さまざまな仕事の中でも、魅力的な仕事内容の一つが専門職といわれる、一般的な人が就くことは難しい仕事があります。
これは特殊な技術や知識、免許などが必要な仕事を指し、高度な内容の業務を行うことも少なくありません。
この専門職とはどういう仕事なのでしょうか。
中には生涯をその仕事に捧げる人もいるような、高度な仕事も入っています。
【専門職とは】専門職とは何か?
専門職とは、特定の分野において高度な専門知識やスキル、経験が要求される職業です。
単に知識を持っているだけでなく、適切に用いて問題を解決したり、専門的な判断をくだしたりします。
さまざまな能力よりも1つの分野に特化した能力が求められます。
本章では、専門職の種類と一般職との違いについて解説します。
専門職に興味がある就活生は、全体像の把握に役立ててください。
3つの種類に分けられる
専門職と聞くと特別な仕事、難しい仕事と考える就活生は多いでしょう。
しかし、専門職は簡単に3つに分けられます。
それぞれの仕事の特徴と違いについて理解することで、あなたが志望する専門職がどれに当てはまるか明確になるでしょう。
就活は志望する職種によってアピール方法が異なります。
本章を読むことで、志望する職種に対して効率よくアピールできるでしょう。
専門職の1つ目は、資格が必要な仕事です。
働くにあたって資格獲得が条件になります。
たとえば、医師や弁護士、建築士などです。
もちろん、資格がなくても担当できる業務はあります。
しかし、専門職として名乗るには資格が必須です。
専門職の中には、非常に難易度が高い試験もあるため、確認しておきましょう。
入社前から取得することで、選考が有利に進みます。
一方で入社後に働きながら資格取得を目指すことも可能です。
一般的に職人と呼ばれる仕事も専門職に当てはまります。
修行や経験を長年にわたって積み重ねることで、初めて一人前として扱われる仕事です。
たとえば、大工や寿司職人、和菓子職人などが挙げられます。
ほかにも、日本の伝統工芸品など、1つひとつ丁寧に仕上げる仕事が当てはまります。
単に物を製造するだけでなく、長年培ってきた技術や経験、仕事に対する情熱や誇りを持っている人が多いのが特徴です。
一方で、独立するまでの修業期間は年収が低く、弟子のような扱いになることもあります。
必須の資格は必要ないものの、専門的な知識が必要な仕事も専門職に含まれます。
研究者、デザイナー、コンサルタント、情報技術エンジニアなども専門職と呼ぶことが可能です。
資格がなくても、専門的な知識や能力を武器に活躍できます。
近年の新卒採用において注目が集まっている職種です。
学生時代の趣味が昇華し、仕事になる人もいます。
常に最新の知識を身につける必要はありますが、今後も需要は高まっていくでしょう。
一般職や総合職との違いは?
専門職は、特定の分野において専門的な知識や技術が必要となる仕事です。
一方で総合職は、将来の企業幹部を育成するために、企業の根本となる業務を経験していく職種になります。
また、一般職は、総合職がスムーズに進行できるようサポートするのが仕事です。
それぞれの職種は、仕事内容と求められるスキルが大きく異なります。
就活するにあたって、どの立場で仕事をしていきたいのか、あらかじめ考えておくことが必要です。
総合職は、将来的な幹部候補として、企画・営業・管理など幅広い業務に携わる職種です。キャリアアップを前提とした働き方になるため、転勤や異動があります。
たとえば、地方の支店に配属されたり、新店舗に店長として異動したりします。
さまざまな経験を積んだ結果、各部署の部長やエリアマネージャーとして昇格するでしょう。
総合職について、詳しく知りたい就活生はこちらの記事を参考にしてください。
一般職は、特定の業務に従事し、主に総合職のサポートを行う事務中心の職種です。
勤務地は、入社時に選択した地域が継続されていることが多く、安定した働き方ができます。
総合職と異なり、キャリアプランが形成しやすいのが特徴です。
一方で、総合職と比較して1つの分野を極める傾向にあります。
また、事務処理が仕事の中心になるため、パソコンスキルやコミュニケーション能力が求められます。
一般職を志望する就活生は、こちらの記事も参考にしてください。
内定獲得のポイントを解説しています。
専門職は、特定分野の高度な知識やスキルを活かして働く職種です。
医師・弁護士・ITエンジニアなど、資格や専門性が重視されます。
資格を取得したり、実績を積んだりするのに時間はかかりますが、一度身につけることで将来にわたって活躍することが可能です。
また、企業を退職したのち、比較的容易に同業他社に転職できます。
資格や実績をアピールすることで、自分の能力を客観的に伝えられるからです。
【専門職とは】資格が必要な専門職7選
専門職の種類もいくつかあり、具体的な職種を挙げるとなるとかなり個性的な職業が並びます。
今回は代表的な職種6つを紹介します。
医師
専門職の代表的な仕事が医師です。
医師はたくさんの知識が必要で、また高い倫理性も求められます。
医師になるためには大学の医学部で6年間の教育を受けた後に国家資格に合格し、さらに2年以上診察研修医として研修を積む必要があります。
人の命や一生を左右する仕事なので、その分さまざまな知識や技術が求められるでしょう。
医師の平均年収は1522万円と言われており、イメージ通りの超高給職業であると言えます。
看護師
医師の診察や指示に基づいて、診療や患者の日常生活の援助・看護を行う看護師も専門職と言えます。
医療系の仕事は免許が必要なものが多く、看護師・薬剤師・理学療法士などもすべて免許や資格が必要で、その分高度な仕事となっていることが少なくありません。
医学系の仕事はすべてが専門職というわけではありませんが、かなりの割合で専門職と呼んでも過言ではない仕事が多いのです。
看護師の平均年収は505万円と言われており、需要の高い仕事である割には年収が低くなっています。
弁護士
医療系の仕事の他にもう一つよく言われるのが法律系の仕事です。
代表的な仕事はやはり弁護士です。
法律に関しては免許や資格試験の合格が必須ですから、こちらも高い知識が必要になります。
弁護士になるためには合格率約34%と言われている司法試験に合格しなければなりません。
さらにその司法試験は、法科大学院を卒業するか予備試験に合格することで受験資格が与えられます。
弁護士への道のりはかなり難関です。
そんな弁護士の平均年収は727万円とイメージ通りの高給職業です。
税理士
法律系の職業には税理士も含まれます。
税理士には税務代理、税務書類の作成、税務相談の3つの独占業務があり、資格を持っているだけで仕事がある強い資格と言えます。
税理士になるため一般的な方法は税理士試験に合格することですが、税理士試験には受験資格があり、条件を満たさないと受験すらできません。
難関な資格だけあって、税理士の平均年収は1030万円とかなりの高給です。
公認会計士
公認会計士も専門職の一つです。
公認会計士は会計に関する高度な専門知識が必要とされ、企業の会計が適切かどうか調べるのが仕事です。
税理士と似ているように思えますが、税理士は税金に関する書類の作成や相談への対応が仕事です。
対して公認会計士は企業の会計を調べる監査が仕事であり、会計のコンサルティングを行う職種です。
公認会計士になるには合格率約10%と言われている公認会計士試験に合格する必要があります。
しかし、公認会計士試験には受験資格がなく誰でも受験できるのが特徴です。
公認会計士の平均年収は約683万円と弁護士に匹敵する高収入の仕事です。
教師
教師は、教員免許を持った人のみが名乗れるため、専門職と言えます。
学習指導要領に沿った授業に加えて、生徒の生活指導を担当する職種です。
ほかにも、部活や学校行事の準備・運営、保護者対応と幅広い業務を担当します。
教師は、担当教科に対する深い知識と生徒の成長を支える責任感が求められる仕事です。
しかし、教師の長時間勤務が問題となっています。
そのため、ITの導入や外部人材の活用による働き方改革が進められています。
また、教師はほかの職種と異なり、公務員にあたる仕事です。
その分、制約が多くあるため注意してください。
たとえば、特定の政治団体を支持したり、営利を目的とした企業の役員になったりできません。
教師の年収は650万円前後と言われています。
【専門職とは】免許・資格なしでも入社できる専門職
免許・資格なしでも入社できる専門職は、以下の6つです。
- パティシエ
- エンジニア
- プログラマー
- デザイナー
- インストラクター
- 塾講師
もちろん、上記の6つ以外の専門職もあります。
しかし、専門職についての全体像を把握するために役立ててください。
専門職は現在注目されている職種の1つです。
人気である場合、周囲の就活生と差別化する必要があります。
それぞれの職種の特徴や平均年収を把握して、選考を有利に進めましょう。
パティシエ
パティシエの仕事も専門職に分類されます。
パティシエとは様々な料理を作る調理師の中でも、特に洋菓子作りに特化した人のことを言います。
パティシエになるために必要な資格は特にありません。
専門学校やクッキングスクールなどで座学や実習を行いレストランやケーキ屋さんに就職すればパティシエになれます。
しかし、製菓衛生士国家資格と言う資格があり、この資格を持っていると開業の際に新しく資格を崇徳する必要がなくなります。
パティシエの平均年収は373万円とやや低めですが、有名ホテルや独立は狭き門であるため全体としての平均年収が低くなっています。
エンジニア
エンジニアに特別な資格は必要ありません。
ITや機械などの技術分野で設計や開発、保守を行う職種です。
免許や資格よりも実務経験やスキルが重視されるため、未経験からのスタートもできます。
そのため、選考段階では企業との相性や求める人物像がマッチしていることをアピールしましょう。
入社後の研修や営業時間外に勉強して知識を蓄えてください。
また、エンジニアの平均年収は約568.9万円です。
もちろんエンジニア業界にも資格は存在します。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験といった資格を取得することで年収をアップさせることが可能です。
ただし、企業によって支給される金額は異なるため、あらかじめチェックしておきましょう。
プログラマー
プログラマーも資格がいらない専門職です。
プログラマーの主な仕事は、プログラミング言語を使って、ソフトウェアやシステムを開発することです。
クライアントの要望にもとづき、システムエンジニアが設計した仕様書を理解し、プログラミング言語を用いてコードを記述します。
作成したプログラムのテストやデバッグも重要な業務です。
近年では、Webアプリケーション、スマートフォンアプリ、AI関連など、多様な分野でプログラマーが活躍しています。
プログラマーは資格よりも、スキルと実績が評価されやすい分野です。
平均年収は約422万円とされています。
担当する業務や勤務地によって金額は異なるため、募集要項を確認しましょう。
デザイナー
デザイナーになるのに免許はなくて大丈夫です。
Webやグラフィックなどの分野で、視覚的なデザインを担当する専門職になります。
デザインの対象は、雑誌やポスターの印刷物、Webサイト、スマートフォンアプリなどです。
ほかにも商品パッケージやファッションアイテムと非常に多岐にわたります。
デザイナーは、ポートフォリオやセンスが重視されるため、独学でも道が開ける職種です。ただし企業によっては、デザイン系の大学を卒業していることが求められる場合もあるので注意してください。
平均年収は約400万円〜600万円です。
担当業務や企業規模によって異なるため、仕事内容をきちんとチェックしておきましょう。
インストラクター
資格が必要のない仕事の1つにインストラクターが挙げられます。
スポーツやパソコン、音楽など特定の分野を指導する専門職です。
あなた自身に指導経験や得意分野のスキルがあれば、資格がなくても就業できます。
学生時代の部活や経験を一度振り返ってみましょう。
また、インストラクターは生徒の成長や目標達成をサポートする仕事です。
生徒の様子を近くで見守れるため、やりがいを感じやすいでしょう。
インストラクターの平均年収は約383.8万円です。
インストラクターが担当するジャンルは、流行や人気によって売上が大きく変わります。
その結果、年収にも影響してくるため、事前に職種の将来性をチェックしましょう。
塾講師
教師と異なり、塾講師に資格は必要ありません。
塾講師は、小中高生を対象に、学習指導や進路サポートを行う教育職です。
教員免許がなくても、指導力や学力があれば採用されます。
教師と比較して授業に専念できるのが特徴です。
また、集団授業か個別指導によって、授業の進め方は異なります。
単に勉強を教えるだけでなく、生徒1人ひとりの成長をサポートし、目標達成に向けて一緒に歩んでいくことが重要です。
塾講師の平均年収は400万円前後です。
教師と比較して年収は低くなりますが、資格が必要ないため、多くの就活生にチャンスがあります。
塾講師は、公務員ではないため副業が可能です。
授業以外の時間を使うことで補填できます。
【専門職とは】専門職に向いている人の特徴
専門職に向いている人の特徴は、以下の4つです。
向いている人
- 興味のあることに全力を出せる人
- 根気強く頑張れる人
- 勉強が得意
- 変化に柔軟な人
専門職は「自分の強みを活かしたい人」「好きなことを仕事にしたい人」にとって、魅力的な職種です。
専門職に興味のある人は、本章を読むことで向いているか判断してください。
興味のあることに全力を出せる人
興味のあることに全力を出せる人は、専門職に向いています。
専門職は特定の分野に深く関わるからです。
興味や好奇心を強く持つことが何よりの原動力となります。
とくに好きなことに集中できる人ほど、継続的なスキル向上が可能です。
さらに、自分の好きなことを仕事にできるため、やりがいを感じながら働けるのも、専門職の魅力です。
また専門職は総合職と異なり、1つのスキルを磨くことで高い評価を得られます。
自分の興味と仕事内容がマッチしているか調べておきましょう。
ほかにも、自分が集中できる環境や条件を明確にしておくことも重要です。
1人で作業する方がはかどる人が、チーム制で仕事が進める企業に就職すると、実力を発揮できないため、注意してください。
根気強く頑張れる人
根気強く頑張れる人も専門職に必要な特徴です。
専門知識やスキルの習得には、時間と努力が必要になります。
壁にぶつかっても諦めずにコツコツ積み重ねられる人が向いているでしょう。
ほかにも、仕事の成果が見えるまでに時間がかかる職種も多いため、忍耐力も重要です。
たとえば、医師として一人前になるには年単位の時間がかかります。
大学の医学部で勉強を重ね、医師免許を取得します。
その後も働きながら経験を積み、初めて医師として活躍できるようになるでしょう。
もし、根気がないと途中で諦めてしまいます。
今までに積み重ねた経験や知識が無駄になる可能性があるので注意してください。
勉強が得意
専門職は常に勉強する必要がある職種です。
専門職は、新しい技術の登場や流行によって知識のアップデートが求められます。
さらに資格取得や技術習得のために、継続的な学びが必要です。
資格を取得したからといって終わりではないため注意してください。
学習が苦ではない人や主体性を持って学びに行ける人は、早く成長できるでしょう。
企業は自主的に勉強できる人を高く評価します。
成長性や将来性が期待できるからです。
学生時代の勉強や趣味に対するモチベーションを振り返り、勉強をどのように捉えているのか確認しましょう。
ほかにも志望する業界・職種の知識を長年にわたって勉強できるかチェックしてください。
変化に柔軟な人
専門職は柔軟性が求められます。
専門職の現場は、技術革新や制度変更など、環境が日々変化するからです。
専門職として働く人は、新しい知識やツールを積極的に受け入れ、対応できる柔軟性が求められます。
たとえば、エンジニアの技術は日々進化しています。
入社時に学んだスキルが将来も通用するとは限りません。
固定観念にとらわれず、学び続ける姿勢が必要です。
専門職は、1つのことに特化する職種であるため、こだわりが強いと思われがちです。
しかし、専門職として生き残るには変化に適応する必要があります。
学生時代のクラス替えや新しいアルバイト先など、環境の変化にも柔軟に対応できる人も、専門職に向いているでしょう。
【専門職とは】専門職に就職するメリット
ここからは専門職に就職するメリットについて一緒に考えていきましょう。
専門職に就職するメリットは大きく分けて下記の3つあり、それぞれ抑えておくことで、あなたの就職の就活のモチベーションも高まってくるはずです。
就職・転職がしやすい
専門職に就職する一番のメリットは就職のしやすさや転職のしやすさでしょう。
これは専門職は特定の分野に特化しているため、そのプロフェッショナルとみなされることが多く、比較的採用されやすい傾向があります。
また、こういった専門職を必要とする分野はどこでも人材不足の傾向があり、採用されやすい傾向があります。
中には独立しやすい仕事やフリーランスになりやすい仕事もあり、自分らしく働くこともできるかもしれません。
職場を選べるメリットはとても大きいのです。
給料が高く待遇も良い
次に、ある程度お給料が高いことも期待できますし、待遇の良さも期待できます。
これは経験や知識、資格などに比例しますが、やはりある程度のお給料は保証されることが多いでしょう。
人を集めるために会社が福利厚生を充実させている場合や資格取得やセミナー参加の費用を補ってくれるなど、他の仕事にはない待遇の良さを備えている企業も少なくありません。
生涯の仕事にできるかもしれない
最後に、生涯の仕事にすることができるかもしれない、というのも大きな点です。
専門職の仕事の中には定年がない仕事も多く、何歳になっても体が元気なら働き続けることができる場合や働く時間や負担を減らしながら働ける可能性が高いでしょう。
一生この仕事が好きならば趣味で続けるとか、体が衰えてきたら家で在宅のような仕事をする、人に教える、などのさまざまな方法があります。
【専門職】専門職に就職するデメリット
一方で、当然ながら専門職に就職することにはデメリットも存在します。
下記の3点をあらかじめ確認した上で、自分が本当に専門職に向いているのか専門職で就職したいのかなどをしっかりと確認した上で就活を進めておくことで、今後のキャリアにおいても後悔が少ないことでしょう。
それ以外の仕事に転職しづらい
一つは、特定の分野に特化しすぎている場合、それ以外の仕事に転職できない可能性があります。
特に若い人はまだポテンシャル採用などがあるかもしれませんが、年齢を重ねれば重ねるほど他の仕事に転職しづらいのです。
キャリアチェンジが難しく、自分には向いてないと感じたときの方向転換がしづらい傾向があります。
また、他の仕事から人を採用しようとしてもほしい人材がめったにいない、こういう人材がほしいのに世間にいない、ということも考えられるでしょう。
仕事を広く行おうとサポートできる人を募集してもなかなか来ない、ということも考えられます。
そのため激務になりやすく、代わりがいないという負担や不安も存在します。
偏見が多い
次に、どうしても色眼鏡で見られてしまう場合や偏見に晒されることがあります。
たとえば医師の場合は偉そうとか給料が高そう、エンジニアの場合はパソコンに詳しそう、看護師は優しそう、などという印象を与える可能性は高いのです。
そのため、エンジニアだと伝えるとパソコンの使い方について問い合わせされる、医師だとわかったとたん手取りが高いのだから奢ってとたかられる、という声も耳にします。
特に専門職の場合は仕事と人柄が同一視されることも多く、それが苦痛だという人も少なくありません。
貧乏な医師やパソコンが苦手なエンジニアもいるので、人柄を勝手に決めつけられるような点もデメリットといえるでしょう。
責任が重い
そして最も大きいのが、責任の重さです。
人の人生を左右することや人に大きな影響を与えることが少なくないため、簡単に気軽にできるような仕事ばかりではありません。
たとえば医師は手術で人を救うことができますが、同時にその人の命を奪うこともできます。
看護師は薬剤を間違えただけで人を殺す場合もありますし、エンジニアはちょっとしたミスで大きな情報漏洩や大事なデータを消してしまうかもしれません。
このため、高い倫理性や技術力が求められる場合が多く、作ったものや自分が提供したサービスへの責任が求められる場合も多いのです。
まとめ
専門職の場合、職業名を言ったら大体どういう人か判断されることやその人の個性を伝えることができる場合があります。
また、収入が高い場合や努力によって好待遇を得られる場合も少なくありません。
その一方で、リスクもあり、またデメリットも存在します。
精神的な負担が大きい側面も強いのでよいことばかりとはいえないのですが、それでも希望する人が多いのも専門職ならではのポイントといえるでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート