- 部活動のエピソードは受かりやすい?
- ガクチカで部活動を使用するメリット
- ガクチカで部活動のエピソードを伝える際のポイント
- 部活動経験を活かしてアピールできる能力
- 部活動のガクチカ例文
- ガクチカで部活動をアピールしたい人
- 継続してきた部活動を活かして就活したい人
- 部活動のアピール例文が知りたい人
学生時代に部活動に打ち込んだという人も多いのではないでしょうか?部活動ではチームで目標を目指したり、弱点を克服するために自主練をしたりという経験から、様々なことをアピールできます。
本記事では「部活動をガクチカにしたい」「部活動をガクチカにするとき、どのような内容で書いたらいいの?」という悩みを解説していきます。就活で部活動をガクチカにしようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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【部活のガクチカ】部活のエピソードは受かりやすい?
ガクチカにおいて、部活のエピソードは受かりやすい題材の1つです。部活の経験は社会で通用するものが多く存在するからです。
そのため、あなたの部活経験をきちんと振り返ることで、魅力的なガクチカにできます。
単純に「部活を頑張りました」と述べるだけでは、面接官の評価にはつながりません。
本記事では、部活のエピソードをガクチカに採用し、内定を勝ち取るための方法と例文を解説します。最後まで記事を読むことで、効率よくガクチカを作成できます。
周りと差別化できればアピールできる
部活のエピソードをガクチカに用いる際は、周りと差別化しましょう。
ガクチカを差別化させるメリットは、以下の3つです。
- 個性や強みを強調できる
- 面接官の記憶に残りやすくなる
- 入社意欲と熱意をアピールできる
面接官は学生が提出したガクチカを1つひとつ読みます。同じ内容が連続してしまうと、あなたのガクチカが埋もれる可能性があります。
そこで、ガクチカの中身を工夫し、周囲との違いをアピールしましょう。周囲と差別化するには、固有名詞や数字をうまく利用してください。
さらに、あなたから見た経験を伝えることで、オリジナリティが生まれます。ほかにも、気づきや学びを盛り込むことで、周囲との差別化につなげることが可能です。
【部活動のガクチカ】そもそもガクチカとは
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略語であり、就活用語です。ガクチカは自分がどのような経験を通じて何を学び、どのように成長してきたかを企業側に伝えるための重要な要素です。
企業はガクチカを通じて応募者の人間性や価値観、さらにはその人が将来どのような貢献ができるかなどを見極めようとしているのです。志望動機、自己PRの次に聞かれる可能性が高い質問であるため、入念な対策をしておきましょう。
ガクチカに盛り込むべき内容
- 何に取り組んだか
- 困難や課題
- 行動や工夫とその結果
- 学んだこと
ガクチカの内容にはいくつも重要な要素があります。
まず「何に取り組んだか」を具体的に説明することが求められます。それに加え、その取り組みを始めた「動機」や「背景」についても触れることが重要です。
また、取り組みの過程で直面した「困難や課題」や、それに対してどのような「行動」をとり、どのように「工夫」したのかについても詳しく説明しましょう。
さらに、その「結果」として得られた「成果」や「学び」についても言及し、最後にその経験が入社後にどのように活かせるかをまとめましょう。ガクチカの内容を上記のような構成でしっかりと構築することで、自分の経験や学びが企業にとって価値のあるものであることをより伝えやすくなります。
企業がガクチカを聞く目的
- 人柄や価値観を判断するため
- 能力やスキルを確認するため
- 企業が求める人物像とマッチしているか判断するため
ガクチカの目的は、企業が応募者の人柄や価値観を理解し、どのような能力やスキルを持っているかを評価することです。企業はガクチカを通じて、応募者が過去にどのような経験をし、その中でどのような行動を取り、どのような成果を上げてきたのかを知ろうとしています。
また、応募者が持つスキルや能力が企業の求めるものとマッチしているかどうかを判断する材料にもなります。
さらに、ガクチカは応募者の問題解決能力やリーダーシップ、協調性など、ビジネスシーンで求められる要素を把握するための手がかりとなるものです。したがって、ガクチカをしっかりと準備し、魅力的に伝えることが就活においては重要と言えるのです。

ガクチカは、単なる実績の披露ではなく、「あなたらしさ」や「物事への向き合い方」を伝える機会です。どんな経験でも、そこに至るまでの工夫や姿勢、得られた学びを丁寧に語ることで、企業側に深い印象を与えることができます。派手な成果がなくても構いません。「自分の言葉で語れる準備」ができていれば、十分にチャンスはありますよ。今のうちから、じっくり自分の経験を振り返ってみましょう。
【部活動のガクチカ】部活動は表彰経験や役職がなくてもガクチカでアピールできる
「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」は、必ずしも目立った表彰やリーダー経験が必要というわけではありません。
継続的に取り組んだ姿勢や、日々の努力をどう捉え、どう工夫したかにこそ企業は注目しています。
役職がなくても、あなたにしか語れない部活動が必ずあるはずです。
どんなスキルや知識をアピールしたいのか、部活動経験のガクチカを通して最も伝えたいことは何か、という点を忘れないようにしてガクチカを作ることで、表彰経験や役職がなくても十分強いガクチカに仕上げることが可能です。
中学・高校時代の部活動をアピールするのはおすすめしない
就職活動では、大学時代の経験に重きを置く企業が大半です。
理由は、より最近の行動や考え方が、現在のあなたの人柄や能力を反映していると捉えられるためです。
そのためガクチカにおける「学生時代」とは、大学時代を指していることを覚えておきましょう。
どうしても中学時代、高校時代の部活動経験を伝えたい際には、大学時代にもその活動を続けていること、今の自分の価値観の大元になった経験であることを伝えることがポイントです。
部活動がテーマのガクチカは深掘りした思考力が重要
ただ部活動を「頑張った」というだけでは伝わりません。
企業は、その経験から何を学び、どう考え、どんな行動をしたかを知りたいのです。
例えば、「練習を工夫した理由」や「チーム内での役割意識」など、自分の視点で深く掘り下げた内容が評価されます。
何を目指して、何のために部活動に力を入れたのか、部活動を通してどのような能力・知識を手に入れたのか、といった点を自分の中で深掘りした上で、具体的に伝わるガクチカを作りましょう。

部活動の経験は、それ自体が「継続力」や「協調性」など多くの強みをアピールすることにつながっており、非常に強力なガクチカの題材です。ですが、そこにあなたなりの思考や行動が加わってこそ、企業が求める「再現性のある力」として伝わります。「なぜそう考えたのか」「その結果どう変わったのか」を丁寧に言語化できれば、面接官の心にも響きやすくなります。結果だけでなく、そこに至るまでの努力や過程にこそ、あなたの魅力が詰まっているのです。
【部活動のガクチカ】部活のガクチカから企業が重視している観点
部活のガクチカから企業が重視している観点は、以下の4つです。
- 学生の人間性や価値観
- モチベーションの源泉・根源
- 部活の経験から学んだことの深掘り
- 学びの入社後への活かし方
企業は、学生時代の経験だけを聞きたいわけではありません。ガクチカを通じて、あなたのさまざまな要素を見極める意図があります。
企業が重視する箇所を把握することで、適切な回答をあらかじめ用意することが可能です。
ガクチカを作成する前に本章の解説を読み、理解しておきましょう。
学生の人間性や価値観
企業が重視している観点の1つ目は、学生の人間性や価値観です。
新卒採用の多くは、学生のポテンシャルに期待した採用を実施します。入社後の研修や現場経験を積むことで、成長してくれることに期待しているからです。
そのため、ガクチカを質問し、学生が得た学びや経験から伸び代をチェックしています。
また、学生の多くは社会人経験がありません。そこで、スキルや資格、実績よりも将来性を重視しています。
ガクチカを作成する際は、あなたの人間性や価値観が伝わる内容にしてください。
たとえば、部活で苦労した経験や目標達成に向けて努力したことなどが有効です。
あなたらしさが伝わるガクチカになり、企業が重視している点をカバーできます。
モチベーションの源泉・根源
企業が重視している観点の2つ目は、モチベーションの源泉・根源です。働くうえでモチベーションは欠かせません。
そこで企業は、サポートするためにもあなたのモチベーションがどこから湧き出るのかチェックしています。
モチベーションを高い位置で、長期にわたってキープすることで、多くの成果をだせるでしょう。
企業は採用した人材に多くの利益を生み出してもらうためにも、採用の段階から重視しています。
ガクチカには、部活のやりがいや部活を始めたきっかけを記載してください。
さらに、モチベーションをうまく説明することで、入社意欲や熱意のアピールが可能です。企業が見ている点を意識したガクチカにしましょう。

企業がモチベーションの源泉を重視するのは、入社後の活躍を長期的に見据えているからです。学生時代の経験から、何に対して努力を惜しまなかったか、どのような場面で意欲が高まったかを具体的に伝えると、あなたの働く姿が企業にもイメージされやすくなります。今の自分を支えている原動力を、素直に言葉にしてみることが大切です。難しく考えすぎず、一歩ずつ掘り下げていきましょう。
部活の経験から学んだことの深掘り
企業が重視している観点の3つ目は、部活の経験から学んだことの深掘りです。
部活を通じて得た経験や学びをどのように認識しているか知るためです。
部活での経験は、仕事を始めてからも役立ちます。しかし、本人が自覚していなければ意味がありません。そこで、企業はガクチカを中心にあなたのことを深掘りする質問を投げかけます。
質問の回答から、深掘りがどの程度完了しているのかを見極めます。
学生側は「部活から協調性を学びました」「リーダーシップの重要性を学びました」のように、あなた自身の考えを述べてください。
深掘りするには、過去の様子を思い出す必要があります。自己分析として、部活から得た学びを明確にしておきましょう。
学びの入社後への活かし方
企業が重視している観点の4つ目は、学びの入社後への活かし方です。
企業は入社後も活躍してくれる人材を採用したいと考えています。
そこで、あなたが部活での経験をどう仕事に活かすのかアピールしましょう。もし、忍耐力を身につけた人なら「成果が出るまで努力します」と伝えてください。
部活での好成績は、選考で有利に働くように見えます。しかし、面接官は成績よりもプロセスに注目しています。そのため、成績自体をアピールするよりも、入社後に活躍する姿が想像できるガクチカにしましょう。
全国大会で優勝した経験があっても、将来性や成長性が感じられない場合、内定獲得ができない可能性があるので注意してください。

部活動での成果をどのように仕事へ活かせるかを意識して伝えることは、選考において大きな強みになります。企業は、実績そのものよりも、そこから何を学び、どう行動できるかに注目しています。「どんな困難も乗り越える力がある」「継続的に努力できる」といった点を具体的に言葉にすると、入社後の活躍がイメージされやすくなります。どんな経験でも、視点を変えれば確かな成長の証ですので、自信を持ってアピールしていきましょう。
【部活動のガクチカ】ガクチカのテーマを部活動にするメリット
- 継続的に努力して目標達成できる能力を伝えられる
- チームワークや協調性をアピールできる
- サポート力、縁の下の力持ちをアピールできる
- ほかの学生と被りにくい自分だけのエピソードになる
- 困難なことに挑戦するチャレンジ精神が示せる
- リーダーシップや率いる力を伝えられる
部活動は仲間と協力しながら目標に向かって取り組む活動であり、さまざまなスキルを培うことができます。
ここでは、ガクチカで部活動の経験を取り上げるメリットについて説明します。ポイントを理解して、面接官に対して自分の強みを効果的にアピールしましょう。
継続的に努力して目標達成できる能力を伝えられる
部活動では毎日の練習を積み重ねることで、長期的な目標に向かって努力する姿勢が身につきます。この継続力は、社会人としても重要な資質です。
「地道な努力を継続し、成果を出す力がある人材」として企業に印象づけることができます。例え目標を完全に達成していなくても、粘り強さや成長への意欲が評価されるでしょう。

「継続力」は、多くの企業が学生に求めるビジネスで成功するために必要な能力のひとつです。特に部活動を通じて培った「日々の努力を積み重ねる姿勢」は、社会に出た後の業務でも大いに活かされます。結果だけでなく、その過程で何を意識し、どのように行動し続けたのかを伝えることで、説得力が増します。たとえ目標が未達成であっても、そこに挑戦し続けた姿勢自体が、あなたの強みになるのです。
チームワークや協調性をアピールできる
部活動では個人プレーだけでなく、チームとして動くことが求められます。
日々の練習や大会運営の中で協調性を学ぶ機会も豊富です。
他者と目標を共有し、助け合いながら成果を出す姿勢は、多くの職場で求められる力です。
ガクチカにこの経験を組み込むことで、組織で活躍できる人物像をアピールできます。
サポート力、縁の下の力持ちをアピールできる
目立つ役割でなくても、部活動には必ずサポートを担うメンバーがいます。
マネージャーや裏方の仕事も、チーム全体を支えるうえで非常に重要です。
「自分がどう支え、どんな工夫をしていたか」を伝えることで、責任感や気配り力のある人物像を描くことができます。

企業が求めているのは、「チームの成果のために自ら考えて動ける人材」です。マネージャーや裏方の経験は、まさにその資質をアピールできるエピソードになります。目立たない役割であっても、自分なりの工夫や気配り、持っていた責任感を具体的に語ることで、企業側にはしっかりと伝わります。むしろ、そうした立場で得た視点や気配り力は、社会人になってから特に重宝されるものです。自信を持ってアピールしましょう。
ほかの学生と被りにくい自分だけのエピソードになる
部活動の経験は一人ひとり異なる背景やストーリーがあります。
同じ競技であっても、悩み、乗り越えた経験はオリジナルです。
「自分だけの経験を、どう語れるか」がガクチカで差をつけるポイントになります。
オリジナリティのあるエピソードで印象に残りやすくなります。
困難なことに挑戦するチャレンジ精神が示せる
部活動では、スランプや厳しい練習、実力差など、数多くの困難に直面します。
その中で前向きに取り組む姿勢は、就活においても高く評価されます。
失敗や葛藤も含めて語ることで、チャレンジ精神や問題解決能力をアピールできる材料になります。
リーダーシップや率いる力を伝えられる
キャプテンや副主将、練習の進行係など、部活動にはさまざまなリーダーシップを発揮するポジションがあります。
人を動かし、チームを導いた経験は、社会人になっても活きるスキルです。
「どのようにチームをまとめ、何を意識して行動したか」を中心に伝えることで、説得力のあるアピールができます。

例えば、キャプテン経験がある方は牽引力などがアピールできます。どのようなチームの課題に対してどのような行動を起こして、結果どうなったのかを紐づけてアピールができると良いです。注意していただきたいのが、キャプテンだったこと自体は全くアピールにならない、という点です。企業が見ているのはどのようなポジションだったかではなく、どのような力を持っているか、です。キャプテンとして何をしたのか、という点に重点を置いたアピールができるよう準備をしましょう。
【部活動のガクチカ】体育会系の部活動をアピールする際のポイント
体育会系の部活動に打ち込んだ経験は、就活において非常に強力なガクチカとなります。
体力や精神力、チームワーク、向上心など、社会人として求められる多くの能力を自然と培う環境が整っているからです。
企業は、単に運動能力の高さだけでなく、その過程で何を学び、どのように成長したかを重視します。
以下の3つの観点から、自分の経験を深掘りしてみましょう。
体力やストレス耐性の強さをアピールする
体育会系ならではのハードな練習やスケジュール管理を通じて培った体力・精神力は、社会人になってからも役立つ資質です。
特に、日々の継続的な努力や、厳しい環境でも諦めずに取り組み続けた姿勢は高く評価されます。
- 毎朝5時起きで自主練を継続
- 勉強との両立で時間管理を徹底
上記のような具体的なエピソードを交えることで、あなたの主体性・自己管理能力・ストレス耐性の高さがよりリアルに伝わります。
怪我などの挫折経験から得た学びを伝える
大きな挫折こそ、ガクチカとして人間的成長や課題克服の力をアピールできる貴重な材料です。
例えば、怪我で長期間プレーできなかった際に、どのような心境だったのか。
その中で自分にできることを考え、「リハビリ中に後輩指導に力を入れた」など、自分の立ち位置を変えてチームに貢献した経験を語ることで、柔軟性や協調性の高さを示せます。
逆境をどう乗り越えたか、どんな気づきや成長があったかを明確に伝えることで、深みのあるガクチカになります。
チームで切磋琢磨して努力ができる向上心をアピールする
体育会系部活動では、勝利や目標に向けて、仲間とともに努力し続ける姿勢が求められます。
これは、社会人としてチームで仕事を進める上でも重要な資質です。
- 自分だけでなく、チーム全体のレベルアップを意識した練習提案をした
- 後輩のサポートやチームの士気向上に努めた
上記のように、自分の役割に責任を持ち、周囲に良い影響を与える姿勢をアピールしましょう。
単なる努力ではなく、成長を促す姿勢や視点の持ち方もセットで伝えることで、より魅力的なエピソードになります。
【部活動のガクチカ】文化系の部活動をアピールする際のポイント
文化系の部活動も、ガクチカとして十分に評価される素材です。企画力や創造性、探究心、論理的思考、集中力など、社会人として重要なスキルを自然と養えるからです。
体育会系に比べて派手さはないかもしれませんが、「自分ならではの視点や努力」を具体的に語ることで、企業の印象に強く残るガクチカになります。以下の3つの観点から、自分の経験を振り返ってみましょう。
作品制作などに対する細部のこだわりをアピールする
文化系部活動では、制作物や演出、発表などに込めた工夫やこだわりがガクチカになります。
- ポスター制作で色のバランスを何度も調整した
- 演劇の照明演出に3週間かけた
完成度を高めるために積み重ねた努力は、業務における丁寧さや責任感の高さをアピールすることにつながります。
小さな工夫だったとしても「なぜそうしたのか」を論理的に説明できれば評価されるガクチカにすることができるので、ぜひ取り入れてみてください。
こだわり=主体的な判断と行動であることを意識しましょう。
新しいアイデアを生み出す発想力の豊かさをアピールする
企画や演出、構成などで独自性のあるアイデアを提案した経験は、柔軟な思考力や創造性の証明になります。
- 文化祭で新しい展示形式を提案し、来場者数が例年の1.5倍になった
- 定番だった曲目の構成を変えて、聴衆の反応を引き出した
変化を恐れず新しいものを生み出す力を伝えましょう。
アイデアを形にするまでのプロセスも合わせて伝えることで、課題発見から解決までの思考力もアピールできます。
自分の興味関心を突き詰める探究心をアピールする
文化系の活動では、1つのテーマを深く追求する力が評価されます。
- なぜこのテーマを選び、どのように取り組んだか
- その結果何を得たか
上記のように、一貫した探究のプロセスがあると説得力が増します。
例えば「自主的に調査を重ねて地域文化の変遷を発表した」「作曲の技法を本で学び、オリジナル楽曲を制作した」など、自ら学び続ける姿勢はどんな企業にも好印象です。
探究したテーマや内容、学びの深さを示すことで、問題解決能力や学習意欲をアピールできますので、ぜひ自分の興味関心が伝わるガクチカになっているかを確認してみてください。
【部活動のガクチカ】基本的な6段階の構成を理解しよう
ガクチカに部活動で経験してきたことを話すときには以下6段階の構成で検討するといいです。
- 学生時代に頑張ったことは〜です(結論)
- 努力を続けた理由(動機)
- 何を目指したのか(目標と課題)
- どのような行動を取ったのか(取り組み)
- 目標に対してどうなったのか(結論)
- 経験から得た学びをどう活かすのか(学び)
基本構成をしっかり理解した上で部活動の経験を当てはめていきましょう。それぞれ、詳しく解説をします。
ガクチカで部活動をアピールする際、最初に「学生時代に頑張ったことは〜です」と結論から述べます。結論ファーストで伝えることで、採用担当者は話の要点を把握しやすくなり、聞き手の興味を引きやすくなります。
面接では限られた時間の中で多くの情報を伝える必要があるため、要点を明確にしておきスムーズに話を進めていかなくてはいけません。そのため、まずは結論から話すことでその後のエピソードがまとまり、話全体に一貫性を持たせやすくなり、論理的な構成になります。
このように、先に結論を述べることで、自分の伝えたいポイントが確実に伝わり、聞き手の理解を助け、採用担当者にも好印象を与えられるでしょう。
最初に結論を述べたあとは、努力を続けた理由(動機)を話しましょう。努力の背景にある動機を説明することで、単なる結果以上にあなたが今まで努力したことを伝えていきます。
たとえば、「勝利を目指すため」「仲間と一緒に成長したかった」などの動機を加えることで、自分が何を大切にし、どのように部活動に取り組んできたかを具体的に伝えます。
動機を明確にすることは、目標に向かって粘り強く努力する姿勢や情熱が採用担当者に伝わりやすくなり、入社後も同じように目的を持って業務に取り組む姿が想像され、好印象を持ってもらえるでしょう。
動機を述べたあとの次は「何を目指したか(課題と目標)」を述べましょう。掲げた目標や課題を伝えることで、取り組みにおける自分の行動や目標に向けた姿勢が伝わりやすくなります。
たとえば、「全国大会でベスト8を目指した」「部員全員の力を底上げすることが課題だった」など、具体的な目標や課題を説明し、努力したことを話すと説得力が増します。
また、目標がはっきりしていると、採用担当者も成果や成長の過程を理解しやすくなり、話が伝わりやすくなります。このように「何を目指したか」を伝えることで、目標達成に向けて計画的に行動できる人物だと伝わるでしょう。
目標と課題を示した次は、どのような行動を取ったのか(取り組み)」を具体的に述べましょう。どのような行動をとったのかを詳しく説明すると、目標達成のためにどのように努力し、どのような工夫や解決の方法に向けた取り組み方が伝わり、行動力をアピールできます。
たとえば、「毎日、自分の弱点を克服するために自主練習を行った」「チームメンバーの意見を取り入れながらチーム戦略を改善した」などの具体的な行動を示すことで、自己成長のプロセスや主体性がより明確に伝わります。
行動に対する成果がしっかり伝わると、採用担当者があなたの強みをイメージしやすくなります。
行動まで述べたら結果が気になりますよね。そこで次は、「目標に対してどうだったか(結果)」を述べましょう。結果をしっかり伝えることで、目標に向けた行動がどのような成果を生んだかを客観的に伝えることができます。
例えば、「大会で優勝した」「目標としていた技術を全員が身につけた」など、具体的な結果を述べることで、採用担当者に自分の努力が実際にどのような成果として結びついたかを理解してもらえます。
結果があることで、目標達成までのプロセスに説得力が増し、アピールしやすくなります。たとえ、結果が目標通りでなくても、その結果から何を学び、どのように次に活かそうと考えているかを示すことで、成長意欲があることを伝えられるでしょう。
話の最後は経験から得た学びをどう活かすか(学び)を述べます。学びを通じて、ただ成果を得ただけでなく、そこから学んだことや今後に活かせるスキルが何かを伝えていきます。
たとえば、「チームワークの重要性を学び、どんな環境でも周囲と協力する姿勢を大切にしたい」「目標達成のために粘り強く努力する力を培った」などの学びを具体的に示すと、採用担当者に自分の成長と前向きな姿勢が伝わりやすくなります。さらに、入社後もこの学びを活かして貢献できることを伝えると企業に対する意欲が強く伝わります。
このように、得た学びをどう活かすかを述べることで、長期的な成長意欲と適応力をアピールできます。
【部活のガクチカ】部活経験を活かしてアピールできる能力
部活経験を活かしてアピールできる能力は、以下の8つです。
- リーダーシップ
- 協調性
- 忍耐力と継続力
- 計画力
- 問題解決能力
- コミュニケーション能力
- 目標達成力
- 自己管理能力
部活経験をただ伝えるだけでは、内定獲得に近づきません。
部活を軸に身につけた能力をアピールしましょう。
本章で紹介する8つの能力は一例です。あなたの性格や人間性を加味し、オリジナリティのあるガクチカにしてください。
1. リーダーシップ
部活で部長を務めた経験がある人は、リーダーシップをアピールしましょう。
企業はいくつもの組織が固まってできたものです。
組織をうまくまとめ、同じ方向に導くためには、リーダーシップが欠かせません。そのため、面接官はリーダーとして活躍してくれる人材を求めています。
部活でチーム全体をまとめた経験や共通の目標を設定し、メンバーの力を引き出したことがある人は、積極的にアピールしましょう。
企業が求める人材とマッチしやすく、効果的なアピールが可能です。
また、部長以外の立場でも問題ありません。副部長や一般部員でも、主体的に行動した経験があれば、面接官に伝えましょう。
部長経験者と同じような扱いで評価を得ることが可能です。
2. 協調性
周囲に気を配り、メンバーとの協力に力を入れた人は、協調性をアピールしましょう。
仕事はメンバーの足並みを揃えることで、より大きな成果が生み出せます。
全員が自分勝手な判断で行動してしまうと、目標にしていた結果から遠ざかってしまうでしょう。そのため、面接官はあなたの協調性を見極めています。
部活では、全員で勝利を目指す中で個々の役割を理解し、仲間と連携することが重要です。部活ではどういった立場で、どのように振る舞っていたのかアピールしましょう。
個人の意見を伝えることも大切ですが、時には周囲に合わせることも忘れてはいけません。チームの目標を優先し、自分の役割を柔軟に調整した経験がある人は、協調性をアピールしてください。

協調性は社会人に求められる非常に重要な資質のひとつです。チーム全体の成果を優先し、自らの役割を理解して行動できた経験は、必ずプラスに評価されます。「どのように周囲と連携し、支え合ったか」を具体的に伝えることで、あなたの協調性がよりリアルに伝わります。小さな役割であっても、自分なりに工夫し、チームに貢献したエピソードは、社会に出た後も高く評価される力となります。焦らず、あなた自身のストーリーを丁寧に掘り起こしていきましょう。
3. 忍耐力と継続力
忍耐力と継続力は、成果を出すために欠かせない能力です。
仕事は努力したからといって、必ず成果に結びつくとは限りません。しかし、努力を継続しなければ成果に近づきません。
面接官は部活の経験を通じて、忍耐力と継続力がある人材か評価しています。
たとえば、体力的な限界を感じながらも練習を続け、最終的に目標を達成した経験があれば最適です。
ほかにも試合での失敗を分析・改善した結果、成果につながったエピソードも忍耐力と継続力を示す証拠になります。
失敗した経験を面接官に伝えるのは不安になるでしょう。しかし、面接官は失敗を乗り越えられる人材として評価するため、安心してください。
4. 計画力
部活は計画力を示すのに向いています。活動するにあたって目標を立てるからです。
部活の多くはチーム全体もしくは、個人で目標を立てます。
そして、目標達成できるよう日々練習します。ガクチカで部活を題材にする際、計画に沿って活動してきたことをアピールしましょう。
計画力のある人材だと伝えることで、入社後にも活かせるスキルを身につけたことの証明になります。
さらに、計画途中でトラブルにあった際は、トラブルをどう乗り越えたのかも伝えましょう。
解決するために新しい計画を立てた経験も計画力の一部です。さまざまな角度から計画力を説明することで、説得力のあるガクチカになります。

計画力は、社会に出てからも非常に重視されるスキルのひとつです。特に、単に計画を立てるだけでなく、トラブル発生時にどうリカバリーしたかを具体的に伝えると、現場対応力もアピールできます。完璧な計画でなくても問題ありません。「どう考え、どう行動したか」を丁寧に言語化することが、あなたの計画力の説得力を高めます。これまで積み重ねてきた経験に自信を持ち、しっかりと伝えていきましょう。
5. 問題解決能力
問題解決能力は仕事の基本です。
仕事の多くは、誰かの問題や課題を解決することです。
そのため、問題解決力をアピールすることで、面接官に対して採用するメリットがあることを伝えられます。
学生時代における問題解決能力は、部活中に直面するさまざまな課題に対応し、解決する中で培われます。
たとえば、試合前にメンバーが欠場した経験が挙げられます。メンバーが変わったことで、急遽戦略を変更し、試合に臨んだことがある人は、問題解決能力がある人材です。
当時の様子を詳しく説明し、面接官にアピールしましょう。
ほかにも、チームの課題を発見・分析し、解決策を提案した経験も有効です。
6. コミュニケーション能力
働くうえで、従業員同士の意思疎通は欠かせません。お互いの意見を伝え、共有することで、目標に近づくことが可能です。
また、さまざまな意見を混ぜることで新しい案が生まれることもあります。
そこで、部活中はどのようにメンバーとコミュニケーションを取っていたのか、面接官に説明しましょう。
コミュニケーションは、意見が対立した際でも相手の話をしっかり聞き、自分の考えを的確に伝えることが重要です。
部活中に口論になった経験がある人は、どのようにコミュニケーションを取っていたのか伝えましょう。
ほかにも、監督との会話や試合中の声掛けなどでもコミュニケーション能力のアピールは可能です。
あなたが周囲とどのように関わっていたのか、振り返ってみましょう。

計画力は、社会に出てからも非常に重視されるスキルのひとつです。特に、単に計画を立てるだけでなく、トラブル発生時にどうリカバリーしたかを具体的に伝えると、現場対応力もアピールできます。完璧な計画でなくても問題ありません。「どう考え、どう行動したか」を丁寧に言語化することが、あなたの計画力の説得力を高めます。これまで積み重ねてきた経験に自信を持ち、しっかりと伝えていきましょう。
7. 目標達成力
部活と目標達成力は相性が良い題材です。
部活を始めると大なり小なり目標を設定します。その後、目標達成に向けて練習に励みます。そのため、目標達成力は、部活での経験を通じて自然に身につく能力です。
目標は必ずしも大きい必要はありません。「レギュラーメンバーに選ばれる」「〇〇の技ができるようになる」といったレベルでも大丈夫です。
自分なりに立てた目標を達成することに意味があります。面接官は、目標を立てた後の行動に注目しています。
日々の練習からコツコツと努力を継続していることを伝えてください。
目標におすすめなのが大会です。大会は、計画・行動・結果がセットで明らかにできるため、説得力のあるガクチカになります。
8. 自己管理能力
自己管理能力は非常に大切な能力です。
社会に出ると自分のことは、自分で管理する必要があります。
企業は、あなたの面倒をみてくれる存在ではありません。学生時代の先生や両親と同じような存在だと思っていると、認識をあらためる必要があります。
そのため、面接官は自己管理能力に問題がないかチェックしています。
自分で日々のスケジュールを管理し、行動できることをアピールしましょう。たとえば「試合で活躍するために毎晩22時には就寝していました」と説明することで、自己管理能力の証明になります。
体調管理やモチベーションの維持も自己管理能力の一部です。
部活中に、意識していた点があればセットで伝えましょう。

自己管理能力は、社会人として信頼されるための土台となる重要な力です。日々のスケジュール管理だけでなく、体調やメンタルのセルフコントロールも、自己管理の一環として企業は見ています。特別なエピソードがなくても、「どんな工夫で安定した成果を出していたか」を具体的に伝えれば、十分にアピールできます。これまで意識してきたことを一つひとつ丁寧に振り返り、あなたらしい自己管理能力を言葉にしていきましょう。
【部活動のガクチカ】体育会系の部活動をテーマにしたガクチカ例文
ここからは、ガクチカの例文を紹介します。
体育会系の部活動別、文化系の部活動別、学んだこと別、役割別と3パターンで例文を紹介しますので、自分のガクチカの参考になりそうな例文を参考にして、オリジナルの例文を作成してみてください。
- サッカー部
- 野球部
- ラグビー部
- バスケットボール部
- 陸上部
- 水泳部
- バドミントン部
- バレーボール部
- ダンス部
- テニス部
- 柔道部
- ラクロス部
- 弓道部
体育会系部活動別のガクチカ例文1:サッカー部
例文
私はチームで協力して目標を達成する重要性を学びました。 中学生から大学生の現在までサッカーを続けています。 昨年、普段から真面目に取り組む姿が評価され副キャプテンに指名されました。 チームの技術力は高かったものの、連携不足が原因で準決勝で敗退が続いていたため、改善に取り組むことを決意しました。 改善案としてミーティングで目標や課題を共有し、試合後の反省会で改善点を話し合いました。 さらに合宿を企画して交流を深めたことでコミュニケーションが活性化し、メンバー間の信頼関係が向上しました。 厳しい場面でも意思疎通を密に行うことで失点を防げるようになりました。
その結果、次の大会で初優勝を果たし、私自身もMVPを受賞しました。 この経験を通じてリーダーシップの難しさとコミュニケーションの重要性を実感しました。 入社後はチーム全員の力を合わせて目標達成できるよう努めたいです。

部活動をガクチカの題材にする場合は、自分もしくはチームの課題を明確にしましょう。 就活生が何を課題と考え、解決するためにどういった取り組みを続けたのか採用担当者が理解しやすくなります。
さらにサッカーのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。
体育会系部活動別のガクチカ例文2:野球部
例文
私が学生時代に力を入れたことは、野球部で主将としてチームの総合力を上げることです。メンバーは着実に成長し、チームは全国大会出場も狙える状況にありましたが、私本人は大会前に怪我をしてしまいました。そこで私はチームのためにサポート役に徹することにしました。
チームは得点こそ取れるものの、失点が多いことが課題でした。そこで守備練習の改善提案や戦術のビデオ分析などを徹底して行い、課題を言語化し、全員に分かりやすく伝えた結果、大会では3番目に失点が少ないチームとなり、県大会で優勝を果たすことができました。
この経験を通じて、問題を発見し、解決するための方法を導き出す能力と、的確にメンバーをサポートする能力を身につけました。この能力を活かして、貴社においても、自身で問題を解決するだけでなく、的確に他のメンバーもサポートできる、頼れる人材になりたいと考えています。

この例文の強みは、怪我をした後も主将としてサポート役に徹し、チームの課題解決に貢献した点が具体的に描かれている点です。
特に、守備練習の改善や戦術のビデオ分析を通じた成果が明確に示されており、将来の仕事にも活かせそうな、問題解決力の高さが伝わります。
さらに野球のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
体育会系部活動別のガクチカ例文3:ラグビー部
例文
私は大学時代にラグビー部で全国優勝を目指し、その経験から課題解決能力とチームワークの重要性を学びました。 私の兄がラグビー部に所属しており、プレーする姿に感動したことがきっかけで私もラグビー部への所属を決意しました。 猛勉強の末、兄と同じ大学のラグビー部に入部しました。 私が全国優勝を目指したきっかけは、5年間優勝を逃しておりチームメイトと結果を残したいと強く思ったからです。 全国優勝に向けて練習後はミーティングを実施してチームと選手自身の課題を共有し、その解決策を翌日の練習に反映することで、チームの士気を向上させました。 チームワークが強化されたことで、少しの劣勢でも負けない精神が身につきました。
その結果、大学3年生で全国優勝を達成しました。 この経験をもとに、貴社の課題解決に向けて試行錯誤しながら積極的に行動し、チームの士気を高めることに貢献したいです。

目標達成に向けて取り組んだ内容が明確に記載されているため高評価につながるガクチカです。 また採用担当者は学生時代の取り組みから将来性を判断するため、ガクチカの最後には将来どのように活躍するつもりかまで伝えましょう。
体育会系部活動別のガクチカ例文4:バスケットボール部
例文
私が大学時代に力を入れたことは、バスケットボール部でチーム全体の目標を達成することです。チームはベスト4という目標を掲げていたため、主将として何ができるか考え続け、取り組みました。しかし、ベスト4も狙える位置にいた大会直前に、エースのメンバーが怪我をしてしまい、出場できなくなってしまいました。そこで、総合力を底上げするために全体ミーティングを行い、土日の練習時間をそれぞれ30分増やすなど、集中して取り組み、チームが勝てるような雰囲気作りを心がけました。
これにより、団結力が今まで以上に強くなり、ベンチメンバー含めて最高のパフォーマンスを発揮でき、目標以上の準優勝という結果を残すことができました。この経験を通じて、チームワークの重要性とリーダーシップの発揮方法を学びました。貴社においても、困難に立ち向かう際、全員にアプローチし、メンバー全員で前向きに取り組める空気づくりをしたいと考えています。

この例文の強みは、エースの怪我という逆境に対して、主将としてチームの団結力を強化し、準優勝に導いた点が明確に描かれている点です。
具体的な取り組みとその成果がしっかりと示されており、リーダーシップの発揮が伝わります。
さらにバスケットボールのガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
体育会系部活動別のガクチカ例文5:陸上部
例文
大学の陸上部で、チームである強みを活かした課題克服により大会で優勝することができた経験です。私は大会で勝つために、自分たちだからこそできる施策を考えて取り組みました。当初私は、自分の課題を自ら深堀して克服メニューを考えたり、仲間の課題を客観的にみて個人的にアドバイスをしたりしていました。
その中で、同じチームの仲間として多くの部員と切磋琢磨している環境をより活かせないかと考え、それぞれが自分の練習だけに打ち込むのではなく、課題が似ている者同士、全く課題が異なる者同士でペアやグループを組み、意見を言い合う特訓を提案し実行しました。
その結果、部員同士のコミュニケーションが増え、自分だけでは分からなかった課題が見つかり、それぞれの課題克服により特化した練習をすることができました。チームであることの強みを活かし個人の成長に繋げることができ、この経験を通して、他者を見て自分に当てはめることで、視野を広く、俯瞰的にものごとを捉える意識を養いました。

この例文の強みは、陸上部での具体的な取り組みを通じて、チーム全体の成長に貢献した点がしっかりと描かれている点です。
特に、ペアやグループでの特訓という独自のアプローチ、そして工夫が成功に結びついた様子が伝わります。
さらに陸上のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
体育会系部活動別のガクチカ例文6:水泳部
例文
私は学生時代に一人ひとりが目標に向かって努力する姿勢を浸透させることで、チームの目標達成に貢献しました。 私は幼少期から水泳を通じて、目標に向けて努力する重要性を学びました。 そして大学でも水泳を続け、チームメイトと関東大会に出場したいと考えました。 関東大会出場するためにチームメイトとの個別面談で目標設定を指導し、練習メニューを改善することで各自が努力しやすい環境を整えました。 また、合宿や自主練習を通じて交流を深め、チームの団結力を向上させました。 最初は個人記録にこだわっているメンバーがいました。
しかし、お互いにアドバイスしあうことでより早く成長できることに気がつき、協力してくれるようになりました。 取り組みを半年間継続した結果、チームとして関東大会出場を果たし目標設定や計画、団結力の重要性を実感しました。 この経験を活かし、貴社でも目標達成に向けた取り組みで貢献したいと考えています。

ガクチカは学生時代の取り組みから仕事に活かせる経験があると伝えることが重要です。 水泳を通して自分は何を経験し、入社後はどういった活躍ができるのかきちんとアピールしましょう。
さらに水泳のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
体育会系部活動別のガクチカ例文7:バドミントン部
例文
私が学生時代、力を入れたことはバドミントン部での活動です。私はこの経験を通じて、壁を乗り越える大切さを学びました。部活動では、練習の成果が試合に表れにくいという課題がありました。緊張することで普段のプレイができないと考えた私は、以下の2つを意識して練習に取り組みました。
1つ目は、場数を踏むことで緊張に慣れることです。 私は、市内で開かれる大会や部活動の練習試合には積極的に参加して試合に慣れていきました。
2つ目は、自分の技量を上げるために自主練を繰り返したことです。 部活動の練習とは別に素振りやフットワーク、友人に付き合ってもらい技の練習などを行いました。
結果、最後の大会でよい成績を残すことはできませんでしたがこの経験を通して、粘り強さ、継続する力を培うことができました。この経験を活かし、入社後も様々な業務を積極的にあきらめず、続けていきたいと思いました。

この例文の強みは、試合に臨む際の課題を克服するために、場数を踏むことと自主練習に取り組んだ具体的なエピソードが示されている点です。
努力の過程とそこから得た教訓がわかりやすく解説されています。
さらにバドミントンのガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
体育会系部活動別のガクチカ例文8:バレーボール部
例文
学生時代、バレーボール部でキャプテンとしてチームの結束力を高め、地区大会優勝を達成しました。 私は昨年、チームメイトからの推薦でキャプテンに指名されました。 そのためキャプテンとしてチームをまとめ、勝利に導く責任を感じるようになりました。 私は翌日からチーム全体で意見交換する時間を増やしました。 当初は練習終わりのみでしたが、気になる点があれば練習を止めて話し合いました。 バレーボールは全員でボールをつなぐ球技だからです。 控えメンバーやレギュラーといった立場に関係なく意見は積極的に取り入れ、練習方法を改善しました。 チーム全体で試合での戦術を練ることで結束力を強化しました。 一方で私がキャプテンに就任してからは意見が食い違うこともありました。
しかし、チームメイト全員が積極的に練習に取り組んでいる結果だと考えています。 この経験から得たリーダーシップと問題解決力を活かし、貴社でチームの目標達成に貢献したいと考えています。

キャプテンとしての責任を果たしながらも、独りよがりにならずチームのために尽力した点が評価されるでしょう。 ガクチカは自分の経験や強みをアピールする時間ですが、自己中心的な文章にならないよう注意してください。
さらにバレーボールのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。
体育会系部活動別のガクチカ例文9:ダンス部
例文
学生時代、ダンス部でリーダーとして一体感を高め大会優勝を達成しました。 私が所属しているダンス部には専属の振付師はいませんでした。 そのため全員が一体となって取り組む必要性を感じたからです。 まずは練習スケジュールを効率化しました。 振り付けや音源を決める時間と練習する時間、休憩する時間を明確に分けました。 今までは区切りがなかったためダラダラ練習することがありました。 ほかにもメンバーの意見を取り入れながらチームの一体感を高めました。 チームを良くするためには、さまざまな角度の意見を受け入れることが近道だと考えたからです。
ダンス部の経験からリーダーシップを発揮しチームの方向性を決める重要性とチームのバランスを取る大切さを学びました。 入社後はリーダーシップと調整力を活かし、1日でも早く貴社のプロジェクト成功に貢献したいと考えています。

今回の例文はダンス部のリーダーとして得た経験に加えて実体験も記載されているため説得力があります。 また、リーダーシップと調整力の2点が強調されているため採用担当者が読みやすいガクチカです。
さらにダンスのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。
体育会系部活動別のガクチカ例文10:テニス部
例文
私は大学生時代、テニス部で副キャプテンとしてチームの結束力を高めることに注力しました。 その結果、団体戦でベスト4の成績を収めました。 テニスは個人の技術向上とチーム戦略の両立が必要なスポーツです。 しかし、個人の技術にこだわるメンバーが多いのが現状でした。 私は普段の練習に加えて、メンバーへのメンタルサポートを始めました。 キャプテンの精神的負担を軽減する意味もあります。 最初は練習終わりの雑談から始めました。 サポートを始めてすぐは取り組み自体が時間の無駄になっていないか不安でしたが、徐々にメンバー同士の会話が増えコミュニケーションが円滑になりました。
メンバーのサポートに力を入れることで個々の技術向上とチームの結束力強化を実現しました。 団体戦では創部以来初のベスト4進出を果たし、チームが大いに盛り上がりました。 この経験で培ったメンバーを思いやる心を活かし、貴社の売上向上に貢献したいと考えています。

仕事は成果を出す人とサポートする人に分かれます。 今回の例文はサポートに特化したガクチカのため、企業を支える部署や裏方と呼ばれる業種に応募した際に効果を発揮するでしょう。
さらにテニスのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。
体育会系部活動別のガクチカ例文11:柔道部
例文
私は学生時代に柔道の練習に一番力を入れて取り組みました。 大学2年生の夏には膝の怪我を乗り越えて、県大会で準優勝を果たしました。 入院中に柔道ができない期間を過ごしたことで、自分は柔道が好きなんだと自覚し試合に挑む強い意志を持ったからです。 退院後は筋力を戻すためにリハビリと筋力トレーニングに取り組み、復帰後も全力で練習を続け、怪我前の体力を取り戻しました。 「絶対に試合に出場する」と覚悟を決めたことでつらいリハビリにも耐えられました。 また、家族やチームメイトの支えもあり、1か月を予定していたリハビリが3週間で終わりました。 当時は自分のことで精一杯でしたが今となっては支えてくれた人達に感謝しかありません。
この経験から培った粘り強さと挑戦心を活かし、貴社で困難なプロジェクトにも積極的に貢献していきたいと考えています。 さらに3年後にはチームリーダーに昇格できるよう精進するつもりです。

仕事で成果を出すにはいくつもの困難やトラブルを乗り越える必要があります。 そのため今回のガクチカでは、実際のエピソードをもとに目標達成に向けて取り組む姿が強調されているため高評価につながるでしょう。
さらに柔道のガクチカを詳しく知りたい方はこちら。
体育会系部活動別のガクチカ例文13:ラクロス部
例文
私はラクロス部で戦略立案に力を入れて取り組み、チームをリーグ戦2位に導きました。 私はラクロス部に所属していましたが体力的にレギュラーになるのが厳しいと考え、チームをサポートする役に回りました。 チームの勝率を上げるには戦略的なアプローチが欠かせません。 私は試合前の戦術ミーティングを主導し、相手チームの弱点を分析したうえで新たな作戦を提案しました。 最初は自分も同じフィールドで活躍したい気持ちがあり複雑でしたが、チームが勝つ姿を見れた時に自分のことのように嬉しかったです。
また、チームメイト1人ひとりの動きの癖を伝えることで作戦が相手チームから読まれにくくなるように努めました。 上記の努力を3か月継続した結果、チームの勝率が60%を超えリーグ戦2位に輝きました。 この経験で培った分析力と戦略的思考を活かし、貴社の成長に向けた新たな提案を行い、貢献したいと考えています。

今回の例文はコンサルティングや企画職を目指す就活生に向いているガクチカです。 戦略の立案や分析する行為は企業でも同様のことが行われているため、入社後の姿が伝わりやすくなるでしょう。
さらにラクロスのガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
体育会系部活動のガクチカ例文14:弓道部
例文
私が学生時代に力を入れたことは、弓道部での活動です。入部当初は半年間、弓を引くことも許されず、ひたすら基礎動作や体幹トレーニングに励む日々でした。モチベーションが下がりそうになる中で、私は「正しい型を徹底的に身につける」ことを目標に練習に取り組みました。
毎日の練習後には自主的に動画で自分のフォームを確認し、顧問の先生や先輩にアドバイスをもらいながら修正を重ねました。その結果、1年後には選抜メンバーとして地区大会に出場し、準優勝を果たしました。この経験から、地道な努力の積み重ねと自律的な課題解決の大切さを学びました。入社後も、日々の業務に対して粘り強く取り組み、着実に成果を出していきたいと考えています。

この例文では、基礎を大切にしながら目標に向かって努力を続けた姿勢がよく表現されています。弓道のように一見地味な活動でも、継続力や自己分析力といったビジネスでも通じる強みをアピールできる好例です。
【部活動のガクチカ】文化系の部活動をテーマにしたガクチカ例文
次に、文化系の部活動をテーマにしたガクチカ例文を紹介します。
学んだことと、結果が部活動や目指すものによって専門的になりやすいため、誰が読んでも伝わる内容になっているかに注意してガクチカを作成しましょう。
- 吹奏楽部
- 軽音楽部
- 放送部
- 美術部
- ボランティア部
- 写真部
文化系部活動のガクチカ例文1:吹奏楽部
例文
私は学生時代、吹奏楽部でパートリーダーとして活動し、コンクールで金賞を受賞する成果をあげました。 先輩たちが活躍する姿を目の当たりにし、自分たちも同じように輝きたいと考えたからです。 コンクールで優秀な成績を収めるために、チームの団結力を高めることから開始しました。 練習の進行管理やメンバーの意見を取りまとめ、全体の調和を図ることで、チームワークを強化しました。
さらに自分が担当するパート以外のメンバーと会話する機会を設け、お互いの努力が認識しやすいよう工夫しました。 普段とは違うメンバーと会話することで、いつもとは違った刺激が得られるため好評でした。 また、学業や家庭の事情で練習時間が多く取れないメンバーもいましたが、チーム全体でフォローすることで質を向上させました。 この経験から得たチームワークと調整力を活かし、貴社で今年から開始する新プロジェクトのメンバーに選ばれるよう努力したいと考えています。

仕事を円滑に進めるには協調性やチームワークが欠かせません。 連携や協力を重要視する企業にエントリーした就活生は、今回のガクチカに近い内容を伝えることで高評価が得られるでしょう。
さらに吹奏楽のガクチカを詳しく知りたい方はこちら。
文化系部活動のガクチカ例文2:軽音楽部
例文
私は大学時代、軽音楽部のライブ企画担当として部活動に力を注ぎました。部員数の増加に伴い、発表機会が限られていたことが課題でした。私はライブイベントの企画運営を提案し、会場の予約から出演バンドの調整、広報までを一貫して担当しました。
特に大変だったのは、限られた予算でいかに質の高いイベントに仕上げるかという点です。近隣の高校やサークルとも連携し、協賛を募った結果、200名を超える来場者を記録するイベントを成功させました。この経験から、企画力と周囲を巻き込む調整力を身につけました。今後はこの経験を活かし、プロジェクトの推進役として活躍したいと考えています。

このガクチカは、問題発見から解決策の実行までを自ら担い、結果を出した点が高評価です。ライブ運営という一見趣味的な活動も、工夫と成果があれば立派なビジネススキルの証明になります。
文化系部活動のガクチカ例文3:放送部
例文
放送部での活動を通して、私は「伝える力」と「準備の大切さ」を学びました。私は全国放送コンクールに向けて、アナウンス部門での出場を目指しました。最初は滑舌や表現力に自信が持てず、審査員からのフィードバックも厳しいものでした。
しかし、毎日録音して自分の声を聞き返し、発声練習や原稿の練り直しを繰り返すことで、徐々に評価が向上しました。結果として、県大会で最優秀賞を受賞することができました。この経験から、入念な準備と改善の積み重ねが成果につながることを学びました。今後の仕事でも、地道な努力を惜しまず結果にこだわりたいと考えています。

この例文は、継続的な努力と改善によって課題を克服し、成果を出した点が非常に好印象です。放送部のような専門性の高い活動は、「どのように成長したか」を明確に伝えることが重要です。
文化系部活動のガクチカ例文4:美術部
例文
美術部では「日常をテーマに作品を作る」という課題に対し、私は「交差点の人々の一瞬」を描いた作品で全国学生美術展に挑戦しました。人間観察から構図を考え、何度もスケッチを繰り返して構成を練り直しました。
完成までに3か月かかりましたが、県展での入賞を果たすことができました。この経験から、「観察力」と「細部にこだわる姿勢」の重要性を学びました。これらの力は、顧客のニーズを掘り下げる際にも活かせると考えています。

美術部の経験は一見個人プレーに見られがちですが、この例文では作品制作における観察力や構想力、粘り強い姿勢がしっかり表現されています。職種にかかわらず丁寧さとこだわりを伝える際に有効です。
文化系部活動のガクチカ例文5:ボランティア部
例文
私はボランティア部に所属し、地域の高齢者施設での定期的な交流活動に参加しました。最初は会話もぎこちなく、何を話せばいいのか分からず悩むことが多くありました。
そこで私は、相手の趣味や関心事に関する話題を事前に調べ、話しやすい雰囲気作りを意識しました。徐々に「あなたと話すと元気が出る」と言っていただけるようになり、大きな自信につながりました。この経験から、相手に寄り添い信頼関係を築く力を養うことができました。今後も、丁寧なコミュニケーションで信頼される社会人を目指したいと考えています。

このガクチカは、共感力や傾聴力といったヒューマンスキルの高さが伝わる内容です。対人業務の多い職種を目指す方にとって、強力なアピールポイントになるでしょう。
文化系部活動のガクチカ例文6:写真部
例文
写真部では、校内コンテストや地域のイベントに向けた作品撮影を行っていました。私は入部当初、撮影技術や構図のセンスに自信がありませんでしたが、先輩の作品を分析し、SNSなどで構図の勉強を重ねることでスキルを磨きました。
また、写真展の運営では「伝える展示」をテーマに、キャプションの工夫や配置を自ら提案し、来場者から高評価を得ることができました。この経験を通じて、「情報をわかりやすく伝える表現力」と「観察眼」を身につけました。今後も、見えづらい価値を丁寧に伝える姿勢を大切にしていきたいです。

この例文は、クリエイティブな活動の中でも伝える工夫と構成力を重視した点が優れています。写真というビジュアル表現を通じて、言語外の価値を伝えられることはマーケティングや企画職でも活きるでしょう。
【部活動のガクチカ】学んだこと別のガクチカ例文8選
- リーダーシップ
- 協調性
- 忍耐力と継続力
- 計画力
- 問題解決能力
- コミュニケーション能力
- 目標達成力
- 自己管理能力
次に学んだこと別のガクチカ例文を紹介します。
部活動のガクチカでアピールしやすい能力をピックアップしましたので、ぜひ当てはまるアピールポイントを探して参考にしてみてください。
学んだこと別のガクチカ例文1. リーダーシップ
例文
私は高校のサッカー部でキャプテンを務め、部員30名をまとめました。
特にチームの意識統一が課題だったため、定期的に個別ミーティングを実施し、全員が同じ目標を共有できるよう働きかけました。
その結果、大会では創部初のベスト4進出を果たしました。
入社後は、チームをまとめるリーダーシップを活かし、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

リーダーシップを伝える際は、チーム全体をどう導いたか、課題解決にどのように取り組んだかを具体的に述べることが重要です。
学んだこと別のガクチカ例文2. 協調性
例文
私は大学のバスケットボール部でチームの雰囲気を良くするため、定期的にメンバー同士の意見交換会を提案しました。
異なる意見がぶつかり合う場面でも、全員が納得できる解決策を見つけることを重視し、結果的にチームの絆が深まりました。
入社後は、周囲と協力しながら、チーム全体で成果を出せる職場環境作りに貢献したいと考えています。
さらに協調性のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
学んだこと別のガクチカ例文3. 忍耐力と継続力
例文
私はテニス部で3年間毎朝の自主練習を欠かさず行い、苦手だったバックハンドを克服しました。
努力の結果、3年次にはエースとして地区大会優勝に貢献しました。
入社後は、この粘り強さを活かして、長期的なプロジェクトにも積極的に取り組みたいと考えています。
学んだこと別のガクチカ例文4. 計画力
例文
部活動の合宿を企画する際、予算やスケジュールを立てて全体の運営を担当しました。
限られた予算内で、練習時間とリフレッシュのバランスを考慮し、結果的に部員全員が満足する合宿を成功させました。
入社後は、計画を立てて効率よく目標を達成する力を活かしたいと考えています。
さらに計画力のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
学んだこと別のガクチカ例文5. 問題解決能力
例文
私はバレー部で、メンバー間の対立が練習に影響を与えた際、全員で話し合う機会を設け、原因を分析しました。
その結果、互いに理解を深め、練習の質が向上し、目標の大会ベスト8進出を達成しました。
入社後は、問題を冷静に分析し、解決策を提案する能力を活かしたいと考えています。
学んだこと別のガクチカ例文6. コミュニケーション能力
例文
私は部活動の広報係として、新入生への勧誘イベントを担当しました。
部員全員と相談して役割を分担し、練習風景の魅力を伝える資料を作成しました。
その結果、前年より20%多い新入部員を迎えることができました。
入社後は、効果的なコミュニケーションを通じて社内外の関係者と連携を深めたいと考えています。
さらにコミュニケーション能力のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
学んだこと別のガクチカ例文7. 目標達成力
例文
私は陸上部で部員全員が目標を持てる環境を作るため、個別に目標を設定し、それに向けたトレーニング計画を立案しました。
その結果、部全体の記録が向上し、県大会出場者が前年の2倍になりました。
入社後は、チームとしての目標達成を目指し、主体的に行動したいと考えています。
学んだこと別のガクチカ例文8. 自己管理能力
例文
私は吹奏楽部で部内練習のほかに個人練習を毎日2時間継続し、全体練習では主にリーダーとして指導に徹しました。
このバランスを保つため、スケジュール管理を徹底し、県大会で個人賞を受賞しました。
入社後は、自己管理能力を活かし、仕事とプライベートを両立しながら成果を出したいと考えています。
【部活動のガクチカ】役割別のガクチカ例文4選
最後に、役割別のガクチカ例文をご紹介します。キャプテンやマネージャーなど、特定の役割をもっていた場合はその役割に絡めたアピールをすることが可能です。
ただし、役割を持っていること自体はあまりアピールになりません。その役割としてどのような仕事をしたのか、チームにどのような影響を与えたのか、という点に重きをおいてアピールをしましょう。
役割別のガクチカ例文1:主将の経験
例文
私は大学時代、野球部の主将としてチームの目標を共有に注力し、地方予選3回戦出場という成果を達成しました。 チーム内で目標意識に差があったため、共通の目標を掲げて成果を出すことを目指しました。 当初は試合に対するモチベーションや練習に対する熱量がメンバーによって異なったため、意識を統一させるのに苦労しました。 試合に勝つにはフィジカルトレーニングだけでなく、チーム内でのミーティングを重ねて目標を共有することが重要です。
少しずつ私の考えをメンバーに伝えていくことで、価値観を理解してくれました。 意識改革を始めてから半年経った頃から守備の連携が良くなり、個々のレベル向上も実現しました。 最後の大会では3回戦まで勝ち進むことができ、かけがえのない経験になりました。 この経験から得た目標共有の重要性を活かし、貴社でのコミュニケーションや情報共有に努めチーム力の向上に貢献したいと考えています。

主将の経験は主体性やリーダーシップ、積極性といった多くの要素が一度にアピールできる題材です。 具体的なエピソードを通してどういった経験ができ、そこから何を学んだのかわかりやすく説明しましょう。
役割別のガクチカ例文2:副将の経験
例文
私が学生時代に力を入れたことは、フットサル部の副将としてチームの輪を保つことです。主将は部員で唯一小学校からフットサルに取り組んでいたメンバーであり、あまり多くを語らず、実力で示すタイプでした。しかし初心者も多かったことから、どのように練習や試合で動けば良いかわからず、困惑しているメンバーが多かったのです。
そこで私は徹底的にフットサルの戦術について分析するとともに、多くのメンバーに優しく声をかけ、どのように動けば良いのか一人ひとりマンツーマンでサポートしました。これにより半年後には皆が試合で効果的に動けるようになり、県大会出場は叶いませんでしたが、練習試合で勝利を収めることもできました。
貴社においては、この経験を活かして、チームに溶け込めないメンバーや業務に戸惑いを覚えているメンバーに寄り添い、サポートします。そして、円滑にプロジェクトを進められる人材を目指します。

この例文の強みは、フットサル部の副将として初心者メンバーをサポートし、チームの戦術理解を深めた点が具体的に描かれている点です。
特に、戦術の分析とマンツーマンでの指導が効果的に伝わり、チームの成長が感じられます。
役割別のガクチカ例文3マネージャー経験
例文
学生時代は女子バレー部のマネージャー業務に力を入れて取り組みました。 チームをサポートする楽しさを実感し、リーグ優勝を共に喜びました。 友人に頼まれて始めたマネージャー業務でしたが、選手からの感謝を通じてサポートの楽しさを感じました。 最初はルールを覚えることに精一杯で選手1人ひとりにあったサポートができず、悔しい思いをたくさんしました。 それからはスキマ時間を有効活用し、バレーボールのルール本や選手の体をケアするために整体学に関する知識を深めました。
また、選手とのコミュニケーションも意識し自分から話しかけるようになりました。 その結果、自分にしかできないサポートで選手のプレーを支えることに成功しました。 チームがリーグ優勝を果たした時は、選手たちの勝利を一緒に喜び、サポートする役割の重要性を深く実感しました。 この経験をもとに、コンサルティングの仕事においてクライアントの利益を最大限にサポートしたいと考えています。

ガクチカでは具体的なエピソードを用いて、自分の経験や努力をアピールすることが重要です。 今回の例文では女子バレー部のマネージャーとしての成長過程を記載しているため、わかりやすい内容になっています。
役割別のガクチカ例文4:役職が特にない場合
例文
私はテニス部でムードメーカーとしてチームを鼓舞し、県大会で初の準優勝に導きました。 私は運動不足解消を兼ねて大学からテニスを始めました。 4年間で主将を始めとした役職ではなかったものの、積極的にボール拾いや声出しを行い、チームの雰囲気を常に明るく保ちました。 ほかにも、練習後にはメンバーと楽しく雑談することでコミュニケーションを活発にしました。 大会直前の緊張感が高まる中、メンバー同士の意見が対立したことがあります。
一触即発の状態となり緊張が走りました。 そこで私が第三者として間に入り、お互いの意見を聞き合うことでチームのモチベーションを維持しました。 特別な役職を任されることはありませんでしたが、自分なりに役割を考えチームに貢献できる方法があることを学びました。 この経験を活かして、貴社でもチームの輪を大切にし、意見対立の際でも職場の雰囲気を悪くすることなく解決に導きたいと考えています。

今回の例文は主体性を持って行動し、チームの勝利に貢献したことがよくわかるガクチカです。 また、具体的なエピソードが記載されているためテニスを通して何を学んだのかが明らかになっています。

ガクチカに高校時代の部活動経験を書いても良いのか迷う方もいるかと思いますが、結論問題ありません。ただし、大学時代の経験をアピールできず、また他の就活生との差別化が難しくなるというデメリットもあります。詳しくは下記の記事で解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
【部活動のガクチカ】部活動のガクチカNG例文3選
部活動での経験は就職活動で大いに活かせますが、伝え方を間違えると逆効果になりかねません。
自己PRや「ガクチカ」で失敗するケースとして、具体性の欠如や曖昧な表現、個人の努力を過剰に強調しすぎるものなどが挙げられます。
ここでは、NG例文を3つ紹介し、その問題点を解説します。
NG例文1: 具体性が不足している
「私は部活動で副キャプテンを務めました。この経験を通じて、責任感やリーダーシップを学びました。日々の練習ではチーム全体を盛り上げることを心がけ、全員で努力した結果、目標を達成することができました。」
NG例文2: 自己中心的な内容
「私はキャプテンとして、部員全員に厳しい指導を行いました。チームが勝つために私が全ての練習メニューを決め、指示を徹底した結果、チームは大きく成長しました。最終的に大会で優勝し、私のリーダーシップが成果を生み出したと感じています。」
NG例文3: 成果が不明確
「私は3年間、部活動の練習に一生懸命取り組みました。毎日誰よりも早くグラウンドに行き、最後まで練習を続けました。努力の結果、最後の大会では自分のベストプレーができ、とても満足しています。」
【部活動のガクチカ】部活動の経験からガクチカを見つける方法
「部活動の経験をガクチカにしたい」「部活動くらいしか学生時代に頑張ったと言えることがない」という方は、部活動をガクチカのエピソードとして使用するべきでしょう。
しかし中には、部活動のエピソードの中でどれをガクチカにしたら良いかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、部活動の経験からガクチカを見つける方法を解説します。
- 役職や実績があるならアピールに繋げよう
- 仲間に言われた印象的な言葉を思い出す
- 困難を乗り越えた経験からガクチカを作る
- アピールしたい強みからエピソードを探す
どの方法でも良いので、自分が一番エピソードを見つけやすい方法をこの中から実践して、部活動のガクチカに使うエピソードを選んでいきましょう。
役職や実績があるならアピールに繋げよう
キャプテンやマネージャー、全国大会出場などの明確な実績や役職はガクチカの強みになります。
ガクチカにおいて、出した成果自体には、意味はありません。しかし、高い成果であればあるほど、そこに辿り着くための努力ができる人間であること、課題解決能力がある人間であることを暗にアピールできるのです。
よって、高い成果を出したことがあったとしてもそれをただ述べるのではなく、自分の部活動での役割はなんだったのか、またその役割を通じてどのようにチームや自分を変えたかを語りましょう。
自分が実績や役職を手に入れた経験の中で、自分自身はどう活躍したのか、どのような強みを発揮したのかが伝わるガクチカであれば間違いなく高評価を得ることができます。

実績や役職を持っている場合、それを「結果」ではなく「プロセスと人間性」を伝える材料として活かすことが重要です。たとえばキャプテンであれば、どうメンバーをまとめたのか、葛藤や工夫は何だったのかを掘り下げていきましょう。実績の裏にある行動や考え方を丁寧に語れば、単なる成果報告ではなく「企業が一緒に働きたいと思える人物像」が伝わります。遠慮せず、堂々と、自分の頑張りを言葉にしていきましょう。
仲間に言われた印象的な言葉を思い出す
部活動での人間関係から得た評価やフィードバックもヒントになります。
- 〇〇がいるとチームが安心する
- 一番最後まであきらめなかったよね
- 地味だけど一番頼りになる存在だった
仲間に言われた言葉はそのまま、自分が部活動の中でどのような役割だったかを表す言葉となります。
自分がどのようなポジションで能力を発揮してきたのか、どのような能力を発揮できるのか伝えることは、ガクチカにおいてとても大切です。
困難を乗り越えた経験からガクチカを作る
怪我や成績不振、対立など、挫折からどう立ち直ったかは企業が注目するポイントです。
その中で自分なりに考え、工夫し、行動したプロセスを語れば主体性や成長力を示せます。
社会人になれば、ミスをする経験、成果が出ない経験は山ほどあります。
壁にぶつかった時、ポジティブに捉え、困難を乗り越えるためにどのような行動ができるのか、という点をアピールできると、評価されるガクチカを作り上げることができます。
アピールしたい強みからエピソードを探す
まず自分がアピールしたい「強み(例:継続力、チーム力、創意工夫)」を決め、その強みが発揮された場面を部活動の中から探しましょう。
強み→エピソードという流れで構成すると、説得力のあるガクチカになります。
ポイントは、自分がアピールしたい強みと、企業が求める人物像が一致していることです。
企業は自社の社風や業務内容から、どのような強みを持った人を採用したいかを定めています。
たいてい採用HPで公開されていたり、説明会の中で話がされているかと思いますので、参考にして、その強み・スキルを持っていることがガクチカからアピールできる内容にしましょう。

「何を伝えるか」から逆算してエピソードを選ぶことは、非常に効果的なガクチカ・自己PRの作り方です。部活動をテーマにしたガクチカや自己PRで評価されるのは、単なる経験の話ではなく、企業にマッチする「強み」を、自分の経験でどう証明できるかという視点。採用HPや説明会で語られる求める人物像をよく確認し、自分の中にある経験と重なるポイントを探していきましょう。方向性が定まることで、伝え方にもブレがなくなり、面接でも自信を持って話せるようになりますよ。
【部活動のガクチカ】文武共通!目を引く部活動のガクチカの3つの共通点
体育会系の部活動・文化系の部活動を問わず、魅力的なガクチカにはいくつかの共通点があります。
企業が注目するのは、単に「頑張った事実」ではなく、その過程でどのように考え、行動し、成長したかです。
- 部活動に力を入れた理由が明確
- どのように部活動を頑張ったのかが具体的
- 面接官が質問したくなる
上記の3つを意識すれば、部活動経験がより印象的なガクチカになりますので、ぜひ取り入れてガクチカを作成してみてください。
それでは、1つ1つ順番に詳しく解説を進めていきます。
部活動に力を入れた理由が明確
「なぜその部活動に取り組んだのか」「何を得たかったのか」など、動機や目的が明確であることが大切です。
「高校時代に挫折した経験から大学では○○を成し遂げたかった」など、背景があるほど行動の説得力が増します。
理由がはっきりしていると、行動に一貫性が生まれます。

企業が注目しているのは、「なぜそれを選び、どう向き合ったのか」という行動の背景にあるあなたの価値観や意思です。たとえ派手な成果がなくても、動機や目的が明確な経験は、それだけで説得力があり、印象に残ります。例えば、「過去の悔しさをバネに挑戦した」「自分を変えるために一歩踏み出した」といった文脈は、面接官にとって非常に共感を得やすい要素です。ぜひ、あなたがその部活動に取り組んだ理由を、ガクチカの起点として大切にしてみてください。
どのように部活動を頑張ったのかが具体的
努力の過程や工夫、苦労した場面など、行動の詳細が伝わると、説得力のあるエピソードになります。
「週6の練習に加え、毎週ミーティングを主催した」「文化祭直前に機材トラブルを解決した」など、数字や期間、工夫の具体性を加えると、より印象的になります。
できるだけ定量的に自分の頑張りが伝えられるエピソードを選ぶことがポイントです。
面接官が質問したくなる
ガクチカは面接のきっかけになる重要な項目です。
「もっと聞いてみたい」と思わせるストーリー性や独自性を意識しましょう。
あえて「完璧に成功しました」だけで終わらせず、「課題は今もあり、改善を模索中です」といったリアルな現状を交えるのも効果的です。
面接官が聞いてくるポイントとは、自社で採用したいかどうかを見極めるための重要なポイントです。
それを面接官から引き出すことは非常に重要になります。

面接官に「この人ともっと話したい」と思ってもらえるガクチカは、選考を有利に進めるうえで大きな武器になります。完璧な成功談よりも、試行錯誤や今も続く課題を語ることで、あなたらしい人間味や成長意欲が伝わります。面接はESのような一方通行の発表ではなく、対話の場です。「どうしてその選択をしたのですか?」「その後どうなりましたか?」などと自然に質問が生まれるようなストーリー性を意識すると、面接官の記憶に残りやすくなります。深掘りに関しては、答えきれない問いがあっても大丈夫なので、自分が体験したこと、感じたことをありのままに伝えましょう。
【部活動のガクチカ】アピールする際の注意点
ガクチカで部活動をアピールするときには以下3つの注意点があります。
- 結果だけではなく過程を含めてアピールする
- 専門用語を使わずに分かりやすく伝える
- 部活動以外でも活かせる能力をアピールする
ガクチカを考えるときは注意点に気をつけながら採用担当者に印象を与えられる構成にしていきましょう。それぞれ、詳しく解説をしていきます。
結果だけではなく過程を含めてアピールする
部活動をガクチカでアピールするときの注意点は、結果だけでなく過程を含めて伝えましょう。
採用担当者は、結果だけでなくそのなかにある努力や工夫、失敗からの学びを重視します。たとえば、「試合で優勝した」だけではなく、そのためにどのような課題があってどのような方法で解決し、日々どんな工夫をしたか、苦労を乗り越えたエピソードを盛り込む必要があります。
過程を具体的に説明することで、課題に対する粘り強さなどが伝わりやすくなり、結果に至るまでの努力や成長をしっかりとアピールできます。過程を含めて話すことで、あなたの人柄や働き方も理解してもらえるので、採用担当者に好印象を与えるでしょう。
専門用語を使わずに分かりやすく伝える
部活動をガクチカでアピールするときは、専門用語を使わず分かりやすく言葉で伝えるように意識しましょう。
採用担当者は、その部活動に対して詳しくない場合が多いため、特定の競技の専門用語を使って話してしまうと、話が理解ができずに内容が入っていきません。部活動のポジションや特別な練習方法について説明する際も、誰でも理解できるような言葉に言い換えるなどの工夫をしましょう。
専門用語を避けて説明することは、自分の伝えたい内容が相手に正確に届きやすくなり、論理的な伝達力があるとアピールもできます。
また、難しい言葉を簡潔な表現に言い換えることで、物事を分かりやすく伝えるスキルを示すことができ、採用担当者にも好感を持ってもらえるでしょう。
部活動以外でも活かせる能力をアピールする
部活動をガクチカでアピールするときは、部活動以外でも活かせる能力を強調するといいでしょう。企業は、特定の活動だけでなく仕事や日常の場面でも応用できるスキルがあるとポイントが高くなります。
たとえば、「粘り強く目標を達成する力」や「チームで協力する姿勢」は、多くの業務で求められる力です。部活動で培った能力がビジネスシーンでも役立つことを事例を交えて具体的につたえられれば、採用担当者に自分の価値を理解してもらい、実際の業務でも貢献できるイメージを持ってもらいやすくなります。
こうした視点を意識することで、部活動の経験が単なる思い出ではなく、実社会で活かせる力であることを効果的にアピールできるでしょう。
【ガクチカで部活動をアピール】部活動のガクチカでよくある質問や不安
弊社は就活エージェントを運営しているため、様々な就活生の方をサポートしていますが、部活動をガクチカとしてアピールしたい人も多いです。
その中でも多くの就活生の方からいただく不安や質問を厳選して紹介し、回答するため、ぜひ参考にしてみてください。
まず結論として、主将などの役職についていなくても全く問題ありません。
アルバイトの経験をアピールする人がバイトリーダーを勤めていた必要がないのと同じです。
役職がないからといって「チームのために行動をしない」という決まりはありません。
重要なのは、役職に関わらず、チームの一員としてどのように貢献したかを説明することです。
具体的なエピソードを交え、自分がチームのためにどのような努力をし、どのような工夫をしたかを詳細に伝えましょう。
例えば、練習方法の改善やチームメイトのサポート、モチベーションの維持など、役職がなくとも、できる貢献はいくつもあります。
これらの具体的な行動をアピールすることで、リーダーシップや協調性を示すことは十分に可能です。
結論として、特別な成果を挙げていなくても、全く問題ありません。
先ほど「主将などの役職についていなくても問題ない」と話したように、企業が重視するのは「過程」での努力や学びです。
どのような目標を立て、それに向けてどのような取り組みをしたのかを具体的に説明しましょう。
大きな成果がなくても、練習の工夫やチームの改善に寄与したことなど、小さな成功を具体的にアピールすることが重要です。
例えば、チームのために新しい戦略を考えたり、練習のクオリティをさらに向上させるための工夫を行ったりした経験があれば、それを分かりやすく伝えるだけで十分です。
部活動の経験は仕事に十分に活かせるものです。
部活動で培ったスキル、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力、時間管理などは仕事においても大いに活用できるからです。
多くのメンバーで業務に取り組む際は、チームワークやリーダーシップ、コミュニケーション能力が重要ですし、限られた時間で成果を残す必要があるプロジェクトに取り組む際は時間管理の能力が重宝されます。
また、試合での役割分担はプロジェクトのタスク管理に似ています。
メンバーを適材適所に役割を割り振ることは、プロジェクトを円滑に進める上で重要です。
また、練習で継続的な努力をしたことは、仕事の目標達成に向けてコツコツと取り組む能力としても応用できます。
特にIT業界など、日々学び続ける必要がある業界は多いため、継続的な努力ができることは十分なアピールとなるでしょう。
「確かに部活動に力を入れて頑張ってはいたが、アピールになりそうなエピソードが思いつかない」という人も多いでしょう。
そのような場合は、練習や試合、ミーティングなど、様々な場面を切り取ってみて、経験を振り返ってみましょう。
その中で特に印象に残っている出来事を探してみてください。
特に、質問形式で自己分析を行うと効果的です。
例えば「最も努力したことは何か」「困難をどう乗り越えたか」「チームメイトに貢献したことは何か」「初めて挑戦したことは何か」など、自分に問いかけてみてください。
これにより、具体的なエピソードを見つけ出し、アピールポイントとして活用できる可能性があります。
失敗経験をどう書けば良いかわからない場合も、失敗そのものではなく「失敗から何を学び、どのように改善したか」を分析してみましょう。
失敗を乗り越えた結果、どのように成長したか、その後の成功体験を併せて書くことでポジティブな印象を与えられます。
例えば、練習でのミスから得た教訓や改善策を実行して成果を挙げたエピソードを具体的に説明することで、企業に対して自分の成長過程をアピールできます。
失敗から学んだことを強調して、それをどのように次に活かしたかを具体的に説明することで、前向きな姿勢と課題解決能力を伝えられるでしょう。
部活動を途中でやめてしまった人もいるでしょうが、やめた理由を聞かれた場合、ネガティブな理由を避け、ポジティブな側面を強調するようにしましょう。
例えば「新しい挑戦を求めて他の活動に力を注ぐことを選んだ」「学業やアルバイトなど、他の重要な活動に集中する必要があった」など、前向きな理由を述べると良いです。
また、やめた後にどのようなことに取り組んだか、そこで得た学びや成長についても説明することで、やめたことが自分にとってポジティブな影響をもたらしたことをアピールすることができます。
これにより企業に対して柔軟性と前向きな姿勢を示すことができ、好印象を与えられます。
少なくとも、他のメンバーや監督などの悪口を長々と連ねるようなことは避けるべきです。
【ガクチカで部活動をアピール】まとめ
部活動をモチーフにしたガクチカの書き方について解説してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
大学での部活動経験は「気力・体力」、「チームワーク」、「協調性」、「チャレンジ精神」など様々な事をアピールできる格好のテーマです。今回ご紹介した作成のポイントを抑えておけば面接官の心に残るガクチカが作成できるはずです。
そしてそれは内定をグッと引き寄せてくれます。是非、あなたの魅力が十分に伝わるガクチカを作成してください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
ガクチカで周囲との差別化を図ることは非常に大切です。特に部活動のエピソードは他の学生と重なりがちですが、具体的なエピソードや数字、固有名詞を盛り込むことで、ぐっと説得力が増します。「自分だからこそ語れる話」を意識して掘り下げると、面接官の記憶にも強く残ります。今からでも、過去の経験を振り返り、独自の視点や学びを洗い出してみましょう。準備次第で十分にチャンスは広がりますので、焦らず丁寧に取り組んでくださいね。