「GREEの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

「GREEの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

この記事をご覧のあなたは、GREEに入社したいとお考えですよね?GREEはソーシャルゲームを武器にIT業界で地位を築いてきた企業。

知名度バツグンの会社のため、就活生からの人気も高いです。

今回はGREEへ就職したいと考えている方向けに、GREEの企業情報や社員の声をご紹介します。

就活生に役立つ内容となっているので、ぜひご一読ください。

GREEの企業研究で確認すべきポイント

事業内容や経営理念など、GREEの様々な企業情報をご紹介します。

①代表取締役

代表取締役社長

田中 良和

略歴

  • 2000年 楽天株式会社入社

  • 2004年 グリー株式会社を設立、代表取締役就任

創業者の田中社長が個人で運営していたGREEを公開し、会社を設立しました。

「GREE」という社名には、Six Degrees of Separations(6次の隔たり)の略語で、知り合い→知り合いの知り合い→…と6人たどれば世界中の人々と出会えるとの想いが込められています。

②企業理念

GREEの企業理念は「インターネットを通じて世界をより良くする」です。

具体的には「より楽しく幸せな毎日のため」「より効率的で自由な社会の実現のため」、使命感と情熱を行動に移します。

ここから読み取れるのは、新しいことに貪欲に挑戦する姿勢が求められていることです。

また、インターネットが好きで、インターネットの可能性を信じていることも必要ですね。

企業理念を理解し共感しているかどうかは就活でチェックされるポイントですので、上記のポイントを意識し、効果的なアピールをしましょう。

③設立年・事業拠点・資本金

設立年

2004年

事業拠点

東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー

資本金

23億3,580万円(2018年6月期通期)

④事業内容

GREEの事業内容は、以下の通り、多岐に渡ります。

■ゲーム事業

2007年に世界初のソーシャルゲーム「釣り★スタ」を公開し、それ以降も様々なゲームをアプリストア等を通じて発表しています。

例えば「戦国アスカZERO」「消滅都市0」「戦国キングダム」「夏の終わりのパラドックス」といったゲームなどです。

そして、ソーシャルネットワーキングサービスGREEでは、日記やチャットなどSNSサービスの他、自分の分身を着せ替えられるアバター機能も提供しています。

また、2007年よりGREEが培ってきたノウハウを活かして、ゲーム運営事業にも乗り出しました。

さらに、世界的なVR市場への関心の高まりを受けて、VRコンテンツ事業にも本格参入しています。

■ライブエンターテインメント事業

Vtuberを専門的に扱うライブエンターテインメント事業です。

スマートフォンで誰でも気軽にアバターをまとってコミュニケーションが取れるバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を提供するプラットフォーム事業や、VTuberの発掘や育成ができるプロダクション事業、VTuberで事業を起こしたいクライアント企業にソリューションを提供するソリューション事業など様々な事業を手掛けています。

■メディア事業

ファッションや暮らし、お出かけ情報やグルメ情報をお伝えする各種メディアを運営しています。

■広告事業

インターネットを通じた広告やマーケティング事業。

■投資事業

日本国内・北米や東南アジア地域のインターネットビジネスに関するテクノロジー企業を中心に投資を実施

⑤業績

GREE社の売上高と営業利益の推移は、下記表の通りです。

年度

売上高

営業利益

2019年

710億円

55億円

2018年

780億円

95億円

2017年

654億円

80億円

⑥成長性

GREEの将来性は、正直なところそこまで高くありません。

2014年は売上が1200億円以上あったのに、ここ数年で一気に落ち込んでしまいました。

原因は、スマホゲームへの対応が遅れたことです。

これは競合のDeNAでも同じ現象が起きています。

スマホゲーム事業は競争が激しく、少しの出遅れが致命傷となるのです。

しかし、既存モバイルゲームの運営強化が成功したこと、海外展開が実現したこと、新規モバイルゲームのリリースなどを理由に、2018年から業績が回復しています。

この調子で業績を回復させれば、復活の期待も持てるかもしれません。

また、VTuber100億円投資プロジェクトを実施し、この事業に資金を集中的に投下しています。

この決断力は見事ですが、本当にこの分野で競争力を発揮していけるのか今後の見どころです。

⑦景況・経済動向による影響度

スマホの普及率はどんどん伸びているため、ソーシャルゲーム業界は今後も需要増が見込まれます。

ただ、需要があるからといって出せばよいというものでもありません。

売上が伸びず、短期でサービスを終了させてしまう新規タイトル案件も多いのです。

どれだけのクオリティを高められるのかが今後のソシャゲの課題です。

⑧競争力

GREEの強みはやはりソーシャルゲーム事業。

ただ爆発的なヒット作はありません。

長年蓄積されたノウハウを武器に安定した収益を上げています。

また、投資事業に積極的な点も特徴。

ゲーム事業の利益を積極的にVtuberなど投資に回しています。

この中のどれかが花開くことに期待しましょう。

ただ、現状ゲーム一辺倒の事業構造と化しているのが気がかり。

競合のDeNAはプロ野球事業やeコマースなど多角化を進めていますから、GREEもゲーム以外に柱の事業を早く打ち立てねばなりません。

広告・メディア事業やライブエンターテインメント事業の収益拡大に期待が寄せられています。

⑨社風

GREEには自由でフラットな社風があります。

服装もカジュアルが認められ、自由闊達な風土です。

上下関係も厳しくなく、若手でも意見を出しやすい雰囲気があります。

⑩キャリア形成の環境

やりたいと声を出せば、挑戦させてもらえる環境です。

年次関係なく挙手制で担当者を決める文化があり、責任は大きいですがその分若手でも成長できる環境です。

⑪職種

GREEの新卒の募集職種は、以下の4つです。

■エンジニア

iOS/Android/Webアプリの企画や開発・運営、新機能開発、データ分析など、クライアントからサーバーサイドまで幅広く担当します。

GREEのエンジニアで求めれるのは「とりあえず作ってみること」。

前例がないことはたくさんありますが、アイディアは形にしないと意味がないというスタンスを取っています。

そのため、モノづくりが好きなほうが望ましいでしょう。

企画やデザインまで深く携わり、エンジニアの役割を超えて活躍したい方が向いています。

■デザイナー

ゲームデザイナーとメディアデザイナーの2つに分かれます。

自らの業務やスキルにとらわれない柔軟性とものづくりへのこだわりを持ち、諦めずに最後までやり抜くデザイナーを募集しています。

■ゲームプランナー

クリエイティブ面の総合的なディレクションを行うディレクターと、開発を担当するゲームデザイナーの2つの仕事があります。

「ゲームが好きでたまらない人」「個人よりもチームを優先して仕事をできる人」「愚直なまでにトライ&エラーを続けられる人」などが求められます。

自分の作るゲームでファンを創出し、ヒット作の当事者となる可能性も秘めた面白い仕事です。

■ビジネス

新規事業の企画やプロジェクトマネージャー、マーケティング、セールス、コーポレートといった職種があります。

意志が強く前向きで、最後までやり遂げられる人材が求められます。

⑫勤務条件

初任給

学部卒:4,200,000円~

院卒:4,500,000円~

勤務地

本社

福利厚生

ファミリー在宅、保育園料補助、時短/時差出勤、ファミリー休暇、ベビーシッター補助、ファミリーデー等

⑬関連企業

  • グリーアドバタイジング

  • グリービジネスオペレーションズ

  • レッスンパス 等

【企業研究】GREE社員の声を紹介

就活では志望動機が重要。

どうしてGREEを選んだのか、面接官が納得いく具体的で明快な理由が求められます。

ここでは、先輩社員の声を引用し、先輩がGREEのどこに魅力を感じて入社を決めたのか紹介します。

入社して感じた社風についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

エンジニア男性

GREEを選んだのは、一言でいうと会社の雰囲気です。

トップダウンで物事が決まるのではなく、新人でも裁量が大きい印象を受けました。

誰かの指示の通りに働くのは面白くないなと感じていたので、そこは自分にとって重要。

実際に入社してみると想像通り、社員の自主性を重んじる雰囲気がありました。

やる気と意欲があれば、他の人を巻き込みつつ主導しながらことを運べます。

やりたいことを相談すると、実現の手助けをしてくれるのもGREEらしいです。

プロデューサー男性

人の心を動かすエンターテインメントコンテンツを作りたいと感じ、GREEを志望しました。

大学時代に数千人の規模の音楽ライブイベントを運営したのが大きな転機となりました。

「いつまでも皆さんの気持ちに残ってほしい…」そう考えて実施したイベントは、失敗や後悔もありましたが、人の心を動かす喜びに関しても同時に知ってしまったのです。

GREEは徹底的にまじめで丁寧な会社だと思います。

とにかく愚直にやるべきことを積み上げていく…。

ふとした瞬間に「あ、自分ってここまでやり切ったんだ」と思うことも多いですね。

まとめ

GREEの企業情報や社員の声を紹介しました。

世界初のソーシャルゲームを公開したことで名を挙げた会社です。

近年はソーシャルゲーム事業の業績が伸び悩み、将来性が少し心配な会社です。

Vtuberプロジェクトやメディア事業への投資の結果がどうなるかが注目です。

社風としてはベンチャー企業らしく、フラットで自由闊達な雰囲気があります。

GREEでゲームを作りたいという熱い想いがある方、ぜひ応募してみましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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