。

□□様の志望理由や自己PRに関するアドバイスは就職活動を通じて役立つものでした。

内定を得て、就職活動を無事に終了できたのも、アドバイスのおかげだと感謝しております。

来年度からは××大学出身の名に恥じぬよう、社会人として頑張っていく所存です。

お忙しい中でお時間をいただき、ありがとうございました。

□□様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

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●●太郎(Taro Marumaru)

××大学 

〇〇学部□□学科

MAIL:marumaru@xxxxx-u.ac.jp


 

まとめ:お礼を伝えて損はない!OB訪問はお礼で締める

OB訪問のその後、二つのタイミングについてご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

OB側にとってみれば、OB訪問に応じるメリットは特にありません。それでも同じ大学の後輩だからとわざわざ時間を割いて、対応してくれています。OB訪問当日にお礼を言うのはもちろんですが、お礼のメールを出しておくことも絶対に忘れてはいけません。

また、せっかくOB訪問したのですから、就職活動で最大限活かすことも忘れてはいけません。得られた情報はその日のうちにしっかりとまとめておきましょう。それは就職活動を通じて役立つ道具になってくれるはずです。

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