エントリーシートに設けられている学生時代頑張ったことという項目。
「学生時代は無為に過ごしていたから頑張ったことが見つからない」「他の人と同じような経験しかしていない」と、書くことが思い浮ばず悩む人も多いところです。
学生時代頑張ったことの記載内容で悩んでいる方に知って頂きたいのは、書く内容は趣味でも問題無いということです。
この記事では、学生時代頑張ったことに趣味を書く際の注意点や例文をご紹介します。
ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
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【趣味のガクチカ】趣味のガクチカは企業に評価されるの?
結論からいうと、趣味のガクチカのエピソードは、企業から十分に評価される可能性があります。
そのため、学生時代に趣味に力を入れて挑戦したり努力を続けてきたりした人は、そのエピソードを積極的に伝えてみましょう。
ガクチカで重要なのは、趣味を通じてどのような挑戦があり、成長や学びがあったのかというポイントです。
そのうえで、企業が求めるスキルや価値観と結びつけてアピールできれば、魅力的なエピソードとして伝わるでしょう。
趣味を通じてどのような成果を得たのか、何を学習したのかをよく思い出しながら、詳しく説明することが大切です。
【趣味のガクチカ】そもそもガクチカとは?
趣味をガクチカとしてアピールするときは、まず、そもそもガクチカとは何なのかしっかりおさらいしておきましょう。
就活でよく聞く「ガクチカ」とは、学生時代に力を入れていたことを指します。
一般的には「ガクチカ」と略称で呼ばれているため、選考対策を進めるときはぜひ覚えておきましょう。
ガクチカとして伝えるべきことは、そのままの意味で、学生生活を過ごす中で最も熱心に打ち込んだことです。
企業はガクチカを聞くことで本人の成長意欲や価値観、興味関心、それらから総合的にわかる人柄などをチェックし、自社に合う人材かどうかを見極めています。
【趣味のガクチカ】企業が評価するポイント
なぜ、企業は就活の面接で学生時代に力を入れたことを尋ねるのでしょうか。
就活生や就活サイトなどにおいては、ガクチカという略称で呼ばれていることからも、多くの企業が尋ねるお決まりの質問であることがわかります。
学生時代には誰しも何かしら力を入れたことがあるはずです。
そのため、どれをガクチカとしてアピールすれば良いか悩まれている方もいるかもしれません。
一方で、アピールするほど頑張った話がないと困っている方もいることでしょう。
いずれにしても、どれを選んで、どのようなエピソードをどう話せば良いかは、企業がガクチカを通じて何を見ようとしているかを理解することで決めることができます。
価値観や人間性
企業がガクチカを通じてまず確認する重要なポイントは、その人の価値観や人間性です。
企業は応募者がどのような物事に対して情熱を持ち、何を大切にしているのかを知りたがっています。
これは企業文化や組織の価値観と応募者の価値観がどれほど合致するかを判断するために不可欠な情報です。
例えば、チームでの活動を通じて協力を大切にする姿勢や、困難に直面した際の粘り強さ、問題解決に向けて積極的に行動する姿勢などが確認されています。
また、企業は応募者が過去の経験を通じてどのように人間関係を築いてきたのか、他者とどのように関わってきたのかも重視しています。
ガクチカにおいて具体的なエピソードを通じて自分の価値観を明確に表現できるということは、自己理解が非常に深いということです。
そのため、企業はガクチカを通じて業務の適性を判断するだけでなく、応募者が職場の環境やチームでの協働にどのように適応できるかを見極めようとしているのです。
価値観が企業の理念やビジョンと一致している場合、ミスマッチの可能性が低く、企業にとっても大きなメリットとなります。
経験からどんな学びを得たのか
企業がガクチカを通じて重視するもう1つのポイントは、応募者が経験を通じてどのような学びを得たかという点です。
社会人として成長していくためには、経験を積むだけでなく、その経験から学びを得て自己成長につなげる力が必要です。
企業はガクチカのエピソードから応募者がどのように課題に向き合い、その過程で何を学んだのかを見極めようとします。
これは仕事を進める上で自らの経験を振り返り、次に活かすための改善意識があるかどうかを確認するためです。
例えば「アルバイトでの失敗から連携の重要性を学び、次の挑戦でメンバーを積極的に支援する姿勢を示した経験」などがあれば、それをしっかりと伝えることが求められます。
また、結果を伝えるのではなく、困難に直面した際にどのように工夫をして乗り越えたのか、その過程で得た気づきやスキルを具体的に説明することが重要です。
学生のモチベーションの源泉は何か
学生が力を入れてきたことを知ることで、学生のモチベーションの源となることが見えてきます。
たとえば、部活動でチームのまとまりや結束力について熱く語れば、仲間と1つのことに取り組むことがモチベーションにつながる人物だと推測できます。
一方、部活動で大会優勝にこだわった話をすれば、勝ち負けにこだわる人、負けず嫌いな性格が見てとれ、人と競い合う環境や高みを目指すことがモチベーションにつながる人だと理解されるでしょう。
留学経験やシェアハウスでの異文化交流などを語れば、グローバルな環境に身を置くことがモチベーションにつながると伝えることができます。
【ガクチカは趣味】ガクチカで趣味をアピールするメリット
ガクチカで趣味をアピールすることは問題ないとわかりましたが、趣味をアピールすることによるメリットはあるのでしょうか?
結論から言えば、かなりあります。
そもそも趣味とは企業側も共感しやすいものであることが多く、逆に初めて聞くようなものでも興味を持って聞いてもらうことができます。
ここでは、ガクチカで趣味をアピールすることによるメリットを詳しく解説していきます。
人柄を伝えられる
趣味はなんといってもあなたの人柄をより具体的に伝えることができます。
就活では企業で一緒に働くイメージを沸かせることができたら内定をもらえると言われているように、あなたの人柄も非常に重要視されています。
そのため、趣味を通してあなたがどんな人間なのかを伝えられると内定を獲得する確率は高くなります。
他の就活生と差別化できる
ガクチカではアルバイト経験や部活動の経験をアピールする就活生が多くいます。
その中で趣味をガクチカでアピールすることによって他の就活生との差別化を狙うこともできます。
また、もしも他の就活生で同じ企業に対しガクチカでて同じ趣味でアピールしている学生がいたとしても、趣味について詳しくどんなところが好きで何を頑張ったのかということを説明することで全く同じガクチカになることはないというメリットもあります。
これがもしアルバイトや部活動を通じてリーダーシップやチームワークを学んだというガクチカでは他の就活生と被ってしまうことがあるため、そうした心配がないという意味でもガクチカで趣味を使ってアピールするのはおすすめです。
企業とのマッチングによって有利に働く
志望企業によっては、趣味が有利に働くことがあります。
趣味の経験が事業内容にマッチし、仕事に役立つからです。
企業研究を通して、趣味で得たスキルや能力を使い、貢献できる職種がないか確かめましょう。
出版企業であれば読書、海外と取引する企業なら英会話など、趣味の経験を活かせます。
趣味は、ガクチカに使えないと決めつけず、柔軟に考えましょう。
趣味と企業の関連性が生まれることで、相性の良さがアピールできます。
また、入社後に活かせる能力がある就活生は、将来活躍する姿が想像しやすくなり、非常に就活が有利です。
【趣味のガクチカ】学生時代頑張ったことで趣味を書くときの5つのポイント
学生時代頑張ったことは、あなたの魅力を最大限に伝える場所です。
趣味であなたの熱意が伝われば問題ありません。
ここでは学生時代頑張ったことで趣味を書く時のポイントを開設します。
1.熱心に取り組んだ趣味にする
ガクチカとして趣味を選ぶ場合は、どのようなジャンルの趣味にしても、熱心に取り組むことができたことを積極的に選びましょう。
趣味に関するエピソードを伝えることで、自分の努力や熱意を採用担当者に伝えることができ、「たゆまぬ努力を続けられる人」「物事に熱意をもって取り組める人」という良い印象を与えられます。
その矛先が趣味であれ学業に関することであれ、何かに熱心になれる人は、仕事においても能力を発揮できる可能性が高いといえます。
そのため、趣味をガクチカにする場合は、「そこまで熱心に取り組んだわけではないけれど…」という趣味は選ぶべきでないでしょう。
何かに夢中になれる姿勢や努力を重ねられる姿勢などが伝わりにくく、ガクチカとしてはアピールが不十分になってしまうため、結果としてマイナス評価につながる恐れがあります。
2.具体的なエピソードを含める
学生時代に力を入れたことについて話す際は、具体的なエピソードを含めることが重要です。
具体的なエピソードを話せば、自分だけのオリジナルの経験を分かりやすく伝えられるだけでなく、他の就活生との差別化ができます。
例えば、サークル活動でリーダーシップを発揮したエピソードや、学業において特に頑張ったプロジェクトなどの具体的な事例を挙げることで、面接官に自分の努力や成果をより具体的に伝えられます。
また、自分が経験した出来事や学んだことを具体的に話すことで、面接官の記憶にも残りやすいでしょう。
具体的なエピソードを用いて、自分の強みや成果をより明確に伝えられるよう取り組んでみてください。
3.応募する企業や職種に関連付ける
ガクチカに趣味を記載する際、重要なのはその趣味が応募する企業や職種とどのように関連付けられるかです。
趣味が直接的に職業と関連していなくても、その趣味を通じて得たスキルや経験が職場で活かせる可能性があるという点をアピールすることが重要です。
例えば、サッカーが趣味であれば、チームワークを重視する企業に対して、チームでの役割分担やコミュニケーション能力をアピールできます。
また、読書が趣味ならば、情報の収集・分析能力や語彙力を強調できます。
趣味を上手く活用し、自己PRの一環としてガクチカに組み込むことで、自分のパーソナリティやスキルをより具体的に伝えることが可能となります。
また、応募する企業の業界やビジョン、求める人材像を理解し、その企業に合った趣味のアピールやエピソード選びをすることも重要です。
例えば、創造性を重視する企業であれば、アートやデザインに関する趣味をアピールすると良いでしょう。
また、IT企業であれば、コーディングやウェブデザインなどの趣味をアピールすると良いでしょう。
その際、趣味を通じて得た具体的なスキルや経験を紹介することで、自分が企業に貢献できる具体的な理由を示すことができます。
4.成功・失敗した体験があるものを選ぶ
また、エピソードを選ぶなら、出来るだけ成功・失敗経験があるものを選びましょう。
これはどちらも語れるようになっていれば、どちらも話しやすいからです。
「○○に成功することができた」「○○を達成できた」という点は話しやすいものの、一方で「○○に失敗したので、苦心して改善した」という点は趣味では見つけられない場合もあるでしょう。
このため、どちらもある経験を選ぶのがオススメです。
なお、ここでは大きな失敗・大きな成功である必要はありません。
自分の試行錯誤の結果や人柄がわかるようなエピソードがあると望ましいでしょう。
どちらもあるものや、「失敗を改善して成功した」というようなものであれば、より人柄や個性を伝えやすくなっています。
5.目標や動機のある趣味を選ぶ
趣味をアピールする際には目標や動機のある趣味を選ぶことが重要です。
「ただ好きなだけ」で続けていた趣味を挙げるだけでは、良い印象を与えられません。
趣味を通じてどのような目標を設定し、それに向けて取り組んだのか、またその背景にどのような動機があったのかを明確にすることで、印象が良くなります。
例えば「趣味としてランニングをしていた」と言うだけではなく「マラソン大会に出場し、タイムを縮めることを目標にして練習を重ねた」というように、具体的な目標を示すことが大切です。
また、趣味を選ぶ際にはその動機が自分の価値観や性格を反映しているかどうかも意識することがポイントです。
趣味を始めた理由や、続けるに至った背景を伝えることで、相手に自分の人間性や興味関心の深さを理解してもらえます。
例えば「自然が好きで、登山を通じて自然と触れ合うことを大切にしている」などといったエピソードを盛り込むことで、自分の価値観やライフスタイルについての理解を深めてもらうこともできます。
【趣味のガクチカ】ガクチカの基本構成6ステップ
続いて、ガクチカを作成するにあたっておすすめの基本的な構成について紹介します。
以下の構成はどのような経験をアピールする際にも活用できるものであるため、もし、趣味以外の話をすることになった際にも活用してみてください。
結論
まず最初に結論を述べることが重要です。
結論は相手に対して何を伝えたいのかを瞬時に理解してもらうための部分であるため、まずは一言で結論を述べましょう。
これにより、話の主軸が明確になり、相手もその後に続く詳細な説明を理解しやすくなります。
結論が曖昧だと相手に与える印象も薄くなってしまうため、初めにしっかりと伝えたい内容を凝縮して示すことが大切です。
例えば、リーダーシップを強調したい場合は「私が学生時代に力を入れたことは、サークルでのリーダー活動を通じたチームの目標達成です」と述べると、具体的な内容がイメージしやすくなります。
このように、結論部分で話の核心を伝えることで、相手に対してスムーズに内容を理解してもらえる「土台」を作ることができます。
動機
次に述べるべきは「なぜその活動に取り組んだのか」という動機です。
動機を説明することで自分の考え方や価値観を伝えることができます。
動機はなぜその活動を選んだのか、どのような背景やきっかけがあったのかを明確にする部分です。
例えば「自分のリーダーシップを試してみたかった」「チーム全体の成長を目指したかった」というように、具体的な理由を述べることで、活動に対する熱意や意欲を示すことができます。
この部分がしっかりしていると、相手に対して「なぜその活動が大切だったのか」「どのような価値観を持っているのか」が伝わり、より深く理解してもらうことが可能です。
動機を具体的に伝えることで、自分がどのような目標を持って行動しているかを理解してもらい、相手に自分の人間性をアピールできるのです。
目標と困難
目標と困難を語ることも、活動にどのように取り組んだのかを伝えるための重要な要素です。
まず、取り組む中での具体的な目標を述べることで、活動の方向性や目指したい結果を示します。
例えば「サークルメンバー全員のスキル向上を目指した」や「大会での優勝を目標にした」といった具体的な目標があれば、それに向けてどのように努力を続けたのかが相手に伝わりやすくなります。
また、その目標に向けて直面した困難についても言及することも大切です。
困難には「人間関係の調整」「時間管理」「スキル不足」など様々なものが考えられますが、それらをどう乗り越えたのかを具体的に説明することで、相手に自分の問題解決能力や粘り強さをアピールすることができます。
目標と困難をしっかりと伝えることで「ただの活動報告」ではなく、挑戦心や成長意欲を持った人材であることを印象づけられます。
取り組みと結果
次に、実際にどのような取り組みを行い、その結果がどうだったのかを述べましょう。
具体的な行動を示すことで、自分がどのように問題解決に向けて努力したのかが明確になります。
例えば「サークルのメンバーと共に練習メニューを再構築し、個々の弱点を補強するトレーニングを取り入れた」といった形で、具体的にどのようなアクションを取ったのかを説明します。
さらに、その取り組みの結果としてどのような変化があったのかも重要です。
「メンバー全員のスキルが向上し、最終的に大会で優勝することができた」など、成果を具体的に述べることで、努力が実を結んだことを示せます。
具体的に述べることで、相手はあなたがどのように物事を進め、結果を出す力を持っているかを評価できるのです。
学び
取り組んだ活動から得た学びを述べることも、ガクチカにおいて重要な評価ポイントとなります。
相手は「単なる結果報告」だけでなく「そこから何を学び、どう成長したのか」を知りたいと考えています。
例えば「メンバーの意見を尊重する重要性を学びました」や「失敗から、柔軟な対応が重要であると実感しました」といった形で、経験から得た気づきや成長を具体的に伝えることが求められます。
この部分がしっかりしていると、相手に対して、ただ結果を追い求めるだけでなく、その過程を通じて自己改善を図る姿勢をアピールできます。
また、学びを通じて自分がどのように変わったのか、次にどう活かそうと考えているのかを述べることで、社会人としての成長意欲も感じさせることも可能です。
学びを具体的に述べることで、相手に対して自分の成長過程を理解してもらい、魅力的な人材として評価される可能性が高まります。
発展
そこで得た学びを企業でどう活かすかを伝えて締めましょう。
相手は過去の経験がどのように今後の仕事に活かされるかを見極めたいと考えています。
そのため、これまでの経験が応募先の企業でどのように役立つかを具体的に述べることが大切です。
例えば「サークルを通じて培ったコミュニケーション能力を、貴社でのプロジェクト推進に活かしたい」といったように、得た学びと企業の業務を結びつけて説明します。
また「失敗から得た教訓を活かして、柔軟な視点で課題解決に取り組み、貴社の成長に貢献したい」と述べることで、相手に対して前向きな姿勢を示せます。
学びとその活かし方を明確に伝えることで、応募者が自らの成長を企業の未来にどう結びつけるかを理解してもらえるでしょう。
これにより、企業に対して自分がどのような価値を提供できるのかをしっかりとアピールできるのです。
【趣味のガクチカ】書類で落ちるNGなガクチカの趣味4選
ガクチカでは、趣味を題材にすることもありますが、内容によっては逆効果になることもあります。
特定の趣味は企業にネガティブな印象を与え、選考で不利になる可能性があります。
ここでは、書類で落ちるリスクがあるNGな趣味について解説します。
- 依存性が強いもの
- 過激なもの
- 社会的にネガティブなもの
- コミュニケーションが苦手に見えるもの
1.依存性が強いもの
ギャンブル(パチンコ・競馬・カジノ)などは、お金の管理ができない印象を与えるため、就活では避けるべき趣味の一つです。
特に、頻繁に通っていることを強調すると、「計画的に貯蓄できないのでは?」という不安を持たれる可能性があります。
同様に、ソシャゲ課金やガチャも、「時間やお金を浪費してしまう人なのでは?」と評価されるリスクがあります。
趣味として楽しむ分には問題ありませんが、ESや面接でアピールする際には、節度を持っていることを強調するか、別の趣味を選ぶのが無難です。
2.過激なもの
ストリートレースやBASEジャンプなど、リスクの高いスポーツを趣味としている場合、「リスク管理ができない」「事故で仕事に影響が出るのでは?」と懸念されることがあります。
また、武器収集や格闘技など、攻撃的な側面が強い趣味は、「この人は攻撃的でトラブルを起こしやすいのでは?」と警戒される可能性があります。
これらの趣味があっても、チームワークや冷静な判断力を強調できるエピソードをセットで伝えることが重要です。
3.社会的にネガティブなもの
都市伝説や陰謀論の研究といった「裏社会系」の趣味は、「論理的思考ができないのでは?」と疑われる可能性があります。
特に、極端な主張を信じ込んでいるように見えると、企業にとってはリスクと判断されることもあります。
また、炎上系のオンライン掲示板での活動は、「トラブルメーカーになりそう」と敬遠される原因になりがちです。
さらに、ナンパや恋愛テクニックの研究を趣味として挙げると、「誠実さに欠ける人物」と判断される可能性があるため、注意が必要です。
4.コミュニケーションが苦手に見えるもの
一日中アニメ・漫画・ゲームを楽しむといった趣味は、適度であれば問題ありませんが、引きこもりがちだと「社交性がないのでは?」と思われることがあります。
特に、対人スキルが求められる職種では、マイナスに働く可能性があります。
また、一人キャンプやソロ登山といった個人活動ばかりを強調すると、「チームワークが苦手?」と誤解されることも。
こうした趣味を伝える際は、仲間との協力や交流の要素を加えると、評価を下げるリスクを軽減できます。
【趣味のガクチカ】学生時代頑張ったことで趣味を書くときの注意点
学生時代頑張ったことは、あなたの人柄が伝わるものであれば趣味でも問題ないことはご理解頂けたでしょうか?ただ、趣味なら何でもいいわけありません。
また、伝え方も意識する必要があります。
ここでは、そうした学生時代頑張ったことをエントリーシートに書く際の注意点をご紹介します。
ウソをついてはいけない
魅力的なガクチカを作るためにエピソードをでっちあげる人もいますが、ウソは辞めましょう。
ウソをつくと他の質問との整合性が取れなくなる可能性があるためです。
エントリーシートなら事前に考えた内容なので他の項目と一致させることは可能ですが、面接で面接官から予期せぬ質問をされた際、つじつまが合わなくなる恐れは十分にあります。
バレなければ良いというものでもありません。
自分の能力や人柄を偽って採用されると、入社後でミスマッチを起こす可能性が高いです。
例えば、ガクチカから周りの人との協調性が透けてみえたのに入社後の態度からコミュニケーション力が感じ取れなかったら、企業としては「話がちがうぞ」と思ってしまいますよね。
このように、ガクチカでウソを就くのは絶対に避けましょう。
挑戦と学びがある趣味を選ぶ
ガクチカで趣味について述べるときは、何らかの挑戦と学びがある趣味を選びましょう。
趣味を通じて得た成功や失敗から、自分自身の成長や学びを具体的に伝える必要があります。
挑戦や課題が伴わずただ楽しんだだけの趣味からは、自分なりの工夫や努力、学びは伝わりません。
企業はガクチカを通じて「物事のへの取り組み方」や「目的意識」、「困難との向き合い方」などを見ているため、単純に楽しんだだけの趣味のガクチカは、企業の意図にそぐわない回答になってしまいます。
そのため、ガクチカで趣味に関するエピソードを述べる際は、挑戦と学びがあるものか自分自身でよくチェックする必要があります。
何らかの目的や目標をもってチャレンジしていること、その趣味を通じて自分自身の成長や勉強につながっていることなどが重要なポイントです。
自分の強みを引き出す話題を選ぶ
ガクチカで趣味を述べる際は、自分の強みを引き出す話題を選ぶことが重要です。
強みについて触れられる内容でなければ、自分の持つスキルや性格的な長所、自分らしさをアピールできないからです。
趣味の中で発揮されたスキルや強みを具体的に語れば、どのような魅力を持った人材であるか、説得力をもって伝えられます。
企業はガクチカをチェックすることで、自分の強みを活かして貢献してくれる学生を探しています。
そのため、ガクチカの中にも、積極的に自分の強みや能力のアピールは盛り込むべきでしょう。
趣味や夢中になっていることがあるのなら、より自分の強みを発揮して取り組んだことを選んでガクチカを仕上げたほうが効果的です。
ガクチカを書いたあとなどは、自分の性格や興味関心などとあわせて、強みやスキルが伝わる内容になっているか十分にチェックしましょう。
思い入れのある趣味を選ぶ
趣味をガクチカとして書く際は、自分が本当に思い入れのあるものを選ぶことが重要です。
単に長く続けているからという理由で選ぶのではなく、その趣味を通じてどのような努力をしたのか、成長できたポイントは何かを具体的に伝えられるものを選びましょう。
例として、ゲームが趣味なら、戦略を考え抜いてチームを勝利に導いた経験や、大会で結果を出すために練習を重ねたエピソードがあると説得力が増します。
思い入れの強い趣味を選ぶことで、エントリーシートや面接での説明にも熱が入り、企業に自分の強みをしっかり伝えられるようになります。
具体的なエピソードを入れる
ガクチカで趣味について述べる際は、具体的なエピソードを伝えることが重要です。
そのため、趣味の内容を説明するのみで終わらせないようにしましょう。
また、趣味に熱中して楽しかった思い出を感想として述べるような文章にはしないことが重要です。
どのような目標や課題があり、それを乗り越えるために自分なりに何を行ったのか、具体的に伝えることが必須となります。
体験談を交えて話せば、説得力と魅力が増すため、採用担当者には覚えてもらいやすくなるでしょう。
ほかの就活生と差別化が実現されるポイントにもなるので、ガクチカに具体的なエピソードは欠かせません。
エピソードの具体性が足りないと、頑張って取り組んだときの状況をイメージしてもらいにくくなり、採用担当者は正当に本人のポテンシャルを評価できなくなります。
そのため、ガクチカで趣味について述べる際はこれまでの経験をよく振り返り、取り組み内容を具体的に説明できるエピソードを探すことが重要です。
ネガティブに捉えられる内容は控える
ガクチカで趣味についてアピールする場合は、ネガティブにとらえられる内容は基本的に控えましょう。
社会的に好ましくないとされる物事やマイナスイメージを持たれるような話題は、たとえ目標や取り組み内容などの要点を押さえていたとしても、良い印象にはつながりにくいです。
ネガティブにとらえられる趣味の内容の代表的な例としては、ギャンブルが挙げられます。
ギャンブルは計画的な範囲で楽しめば問題ないものではありますが、マイナスイメージを伴うことは事実です。
明るい方向性で話しても、良い評価を獲得することは難しい傾向にあるため、わざわざギャンブル趣味をガクチカとして話すリスクを冒す必要はありません。
「対外的な印象を考えない人」と思われる可能性もあるため、ネガティブにとらえられる趣味・話題は避けるようにしてください。
【趣味のガクチカ】趣味のガクチカ例文一覧
趣味を題材にしたガクチカを17個紹介します。
各例文にポイントも解説しているので、趣味をガクチカにしたい就活生は、ぜひ読んでください。
本記事では、代表的な趣味を選択しています。
もし、自分が題材にしたい趣味が、本章になくても安心してください。
文章の構成やアピールしているポイントなどは参考になるでしょう。
自分の趣味を活かして、魅力あるガクチカを作成するきっかけにしてください。
スポーツ・体力系別の趣味のガクチカ例文9選
1.フットサルの例文
私が学生時代に力を入れたことは、社会人のフットサルチームに参加し、キャプテンを務めたことです。 私はキャプテンとしてメンバー間のコミュニケーションを円滑にするために定期的なミーティングを開催することを提案しました。 これにより戦術の共有ができただけでなく、全員が打ち解けることができ、チームワークが向上しました。 最終的には全国大会で準優勝を果たすなど、大きく飛躍しキャプテンとして役割を果たせたと実感しました。 この経験を通じてコミュニケーション能力はもちろん、チームをまとめる能力を身につけたため、将来的にはプロジェクトリーダーとしてメンバーをまとめる役割をこなしたいと考えています。
スポーツの趣味は、体育会系の企業で高評価が得られる題材の1つです。
企業研究した結果、スポーツ経験をしっかりアピールした方が、採用担当者のウケが良くなる場合は、積極的に採用しましょう。
また、チームメイトとの関係性も重要です。
仕事で成果を出すには、円滑な連携が求められます。
スポーツ経験から、周囲と協力する意識や経験があることをアピールしましょう。
フットサルのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
2.ランニングの例文
私が学生時代に力を入れたことは、毎朝ランニングすることです。 1日も欠かさずに早起きして継続することで、毎日を気持ちよく過ごすことができました。 毎日適度な運動を続けたことで、以前まではすぐに体調を崩していましたが、4年間一度も風邪を引きませんでした。 また、ランニング後に大学が始まるまでの間、資格勉強を続け、宅地建物取引士試験と英検準1級にも合格できました。 この経験を通じて、コツコツ努力を続けられる能力を身につけました。 貴社においても、入社後、毎日の業務に全力で取り組むことはもちろん、業界のニュースを毎日チェックし、最新の情報を頭に入れながら業務に取り組みたいと考えています。
ランニングを題材にすることで、継続性のアピールが可能です。
仕事はすぐに成果が出るとは限りません。
そのため、コツコツと努力できる資質は、就活において重要です。
採用担当者も、物事を継続できる人材を求めています。
さらに、ガクチカを良くするには、なぜ継続できたのか説明しましょう。
ランニングを1日も欠かさずに続けたことは、素晴らしいことです。
しかし、読み進める中で、継続できた背景がないため、不明点が生じます。
採用担当者にストレスを与えないためにも、理由を加筆しましょう。
3.テニスの例文
私が学生時代に力を入れたことは、テニス部のキャプテンとして練習の計画や試合の戦略を立てることです。 戦術にメンバーを当てはめるのではなく、個々のメンバーの強みを活かした戦術を考えることで、全員が最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートしました。 これによりチームの団結力が向上し、創部以来初となる全国大会への出場も叶えました。 この経験からリーダーシップとチームワークの重要性を学びました。 チームでのプロジェクトにおいても、メンバーの強みを活かしながらリーダーシップを発揮し、組織全体の成果に貢献することを目指します。
テニスを通して学んだことを、仕事に活かすつもりの文章があるため、高評価が得られるガクチカです。
採用担当者は、入社後に活躍してくれる就活生を求めています。
今回のガクチカでは、テニスの経験からリーダーシップとチームワークの重要性を学びました。
そのため、仕事にも上記の2つを活かして、働く意思を伝えることが大切です。
ガクチカの文末には、将来どのように活躍するつもりか、きちんと述べましょう。
テニスのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
4.バスケットボールの例文
私が学生時代に力を入れたことは、バスケットボール部のポイントガードとしてチームの指揮をとり、試合の流れをコントロールすることです。 メンバーはそれぞれ能力は高かったものの、適切なポジションに割り振られていないと判断した私は、監督と相談しつつ各プレイヤーの特徴を活かした戦術を練りました。 これにより試合中にも迅速に相手の戦術に対応できるようになり、県大会で3位に輝くことができました。 この経験を活かし、状況を見ながら柔軟に対応する能力を身につけました。 貴社においても、プロジェクトを進めるにあたって、状況に応じて柔軟に対応する能力を活用して貢献したいと考えています。
チームを勝利に導くために主体的に行動している点が評価できます。
また、しっかりとチームの状況を理解し、必要な対策を実践しているので、主張に説得力が生まれるでしょう。
さらに、実践した結果まで記載することが大切です。
結果がないと、採用担当者はガクチカが評価できません。
取り組んだ結果から何を学んだのかが、不明だからです。
自分の行動内容とその結果まで、述べるようにしましょう。
バスケットボールのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
5.筋トレの例文
私が学生時代に力を入れたことは筋トレです。
自己管理能力と目標達成意欲を高めるため、週ごとのトレーニング計画を立て、効率的に筋肉を増やすための方法を研究しました。
特にトレーニングメニューや栄養管理についての知識を深め、専門書やYouTubeを参考にしながら、バランスの良い食事と適切なトレーニングを実践しました。
その結果、1年間で筋肉量を5kg増やすことに成功し、体力と精神力の向上を実感することができました。
この経験を通じて、継続的に努力を続ける大切さと計画に基づいて目標を達成する喜びを学びを知り、困難な状況でも粘り強く取り組む力が身につきました。
貴社においても、この粘り強さと目標達成に向けた計画性を活かし、プロジェクトや業務の目標を確実に達成することで貢献したいと考えています。
筋トレに取り組んだ背景が明確にあるため、読みやすいガクチカです。
ガクチカに、筋トレを採用する就活生もいます。
しかし、筋トレする理由は、人それぞれです。
筋トレする理由を明確に述べることで、他の就活生との差別化になります。
オリジナリティがあるガクチカは、記憶に残るでしょう。
採用担当者の記憶に残すためにも、実体験をもとにしたエピソードを採用してください。
筋トレのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
6.スポーツ観戦の例文
私が学生時代に力を入れたことは、応援しているJリーグチームのサポーターとしての活動です。
私は幼少期から〇〇(チーム名)のファンで、大学入学以降は毎週末スタジアムに足を運び、試合を応援し、この応援活動を通じて同じ目標に向かうサポーター同士の絆や協力の大切さを実感しました。
2年目以降はサポーターズクラブに正式加入し、周りのサポーターと協力して一体感を高める応援の方法を考え、新しい応援歌を作りました。
この経験から、共通の目標を持つ仲間との協力の大切さと、リーダーシップを発揮することの重要性を学びました。
貴社においても、この協調性やリーダーシップを活かし、チームでのプロジェクトにおいて一体感を作り出し、目標達成に向けて全力で取り組みたいと考えています。
趣味の内容によっては、採用担当者が詳しく知らない可能性があります。
そのため、状況説明やエピソードなどを利用して、わかりやすいガクチカにしましょう。
スポーツ観戦であれば、どのスポーツを応援しているのか、好きになったきっかけなどを説明してください。
単純に自分の趣味を話すだけでは、採用担当者から高評価を得るのは困難です。
当時の感情や考えを加えることで、より読みやすいガクチカになります。
7.自転車の例文
私が学生時代に力を入れたことは、自転車による長距離ライドです。
自己管理力を高めるために始めた趣味ですが、特に長距離ライドでは体力・精神力の限界に直面する場面が多くありました。
初めは無計画に走ってしまい、途中で体力が尽きたり、目的地にたどり着けないこともありました。
そこで私は、ルートや休憩ポイントを前もって計画的に把握し、ペース配分を考慮しながら走るようにしました。
その結果、効率的に体力を使い、より長い距離を安定して走れるようになりました。
今回の経験から、目標達成には計画性と自己管理が不可欠であることを学びました。
入社後も経験で培った計画性や自己管理能力を活かし、業務のスケジュール管理を徹底したうえで、効率的かつ着実に成果を出せるよう努めていきたいです。
8.ダンスの例文
私が学生時代に力を入れたことは、習い事のダンスです。
表現力を磨くために始めましたが、チームで良いパフォーマンスをするには、表現力だけでなく協調性が求められました。
当初は振り付けを覚えることに精一杯で、動きがそろわないことが多く、完成度は低い状態でした。
そこで私は、動画を活用して細かい動きを確認することを提案し、メンバー同士でフィードバックを行いながら反復練習を重ねました。
結果、本番では息の合った表現ができ、高い評価を得ることができました。
この経験を通じて、集中力を持って努力を継続することの大切さや、チームで目標を達成する喜びを学びました。
入社後も経験で鍛えた協調性や集中力を活かし、チームで協力しながら業務に取り組むことで、より良いサービスの提供につなげたいです。
ダンスのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
9.釣りの例文
私が学生時代に力を入れたことは、趣味の釣りです。
もともとは忍耐力を養うために始めた趣味でしたが、ただ待つだけでは成果が得られないことを実感しました。
当初は狙った魚が釣れず、なかなか良い結果につながらないことが課題でした。
そこで私は事前に情報を収集したうえで、魚の習性や天候に応じたポイントの選定、餌や仕掛けの工夫などにこだわり、計画的に釣りを行うようにしました。
結果、狙った魚を安定して釣れるようになり、効率良く結果につなげられる釣り方を身につけることができました。
今回の経験から、状況に応じた柔軟な対応、そして計画を立てて行動することの重要さを学びました。
入社後も業務において冷静に状況を判断し、最適な方法を選択することで、着実に成果につなげていきたいと考えます。
クリエイティブ・表現別の趣味のガクチカ例文6選
1.音楽の例文
私が学生時代に力を入れたことは、軽音部のバンドリーダーとして楽曲のアレンジやメンバー間の意見の調整などに取り組むことです。 個人として演奏の技術を上げるのはもちろんのこと、各メンバーの意見を取り入れることで、バンド全体の音楽性を高めるよう取り組み続けました。 これにより、全員が4年間対立することなく楽しみながら音楽性を磨くことができました。 この経験を通じて、リーダーとしてグループの調和を保つ能力を身につけました。 貴社においても、数年後にはプロジェクトリーダーとして活躍し、様々なメンバーがお互いを尊重して業務に取り組めるようなグループ作りをサポートしたいと考えています。
バンド経験は、特別なものではありません。
そのため、ガクチカを工夫して、印象に残る文章を目指しましょう。
今回のガクチカであれば、グループの調和に力を入れた点が評価できます。
ガクチカを作成するにあたり、主体性やリーダーシップを選択しがちです。
しかし、バンド全体をサポートする役割に徹したことで、同じリーダーでも違う強みがアピールできます。
リーダーシップには、自分が先頭に立ち牽引するタイプと、チームを支えつつ導くタイプがあります。
後者を選択することで、特徴のあるガクチカになるでしょう。
音楽のガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
2.映画鑑賞の例文
私が学生時代に力を入れたことは映画サークルでの上映会の企画運営です。
映画が好きで、その魅力を多くの人と共有したいと考え、サークル活動に積極的に参加しました。
企画担当として観客にとって楽しさや発見を感じられるようなテーマ別の映画上映会を毎月開催することに注力しました。
様々なジャンルの映画をリサーチし、上映後には参加者同士で感想を共有する場を設け、より深い映画体験を提供することを目指しました。
その結果、参加者から「次の上映会も楽しみです」など、嬉しい感想を直接いただき、サークルの会員数も21人増加しました。
この経験を通じて、企画力やイベント運営におけるリーダーシップ、そしてコミュニケーション能力を養うことができました。
貴社においても、この企画力とチームでの協働経験を活かし、顧客のニーズに応じた魅力的な提案を行い、貢献したいと考えています。
映画鑑賞が趣味のガクチカは、企画職やエンタメ企業を志望する際に効果を発揮します。
ガクチカは、自分の取り組んだ内容と志望職種がマッチするようにしましょう。
ガクチカで得た経験を、そのまま仕事に活かせるからです。
採用担当者も将来活躍できる人物を採用したいため、ガクチカで得た経験を重要視します。
自分の選んだエピソードが、事業内容に重なる箇所があるか確認しておきましょう。
もし、マッチしていなければ、別のエピソードに変えることをおすすめします。
3.カメラの例文
私が学生時代に力を入れたことは、写真部の部長として部員の作品の評価や展示会の企画を行ったことです。 ただ良い写真を撮るだけでなく、多くの人々に写真を見てもらう機会を設けることで、皆のモチベーションが高まると考えたからです。 大学にも自ら掛け合い、作品を展示するギャラリーを学園祭や市の文化会館で開催しました。 これにより、メンバーがさらにモチベーション高く活動に取り組んでくれるようになりました。 この経験を通じて身につけた能力は積極的に行動する能力です。 貴社においてもこの行動力を活かし、自分に与えられた業務はもちろんのこと、様々な業務に積極的に取り組み成長することで、将来的には困った時に頼れるオールラウンダーとして活躍したいと考えています。
写真部の部長として、活動した背景が述べられているため、説得力のあるガクチカです。
また、課題に対して自分がどのように考え、どう行動したのかが、丁寧に記載されています。
その結果、採用担当者に内容が伝わりやすくなるでしょう。
簡潔に述べることは大切ですが、エピソードがないガクチカは、読みにくい文章です。
当時の様子を想像してもらうために、実体験を盛り込みましょう。
4.絵・イラストの例文
私が学生時代に力を入れたことはイラストの作成と毎日の発信です。
私は元々、絵を描くことが好きでしたが、より多くの人に自分の作品を見てもらいたいという思いから、SNSでのイラスト公開や販売に取り組みました。
作品を毎日欠かさず投稿し続けた結果、徐々に増えたフォロワーからフィードバックがふえ、それを参考に技術を磨き、さらに魅力的な作品を作るために日々努力を続けました。
また、販売活動も行い、納期やクライアントの要望に応えるために、計画的に制作を進めました。
この経験から、継続力と忍耐力の大切さを学び、目標に向けて地道に努力を積み重ねることで、成果を得る喜びを実感しました。
貴社においても、この継続力や粘り強さを活かし、プロジェクトの完遂やクライアントとの良好な関係構築に貢献したいと考えています。
ガクチカに採用するエピソードは、仕事に活かせることが重要です。
仕事に関係のない話では、採用担当者は「この就活生と仕事がしたい」とは考えません。
そのため、自分の経験が仕事のどの部分に貢献できるのか、考えておきましょう。
営業部ならコミュニケーション能力、企画開発部なら忍耐力や継続力が、必要な能力に挙げられます。
志望する職種に対して、自分の経験がどう関連するか、採用担当者にアピールしましょう。
5.アート・デザインの例文
私が学生時代に力を入れたことは、趣味の絵画制作です。
その中では、アート・デザインを通じて創造力を養い、コンセプトから完成までを一貫して進める力を身につけました。
特に、限られた時間とリソースの中でアイデアを形にすることは私にとって挑戦でした。
当初は構想段階で迷い、制作に時間がかかることが課題でした。
そこで私はまずテーマを明確にし、ラフスケッチを複数描いたうえで構成を決めることで、効率的な制作の進め方を確立しました。
結果、納得のいく作品を期限内に仕上げることができ、コンテストでは入賞も経験できました。
この経験により、発想力と問題解決能力の大切さを学びました。
入社後も発想力と問題解決能力を活かし、状況に応じた柔軟な発想と計画的な業務遂行を意識することで、多くのビジネス課題を解決に導きたいと考えます。
6.ゲームの例文
私が学生時代に力を入れたことは、趣味のオンラインゲームです。
特にチームで協力するゲームでは、戦略的思考とコミュニケーションの重要性を学びました。
当初は個人のプレイスキル向上ばかり意識してしまい、チームの連携がうまく取れず勝率が伸びない課題がありました。
そこで私は、チームメンバーと事前に作戦会議を行い、各自の役割を明確にすることで、効率的に目標を達成する戦略を模索しました。
結果、メンバー同士の連携が向上し、より高いレベルの試合でも安定した成績を残せるようになりました。
この経験から、プロジェクトマネジメントにおける役割分担や戦略立案の重要性を学びました。
入社後も戦略的思考を持ち、チームでの円滑なコミュニケーションを大切にしながら、スピーディーな目標達成を目指します。
ゲームのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
知識・学び別の趣味のガクチカ例文5選
1.語学学習の例文
私が学生時代に力を入れたことは、語学クラブのリーダーとして勉強会の企画や教材の選定を行うことです。 私たちのクラブは外国語での会話能力を磨くことを目的としていましたが、まず基本的な座学での学習が足りていないメンバーが多いことに気づきました。 そこでまずはしっかりと座学に取り組み、基礎を鍛えることで会話力の基礎を築きました。 そして異文化交流イベントを企画した際には、全員が外国語で積極的に交流できるようになりました。 この経験を通して身につけたことは、課題を発見し、解決策を提示することです。 貴社においてもプロジェクトを進める上で迅速に課題を発見し、課題が顕在化する前に芽を摘むことでスムーズな企業の運営に貢献していきたいと考えています。
外国語は、企業によって大きなアピールポイントになるガクチカです。
企業研究により、外国語がプラスに働くのであれば、積極的に採用しましょう。
ガクチカで得た経験やスキルが仕事に活かせるのは、周囲の就活生との差別化になります。
さらに、採用担当者からは、即戦力になると判断され、高評価が得られるでしょう。
また、課題を見つけ、解決する能力を身につけた点も非常に好印象です。
1つの取り組みから、さまざまな経験ができたら、しっかりアピールしましょう。
2.勉強の例文
私は、世界史について力を入れて勉強しました。
世界の成り立ちや戦争の歴史を学ぶことで、将来を予測するのに役立つと考えたためです。
大学の4年間すべて世界史に費やした結果、やはり過去を知ることは、未来を知ることにつながると考えます。
争いの原因は、貴重な資源や領土の奪い合いから始まるためです。
現在では、戦争の数は減ったものの、継続している地域もあります。
世界史を勉強することで、将来戦争が起こる可能性が高い国を予測することが可能です。
入社した際には、貴社のメイン事業である参考書の出版に、世界史で得た知識と経験を活かしたいです。
勉強は、どの就活生も経験しているため、差別化が難しい題材です。
そのため、自分の主張を徹底的に検討し、1つに絞りましょう。
勉強した結果、さまざまな知識が得られます。
しかし、すべてを説明すると、1つあたりのエピソードが薄くなるでしょう。
さらに、内容が複雑になり採用担当者の印象に残りません。
ガクチカの内容をシンプルにするためにも、話したい話題は決めておきましょう。
学業に関するガクチカを書きたい就活生は、こちらの記事も参考にしてください。
効率よくアピールする方法や注意点について解説しています。
ガクチカの例文をさらに知りたい人はこちらを参考にしてください。
自分が興味のある例文のテーマをに見つけることができるはずです。
3.旅行の例文
私が学生時代に力を入れたことは旅行です。 大学1年時に社会人になると中々時間が取れないと考えたので、旅行に行くようになりました。 旅行に行くための費用は塾講師のアルバイトで稼ぎ、2年間で計300万円を捻出しました。 学業との両立が一番難しいことでしたが、勉強する日とバイトをする日を分け、それぞれに集中できる環境を作りました。 旅行を通して一番嬉しかったことは、述べ500人の人と出会い、お話しする中でキャリアの考え方など様々な知識を入れられたことです。 私は豊かな人生を送るためには、人とのつながりが大切だと考えております。 仕事でも周りの方と積極的にコミュニケーションを取り、知識を吸収していければと考えております。
自分で立てた目標を達成するために、日々努力したことが伝わるガクチカです。
自分の現状をしっかり理解し、必要な行動が取れている点が評価されるでしょう。
自分の課題や困難を説明したのち、どのように解決に向けて取り組んだのか、伝えることが大切です。
取り組み内容が明らかになることで、具体性のあるガクチカが完成します。
さらに改善するのであれば、自己管理能力についても、アピールしましょう。
採用担当者に、計画や納期をきちんと守る印象が与えられます。
志望企業によっては、内容を変えるのも視野に入れておきましょう。
旅行のガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
4.読書の例文
私が学生時代に力を入れたことは読書サークルでの読書を通じて多様な視点を学び、それを他の人と共有することです。
月に1回開催される読書会の企画と進行を担当し、各メンバーの興味に合ったテーマを選定していました。
メンバー全員が深く議論できるような、難しすぎない、キャッチーな題材を選ぶことで、参加者全員が意見を共有できる場を作ることを心がけました。
読書会では多様な視点からの意見が飛び交い、充実した議論が行われるようになりました。
この経験を通じて、コミュニケーション能力や運営能力を高めることができました。
貴社においてもこの能力を活かし、チーム内の意見をうまく取りまとめ、プロジェクトの円滑な進行に貢献したいと考えています。
ガクチカは、周囲との連携やコミュニケーション能力のアピールが重要です。
採用担当者は、入社後に既存社員とうまく馴染めるかに注目しています。
そのため、実際のエピソードを用いながら、周りと協力できることをアピールしましょう。
読書は、1人で行う趣味です。
しかし、伝え方を工夫することで、採用担当者の評価を上げるガクチカになっています。
他には、散歩や音楽鑑賞なども同様です。
題材を変えることも可能ですが、別角度からアプローチする方法もあります。
読書のガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
5.プログラミングの例文
私が学生時代に力を入れたことは、独学で進めてきたプログラミングの学習です。
最初は簡単なウェブアプリの作成から始めましたが、設計通りに動作しないことが多く、エラーの解決に時間がかかることが課題でした。
そこで私は、エラーメッセージを一つずつ調べながら原因を特定し、解決策を見つけることで徐々に論理的思考力と問題解決力を養いました。
また、オンラインのプログラミングコミュニティで他者とコードレビューを行い、より効率的な書き方や新たな視点を学ぶことができました。
結果、実用的なウェブアプリを完成させることができ、プログラミングスキルの向上を実感しました。
今回の経験から、試行錯誤を重ねながら粘り強く取り組む根気強さと、他者とコミュニケーションを取りながら協力することの大切さを学びました。
入社後もこの姿勢を維持し、業務の効率化や技術の向上に貢献していきたいです。
クリエイティブ・表現系別の趣味のガクチカ例文7選
1.料理の例文
私が学生時代に力を入れたことは料理です。 私は4年間学生寮で過ごしていたのですが、自炊未経験の学生がほとんどで、皆コンビニ弁当やスナック菓子を食べて生活していました。 そこで実家で母の手伝いをしながら学んだ料理のスキルをフル活用し、栄養バランスの良い食事を週に3回、皆に提供しました。 これにより、「久しぶりに人の手料理を食べられて嬉しい」「体調を崩しにくくなった」などと感謝され、やりがいを感じました。 この経験を通じて相手のニーズに応じて対応する能力を身につけました。 好き嫌いの激しい友人が楽しんで食事をしてくれるよう工夫したことで身につけた対応能力は私の財産です。 貴社においてもクライアントの要求の変更などがあった際にスムーズに対応できるよう、常に柔軟な考えを持ちながら業務に取り組みたいと考えています。
料理は、多くの人が経験するため、差別化するのが難しい話題です。
しかし、柔軟性に着目してアピールしている部分が評価できます。
ガクチカは、伝え方を工夫することで、ジャンルを問わずに作成可能です
学業や部活動、留学など多くの就活生が選択しそうなテーマが、自分には合っていないと感じることもあるでしょう。
その場合は、物事を柔軟に捉え、自分の趣味からガクチカに昇華できないか、検討してください。
2.ウィンドウショッピングの例文
私が学生時代に力を入れたことはウィンドウショッピングを通じた情報収集です。
友人と一緒に最新のトレンドや製品をリサーチし、デザインや品質、価格などを比較しながら買い物を楽しみつつ、ありとあらゆる店舗をめぐり、広告や売れ筋の商品を観察、気になったものは購入しました。
これにより、消費者に響く訴求の方法や、キャッチコピーを学ぶことができ、先日参加したインターンではキャッチコピー担当として3つの広告を任せていただけました。
貴社に入社できた暁には、ただデスクで情報収集をするだけでなく、終業後や休みの日に実際にショッピングモールなどに出かけ、消費者の目線を持ち続けることで、マーケティングとコピーライターとして貢献する所存です。
ウィンドウショッピングをガクチカとして、成立させている点が評価できます。
ウィンドウショッピングは、目的もなく歩いたり、時間つぶしのために歩いたりする人がほとんどです。
しかし、きちんと目標を立てて、行動したことは、ガクチカにおいてプラスに働きます。
日々の何気ない行動にも、目的意識を持って取り組むことが重要です。
趣味をガクチカにしたい就活生は、普段の生活を発展させることで、エピソードが生まれることを覚えておきましょう。
3.オタ活の例文
私は、オタ活を通して行動に移すことの大切さを学びました。
私は韓国のアイドルグループを10年間応援しています。
しかし、活動10周年を最後に解散することが発表されました。
とても悲しく、無気力になったことを覚えています。
解散前、最後の世界ツアーがあると発表されたので、急いで応募しました。
日本公演は応募が殺到したため落選しました。
当選したのはアメリカでのコンサートのみでした。
英語が話せない私にとって、アメリカに行くか迷いましたが、会いに行かないと後悔すると考え、飛行機のチケットを予約しました。
慣れない環境に戸惑いましたが、今ではコンサートに行って良かったと考えています。
入社後は、行動することを優先し、新しい仕事にどんどん挑戦していきたいです。
ガクチカから当時の感情や考えが伝わってくるため、非常にオリジナリティがある文章になっています。
文字数や発表時間に余裕がある場合は、アイドルグループを好きになったきっかけや仕事に活かせると考えている部分を詳しく説明しましょう。
自分の価値観や人間性を知ってもらう機会になり、採用担当者が入社するにふさわしい人材か判断しやすくなります。
アイドルオタ活をガクチカに採用したい就活生は、こちらの記事も参考にしてください。
ガクチカを作成する際の、アピール方法や注意点について解説しています。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
4.ボランティア活動の例文
私が学生時代に力を入れたことは、ボランティア活動です。
活動内では、地域の清掃活動や福祉施設の支援を行い、社会貢献の大切さを実感しました。
清掃活動では参加者が多いため、役割分担があいまいになってしまい、作業の進行が遅れるという課題がありました。
そこで私は前もって作業エリアや担当を決めたうえで、効率的に進められるように調整しました。
結果、スムーズに作業が進むようになり、参加者からも「やりやすくなった」との声をいただきました。
私はこの経験を通して、他者と協力しながら物事を進める力と、全体の流れを考えながら行動する力を身につけました。
入社後も周囲と協力しながら業務を円滑に進め、組織の発展に寄与したいと考えます。
ボランティアのガクチカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
5.DIYの例文
私が学生時代に力を入れたことは、趣味のDIYです。
DIYでは、自分で作業計画を立て、必要な工具や材料を選定しながら家具や小物を製作してきました。
特に、大きな棚を作る際は、設計ミスで部品がうまく組み合わないという課題に直面したことがあります。
そこで私は一度設計を見直し、より精密な測定と仮組みを行ったうえで、本組み作業に移る方法を取り入れました。
その結果、予定通りの強度とデザインを実現することができました。
私はこの経験を通じて、計画性や柔軟な対応力を身につけました。
また、完成品に対する達成感が、大きなモチベーションになったことも自覚しています。
入社後も計画的に業務を進める姿勢を大切にし、柔軟な対応力を活かして成果の最大化に努めたいと思います。
6.ガーデニングの例文
私が学生時代に力を入れたことは、趣味のガーデニングです。
植物を育てる中では、環境や手入れの仕方により、成長が大きく左右されることを学びました。
特に、初めて挑戦した花の栽培では、水やりの頻度や日照条件が適切でなかったため思うように育ちませんでした。
そこで私は、植物ごとの特性を調べたうえで、土の種類を変えたり水やりの時間を調整したりするなどの試行錯誤を繰り返しました。
結果、健康な花を咲かせることができ、継続的な努力の大切さを実感しました。
また、計画を練って物事を進める力や、植物の成長に対する責任感や忍耐力を養うきっかけにもなったと考えています。
入社後も、計画を立てながら一つひとつの業務に丁寧に取り組み、努力を重ねながら成長していきたいと考えています。
7.ペットのトレーニングの例文
私が学生時代に力を入れたことは、ペットのトレーニングです。
初めは指示を理解してもらえず、思うようにしつけが進みませんでした。
そこで私は、書籍や動画コンテンツなどを参考にしたうえでトレーニング方法を学び、成功体験を積み重ねられるように小さな目標を設定しました。
特に、一度に複数の指示を出すのではなく一つの動作を確実に覚えさせることには、積極的に注力しました。
その結果、ペットは徐々に指示を理解し、褒めることでさらに学習が進むようになりました。
この経験を通じて、しつけには根気が必要であり、目標をもって小さなステップを重ねることが成功の鍵になることを実感しました。
入社後にプロジェクトに携わる際も、計画的に目標を設定し、一つずつ着実に成果を積み上げながら取り組んでいきたいと考えています。
【趣味のガクチカ】趣味のガクチカでよくある質問
趣味で頑張ったことをガクチカにする場合は、趣味のガクチカに関するよくある質問もぜひチェックしておきましょう。
そのためここからは、趣味のガクチカにおけるよくある質問をまとめていきます。
主な質問は、以下のとおりです。
- 趣味のガクチカに書いてはいけないことはある?
- 趣味のガクチカはどのくらい具体的に書けばいい?
- 趣味のガクチカを選ぶとき、企業にとって重要なものは何?
- 趣味がない場合、どうしたらいい?
- 趣味のガクチカを面接でどう活かすべきか?
「どんな趣味なら書いても大丈夫?」「どのくらい詳しく説明すべき?」と悩んだときは、よくある質問と回答をチェックし、ガクチカの完成度アップにつなげましょう。
趣味のガクチカには、総合的に判断してネガティブな印象を与える趣味については、書かないようにしてください。
どれだけ具体的に内容を説明しても、ネガティブな印象の趣味である以上、良い評価を得ることは難しいからです。
具体的には、一般的に見てネガティブなイメージが強いもの、他人に迷惑をかけるもの、違法性があるもの、マニアックすぎるものが挙げられます。
主な例は以下のとおりです。
- ギャンブル
- 走り屋
- ハッキング
- 盗聴・盗撮
これらの趣味は、違法性があったり依存性が高かったりするため、ガクチカでは避けるべき趣味といえます。
自分をアピールするうえでは向いていないと言わざるを得ないので、趣味のガクチカを書く場合は、印象として問題のないものを選びましょう。
なお、ネガティブな印象が伴う趣味をアピールしてしまうと、「外からの印象を考えられない人」というイメージまでついてしまう可能性もあります。
趣味のガクチカは、その趣味に取り組む中で、工夫・努力したことの具体的な内容、自分自身の成長や学びについて掘り下げると良いでしょう。
ガクチカで重要視されるのは、ガクチカの種類そのものではなく、エピソードからわかる努力・工夫の過程と学びの内容です。
そのため、重要視されるポイントは、できる限り具体的に書くに越したことはないでしょう。
例えば、スポーツの趣味で「テクニックを磨くために努力した」と伝えるだけでは、何をどう努力したのかが伝わってきません。
あいまいで抽象的な内容は、採用担当者の印象に残らないため、不採用の原因につながります。
そのため、例えば「基礎練習が重要だと考え、〇〇と△△の反復練習を毎日行った」などの具体的な表現をし、努力や工夫の過程がわかるようにすることが大切です。
企業にとってガクチカを評価するうえで重要なのは、趣味を通じて自分のスキルや強みがどれだけ伸びたのか、どのようなスキルを身につけたのかというポイントです。
身につけたスキルや学んだこと、具体的な成長の内容をアピールすれば、経験からさまざまなことを学んで成長につなげられる人材であることがわかります。
企業からは、成長して将来的に活躍できる人材として、ポテンシャルを評価してもらえるでしょう。
そのため、趣味のガクチカの文章を考える際は、身につけたスキルや成長の内容に詳しく触れる必要があります。
なお、リーダーシップや自己管理能力、創造力などがアピールできる趣味は、特に評価されやすい傾向です。
どのような経験をする中でそのスキルを身につけたのか、具体的に説明していきましょう。
趣味がない人は、ガクチカのエピソードとして、ほかに何か取り組んでいることや興味がある分野について述べることもできます。
または、個人的な関心から続けている習い事なども、内容によっては趣味として扱える場合もあります。
ある程度熱心に取り組んでいる物事からは、常に何かを学んでおり、自分の成長につなげているものです。
そのため、趣味がないと困っている人でも、アピールできることはさまざまあると考えられます。
最近始めたことや自分なりに挑戦していること、今ハマっていること、ルーティーンとして頻繁に行っている習慣なども、内容によってはアピールできるでしょう。
そのため、ガクチカとしてアピールできることがない場合は、「自分は何に今取り組んでいるのか」という点を詳しく掘り下げてみてください。
趣味のガクチカを面接で話す際は、趣味を通じてどのようなスキルを磨いたのか、なぜその趣味に取り組んだのか、そしてどのような学びがあったのかを詳しく伝えましょう。
また、培ってきたスキルやその経験自体が、企業に入社した際にどのような場面で活きるのかをアピールすることが重要です。
スキルや経験について再現性のあるアピールができれば、企業は活躍をイメージしやすくなるため、好印象を持たれやすくなります。
なお、面接では、アピールをしたあとに深掘り質問をされる可能性があります。
面接における深掘り質問では、「なぜ」「どのように」というポイントを詳しく聞かれる傾向にあります。
スムーズに回答できなければ、準備が足りないと思われてマイナスな評価につながるため、深掘り質問については事前にしっかりと対策することが重要です。
【ガクチカは趣味】就活エージェントを頼るのもアリ
ガクチカは企業が重視するポイントの一つだからこそ、その分悩むことは非常に多いですよね。
就活エージェントを利用すると他の就活生の動向からあなたの志望している業界の情報まで詳しく手に入れることができます。
就活はあなたが初めて働く企業を選ぶためのものです。
あなたにとってそこが企業の基準になるため、できるだけ後悔のないような企業に就職できるように使えるものは全て使いましょう。
就活市場ではあなたのガクチカの添削はもちろん、就活で悩んだ時の相談役にもなります。
興味のある方は一度お話ししてみませんか?
【ガクチカは趣味】まとめ
これまで見てきたように、学生時代頑張ったことは趣味でも問題ありません。
趣味を通じてあなたの興味となる対象や物事への取り組み方が伝われば、企業が知りたいあなたの人物像を伝えることができます。
ただ、ギャンブル系の趣味は書かない、PREP法を意識して伝えるなど注意点やポイントがあるので、紹介した事項をきちんと守りましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
趣味のガクチカが企業に評価される可能性について、挑戦や成長、学びの観点から整理されており、読者にとって分かりやすい内容になっています。また、「企業が求めるスキルや価値観と結びつける」という点も重要で、単に趣味を語るのではなく、どのように企業にアピールできるのかを示している点が評価できます。ただし、具体的な成功例や実際に企業で活かせるスキルの例を加えると、より読者がイメージしやすくなり、実践に役立つ記事になるでしょう。