インターンの自己PRは、インターンの選考突破を目指すうえで、非常に重要なものです。
人気企業のインターンの選考では、より良い自己PRを書いて自分をアピールすることこそが、合格を勝ち取るポイントになります。
そこで今回は、インターンの自己PRの書き方を、わかりやすく解説していきます。
例文もあわせて紹介していくため、OK例とNG例の比較などもしながら、魅力的な自己PRを作成していきましょう。
- インターンの自己PRで企業が見ていること
- インターンの自己PRを書くときのコツ
- インターンの自己PRで参考にしたい例文
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【インターンの自己PR】自己PRとは
インターンシップの選考過程で求められる自己PRは、重要なアピールの場所です。
自己PRとは自分の強みや良さを相手に伝える事を目的としています。
この自己PRは本選考ではもちろん、インターンの選考でもよく聞かれる質問になります。
この質問では、企業側に「この学生ほしい!」と思ってもらうために、企業目線で自身の強みを使って企業に貢献できる事を伝える事が必要です。
そのため、自己PRは企業に合わせて話す内容を少し変える必要が出てきてしまいます。
また、長所やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)との違いを明確にすることで、より効果的な自己表現ができるようになります。
以下で違いについて解説しています。
長所との違い
自己PRは単なる長所の列挙ではなく、その長所をどのように活かしていくかを示すものです。一方で、長所は自己PRの構成要素の一つと考えるべきです。
例えば、「細かい作業が得意」という長所があるだけでは不十分です。
「細かい作業が得意なため、データ分析や資料作成において正確性の高い成果を出せます」というように、その長所がどのように役立つのかを具体的に説明することが重要です。
さらに、その長所をインターンシップでどのように活かし、どのような貢献ができるかまで言及できると、より説得力のある自己PRになります。
自己PRでは、自分の長所を単に述べるのではなく、それを活かした具体的な行動や成果、そして将来の可能性までを示すことで、より魅力的なアピールを意識してください。
ガクチカとの違い
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、主にエピソードベースで自分の経験を語るのに対し、自己PRは性格ベースで自分の特性や能力を表現します。
例えば、ガクチカでは「大学のゼミで1年間プロジェクトリーダーを務め、チームをまとめ上げた経験」というように具体的な出来事を中心に話します。
一方、自己PRでは「リーダーシップを発揮し、多様な意見をまとめ上げる能力があります」というように、自分の特性や能力に焦点を当てます。
ただし、自己PRでも具体的なエピソードを添えることで説得力が増すので注意してください。
重要なのは、ガクチカが過去の経験を中心に語るのに対し、自己PRは現在の自分の強みとそれを将来どう活かすかを中心に語る点です。
【インターンの自己PR】企業がインターンの自己PRで見ていること
インターンシップの選考にあたっては、学生の意欲や企業とのマッチング性など、複数の観点から自己PRが評価されます。
中でも重要視されるのは、参加希望の学生が企業の求める条件にマッチしているかという点です。
実際の業務を想定したインターンシップでは、与えられた課題や作業に対して学生が意欲的に取り組んでくれることを期待しています。
企業が具体的にどういった学生像を期待しているのか、以下の4つのポイントから見ていきましょう。
- 募集要項に適した人物か
- 成長マインドを持っているか
- インターンへの熱意があるか
- 基礎的なスキルが身についているか
それぞれ詳しく解説していきます。
募集要項に適した人物か
インターンシップにおいて重要な評価基準となっているのは、募集要項に示した条件と学生とのマッチングです。
企業はインターンシップの実施内容や対象となる職種に合わせて、募集要項内で求める人物像を具体的に提示しています。
そういった要項に適しているかどうかを、自己PRを通してチェックされるというわけです。
まずは企業の募集要項を読んで、求めている学生像を適切に理解しましょう。
また、学生のスキルや専攻分野はもちろんですが、物事の捉え方や個人の価値観といった内面性についても選考の材料となります。
単純に経歴やスキルを羅列するのではなく、その背景にあるストーリーを踏まえて「課題をどう考え、どのように取り組んだのか」という点にも触れた文章を書きましょう。
成長マインドを持っているか
インターンシップにおいては、提示された課題に一定の成果を示すことが期待されています。
しかし、それ以上に期待されているのは率先して学びに動き、自身のスキルを伸ばそうとする姿です。
そのため、義務感で取り組む学生よりも、自ら成長したいという気持ちのある学生のほうが、企業としてもサポートしたくなる対象となります。
インターンシップは単純な賃金労働ではなく、将来の社員として見た場合の職場環境や業務をシミュレーションできる貴重な場です。
せっかくの機会をアルバイト気分で過ごそうとするようでは、企業としてもあまり歓迎したくなくなります。
自己PRでは、取り組みの中で成長できる自分をアピールし、インターンシップでも同様に自ら成長していける人物であることを主張しましょう。
インターンへの熱意があるか
インターンシップでは、仕事を通じて何かを学ぼうとする姿勢が重要視されます。
自己PRでこれを書くことで、熱意があるかどうかをアピールすることができます。
いくらインターンシップとは言え、一緒に仕事に取り組むわけですから、中途半端な気持ちの学生より、熱意のあるやる気を持った学生の方が期待できますよね。
熱意をアピールするためには、自分は会社にどのように貢献でき、どんな魅力があるのかをアピールすることが重要です。
企業と学生の双方にメリットがあることをアピールすることが大切です。
基礎的なスキルが身についているか
企業は、就活生に「コミュニケーション能力」や「ビジネスマナー」などの基礎的なスキルや知識が身についているかを見ています。
インターンの内容によっては、これらの基礎的なスキルが身についていることが必須なこともあります。
また、失敗しても乗り越えられる「粘り強さ」や、「試行錯誤して乗り越える姿勢」があるかも見ています。
これらのスキルが身についていることをアピールできれば、あなたのポテンシャルを評価してもらえるでしょう。
インターンと本選考の自己PRの違いはある?
インターンと本選考では、企業が見ているポイントは若干異なります。
インターンでは、企業の求める人物像に合っているかよりも、学生の強みやスキルなどが評価される傾向にあります。
一方、本選考では入社に貢献し、長く活躍してくれそうかを重視しているため、企業の求める人物像とのマッチング度が評価さる傾向にあります。
実際にインターン選考を突破した学生の自己PRの内容
インターン選考で自己PRを行う際は、業界・企業への興味を示すだけでなく、短期間の中で何を学びたいかや、自分と企業のマッチポイント、自身の誇れる経験を具体的に伝えることが効果的です。
以下に、それぞれのポイントについて詳しく説明します。
業界・企業に興味を持った理由を話す
インターン選考で自己PRをする際、業界や企業に興味を持った理由を述べることで、志望動機に説得力が増します。
具体的には、「この業界の成長性に惹かれた」「企業の理念に共感した」といった自身の興味を伝え、その後で自分がインターンでどのように貢献できるかを述べると、より一貫性が生まれます。
また、志望理由を絡めることで、自己PRに独自の視点が加わり、単なる「スキルのアピール」にとどまらず、なぜこの企業で働きたいのかを深く伝えることができます。
このように、企業の方向性と自分のビジョンが一致していることを示すことで、面接官にも真剣な熱意が伝わりやすくなります。
インターンの短期間で学びたいこと
インターンは通常、限られた短期間で実施されるため、そこで何を学びたいかを明確にすることが大切です。
具体的な学びの目標や得たい経験を示すことで、自分がインターンに参加する意義を示せます。
たとえば、「実際の営業活動を通じて業界の動向を学びたい」「プロジェクトの進行を通じて実務の流れを知りたい」といった具体的な目標を掲げると、企業側にとっても成長意欲が感じられ、好印象を与えます。
また、限られた期間の中で何を重視して学ぶかを示すことで、自分が時間を有効に活用できる人物であることをアピールできます。
学びたい姿勢を強調することで、インターンへの真剣さと高い自己成長意欲が伝わります。
自分と企業のマッチする部分
インターン選考では、自分と企業のどの点がマッチしているかを示すことで、企業との相性が良いことをアピールできます。
たとえば、「チームワークを重視する企業文化が自分の特性と一致している」「挑戦的な仕事に取り組む企業の姿勢に共感した」といった具体的な例を挙げると、面接官にもそのマッチングが分かりやすくなります。
また、企業のビジョンや方針と自分の価値観が重なる部分を見つけ出し、それを伝えることで、企業側も採用後のイメージが持ちやすくなるでしょう。
自分と企業の共通点を明確にすることで、面接官にとっても「この人ならばうちで活躍できる」と感じてもらいやすく、選考での評価が高まります。
自身の誇れる経験
自己PRで他の就活生との差別化を図るためには、自身が誇れる経験を具体的に伝えることが効果的です。
たとえば、部活やプロジェクトで成し遂げた成果や、課題に対して積極的に取り組んだエピソードなどを挙げると、自分の実績が明確になります。
また、そこでの努力や工夫した点、結果がもたらした影響を具体的に説明することで、面接官にも「どのような成果を出せる人物か」が伝わりやすくなります。
このように、他者と異なる独自の経験や成功体験を示すことで、自分の人柄や能力のアピールが効果的にでき、他の候補者との差別化が図れます。
【インターンの自己PR】本選考の自己PRとの違い
インターンシップの選考と本選考では、企業が重視するポイントが異なります。
この違いを理解し、適切な自己PRを行うことが、インターンシップを通じて本選考での優位性を獲得する鍵となります。
ここでは、本選考とインターン選考それぞれで重視される要素と、インターン選考での効果的な自己PRの方法について解説します。
本選考で重視されるもの
本選考では、企業とのマッチング度、すなわち応募者の資質や価値観が企業理念とどれだけ合致するかという観点が重視されます。
具体的には、長期的なキャリアビジョン、企業文化との適合性、専門知識や技能の深さなどが評価の対象となります。
例えば、「御社の〇〇という企業理念に共感し、自身の△△という経験を活かして□□の分野で貢献したい」というように、自身の価値観や経験と企業の方向性を結びつけた自己PRが効果的です。
また、業界や企業に関する深い理解を示し、その中での自分の役割を明確に描けていることも重要です。
本選考の自己PRでは、単に自分の能力を列挙するだけでなく、その企業でどのように成長し、貢献していきたいかという具体的なビジョンを示すことが求められます。
インターン選考で重視されるもの
インターン選考では、主に応募者の熱意やスキル、そして短期的な適応力が重視されます。
特にサマーインターンなどの短期型では、与えられた課題に迅速に対応する能力や、チームの一員として積極的に取り組む姿勢が評価されます。
例えば、「新しい環境での学習に対する強い意欲があり、過去のプロジェクト経験から短期間でチームに溶け込める自信があります」というような自己PRが効果的です。
また、具体的なスキルセット(プログラミング言語の習熟度、データ分析能力など)を明確に示すことも重要です。
インターン選考の自己PRでは、自分の即戦力としての価値や、短期間で成果を出せる能力をアピールすることが求められます。
【インターンの自己PR】自己PRを書く前の準備
自己PRを書き始める前に、アピールしたい内容を整理しておくことが効果的です。
以下では、自己PRを書く前に整理しておくべきポイントを3つ紹介します。
あなたの魅力が最大限に表れる自己PRを書くためにも、押さえておきましょう。
自分の強みを見つける
まずはあなたがアピールする強みを見つけみましょう。
まず、過去経験を振り返るなどの自己分析を行い、自分の強みを箇条書きしてみましょう。
そして、インターンの応募先で活かすことができる強みに絞るとよいでしょう。
以下の記事では具体的な自己分析の方法を紹介していますのでぜひ活用してくださいね。
見つけられない場合の対処法
自己分析でなかなか自分の強みがわからないという場合は、自分の弱みから考えてみたり、他の人に聞いてみたりするのがおすすめです。
弱みと強みは表裏一体です。
そのため、弱みを言い換えることで強みになるのです。
例えば、「行動が遅い」「効率が悪い」という弱みは、「慎重」「丁寧」「誠実」というように言い換えることができます。
また、自分では当たり前と思っていることが、他の人にとってはすごいことである場合もあります。
このように、弱みを言い換えたり、他の人に自分の強みを聞いてみたりすることで、あなたの強みが見つかるでしょう。
エピソードを整理する
次に、あなたが強みを発揮したエピソードを整理しましょう。
インターンの自己PRではあなたの人間性や人柄にも注目しています。
自己PRではエピソードの部分からあなたのひととなりが伝わります。
「強みを発揮したきっかけ」「どのように強みを発揮したか」「葛藤や挫折はなかったか」「強みを発揮した結果どうなったか」などを丁寧に整理してみましょう。
インターンでどう生かせそうか考える
自己PRは、自分の強みを伝えて終わるのではなく、インターンでどう活かすことができるかまで伝えることが重要です。
インターンの内容をしっかりと確認し、自分の強みをどう生かすことができそうかを考えてみましょう。
【インターンの自己PR】企業に響く自己PRを履歴書に書くコツ
自己PRを書く前に確認すべきポイントを抑えた上で、インターンシップの自己PRを書くときの7つのコツを紹介します。
実際に自己prを書く際には、先述した、「企業が自己PRで見ているポイント」を考慮しながら書きましょう。
今回紹介するインターンシップの自己PRを書くときのコツは、以下の8つです!
- 質問の意図を意識する
- 実績ではなく過程を重視する
- 嘘や誇張はしない
- 必要なことに絞って書く
- インターンにどう活かせそうかを書く
- 強みを言い換える
- 矛盾した表現がないようにする
- 熱意を伝える
それぞれについて詳しく解説していきます。
1:質問の意図を意識する
企業は自己PRを通じ、主に「募集要項に合っているか」「熱意があるか」「基本的なスキルが身についているか」を見ています。
企業が設問から何を知りたいと考えているのかを読み取り、しっかりとアピールできるような内容に仕上げましょう。
例えば、営業職のインターンに参加する場合、コミュニケーション力や課題解決力のアピールが効果的でしょう。
企業が自己PRから何を聞こうとしているのかを押さえ、どのようにアピールすれば魅力的に映るかを考えてアピールしましょう。
2:実績ではなく過程を重視する
実績ではなく、過程を中心にアピールしましょう。
インターンや就活の本選考の自己PRでは、実績や活動そのものよりも過程が重視される傾向にあります。
どれだけ華々しい実績や成果を出してきたことをアピールしても、過程の説明が抜けていればあなた自身を評価できないからです。
また、どれだけ実績や成果が素晴らしくても、努力の過程が抜けていれば、再現性を評価してもらえないからです。
そのため自己PRでは、なぜそう思ったのか、なぜそのような状況に至ったのかなどの過程をしっかり伝えましょう。
「〇〇と思った結果、△△をして状況が変わった」などの過程を明確に伝えれば、具体的なスキルの評価につながります。
3:嘘や誇張はしない
自分をよく見せたいがために、自己PRで嘘をついたり、誇張したりするのは控えましょう。
嘘はほとんどの場合、ばれてしまいます。
書類選考ではばれなくても、面接などの選考で深堀りされた際に答えられなかったり、目が泳いでしまったりするとばれてしまいます。
嘘をついてしまってはあなたの印象が悪くなることは自明でしょう。
嘘はつかず、等身大のあなたをアピールしてくださいね。
4:必要なことに絞って書く
自己PRに限らずですが、エントリーシートは1から10まですべてを記載する必要はありません。
大切なのは「必要なことだけを必要な分だけ伝える」ということです。
というのも、インターンシップの採用・不採用は、面接を経て決まることが一般的です。
そして面接はエントリーシートに書かれている事をベースとして進められます。
つまり、自分のアピールポイントやエピソードに関する詳しい内容は、面接官に直接話すことができるのです。
面接官の方も、それを承知のうえで、エントリーシートで気になる部分を深堀りしてくれます。
具体的には、面接官に「『自己PRには〇〇の経験でリーダーシップを身に着けた』とありますが、どういった部分でそう感じましたか?」と深掘りをされます。
それに対し「エントリーシートに書いてある通りです」ではつまらないですよね。
エントリーシートは詳細に書きすぎず、必要なことを必要な分だけ伝えるということを意識して、自己PRを書いてみてください。
5:インターンにどう活かせそうかを書く
強みが複数あり、どの強みをアピールすべきかわからないという人もいるのではないでしょうか。
その際は、募集要項やインターンの内容を照らし合わせ、インターンに活かせそうな強みを伝えましょう。
具体的にどう強みを活かすのかを伝えることで、具体的で説得力のある自己PRになります。
6:強みを言い換える
ありきたりな強みをアピールすると他の就活生と差別化ができません。
そこでおすすめなのが、強みを具体的に言い換えたり、オリジナリティのある表現に変えたりすることです。
以下では強みの言い換え表現を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
- 分析力→物事をマクロとミクロの視点から観察できる
- 計画性→物事に優先順位をつけて行動できる
- 向上心→限界を定めず、常に挑戦していくことができる
- 協調性→周りに親しみやすさを与えられる
- コミュニケーション能力→周りと意思疎通し求められていることに応えられる
- 統率力→周りに良い影響を与え、協力して目標を達成できる
- プレゼンテーション能力→自信を持って良いものを周りに拡散できる
7:矛盾した表現がないようにする
ES(エントリーシート)には「自己PR」以外にも「志望動機」や「長所・短所」など複数の項目があります。
ES全体として一貫性がないと、チグハグな印象を与えてしまうため注意が必要です。
例えば、自己PRで「好奇心旺盛さ」をアピールしているのに対し、長所で「慎重さ」をアピールした場合、矛盾した印象を与えてしまう可能性があります。
矛盾した表現があると、企業は「この学生は嘘をついているのか?」と疑われてしまう恐れもあります。
ES全体を通し、一貫した内容をアピールすることを意識しましょう。
8:熱意を伝える
インターン選考では特に熱意が重視されるため、自己PRでもその熱意を効果的に伝えることが重要です。
具体的には、なぜそのインターンシップに参加したいのか、どのような学びや経験を期待しているのか、そしてそれをどのように自身の成長や将来のキャリアにつなげたいのかを明確に述べることが効果的です。
また、過去の経験や自己学習の取り組みを挙げ、インターンシップの課題に積極的に取り組む準備ができていることをアピールするのも効果的です。
熱意を伝える際は、単に「頑張ります」という言葉ではなく、具体的な行動計画や目標を示すことで、より説得力のある自己PRになります。
【インターンの自己PR】完成させるための6ステップ
インターンの自己PRを完成させるには、求められる人物像の理解から始め、自分の強みを効果的にアピールする流れが重要です。
以下の6つのステップに沿って作成することで、説得力のある自己PRが作れます。
ここでは、自己PRをしっかりと仕上げるための具体的なプロセスを解説します。
1.インターンで求められる人物像を理解する
まずは、インターンでどのような人物像が求められているかを理解することが重要です。
企業のホームページや募集要項、またインターンの仕事内容などを確認し、企業が重視するスキルや資質を把握しましょう。
例えば、チームワークを重んじる企業であれば協調性やコミュニケーション能力が重要視されるでしょうし、クリエイティブな仕事であれば発想力や自発性が求められます。
求められる人物像を理解することで、自己PRの内容をその企業に合ったものにすることができ、説得力が増します。
また、この段階で自分の経験とリンクさせやすいポイントを見つけておくと、自己PRの組み立てがスムーズになります。
2.自分の強みを一覧にする
次に、自分の強みをすべて挙げて一覧にし、自分のアピールポイントを明確化します。
この段階での目的は、自分の持つさまざまなスキルや経験を洗い出し、インターン先が求める人物像に合う強みを見つけやすくすることです。
例えば、「リーダーシップ」「課題解決力」「コミュニケーション力」などを具体的なエピソードとともに列挙してみましょう。
強みを一つずつ整理することで、インターンの自己PRに適したものをピックアップしやすくなり、自己分析にも役立ちます。
さらに、複数の強みが浮かび上がった場合には、それらを組み合わせてアピールすることで自己PRの独自性が高まり、他の応募者との差別化にもつながります。
この作業を通じて、今後の就職活動でも応用できる自己分析の基盤が作れます。
3.自分の強みの中からインターンで求められる人物像に合うものを選んで書く
一覧化した強みの中から、企業の求める人物像にマッチするものを選んで自己PRの冒頭で強調することが大切です。
この最初の一文が、選考担当者の印象に残るかどうかを大きく左右します。
例えば、チームワークが重視される企業なら「メンバーをサポートしながら成果を目指す力」などを選び、具体的なエピソードとともに述べましょう。
選んだ強みは、自分の経験に基づいて信頼性を高めるよう意識します。
また、この段階で「企業が求めている資質に応えられる人物だ」と面接官に感じてもらえるよう、インパクトのある表現を心がけると、自己PR全体の説得力が格段に増します。
選考担当者に「この人なら活躍できそうだ」と思ってもらうために、最初の一文を重要視しましょう。
4.その強みが分かるエピソードを書く
強みを裏付けるために、実際のエピソードを加えることで、自己PRの説得力が大幅に向上します。
単なる主張ではなく、具体的な経験を通して伝えることで、選考担当者はあなたのスキルや姿勢をイメージしやすくなります。
たとえば、「文化祭でリーダーシップを発揮してプロジェクトを成功に導いた経験」や、「アルバイトで目標を達成するために工夫を凝らしたエピソード」など、強みが表れる場面を具体的に説明すると良いでしょう。
時系列や5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)に沿って述べることで、わかりやすく伝えられ、面接官に印象を残すことができます。
エピソードの具体性が、自己PRをより効果的なものにするための重要なポイントです。
5.インターンでどうその強みを発揮するのかを伝える
インターンの自己PRでは、その強みをどうインターン中に発揮するかを具体的に説明することで、入社後の活躍がイメージしやすくなります。
たとえば、「インターンでは営業のサポート業務でリーダーシップを発揮し、チーム全体の目標達成に貢献したい」と述べることで、インターン中の積極的な姿勢が伝わります。
企業が求めるスキルと自分の強みが合致する点を示すことで、選考担当者も「この学生ならば短期間でも価値を提供できる」と感じやすくなります。
また、自分の強みが具体的な業務にどのように役立つかを伝えると、自己PR全体が実践的で説得力のある内容となり、面接官へのアピール効果が高まります。
インターンでの活躍を具体的に想像させる表現がポイントです。
6.完成した自己PRを添削する
最後に、自己PRを完成させたら、必ず見直しをして、誤字脱字や表現の確認を行いましょう。
書類の提出前に第三者に目を通してもらうことで、自分では気づけない改善点を見つけられることも多いです。
自己PRの文章が分かりにくい部分がないか、内容が具体的で簡潔にまとめられているかをチェックすることが大切です。
特に、文章のリズムや表現の自然さにも配慮し、読みやすい内容に仕上げるようにしましょう。
また、内容が不自然にならないようにしながらも、要点をしっかりと伝えることで、選考担当者にとってわかりやすく、印象に残りやすい自己PRとなります。
【インターンの自己PR】自己PRの構成
インターンシップの選考に通るために自己PRを作る際は、基本の構成を踏まえることが大切です。
就活で実際にエントリーする際の自己PRでも、同様の構成をとることがポイントになるため、事前の練習にもなります。
基本の構成を踏むことで、自分の強みが、相手に伝わりやすくなり、あなたの魅力をしっかり理解してもらえます。
基本の構成は、以下の流れに沿って書くことです。
- 結論
- 根拠となるエピソード
- エピソードで出た課題
- 実際に行動したこと
- 行動した結果どうなったか
- インターンでどう活かせるか
以上の順序で、自分の魅力をまとめていきましょう。
結論(アピールポイント)
相手に伝わる自己PRのポイントは、最初に結論から述べることです。
プレゼンなどの発表の場に慣れていない方にとっては、最初に結論なのと驚かれるかもしれません。
自分の考えを相手になかなか理解してもらえない人、意見を述べる際に上手くまとめることができない人ほど、「最初に結論から述べる」ことができていないものです。
そのため、だらだらと理由を述べて、なかなか結論にたどりつかず、相手に何を言いたいのか理解されず、とりとめのない話になってしまうのです。
まずは、自分の強みや魅力など伝えたいことを端的に述べてください。
これによって相手はあなたが何を言いたいのかを最初の段階で理解でき、話を聞こうという姿勢も整います。
結論があとになってしまうと何を述べたいのかが分からず、話を聞くのも疲れるものです。
最初にあなたの魅力を一言で述べ、選考担当者の興味を引き付けましょう。
根拠となるエピソード
次に最初に述べた結論を根拠づけるエピソードを伝えます。
ただ、「自分にはこんな強みがあります」と言っても、発言するだけならいくらでもできることです。
本当にその強みを発揮できるのかを納得してもらうために、具体的なエピソードを用意して、その概要を話します。
エピソードは「こんなこともありました。」「あんなこともありました。」と幾つも例を挙げるのではなく、一つに絞ってください。
学生時代の部活動やゼミ、サークルなどでの経験でもいいですし、アルバイトやボランティア活動、習い事など種類は問いません。
ただし、あなたの強みを発揮できる課題や問題、困りごとなどがあったエピソードを選ぶことがポイントです。
エピソードで出た課題
あなたの強みを発揮する前提となった課題を明確にしましょう。
たとえば、部活動のチームにまとまりがなかった、サークルで意見の対立が生じた、アルバイトの業務が効率的に進められずに困っていたなど、エピソードに選んだ内容で生じた問題や悩みなどを分かりやすく伝えます。
選考担当者はあなたのエピソードを聞くのも初めてですし、その場にいたわけでもありません。
初めて話を聞く人が、エピソードで語られる場面や問題が生じている状況をイメージできるように、分かりやすく、まとまりのある話に構成してください。
実際に行動したこと
生じた課題をどのように解決に導いたのかを次に伝えます。
当たり前ですが、誰か他の人が解決したのでは意味がありません。
自分が中心となり、最初に結論で伝えた強みを発揮して解決した内容を伝えることが必要です。
行動した結果どうなったか
自分が行動しただけで話を終えるのではなく、強みを発揮した結果、抱えていた課題がどうなったのかを伝えましょう。
ただ、行動しただけで終わってしまい、結果が分からないのでは話の説得力がありません。
自分の行動によってもたらされた結果を、簡潔に伝えましょう。
課題を解決し、成果が出せた内容がベストです。
そのため、エピソードを選ぶ際には、何らかの課題や問題が生じていており、課題を解決するためにあなたの強みを発揮できたこと、そして、成果が出せた体験をあなたの経験談から探すことがポイントです。
インターンでどう活かせるか
強みやスキルを伝えて終わるのではなく、インターンでどのように生かせるかまで伝えることが重要です。
締めの内容としては、まずは、エピソードから得た結果や成果から、あなたが学んだことや得たものを挙げましょう。
その学びや得たノウハウなどを、インターンシップで活かしたい、会社の業務に活かしたいという形で締めくくることがポイントです。
ここまで順序だてて述べていくことで、最初にあなたが結論として挙げたあなたの強みが、インターンシップでどう活かせるのかが伝わります。
すると、選考担当者としては、インターンシップで役立ちそう、活躍してくれそう、会社内や業務で生じている課題の解決に貢献してくれそうと感じ、あなたを選考対象にしたいと考えてくれるのです。
【インターンの自己PR】他の就活生と差別化するコツ
インターンの自己PRで他の就活生と差別化することは、選考突破のための重要なポイントです。
数多くの応募がある中で、いかに自分が印象に残る自己PRができるかが鍵となります。
ここでは、一般的な強みを避けることやキャッチコピーの活用、深掘り対策について具体的な方法を紹介します。
よくある強みは避ける
多くの就活生が「コミュニケーション能力」や「真面目さ」「責任感」といった強みをアピールするため、こうしたよくある強みは避けることが差別化のコツです。
もし他の就活生と強みが重なりそうな場合は、異なる表現や具体的なエピソードを取り入れることで、同じ強みでも違う印象を与えるよう工夫しましょう。
たとえば、「協調性」をアピールしたい場合、「多様な意見を引き出してチームを円滑にする力」と具体化すると、内容が一歩深まります。
また、自分ならではの視点や経験に基づいてその強みを説明することで、ありきたりな強みが独自のものに感じられるようになります。
他の就活生が使いがちな表現から一歩抜け出すために、細部にまでこだわって自己PRを練り上げることが重要です。
キャッチコピーを使ってアピールする
キャッチコピーを活用することで、面接官の印象に残る自己PRを作ることができます。
キャッチコピーは短く、強い印象を与える言葉やフレーズがポイントです。
たとえば、「挑戦を楽しむパワー」や「課題解決のプロフェッショナル」など、具体的なエピソードに基づいたキャッチフレーズを用いることで、自己PR全体がより一貫性を持ち、伝えたい強みが鮮明になります。
また、キャッチコピーの後には、その言葉を裏付けるエピソードや具体的な成果を盛り込むことで、単なるスローガンにとどまらない説得力のあるアピールが可能です。
キャッチコピーを取り入れる際は、自分の強みが際立つ言葉を選び、相手にインパクトを与えられるように工夫することが大切です。
面接で深堀された際の対策をする
インターンの面接では、エントリーシート(ES)に記載した自己PRの内容を深掘りされることが一般的です。
したがって、面接官からの質問に対して自分らしいアピールができるよう、深掘り対策が必要です。
たとえば、自己PRで「リーダーシップ」をアピールした場合、その経験をさらに詳しく掘り下げ、なぜその場面でリーダーシップを発揮しようと思ったのかを深く説明できるよう準備しておきましょう。
こうした対策により、面接での不意な質問にも冷静に対応でき、アピール内容が一貫したものになります。
また、友人や家族に面接官役をお願いして模擬面接を行うことも効果的です。
深堀りに対する対策ができていることで、面接全体に自信を持って臨むことができ、より強力な自己PRにつながります。
【インターンの自己PR】強み別!自己PR例文11選
これまで紹介してきた書き方のコツやおすすめの構成案を踏まえて、インターンシップの自己PRの例文を見てみましょう。
どこがアピールポイントなのか、どのように具体的なエピソードを述べているのか、それらをどうインターンシップでの貢献につなげているのかをチェックしてみてください。
良い例文を見ることは、自分の文章力を上げることにもつながります。
- 臨機応変に対応できること
- 主体性
- 行動力
- 計画性
- リーダーシップ
- 継続力
- 分析力
- チャレンジ精神
- 寄り添う力
- 育成力
- 協調性
例文1:臨機応変さ
私の強みは臨機応変に対応ができることです。
大学入学から現在までテイクアウト可能な飲食店にてアルバイトをしているのですが、お客様の注文は実に様々です。
最初はマニュアル通りの対応しかできなかったのですが、オペレーションのやりづらさを感じることもありました。
そこで店長にお客様からよくある要望を相談し、マニュアルを見直す事になりました。
結果として現場の判断でできることが増え、オペレーションの改善につながりました。
またお客様より「ありがとう!」と言っていただけることも増え、やりがいにもつながっています。
今回はアプリの開発というこれまでに経験のない分野ではありますが、顧客の要望に応えたいという対応力で、有意義な結果を出せればと考えています。
上記の例文では、まずアルバイトで経験したエピソードを引用しているため、アピール内容がより伝わりやすくなっています。
さらに問題に直面→改善策を実践という流れもしっかりしており、採用担当者はすぐに内容を把握できます。
問題があり大変だったところを改善したことで顧客から感謝されたという点も、採用担当者に好印象を与えるポイントです。
飲食店のアルバイトとアプリ開発という縁のない分野同士でも、問題解決力や要望に応えたいという姿勢が効果的に伝わります。
アルバイトを通じて、自分が行った多少の工夫や発言が、大変だった問題やトラブルを解決したというケースは意外に少なくありません。
アルバイトをしている人やしたことがある人なら参考にしやすいため、臨機応変な対応力をアピールしたいときは積極的にチェックしてみましょう。
例文2:主体性
私の強みは主体性があることです。
私は、学生時代、バドミントン部の部長を務めていました。
大会で入賞することを目標に活動していました。
部長になった当初は、どうやって部活をまとめたらいいのかわからず、チームのやる気を維持できず、成績もあまり残せずにいました。
そこで私は、普段よりも積極的に声出しをしたり、練習には誰よりも先に来て部活の準備などをすることで、周囲を巻き込んで、部活全体のモチベーションを維持することに成功しました。
最終的に、大会では3位という結果には終わりましたが、周りを巻き込んで成功を収めるという貴重な経験になりました。
入社後は、この経験を活かし、学生だけでなく、社員の方々までを巻き込み、積極的に仕事に取り組んでいきたいと考えています。
主体性は自己PRとしてアピールしやすいことですが、ただ主体性があるとだけ伝えると、内容の薄さが気になってしまいます。
しかし上の例文では、部活のエピソードを取り入れ、なぜ主体性があるといえるのか丁寧に説明しているのがポイントです。
さらに文章の前半と後半でリーダーとしての成長も感じられるため、主体性だけでなく向上心や成長意欲の高さも評価してもらえる可能性があります。
アルバイトと同様に、部活やサービス活動は、学生時代に多くの人が経験することです。
そのときのエピソードは、インターンの自己PRにも引用しやすいため、ぜひ参考にしてみましょう。
例文3:行動力があること
私の強みは行動力があることです。
私は、昔から、海外に興味があり、就活では海外に関われる仕事ができる企業に就職したいと考えています。
私は、英語力を高めるためには、海外に行くのが一番効果的だと考え、高校、大学時代にオーストラリアに留学に行きました。
現地の人と積極的にコミュニケーションを取ることで、日常会話程度なら、現地の方たちと話せるまでに成長することができました。
この経験と英語力を活かし、慣れない仕事にも率先して、積極的に取り組むことで、御社に貢献できると考えています。
行動力も主体性と同じく、自己PRとしてアピールしやすい傾向にあります。
行動力に自信のある人は、上の例文のように、自分自身の過去の経験を交えて伝えると良いでしょう。
過去の経験や昔からの興味関心、引用しているエピソードに一貫性があるため、説得力が高いのがポイントです。
興味関心に従って行動した結果、スキルの成長が見られるため、行動力の高さや好きなものに対する熱意は評価してもらえるでしょう。
慣れない仕事が来ても一生懸命こなしてくれそうだ、という良いイメージにもつながります。
例文4:計画性
私の強みは「計画性を持って行動できること」です。
私は小さくても常に目標を設定するようにし、達成に向けて動くように意識しています。
学生時代、私は学園祭の実行委員会を担当していたのですが、作業量は非常に多く、先輩によればすべてこなすには長い日数がかかるとのことでした。
そこで私は1日ごとに作業ノルマを決め、作業するときも、学校の時間割のように細かいスケジュールを決めるようにしました。
その結果すべての作業を前倒しで終えることができ、先生やほかの実行委員からは非常に感謝されました。
この経験から、計画性を持って行動することは、私にとって大事な指針となっています。
この成功体験を活かし、たくさんの業務をこなさなければならない場面でも計画的に行動することで、御社に貢献できると思っています。
上記の例文では、計画性を持って行動した結果、作業量が多いという、大変な状況を乗り越えたというエピソードを取り入れています。
たくさんのタスクを計画的にこなせる能力は、実際に入社後も大いに求められる能力といえます。
そのため、計画性を自己PRでアピールすることは効果的です。
計画的に作業をこなすうえで何をしたのか、エピソードから伝わってくる対策もわかりやすいでしょう。
また、真面目に作業をコツコツこなせるという真面目さ・勤勉さも、評価につながってくるはずです。
例文5:リーダーシップ
私の強みは、リーダーシップがあることです。
アルバイトをしていたスーパーでは、歴が長いこともあり、アルバイトリーダーを任されていました。
以前の現場では、レジ打ちのミスが多く、私はアルバイトたちでできることはないか考えました。
そこで、本来はルール化されているにもかかわらずあまり徹底されていない声出し確認をしっかり徹底することにしました。
はじめのうちは私しか行っていなかった対策でしたが、私はリーダーとしてアルバイト一人ひとりに声掛けし、最終的には声出し確認を浸透させることができました。
その結果、全体的にレジ打ちのミスも減り、業務をスムーズに行えるようになりました。
入社後にはこの成功体験からリーダーシップを発揮し、チームの力を強められるよう貢献したいと考えます。
上記の例文では、シンプルにリーダーシップが強みだと伝えたうえで、エピソードで内容を掘り下げているのが特徴です。
リーダーを任されているとはいえ、自分一人で行動し始めて、現場の空気を変えていくことは難しいことです。
そういった貴重な成功体験をエピソードを交えて具体的に伝えられれば、好印象につながるのは間違いないでしょう。
あわせて問題解決能力を持っていることや、自分一人からでも改善に向けて動こうとする度胸や芯の強さなども、評価につながるはずです。
例文6:継続力
私の強みは継続力だと考えています。
中学1年生の頃から現在まで、部活動で野球を続けていました。
私は中学生の頃はなかなか試合に出ることができませんでした。
そのため、高校時代はレギュラーとして試合に出場することを目標に取り組んでいきました。
所属していたチームは打撃の弱さが問題になっていたため、日々の練習以外にも朝と夜に1時間ずつ、計2時間の打撃練習を行いました。
これを1年間続けた頃から、練習や練習試合での打撃の結果が大幅に向上し、高校2年生の頃からレギュラーとして試合に出場することができました。
それ以降も打撃練習は続けており、大学生の今でもレギュラーとして試合に出場しています。
このような経験を活かし、入社後に難しい業務やプロジェクトを行うにあたって、私の継続力を活かして、成果が出るまでコツコツと取り組むことで御社に貢献できると考えています。
上記の例文では、中学から大学まで長期間取り組んだ野球部の活動を用いています。
継続力をアピールする際は、具体的に長期間取り組んだ経験のアピールが有効です。
また、誰かに言われて働きかけたのではなく、自分で考え主体的に行動した経験をアピールすることで、企業にあなたが入社後に活躍すビジョンを想像させることができます。
上記の例文では、野球部として長期間取り組んだ経験を入れており、またレギュラーを勝ち取るために自主練習など主体的に行動したことがアピールできているため、評価は高くなります。
- 長期間取り組んだ経験
- 主体的に取り組んだ経験
の2つを意識して、継続力をアピールしましょう。
例文7:分析力
私の強みは分析力です。
私はコンビニで働いているのですが、毎年冬の売上が他店舗に比べ20%ほど低い状態になっていました。冬の売上をあげるために、他店舗と比較しながら売上の分析を行っていきました。
分析を進めていくと、飲み物の売上の差が大きいことが分かりました。冬の時期は温かい飲み物の需要が増えるのですが、当店では温かい飲み物のコーナーが入り口から見えていないため、温かい飲み物の売り上げが伸びていないと考えました。
温かい飲み物のコーナーを入口からまっすぐに見えるところに配置をした結果、前年度と比べ、飲み物の売上を30%向上させることに成功しました。
入社後には私の分析力を活かして、マーケティングの事業部での市場分析で貢献できると考えています。
分析力はどの企業でも重宝されるスキルの1つです。
例えば、自分の現状を分析し、改善のために行動できる人材は高く評価されます。
自己PRで分析力をアピールするときは、実際に分析を行って課題を解決した経験を入れることが有効です。
また分析結果を数字などを用いて客観的に表すことで、説得力が増します。
例文では「飲み物の売上が低い」という課題を解決した経験を用いており、施策後の売上を数字で表すことで、説得力を持たせています。
分析力をアピールできれば、入社後も課題を解決する力を持っていそうだな、と良い評価を受けるでしょう。
例文8:チャレンジ精神
私の強みは積極的なチャレンジ精神です。
何事も無駄な経験はないと考えており、失敗も恐れず果敢にチャレンジします。
ミスや失敗もその後の人生や仕事に活かせると考えています。
大学では学園祭の実行委員になり、有名な若手起業家に講演を依頼しようと奔走しました。
忙しい方で地方の大学には来てくれるはずがないと、他の実行員からは冷ややかな目で見られました。
ですが、その方の話を聞くことは地方大学の学生にとって大きな刺激となると考え、その想いをメールに託して伝えるとともに、企画書を作成してメールに添付して送ってみたのです。
すると、君は面白い、いい企画だからぜひ協力したいと返事をいただき、企画の実現に至ったのです。
インターンシップでは商品開発のシミュレーションを体験させていただけるとのことで、大変楽しみにしております。
失敗からも学ぶというチャレンジ精神と、目的を成し遂げるための手段を考える柔軟な発想力やあきらめない性格、企画力を試してみたいと考えております。
チャレンジ精神は、熱意や成長意欲をアピールできる強みです。
目標に向かってどのように行動をしたのか、わかりやすく説明できている点がポイントです。
最初から無理だと諦めるのではなく、実際に思いをメールにして送ってみたという行動が分かりやすく説明されている点が高評価を受けることでしょう。
理想が高く何も努力をしていないような人は、チャレンジ精神をアピールしても良い印象を与えることはできません。
しかし、この例文の人は実際に行動に移しているので、良い印象を与えられる可能性が高いです。
例文9:寄り添う力
私の強みは他人に寄り添い、その人の立場に立って考えられることです。
私は大学進学後すぐ、家庭教師のアルバイトをはじめました。
その生徒の中に発達障害と思われる傾向がある生徒がいました。
ですが、普通学級に通っており、そうした問題は認識されていません。
一般的な生徒なら数分で解ける問題も、3倍くらいの時間がかかり、前回説明したことも「何だっけ、何だっけ」と言いながら考え込むことが多かったのです。
そのため、手に負えないとか、彼と対応するのがイライラすると匙を投げる学生アルバイトが多かったと聞いています。
ですが、私はその生徒と、生徒を心配してどうにか勉強を追いつかせたいと考えるご家族の希望にとことん寄り添おうと決めました。
どうやったらその生徒の理解がしやすいのか、さまざまな角度からわかりやすいたとえ話や、印象に残りやすそうな話を考えて、インプットしやすいように試みました。
また、途中で考えをさえぎったり、解答を教えたりしてしまうのではなく、思い出して答えが出てくるまで、ひたすら待つことをしてみたのです。
すると、次第に記憶することが増えてきて、解答するスピードも少しずつ上がってきたのです。
無理だと思われていた高校合格も叶い、自分でも達成感が得られました。
インターシップでは顧客対応にチャレンジさせてもらえると聞き、お客さまの気持ちに寄り添い、問題を解決できるよう自分の強みを発揮したいと考えています。
他人に寄り添う力は、チームワークを高めることはもちろんのこと、組織の良い雰囲気を保つことにも役立ちます。
この人の場合は、大変な生徒と関わる際にもとことん寄り添うと決め、どうすればその生徒が理解しやすいのか工夫を凝らしています。
実際にどのような取り組みをしたのかが非常に分かりやすく説明されているので、企業の採用担当者も好印象を受けることでしょう。
例文10:育成力
私の強みは人の長所と短所を分析して活かせる力です。
私は小学校の頃からずっと野球を続けてきましたが、小学生のチーム時代からキャプテンを務めてきました。
試合に出る9人、ベンチ入りするメンバーはもちろん、高校時代には30人あまりのメンバーをまとめる役割を果たしてきました。
30名の中でも試合に出場できるのは9人だけです。
学年や経験、能力も異なる一人ひとりが常にモチベーションを失わず、高いレベルを目指して練習に取り組めるよう、一人ひとりに目を配ってきました。
レギュラーメンバーだけでなく、誰一人として必要ないメンバーはいないことを理解してもらうことが、チームの団結力や強さにつながると考えたからです。
一人ひとりの強みと弱点をノートに書き、どうすれば弱点を克服できるかのアドバイスと、強みを伸ばし、チームに貢献できるための秘訣を書いて一人ひとりに手渡しました。
甲子園の切符を手にする地方大会で、レギュラーメンバーが故障するアクシデントが起きたのですが、他のメンバーがしっかりと育っていたので準決勝まで勝ち進めたのがいい思い出です。
ノートのアドバイスが役立ったと感謝されたときは、とてもやりがいを感じました。
インターシップでは多くの人と仕事をする機会に恵まれると思いますが、一人ひとりの個性や強みを理解し、チームプレーで成果を出したいと考えています。
育成力をアピールすることで、コミュニケーション能力はもちろんのこと、観察力など様々なスキルを同時にアピールすることができます。
ただし、上から目線にならないことが重要です。
どうしたら相手のためになるかを考え、行動してきたことをアピールしていきましょう。
この例文では、キャプテンとして試合に出られないメンバーにも寄り添ったポイントや、どうすれば弱点を克服できるかアドバイスした点など、上から指導するのではなく同じ目線でサポートしたことが説明されているので、非常に印象が良いです。
例文11:協調性
私の強みは、周囲と協力しながら成果を出すために動ける「協調性」です。
大学のゼミ活動では、5人のメンバーと共に地域課題の解決策を提案するプロジェクトに参加しました。
メンバーの性格や得意分野が異なるため、当初は意見が対立して議論が停滞することも多く、プロジェクトの進行に支障が出ていました。
そこで、私はファシリテーター役を務め、意見交換の場を設けて各人が持つ強みやアイデアを引き出すことに力を入れました。
また、定期的に全員で進捗を共有し、目標達成までのスケジュールを再調整するなど、意見の調整やサポートにも積極的に取り組みました。
その結果、メンバー全員が自分の役割を理解し、協力し合う体制が整い、プロジェクトを無事に完了させることができました。
今後も、この協調性を活かし、貴社のチームに貢献したいと考えています。
協調性をアピールする際には、チームで成果を上げたエピソードを取り上げましょう。
そのない、あなた自身は周囲とどのように協調し、どのような立場と役割で成果に貢献したのかを伝えるようにしましょう。
それによって、あなた自身がどういった価値観で協調性を大切にしているのかが伝わります。
【インターンの自己PR】文字数別!自己PR例文10選
ここからは文字数別のインターンの自己PRの例文をいくつか紹介します。
自分のエントリーする企業のして文字数と近しい文字数制限のものを参考にしてみてください。
100文字の自己PR例文
私の強みは「粘り強さ」です。
課題に対して最後まで諦めず取り組む姿勢を持っています。
インターンでは、この粘り強さを活かし、困難な状況でも柔軟に対応し、目標に向けて貢献したいと考えています。
200文字の自己PR例文
私の強みは「柔軟性」です。
状況の変化や新たな課題に対して迅速に適応し、必要に応じて対応を切り替えられる点が強みです。
大学でのグループワークでも、他メンバーの意見や進行状況に応じて役割を調整し、チーム全体がスムーズに成果を出せるようサポートしました。
インターンでは、この柔軟性を活かし、急な変更や新たなタスクにも積極的に対応し、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
300文字の自己PR例文
私の強みは「リーダーシップ」です。
目標達成に向けてメンバーの意見を尊重しながら全体をまとめる力があり、状況に応じて自らが先頭に立つこともできます。
大学のゼミ活動で、3か月間のプロジェクトのリーダーを任された際、メンバーそれぞれの強みを活かせるよう役割を分担し、進捗状況を定期的に確認する体制を整えました。
また、チーム内で意見が対立した際には、全員が納得できるように議論を促し、調整役も務めました。
その結果、メンバー全員が意欲的にプロジェクトに取り組み、目標を達成することができました。
インターンではこのリーダーシップを活かし、メンバーと協力して成果を出せるよう積極的に貢献したいと考えています。
【インターンの自己PR】NG例文も紹介
前段では、インターンの自己PRPRの例文を紹介しました。
NGな自己PRには以下の特徴がみられます。
- 内容がふわっとしていて、抽象的
- 問題解決の過程が見えない
- ただエピソードを話しているだけで結論が伝わってこない
- ありきたりな強みで差別化できていない
- 結論のみで深堀りされていない
- 会社に対しての採用メリットを提示できていない
ここでは、自己prのNG例文を紹介していきます。
NG例文とNGポイントを知ることで、自分で自己PRを考える際の参考に見てみてください。
以下の順番で解説していきます。
- 抽象的な内容の例文
- 強みが差別化できていない例文
- 具体性がない例文
それぞれ詳しく見ていきましょう。
NG例文①:抽象的な内容の例文
私は、居酒屋でアルバイトをしていました。
私は、収益を上げることを目標に仕事に取り組みました。
お客様の立場に立つことが、重要だと考えた私は、料理やドリンクの提供スピードを速めることで収益向上に貢献しました。
NG例文②:強みが差別化できていない例文
私の強みは、計画性があることです。 大学受験で一年間の勉強の計画を立てることで、効率的に勉強することができました。 入社後は、仕事を計画的に行うことで、会社に貢献していきたいと考えています。
木下恵利

この例文のNGポイントは、ありきたりな強みのせいで他の学生と差別化できないという点です。「計画性」は多くの学生が自己PRの題材に選ぶ内容なので、書く際には工夫が必要です。具体的には、「私の強みは、PDCAサイクルを回し、物事を効率的に進めることができrことです。」という風に、表現方法を工夫することで他の学生と差別化することができます。
NG例文③:具体性がない例文
私の強みは、向上心があることです。
この強みを活かし、入社後は、自分の仕事に積極的に取り組み、会社に貢献していきたいと考えています。
木下恵利

この例文のNGポイントは、結論が書かれているだけで、具体的に自分がやったことが全く伝わらないという点です。先述したように、面接官が知りたいのは、学生の人柄なので、自分が取り組んだ内容を具体的に書き、自分をアピールすることが重要です。
【インターンの自己PR】面接での自己PRのポイント
ここでは自己PRをどのように伝えればいいのかについて解説します。
エントリーシートに書くのと、面接で話すのは意識すべきポイントが異なります。
丸暗記で話さない
面接では「コミュニケーションを取っている」事を意識して取り組みましょう。
そのため、自己PRを丸暗記する事はおすすめしません。
丸暗記している場合は大抵面接官に気づかれますし、一方的に話しているようになり、「コミュニケーションがあまりとれない人なのかな」という印象を持たれてしまいます。
そのため、大事な要点だけを覚えるようにし、それ以外のつなぎの部分はコミュニケーションを取りながら、自然体で話せるようにしましょう。
深掘り質問への回答を用意しておく
最後に、深掘り質問への回答を準備しておきましょう。
下記の深掘り質問一覧を見て、しっかりと回答を練っておきましょう。
伝えたエピソード、その学んだ内容からさらにどんな行動をしてきたかを問われることがあります。この回答を用意するためには、自己分析の段階で自身の強みが発揮されたエピソードを複数用意しておく必要があります。話すエピソードを一つに絞ることも大切ですが、ほかのエピソードを問われた際にもスムーズに回答できるよう、自己分析と文章作成を行っておきましょう。
取り組んだ内容でなく、その動機について聞かれることがあります。この質問からは、あなたのモチベーションの源泉、行動力の源となる部分について知ることができます。あなたがどういった理由で行動したのか、また、インターンでも積極的に行動を起こすことができることを示しましょう。
この質問では、あなたの価値観を明らかにしようとしています。インターンでは、多くの企業が早期選考の案内を出しています。つまり、インターンに来る人材に対しては採用までを視野に入れているということです。より自社の価値観に近い人材をインターンに呼ぶために、価値観を聞きたがるのです。この質問には、しっかりと企業理念や働いている人の価値観を知っておき、それとマッチする自身の価値観をアピールしましょう。
課題発見力が明らかになる質問です。活動の中でどんな課題を見つけたか、その視点や考え方を知るための質問ですので、あなた自身がどういった役割と視点で課題を発見することができたか答えましょう。この際、誰かのせいにするなど、他責的な課題を挙げることは避けましょう。客観的な視点での課題を挙げられるよう、回答を準備してください。
課題に対しての行動力を知るための質問です。インターンには多くの学生が参加しますが、その中でどれだけ主体的に行動・発言できるかが重要になります。また、大々的にインターンを募集する大手企業などはそれができる人材を求めています。あなた自身の取り組みを伝え、課題に対して能動的に行動できる人材であることを示しましょう。
経験からの学びをどうとらえているのかを聞いています。この回答は、正直にあなたの感じた通りに答えて構いません。しかし、企業の考え方と大きくずれる場合や、品性を欠く回答にならないようにだけ注意しましょう。
入社後の将来委ビジョンにつながる質問です。インターンの選考時点でこの回答を完璧にしておく必要はありませんが、答えられるほうが好印象です。企業はインターン参加者に早期選考の案内を出す場合も多く、志望度の高い学生が集まってくれることを望んでいます。可能であれば、自身の強みと企業の業務内容を把握し、どのように働いていきたいのか、強みを活かすのか話せるようにしておきましょう。
日ごろから大切にしている価値観や人柄についての質問です。インターンの選考は、採用の0次選考のようなものです。企業も自社にマッチした人間性の学生を呼びたいと考えています。企業分析を怠らずに行い、自身の価値観と重なる部分をアピールできるように回答を準備しておきましょう。
【インターンの自己PR】自己PRは見直しが大事!
自己PRを作成したら、第三者の目でチェックしてもらいましょう。
客観的な目で見ることにより、文章のわかりにくさや内容の矛盾点などが見えてくるからです。
チェックしてもらう人としておすすめなのは
- 就活エージェント
- 大学のキャリアセンター
- 社会人(OBOG訪問)
上記の3つになります。
友だち同士でチェックするよりも、的確なアドバイスがもらえるでしょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
就活エージェント
まず、1つ目におすすめなのが、「就活エージェント」を利用することです。
就活エージェントを使うことで、就活のプロにマンツーマンで相談に乗ってもらうことができ、不安を解消することができます。
また、就活全般のことなら、なんでも相談に乗ってくれるので、就活に関する不安を抱えている方や、1人じゃ不安な方におすすめです。
以下のボタンから就活エージェントを利用できるので、ぜひ使ってみてください。
大学のキャリアセンター
2つ目におすすめなのが、「大学のキャリアセンター」を利用することです。
就活エージェントと少し、似ていますが、自分の通っている大学で相談に乗ってもらえるので、気軽に利用できるというメリットがあります。
自分の大学のサイトから、キャリアセンターを利用できるので、「就活エージェントを使うのは嫌だな」という方はという方はぜひ利用してみてください。
社会人(OBOG訪問)
最後に、社会人(OBOG訪問)するのがおすすめです。
OGOB の方たちは、実際に企業の面接を通過し、入社しているので、より具体的な回答が期待できます。
また、面接で気を付けた方が良いポイントや質問内容なども教えてくれるかもしれないので、OGOB訪問をしてみるのも1つの手です。
以下の記事では、OGOB訪問について詳しく解説しているので、訪問を考えている方はぜひ、参考にしてみてください。
【インターンの自己PR】自己PR動画の攻略のコツ
近年、インターンシップの選考過程で自己PR動画の提出を求める企業が増えています。
ここでは、効果的な自己PR動画を作成するためのコツを解説します。
適切な環境設定、話し方の工夫、そして基本的なマナーの遵守により、印象に残る自己PR動画を作成し、インターンシップ選考での成功確率を高めることができるでしょう。
環境を整える
自己PR動画の質は、撮影環境に大きく左右されます。
音声、照明、背景などは、動画の雰囲気を形成する重要な要素です。
まず、音声については、周囲の雑音が入らない静かな場所で撮影することが大切です。
必要であれば、外付けマイクを使用して音質を向上させるのも良いでしょう。
照明に関しては、顔が明るく見えるよう、自然光や室内灯を適切に配置します。
逆光になると表情が見えにくくなるので注意が必要です。
背景は、整理整頓された部屋や無地の壁が望ましく、視聴者の注意を散漫にさせないようにします。
また、カメラの位置も重要で、目線が少し上向きになるよう設定すると、より自信に満ちた印象を与えることができます。
ゆっくりハキハキと喋ろう
自己PR動画では、話し方が重要な評価ポイントとなります。
面接官は1日に多くの動画を視聴するため、聞き取りづらい説明は大きなストレスとなり、マイナスの印象につながる可能性があります。
そのため、ゆっくりとはっきりと話すことを心がけましょう。
また、重要なポイントでは少し間を置くことで、聞き手の理解を促進することができます。
さらに、表情や姿勢にも注意を払い、カメラ目線を維持しながら、適度に表情を変化させることで、エネルギッシュで熱意のある印象を与えることができます。
ジェスチャーを使用する場合は、大げさにならない程度に抑えめにすることが重要です。
練習として、自分の動画を録画して見直し、改善点を見つけることも効果的です。
あいさつを忘れずに
自己PR動画において、冒頭の挨拶と締めくくりの挨拶は非常に重要です。
冒頭の挨拶では、「お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます」など、面接官への感謝の言葉から始めるのが良いでしょう。
本題に入る前に、「これから自己PRをさせていただきます」など、内容の予告を入れるのも効果的です。
締めくくりの挨拶では、「以上で私の自己PRを終わらせていただきます。ご視聴ありがとうございました」など、感謝の言葉とともに明確に終了を示します。
また、インターンシップへの意欲を改めて述べるのも良いでしょう。
このように礼儀正しさと熱意を示すことで、好印象を与え、インターンシップ選考での成功確率を高めることができます。
【インターンの自己PR】その他のインターンシップ選考対策
自己PR以外にもインターン選考では様々な質問がされます。
選考対策の参考になる記事を以下でご紹介いたしますが、そのほかに就活エージェントもオススメしております。
「ジョブコミット」ではインターン情報のご案内から選考対策、その後の就職活動まで総合的にあなたの就職活動をサポートいたします。
プロと一緒に就職活動を進め、最速で内定獲得を目指しましょう。
頻出の質問対策の記事をこちらにまとめているので、ぜひ見てみてください。
ガクチカ
長所
短所
大学を選んだ理由
インターンの志望動機
業界の志望理由
インターンで学びたいこと
逆質問
まとめ:インターンシップでライバルたちに差をつけよう
インターンシップの自己PRについてポイントや具体的な書き方を見てきましたが、イメージはつかめましたか?
インターンシップに参加し、働く現場をその目で見るという事は、今後の就職活動を進めてゆく上で、非常に役立つ貴重な経験です。
しっかりとした自己PRを作成し、ぜひインターンシップへの参加を目指してください
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
この例文のNGポイントは、自分がしたことが書いてあるだけという点です。このままだと、抽象的な文になってしまうので、「なぜその考えに至ったのか」や「課題解決の過程についてなど」自分が取り組んだことを具体的に書くことを心がけましょう。また、結論が書かれていないこともNGポイントです。結論が書かれていないと、面接官に自分が伝えたいことがなかなか伝わらず、ストレスを与えてしまいます。