【SPI】友達と協力して解くとバレる?人事の本音やバレた時のリスクを徹底解説

【SPI】友達と協力して解くとバレる?人事の本音やバレた時のリスクを徹底解説

就職活動の最初の関門ともいえる「SPI」などのWEBテスト。自宅で受験できる形式の場合、「これ、友達と一緒に解いてもいいのかな?」とふと思ったことはありませんか?

「みんなやってるって聞くし……」「志望度が高い企業だから絶対に落とされたくない」そんな気持ちから、協力プレイを検討する人は実は少なくありません。しかし、そこにはリスクもあれば、知っておくべき人事の本音も存在します。今回は、SPIを友達と協力して受けることの是非やリスク、そしてどうしても自信がない時の対策法について、就活のプロとしての視点と、実際の現場のリアルな声を交えて解説していきます。

【SPI】友達と協力しても大丈夫?

結論から言うと、SPIやWEBテストを友達と協力して解くことは、多くの企業の規約で禁止されており、推奨される行為ではありません。しかし、自宅受験型のWEBテストにおいては、監視の目が届かないため「バレないだろう」と考えて協力して解く就活生が一定数いるのも事実です。実際、先輩や友人から「手伝ってもらった」「みんなで集まって解いた」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

ですが、安易に「大丈夫だろう」と判断して行動するのは非常に危険です。企業側も不正対策を年々強化しており、思わぬところで足元をすくわれる可能性があります。また、仮にバレなかったとしても、その後の選考プロセスや入社後に大きなプレッシャーを感じることになるかもしれません。ここでは、安易な協力プレイが招くリスクと、それでも協力受験がなくならない現状について、深く掘り下げて考えていきましょう。

【SPI】友達と協力して解くのをおすすめしない理由

友達と協力してSPIを解くことは、一見すると効率的で通過率を上げる賢い手段のように思えるかもしれません。しかし、就活のプロとしてアドバイスをするならば、やはりおすすめはできません。その理由は単に「ルール違反だから」という表面的な話だけではなく、あなた自身のメンタルや、その後の選考における整合性の問題など、もっと深刻なデメリットが潜んでいるからです。一時的な安心感と引き換えに、就活全体を揺るがす大きなリスクを背負うことになりかねないのです。ここでは、特におすすめできない理由として「モラル」と「発覚リスク」の2点に絞って解説します。

モラルの問題

まず直面するのが、自分自身の良心との戦いです。「たかがテスト」と思うかもしれませんが、真面目に就活に取り組んでいる人ほど、不正行為に対する罪悪感は後からじわじわと効いてきます。友達と協力して高得点を取り、その結果として選考に通過したとしても、心のどこかで「自分の実力ではない」「ズルをしてしまった」という後ろめたい気持ちが残り続けます。

この小さな罪悪感は、意外にも面接でのパフォーマンスに悪影響を及ぼします。面接官の目を見て堂々と自分の強みを話せなくなったり、自信のなさが態度に出てしまったりするのです。就活は「自分が何者で、何ができるか」を胸を張って伝える場です。その根幹部分に嘘やごまかしを含んだまま戦うことは、想像以上に精神的な負担となります。また、協力してくれた友人に対しても「共犯者」のような関係性を作ってしまい、純粋な友情にヒビが入る可能性もゼロではありません。自分のプライドと精神衛生を守るためにも、安易な道を選ぶことは避けた方が賢明です。

バレルことが多い

「自宅受験なら絶対にバレない」というのは、もはや過去の話になりつつあります。企業側もWEBテストの不正受験が横行していることは十分に把握しており、対策を講じているからです。例えば、解答にかかる時間が不自然に短すぎたり、特定の難問だけ正解していて基礎的な問題で間違えていたりと、解答データのログから不審な点を洗い出すことは技術的に可能です。

さらに、最もバレやすいのが「面接時の違和感」と「再テスト」です。SPIの性格検査や能力検査の結果と、実際の面接での受け答えや地頭の良さに大きな乖離がある場合、面接官はすぐに違和感を覚えます。「この学生、データの割に論理的思考力が低いな」と思われれば、そこで不採用になる確率は高まります。また、最終面接前や内定後に、改めてテストセンターなどの監視下で再テストを実施する企業も増えています。そこで最初のスコアとあまりにも違う結果が出れば、不正をしていたことは一目瞭然です。一度失った信用を取り戻すことは不可能であり、内定取り消しにつながるリスクも十分にあります。

【SPI】友達と協力して解いた就活生の体験談

実際に友達と協力してSPIを解いた先輩たちは、その後どのような結末を迎えたのでしょうか。「無事に通過して内定をもらえた」という声がある一方で、それ以上に多くの「後悔」や「恐怖」の声が寄せられています。特に精神面での負担は大きく、選考が進めば進むほど、不正をした事実が重くのしかかってくるようです。ここでは、軽い気持ちで協力受験をしてしまった結果、取り返しのつかない不安に襲われた体験談を紹介します。これらは決して他人事ではなく、不正を選んだ場合にあなた自身が直面するかもしれない現実です。

「とにかくメンタルにくる」「心臓に悪い」

実際に協力して受験した学生の中には、通過後の罪悪感と恐怖で押しつぶされそうになった人がいます。Yahoo!知恵袋などの相談サイトには、切実な悩みが投稿されることがあります。例えば、「大学の友達にSPIを代行してもらい、数学が苦手な自分の代わりに得意な友人にほぼ解いてもらった。成績証明書とWEBテストの点数の乖離が明らかでおかしい。面接で不正を指摘されたり、学校に連絡がいったりするのではないか」という大学生からの相談がありました。

この投稿からもわかるように、テストを通過したとしても、その後の面接期間中ずっと「いつバレるか」「面接官の質問が探りを入れているように聞こえる」という疑心暗鬼に陥ることになります。本来なら企業研究や自己分析に使うべき時間を、「不正がバレないための言い訳」を考える時間に費やしてしまうのは本末転倒です。面接はただでさえ緊張する場なのに、そこに「嘘が暴かれるかもしれない」という恐怖が加われば、正常な精神状態で臨むことは困難でしょう。「心臓に悪い」という言葉は、決して大げさではないのです。

「結局最終面接前に1人で解かされて詰んだ」

もう一つよくある失敗談が、選考の途中で実力確認のためのテストが行われるパターンです。ある就活生は、WEBテスト選考の段階では優秀な友人たち数人で集まって協力し、見事に高得点で通過しました。面接も順調に進み、「このまま内定か」と思われた最終面接の直前、企業から「最終確認のため、テストセンターでSPIを受験してください」との連絡が入りました。

テストセンターは本人確認が厳格で、当然ながら友人の協力は得られません。今まで他力本願で突破してきたため、自力で解こうとしても全く歯が立たず、結果は散々なものでした。当然、一次選考時の高得点とのギャップが浮き彫りになり、結果は不採用。それまでの面接での努力も、費やした時間もすべて水の泡となってしまいました。SPIを重視している企業や大手企業ほど、WEBテストの結果を鵜呑みにせず、厳格な環境での再テストを課すことはざらにあります。「その場しのぎ」は通用しない場面が必ず訪れることを、この体験談は教えてくれています。

【SPI】複数人で受けるのが人事の想定内のパターンもある

ここまでリスクについてお話ししてきましたが、実は企業の人事担当者の中には「WEBテストでの協力プレイはある程度想定内」と考えている人もいます。もちろん公式に認めているわけではありませんが、ビジネスの現場においては、清廉潔白さだけでなく、違った角度からの能力を評価する場合があるのも事実です。これはあくまで一部の企業の、また一部の採用担当者の本音ベースの話ですが、「結果を出すこと」に対する独自の解釈を持っている場合について解説します。

SPIを友達と協力して受ける人への人事の本音

人事担当者は、何千人もの学生を見てきたプロフェッショナルです。そのため、WEBテストの点数が実力以上のものになっている学生がいることは、ある程度織り込み済みで選考を進めているケースがあります。彼らが求めているのは、単にテストの点数が高い「お利口な学生」だけではありません。ビジネスという厳しい競争社会で生き残るために必要な要素を、あえてグレーな行動の中から見出そうとする視点も存在します。ここでは、そんな少し意外な人事の本音を3つの視点から紹介します。

友達に頼れることも能力として評価したい

ビジネスの世界では、自分一人ですべての課題を解決することは困難です。わからないことがあれば専門家に聞いたり、チームメンバーの力を借りてプロジェクトを進めたりすることが日常茶飯事です。そのため、一部の人事は「自分にできないことを、できる人にお願いして解決する力」すなわち「巻き込み力」や「人脈」も一つの能力だと捉えることがあります。「友達と協力してテストを解いた」という行為を、不正と切り捨てるのではなく、「目的達成のために使えるリソースをフル活用した」と解釈するのです。もちろん、これを面接で堂々と話して良いわけではありませんが、結果として課題をクリアしたという事実は、ある種の対人スキルとして評価の対象になり得るという見方です。

協力しないと解けないようなら結局入社後がきつい

一方で、冷静かつシビアな意見もあります。「協力して入社できたとしても、苦労するのは本人だ」という考え方です。SPIなどの適性検査は、単なる足切りではなく、入社後に求められる最低限の事務処理能力や論理的思考力を測るために設定されています。もし、友人の力を借りなければ通過できないレベルの能力しかないのであれば、いざ入社して業務が始まった時に、周りのスピードについていけず挫折してしまう可能性が高いでしょう。人事は「ミスマッチによる早期離職」を最も恐れます。そのため、実力に見合わない高得点で入社することは、学生本人にとっても不幸な結果を招くと懸念しているのです。

そういうずる賢さを持っている人こそ評価したい

極めて少数派ですが、営業職や厳しい競争環境にある業界の人事の中には、「多少のルール違反をしてでも結果を出すハングリーさが欲しい」と考える人もいます。「正直者がバカを見る」ではないですが、清廉潔白すぎて融通が利かない人材よりも、手段を選ばず泥臭く勝ちに行く姿勢を「ガッツがある」「要領が良い」と評価するケースです。ただし、これはコンプライアンスが厳格化している現代においては非常に稀なケースであり、企業の倫理観も問われる部分です。こうした評価軸を持つ企業が、あなたにとって本当に働きやすい環境かどうかは、慎重に見極める必要があります。

対策・複数人受験を前提としてボーダーが上がっている場合もある

もう一つ、就活生が知っておくべき厳しい現実があります。それは、多くの学生が協力受験や解答集の利用を行っていることを見越して、企業側があらかじめ合格ライン(ボーダー)を引き上げている可能性があるということです。人気企業や倍率の高い企業では、応募者が殺到するため、効率的に人数を絞り込む必要があります。その際、不正によってインフレした点数に合わせてボーダーが設定されていれば、真面目に一人で解いている学生が不利になるという理不尽な状況が生まれます。

これは悔しい現実ですが、だからといって不正をして良い理由にはなりません。むしろ、「高いボーダーを超えなければならない」という事実を直視し、正攻法で実力をつけるか、あるいは自分に合った対策法を見つける必要があります。システム上の欠陥とも言えるこの状況下で、どう戦うかが問われています。

【SPI】替え玉・代行・代理は犯罪なので絶対NG

「友達と協力する」レベルを超えて、完全にお金を払って他人に解いてもらう「替え玉受験」や「代行業者」の利用は、絶対にやってはいけません。これは単なる就活のルール違反やモラルの問題ではなく、明確な犯罪行為だからです。過去には、就職活動のWEBテストを代行した大学院生と、依頼した女子大生が「私電磁的記録不正作出・同供用」の容疑で書類送検・逮捕された事例があります。

「バレなければいい」という軽い気持ちが、逮捕歴という一生消えない傷をつけることになりかねません。企業に対する詐欺行為とみなされる場合もあり、もし発覚すれば内定取り消しはもちろん、大学からの懲戒処分や、社会的な信用を完全に失うことになります。人生を豊かにするための就職活動で、人生そのものを棒に振るようなリスクを犯すのはあまりにも割に合いません。代行サービスなどがSNSで勧誘を行っていることもありますが、絶対に関わらないようにしましょう。自分の未来は、自分の手で切り開くものです。

【SPI】友達と協力出来ない時のおすすめの解き方・対策方法

リスクを理解した上で、「それでもSPIが不安で仕方がない」「友達に頼らずになんとか通過したい」と考える皆さんのために、現実的かつ実践的な対策方法をお伝えします。不正に手を染めずとも、スコアを伸ばす方法は存在します。要領よく対策を行うことで、精神的な負担を感じることなく、自信を持って選考に挑めるようになります。ここでは、すぐに実践できる3つの具体的なアプローチを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

解答集を使って対策する

インターネット上やSNSでは、過去のWEBテストの解答をまとめた「解答集」が出回っていることがあります。これを使って本番のテストを解くことは、協力プレイと同様に推奨される行為ではありませんし、情報の信憑性も保証されていません。しかし、この解答集を「過去問データベース」として捉え、事前の勉強や傾向分析に活用するという使い方は一つの戦略です。

実際にどんな問題が出るのか、どの程度の難易度なのかを知るためにデータとして利用し、自分の力で解けるようにトレーニングする材料にするのです。答えを丸写しするのではなく、問題のパターンを把握し、解法を理解するためのツールとして使えば、それは立派な試験対策になります。あくまで自分の実力を底上げするための補助輪として活用しましょう。

参考資料を手元に置いて解き進める

テストセンター受験とは異なり、自宅で受けるWEBテストの多くは、手元に参考書やメモを置くことが物理的に可能です。これを「カンニング」と捉えるか、「資料閲覧が許されたオープンブック形式の試験」と捉えるかは議論が分かれますが、多くの就活生が実践している現実的な対策です。例えば、SPIで頻出の公式一覧や、計算を早くするための換算表(分数を小数に直すリストなど)、サイコロの確率の表などをあらかじめ作成し、パソコンの横に置いておくことで、解答スピードを劇的に上げることができます。

電卓の使用が許可されているテストであれば、使い慣れた電卓を用意するのも基本です。制限時間が厳しいWEBテストにおいて、「思い出す時間」や「計算する時間」を短縮できる資料の準備は、非常に有効な戦略となります。自分の知識を補助するツールを整えて、万全の状態で挑みましょう。

何度も受けて慣れていく

SPIなどの適性検査は、才能や地頭の良さだけでなく「慣れ」が大きく影響します。問題の形式や出題傾向にはパターンがあるため、場数を踏めば踏むほど、解くスピードと正答率は確実に上がっていきます。そこでおすすめなのが、志望度の高い本命企業の選考を受ける前に、練習企業で何度もWEBテストを受験することです。

SPIを実施している企業を探してエントリーし、本番の環境でテストを受ける経験を積んでください。時間配分の感覚や、焦った時のメンタルコントロールは、参考書を解くだけでは身につきません。実戦形式の練習を繰り返すことで、「見たことのある問題」が増え、落ち着いて解答できるようになります。泥臭い方法ですが、これが最も確実で、かつ自分の実力として定着する最強の対策法です。

参考:SPIのすべてがわかるサイト

【SPI】迷ったときの判断基準

ここまで読んでもまだ、「やっぱり友達と協力したい」「でも怖い」と迷っている人もいるでしょう。そんな時は、一度立ち止まって自分自身の心に問いかけてみてください。判断基準はシンプルです。「バレるかバレないか」という損得勘定ではなく、「その選択をした後の自分を受け入れられるか」という心理的な側面で考えてみましょう。

もしあなたが、不正をして内定を得たとしても、入社後に「実力不足だとバレたらどうしよう」「後ろめたい」と思いながら働き続けることに耐えられる性格なら、その道を選ぶのも一つの人生かもしれません。しかし、多くの人はモラルを犯したことに心が痛み、入社後のふとした瞬間に居心地の悪さを感じることになります。そのプレッシャーや自己嫌悪は、想像以上にあなたのエネルギーを奪います。目先の内定だけでなく、その先の長い社会人生活を胸を張って歩めるかどうか、その一点を基準に決断してください。

【SPI】友達と協力して解くのは大丈夫?まとめ

今回は、SPIを友達と協力して解くことの是非やリスクについて解説してきました。個人的には、チームワークや結果への執着心として許容したいと考える社員も一部にはいますが、企業の公式見解としては「NG」であり、リスクの高い行為であることに変わりはありません。

安易な協力プレイは、バレた時の内定取り消しリスクだけでなく、あなた自身の自尊心を傷つけ、入社後のミスマッチを引き起こす原因にもなります。就職活動は、内定をもらうことがゴールではなく、社会人としてのスタートラインに立つためのプロセスです。自信を持ってそのラインに立つためにも、解答集を学習に使ったり、練習受験を繰り返したりして、正攻法で対策することをおすすめします。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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