はじめに
面接で緊張してしまうといった悩みはありませんか。
そんな方に朗報です。
実は、面接時の緊張を緩和する効果的な対処法があるんです。
今回は、面接で緊張して頭が真っ白になりうまく話せなくなってしまうという方のために4つのシチュエーション別の対処法を詳しく解説しますので、ぜひチェックして自信を持って面接に臨んでみてください。
面接で緊張をするのはしょうがないこと
面接で緊張しまくり、うまく話ができない、面接官の顔が見られない、せっかく事前に受け答えの練習をしたのに頭が真っ白になってしまったという方は多いです。
就活生の多くが複数の企業にエントリーするため、すでに面接を経験して、とても緊張した、何を話したのか覚えていない、言いたいことの半分もいえなかったと後悔している方はいませんか。
これから何度も同じ緊張を繰り返すかと思うと気分が落ち込む、一度失敗したので、もう二度と失敗できないなどとプレッシャーを感じている方もいるかもしれません。
中には面接の日が近づいて夜も眠れないと、心配でたまらなくなっている方もいるのではないでしょうか。
緊張しやすい人の多くが、自分は緊張しやすいからと自分でより自縛をかけてしまっています。
緊張するのは自分だけで、他の人は緊張せずにうまく面接をこなしている、羨ましいと感じている方も多いことでしょう。
他人から見ると落ち着いていて緊張していないように見える方も、実は緊張しまくっています。
面接の待合室などで淡々と落ち着いて身をこなし、面接が終わったあとも顔色一つ変えずに帰って行った様子などを見るにつけ、緊張しまくっている自分が情けない、自分はダメだと思い込んでしまうものです。
ですが、そんなあなたも他人から見たら、緊張してないように見えたり、落ち着いていると見られていることもあります。
面接の場で緊張しない人は、まずいません。
企業担当者と初めて会うわけですし、どんな質問がなされ、どんな反応をされるのかドキドキで仕方ないはずです。
まして、自分の受け答えで自分の将来が決まるかもしれないと思ったらなおさらです。
誰しも面接をうまくこなして内定を得たいと思っていますから、失敗してはいけないとドキドキしています。
もっとも、緊張の度合いには人によって差があります。
見た目や態度に出る人、出ない人もおり、その人がどれだけ緊張しているかは、その人にしかわからないことも多いものです。
ですから、人と比べて余計に焦らないことや自分だけが緊張して他の人はうまくこなしているなどと不安にならないことが大切です。
人と比べたり、不安が募るほどに緊張もよりいっそう高まってしまうので気を付けましょう。
面接直前の緊張をほぐす方法
誰しも面接の前には多かれ少なかれ緊張します。
緊張して面接の立ち振る舞いや受け答えで真っ白になることや思うような成果を出せないと後悔しないよう、軽く緊張をほぐす方法を実践してみましょう。
深呼吸をする
深呼吸はどんな場所でも気軽にできるリラックス法です。
ゆっくりと息を吸って、ゆっくりと吐くことで、心も身体もほぐれ、頭も爽快になります。
もっとも、緊張がマックスに来ている方が深呼吸を行うと過呼吸を起こしてしまうこともあるので、日頃から深呼吸をしてリラックスする習慣をつけておくのがベストです。
軽く身体を動かす
首を左右に振る、首や肩を軽く回す、待合室で一度イスから立って座り直すなど、その場でできることをしてみましょう。
ちょっと身体を動かすと血行が流れて、リラックスできます。
また、身体を動かすことに神経が集中するので、緊張していたのを忘れることや緩和させることが可能です。
周りをかぼちゃだと思う
ステージに立つ方などが、よくやる昔からの手段です。
自分に注目が集まっていると考えることや人の目線や反応を気にするから、よりいっそう緊張が高まってしまいます。
そこで、人だと思わず、かぼちゃだと思えばよいというわけです。
かぼちゃでなくても、じゃがいもでもケーキでも石でも木でもかまいません。
無反応なものをイメージすればよいだけです。
待合室で周りに座っているほかの就活生はみんな完璧に見え、自分だけが緊張しまくっていてダメだと比べてしまう方は、他人を気にしないように精神統一を図りましょう。
かぼちゃだと思うのは無理という方は、他人が気にならないよう、そっと目を閉じて集中するのもオススメです。
自分の順番や名前が呼ばれるまで、周囲を見ないようにして、頭の中で受け答えのシミュレーションをするなど自分の面接のことに神経を集中させましょう。
自分自身に過度な期待をしない
緊張の度合いが大きい方の中には、完璧主義の方や失敗は許されないと過度なプレッシャーを背負い込んでいる方が多いです。
特に何社かの面接に落ちてしまい、今度こそ面接を通過したい、内定をもらいたいと考えている方は、失敗してはいけないというプレッシャーで緊張がマックスに達することでしょう。
こうした場合の対処策は、そもそも自分に期待しないことです。
なるようにしかならないと楽観的な思考に気持ちを切り替えられるとベストです。
とはいえ、完璧主義の方が楽観的な気持ちへと切り替えるのはなかなか難しいことでもあります。
そんな方は、自分はこれだけ頑張ってきた、あれだけ練習したから大丈夫と言い聞かせるのがオススメです。
面接で緊張する際の対象法:前日編
面接で緊張してしまい本来の力を発揮することができないという方は、事前に準備をしておくと安心です。
面接に行く前に質問とその回答を予め用意しておくだけで緊張を和らげることができます。
たとえば、面接で聞かれる質問事項はある程度決まっているため、それらを事前にリサーチし自分の回答を用意しておくと面接官の質問にスムーズに答えることができます。
面接で必ずといってよいほど聞かれる質問といえば志望動機や長所、短所ではないでしょうか。
これらの質問の回答は、しっかりと自分の気持ちやよさを面接官に伝えられるように、あやふやな言葉で説明するのではなく具体的に話すことが大切です。
もちろん、長々と言葉を連ねて志望動機や長所などの質問に答える必要はありません。
面接官に好印象を与えるには、入社後に自分がどんな形で貢献することができるのかを伝えればよいのです。
面接官の印象に残るように、できるだけインパクトのある言葉を選ぶだけでなく誠意を持って質問に回答できるように考えておきましょう。
また、人前に出ると声が震えてしまうという方も少なくありません。
このような悩みは、前日に簡単な発声練習や面接のシミュレーションを行っておくと緊張や不安を和らげることができます。
面接官に自分の気持ちをしっかりと伝えられるように聞き取りやすい声で話すことができるか、姿勢は正せているかなど面接時に気を付けたいことを事前に確認し練習しておくことをおすすめします。
面接で緊張する際の対処法:面接前の待ち時間編
いよいよ面接当日になると前日よりも緊張が増してしまうかもしれません。
しかし、面接当日は、リラックスできるように心を整えるだけで余計な準備をする必要はないでしょう。
面接当日に準備を重ねてしまうと、ますます緊張が高まってしまい本来の力を発揮することはできません。
ドキドキして心だけでなく体までこわばってしまい、より緊張感が増してしまいます。
そこで面接前の待ち時間に心掛けたいのが自分の心の中でできるだけ前向きな気持ちになるような言葉をつぶやくことです。
緊張が大きくなってしまうと、ついネガティブな思考が出てきてしまいます。
しかし、これでは緊張を和らげることはできません。
自分に自信を持ち笑顔で面接官に対応できるようにポジティブな気持ちで時間を過ごしましょう。
また、面接に行く際には、余裕を持って家を出ることも大切です。
持ち物や当日の服装は前日までに用意しておき、朝食を食べて身だしなみを整えたら出かけられるようにしておくと時間にも心にも余裕が持てます。
面接開始時間の10分前に会場に着いていれば大丈夫なのではないかと思っている方も少なくありませんが、交通トラブルや体調不良など万が一のトラブルにも慌てずに対処できるように余裕を持って30分前には到着しましょう。
また、面接前に緊張を和らげる方法としておすすめできるのが、ゆっくりと深呼吸をすることや柔軟体操をすることです。
深呼吸をすると気持ちを落ち着かせることができ、緊張を和らげる際に役立ちます。
ゆっくりと鼻から息を吸い、口から吐き出すことが深呼吸のポイントです。
よりリラックス効果を上げるなら目を閉じて深呼吸をすることもおすすめの方法です。
さらに軽い柔軟体操も緊張をほぐしたいときに効果的な対処法なので試してみてはいかがでしょうか。
軽く体を動かすだけで気持ちが落ち着き不安を解消して前向きな気持ちになります。
柔軟体操をする際には、面接官などの目に触れることがないように人がいない場所で行うようにしましょう。
また、自分を信じることも忘れてはいけません。
面接前になると緊張が増してしまい、周囲の人たちが自分よりも素晴らしい人間だと強く思ってしまうこともあります。
しかし、面接官がどう感じているかはわかりません。
周りを意識しすぎてしまうと自分に自信をなくす結果になってしまい、面接でしっかりと自己アピールすることは難しくなります。
周囲を過度に気にしすぎないのはもちろん、リラックスして面接に臨めるよう心掛けましょう。
面接で緊張する際の対処法:面接中編
面接で緊張してしまうことは悪いことだと思っている方が大半かもしれません。
しかし、面接で緊張して焦ってしまったとしても面接官が必ずしもマイナスイメージを持つわけではないのです。
面接官によっては、緊張しながらも一生懸命自己アピールしている姿を見て好印象だと感じることもあります。
面接官に少しでも自分をよく見せたいという気持ちもわかりますが、緊張することが悪いことだという意識があまりに強くなってしまうと面接の際に頭が真っ白になり、言葉が出てこないといったトラブルに見舞われてしまうこともあります。
せっかく事前に準備して面接に臨んだのに自分の気持ちやよさをアピールすることができなければ意味がありません。
ですから、面接の際に過度に緊張してしまったとしても、まずは緊張することは悪いことではない、誰でも面接は緊張するものと意識を変えることも大切です。
それでもなかなか緊張が収まらない場合は、面接官を大好きな人だと思って対応することもおすすめの方法です。
面接官に会うのは今日が初めてという場合でも大好きで大切な人だと思うと緊張を和らげることができます。
時には、頭を悩ませてしまうような難しい質問を投げかけられるときもありますが、大好きな人からの質問だと思えば誠意を持って答えようと思えるはずです。
もちろん、笑顔も増えるので、よりうれしい成果を出すことができるでしょう。
面接で緊張する際の対処法:面接後編
面接を終えたあとも合否結果が来るまで気持ちが落ち着かないという方もいることでしょう。
もしかしたら全力で面接に臨んだ結果、心だけでなく体まで疲れてしまったという方もいるかもしれません。
そんな方は、自分の心と体を休めるために面接後はリラックスすることが大切です。
自分なりのリラックス方法を取り入れて何も考えず、ゆっくりと過ごすことをおすすめします。
緊張して疲れてしまった心や体をほぐす方法は数多くあります。
たとえば、緊張を落ち着かせる食事を積極的に取ることや体をマッサージすることも効果的です。
緊張を落ち着かせる食事として最適なのが幸せホルモンと呼ばれているセロトニンを増やせる食品を取ることです。
魚や肉類の他にも納豆や味噌などの発酵食品もセロトニンを効率よく増やしてくれる食品です。
セロトニンは、トリプトファンやビタミンB6を摂ることで分泌を促してくれるので、意識して食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
さらにセロトニンは、太陽の光をたっぷり浴びることで活性化されます。
ゆっくりと太陽の下をウォーキングすることやアウトレジャーを楽しむことも緊張を緩和し、心や体をリラックスさせてくれます。
また、マッサージは緊張を和らげてポジティブになりたいときにうれしい効果を発揮してくれるといわれているので試してみてはいかがでしょうか。
気持ちを安定させてくれるだけでなく、肩こりや手足の冷えを改善するなどさまざまな効果を期待できるでしょう。
緊張は面接練習をすることで緩和される
面接は、一回限りの勝負で結果が出てしまうと思っていませんか。
確かに本命である企業の面接のチャンスは一回しかないかもしれません。
しかし、面接練習であれば時間が許す限り、何度でもチャレンジすることができます。
面接練習をより多く続けることでコツを掴み、スムーズに面接当日を迎えることができるでしょう。
面接に慣れていないとミスを連発してしまう可能性も否定できません。
普段であれば簡単にこなすことができる挨拶やドアの開け閉めの他にも、お辞儀や椅子に座ることも緊張してしまうとスムーズにできなくなってしまう方もいます。
面接当日にミスを起こさないようにするのはもちろんのこと、自分に自信を持って面接に臨むには、できるだけ多く練習することが大切です。
一人で面接練習をするという方もいますが、よりよい効果を得たいのであれば友人や家族に協力してもらうとよいでしょう。
面接練習は、一人で行っても効率よく上達することはできません。
友人や家族など実際に人に対応してもらいながら面接練習を繰り返すと自分の苦手な部分がわかりやすくなります。
また、人からの率直な意見やアドバイスをもらうこともできるため、弱点を改善しながら自信を付けていくことも可能です。
面接練習を行う際には、本番を見据えたシチュエーションで行うことが大切です。
リラックスできる雰囲気の中で面接練習を行っても効率よく自信を付けることはできません。
本番と同じように椅子やテーブルを並べるなど、本番さながらの空間作りをすることも大切です。
さらにドアをノックし失礼のないように開ける練習をする、椅子に座る、質問に受け答えするなど、面接の一連の流れを本番同様に行ってみることも欠かせません。
面接練習を繰り返し根気よく行うことで緊張を和らげ、リラックスして面接を受けることができるようになるでしょう。
まとめ
今回は、面接で緊張してしまう方のためにおすすめの対処法をシチュエーション別にご紹介しました。
面接は多くの方が緊張してしまうものですが、誠実な対応や一生懸命自分の気持ちを伝える姿を見せれば面接官に悪い印象を与えてしまうことはありません。
面接前や面接中など、さまざまなシチュエーションで緊張を和らげる効果的な対処法が数多くあるので、自分の人柄のよさを面接官にわかってもらえるように実践してみましょう。
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