コミュニケーション力は、企業が採用を判断する際の大きな基準となっています。
この記事では、就活の長所で求められるコミュニケーション力に関して説明します。
自己PR例文も紹介するので、どのようにアピールすればよいか分かりますよ。
- 面接で長所を聞く意図
- コミュニケーションの目的や種類
- コミュニケーション能力を長所としてアピールする方法の詳細
- コミュニケーションが得意な人の特徴
- コミュニケーション能力のアピール方法を網羅的に知りたい
- 実際のアピール方法を例文で確認したい
- コミュニケーションが得意になりたい
目次[目次を全て表示する]
【長所:コミュニケーション力】長所を聞かれる理由
面接の際に就活生の長所を聞く面接官は数多くいます。
つまり他人の意見ではなく、自分自身の長所を自分で見つけ答えなければならないのです。
長所とは、あなたの優れている点や良い点を指します。
就活生から長所を聞くことに関して、企業側はどのような意図があるのでしょうか。
面接での質問として長所は定番です。
したがって、長所を聞かれる意図についてあらかじめ理解しておくと良いでしょう。
今回は長所としてコミュニケーション力をアピールする場合の想定をしています。
まずは、長所を聞かれる理由について解説します。
自分を客観視できているか確認するため
面接の際に長所を聞かれる理由としてまずあげられるのは、自分を客観視できているか確認するためです。
面接の場においてあなたが答える長所は、企業側があなたの優れた点として納得するものでなければなりません。
特に「〇〇ができる」などの物理的なものではなく、コミュニケーション力をアピールする場合は内面的なものになります。
しがたって、いかに自分を客観視できるかどうかがポイントとなるのです。
自分を客観視できる人は、物事をしっかりと分析することができると判断されます。
それは、採用後の仕事で何か問題が生じた場合でも、冷静に合理的な判断ができるという印象を企業側へ与えられるのです。
社風に合った人物かを確認するため
また、どの企業でも選考の際に、自社の社風に合っている人を採用したいと考えています。
就活生から長所を聞くことで、あなたの人柄を見て、社風に合うかどうかを判断したいと考えているのです。
つまり、あなたが長所としてアピールするコミュニケーション力は、あなたの人柄を知るうえで恰好の判断材料となりえるのです。
実際に、企業にはすでに多くの社員がいるため、その先輩方とうまくコミュニケーションを取れるかどうかは企業側も重要視しています。
【長所:コミュニケーション力】コミュニケーション力とは?
物事を適切に伝える言語化能力に加え、他人と上手く関係性を築く能力が社会で求められるコミュニケーション力です。
コミュニケーションは言語で伝える他に、身振り手振りや表情・トーンなどで伝える非言語コミュニケーションもあります。
いくら話しが上手くても、言葉以外の情報も含め、他人の気持ちを適切にくみとれないとビジネスの場では評価を落とします。
学生時代に比べ、空気を読む高度な力が社会のコミュニケーションでは欠かせません。
場を盛り上げる力≠コミュニケーション能力
学生時代は輪の中心で場を盛り上げている外向的な人が、コミュニケーション能力が高い人だと想像したと思います。
逆に周囲と積極的に話さない人は、コミュニケーションが苦手というレッテルを貼られる場合が多いでしょう。
しかし会社は仕事をする場なので、必ずしも外向的な人がコミュニケーション能力の高いとは評価されません。
ビジネスの場では、相手の意図をくみとり、話し手と聞き手の双方向で会話のキャッチボールをスムーズに行う力が重視されます。
その点、内向的で話しが苦手な人は、自分が話すより相手の話をしっかり聞こうとします。
社会においては、内向的な人の方が寧ろコミュニケーション能力が高いと評価される場合もあるのです。
伝える力
コミュニケーションにおける伝える力には、言語と非言語があります。
言語は内容を相手に適切な言葉で伝える能力です。
対して非言語は、身振り手振りを交えるなど、言葉以外で意見や気持ちを伝える能力です。
コミュニケーションにおいて、両者のうちどちらかが欠けていると相手に伝えたい内容の細かなニュアンスまで伝わりません。
正確に伝えるためには、言語と非言語のコミュニケーション力をバランス良く身に付ける必要があります。
言語
相手に分かりやすく自分の言いたい内容を伝える力を、言語化能力といいます。
「この人の言っていることはスムーズに理解できる」
「何を言っているのか分からない」
同じ内容を話しても人によって理解に差が生じるのは、伝える力が関係しています。
言語化能力が身に付くと、相手にあなたの考えを正確に伝えることができます。
自分の意見が通りやすくなったり、物事を構造的に把握できるようになったり多くのメリットがあるでしょう。
非言語
身振り手振りや表情、声のトーンなど、言葉以外の部分で他人に意思伝達する能力を非言語コミュニケーションといいます。
身振り手振りを交えたり、声の抑揚や表情を変化させたりしながら話せば、相手に自分の意見や気持ちが正確に伝わりやすくなります。
非言語コミュニケーションは、場の空気を読む上でも非常に大切です。
言葉以外からも他人の気持ちをくみとれる力が身に付けば、周囲と良好な関係を築けるようになるでしょう。
聞く力
コミュニケーションの重要な要素である聞く力においても、言語と非言語を意識することは大切です。
話を聞く時に、黙って聞く人と適度に相槌をうち質問をしながら聞く人では印象も話の理解度も違いますよね。
ただしコミュニケーションは「話す2割・聞く8割」といわれていますが、聞くことに注力し過ぎるとかえって相手を不快にさせるので注意が必要です。
やりすぎない程度を意識して、自然に相手の話に耳を傾けるようにしましょう。
言語
聞く力も立派なコミュニケーション能力の1つです。
そもそもコミュニケーションは双方向のやり取りであり、話し手と聞き手がいて初めて成り立ちます。
聞く力がない人は、一方的に相手の話しを否定したり遮ってしまったりしがちで、コミュニケーションが成立しない場合も多いです。
反対に聞く力がある人は、話に耳を傾け、相手に対して真摯に向き合うことができるので、話をどんどん引き出せます。
話を聞き、相手の意図を正しく理解する力を傾聴力といいます。
就活では度々聞く言葉なので覚えておきましょう。
非言語
コミュニケーションにおいて、表情や声色など言葉以外の部分から相手の心情を推し量ることができる力は大切です。
例えば「大丈夫」と言いながら、表情が暗い人がいたとします。
コミュニケーション能力が低い人は、言葉だけに着目して相手の感情を表面的に判断しやすいので言葉をそのまま鵜呑みにしがちです。
コミュニケーション能力が高い人は、表情や声のトーンなど非言語部分にも着目し相手に寄り添った言動を自然に取れます。
どの業界・職種においても求められる
会社は1つの目標を達成するため、社員全員が力を合わせて働いています。
社員は同じ方向をみて働く必要があるので、社会人にとって周囲との意識疎通をスムーズに行えるコミュニケーションスキルは必須です。
コミュニケーションを疎かにしている人ほど仕事の目的を共有できていないので、周りの社員と歩調が合わずトラブルを起こしやすくなります。
業界・職種を問わず、仕事を円滑に進めるために必須のスキルといえるでしょう。
【長所:コミュニケーション力】コミュニケーション力が高い人の特徴
コミュニケーションが得意な人ほど、常に相手を視点に考えています。
どうすれば相手に話が伝わりやすいかを考えて、言葉の選択や話の展開などを無意識レベルで工夫しようとします。
生まれつきの性格や口の上手さとは違い、社会人として必要なコミュニケーション能力は努力次第で身に付きます。
コミュニケーションが得意な人は、他人と接する機会が多いだけではなく、何度も失敗しながら試行錯誤する過程で上達しているのです。
わかりやすく簡潔に話す
コミュニケーション能力が高い人は語彙力が豊富なのに加え、伝わりやすい言葉を選択して簡潔に話せる言語化能力に優れています。
話し方の特徴としては、伝えたい内容を一方的に話すのではなく、要点をまとめて伝えるべきポイントを明確にした上で順序立てて話します。
コミュニケーション能力が高い人ほど話が適度な長さで、他人に不快感を与えません。
言葉の選択肢が多く、論理的な話し方ができている証拠といえるでしょう。
聞き上手
聞き上手な人は、話をよく聞いて適切なタイミングで疑問点を質問できるので、相手が話したかった内容を無理なく引き出せます。
また、自分よりも相手を中心に考えるスタンスを持っています。
コミュニケーションは一方通行では成り立たないので適度に主張もしますが、相手と意見が食い違うケースは極めて少ないです。
相手の気持ちを優先した上で自分の考えも適度に発信できれば、就活でもコミュニケーション能力は高く評価されます。
相手に関心をもって話す
コミュニケーション能力が高い人ほど、相手に関心を持って真摯に向き合う姿勢を持っています。
相手の気持ちに寄り添っているからこそ、分かりやすく伝えるコミュニケーションスキルが活きて相手の話を無理なく引き出せます。
コミュニケーションを上達させる第1歩として、相手を知ろうとする姿勢を持つことが大切です。
知りたい気持ちがあれば話題はどんどん浮かび、相手も心を開いてくれるので、関係性を無理なく深めていけます。
【長所:コミュニケーション力】コミュニケーション力をアピールする際のポイント
これまで説明してきたように、働くうえでコミュニケーション力は非常に重要な能力です。
そのため、企業はコミュニケーション力が高い人材を求めています。
企業に自分のコミュニケーション力を効果的にアピールするためのポイントを紹介します。
「コミュニケーション力」という言葉を使わない
アピールの際は、直接的に「コミュニケーション力がある」という表現を使わないようにしましょう。
そのまま、自分はコミュニケーション力が高いと言ってしまうと説得力が弱まるためです。
また、自信過剰な印象も与えるため、直接的な表現は好ましくありません。
コミュニケーション力をアピールする際は「相手の気持ちを思いやる心を大切にしている」「他人の話をよく聞くように心掛けている」など、ふんわりとした表現で記載しましょう。
そうすれば、直接言わなくても「この子はコミュニケーション力が高そうだな」と思ってもらいやすいです。
もちろんこれだけでは根拠が分からないため、具体的なエピソードも合わせて伝えるようにしてください。
コミュニケーション力を使って何かを解決した経験を伝える
信頼性を持たせるために、コミュニケーション力を発揮したエピソードが必要です。
過去を思い返し、コミュニケーション力を使い問題を解決した話などを伝えましょう。
結果を出したからこそ堂々とコミュニケーション力があると言えるのです。
例えば、アルバイトであればお客さんの要望を聞き、店舗の上層部に伝えた結果、お店全体で改善に取り組み売上が向上したというエピソードが考えられます。
また、サークル活動であれば同期内で意見がこじれた時に間に立って調整し、うまく争いを鎮めることができた等のエピソードも考えられます。
具体的なエピソードが無ければ面接官に納得してもらえません。
必ず、自分のコミュニケーション力が何かに役立った経験を伝えましょう。
コミュニケーション力を会社でどう活かすのかに関しても言及
コミュニケーション力を会社でどう活かせるかについても、合わせて伝えてください。
企業は会社の中でどのようにコミュニケーション力を発揮してくれるのか知りたいのです。
コミュニケーション力にも様々な種類があります。
例えば、リーダーとして部員の本音を聞きだしたのであれば「聞く力」が優れていると言えますし、ゼミの発表のクオリティが高くて褒められたのであれば「話す力」に長けていると言えるでしょう。
自分の強みを理解し、それを会社のためにどう活かせるのか自分でも分かっていることをアピールできれば、面接官に優秀な人材だと思ってもらいやすいです。
【長所:コミュニケーション力】コミュニケーション能力をアピールするのに使える構成
コミュニケーション能力を長所の一つとしてアピールする際は、伝わりやすい定番の構成に沿ってアピールすることが重要です。
長所を伝えるときは、さまざまなことに触れたうえでより具体的なアピールにすることが重要ですが、何も考えずに話し始めると、主張の内容がまとまらず伝わりにくくなる場合があるからです。
ただでさえ採用担当者は、あなたという人を詳しく知らない相手です。
より伝わりやすい構成・流れで、わかりやすく論理的にアピールすることは、必要不可欠といえるでしょう。
具体的な構成は、以下のとおりです。
1.結論(長所がコミュニケーション能力だということ)
2.理由(それが長所である理由や背景)
3.エピソード(長所が発揮されたエピソード:問題→行動→結果という流れが重要)
4.入社後にどう貢献できるか(長所を活かしてどのような貢献ができるか)
それぞれの構成における重要なポイントを整理していきましょう。
結論:私の長所はコミュニケーション能力があるところです
まず最初に結論を述べます。
理由として最初に結論を述べることで企業側に自分がこれから何を伝えたいのかが明確になり、わかりやすい文章になるからです。
面接官は多くの学生の自己PRを目にします。
当然のようにまとまりのない文の評価はよくないでしょう。
そこで最初に結論を述べ、少しでも面接官のストレスを軽減できるようにしましょう。
私の長所は〇〇ということです。
理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです
結論のあとは、コミュニケーション能力が長所であることの理由・背景などを補足説明として伝えていきます。
「なぜなら、学生時代は長い間団体スポーツに打ち込んできたからです。多くのメンバーと接する機会があり、自然とコミュニケーション能力は鍛えられました」などのように、長所として成長した理由や背景を述べましょう。
このように理由や背景を伝えることで、採用担当者は、あなたの人柄やここまで成長してきた環境・過程などを比較的スムーズにイメージできます。
結果、あなたに親しみや好感を持つきっかけにもなります。
長所がコミュニケーション能力だという結論を最初に述べたあとは、その理由や背景を伝えていきましょう。
エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました
理由を伝えたあとは、その長所に関するエピソードを伝えていきます。
単純に「長所はコミュニケーション能力です」と伝えるだけでは、アピールとして説得力に欠けるものです。
企業は具体的な説明やアピールを求めているため、エピソードを伝えることによってアピールの内容をさらに掘り下げることは必須といえます。
ここでピックアップすべきエピソードは、長所であるコミュニケーション能力が強く発揮されたエピソード、自分の長所がコミュニケーション能力だと自覚するきっかけになったエピソードが望ましいです。
採用担当者は、単純に長所を知りたいのではありません。
どのような経験を経て長所を実感したのか、その長所を発揮してきたのかという部分が重要になります。
なお、エピソードは抽象的なものにならないように注意しましょう。
抽象的かつあいまいな内容だとほかの学生とかぶりやすくなり、採用担当者の中でも差別化が難しくなります。
具体的に深掘りすることを意識し、詳しくアピールしていきましょう。
問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
エピソードを述べる際は、具体的にその経験の中でどのような問題や課題に直面したのかを伝える必要があります。
直面した問題があり、それに対して長所が発揮されたという具体的なアピールでなければ、採用担当者はあなたの長所をアピールポイントとして認識しにくいからです。
逆をいえば、「〇〇という問題があり、解決の際にコミュニケーション能力が活きた」などのアピールができれば、採用担当者はあなたの入社後の活躍をイメージしやすくなるでしょう。
企業の採用基準の基本的なポイントは、会社に貢献してくれる人材かどうかという点です。
だからこそ採用担当者は長所を聞き、活躍・貢献のイメージを固めたいと考えるのです。
行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました
次にそのエピソードの中で自分自身が取った行動について言及しましょう。
前述した問題・課題について自分がどう考え、コミュニケーション能力を活かして何をしたのかを明確に伝えることが重要になります。
具体的な行動内容を述べることで、採用担当者はあなたの問題に対する向き合い方やものの考え方を把握しやすくなります。
企業は業務を進めていくうえで、都度さまざまな問題に直面します。
ときには、解決や改善が難しい課題と向き合わなければならないこともあるでしょう。
そのため企業は、自分の長所を発揮して物事の解決に臨んでくれる人材を求めています。
エピソードを伝える際には、具体的にどのような行動を取ったのかわかりやすく述べるようにしましょう。
結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました
具体的な行動の内容を伝えたあとは、結果どのようになったのか触れていきましょう。
ただ行動の内容を述べるだけでは、「結局のところどうなったのか?」という疑問が残り、アピールとして決定力に欠けてしまいます。
それ以外のアピールがどれほど魅力的でも、結果がわからなければ採用担当者もモヤモヤするため、結果として良い評価にはつながりにくくなります。
なお、結果を伝えるときは、客観的に誰が見ても内容がわかるように工夫をする必要があります。
たとえば数字を使うなどの工夫が挙げられます。
単純に「売上がアップした」と伝えるよりも、「売上が2倍になった」と伝えたほうが、結果はわかりやすいでしょう。
初めて聞く人でも理解しやすいことをとにかく意識することが大切です。
結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
最後は締めの部分として、再びあなたの長所はなんであるのか、という結論に触れましょう。
話のテーマは自分の長所なので、その長所について再度触れて印象を残し、その長所を活かして積極的に貢献したいことをアピールするのが望ましいです。
採用担当者は、会社の利益向上に積極的に寄与してくれる優秀な人材を求めています。
コミュニケーション能力をどのように活かして貢献するのか、より具体的なポイントにまで触れられると良いでしょう。
なお、そのためには企業のニーズを知るうえで、企業研究が欠かせません。
企業が求める具体的な人物像、大事にしている理念について理解を深めれば、企業の採用活動におけるニーズがわかります。
企業のニーズに応えられること=貢献なので、最終的にはニーズにマッチしたアピールで締められることが理想的です。
【長所:コミュニケーション力】例文3選
上記のポイントを踏まえ、就活でコミュニケーション力をアピールする際の例文を3つ紹介します。
ここに記載した内容をそのまま使うのはいけませんが、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
例文①:相手の気持ちに寄り添える
私は、相手の気持ちを思いやることを大切にしています。
家庭教師のアルバイトをしていた時、教えていた女の子のモチベーションが明らかに低下しているなと感じることがありました。
最初は自分の教え方が悪いのかと思い色々努力してみたのですが状況が改善しません。
思い切って話を聞いてみると、学校でいじめに合っているとのことでした。
そこで私は、辛いことがあったら何でも自分に打ち明けてくれと言いました。
彼女はホッとしたようで色々話をして下さり、勉強に打ち込めるようになったのです。
無事に志望校に合格し、報告してくれた彼女の笑顔を見て他人の気持ちに寄り添う大切さを学びました。
この経験を活かし、御社での仕事に関してもお客様の意見に耳を傾け、ベストな提案ができるよう努めたいと思います。
例文②:人の本音を引き出せる
人の本音を聞き出せるのが自分の長所だと考えています。
大学時代にはバスケ部に所属していましたが、キャプテンの指導が厳しく、後輩たちが委縮している様子が見受けられました。
最上級生であった私が後輩たちに現状をどう感じているのかヒアリングを実施しました。
話を聞いてみると、新人戦に向けての練習をもっとしたいとのことでした。
この話を聞き、普段の練習では後輩たちの気持ちを蔑ろにしてきたことに反省しました。
この経験から、人の本音を聞きだせるよう親身に接しています。
御社に入社した際は、営業職として1人ひとりのお客様と信頼関係を築き、本当のニーズを聞きだせるよう努力します。
例文③:相手がわかりやすいように伝えられる
私は相手が分かりやすいよう伝えることが得意です。
この能力は、大学のある授業で身に付きました。
その授業では毎週レポートを書き発表する必要があるのですが、先生から「君のレポートは分かりにくい」との指摘を受けました。
それまでは、事実をできるだけ詰め込むことのみに心血を注いでいたのですが、良いレポートとは情報量だけでなく読み手が見やすいことも重要なのだなと思い知らされました。
それからは、見やすいと思った人のレポートを参考にするなど、読み手を意識したレポートを書くよう常に努力してきました。
御社でも、自分本位にならず、相手がストレスを感じず理解できる伝え方を様々な場面で実践していきたいです。
【長所:コミュニケーション力】面接でのアピールの仕方
コミュニケーション力をアピールする際には面接にも気を配らなくてはいけません。
というのもコミュニケーション力をアピールしているのにも関わらず、面接官との会話が上手くいかないと、本当にこの人はコミュニケーション力があるのかと疑われてしまうからです。
そのため、今から述べる二つの点を意識して面接に臨みましょう。
質問の意図を正しく理解する
面接では面接官からの質問をたくさん受けます。
そこで、何度も聞かれている内容とは違う返答をしてしまうと面接官は自分と話が通じないと感じられてしまいます。
そう感じられてしまうと自身のコミュニケーション力があるという長所に矛盾が生じてしまいます。
面接官はなぜこの質問をするのか、そしてどんな回答が求められているのかを自分なりに考えることが大切です。
わかりやすい表現をする
相手が話す内容を正しく理解できるようになったら次は相手に伝えたい内容を的確に伝えることが大切になります。
内容が抽象的すぎて伝えたい内容がぼんやりとしていたり、面接官がわからないような難しい単語を用いないように論理的に話すことを心がけましょう。
また、上記で軽く触れたPREP法も使いこなせるようになると、より伝えたい内容を的確に伝えることができるようになるでしょう。
明るい表情を意識する
面接の際は、終始明るい表情を意識して挑むと良いでしょう。
面接は誰しもが緊張してしまう場面です。
しかし、それは多くの就活生を見てきた面接官も理解しています。
その局面においても、笑顔を絶やさないことで、やわらかく接しやすい印象を与えられるのです。
話しやすい空気を作れる力はコミュニケーション力の1つといえます。
明るい表情を保つことで、コミュニケーション力があると評価してもらえる可能性があるため、面接の際は明るい表情を意識してみましょう。
まとめ
就活で長所としてコミュニケーション力を伝える際のポイントや注意点などを解説してきました。
会社で働く上ではコミュニケーション力は必須スキルです。
効果的にコミュニケーション力をアピールできるよう、職場で求められるコミュニケーション力がどんなものか理解し、具体例やこれからの活かし方も含めた説得力ある伝え方をしていきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート