はじめに
明日は採用面接、正直行きたくないな…。
なんてお考えの人はいませんか?
確かに面接は緊張しますし、頭もつかいますし、やたらと気疲れしますし、正直に言って心躍るイベントではありません。
さらには合否が決まるまで落ち着かない日々を過ごさなくてはならないため、面接が終わってからもめんどくさい時間が続きます。
ですから面接に行くのが楽しみで楽しみでしょうがないという人はそれほど多くはいないはずです。
とはいえ、面接に行かない限り、内定はもらえないというのもまた事実です。
本記事では面接に行きたくない…という学生に向けて面接を前向きに受けるためのポイントをご紹介していきます。
【面接がめんどくさい】面接は基本的に行きたくないもの!
そもそもの話として「面接は行きたくないもの」です。
緊張感の中で知らない人に会い、根掘り葉掘りいろいろな事を聞かれ、それに何とか答えを出し、挙句の果てに評価されるのですから、心躍る理由がありません。
面接に行きたくないという感情は何も新卒採用だけに限りません。
社会人経験者にとっても面接は行きたくないものです。
とはいえ、面接に行きたくないからといって、すべての面接をすっぽかすワケにはゆきません。
採用面接は、特に新卒時の採用面接は、人生の中で最も就職に有利な貴重なタイミングだからです。
コレが既卒になってしまいますと、同じ条件で就職先を探す事はほぼ不可能となってしまいます。
面接に行きたくない…という場合にも、重い腰を上げて、何とか面接に向かってみるのがおすすめです。
めんどくさいまま挑むのはおすすめしない
「面接がめんどくさい...」「面接に行きたくない」という感情のまま面接を受けるのはおすすめしません。
面接中にめんどくさいという感情が出てしまう可能性があり、面接に落ちてしまう原因にもなり得るからです。
面接がめんどくさいという学生は、なぜ面接をめんどくさいと感じるのか、今どんな行動をとるのが自分にとって正解なのかを見つめ直してみましょう。
そうすることで、後悔のない行動をとることができるでしょう。
【面接がめんどくさい】あなたはなぜ面接に行きたくないのか
あなたはなぜ面接に行きたくないのでしょうか。
「面接がめんどくさい」を解決するには、なぜ面接がめんどくさいのかを深ぼっていく必要があります。
以下では面接がめんどくさいと感じる理由を5つ紹介していきます。
ぜひあなたの心情と照らし合わせてみてくださいね。
面接が苦手
就活における面接というのは、「緊張感のある空間でコミュニケーションが行われる、今後の将来が決まる失敗が許されないイベント」というものです。
これまでの人生で、面接のような緊張感のある経験を積んでこなかった人は特に面接に苦手意識を抱く傾向にあります。
このような「面接が怖い!」「面接に行きたくないけど逃げたい!」という気持ちが「めんどくさい」という感情に表れているのかもしれません。
面接は練習や対策をすることでに緊張感を軽減できたり、失敗するリスクを減らすことができたりします。
面接が苦手な人は面接練習を積み、苦手意識を軽減させるのがおすすめです。
面接に落ちるのが怖い
面接が怖いという人は、過去に面接を経験したけど、落ちてしまったという人に多いでしょう。
今までこれといった挫折経験がない人や、しっかりと取り組んだのに努力が実らなかったと感じている人は、特に面接に落ちることに強い恐怖感やトラウマを感じるでしょう。
そもそも辛い経験から離れたいと思うのは普通の反応です。
まずは心をリラックスさせ、気持ちを切り替えることを優先させることがおすすめです。
その後、面接に落ちた原因や改善点を探り、より完成度を高めて面接に挑むことで通過率を上げることができるでしょう。
他にやりたいことがある
没頭している趣味があるなど、就活よりもやりたいことがある場合、面接をめんどくさいと感じるでしょう。
そのような人は自分の中で就活がどのような位置づけなのかを見つめなおすのがおすすめです。
また、部活や学業など、就活以外の予定が詰まっていてなかなか休みが取れないためにめんどくさいと感じることもあるでしょう。
そもそも、就活は早く終わればいいというわけではありません。
体を崩してしまえば本末転倒です。
休養を取り、優先順位を考えながら、無理のない範囲で両立させましょう。
志望度が低い企業である
志望度は低いものの、選考の練習や滑り止めのために選考を受けることもあるでしょう。
そのために面接がめんどくさいと感じる学生は少なくありません。
その際は、なぜその企業を受けるのかを振り返りましょう。
内定を取って安心するため、練習をするためなど、理由は様々でしょう。
一方、うけるかどうかを考えた結果、特に受けるメリットがないと感じた際は選考を辞退するのも1つの手段です。
ただし、企業に迷惑が掛からないよう早い段階で連絡をしましょう。
企業が多くの時間とコストをかけて採用を行っていることを忘れずに誠実な対応を心がけてください。
就活をやる意味が分からない
「就職しなくてもフリーターをすればいいや」「実家の事業を継げばいいや」と就活をすることに意味を感じない人もいるでしょう。
その場合は、自分がどんな人になりたいのか、どんな人生を歩みたいのかなど、自分の将来の目標を立て、そのために就活が必要かどうかを考えてみるのがおすすめです。
ぜひ就活に集中できる今を有意義に活用してくださいね。
【面接がめんどくさい】面接を前向きに受けるポイント
上記では面接がめんどくさいと感じる理由を紹介してきました。
以下ではその「めんどくささ」を払拭し、面接を前向きに受けるポイントを解説していきます。
面接が苦手な場合
以下では面接が苦手な人に向けての対処法を解説していきます。
面接が苦手な人におススメの対処法は「面接練習をする」「面接のマナーを押さえる」が挙げられます。
以下で詳しく確認していきましょう。
面接練習をする
面接が苦手な人がまずすべきことはズバリ面接練習です。
面接練習で経験を積むことで、まず面接という雰囲気に慣れることができます。
日常生活において緊張感のある空間で過ごすという経験はなかなか経験できませんので、特にあがり症の人はこの経験を積み、慣れておくことがおすすめです。
また、面接で失敗してしまうという可能性を減らすことができます。
面接練習を繰り返すことで、志望動機やガクチカなどの頻出質問をすらすらと言えるようになるでしょう。
面接で失敗したくないという人は特に面接練習がおすすめです。
面接のマナーを押さえる
今まで面接の経験がない、面接の経験が少ないという人は面接におけるマナーが苦手と感じる人が多い傾向にあります。
そのような人は、まずはしっかりと面接のマナーを押さえておきましょう。
特に面接練習を通じ、その中でマナーに慣れるのがおすすめです。
そうすることで落ち着いて本番に挑むことができるでしょう。
緊張や言葉に詰まっても大丈夫
面接で緊張したり、言葉に詰まってしまうことに恐怖感があり、面接が苦手という学生もいるでしょう。
しかし、これらが原因で直接落ちるというケースは考えにくいです。
緊張でスムーズ話せなかったり、言葉に詰まったりしても、熱意や自分の思いを伝えることができれば面接に通過できる可能性はおおいにあります。
「完璧にこなさなきゃ落ちる!」と自分を追い込まずに、リラックスし、その場で最大限の自分をアピールしましょう。
面接が怖い場合
面接が怖いと感じる学生はこれまでに面接に落ちた経験がある学生に多いです。
面接が怖いと感じる学生におすすめの対処法は「落ちた原因を分析する」「回答の見直しを行う」が挙げられます。
以下で詳しく確認していきましょう。
落ちた原因を分析する
面接に落ちてしまう原因は様々です。
なぜ面接に落ちてしまったのかを分析することで、次の面接に生かすことができます。
面接に落ちてしまう原因には、求める人物像のアピールが不十分だった、志望度や熱意が伝わらなかった、マナーが悪かったなどが挙げられます。
より客観的に原因を分析するには面接練習を通じ、第三者にフィードバックをもらうというのも効果的です。
ぜひ原因を放置せず、チャンスに変えていきましょう。
回答の見直しを行う
面接に落ちてしまった原因には頻出質問への回答が不十分だったということが挙げられます。
志望動機や自己PR、ガクチカなど、頻出質問の回答の見直しをしましょう。
客観的な観点でのフィードバックが欲しいという人は、友達やキャリアセンター、キャリアアドバイザーなどに添削してもらったり、面接練習を依頼したりするのもおすすめです。
企業の志望度が低い場合
以下では企業の志望度が低く、面接がめんどくさいという学生に向けて対処法を解説していきます。
面接が苦手な人におすすめの対処法は「受ける意味を考える」「面接後のご褒美を用意する」が挙げられます。
以下で詳しく確認していきましょう。
受ける意味を考える
まず本当にその企業の面接を受ける必要があるかどうかを考えてみましょう。
面接に受ける必要がないと判断した場合は、無理して選考を受ける必要はありません。
その際はできるだけ早い段階で辞退し、企業への負担を最低限に押さえられるように配慮しましょう。
具体的な辞退の方法はこちらの記事で解説しています。
面接後のご褒美を用意する
その企業を受けるべき理由はあるが、なかなか気が進まないという場合もあるでしょう。
その際は面接後にご褒美を用意し、それによりモチベーションを高めるのがおすすめです。
ご褒美の例としては、おいしいものを食べる、カラオケに行く、服を買う、漫画を買う、ゲームを〇時間するなどが挙げられます。
就活の意味が分からない場合
就活をする意味を見い出せていない中、周りがやっているから就活を始めたもののなかなか気が進まないという学生もいるのではないでしょうか。
そのような学生は面接を受ける前に自分自身と向き合うのがおすすめです。
具体的な対処法としては「自分の将来について考える」「一度就活から離れてみる」が挙げられます。
自分の将来について考える
何事も目的がないのにも関わらず行動するということは苦しいものです。
それは就活にも同様に言えます。
面接を受ける前に、なぜあなたが就活を行うのかという目的を明確にしましょう。
そうすることで、あなたが将来どんな人になりたいか、どんな人生を歩みたいかを考え、そのために今就活をすべきかどうか、また就活においてどのような目的を果たせばいいのかが見えてくるはずです。
また、「就活をしないといけないのはわかるけど、就活のモチベーションが下がってきた...」という人もいるでしょう。
そのような場合は、自分がその企業に入社した姿を想像したり、自分のモチベーションの源泉を改めて考えてみたりしましょう。
自分で自分の機嫌を取ることも社会人として活躍する上で大事なスキルかもしれません。
一度就活から離れてみる
就活をしないといけないとわかっているけどなかなか気が進まないという人は一度就活から離れてみるのも良いでしょう。
気持ちをリフレッシュすることで、就活へのモチベーションを高められるかもしれません。
また、面接を通過するたびにご褒美を設定するなどでモチベーションを高めるのも有効でしょう。
まとめ:行きたくない面接が人生を変えるかも?
面接に行きたくない…と考えている人に向け、試してみたい方法をご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
最初にご紹介した通り、そもそも面接は心躍るものではありません。
行きたくないと考えるのはごくごく当たり前の感情です。
けれどその一方で面接はチャンスでもあります。
たまたま面接官との相性が良く、とんとん拍子に最終面接へと進み、ひょいっと内定をもらえるなんて事も案外多くあるものです。
そしてたまたま入った会社が自分にぴったりで、それなりに充実した日々を過ごしているなんて人も多くいます(そもそも第一志望の企業に就職できたという人の方が世の中には少ないのです)。
そんな事が起こるのも起こらないのも、目の前の面接にトライしてみるのか、すっぽかすのかにかかっています。
面接はせっかくのチャンスですから、できればトライしてみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート