面接からの帰り道「今日の面接なんだか手応えが無かったなぁ…」なんて考えること、ありますよね。
「これって不採用なのかな…」なんて落ち込んでしまうこともしばしば。
けれど、ちょっと待ってください。
「手応えなし」と感じたからといって、それは不採用のサインとは限りません。むしろ合格のサインである可能性もあるものです。
では「手応えなし」と感じた面接はどこをチェックすれば合格なのか不採用なのかを判断できるのでしょう?
本記事では採用面接で「手応えなし」と感じてしまう理由と、合否を判断するポイントについて徹底的に解説しています。
さらには「手応えなし」と感じてしまった経験を次に活かすためのポイントについてもご紹介します。
そちらも併せて参考にしてみてください。
- 面接で手ごたえありと感じる瞬間
- 手ごたえがないと感じたときに取るべき行動
- 面接について相談する適切な相手
- 手応えがなかったときの今後への活かし方
- 面接で「手応えなし」と思った時の対策について知りたい人
- 面接でどのような時に手ごたえがあるのか知りたい人
- 面接について相談する適切な相手を知りたい人
- 手応えがなかったときの今後への活かし方を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【面接の手ごたえなし】面接での「手応えなし」は合格のサインの場合も
ではどういったケースで「手応えなし」と感じながらも面接に合格するのでしょう?
例えば、面接での質問が極端に少ないケースは、逆に合格の可能性が高いといえます。
面接官が「この学生は合格」と判断した時点で面接は終了します。
あっという間に「合格」と判断されたのであれば、ほとんど質問の無いままに面接は終了です。
この面接を受けた学生はきっと「なんか手応えの無い面接だった…」と感じているはずです。
けれど、結果としては合格ということもしばしばおこりうるのです。
このように面接での「手応えなし」は合格のサインの場合もあるということを理解しておきましょう。
【面接の手ごたえなし】面接で手ごたえありと感じる瞬間
「手応え」と言っても抽象的な概念ではありますが、「なんとなく手応えがある」と感じることは多いのではないでしょうか。
では、その「手応え」とはどこから来るのか、また、手応えがあると感じる瞬間について解説していきます。
- 入社後の具体的な業務の話をされた
- 今後の就活について聞かれた
- 自分に興味があるように見えた
入社後の具体的な業務の話をされた。
具体的に入社後の話をされると、手応えを感じる人も多いのではないでしょうか。
実際にどのような業務を行っていくのか、など細かい話をするということは、学生に具体的に働くイメージを持ってほしいということです。
つまり、企業側は学生が働くイメージができており、学生に働いて欲しいという期待を込めて話していることが多いです。
よって、入社後の具体的な話をされる際は、手応えがあると考えて良いでしょう。
今後の就活について聞かれた
今後の就活について具体的に聞かれるということは、「今後他の企業を受けるかもしれない」と心配している可能性があります。
つまり、入社して欲しいと考えているということです。
入社の意志を確認しているということでもあり、はっきりとした日時を伝えるようにしましょう。
特にインターンなどを活用して、早く働き始めて欲しいと考えているかもしれません。
そういった可能性などを踏まえ、早めに明確な予定を伝えておきましょう。
自分に興味があるように見えた
面接官が様々な質問を重ねてそのやり取りの内容をたくさんメモに残す様子から、自分に興味がある素振りのように見える場合があります。
この兆候に対して就活生は、企業の興味関心を引くことができたと思い面接に手応えを感じやすい出来事です。
確かに、ESの内容が目に止まり関心があったのでさらに詳しく聞きたくて質問が増える場合があります。
また、書類選考では分からなかった人柄を質問から引き出せたと感じてメモをしている可能性もあります。
しかし、次の面接につなげるためにも、学生の情報をできるだけ聞き出す必要が面接官にはあります。
そのため、必ずしも興味があるように見えたからといって合格したとは言い切れないでしょう。
【面接の手ごたえなし】「手応えなし」と感じる理由5選
そもそもなぜ面接で「手応えなし」と感じてしまうのでしょうか?
その大きな理由とそれぞれのシチュエーションについて解説してゆきたいと思います。
「手応えなし」=「不採用」というワケではないことを理解して、自分の過去の面接を客観的に分析してみましょう。
- 面接中に沈黙してしまった
- 会話が盛り上がらなかった
- 面接時間が短かった
- 面接官の反応が悪かった
- 深掘りされなかった
面接中に沈黙してしまった
面接中に何を答えるべきか迷ってしまう事、ありますよね。
(あなた)「えーっと…(沈黙)…、あの……」
(面接官)「では〇〇についてはどうでしょう?」
(あなた)「(ヤバい…)えーっと〇〇については、あの××だと思います。」
といったシチュエーションです。
こういった場合、心の中では「あぁーっ!しまったぁぁぁ!!」などと考えてしまうものです。
確かに面接中に沈黙してしまうのは良いことではありませんが、ちょっと沈黙してしまったからといって、即不採用となるわけではありません。
採用面接は「志望度合い」「説明力」「会話力」「人当たり」などトータルで判断するものです。
ミスが一つあったとして、その他が充実しているのであれば、ミスは覆い隠してくれるものです。
沈黙してしまった場合、その他の部分はどうだったのかについて考えてみてください。
例えば入室時の挨拶はしっかりできたのか、志望理由や自己PRについてははきちんと答えられたのかなど、思い出すべきポイントは数多くあります。
それらに問題が無いのであれば、合格している可能性は十分にあるはずです。
日常会話で起こり得る程度の沈黙であれば、それほど気にする必要はありません。
会話が盛り上がらなかった
面接中に会話が盛り上がらない時も「手応えなし」と感じるもの。
事務的に話を進めた後に「では面接は終了です。お疲れ様でした。」などと言われると「えっ、もう終わりですか?」となってしまいます。
この場合もかなり心配になってしまいますが、会話が盛り上がらないからといって低い評価とは限らないのです。
圧倒的に優秀で、絶対に次に進めたいという場合にはこういったケースも起こり得ます。
その場合には必要事項だけを確認できれば面接として十分に成り立つからです。
会話が盛り上がらなかったからといってNGというワケではありません。素っ気ない感じだったときこそ、合格している可能性があるということを覚えておきましょう。
会話が盛り上がった≠高評価
逆に、取るか取らないか、ギリギリの判断を迫られている場合の方が会話が盛り上がることも多いもの。
しっかりと会話をする事で、応募者の人となりを探ろうとするからです。
この場合、面接官側から様々な話題をふるため、会話は自ずと盛り上がります。
この場合には面接として手応えは感じられるかもしれませんが、高い評価を得ているとは限らないのです。
また「不採用」と決めた場合にも、面接官が会話を盛り上げる事があります。
不採用と決めたからといって素っ気ない対応をすると、応募者に「〇〇社は不誠実だ!」と思われてしまうからです。
最近ではSNSなどで個人の発信力も高まっていますので、応募者にマイナスイメージを与えるわけにはいきません。
不採用という場合こそ誠意をもって対応し、気持ちよく面接会場を後にしてもらいます。
このように不採用と決めたからこそ会話が盛り上がるなんて事もあるものです。
面接時間が短かった
面接時間が短い場合にも「手応えなし」と感じてしまいます。
周りの学生はまだ面接を続けているのになぜ自分だけ…、と不安になってしまいますよね。
ですが、「時間が短い」=「評価が低い」とは言い切れません。
応募者が圧倒的に優れており、次に進める事を決めたのであれば、その時点で面接は終了します。
逆に取るか取らないかを迷っている時こそ、面接にじっくりと時間をかけ、人となりを探ろうとします。
少しでも多くの質問を繰り返し、しっかりと判断したいと考えているからです。
悩ましいのが「不採用」と決めた場合にも面接時間が短くなるという事。
この場合に関してもダラダラと面接を続けるメリットはありません。
キリが良いところでそうそうに面接を済ませ次の候補者と話がしたいと思うものです。
このように面接があっという間に終わったからといって、それだけからは採用なのか不採用を判断する事はできないというのが実情です。
面接官の反応が悪かった
面接官の反応が悪かった場合も、面接に手応えがなかったと感じる人が多いでしょう。
例えば、面接中の反応がそっけなかったり、事務的な質問で会話を進められたり、目線が全然合わなかったりする場合です。
採用候補の学生には積極的な質問や興味深く会話を持ちかけて、面接官はコミュニケーションを取るようにすると考えてしまいがちです。
しかし、面接に緊張感を持たせるためにあえてそっけない態度を取る面接官もいるため、一概に落ちたとは言えないです。
その目的は就活生の居心地の悪い状況下での反応や、しっかりと対応して話せるのか確認することにあります。
面接官の反応の良し悪しは、テクニックであることも多いことを理解しておきましょう。
深掘りされなかった
面接官から深掘りされなかった場合も、自分に興味がないのかなと感じて手応えがないように思えてしまうでしょう。
例えば、質問の回答に対して会話のキャッチボールが少なかったり、ESの内容にあまり質問されなかったりする場合です。
もし、採用を検討したい人材と感じるのならば、なぜそのように思ったり考えたりしたのかに関心をもって深掘り質問が繰り返されると思うからです。
しかし、最初の回答が質問の意図を満たした内容で納得を得られた場合やESの内容がしっかりと要点を押さえた文章の場合は、深掘り質問を無理にしないこともあります。
面接官から積極的な反応がないこと全てが悪いことではないと覚えておきましょう。
【面接の手ごたえなし】「手応えなし」の面接の合否は判断できるの?
面接において「手応えがなかった」というのは、採用のサインである可能性もありますし、その逆もあり得ます。
したがって、それだけでは面接の合否を判断することができないというのが答えです。
「手応えがなかった」面接であっても、質問に対ししっかりと答えられていたのなら、合格している可能性は十分にあり得ます。
合格か不採用かを考えるのであれば、曖昧な「手応え」を当てにせず、十分な受け答えができたのかについて振り返ってみてください。
【面接の手ごたえなし】手ごたえがないと感じたときに取るべき行動3選
ここまでの内容からもわかるように、面接の感触だけで、一概に合格か不合格かを判断することはできません。
では、手応えが無いと感じた際にどのような対応をするべきかについて考えていきましょう。
下記の3つについてしっかりと把握しておくことで、手応えが無い際も落ち着いて行動できます。
- まずはいったん落ち着こう
- 質問を整理しよう
- 誰かに面接の話をしてみよう
まずはいったん落ち着こう
面接は1度きりの機会なので、「準備したものを100%出せなかった」「もっとできたかもしれない」という気持ちになる人も居ます。
それこそ、「人生を懸ける」くらいの気持ちで臨み、極度の緊張と集中状態にある人も居るでしょう。
そのようなストレスがかかる状態から開放されたばかりで「受かったのか、落ちたのか」が気になるのは当然です。
しかし、まずは落ち着いて、頑張った自分を褒めてあげて、リラックスしてから振り返るのも悪くないのではないでしょうか。
質問を整理しよう
面接において、結果が1番大切ではありますが、何を聞かれ、どのように回答したかも重要です。
今後の就活に活かせるものも多いはずです。
そこで、何を聞かれ、どのように応えたかをノートでも、WordなどPCのドキュメントでも良いので、まとめてみましょう。
就活は今回の面接で終わるわけではありません。
もしかしたら、就職課の職員の方や、本メディアで読んだもの以外に「これは他の企業も聞いてきそうだな」という質問があるかもしれません。
そうしたものがあれば、回答をあらかじめ考え、しっかり対策しておきましょう。
誰かに面接の話をしてみよう
面接は自分と面接官の1対1の会話であり、どうしても判断が主観的になってしまいます。
そこで自分の周囲の人に面接の状況や感想などを話してみましょう。
面接を客観的に評価してくれますし、自分の言動を振り返ることもできるでしょう。
ただし、相談する相手は信頼できる友人か、すでに就活を経験している先輩などにしましょう。
誰彼構わず相談すると、返答が適当なものもあり、混乱してしまいます。
【面接の手ごたえなし】手応えがなかったときの今後への活かし方
面接は経験を積めば積むほど上手くなるものです。
手応えがなかった面接だって、そこから学べる事は数多くあります。
仮に、面接を通過することができなかったとしても、受けた面接はあなたの経験値になります。その経験はしっかりと次に活かしてください。
ここでは、面接で手応えがなかったときにやるべきことをご紹介します。
改めて質問の答えを考えてみよう
面接で沈黙してしまったという場合であれば、いったい何を答えるべきだったのかを今からでも振り返って考えてみてください。
別の面接で同じような質問をされる可能性があるからです。
答えを考えなおしておけば、次の面接ではスムーズに答えられるはずです。
今後の面接で反射的に答えるためには、一度時間をかけて答えを考えてみるという経験をしておくことが大切なのです。
会話ベースの面接練習を増やそう
あまりにも会話が盛り上がらなかったという場合は、誰かと会話をするような形式で面接練習をすることをおすすめします。
そもそも面接は言葉のキャッチボールによって成り立ちます。
相手が受け取りやすいボールを投げ返したのか、次の会話に繋がるボールだったのか、会話を思い出してみてください。
そういったキャッチボールを意識せず、ただただ用意した答えを暗唱するような面接になっていなかったかをもう一度振り返りましょう。
ここでは、会話が盛り上がらなかったという人におすすめの面接練習をご紹介します。
友達や先輩と面接練習
友達や先輩と面接練習をしておくことは、会話のキャッチボールを練習できるという意味でおすすめです。
友達や先輩なら、失敗を気にせずにありのままを話せますし、会話ベースでやりとりがしやすいというメリットがあります。
就活へのモチベーションが高い同級生や、就活を成功させた先輩に面接練習をお願いしてみましょう。
キャリアアドバイザーに相談しよう
結論として、キャリアアドバイザーに相談するのが就活において最も有用な選択肢と言えます。
ESや履歴書の作り方はもちろんのこと、面接の対策や合格後の事務手続きの補助まで、親身になって対応してくれます。
特に周りに就活に熱心に取り組んでいる知り合いが少ない方や、学校の就職実績が芳しくない方は、必ず利用しましょう。
面接に手応えが無かったという人も、キャリアアドバイザーに面接の内容をしっかり話し、今後どのように改善していけば良いのかアドバイスをもらえます。
キャリアアドバイザーならジョブコミット
ひと口に「キャリアアドバイザー」と言っても、数が多すぎて誰に頼めば良いのか分からない人がほとんどでしょう。
そこでおすすめしたいのが「ジョブコミット」のキャリアアドバイザーです。
ジョブコミットなら専属のキャリアアドバイザーが合格まで徹底的にサポートしてくれるので、安心して任せられます。
ES対策や就活の基本を教えてもらえるのは当然のこと、もちろん面接対策もしてくれるので、面接が不安な方にもぴったりです。
簡単に登録できるので、1度下記のボタンから登録してみてはいかがでしょうか。
【面接の手ごたえなし】「手応えなし」=不採用ではない
採用面接での「手応えなし」について解説してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
今回ご紹介してきた通り「手応えなし」だからといって、それは不採用のサインとは限りません。
むしろ合格という場合の方が面接時間が短くなったり、素っ気ない感じで面接が終わってしまったりするものです。
このように面接が「手応えなし」だったからといって、落ち込む必要はありません。
合否の連絡が来るまでは、面接の経験を次に活かす為の時間です。
いったいなぜ手応えなしと感じたのか、どうすればそれを改善できるのか、面接について復習を繰り返しておきましょう。
その積み重ねが内定獲得への近道です。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート