【例文11選】面接の「最後に一言」で好印象を残せる方法を紹介!

【例文11選】面接の「最後に一言」で好印象を残せる方法を紹介!

就活の面接では、締めとして「最後に一言お願いします」と言われることが意外に多い傾向にあります。

志望動機や自己PR、長所短所などのよく聞かれる質問は準備していたものの、「最後に一言」と言われて戸惑ってしまう学生は少なくありません。

これまでしっかり質問に答えてきたにも関わらず、最後の締めで失敗してしまっては、面接を受けた後味も悪いものです。

もし何も対応できなければ、悪い評価を受ける可能性もあるでしょう。

したがって面接準備を万全に進めるなら、「最後に一言」に対しても十分に備えておく必要があります。

そこで今回は、面接で「最後に一言」と言われたときの対処法や回答例文などを紹介していきます。

そもそもなぜ企業は「最後に一言」と言うのか、などの点も掘り下げていくので、面接準備に活かしてみてください。

この記事でわかること
  • 企業が面接で「最後に一言」を求める理由や意図
  • 最後に印象が良くなる「最後に一言」の例文
  • 「最後に一言」を効果的に伝えるポイント
  • 「最後に一言」を聞かれないときの対処法
この記事をおすすめしたい人
  • 面接における「最後に一言」をどう回答すれば良いのかわからない人
  • 「最後に一言」への対処法を考えるうえで企業の意図を知っておきたい人
  • 気の利いた「最後の一言」を伝えてほかの学生に差をつけたい人
  • 面接の「最後に一言」を考えるうえで例文を参考にしたい人

面接で「最後に一言」を求められる理由

そもそもなぜ面接の締めに「何か最後に一言ありますか?」と聞かれるのでしょう?

その3つの理由についてご紹介していきたいと思います。

理由を知ればなるほど納得。

何を答えるべきなのかが見えてくるはずです。

①対応力をチェックするため

面接は個人個人の絶対的な評価も大切ですが、応募者同士の相対的な評価も気になる部分です。

そして応募者同士を比較する最も簡単な方法が候補者へ向けた同じ質問です。

面接の最後で「では最後に一言何かありますか?」と質問する事によってどんな反応をするかで対応力をチェックする事ができるというわけです。

人によっては会社への熱い想いを再び伝えるかもしれませんし、伝えそびれた資格についてアピールするのかもしれません。

そのため「いやbox2特にはないですねbox2」といった答えは厳禁。

これでは対応力がアピールできません。

せっかくの喋るチャンスですから何かしらの思いを伝えた方が内定に繋がる可能性はアップします。

面接の最後には「最後に一言」と言われる事が多いので、答えをいくつか用意してから面接にのぞむ事をおすすめします。

それだけでも印象アップにつながるものです。

②伝え忘れを補足するチャンスを与えるため

面接する側は「様々な側面から応募者を見たい」と考えています。

しかし、面接中には「あっ、アレを言いわすれた!」という事が往々にして起こります。

それは仕事の上で役に立つであろう資格であったり、入社したいという思いであったり様々でしょう。

せっかく考えてきた事があるのであれば、それについても余すところなく聞きたいものです。

応募者が応募先に自己PRできる最後の機会が「最後に一言」です。

ここでの質問から思いがけない回答を得て、それが内定を決める理由になったなんて事も少なくありません。

「アレを言い忘れたbox2」なんて事があれば、思い残す事なく伝えておきましょう。

なお、言い忘れていた事を伝える際は「自己PRの時にお伝えするべきだったのかもしれませんがbox2」といった事を一言付け加えてから話始めましょう。

また、いきなり「実はTOEICが900点です!」というアピールをしたとすれば「コミュニケーション能力に難アリ」と思われてしまい、それでは面接通過は望めません。

最後に一言も会話の一部ですので、投げっぱなしになってはNGです。

③学生の志望度の確認

好きなものの話は一生できると、思ったことはありませんか?

企業が最後に一言で一番求めているのは「自社への志望度」です。

志望が高ければ高いほど、聞きたいことや話したいことは多くあるはずです。

もう一度志望理由を話したり、企業に入った際の将来を見越した質問をしたりとその質問の角度によって志望の高さを見極めているといえます。

よって、相互理解もありますが、最後まで選考の要素が詰まっていると判断をして臨むといいでしょう。

④学生の不安や疑問の解消のため

企業が面接の際に「最後に言いたいこと」を求める理由には、学生への配慮も関係しているといえます

面接は、学生にとって不安や疑問を解消する重要なタイミングでもあります。

そのため企業は「最後に質問はありますか」「最後に伝えておきたいことはありますか」と質問を投げかけ、聞きたいことや不安に思っていることなどをヒアリングしようとするのです。

ミスマッチを防ぎたいのは、企業だけでなく学生にとっても同じです。

企業を志望する際は、「この会社で本当に合っているのかな」「自分に本当に適性はあるのかな」と不安に感じることはあるでしょうし、単純に「企業研究しても〇〇だけはよくわからなかった」と疑問が残っているポイントもあるでしょう。

学生の不安や疑問の解消のタイミングとして「最後に言いたいこと」はぴったりなため、「最後に言いたいこと」を求められたときは、不安や疑問の解消につながる質問をするのも効果的です。

面接の「最後に一言」が選考に関係ある理由

結論として、面接において「最後に一言ありますか?」と聞かれた際にうまく答えられるかどうかは、選考結果に影響を与えます。

その理由は大きく分けて2つあるため、以下の理由を知った上で、良い印象を与えられるような回答をあらかじめ準備しておきましょう。

合否を左右するため

面接の「最後に一言」は合否を大きく左右します。

「最後に一言ありますか」と尋ねられた際、何も言わない学生と、熱意や意欲を持って何かを伝える学生では後者が圧倒的に有利です。

何も言わない場合、面接官にに準備不足でやる気がない自分と思われてしまう恐れがあります。

一方で、最後に一言を述べることで、自分の強みや熱意を再確認させ、面接官に強い印象を与えられます。

例えば、面接で話せなかった強みや、自分が企業に貢献できる理由について述べましょう。

これにより、面接官に自分の真剣さと積極性をアピールできます。

この一言が面接官の心に残り、最終的な評価に大きな影響を与える可能性があります。

したがって、「最後に一言」に対する回答はしっかりと準備しておきましょう。

一番印象に残るため

「終わりよければ全てよし」という言葉があるように、面接において、最も相手の印象に残りやすい回答が「最後に一言」の部分です。

人間の心理学的特性として、最初と最後の部分は特に記憶に残りやすいとされています。

これは「初頭効果」と「終末効果」と呼ばれるものです。

面接の最初と最後の発言は面接官の記憶に強く刻まれるため、最後の一言が与える影響は大きいです。

面接の最後にポジティブで力強いメッセージを伝えることで、面接官に好印象を与え、面接全体の評価を上げられる可能性もあります。

たとえ面接の途中で多少ミスをしてしまったとしても、最後にしっかりとした一言を述べることで挽回のチャンスは十分に残っています。

例えば、自分の志望理由や企業への熱意、または自分がその企業で達成したい目標を再度強調しましょう。

これにより、面接官に強い印象を残し、ポジティブな印象で面接を締めることができます。

面接で「最後に一言」は何を話せばいい?

就活の面接で「最後に言いたいこと」「最後に一言」などの質問を受けたときは、何を話せば良いのかわからず、戸惑うことも多いです。

せっかく準備した面接を気持ちよく終えるためには、「最後に言いたいこと」に対しても備えを万全にしておくことが大切です。

それまでの質問にしっかり回答できても、最後だけしどろもどろな回答になってしまうと、記憶に新しいこともあり面接の後味は非常に悪くなるでしょう。

「最後に言いたいこと」に対する回答のポイントは、次のとおりです。

「最後に言いたいこと」に対する回答のポイント

・逆質問をする

・熱意や志望度のアピール

・面接のお礼を伝える

上記のポイントを意識して受け答えすれば、最後に一言を求められてもしっかりと言いたいことを述べられるでしょう。

では、それぞれの重要なポイントを解説していきます。

逆質問をする

面接で「最後に言いたいこと」を求められたときは、用意していた逆質問をするのがまずおすすめです。

逆質問は面接においてよく質問されることの一つのため、いくつか逆質問したいことを用意している人は多いでしょう。

そんな逆質問は「最後に一言」「最後に言いたいこと」としても適しているため、最後に言うべきことに困ったときは、用意していた逆質問をすることをおすすめします。

しかし、そうは言っても逆質問ならなんでも良いというわけではないため注意が必要です。

特に、たとえば以下のような条件や待遇に関する質問は避けましょう。

・「入社してすぐのボーナスは受け取れるのでしょうか」

・「残業を断ることはできますか」など

もちろん聞き方によっては悪い印象につながらないこともありますが、条件や待遇に関する質問はネガティブなイメージがつきがちです。

「この人は業務よりも条件重視なんだな」と思われてしまうため、入社したい意欲や熱意は伝わりにくくなります。

逆質問をするときは、事業内容や理念などに焦点を当てるようにしましょう

熱意や志望度のアピール

面接で最後に言いたいことを伝えるときは、自分自身の熱意・志望度の高さをアピールするのもおすすめです。

言ってしまえば「最後に言いたいこと」「最後に一言」の内容は自由なため、熱意・志望度の高さをアピールするタイミングとして有効活用すれば、さらに印象を良くするきっかけになり得ます。

アピールする内容には、次のことが主に挙げられます。

「最後に言いたいこと」でアピールになる内容

・ほかの企業ではなくその企業でなければならない理由

・入社後は具体的にどのような貢献ができるか

・志望先企業の事業内容などで興味関心を持っていること

・自己PRや長所などプラスのアピールにさらに内容を補足する

特にその企業でなければならない志望動機や貢献できることのアピールは、企業にとってポジティブなイメージにつなげられる可能性が高いです。

「〇〇の場面で貢献できる」とアピールすれば、企業はあなたの活躍をより具体的にイメージできます。

「熱意も高くて実際に活躍してくれそうな印象があるし、こういう学生を採用してみたい」と感じてもらえるきっかけになるでしょう。

面接のお礼を伝える

面接に対するお礼を伝えることも、「最後に一言」を求められた際の有効な選択肢の1つです。

あなたの誠実さや人柄をアピールできます。

特に、何も思いつかない場合は無理に質問を考えたり、中身のないことを言ったりするのではなく、シンプルにお礼を述べることが好印象を与える効果的な手段です。

「この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

〇〇様とのお話を通じて、より御社への入社意欲が高まりました。

もし内定をいただくことができれば、御社に貢献できるよう全力で業務に取り組みます」などと伝えれば、面接の時間と機会を提供してくれたことへの感謝をうまく表現できます。

面接で「最後に一言」を回答する際のポイント

最後に一言を求められたら、どのようなことを意識して回答すればよいのでしょうか。

ここでは、最後に一言伝える際のポイントを具体的に説明します。

注意点も含めて説明しますので、ぜひ意識して面接に役立ててください。

クッション言葉を入れる

クッション言葉とは

クッション言葉とは面接中の質問で、すぐに本題に入るのではなくワンクッション置く言葉のことを言います。 「志望動機でもお伝えしましたが」「繰り返しになりますが」 クッション言葉を使うことで相手を敬う気持ちが伝わります。面接で最後の一言を話すときは、これらがスムーズに出てくるようにしましょう。

最後に一言述べる際は、クッション言葉を入れるのもおすすめです。

すでに伝えた内容を単に繰り返すだけでは、「先ほどと同じことを言っているな」という印象を与えてしまいます。

そこで、クッション言葉を使用して、新しい視点や補足情報を加えることが効果的です。

「これまでお話しした内容に付け加えて」や「先ほどもお話ししましたが」などといったクッション言葉を入れると、より印象が良くなります。

あなたがこれから話す内容についてより強い興味を持ってもらえる可能性もあるため、ぜひ一言挟んでから述べるようにしましょう。

話し方に気を配る

話し方に気を配るのも、面接で「最後に一言」と聞かれた際、回答するにあたって重要なポイントです。

最後に一言話すときは、内容だけでなく、どのように伝えるかが非常に重要です。

自分の熱意や強み、志望度をアピールする際には、はっきりとした声で話し、抑揚をつけることで面接官に対して良い印象を与えられるように心がけましょう。

また、適度にアイコンタクトを取りながら話すことで、面接官に対してより自然に誠意を伝えることもできます。

話し方に気を配り、自分のメッセージがより分かりやすく伝わるように心がけましょう。

また、話のペースを適度に調整し、早口になりすぎないように心掛けることもポイントです。

発言に一貫性を持たせる

発言に一貫性を持たせることも重要なポイントの一つです。

最後に一言を急に求められると気が動転してしまうでしょう。

しかし、面接で話した内容と全く異なることをアピールすると、企業からの印象はよくありません。

面接を通じて、回答に一貫性を持たせることを意識しましょう。

自分が伝えたい内容を整理しよう

最後に一言というのは、その言葉通り「一言」です。

つまり長い時間は設けられません。

そのため、最後に一言を要求されること前提で、あらかじめどんなことを伝えたいか整理しておくと良いです。

自身のアピールしたいポイントを絞って明確・簡潔に伝えましょう。

box2

面接の「最後に一言」の回答例11選

面接で聞かれる最後の一言は、何を言わなければならないと答えが決められているものではありません。

そのため、どのようなことを伝えるかは伝わりやすく、アピールしやすい方法で伝えるのが良いでしょう。

質問すべき内容を例文と共に確認していきましょう。

逆質問の質問例

企業が期待していることは、意欲のある学生かどうかです。

それを判断するために最後の一言を求めているので、逆質問を数多くすることで積極性をアピールしましょう。

企業ウケのいい例文を8つ紹介します!

企業ウケのいい例文

・現状新卒で成果を出している人のキャリアの積み方と特徴を教えて下さい。

・新卒1年目ではどんな仕事を任せてもらえるのかを教えて頂きたいです。

・会社をより大きくしていく上で大事にしている価値観と差別化はなんですか。

・御社の社員の強みやチームワークをよくする為にやっていることはなんですか。

・〇〇さんがこの会社へ入社した理由を教えて下さい。

・1日のスケジュールを教えていただきたいです。

・入社前の準備としてやるべきこと、心構えで持っておいた方がいいことは?

・私の成果次第で~~といった事業やポジションに関わらせていただくことは可能でしょうか?

熱意をアピールする例文

例文1

この面接を通じて、御社のことをさらに深く知ることができました。

お時間をいただきありがとうございました。

御社に入社した際は、ゼロから自分という人間を鍛える覚悟で精一杯頑張りたいと思います。

本日はありがとうございました。

例文2

このたびの面接を通じて、御社が大事にしている価値観により強く共感できました。

同時に私の中で、御社に入社しぜひとも貢献したいという気持ちが強くなったことを実感しています。

本日はありがとうございました。

例文3

今回の面接を通じて、御社の一員として社会をより良いものにしていきたいと強く感じました。

誰にも負けない気持ちで御社を志望し準備を進めてきたことには、一切の後悔はなく、熱意をお伝えできて良かったと考えております。

本日はありがとうございました。

もう1度自己PRをする例文

例文1

繰り返しになり恐縮ですが、私は向上心と挑戦意欲の高さを強みとして持っています。

学生時代にはその強みを活かし、挑戦したことのなかった芸術分野にも挑戦してまいりました。

もともと私は絵心がないことをコンプレックスに感じており、せっかくなら向上心を活かして、苦手分野をなくしたいという気持ちがあったからです。

その結果、現在は大学の美術部の友人とも親しくなり、絵を描いたり美術館を訪れたりすることを趣味の一つにしています。

御社は「常にチャレンジすること」をモットーとしていることを聞きました。

入社した際には向上心と挑戦意欲の高さを活かし、初めて挑む業務にも、積極的に興味関心を向けていきたいと考えています。

本日はありがとうございました。

例文2

私はトラブルに柔軟に対応しながら、目標達成に向けて努力することができます。

学生時代は、立ち上げたばかりでトラブルの多かった筝曲部で、コンクール出場を目標としてまい進してまいりました。

私は子供の頃から難しい問題に対して戦略を立てることが好きだったため、良い意味で、ゲーム感覚でトラブル対処を楽しめたことが、対応力を高められたきっかけだと感じています。

御社では今後新事業の立ち上げを複数検討しているとお聞きしています。

新しいことを始める際にはトラブルはつきものですが、そのような場合に私の対応力は活かせるかと考えております。

本日はありがとうございました。

面接のフィードバックをもらう例文

面接のフィードバックをもらうことも、「最後に一言」と言われた際には有効といえます。

最後に面接のフィードバックをもらえば、具体的には以下のようなメリットがあります。

フィードバックをもらうメリット

・改善点が見つかる

・面接官が感じた自分の印象を知ることができる

・企業への志望度や入社意欲をアピールすることができる

「声がやや小さかった」「話し方に少し自信のなさが感じられた」などのフィードバックがもらえれば、今後、自分自身の人間力を高めるうえでの改善点がわかりやすくなります。

また、フィードバックをもらえれば、面接官の印象をすぐに確かめられるため面接を受けたあとの感触を把握するには良いでしょう。

さらにフィードバックをもらうことは、企業への志望度や入社意欲のアピールにもつながります。

成長したい、その企業にマッチする人物でありたいという姿勢を伝えられるからです。

そのため「最後に一言」と言われたときは、以下の例文を参考にフィードバックをもらうのもおすすめです。

例文1

声の大きさや話す速さを指摘されることが多いのですが、今回はいかがでしたか?

例文2

志望動機の伝え方が不安なのですが、伝え方に対してアドバイスいただけますか?

例文3

自己PRで自分の魅力をさらにアピールするポイントについて、よろしければアドバイスいただけますか?

お礼を述べる例文

例文1

このたびの面接を通して、自分の強みや改善すべき点を再認識することができました。

学生生活やアルバイトなどを経てコミュニケーション能力を培ってきましたが、もちろんその能力は入社後も活かしつつ、集中力がやや足りない部分は改善すべきだと反省しております。

面接のこの時間でも、自分を見つめ直すことができ、成長できたと考えています。

本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

例文2

面接を通して、私が御社でやり遂げたいことが明確になってきました。

たくさんご質問をいただいたりこちらから質問させていただいたりするなかで、〇〇様から今後の事業展開について貴重なお話をお聞かせいただいたことは、非常に勉強になりました。

御社に入社した際は、〇〇事業に従事し、貢献できることを私自身も楽しみにしています。

お忙しいところ、本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

面接で「最後に一言」を伝える際の注意点

面接で「最後に一言」を尋ねられた際に注意しなければならないポイントはいくつか存在します。

以下の3つのポイントを理解した上で、企業の採用担当者にマイナスな印象を与えないよう気をつけながら回答をしましょう。

「特にありません」は避ける

「最後に一言ありますか」と尋ねられた際の最悪の回答は「特にありません」です。

面接官によっては、その一言で「採用しようと思っていたけど、不合格にしよう」と気持ちが傾く可能性すらあります。

最後の一言は合否の判断材料として重要なものであり、その機会を無駄にしてしまうことは大きな損失となります。

そして、何も言わないということは「大して合格する気がないのではないか」と思われてしまうからです。

準備不足や関心の低さを強調することになってしまうでしょう。

志望動機の強調や、自分の強みについて追加情報を話すこと、企業に対する熱意をアピールすることなど、「最後に一言」の題材はいくつもあります。

それにもかかわらず、何も話さないということは「大して準備をしていない、やる気がない就活生」と思われても仕方ありません。

長くなりすぎないようにする

あくまで「最後に一言」であるため、長くなりすぎないようにすることも重要です。

最後の一言はあくまで一言であり、簡潔に述べるようにしましょう。

長々と話してしまうと話のまとまりがなくなり、空気が読めない印象を与えてしまいます。

また、冗長な話は面接官の集中力を削ぐこともあるため、結局、何が言いたいのかポイントが伝わらないことも多いでしょう。

したがって、面接で要点を押さえた内容、簡潔で要点を抑えて話すよう、心がけることが重要です。

例えば、自分の熱意や志望動機を一言でまとめるとともに、面接中に話しきれなかった重要なポイントを補足する形で述べることが理想的です。

短くてもインパクトのあるメッセージを伝えることで、強い印象を与え、ポジティブな評価を得られます。

言うことがないなら無理に言わない

確かに、面接において「最後に一言」を聞かれた際の準備をしっかりと行うことは大切です。

しかし、面接中に予定していた質問に対する答えが出てしまった場合など、どうしても言うことがない場合はあるでしょう。

そのような場合、無理に何かをひねり出して話そうとすると、結局何が言いたいのか伝わらない可能性が高いです。

したがって、そのような場合はひとまず感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

先ほど説明したように、「本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました」などと一言述べることで、少なくともマイナスな印象を与えることは避けられます

無理に言葉を絞り出す必要はないため、自分の感謝の気持ちを正直に伝えるようにしましょう。

面接の「最後に一言」を聞かれない時は?

インターネット上には「最後に一言」を聞かれないと不採用フラグという情報も溢れていますが、そうではありません。

面接する側は、面接を効率的に済ませたいと考えています。

次に進めると決めた時点で、それ以上質問するメリットがないからです

そのため「この学生は次に進める」と決めた時点で面接は終了です。

では逆に「この学生は不採用!」と決めたときの対応はどういったものになるのでしょうか?

実は不採用と決めた時ほど面接の対応が丁寧だったりします。

特に一般消費者向けに商品やサービスを提供している会社ではその傾向が顕著です。

その理由は、要らぬ恨みを買ってしまうことを防ぐためです。

応募者やその家族が消費者になる可能性があり、面接の結果、「あの会社は感じ悪い!」なんてイメージを抱かれてしまっては仕事になりません。

特にSNSで個人の発信力が強まっている現代においてはなおさらです。

自分から「最後に一言」を伝えるのもアリ

どうしても不安な場合は、「最後に少しだけお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と一言断った後に、自分から伝えておきたいことを話しても良いでしょう。

ただし、最後の一言があえて設けられていない点から、面接に効率を求めている点に注意しましょう。

時間を貰うことが許可された場合は、なるべく手短に30秒程度でどうしても伝えたかったことを述べましょう。

面接対策で内定獲得に近づこう

内定を獲得するためには最後の質問の対策だけでは足りません。

面接では想定外の質問をされたり、自分では気づかなかったところを見られていたりしています。

そうした問題は自分では気づけないため、第三者の目線でフィードバックをもらえることが大切です。

友達や先輩と面接対策をすることもいいですが、オススメは大学のキャリアセンターや就活エージェントなどです。

一般の人とは違って人事とも交流を深めており、企業ごとに人事がどんなことをチェックしているのか知り尽くしているためです。

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まとめ

面接でありがちな「最後の一言」について解説してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

ここまでご紹介してきた通り「最後に一言」という質問にはいくつかの意図が隠されています。

1番大事なポイントは、熱意と企業に関心があることを伝えるために逆質問です。

意図に沿った回答をできることで評価を得る事に繋がり、内定を引き寄せてくれます。

資格など伝え忘れた事を伝えなおすのも良いですし、シンプルに「入社したい」という思いを再度伝えても良いでしょう。

本文を参考にあなたの理想的な「最後に一言」を見つけ出してみてください。

面接で喋った内容と照らし合わせてしっかりと「最後に一言」を伝えましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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