「集中力に自信があるけど、長所としてアピールしてもいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
本記事では、集中力の高さを長所としてアピールするときのポイントを紹介します。長所をどうアピールすれば良いのかわからないと困ったときは、ぜひ参考にしてみてください。
- 集中力を長所としてアピールしたい人
- 初めて長所を書く人
- 集中力の高さを長所にして良いのか迷っている人
- 例文を参考に長所を書きたい人
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【長所は集中力】「集中力があること」は伝え方次第で効果的な自己PRになる!
集中力があることは、伝え方を工夫することで効果的な自己PRになります。集中して仕事に取り組むことで、さまざまなメリットを企業に与えられるからです。
たとえば、集中力があれば短期間で新しい企画を立案したり、正確な経理ができたりします。
「集中力は自己PRに採用してもいいのだろうか」と心配する就活生も多いでしょう。集中力は表現に注意すれば問題なく活用できます。採用担当者から高評価を得るには、具体的でわかりやすい自己PRにすれば問題ありません。
本記事では、例文を用いながら集中力をアピールする際のポイントを解説していきます。自己PRの作成に迷っている就活生は、ぜひ参考にしてください。
【長所は集中力】「集中力があること」の4つの意味
集中力には以下の意味があります。
- 途中で投げ出さず向き合える
- 1つの作業に長時間没頭できる
- 多くの業務に向き合って成果を出せる
- 短期間で高い成果を発揮できる
自己PRを作成するにあたって、集中力にはどのような効果があるのか理解しておきましょう。
意味がわからないまま採用しても、自分の長所がうまく伝えられません。本章で紹介する4つの意味を参考にして、魅力的な自己PRを作成してください。
1. 途中で投げ出さず向き合える
集中力は、途中で投げ出さずに向き合える証拠です。通常の仕事はもちろんのこと、突然のトラブルに遭遇しても集中力があれば、解決するまで対処できるでしょう。
たとえば、納期のギリギリでミスが発覚したとします。ミスの規模にもよりますが、修正するには通常の業務に追加で時間と労力が必要です。本来なら対応する必要のない仕事になるため、モチベーションが低くなります。最悪、途中で諦めてしまう人もいるかもしれません。
しかし、集中力のある人なら途中で投げ出したり、諦めたりすることはないでしょう。企業は投げ出さずに対応してくれる人材を信頼します。
学生時代に最後まで集中して取り組んだ経験があれば、エピソードとして伝えましょう。
2. 1つの作業に長時間没頭できる
集中力は1つの作業に長時間没頭できるとも言えます。時間をかけてコツコツ取り組むことで、大きな成果が得られるでしょう。
多くの従業員は即効性のある仕事に従事する際は、成果が見えるためモチベーションを高い位置で維持できます。一方で、成果が出るまでに時間を要する仕事はゴールが見えず、モチベーションが低くなりがちです。
確かに長時間集中力を維持するのは困難です。しかし、集中して取り組むことで質の高い仕事ができます。
自己PRで集中力について触れる際は、成果が出せた点についても記載しましょう。集中したが、成果が出なかったのであれば意味がないからです。
3. 多くの業務に向き合って成果を出せる
仕事を始めると複数の業務を任されることがあります。同時進行できるものから、1つの作業に注力する必要があるものまでさまざまです。
時には容量を超えそうになり焦る瞬間もあるでしょう。しかし、集中力のある人なら1つひとつの作業を効率よく終わらせる形で対応します。
さらに多くの業務を経験することで、次の作業時間が減少します。ある程度の要領が把握できているからです。その結果、仕事をたくさん抱えても成果が出せるようになります。
集中力をアピールしたい就活生は、アルバイトや部活に取り組む際に、マルチタスクを意識しましょう。
4. 短期間で高い成果を発揮できる
短期間で高い成果を発揮できるのは、集中力がある証拠です。仕事は成果が出るまでの期間が短いほど企業に貢献できるため、採用担当者は集中力のある人材を高く評価します。
他にも、集中することで物事を深く考えることが可能です。短期間に目標達成するためには判断を間違えるわけにはいきません。そこで集中力が効果を発揮します。限られた時間で仕事を終わらせるために、本質を見極めようとするでしょう。その結果、短期間で高い成果が生み出せる人材に成長します。
入社後はバリバリ働き、昇格したい就活生は集中力を持って仕事に取り組みましょう。
【長所は集中力】集中力が高い人が向いている職業
集中力の高さは多くの職種において重宝されます。中でも特に評価されやすい職種を以下で紹介します。
- ITエンジニア
- 総務
- WEBライター
- クリエイティブ系
より適性のある職業を探したいときは、以上の職業を参考にしてみましょう。では、それぞれの職業について詳細を解説していきます。
ITエンジニア
ITエンジニアは、DX技術の発展により、昨今非常に需要の高まっている職業です。そのため集中力の高い人には、特におすすめ度の高い職業といえるでしょう。
ITエンジニアの仕事は、コードを一つ間違えるだけで重大なエラーにつながることが多いのが特徴です。そのため普段の業務のなかでは、なるべく間違わずにコードを書く必要があります。
さらにいうとITエンジニアの世界は実力主義的な側面が強く、年齢問わず実力があれば昇進できるため、向上心の強い人には向いているといえるでしょう。
若いうちから成果を出してどんどん出世していきたい人には、ITエンジニアは魅力的な職業になります。
総務
総務は、他部署が担当できないさまざまな業務を一手に引き受けるのが特徴です。そのためよく「便利屋」などと言われてしまうことが多いですが、扱う仕事が多岐にわたるため、集中力は常に求められるといえます。
一つひとつ異なるレギュレーションを理解し、丁寧に業務を進めていけるスキルが必要です。具体的には備品補充や社内施設の管理・運用、勤怠管理、社会保険や福利厚生にかかわる手続きなどが挙げられます。
総務では個人情報や社外秘資料を取り扱うことが多いため、ミスは許されません。そういった意味でも、総務の仕事には高い集中力が求められると考えられます。
大切な情報を扱っているという緊張感を持って仕事に集中できる人が、総務部門ではより評価を高められるのです。
WEBライター
集中力の高さが長所の人には、WEBライターの仕事にも適性があります。
WEBライターとは、WEB上に公開されている記事を執筆する仕事です。デスクに向かって長時間文章を書く必要があるため、常に高い集中力が求められるのが特徴となります。
そのため反対に、集中が切れやすい人にはあまり向いていません。
WEBライターは常に文章を書く業務に携わるため、集中力にあわせて、文章力・国語力に自信がある人にもおすすめの仕事といえます。高い集中力を持って仕事に取り組めば文章力が鍛えられるため、これから文章力を磨きたいという意欲のある学生にもおすすめです。
クリエイティブ系
集中力の高さが長所の人には、クリエイティブ系の仕事もおすすめです。具体的には以下の仕事が挙げられます。
- WEBデザイナー
- グラフィックデザイナー
- 動画クリエイター
- ゲームクリエイター
- インテリアデザイナー
- フォトグラファー
- ファッションデザイナー
- イラストレーター
このような仕事に就けば、高い集中力を仕事に反映させられるでしょう。
クリエイティブ系の仕事も、常に机に向かって作品を仕上げなければならないため、集中力は必須スキルといえます。仕上げまでに時間のかかる作品に対しては、連続して何時間も作業することは決して珍しくありません。
集中力の高さが長所の人で、さらにクリエイティブ分野に興味のある人は、自分自身に向いている可能性のある仕事としてぜひチェックしておきましょう。
【長所は集中力】長所を魅力的にアピールするポイント
以下では長所を魅力的に話すポイントを解説します。
集中力という長所をアピールする就活生は実は少なくありません。他の就活生と差別化し、自身の魅力を企業に印象づけるためにもポイントを押さえた長所のアピール文を書きましょう。
- エピソードに数字を用いる
- 価値観や考え方に結び付ける
- 短所との一貫性を意識する
- 集中力を言い換える
数字を使ってアピール
長所のエピソードに数を用いることで、効果的なアピール文を作成することができます。
例えば、「大学1年生の秋ごろから~」「1日8時間勉強を続けた」「成果を2倍に上げることができた」などと数字を使うことで、具体的で説得力のあるアピールになるでしょう。
このように、エピソードに数字を用いることができる場合は、ぜひ数字を用いてアピールしてくださいね。
目の前の課題に集中できることを伝える
採用担当者には、目の前の課題に集中できることを伝えましょう。上司から任された仕事に対してきちんと対応できる証拠になるからです。
指示された仕事をやり遂げることは信頼関係の構築につながります。自分の好き嫌いに関係なく取り組みましょう。
就活生の価値観や特性によって、強みを発揮できる仕事は異なります。自分に向かない仕事を担当しても作業効率が悪くなるでしょう。しかし、仕事とはやりたくないことにも取り組む場面があります。自分の判断で仕事の手を抜いてしまうと上司に悪い印象を与えます。
集中力をアピールする際は、苦手な仕事でも集中して取り組めることを伝えましょう。
他の長所と組み合わせてアピールする
集中力は、他の長所と組み合わせてアピールする方法があります。
集中力はどんな仕事に取り組むにしても必要です。そのため、別の要素を盛り込んでも違和感がありません。
たとえば「集中力×責任感」「集中力×忍耐力」などが組み合わせ可能です。集中して仕事をこなすことで、最後までやり遂げられます。その結果、責任感を持っていることのアピールに利用できます。さらに、忍耐力があれば最後まで集中力を持続させられるでしょう。
自己PRは1つしか強みをアピールできないわけではありません。集中力を軸に、別の魅力も採用担当者に伝えましょう。
組み合わせる際は複雑な自己PRにならないよう注意してください。
採用担当者が読みにくくなるからです。
集中力を言い換えてアピールする
集中力は、人により抱くイメージが異なる抽象的な表現です。そのため、強みを言い換えてアピールすることで、より具体的に強みを伝えられるだけでなく、他の就活生と差別化することができます。
以下では集中力の言い換え表現を紹介します。
- 忍耐力がある
- 切り替えが早い
- モチベーションを維持することができる
- 分析力がある
忍耐力がある
集中力がある人は、忍耐力があると言い換えられます。短期集中型の人は、多少辛くても集中を途切れさせることなく最後までやり遂げることができます。
長期集中型の人も、途中で面倒さを感じたとしても諦めずに継続し続けることができます。
また、単調作業であっても長時間集中し没頭することができる忍耐強さもあります。
例えば、ITエンジニアで大規模プロジェクトに参加した際に、プログラムにバグが発生することも多々あります。そのとき、膨大なプログラムコードを解析して問題となる箇所を探し当て修正が必要です。
機械のように動作が目に見えないプログラムを一つ一つチェックするには、集中力とそれを続ける忍耐力が不可欠です。
切り替えが早い
集中力が高い人は、頭の切り替えが早い傾向があると言い換えられます。これは短い時間で集中力を高めることができ、一つのタスクに集中した後、また違うタスクに素早く対象を切り替えられるからです。
また、仕事に取り組む際にも、行動を先延ばしにせずにすぐに取り組めるという特徴があります。そうすることで仕事にメリハリがつけられ、タスクを効率的に終わらせられるため、短い時間で成果を出す人が多いのです。
例えば、総務は多様な業務を担当しそれぞれの規定やルールを理解して、丁寧に業務を進める必要があります。
このように短期間で的確に業務を遂行するには、一つ一つに集中して業務内容が変わる度に頭の中を切り替えられる力が不可欠です。
モチベーションを維持することができる
集中力が高い人は、モチベーションを維持することができると言い換えられます。これは、一度決めた目標に深く集中し、真剣に取り組み続けることが得意だからです。
モチベーションが保てずなかなか業務を進められなかったり、途中で投げ出してしまったりする人が多い中、モチベーションを維持し、コツコツと続けられる人材は評価されます。
例えば、ゲームクリエーターの仕事では、最終的な完成形を描きプロジェクトをスタートします。その過程では、プログラムの技術的な面とシナリオやデザインなどとの協業が必要で、長期間のモチベーション維持が不可欠です。
分析力がある
分析力があるという言い換えも、長所の集中力をアピールするにあたって非常に良い選択肢の一つでしょう。分析力は集中して物事を見極め冷静に判断することで発揮できるものです。
つまり、分析力を発揮するためには集中力が欠かせないと言えるでしょう。課題を分析し、解決できたという経験がある人におすすめの言い換え表現です。
もしわかりやすく説明できるエピソードがあるならば、積極的にアピールしていけば良いでしょう。
【長所は集中力】集中力を長所としてアピールする際の構成
- 結論
- エピソード
- 入社後にどう活かすか
長所を伝える際は構成にも気を配る必要があります。自分の魅力を最大限に伝えるには、相手が理解しやすい文章構成を意識する必要があります。
以下で企業にあなたの魅力を最大限に伝えるための構成を確認しましょう。
結論
長所を書く際は、まず結論から書き始めましょう。結論とは「あなたの長所は何か」という部分になります。
最初に結論を示すことで、相手に話の軸を示すことができ、わかりやすい文章になります。
エピソード
次に、あなたが長所を話したエピソードについて具体的に説明しましょう。エピソードでは「長所を発揮するきっかけ」「何を意識して長所を発揮したか」「失敗や挫折はなかったか」「最終的にどんな成果や結果になったか」などを伝えることで、あなたの人柄もアピールできます。
エピソードではまず、あなたが長所を発揮したきっかけについて述べましょう。長所を発揮するきっかけとして、問題や課題、目標があったのではないでしょうか。当時の状況を振り返り、問題や目標について簡潔に述べましょう。
ここで大切なのは自主性を示すことです。「チームできめた目標だから」などと答えてしまうと、受け身な印象を与えてしまいます。
次に、対面した問題や目標に対し、あなたが何を考えて、どう行動を起こしたかを述べましょう。例えば、「イベントのリハーサルで装飾が想像以上に地味なことがわかり、材料をかき集めれば今からでも対処できると考え、徹夜で製作にあたり間に合わせた」などといった内容です。
失敗や挫折をした際はそのことに触れることで、あなたの粘り強さや分析力もアピールできます。
そして最後に、どんな結果・成果になったのかを伝えましょう。前後関係がわかるように示すことが重要です。先程の例で言えば、「イベント終了後、観客から装飾が素晴らしいと絶賛され、口コミが広がりイベントの集客率2割アップに貢献した」といった内容です。
自分が集中力を発揮しアクションを起こした結果、全体にプラスになる成果を得たというのが理想的です。また、「集客2割アップ」や「売上前年比130%達成」など、数字を用いることで説得力のある内容に仕上げられます。
入社後にどう活かすか
最後は、集中力を入社後にどう活かすことができるかを伝えましょう。長所を伝えるだけで終わらず、入社後のビジョンも示すことで、あなたのポテンシャルを評価してもらえることでしょう。
この人物なら入社して活躍してくれるだろう、自社でも十分に貢献してくれそうだと感じてもらえれば、次につながる道が開けるはずです。
【長所は集中力】集中力があることの自己PR例文【エピソード別】
最後に、長所で集中力をアピールする際の例文もご紹介します。ぜひ参考にしてください。
趣味のエピソード例文
長所のアピール例文
私は集中力が高いと自負しています。
そう感じたのは中学生の時、毎日本を読むのが好きで図書館に行った経験を通じてです。
時間が経つのも忘れ、一日2~3冊ペースで読んでいました。
また、大学時代の学習塾のアルバイトでは、大学の授業が終わった後に授業を2コマ入れて教えていました。
時間管理が大変でしたが、物事を効率的に進める集中力が身に付いたと考えております。
この集中力を活かして、御社の経理事務も短時間で終わらせることができるよう努力していきます。
集中力を持っていることが伝わるエピソードがある点が素晴らしいです。
面接中の限られた時間で、集中力を持っていることを伝えるのは非常に困難です。そのため、学生時代の経験を交えることで説得力のある自己PRが完成します。
自己PRは具体性が重要です。抽象的な文章では集中力があることが伝わらないため注意してください。
アルバイトのエピソード例文
長所のアピール例文
私は集中力があるところが長所だと考えております。
そう感じたのは、大学時代のレンタルビデオ店でのアルバイトで返却スピードがとても早く、店長から「集中力があるね」と褒められた経験があるためです。
ただ、返却に集中しすぎて店内アナウンスを聞き逃してしまうことも何度かありました。
バイト中は集中しながらも周りの状況を把握する必要があると身に染みました。
それからは、自分の業務だけでなく周りの状況もチェックするよう心がけています。
御社に入社できたら与えられた仕事はもちろん、同僚や上司の状況にも気を配りながら円滑に業務を進めていけるよう頑張ります。
自己PRで自分の長所をアピールしつつ、失敗談を盛り込んでいる点が評価できます。
自己PRでは成功談や大きな成果が出た経験を話したくなります。しかし、良い結果を伝えたからといって、採用担当者の評価が比例するわけではありません。
失敗を糧に次に活かす意思を伝えることでも高評価は得られます。エピソードが思いつかない就活生は、失敗した経験も思い出してみましょう。
ブログの執筆のエピソード例文
長所のアピール例文
私の長所は集中力があることです。
私の趣味はブログを書くことなのですが、毎日書かないと意味が無いなと思い、毎日一時間ブログに執筆する時間を取っています。
1時間以内で1記事必ず執筆するように意識し、その生活を1年間続けた結果、300以上の記事を執筆することができました。
私のブログは、今では読者数が5,000人を超えるまで成長しました。
これは、限られた短い時間内で集中力を発揮して、読者のニーズを捉えた文章作りを心がけた結果です。
また、ブログ記事に反応がない時期でも、忍耐強く取り組み乗り越えてきた実績とも言えます。
この経験で培った集中力を活かし、御社のテレアポの業務でも時間内に多くの電話をさばけるよう努めます。
集中力を軸に継続力と忍耐力をアピールできている自己PRです。
自己PRは複数の長所を一度に伝えられます。自己PR=1つの長所にする必要はありません。エピソードに紐付けながら、集中力以外もアピールしても大丈夫です。
ただし、メインのアピールポイントは集中力であることは忘れてはいけません。すべての要素を同じ熱量で伝えると自己PRが複雑になり、読みにくくなるからです。
【長所は集中力】集中力があることの自己PR例文【組み合わせ別】
集中力は別の言葉と組み合わせることで、さらに魅力的な自己PRが完成します。
本章では組み合わせ別に3つの例文を紹介します。集中力を軸に追加で自分の長所を伝えたい就活生は、ぜひ参考にしてください。
例文を読むことで自己PRの作成方法が理解できます。今回紹介する組み合わせ以外の要素に応用することも可能です。
集中力×課題解決能力の例文
長所のアピール例文
私はゼミの研究発表の際、長所である集中力を発揮し、課題を解決しました。
大学3年生の冬に他大学と合同で研究発表会に参加しました。
AIが仕事を奪うリスクという課題を研究しました。
近年、話題になっている分野ですが、実験方法が少なくデータ分析に苦労しました。
しかし、持ち前の集中力で関連文献を徹底的に調べ、試行錯誤を繰り返しました。
その結果、20名中3位の成績を収めました。
課題解決能力は、困難を乗り越えたエピソードが最適です。学生時代に直面したトラブルや課題を思い出し、自己PRに盛り込みましょう。
採用担当者はエピソードを読むことで集中力を発揮した様子が簡単に想像できます。
集中力×分析力の例文
長所のアピール例文
私は学生時代に分析する重要性を学びました。
大学3年生からカフェでアルバイトしています。
アルバイトを始めてから3か月経った頃、ランチの客単価が10%減少していることに気がつきました。
お客様が注文したメニューをすべて一覧にして原因を分析しました。
その結果、季節のメニューの広報が足りていないことが判明しました。
入社後はお客様の課題を解決できるよう、分析力を活かしたいです。
集中力と分析力は、お互いを補完できる言葉です。組み合わせることで2つの能力を引き立てられます。
文字数に余裕がある場合は、分析した結果どうなったのかまで記載しましょう。より説得力のある自己PRになります。
集中力×行動力の例文
長所のアピール例文
私は、課題提出に向けて集中力を最大限に活かし、迅速に行動できます。
大学時代、提出した課題に誤りがあったことが判明しました。
私は集中的に文献を再調査し、課題を修正しました。
解決策を教授に報告したのち、すぐに行動に移し、実験と検証を繰り返しました。
その結果、当初の予定通りに提出できました。
この経験から私は集中力と行動力の重要性を学びました。
入社後は、集中力と行動力を活かし、売上に貢献したいです。
集中力と行動力を掛け合わせることで、好奇心や向上心がある人材だとアピールできます。
就活においては重要な要素になるため、積極的に利用しましょう。
【長所は集中力】集中力があることの自己PR例文【言い換え別】
続いて、集中力を別の言葉に言い換えた際の例文を解説します。
企業によっては集中力が求める人物像にマッチしない可能性があります。自分の長所をアピールするためには、効果的に言い換えることが重要です。
集中力の言い換えた自己PRが思いつかない就活生は、本章で紹介する3つの例文を参考にしてください。自己PRを言い換えて、他の就活生と差別化しましょう。
忍耐力がある
長所のアピール例文
私は、居酒屋でのアルバイトを通して忍耐力を身につけました。
ピーク時の接客業務は体力的にきつく、時にはお客様から厳しい言葉をいただくこともありました。
しかし、私は「お客様に美味しい料理を提供したい」という強い気持ちを持ち、困難に立ち向かいました。
そこで笑顔を忘れずに接客することを意識しました。
料理を提供するスピードは変わりませんでしたが、クレームの件数は減少しました。
この経験を通して、私は困難な状況でも諦めずに努力し続ける重要性を学びました。
入社後は身につけた忍耐力を活かし、目標を達成したいと考えています。
集中力は忍耐力の要素を持ち合わせています。もし、集中力が志望企業の価値観に合わないと判断したら言い換えましょう。
切り替えが早い
長所のアピール例文
私は切り替えの早さが長所です。
学生時代に簿記の勉強に取り組みました。
最初は簿記3級、続いて2級と次々に挑戦しました。
毎日2時間勉強し、半年で2級まで合格しました。
しかし、1級は非常に難しく、惜しくも不合格になりました。
そこで私の長所である切り替えの早さを活かし、次の日から勉強方法を変えました。
その結果、自分にあった勉強方法が見つかり、次の試験で合格できました。
入社後は今回の経験を活かし、新しい商品が開発できるまで挑戦し続けたいです。
集中力は1つの取り組みに注力するため、気持ちを引きずることがありません。自分で自分の感情をコントロールできるのは魅力的な要素です。
言い換え先に迷った際は、利用してください。
モチベーションを維持することができる
長所のアピール例文
私の長所は、モチベーションを自分で維持できることです。
課題の取り組み方を工夫することで、目標が達成できた経験があるからです。
私が所属する研究室はテーマ選びが自由でした。
そこで、一番興味のあった人的資源について研究しました。
途中で課題の難しさに諦めそうになりました。
そこで調査方法をSNSや漫画、インタビューなど種類を増やしました。
その結果、モチベーションを維持したまま課題が提出できました。
入社後は周囲のモチベーションに良い影響を与えられるよう努めます。
仕事とモチベーションは密接に関わっています。自分なりにモチベーションを維持する方法がある就活生は、積極的にアピールしましょう。
入社後に貢献してくれるだろうと、採用担当者の印象が良くなるからです。
【長所は集中力】長所をうまく伝えられないときの対処法
集中力を長所としてアピールしたいものの、なかなかうまく伝えられないと困ることもあるでしょう。
長所をうまく伝えられないときは、以下の対処法を積極的に実践してみましょう。
- 自己分析をする
- 親や友人にきいてみる
- エージェントに相談する
長所は面接における重要な質問の一つです。上記のような対策は必ず実践し、伝えられないという悩みはしっかり解決したいところです。
では、一つひとつの対策方法について詳細を解説していきます。
自己分析をする
長所がうまく伝えられないのは、裏付けとなるエピソードが見つからないこと、もしくは弱いことが原因の可能性があります。そのため長所がうまく伝えられないときは、自己分析を実践してみましょう。
具体的には、以下の点を思い出すことが重要です。
- 集中力が発揮された具体的なエピソード
- 高い集中力を持って取り組んだこと
- 周りから集中力を褒められた経験
特に集中力は、何かに没頭しているときに発揮される傾向にあります。そのためエピソードが思いつかないときは、何かに没頭・熱中した過去の経験をよく思い出すと良いでしょう。
なお、より詳しい自己分析の方法・手順については、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
親や友人にきいてみる
親や友人に聞くことで、長所やそれにまつわるエピソードを探す方法もおすすめです。
周りの人に長所を聞けば、自分よりもわかりやすい答えをくれる可能性があります。なぜなら、人は自分のことを一番理解しているようで、意外と理解していない部分も多いからです。
特に自己肯定感の低い人や謙虚な人は、「これは特に長所とは言えないし」と思って、無意識に優れている点を除外してしまっている場合があります。他人から見たら十分に長所になる部分に、自分では気づけていない可能性があるということです。
なお、周りの友人や家族に長所を聞くときは、ただ長所を聞くのではなくそれが長所だと思う理由やエピソードなどもあわせて聞くと良いでしょう。
他己分析の方法については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
エージェントに相談する
長所をどうしてもうまく伝えられないときは、就活サポートのプロである、就活エージェントに相談するのもおすすめです。就活エージェントは自己分析から書類添削、面接対策まで手厚くサポートをしてくれるため、あなたの経験から長所を一緒に探し出してくれるのが特徴です。
特におすすめのサービスは「ジョブコミット」です。
ジョブコミットは、年間1,000人以上のサポート実績があります。内定を獲得するまでサポートは何度でも受けられますので、困ったときはぜひジョブコミットへの相談を検討してみましょう。
まとめ
長所で集中力を伝える際のポイントや例文をご紹介してきました。
集中力が高いことは、ビジネスでアピールするポイントとしては非常に良い点です。業務に効率的に取り組めることを意味していますから、優秀な人材だと評価してくれる可能性も高いです。
ただ、集中力が高すぎると周りの目が見えないという短所にもつながるため、伝え方には細心の注意を払ってください。
「数字を使ってアピールする」「複数のエピソードを用意する」など上記で紹介したポイントを意識し、自身の集中力の高さを最大限にアピールしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート