長所で集中力をアピールする際のポイントを解説!好印象を与えるコツ

長所で集中力をアピールする際のポイントを解説!好印象を与えるコツ

就活では面接やエントリーシート等で、自分の強みをアピールしなくてはなりません。

その際に集中力をアピールしたいと考える方は多いでしょう。

集中力がある人は、仕事のメリハリがつき短時間で業務を終わらせられるようなイメージがありますよね。

この記事では、長所で集中力をアピールする際のポイントを解説します。

具体例も紹介するため、参考になることでしょう。

目次目次を全て表示する

ビジネスの場における集中力とは

集中力が凄い人というと皆さん、どのような人を思い浮べるでしょうか?集中している間はギラギラして他人を寄せつけない雰囲気を醸し出すような人を想像する人も少なくないでしょう。

しかし、こういった集中力がある人物像は、企業が求める人物像とはマッチしない可能性が高いです。

まずここでは、ビジネスシーンにおける集中力とは何ぞやという点を解説します。

常人とはかけ離れた集中力など企業は求めていない

心に留めておいてほしいのは、何かの達人のような常人離れした集中力など企業は求めていないということです。

企業が欲しいのは、仕事で集中力を発揮できる人材です。

1つのことに没頭しすぎて他のことは手につかないようでは、それはそれで困り者です。

仕事では日々様々なことが起きるため、臨機応変に対応する必要があるのです。

このため、生産性や効率性の向上に寄与できる集中力こそが企業が求める集中力です。

集中力が高い人の特徴

次に、職場で集中力が高い人にはどんな特徴があるのか解説していきます。

集中力が高いことは仕事ができる人になるために重要な要素の1つです。

仕事ができる人になるため、ここで紹介するポイントを意識してあなたの集中力を活用してください。

1つの作業に長時間没頭できる

集中力が高い人の特徴として、1つの作業に長時間没頭できることがまず挙げられます。

中途半端を嫌うため、成果が出るまで1つの作業に没頭できます。

職場では、単調な作業を命じられることがあります。

難しい内容では無くても、決まりきった作業を長時間続けることは相当なストレスです。

それでも集中力が高い人は、ミスも犯さず最後までやり遂げられます。

途中で飽きて投げ出す人も多い中、長時間続けられる集中力は立派です。

オンとオフがしっかりしている

集中力が高い人は、オンとオフがしっかりしています。

つまり、仕事と遊びの時間を上手く切り替えられるのです。

良い仕事をするためにはきちんと休むことが重要です。

集中力が高い人は、業務時間中は最大限のパフォーマンスを実施しますが、仕事の時間が終われば仕事のことは全く考えません。

趣味にあてたり休息したりと、しっかりとリフレッシュするのです。

どんなに優秀な人でも長時間働き続けていたらパフォーマンスは低下してしまうため、メリハリが重要です。

集中力が高い人は、メリハリをつけて働くことができているのです。

短時間で成果を発揮できる

集中力が高い人はダラダラと仕事をすることがないため、短時間で成果を発揮できます。

労働時間当たりの生産性が他人よりも優れていると言えますね。

これはすなわち優秀な人材ということができます。

短時間で成果を発揮できれば、企業側としては多くの仕事を任せやすいです。

また、他の人と同様の成果を挙げるために支払う賃金が少ないため、非常に重宝する人材です。

近年は働き方改革が声高に叫ばれ、長時間労働の是正が問題となっています。

このような時代において、短時間で成果を発揮できる集中力が高い人材を企業はとても求めているのです。

集中力を長所でアピールする際の構成

自分の持つ集中力が仕事によい影響を与えることを、過去の体験をもとにわかりやすく第三者に伝えるメソッドが必要です。

そのためには、まず伝えるべきことをしっかり伝えるための文章構成を練りましょう。

単に「私は集中できます」と言うだけでは説得力がありませんし、だから何なのかと思われてしまいます。

わかりやすい構成は、相手の知りたいことをスムーズにインプットさせるのに役立つため、深く理解してもらえる期待があります。

たとえば、テレビ番組やCMなどでも、構成の優れた作品は見ていて内容が流れるように頭に入って来るため、多くの視聴者を惹きつける魅力を持つでしょう。

自分のよさをわかってもらう行為は、自分を相手に売り込むことと同じです。

どうすれば相手に魅力的に映るのかを考えながら、以下の流れに沿って文章を構成してみてください。

結論:私の長所は集中力があるところです(アピールポイント)

おそらく何度も耳にしていることと思いますが、ビジネスでは結論ファーストです。

自分の長所を伝えることが先決ですので、まずアピールポイントから書きはじめましょう。

後に続く文章の方向づけにもなり、これからどのような話が展開するにしても、読み手側がポイントを理解しやすくなります。

ただし、そのまま「集中力」という表現にこだわる必要はありません。

「興味を持ったことには長時間取り組める」「はじめたことは終わるまで続ける」といった表現など、違う言葉で表すことでオリジナリティを出し、次のエピソードにつなげやすくすることも可能です。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです

集中力があると考えた理由やキッカケを端的に述べます。

いつどのようなことからそうした考えに至ったか、実体験を述べることで理由づけを行います。

自己申告である以上、いい加減なことを言っているわけではないことを明らかにするため、根拠となる経験を挙げてください。

当然ながら虚偽を書いてもしょうがないですし、本当に体験したことから事実を述べることが重要です。

まとめやすいのは周囲の人から認められた経験やなんらかの実績ですので、過去の自分を振り返って探してみましょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

経験に説得力を持たせるためのエピソードを盛り込みます。

インターンシップへの参加やアルバイト、ゼミの研究やサークル活動など、自分が今までにやってきたことを選び、そこで集中力を発揮した経験へつなげます。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

前項で選んだエピソードにおいて、自分が集中力を発揮した事例につながる問題を挙げます。

大事件である必要はなく、自分やチームがやるべきことができないといった実力不足の問題や、締め切りまで日がないといった時間的制限の問題など、日常で起こり得る問題はいくらでもあります。

イベントに必要なものが足りない、アルバイト先の集客力が足りない、ゼミの研究成果が上がらないといった身近な問題を取り上げ、それを乗り越える時に集中力を発揮した経験に結びつけましょう。

行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

対面した問題に対して、自分がどう考えてどう行動を起こしたかを述べます。

たとえば、「イベントのリハーサルで装飾が想像以上に地味なことがわかり、材料をかき集めれば今からでも対処できると考え、徹夜で製作にあたり間に合わせた」といった内容です。

またこうした時の行動については、自分1人で取り組んだのか、仲間とチームを組んで取り組んだのか、目指す職種によってベターな方向が異なる場合があります。

応募先企業の社風や仕事の進め方、より重んじられる企業体質なども考慮したうえでエピソードを選ぶのが上級テクニックです。

結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

自分が起こした行動により、どのような結果を得られたかを明確に伝えます。

先の例で言えば、「イベント終了後、観客から装飾が素晴らしいと絶賛され、口コミが広がりイベントの集客率2割アップに貢献した」といった内容です。

自分が集中力を発揮しアクションを起こした結果、全体にプラスになる成果を得たというのが理想的です。

また、「集客2割アップ」や「売上前年比130%達成」など、具体的な数字をできる限り挙げて説得力を持たせましょう。

過去に遡り数値を調べることは難しい場合もありますが、なんらかの形で第三者が客観的に成果を認められる工夫を盛り込むと印象が変わります。

「アルバイト時代に販促に集中し、リピート客を増やした」

というより、「アルバイトで販促を任され、1日8時間以上集中してSNSによる情報発信を行い、10人中6人のリピートを得た」

というほうが明らかに説得力があります。

具体的な数値はいかなる業務においても貢献度を示すバロメータとなりますので、意識して情報を集めておいてください。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

最後は、集中力を応募先の企業でどのように活かせるかに触れ、文章を締めます。

この人物なら入社して活躍してくれるだろう、自社でも十分に貢献してくれそうだと感じてもらえれば、次につながる道が開けるはずです。

集中力を長所としてアピールする際の構成のコツ

ここまで集中力を長所として企業にアピールする際の基本構成について説明しました。

ここからは基本構成におけるポイントをお話していきます。

構成の肝を理解して、より伝わりやすい長所の回答を作成しましょう。

結論は最初に明示

まず、結論は最初に明示することがポイントです。

今回の場合、結論は「集中力が長所であること」です。

最初に話の軸を伝えておくと、それ以降の話が伝わりやすくなります。

これからこの話をしますよ~と意思表示することで聞き手も聞く準備ができます。

自分がこれから何の話をするのか提示して、道筋を示しましょう。

これをすることで話の内容が印象付けられるとともに、聞き手の集中力も切らさずに済みます。

結論を最初に明示して、自身の長所を印象付けましょう。

具体的なエピソードで自分らしさを明示

次に、具体的なエピソードを明示します。

長所である集中力をアピールするには、エピソードの具体性がとても大切なのです。

自己PRや長所・短所などの回答に用いるエピソードは量よりも質です。

自分の人柄を印象付けることが大切ですから、エピソードの量は関係ありません。

エピソードをたくさん伝えようとするとかえって一つずつのエピソードにおける説明が浅くなり、人柄がきちんと伝わりません。

自分の人柄が伝わりやすいエピソードを1~3つ程度に絞るようにしましょう。

企業に貢献できる意思を示して締めよう

最後は、それまで説明した長所を活かしてどのように企業に貢献できるのか示しましょう。

就活は内定をもらうことがゴールですが、内定をもらったら今度は実際に企業の一員として働くことになります。

企業は一緒に働く人材を探しているのです。

そのため長所を説明したあとは、自分の長所がきぎょうに入社後も活かせる内容であることをアピールしましょう。

自ら企業に貢献できることを示すことで、企業もあなたと働くことを想像しやすくなります。

入社後のビジョンを持っている学生は企業にとって魅力的です。

ぜひ自分なりの入社後のビジョンをアピールしてみてください。

長所で集中力をアピールする際のポイント

ここまでの説明で、集中力が高いことは大きなセールスポイントであるのはご理解頂けたでしょう。

集中力が高いことをアピールする学生はあまり多くないでしょうから、差別化もしやすくおすすめのアピールポイントです。

ただ、それでも自分に集中力が備わっていることを上手にアピールしなければなりません。

ここでは、長所で集中力をアピールする際のポイントをご紹介します。

集中力を定義付け

自分の中で集中力があるというのは具体的にどのような場合を指すのか今一度考えてみましょう。

「集中力がある」といっても抽象度が高いです。

自分が想像している集中力と他の人が想像している集中力は齟齬が生じるかもしれません。

また、自分の中で集中力の定義が定まっていないと回答がぶれてしまいます。

集中力が具体的にどんなことを指すのか自分でしっかり明確にしておきましょう。

数字を使ってアピール

集中力が高いと言われても、その根拠も説明しないと信頼できませんよね。

根拠として具体的なエピソードを用意するでしょう。

その際に、数字を使ってアピールするのがおすすめです。

数字は誰でも使うものなので、客観的なものさしとして便利なためです。

集中力の高さを表す数字としては、「時間」が適していますね。

例えば、1日8時間勉強を続けたと言えばどんな人に対しても凄さが伝わりますよね。

また、数字を使うところは多ければ多いほど良いです。

例えば、8ヵ月間毎日8時間勉強を続けたといえば、集中力の高さだけでなく継続する力もあることが伝わるでしょう。

価値観や考え方に結び付けて自分らしさをアピール

長所を回答する際は、価値観や考え方に結び付けることを意識しておきましょう。

長所で用いるエピソードや、長所そのものは他の学生とかぶってしまう可能性があります。

しかし、価値観や考え方は人それぞれ違います。

そのため、価値観や考え方に結び付けた説明やアピールは他の学生と差別化できるポインとになるのです。

自分がどんなときにどのようなことを考えてどのように動いたのか細かく示すことを心がけてください。

エピソードを複数用意する

「何か所も数字を入れられるほど、大したエピソードなんて無いよ」という人は、エピソードを複数用意するのがいいかもしれません。

この場合、エピソードを複数用意する手法もあります。

集中力があると言っても、特定の状況下でなければ発揮できないのでは意味がありませんよね。

仕事で集中力が役に立たない可能性もありますし、採用担当者としては魅力に感じません。

エピソードを複数用意し集中力を発揮できる場面が1つでないことをアピールすれば採用担当者は安心するでしょう。

集中力を会社でどう活かすのかに関しても言及

会社員として働くのですから、集中力を仕事に活かさなければなりません。

出勤簿の印鑑を毎日同じ場所に正確に押すことに集中力を活用していては意味ありませんよね。

仕事での再現性をアピールするためにも、集中力を会社でどう活かすのかという点にも言及する必要があります。

その会社のどの仕事においてどのように集中力を活かせるのでしょうか?ここまで述べることができてはじめて、自己PRが完結するのです。

例えば、経理の仕事であれば決算書をミスなく作成するために集中力を活用することができますよね。

注意点としては、業務への活かし方は具体的に述べる必要があるため、実際の業務内容をしっかりと把握しておかねばならないことです。

業務への理解が曖昧なまま面接に臨むと、「その仕事は君が応募している職種の担当外だよ」と言われ恥ずかしい思いをすることになりかねないです。

企業研究をきちんと行い、必要ならOB訪問も実施して活きた情報を仕入れましょう。

集中力がありすぎることを短所として述べるパターンもあり

集中力が高いのを長所で挙げることは、いわば諸刃の剣です。

というのも集中力が高いという長所は、ある意味では短所にもなり得るからです。

集中力がありすぎると、周りが見えなくなったり他人の意見を聞かなくなる等、短所につながります。

厳しいことを言えば、これは組織の中で複数で仕事をする際は、致命的なウィークポイントになります。

そのため、集中力があるのはいいが周りが見えなくなってしまう人だと評価を受けないために、伝え方を工夫する必要があります。

その工夫とは、短所をカバーする方法に関しても合わせて伝えることです。

例えば、集中している間は、他のものごとが疎かにならないよう常に進捗状況を確認していた等と言いましょう。

短所を克服する方法を伝えれば、自己分析がしっかりでき悪い箇所も改善するよう努力していることの証明になるので、信頼に値する人物だと印象付けることができます。

長所で集中力をアピールする際の例文3選

最後に、長所で集中力をアピールする際の例文もご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

例文①

私の長所は集中力があることです。

私の趣味はブログを書くことなのですが、毎日書かないと意味が無いなと思い、毎日一時間ブログに執筆する時間を取っています。

1時間以内で1記事必ず執筆するように意識し、その生活を1年間続けた結果、300以上の記事を執筆することができました。

私のブログは、今では読者数が5,000人を超えるまで成長しました。

この経験で培った集中力を活かし、御社のテレアポの業務でも時間内に多くの電話をさばけるよう努めます。

例文②

私は集中力が高いと自負しています。

そう感じたのは中学生の時、毎日本を読むのが好きで図書館に行った経験を通じてです。

時間が経つのも忘れ、一日2~3冊ペースで読んでいました。

また、大学時代の学習塾のアルバイトでは、大学の授業が終わった後に授業を2コマ入れて教えていました。

時間管理が大変でしたが、物事を効率的に進める集中力が身に付いたと考えております。

この集中力を活かして、御社の経理事務も短時間で終わらせることができるよう努力していきます。

例文③

私は集中力があるところが長所だと考えております。

そう感じたのは、大学時代のレンタルビデオ店でのアルバイトで返却スピードがとても早く、店長から「集中力があるね」と褒められた経験があるためです。

ただ、返却に集中しすぎて店内アナウンスを聞き逃してしまうことも何度かありました。

バイト中は集中しながらも周りの状況を把握する必要があると身に染みました。

それからは、自分の業務だけでなく周りの状況もチェックするよう心がけています。

御社に入社できたら与えられた仕事はもちろん、同僚や上司の状況にも気を配りながら円滑に業務を進めていけるよう頑張ります。

まとめ

長所で集中力を伝える際のポイントや例文をご紹介してきました。

集中力が高いことは、ビジネスでアピールするポイントとしては非常に良い点です。

業務に効率的に取り組めることを意味していますから、優秀な人材だと評価してくれる可能性も高いです。

ただ、集中力が高すぎると周りの目が見えないという短所にもつながるため、伝え方には細心の注意を払ってください。

「数字を使ってアピールする」「複数のエピソードを用意する」など上記で紹介したポイントを意識し、自身の集中力の高さを最大限にアピールしましょう。

そんな自己PRでほんとに大丈夫?
1人でわからない事はプロと2人で​。​​

就活のプロがあなたの
内定を叶えます!

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ