就職活動をしていたら一度は直面するであろうSPI試験に苦手意識を持つ就活生は少なくないでしょう。
特に文系の方はSPIの非言語分野で出題される数学問題に苦戦します。
ではSPIの数学とはどのような内容のものが出題されるのでしょうか?
今回はそんなSPIの数学について詳しく説明していきたいと思います。
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SPIに数学は出題される?
就活をしていたら一度は耳にしたことがあるであろうSPI。
ではそんなSPIに数学は出題されるのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
SPIとは?
SPIとはリクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査を指します。
SPIを受験するとその受験生が企業への適性や人物像、どんな業種になじみやすいのかなどを判別することがでるため毎年多くの企業で利用されています。
そんなSPIには以下のような情報を得ることができるのです。
・面接で使用する就活生の参考情報
・入社後に配属先を決定する際の参考資料
・入社後、その人のことを上司に理解してもらうための参考資料
現在SPIを実施している企業は約10000社を超えており、他にも採用試験の代わりとしてSPIを受験させる自治体もあるそうです。
非言語として数学が出題される?
SPIは大きく分けて能力検査と性格検査に分かれています。
能力検査は仕事に必要な能力が受験者に備わっているのか、性格検査は受験者の人柄をデータによって測ることができます。
さらに能力検査も言語分野・非言語分野の2つで構成されており、非言語分野では数的処理や論理問題など数学的な内容が多く出題されます。
SPIは大学受験などと違って自分で受ける科目を選択できるような制度はありませんので、いくら文系だからといってSPIの非言語分野から逃れることはできないのです。
しかしその一問一問は時間をかけてじっくり考えれば十分回答できる程度の難易度なので、しっかりと対策をしていけば問題はないでしょう。
受験方法によって出題範囲が違う?
SPIにはテストセンター、ペーパーテスト、Webテスティング、インバウンドCBTといった受験方法が用意されています。
実はこの受験方法によって若干問題数や出題範囲が違ってきているのです。
非言語分野に絞って見ると、推論や確率、集合などの問題は共通で出題されるのですが、資料の読み取りが出題されるのはテストセンターだけです。
また分割払いが出題されるのはペーパーテストとテストセンターだけだったり、整数の整理が出題されるのはWebテスティングだけだったりと出題内容も変わってきます。
受験方法によって解答方法も異なってきますので、自分が受けるSPIがどのような形式なのかあらかじめしっかり確認しておきましょう。
SPIの数学はどのような問題が出題される?
SPIの能力検査・非言語分野に数学的な問題が多数出題されるのは先程説明してきました。
では実際SPIの数学ではどのような問題が出題されるのでしょうか?
SPIの数学といっても数多くの種類がありますので、それらを詳しくみていきましょう。
推論
問題文に明記された少ない情報をもとにして、絶対に正しいと推測できる事柄を求める問題です。
特に知識がなくても解ける問題ではありますが、問題によっては情報がややこしかったり、早く正確に解く必要があるためてこずる就活生も多くいます。
問題文に書かれた情報を図式化したり、メモを取ることによってミスをなくしましょう。
例題
P、Q、R、S、Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことが分かっている。
ⅰ)Rの順位は、Sより上である
ⅱ)Tの順位は、Rよりも上だが、1着ではなかった
ⅲ)Qの順位は、Pより上である
ⅳ)同着の順位の者はいない
(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
アQは1着である
イSは5着である
ウ2着はPまたはTである
(引用:SPI無料学習サイト:https://saisokuspi.com/higengo/suironn/2/30/)
順列、組み合わせ、確率
その名の通り順番に並べた時の組み合わせの数や事象が起こる確率を求める問題です。
高校生の数学で習ったような基本的な内容が出題されますので、しばらく数学から離れていた人でも公式を思い出せばすぐに解けるようになるでしょう。
非言語分野の中では比較的加点しやすい問題ではあるので、なるべくしっかりと対策を立てて多く得点できるようにしましょう。
例題
箱の中に、3本の当たりくじと4本のはずれくじが入っている。このくじを2本同時に引く。
(1)2本ともはずれくじを引く確率はいくらか。
(引用:SPI無料学習サイトhttps://saisokuspi.com/higengo/kakuritu/2/10/)
割合と比
問題文に書かれた事象の割合や比を導き出す問題です。
こちらは中学生の時にやったような単純なものではなく、ある割合の中にある割合といったような少し複雑なものとなっています。
表やグラフを読み取る時に求められる能力なので、業種によっては必須な項目です。
頭の中で実際に図を思い浮かべてみたり、図を書いてみたりすると解きやすいです。
例題
ある日の国立博物館Pの訪問者数は8000人で、そのうち40%が女性の訪問者であった。
(1)男性の訪問者のうち、70%が20歳以上であった。20歳未満の訪問者は何人か。
(引用:SPI無料学習サイトhttps://saisokuspi.com/higengo/wariai/2/10/)
損益算
損益算は商売の利益や損失などに関する計算のことです。
損益算を解くには原価や売値、利益率、割引などをしっかり理解している必要があり、事前の学習なしで解くのは難しいでしょう。
しかし損益算には公式が存在しているので、公式をうまく使いこなせるようになれば、攻略も難しくはありません。
また実際に問題文に書かれている状況を図式化してみるとわかりやすいです。
例題
ある品物の原価は1200円である。この品物に原価の3割の利益を得られるように定価をつけたが、売れないので定価の1割引で売ることにした。売価はいくらか。
A1296円
B1332円
C1368円
D1404円
E1440円
F1476円
G1512円
H1548円
(引用:SPI無料学習サイトhttps://saisokuspi.com/higengo/sonnekizann/2/10/)
料金割引
別名・割引算とも呼ばれる料金割引は、社会人になるにあたって必須となる計算方法になります。
商品を一度に多く買ったり、ある施設に団体で訪れると費用が一部割引になったりといったことがよくあります。
その時に支払うべき料金はいくらになるかを求めます。
基本的にそこまで難しい問題ではありませんが、方程式の復習をしっかりしておいた方が良いでしょう。
例題
商品Aの定価は1個300円である。ただし、11個以上のまとめ買いの場合は、10個を超えた分については1個250円となる。 20個まとめ買いしたときの総額はいくらか。
(引用:SPI無料学習サイトhttps://saisokuspi.com/higengo/waribiki/2/10/)
仕事算
仕事算はある仕事を複数人で行った場合、どれくらいの時間で完了するかを求める問題となっています。
多くの場合、仕事を終わらせる時間の異なる二人が一つの仕事を一緒に始めたらどれくらいの時間がかかるかという問題が多いです。
入社後の仕事を効率的に行うため、スケジュール立てる際に必須の能力となっています。
例題
Aは部屋の掃除に3時間かかり、Bは同じ部屋を掃除するのに2時間かかる。AとBが一緒に掃除すると、どれだけの時間で終わらせることができるか。
(引用:Wikipediahttps://saisokuspi.com/higengo/waribiki/2/10/)
代金精算
複数人でお金を出し合ってとある商品を購入して、最終的に割り勘したら一人いくらになるのかを求める計算です。
商品の購入だけでなく、それぞれにお金の貸し借りが発生している場合もあります。
その場合はそれぞれの借金のプラス・マイナスをしっかり整理すると非常に解きやすくなります。
頭の中だけで考えていると混乱してミスを招くことがあるので、問題文の様子を図で表してみると良いでしょう。
例題
P、Q、R、Sの4人でビンゴゲームをする。 ビンゴの景品を用意するため、Pが2000円、Qが1300円、Rが1700円の景品を買ったが、Sは何も買わなかった。 4人が景品代を同額ずつ負担するためには、誰が誰にいくらずつ支払えばよいか。
(引用:SPI無料学習サイトhttps://saisokuspi.com/higengo/daikinn/2/10/)
速度算
別名・旅人算とも呼ばれる速度算とは異なる2地点にいる人たちが移動していき、追いつくまでにはどれくらいの時間がかかるかという計算です。
多くの場合は二人の速度が異なっており、片方が追いかけて追いついたり、二人が反対方向に進んでいき再び出会うのはいつかといった問題が多くなっています。
基本的には小学生の時にならた速度の公式を利用していくので、しっかり文章を読んで勘違いをしないように気をつけましょう。
例題
PとQの2人は、1周24kmのマラソンコースを走る。 Pは時速12km、Qは時速18kmで走り、2人の速度はそれぞれ常に一定であるものとする。
(1)今、2人はマラソンコース上の同じ地点にいる。PとQが反対方向に同時に走り出すとき、2人が再び出会うのは何分後か。
(引用:SPI無料学習サイトhttps://saisokuspi.com/higengo/sokudozann/2/10/)
集合
集合はなんらかのグループの中から文章に書かれている条件に合う人たちはどれくらいあるかを求める問題となります。
アンケートや統計の結果を元に解く手の条件に当てはまる具体的な人数を導き出す問題が多いです。
こちらも頭で考えているとかなり混乱するような内容になっているので、グラフや図を実際に書いて整理することをオススメします。
例題
小学生130人に対象に、飼っているペットに関するアンケートを取った。 その結果、犬を飼っていると答えた児童は45人、猫を飼っていると答えた児童は39人、また、犬も猫もどちらも飼っていないと答えた児童は55人であった。このとき、犬も猫もどちらも飼っていると答えた児童は何人か。
A 7人
B 9人
C 11人
D 17人
E 21人
(引用:マイナビ学生の窓口就活スタイルhttps://gakumado.mynavi.jp/style/articles/52186)
SPIの数学対策法まとめ
SPIの非言語分野に数学の問題が数多く出題されるということはおわかりいただけたかと思います。
SPIの非言語分野を攻略するには事前の対策が必要不可欠です。
そこでこの章ではSPIの非言語分野の数学問題の対策法を解説していきます。
分からない場合はすぐに解法を見る
SPIの数学問題はどれも時間をかければ解ける問題なので、解けるような気がして長時間考えて回答したくなってしまいます。
しかし本番ではそんな時間はありませんし、今自分が考えている解法が正解とも限りません。
ですので少しでも手が止まってしまったらすぐに解答を見てしまうことをオススメします。
解答にはその問題を解く最も効率的な考え方が記載されているので、それに従っておけば本番でもそこまで回答に時間がかかることはないでしょう。
そのためSPIの問題集を購入するときは解答がより詳しく記載されているものがオススメです。
一問ごとの解答時間を意識する
SPIの最大の敵は制限時間です。
短い制限時間で多くの問題を処理しなければいけないSPIでは、一問に長い時間を費やすことはできません。
そのため普段の学習から一問ごとの解答時間を意識する癖をつけましょう。
特にWebテスティングやテストセンターでのSPI受験では全ての問題に制限時間が設けられており、その時間を経過してしまうと強制的に次の問題へ移ってしまいます。
そうするといくら答えが分かっていても回答することができないので、時間の無駄になってしまいます。
そんなことにならないように、日頃から解答時間を意識するようにしましょう。
問題文を図式化する
前章でも度々説明してきましたが、問題を図式化するのは効率の良い解答方法としてオススメです。
基本的にSPIの非言語分野の数学問題は全て文章で記載されているので、図などが描かれていることはあまりありません。
そのため頭の中で整理しようとすると時間がかかるだけでなく、混乱してミスが起きやすくなってしまうのです。
ですのでまずは問題文をしっかり読み込み、問題文で説明されている事象を図式化して整理してみましょう。
そうすれば計算式では見えないことも見えてくるはずです。
解答パターンを暗記する
SPIの数学には解答パターンが存在します。
問題によって解答パターンを暗記しておけば、1問にかける時間を半分以下にすることも可能です。
そのため普段から多くの問題触れて、解答パターンを完全に記憶してしまいましょう。
いちいち「なぜこうなるのか」と考えているといくら時間があっても足りません。
そこは割り切って「この問題の時はこの公式を使う」といった考え方をして、SPIの数学をスムーズに解けるようにしましょう。
共通問題を重点的に対策
前章でも説明しましたが、SPIの受験方法によって出題される数学の範囲は若干変わってきます。
そのため自分が受ける受験形式によって対策する問題が変わってくるのですが、実はどの受験方式でも出題される分野もあるのです。
共通の問題をいかにまとめてみました。
・推論
・場合の数
・確率
・集合
・損益算
・速度算
以上の分野がどの受験方法でも出題される可能性が高いものになります。
ですのでSPIの対策をする際はこれらの分野から優先的に対策をするようにしましょう。
まとめ
ここまでSPIで出題される非言語分野の数学について詳しく解説してきました。
SPIの数学は文系でも避けては通れない道で、多くの就活生が苦戦を強いられています。
しかし事前にしっかりと対策していけばSPIは難なく突破できる内容になっています。
数学が苦手な人でもそこまで難解な問題は出題されていないので、解法を見ればすぐに理解することができるでしょう。
SPIの数学に苦手意識を持っている方は、是非この記事を参考に学習をしてみてはいかがでしょうか?
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート