面接は会場に入る前から始まっている!面接前の受付のマナー

面接は会場に入る前から始まっている!面接前の受付のマナー

はじめに

書類選考に通って面接へと進むのは、とても嬉しいことです。

一方で一次面接を通らないと次の段階には進めませんし、最終面接であれば、それを突破しないことには内定がもらえません。

とても緊張して、前の日から不安を抱えている方も多いことでしょう。

面接できちんと受け答えができるかといった中身の部分も大切ですが、面接会場に無事に到着できる準備は整っているでしょうか。

面接は実際の内容だけでなく、その前から始まっているといっても過言ではありません。

社会人としてわきまえなくてはならないマナーを理解しているか、実践できるかが問われています。

面接に遅刻したり、日時や会場を間違えたりしないように、しっかりと管理を行い、余裕を持って来場することが大切です。

ここでは面接の合否にも影響しかねない、面接前の受付のマナーについてご紹介します。

面接は受付から始まっている

面接は受け答えが大切と、想定される質問に対する答えを事前にしっかりと準備して臨む方がほとんどだと思います。

では、面接に行くための準備はそれだけでいいのでしょうか。

スーツも整えたし、当日のヘアスタイルや持ち物なども万全、後は当日、会場に向かうだけと自信満々の方もいるかもしれません。

では、日時と場所の確認はできていますか。

複数の企業の面接が重なっている方などは日時を間違って記録してしまう場合やスケジュールを見逃してしまう危険性もあります。

また、約束の日時に会場にスムーズに到着するための鉄道やバスなど、ルートの管理や乗換え場所の確認、電車やバスの発車時間や到着時間もしっかりと確認しておきましょう。

会場には余裕を持って到着しなくてはなりません。

万が一、遅刻した場合やすでに面接の順番が過ぎていたら大変です。

特に初めて行く場所は迷うことや時間が読めない場合もあるので、余裕を持ったルート設定とスケジュール設定が必要です。

特にバスやタクシーを利用する場合、道路の混雑状況が読みにくいので、大幅な余裕時間を充てることが必要になります。

無事に到着できれば問題ありませんが、遅刻したりすれば、社会人としてなっていないとチェックが入ります。

社会人として求められるマナーやスケジュール管理力などが、面接前からチェックされていると捉えましょう。

だからこそ気を付けておきたい、面接の受付のマナーや気を付けたいことを詳しくご紹介します。

面接の受付マナー

面接会場に着いたら受付で来場したことを確認し、本人確認などをしなくてはなりません。

どのような会場でどのような受付をするのかにもよりますが、担当者が面接に訪れる人のリストを用意して待っています。

受付の人だから優しく接してくれるとか、丁寧にサポートしてくれるなどと思っていないで、社会人としてどう見られているかを意識しましょう。

入社後に取引先を訪れたる際や顧客訪問をする際のことを想定して、どんな振る舞いができるのかチェックされていることもあります。

面接は会場に入る前から始まっていると意識して、面接を受ける前の受付のマナーから習得してください。

身だしなみはビルに入る前にチェックは終わらせる

まず、身だしなみのチェックはビルに入る前の段階で済ませておきましょう。

時期が冬場や春先でコートを着ている場合には、必ず、ビルに入る前に脱ぎ、軽くたたんで腕にかけるなり、持参した大きめのバッグなどに入れて邪魔にならないようにしましょう。

風が吹いている日などは髪が乱れてしまっていないか、手鏡をそっと出してチェックします。

夏場など汗をかいたときにはハンカチやタオルで汗をぬぐい、清潔感と清涼感を持って会場に臨むようにしましょう。

受付の呼び出し方

大企業などでは面接会場に受付デスクなどが用意されて、担当者がリストをチェックするなどの対応が採られます。

これに対して中小企業やベンチャー企業など面接をする人数が限られているケースや、当日の面接者の人数が少ない場合などは、一人ひとりが案内された時間までにビルやオフィスへと赴き、受付を呼び出す必要があります。

企業によって呼び出しの仕方が異なっているので、よくあるパターンを知って、どのように呼び出すかをシミュレーションしておくと安心です。

呼び鈴やブザーが用意されていて、ベルを鳴らして受付の方を入り口まで呼び出すパターンがあります。

その際は何度もガンガン鳴らすのではなく、一度押して担当者が現れるのを待ちましょう。

なかなか現れない場合は、もう一度押して様子を見ます。

よくあるケースはビルの入り口のインターフォンを鳴らして、オフィスからの応答を待つケースと、オフィスの入り口まで行き、用意されている社内電話を使って呼び出すケースです。

インターフォンの場合は、オフィスの入っている部屋番号などを押して呼び出しボタンを操作します。

電話の場合は簡単な案内が出ているので、それに従い、指定された内線ボタンなどを押して応答を待ちます。

受付の際の挨拶例

インターフォンや電話で応答があった場合には、面接の約束時間と名前を告げ、用件を簡単に伝えましょう。

たとえば、「本日〇時に面接のお約束をさせて頂いております、××大学の△△と申します。人事担当の□様とお約束しております。」といった形です。

受付デスクが設けられていて、到着順に受付が行われている場合には、列に並び、順番が来たら「〇時に面接を受ける××大学の△△と申します。」とあいさつし、必要に応じて本人確認書類や面接の案内状などを提示しましょう。

面接の受付で気になるポイント

面接は何度経験してもドキドキするものです。

いくつかの企業で面接を経験し、模擬面接などで面接対策のシミュレーションをしたとしても、どの企業もはじめての場になります。

どんな場所でどんな人が対応してくれるのか、どんな雰囲気なのか不安で仕方ないのではないでしょうか。

しかも、はじめて行く場所やあまり行ったことがない場所では、無事に時間までに行きつけるかも不安になります。

その日はその面接だけなら、余裕を持って出かければいいだけですが、多くの就活生は会社説明会や適性検査、他の企業の面接など1日のスケジュールが立て込んでいる方も少なくありません。

ギリギリの時間で動いている方も多いので、約束の時間に間に合うか不安な方もいるかもしれません。

どちらも優劣が付けられないと悩んでいる方は、万が一、遅れそうになった場合や本当に遅刻してしまった場合のことも考えて、事前にどうすべきかを考えておきましょう。

スケジュールが詰まっている方はもちろんですが、バスや車での移動で時間が正確に測れないケースもあります。

また、鉄道の利用であっても、車両故障や人身事故、災害などのトラブルで鉄道が止まってしまうことも少なくありません。

車内に取り残される場合や代替輸送を利用して迂回しなくてはならないケースも考えられるので、万が一の場合の対応を事前に準備しておきましょう。

受付時間をする時間は面接の何分前?

時間の余裕があるなら早めに到着して、近隣の商業施設などを利用してトイレに行くことや身だしなみを整えるなどすることもできます。

会場や受付デスク設定、個人面接なのかグループ面接なのかによっても、受付のスタイルが異なるので、その状況も踏まえて、到着できるようにしましょう。

たとえば、グループ面接や大企業の面接などで面接会場の待合室などで順番を待つ場合には最低でも面接開始時刻の15分から10分前には到着して受付を済ませたいところです。

各企業のオフィスで個別に面接が行われる場合には、あまりに早く到着しても、担当者が忙しくて対応できない場合や待合スペースもないまま待つことになることもあり得ます。

こうしたケースでは10分から5分前に受付をするのがベストです。

3分前、1分前となってくるとギリギリで動いている感じや、ともすると時間に余裕を持たずに動くタイプかと思われてしまうこともあるので注意が必要です。

とはいえ、交通事情やその他の面接が押してしまったなど、ギリギリになってしまうことが致し方ないケースもあることでしょう。

その際には焦らず、1分前でもいいので間に合うように駆け込みたいものです。

小走りで滑り込むのはいいですが、受付の前には一呼吸置いて、焦っている様子や走り込んできたことがわからないよう、平常心であいさつをするようにしてください。

遅刻した際の受付のやり方

もし、遅刻してしまった場合や、このままでは明らかに遅刻という場合にはどうすればいいのでしょうか。

交通機関のトラブルや、直前の面接や会社説明会などが押してしまい、遅れそうという場合には遅刻する前に電話などで連絡を取るのがベストです。

交通トラブルなど致し方ない理由なら、企業側も時間を遅らせることや到着次第時間を設けるなどして対応してくれます。

一番困るのは朝一の面接などで、交通機関も平常に動いていて遅刻の正当な理由がないケースです。

つまり、寝坊したり、身支度で戸惑ったり、交通ルートや利用する電車の時間などを見過って、時間通りに到着できなかったケースです。

まずは落ち着いて担当者に電話をかけ、電車に乗り遅れたなどの事情を話して遅れてしまうことを詫びましょう。

そのうえで、遅刻しても面接を受けさせてもらうことができるかを確認します。

遅刻しても対応してもらえるのであれば、会場に向かいましょう。

遅刻した際は受付でも、遅刻の旨を詫びます。

「本日〇時に面接の予定の××大学の△△と申します。時間に遅れてしまい申し訳ございません。ご担当の□様にはご連絡差し上げ、ご了解を頂いております。」などと遅刻した際に指示された事柄を告げ、取り次ぎをしてもらいましょう。

まとめ

面接ははじめての際はもちろん、何度受けてもドキドキするものです。

面接は会場に入る前から始まっていることを意識し、時間の余裕を持って来場するとともに、受付前に身だしなみを整えることや、受付の仕方、あいさつの仕方、万が一、遅刻した場合の対処法をマスターし、スムーズに面接が受けられるようにしておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます