「NTTの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

「NTTの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

皆さんはNTTに就職したいと考えていますよね。NTTはNTTドコモやNTT東日本など多数の有名会社を傘下に抱える巨大グループを形成しています。

知らない人がいないほどの知名度を誇り、就活生からも人気が高い企業です。

NTTに就社するためには、企業理念や求める人物像、競争力など企業に関する様々な情報を入手する必要があります。

この記事では、NTTという企業の様々な情報を解説します。

NTTの企業研究で確認すべきポイント

まずは、NTTの企業研究で確認すべき点を解説します。

就活で特に重要となるのは「事業内容」「企業理念」「競争力」の3つです。色々なポイントを紹介しますが、この点を重点的に確認しましょう。

①代表取締役

氏名

澤田 純

経歴

・1978年4月 日本電信電話公社入社

・2008年6月 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 取締役 経営企画部長就任

・2014年6月 NTT(持株会社) 代表取締役副社長

・2018年6月 当社 代表取締役社長(現在に至る)

②企業理念

NTTグループは、様々な企業の集合体です。

厳密にいうと、NTTグループの純粋持株会社の日本電信電話を指しますが、「NTTに入社する」場合、個別企業を指すケースが多いです。

ここでは、NTTグループの主要5社の企業理念を紹介します。

■NTTドコモ

「個人の能力を生かし、お客様に満足していただける「新しいコミュニケーション文化の世界」を創造します。

■NTTコミュニケーションズ

人と世界の可能性を開く、コミュニケーションを創造する

■NTT東日本

「地域とともに歩むICTソリューション企業」として、地域通信事業の新たな未来を開いていく

■NTT西日本

様々な社会課題に対して、先陣を切りICTの力で解決する「ソーシャルICTパイオニア」を目指す

■NTTデータ

情報技術で、新しいしくみや価値を提供し、より豊かで調和の取れた社会を実現する

どの企業の理念にも共通しているのが「情報技術を活用して、新しい社会を構築する」という点です。既存の価値観にとらわれず、チャレンジする人材が求められるのでしょう。

③設立年・事業拠点・資本金

設立年

1985年

事業拠点

東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー

資本金

9,380億円(2019年3月31日現在)

④事業内容

NTTは元々、「日本電信電話公社」という国営企業でした。その後、NTTに名称を変え、下記の5つの事業に細分化されました。

■地域通信(NTT東日本、NTT西日本)

■長距離・国際通信(NTTコミュニケーションズ)

■移動通信(NTTドコモ)

■データ通信(NTTデータ)

■その他(NTTファイナンスなど)

NTT東日本とNTT西日本は、固定電話、インターネットプロバイダ等の地域通信事業を担います。固定電話の契約数が減少していますが、事業者と連携して新たなビジネスモデルの創出に躍起となっています。

NTTコミュニケーションズは、国際的なネットワークの構築やクラウド、消費者向けのアプリの開発等を行っている会社です。法人顧客に対してクラウド基盤の拡充やICTソリューション、個人顧客に対してアプリケーションやコンテンツを提供し、生活の質の改善に努めています。

NTTドコモは皆さんご存じ、携帯電話事業を行っています。ソフトバンクやauなどの強豪他社と比べ、携帯電話契約数の多さと解約率の低さで優勢です。

NTTデータはシステムインテグレータとして業界をリードする企業。情報システムの企画・構築・運用を一括して担います。国内外において、公共分野のシステムから法人向けシステム、業界横断的なシステムまで幅広く対応しています。

⑤業績

NTTグループの売上高と営業利益の推移は、以下の通りです。

年度

売上高

2018

11兆8,798億円

2017

11兆7,821億円

2016

11兆3,910億円

2015

11兆5,410億円

2014

11兆0,953億円

⑥成長性

NTTグループはの将来性はとても高いです。少なくとも倒産の心配をする必要はないでしょう。

というのも、通信インフラ業界はほぼNTTの独壇場といっても良い状況だからです。

グループ子会社も900社以上と多く、不動産や金融など幅広く事業を展開しています。

また、グローバル事業でも成長が見込めるよう、テクノロジー領域を中心に投資を活発化させています。

グローバル市場での存在感が高まれば、今後ますますの利益拡大も期待できます。

⑦競争力

NTTグループの強みは、「①フルスタック」「②フルライフサイクル」「③フットプリントの拡大」の3つの軸です。

フルスタックとは「ICTインフラからアプリケーションまで幅広い分野におけるサービス提供力」フルライフサイクルとは「顧客がクラウドに移行する際のコンサルティングからシステム構築、保守に至るまでのワンストップサービス」、フットプリントの拡充と歯、「グローバル規模のサービス提供力」を指します。

つまり、あらゆる分野で全ての過程における、世界的なサービスを実施することができるのです。

⑧社風

社風は、個別の企業によって異なります。

  • NTT東日本→公務員気質が残っており年功序列で若いうちから役職に就くのは難しい、比較的のんびりと働ける環境

  • NTT西日本→こちらも公務員気質が残っており、上司への根回しが重要だと考えられる。仕事ができる人よりも、人間関係でバランスを取れる人が出世できる。

  • NTTドコモ→「協働」が大切と考えられている。内定者や社員の方には退陣コミュニケーション力や協調性が優れた人が多い

  • NTTコミュニケーションズ→定時退庁が推奨される。休みが取りやすく比較的のんびり働ける。

  • NTTデータ→上下環境があまりなく風通しが良い。チームワークを重視し、柔軟に意見を述べることができる環境

⑨キャリア形成の環境

NTTグループでは、社員一人ひとりが高い能力を発揮し、高い付加価値が提供できる人材となるよう、人材育成に取り組んでいます。

専門的なスキルを習得するための集合研修やOJTに加え、自己研鑽のための通信教育やイーラーニング、資格取得の支援などを行っています

⑩職種

■NTT東日本:総合職→「コンサルティング営業」「システムエンジニア」「アカウント営業」「テレアドバイザー」「マーケティング」「協業ビジネス推進」「サービス開発」「研究開発」「ネットワークプランニング」「サービスマネジメント」「コーポレートスタッフ」

■NTT西日本:「営業」「営業企画」「サービス開発」「応用的研究開発」「ネットワークエンジニア」「システムエンジニア」「経営管理」など

■NTTドコモ:事務系総合職→「マーケティング&プロモーション」「販売コンサルティング」「法人コンサルティング」「サービス企画&マネジメント」技術系→「ネットワークデザイン」「法人ソリューション開発」「サービス企画開発」「先端研究開発(サービス)(ネットワーク)」

■NTTコミュニケーションズ:「ICTエンジニア」「セールス」「マーケティング」「戦略スタッフ」

■NTTデータ:「SE(システムエンジニア)」「営業」「R&D(研究開発職)」「ファシリティマネジメント(建築系、電力系)「スタッフ(法務・財務・人事等)

【求める人物像】

  • 「変えることを楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人」(NTT東日本)

  • 「やりきる意欲」「コミュニケーション力」「ロジカルシンキング」「自主自立な行動」(NTT西日本)

  • 「自ら考え行動できる人」「チャレンジ精神旺盛な人」「チームで働く力」「健康で明るく、ルールを守ることができる人」(NTTドコモ)

  • 「変化を楽しみ、失敗を恐れず挑戦し続ける」(NTTコミュニケーションズ)

  • 「社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む考導力を持った人」「最新の技術に興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ変革力を持った人」「多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる共創力を持った人」(NTTデータ)

【企業研究】NTT社員の声を紹介

先輩たちがどのような志望動機でNTTに入社できたのか気になるところですよね。この章では、NTT社員の声をご紹介します。

NTTドコモ

私は面接で「天国と通信したい」と話しました。高校生の頃に亡くなったおじいちゃんと最後のほうは話す機会が減ってしまいそのことを悔いていたので、「天国のおじいちゃんと通信したい」と。面接官の方は、こんなばかげた話にも関わらず真剣に聞いてくれました。このときに、ドコモという会社の器の大きさ」を感じ、絶対にこの会社で働きたいと思いました。

(NTTドコモ:https://www.nikki.ne.jp/event/20150219/)

NTT西日本

学生の頃、近未来を描いたSF映画に興味を覚え、未来の生活を創造するようになりました。学生の頃描いた未来づくりに自分が携わり、世の進化の実現に貢献するものを自分の手で作り上げたい…。その想いは特定の領域の技術を追求するメーカーではなく、無限の可能性と広がりを秘めた通信業界に向かいました。大規模なインフラネットワークを軸に、様々な技術に挑戦するNTT西日本グループが理想の会社だと感じました。

(参考:http://www.ntt-west-recruiting.jp/gradu/work/search.html)

NTTコミュニケーションズ

業界業種や国籍を問わず、多くの人に出会える環境と風通しがよくチャレンジできる環境があるのかという点を重視しており、NTT Comにはこれらがあると感じて入社を志望しました。

(参考:https://www.ntt.com/about-us/recruit/job/staff/staff2017.html)

まとめ

NTTの企業情報と社員の声などをご紹介しました。

NTTはNTTグループのことを指し、個別の企業にはNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTデータなどがあります。

今回はそれらNTTグループの主要5社の情報を中心にお伝えしました。

どの企業を志望するかにより、社風や求められる特徴などは異なるため、よく確認しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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