【例文付き】人見知りを短所として伝えたい!言い換え表現やポイントを解説

【例文付き】人見知りを短所として伝えたい!言い換え表現やポイントを解説

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人見知りな性格の人は、就活の際に、人見知りなことを短所として伝えるべきか悩むものです。

「初対面の人とうまく話せない、これは短所として伝えて問題ない?」

「短所は人見知りなことだけど、そのまま伝えたら悪い印象になる?」

といったように、人見知りを短所として伝える際は、多くの不安や疑問が伴います。

ただでさえ短所というマイナス要素になりやすい質問ですから、当然、伝え方には工夫を凝らす必要があります。

そこで今回は、人見知りを短所として伝えるときのポイントを解説していきます。

効果的な言い換え表現や伝えるときの注意点、具体的な例文などもあわせて紹介していくので、短所の伝え方に困っている人はぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること

  • 企業から見たときの人見知りが短所の人のイメージ
  • 短所を良い印象で伝えるための人見知りの言い換え表現
  • 人見知りを短所として伝えるときのポイントや注意点
  • 人見知りを短所として伝えるときに使える例文

この記事をおすすめしたい人

  • 人見知りを短所として伝えて良いか迷っている人
  • 人見知りを短所として伝えたときどのような印象を持たれるのか知りたい人
  • 人見知りを短所として伝えるうえで、悪い印象を持たれないよう対策したい人
  • 人見知りを短所として伝えるうえで、例文を参考にしたい人

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【短所:人見知り】そもそもなぜ企業は短所を面接で聞くのか

面接時に聞かれる質問はさまざまですが、自分の長所と短所をそれぞれ答えてくださいと聞かれることが多いです。

もしくは、短所は何ですかと長所ではなく短所について質問される場合があります。

ではなぜ、企業では短所を面接で聞いているのでしょうか。

長所のほうが自身のことをアピールしやすい、どのように企業や仕事に対して貢献できるか伝わりやすいのではないかと感じるかもしれません。

あえて長所ではなく短所をなぜ聞いているのか理由を知り、人見知りという点を短所として伝える良い方法を探してください。

短所を聞く理由

  • 自分のことを客観的に見られているかを知るため
  • 会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため
  • 課題解決能力があるかどうかを確認するため

自分のことを客観的に見られているかを知るため

自分の短所を聞かれて、スムーズに答えられる人は少ないでしょう。

急に聞かれてもわからないと、答える際にしばらく沈黙するケースもあります。

自分の長所はスムーズに話せても、短所は言いづらいという気持ちからなかなか口にできない方や短所といわれてもよくわからないと感じる方もいます。

自分のことを客観的に見られていると、自身の短所がスムーズに答えられます。

第三者視点で自分のことを見てみて、短所である部分は何かと考えるとわかりやすいです。

自身で考えても答えに自信がない場合は、仲の良い友人や家族などに聞くのも良い方法です。

面接対策のため、自分のことを客観的に見て短所を探してみましょう。

会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため

短所を面接で聞かれたからといって、ストレートに短所ですと答えるのは避けましょう。

その企業や携わっている業界によっては、答えた短所がNGのことがあります。

人見知りである場合、営業職など初対面の人とどんどん話をしなくてはいけない職業は向いていないかもしれません。

人見知りであると伝えても良い企業や業界は何か、面接で聞かれる前によく研究し、適切な場面で発言しましょう。

誰とも話をしないということはできませんが、他の職業と比べるとコミュニケーションを取る必要がない職業もあります。

たとえば「データ入力」「厨房スタッフ」「倉庫整理」「品だし」などが挙げられます。

一緒に働く社員と話をすることはありますが、お客様と接する機会は少ないでしょう。

上記のような仕事に携わっている企業であれば、短所として人見知りを挙げても採用を見送られる可能性が低いです。

課題解決能力があるかどうかを確認するため

人見知りであることを、時には改善して取り組まなくてはいけないことがあります。

どんな仕事でも、1日ずっと黙って仕事をしているというわけにはいきません。

出勤したら最低限あいさつは必要ですし、業務連絡などで他の社員と話をすることもあるでしょう。

人見知りであるということを客観的に見ることができるのであれば、課題解決能力があるともいえます。

人見知りである面をどう解決していくのか、どのような場面では出さずに工夫したほうが良いのかなど、仕事を進めていくうえで障害にならないように配慮する能力があるか見られます。

【短所:人見知り】どんな短所でも長所になる?

長所と短所は表裏一体の関係にあるとされ、就活の面接のために長所や短所を探す際には長所の一つを短所に変え、あるいは短所を長所としてアピールしようなどと言われます。

短所を端的に問われれば、どうしてもネガティブな面を伝えがちです。

内容によっては評価を下げかねないため、長所を短所に変えてしまおうと言われるわけです。

一方、自分が短所だと悩んでいる事柄を短所としてそのまま伝えると、とてもネガティブに伝わり、自分のよさをアピールできません。

短所を長所として捉える

そこで短所を長所として捉えることが大切になります。

一つの側面として捉えず、物事を立方体で見れば、よい面として見出すことができるからです。

多くの短所は長所にすることができますが、「人見知り」の場合はどうでしょうか。

「人見知り」といっても、人によって、その態様はさまざまです。

初対面の人と打ち解けられない人もいれば、自分からは話しかけられないだけで、相手から話しかけてくれればすぐに心が開けるという方もいます。

また、クラス替えがあるとなかなか友だちができない人、人前に出ると緊張してしまい、話せなくなる人などもいることでしょう。

なかには、人が信用できないから、初めての人とは話したくないといった方もいるかもしれません。

それを長所に変えることはできるでしょうか。

これらは、「人との接し方に慎重である」とか、「行動に出る前にしっかりと考え慎重に行動する」と言い換えることが可能です。

誰にでも調子よく話しかけるのではなく、その人のことを少し観察して見極めてからコンタクトを取るようにしている、慎重で場をわきまえた行動ができるのが長所、と言うことが可能です。

お調子者ではなく、その場の雰囲気や状況を読んで、必要があれば話しかける空気が読めるところが長所ということもできます。

また、人を最初から信用していないことが理由の場合は、誰とでも簡単に仲良くなってしまう方に比べて、人から騙されにくい、人の言いなりにならない、人のペースに巻き込まれない人と言うことも可能です。

自分のテリトリーを確保でき、周囲から翻弄されにくく、常に自分を保てることは、仕事をしていくうえでも必要な能力です。

人とは常に一定の距離をもって接し、相手を慎重に見極めてから接することを心がけている人は、調子のいい話にすぐに乗ることありません。

ビジネスにおいても、取引先から騙されることや詐欺被害に遭うリスクが少なく、重大な交渉事も安心して任せられる人と評価することもできます。

「人見知り」という短所を長所に変えて、

自分には人を慎重に見極めようとする特徴があり、その分、人に振り回されず、その状況に応じて適切な距離を取って接することができます。

そのため、取引先との交渉や、初めて取引に入る企業や相手の信頼性を慎重に判断することができます。

というように、入社後に役立つこと、貢献できることとしてアピールすることができれば、短所が長所に変わります。

【短所:人見知り】人事から見た人見知りの学生のイメージ

自分の短所は人見知りと答えた場合、人事から見るとどのようなイメージがあるのでしょうか。

他人と話をすることに緊張する人は多いだろう、人見知りの人は珍しくないと感じるかもしれません。

しかし短所は人見知りですとストレートに伝えると、悪い印象を持たれることもあります。

では、どのように見られる可能性があるか見ていきましょう。

人見知りのイメージ

  • 打ち解けるまでに時間がかかる
  • 初対面の人の前だと話すことができない

打ち解けるまでに時間がかかる

人見知りであると、打ち解けるまでに時間がかかる傾向があります。

新入社員として入社し、打ち解けるまでに何か月もかかるのではないか、さっそく仕事をお願いしたいが気軽に話しかけられるだろうかと周りに気を遣わせてしまうかもしれません。

新入社員同士、もしくは先輩社員も含めてグループを組んで課題をこなすことがあります。

その際に人見知りであることから、同じチーム内の人たちとうまく話ができないのではないかと心配されるかもしれません。

なかなか発言しない、本当にこのまま進めていいのかと同じチームメンバーを混乱させることにもなります。

初対面の人の前だと話すことができない

人見知りの場合、初対面の人の前でうまく話をすることができないことが多いです。

あいさつをするので精一杯になってしまい、その後の会話が続かないこともあるでしょう。

緊張のあまり顔がこわばってしまったり、真っ青になってしまったりと周囲を心配させることにもなります。

新入社員は社員の前であいさつをさせられる場合や簡単に自己紹介をさせられる場面があります。

その際、たくさんの初対面の人に囲まれて緊張してしまい話すことができなかったという方も多いでしょう。

ネガティブ思考

人見知りしてしまう人=ネガティブ思考と一概にいえるわけではありませんが、面接官によってはネガティブ思考のイメージを持たれることもあります。

人見知りな人は意思表示が苦手なことが多いため、そこから物事をネガティブにとらえてしまう人、という印象がつきやすいのだと考えられます。

特に「人から悪く思われているのではないかと気になり、つい人見知りしてしまう」と伝えるようなことがあると、ネガティブ思考には思われがちです。

ネガティブ思考の一面は誰にでもありますが、その性格の要素を放置すると、仕事をするうえでは支障をきたす可能性があります。

したがって、「ネガティブそうだ」と思われて終わりにしないためにも、前向きに人見知りを克服しようとしていることを伝えるのが望ましいでしょう。

克服する意思や実際の努力を伝え忘れると、悪い印象が残りやすいため注意が必要です。

【短所:人見知り】人見知りの言い換え表現

人見知りという短所をそのまま「人見知りなところが短所です」と伝えると、状況によっては悪いイメージで伝わってしまうことがあります。

そのため人見知りなところを短所として伝えるときは、人見知りの言い換え表現をチェックしておきましょう。

具体的には、次の言い換え表現があります。

ポジティブな言い換え表現

慎重に人を見極める

石橋をたたいて渡る

傾聴力がある

長期的な人間関係の構築ができる

上記のような言い換え表現をすれば、エピソードを含めた伝え方次第では、悪い印象がなくなる可能性があります。

人見知りをそのまま短所として伝えるのは不安と感じたときは、別の表現や言い回しを検討してみましょう。

ポジティブな言い換え表現

人見知りというと短所のイメージが先行しますが、長所のイメージがある言い換え表現もあります。

具体的には以下の通りです。

・慎重に人を見極める

・石橋をたたいて渡る

・傾聴力がある

・長期的な人間関係の構築ができる

人見知りは悪い側面ばかりではありません。

他人と協力して仕事をするにあたって、慎重に物事を進めたり、信頼関係を築くのがうまいのです。

短所を長所に言い換えることができれば、採用側にも「この人は自分を客観視できている」という印象を与えられます。

さらに詳しい短所の言い換え表現についてはこちら

慎重に人を見極める

人見知りである人は、打ち解けるまでに時間がかかるかもしれませんが、打ち解けたときには信用をしていてスムーズに話ができる良い面があります。

この人は大丈夫と自身にゴーサインを出したときに、仲間と打ち解けられる面があるため、人を見極める能力に長けています。

営業職で人見知りは不向きなように見られがちですが、営業をするときは相手にうまく言いくるめられないように注意しなくてはいけません。

この人の言うことは信用しても良い、この件は契約をしたほうが良いなどと、重要な場面で人見知りである人の意見が参考になることがあります。

石橋をたたいて渡る

人見知りである人は、仲間が先に行く様子を見てから自分も行こうかとようやく腰を上げる面があります。

仲間が先に行ってうまくいっている様子を見て、それなら大丈夫だと自身にゴーサインを出すのです。

先に先にと突っ走ることがなく、物事を慎重に見て危険な橋は渡らないという良い面があります。

そのため失敗がしづらく、しっかり足元を固めてからスタートするため頼りになるシーンが多いです。

傾聴力がある

人見知りな人は、傾聴力があるといった表現にその短所を言い換えられる可能性があります。

普段からつい人見知りしてしまう人は、初めて会話する相手に対して、自ら発言することに苦手意識を持っている傾向です。

これはつまり、聞き手に回ることが多いということです。

そのため人見知りな人は、自然と傾聴力が養われていることが多いといえます。

傾聴力のある人は、相手の言いたいことを引き出すことや、リラックスして話せる環境を作ることに長けています。

傾聴力は通常の話す力にあわせて、コミュニケーションにおいては重要なスキルです。

そのため人見知りではあるものの、傾聴力に自信のある人は、傾聴力があると言い換えても良いでしょう。

なお、傾聴力を自己PRでアピールする方法については、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。

長期的な人間関係の構築ができる

人見知りな人は、初対面の人と打ち解けるのが苦手な分、周りの人とじっくり時間をかけて信頼関係を築く傾向にあります。

そのため人見知りな人は、長期的な人間関係の構築が得意ともいえるでしょう。

出会った人とは浅い関係のみで終わらず、会話を通じて相手のことを知り、深みのある関係構築に努めます。

ビジネスシーンでは、クライアントとの長期的な関係構築に向いているといえるでしょう。

そのため人見知りな人は、人と多く接する職業は向いていないと思われがちですが、意外と職種にもよることがわかります。

実際に、その人付き合いに対する慎重さを活かし、人見知りでありながらも活躍する営業職の人などは珍しくありません。

ネガティブな言い換え表現

人見知りは、別の言い換え表現もありますので、いくつかご紹介します。

他の言い換え表現がわかると、違った視点から人見知りな性格について知ることができます。

詳しくは以下の通りです。

ネガティブな言い換え表現

・人の目を気にしすぎてしまう

・複数人と同時に話すことが苦手

・警戒心が強い

・人の目を気にしすぎてしまう

・複数人と同時に話すことが苦手

・警戒心が強い

これらを理解することで、長所に言い換えられる幅も増えます。

詳しく見ていきましょう。

人の目を気にしすぎてしまう

1つ目は「人の目を気にしすぎてしまう」です。

人見知りの人は相手にどう思われているかを人一倍気にする傾向があります。

そのため行動が制御されてしまったり、自分の意見を言えずに終わってしまうこともしばしばあるでしょう。

人に嫌われたくないという気持ちが比較的強く、「これを言ったら嫌な気持ちにさせるのではないか」というセンサーが常に働きます。

裏を返せば誰よりも敏感に「相手の表情」を読み取れるのです。

相手が言葉を発さなくても「何だか表情がくもっているな」「納得いっていない表情をしているな」と察知します。

相手の顔色をうかがっている人は、相手のニーズが何なのか読み取る力が優れています。

複数人と同時に話すことが苦手

2つ目は「複数人と同時に話すことが苦手」なことです。

人見知りの人の中には、同時に複数人の人とコミュニケーションを取ることが苦手な人も多いのです。

大人数の中にいると発言せずに終わってしまい、いつの間にか自分抜きで話が進んでしまっていることもあります。

当然、10名を超える人前でのスピーチ・プレゼンも大の苦手でしょう。

だからこそ、複数人の会話で話の輪に入れていない人を見つけることが得意でもあります。

ぱっと見ただけで、自分と同じ思いをしている人の表情を読み取ります。

例えば、飲み会で何となくつまらなそうな表情をしている人に寄り添い、楽しませるなど観察眼があり気配り上手な人も多いのです。

警戒心が強い

3つ目のネガティブな言い換え表現は「警戒心が強い」です。

人見知りの人は警戒心が強いため、簡単に心を開かずコミュニケーションをうまく取れない人が多い傾向があります。

相手の表面だけを評価せず、内面も見ようとする姿勢は重要ですが初対面の人と接する場では裏目に出てしまいます。

どうしても初対面の人とのコミュニケーションが苦手であれば、予め「会話マニュアル」のようなものを作っておくのも良いでしょう。

例えば、初対面の人に聞く項目を事前に決めておいたり、どうしても話すことが苦手であれば聞き役に徹するのも手段のひとつです。

警戒心が強いことは決して悪くはありません。

変に相手に期待させたり、自分と価値観が合いそうにない人と、後々モメる可能性もなくなります。

しかし、若いうちから可能性を狭めるのはあまりにも勿体ないので、最低限のコミュニケーションは取るようにしましょう。

【短所:人見知り】短所である「人見知り」を面接で魅力的に伝える5つのポイント

面接時に短所である人見知りを、どう魅力的に伝えれば良いでしょうか。

「初対面の人だと緊張する」「なかなか打ち解けられない」といったマイナス面で見られることも多いです。

マイナス面だけではなく、プラスの面もあるとうまく伝えることが大切です。

ここでは6つのポイントについて紹介します。

魅力的に伝えるポイント

  • 人見知りという意味を改めて考える
  • あなたの短所が人見知りという理由を明らかにする
  • 結論から話す
  • 短所を自分なりに直そうとしている努力を見せる
  • コミュニケーション力を要する業界ではアピールしない

人見知りという意味を改めて考える

まずはじめに、人見知りという意味を改めて考えてみましょう。

人見知りであるということは、初対面の人だと特に緊張する、仲間と打ち明けるまでに時間がかかる、うまく笑顔になれないといった面があります。

マイナス面に見られがちですが、人見知りということは慎重さが備わっている方が多いです。

初対面の人をすぐに信用しない、他人の話をよく聞いて石橋をたたくようにして渡っていく、失敗しにくいといったプラス面もあります。

プラス面もあると、どう伝えるべきかと考えると良いでしょう。

あなたの短所が人見知りという理由を明らかにする

人事担当者に人見知りという点を魅力的に伝えるためには、あなたの短所が人見知りという理由を明らかにする必要があります。

なぜ人見知りと答えたのか、真実味を出すためにも重要です。

またこの学生はこんな人かと人物像を伝えやすくなります。

人見知りだと感じたエピソードなど、体験談を交えて話すと伝わりやすいです。

結論から話す

はじめに、結論から話しましょう。

「私の短所は人見知りです。

過去にこんなことがあって・・・」と、結論から話をすることで伝わりやすいです。

面接は決められた制限時間がありますし、短い時間でわかりやすいよう伝えなくてはいけません。

そのため、結論から話すよう心がけましょう。

短所を自分なりに直そうとしている努力を見せる

企業は短所について質問しています。

しかし、短所を単に説明するだけではいけません。

短所を自分で改善しようとしている努力を合わせて説明するようにしてください。

企業の質問の意図は先ほどお話した通りです。

企業は短所について質問することで、入社後に活躍できるスキルがあるかを見極めているのです。

短所について自分なりに対処していることを伝えると、課題解決能力をアピールすることができます。

企業に入社後、自分で考えて行動を起こすことができる人材はとても重宝されます。

そのため、ぜひ自分が人見知りであることに対してどのように克服しようとしているのかを説明するようにしましょう。

コミュニケーション力を要する業界ではアピールしない

短所の回答は、企業や業界によって使い分ける必要があります。

もし、志望先が営業や接客業、受付業などのコミュニケーション力を要する業種の場合は、人見知りを短所としてアピールすることは避けましょう。

コミュニケーション力を要する企業に向けて人見知りをアピールすることは致命的です。

先述に例として挙げた業界は、コミュニケーション力が成績や売上に直結しています。

人見知りを短所として回答する際には、業界や企業との相性をよく考えましょう。

【短所:人見知り】これはNG!短所を答える時に気をつけるポイント

短所を答えるときに、気を付けたいNGポイントをご紹介します。

NGポイント

  • 「短所はない」と回答しないこと
  • 短所を開き直った態度で説明しない

「短所はない」と回答しないこと

一つは、短所を隠して短所はないと言ってしまうことです。

「人見知り」という短所は、仕事をしていくうえでは、どんな業種やどんな職種であってもマイナスイメージに思えてくる方が多いのではないでしょうか。

職場の人とのコミュニケーションも取りにくく、顧客や取引先などとも思うように接することができないと自分に自信がなくなり、ネガティブに捉えかねません。

そのため、「人見知り」であるとは言わないでおこうと思うのはもちろん、短所がある人間は採用されないと不安になって、短所がないと答えてしまうのです。

ですが、短所がないパーフェクトな人間など基本的にいません。

まして、新卒の新入社員にパーフェクトな人間であることを企業は求めていません。

初めて社会人として仕事をしていくわけですから、むしろ、できないことだらけです。

にもかかわらず、短所がないということは、よほどの自信過剰な人で自分を理解していないか、自己分析ができていない人と評価を下げてしまうので、NGなのです。

短所を開き直った態度で説明しない

もう一つのNGポイントは、短所を伝えるだけで終わってしまうことです。

短所を挙げたら、それを改善するための努力をしていることを具体的に話し、短所を長所に変えて活かせた体験を話さなくてはなりません。

短所を放置したままの人間は、入社後も成長が期待できません。

短所をうまく活用しようとしていない人は工夫が足りず、入社後の活躍が期待できないからです。

改善に向けた努力や、短所をうまく活用していることを示す際には、具体的なエピソードを伝えられないとNGになります。

ただ、「人見知りを克服しようと努力しています。

」と言っても、どう努力しているのかがわからず、内定がもらいたくて口先だけで言っていると思われかねません。

長所に変えるエピソードについても、面接官がなるほどと納得する、入社後にも活用できそうな具体的なエピソードを伝えましょう。

【短所:人見知り】人見知りなところを短所で回答する際の構成

短所が人見知りであることは、接客業など人と対応する仕事をはじめ、事務作業などであっても弱点となります。

どんな職場や仕事でも人とのコミュニケーションができることは大切な要素であり、人見知りが過ぎてコミュニケーションが取れないのでは、スムーズな仕事ができません。

もっとも、就活の面接で短所として挙げるべきことは、ご自身がここだけはどうしても変えられないといった、真の弱点ではありません。

とある経験やキッカケにより、改善努力を重ねていたり、克服したいと強く思っている、自ら変わろうとしたりしている短所です。

そのため、人見知りを短所として挙げながら、接客業などを志望する方も少なからずいます。

人見知りが短所でありながら、内定を獲得するにはどうすればいいのか、内定獲得に向けた構成をご紹介します。

結論:私の短所は人見知りなところです

短所を尋ねられたら、回答の最初は簡潔に結論からスタートします。

「私の短所は人見知りなところです。

」と質問に端的に答えるのが、最初の構成です。

結論から述べることを「結論ファースト」といいます。

これは就活のみならず、様々なビジネスシーンに役立ちます。

大人数の前でプレゼンしたり、商談の場で結論ファーストを用いることで明確に言いたいことが伝わります。

その他にも、上司への報告・連絡・相談する際、上司は抱えている仕事が比較的多いため端的に話してほしいので結論ファーストは有効です。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです

次になぜ自分の短所を人見知りだと思うのか、その理由を述べてください。

面接官はあなたとはじめて会うわけですから、あなたが人見知りしやすい人物なのか、どの程度の人見知りなのか瞬時には判断できません。

そのため、なぜ自分の短所が人見知りだと思ったのか、その根拠となる経験を伝えましょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

あなたの人見知りが短所として露呈したエピソードを紹介します。

もっとも、ただ、人見知りだったので困りましたとか、人見知りが原因で誰とも交流ができませんでしたといった失敗談など、自分が人見知りであることを強調したり、人見知りのままで終わったりしてしまうエピソードではいけません。

人見知りの短所を直そうと思うキッカケとなった、エピソードを選ぶことがポイントです。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

エピソードの概要を述べたら、あなたが人見知りだったことが原因で直面した問題について紹介しましょう。

たとえば、道に迷っているなど困っている人を見かけたのに、人見知りゆえになかなか話かけられずにいたといったエピソードです。

行動:今の現状が〇〇のため、私は〇〇しなければいけないと考えました

自分の人見知りを思い知ったという問題が起こったことで、自分の短所は人見知りなのです、と強調して終わりではありません。

短所を面接で紹介する時には、その短所を改善しよう、克服しようと考えた短所を選ぶことがポイントだと指摘しました。

そこで、生じた問題を紹介したら、その問題を解決するために行動を起こすことがポイントになります。

ほかに助けてあげられる人がいなかったからこそ、自分が何とかしなければと思い、勇気を出して話しかけてみたなど、生じていた問題を解決し、自分を変える第一歩となったキッカケとなるエピソードを選んで紹介するようにしましょう。

改善:そのため、今〇〇を行い、短所の改善を行っております

エピソード紹介の締めとして、その経験をキッカケに、自分の短所を直そうと努力していることを伝えます。

人見知り改善のために、人から声をかけられるのを待たず、積極的に自分から話しかけるようになったとか、これまでは避けてきた接客業のアルバイトにチャレンジしている、高齢者の話し相手になるボランティアに参加しはじめたといった、現在の改善に向けたエピソードを紹介して結びます。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

最後に短所を回答する結びとして、企業への貢献をアピールして締めくくりましょう。

人見知りを克服して自信を持ったので、これまでできなかった接客の仕事にチャレンジしたいと熱意や意欲の高さをアピールすることもできます。

また、営業職やコンサルタントの仕事で、人見知りだったからこそ、初対面の人に話をしにくい気持ちがわかるとアピールするのも1つの方法です。

心を開いてもらえるよう、人見知りだったからこそ、相手の気持ちに親身に寄り添い、信頼関係を構築して、コンサルティング営業で成果を上げたいなど企業の業績に貢献できることを強調しましょう。

人見知りという短所は、仕事をしていくうえでも、社会人としてもかなりマイナスイメージの強い短所と言えるかもしれません。

ですが、今はそれを克服していたり、改善に向けて積極的に頑張っていたりするのであれば、むしろ、あなたの強みとなり、プラス評価にもつながります。

人見知りだったがゆえに、目の前にいる相手の気持ちを汲んだり、配慮ができたりすることや、場の空気が読める、慎重な対応ができることをアピールして、短所を長所に変え、内定獲得に向けて、自分のよさをアピールしていきましょう。

【短所:人見知り】短所の見つけ方

人見知りなどの短所を見つける際は、さまざまな方法を実践し、自分と向き合う必要があります。

そのため「人見知りは本当に自分の短所?」「自分の短所って何だろう?」と困ったときは、以下のような短所の見つけ方を試したいところです。

短所の見つけ方

・自己分析をする

・他己分析をする

・長所から言い換える

上記の方法であれば、自分の良い部分と悪い部分を客観的に洗い出せるため、就活では大きく役立ちます。

では、それぞれの具体的なやり方や注意点などを整理していきましょう。

自己分析をする

短所がわからないときや具体的なエピソードが見つからないときは、まず、積極的に自己分析をおこないましょう。

そもそも、短所=欠点ではありません。

短所には苦手意識を持っていることなども含まれるため、まずは、苦手なことや過去にうまくいかなかったことなどをピックアップすると良いでしょう。

失敗したこと、自分だけできず悔しい思いをしたことなども、ぜひ思い出してみてください。

自己分析をするときは、自分史を作り、自分自身とよく向き合う機会を持つことも大事です。

過去のエピソードをたくさん振り返れば、自分の性格や人となりが見えてくるため、短所も自然と見えてくるでしょう。

なお、詳しい自己分析のやり方については、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。

他己分析をする

自己分析がうまくできなかったときは、他己分析で長所と短所を見つけるのもおすすめです。

他己分析とは、自分ではなく他人にあなたのことを分析してもらうことです。

自分の短所や苦手分野に関しては、無意識のうちに目を背けてしまっていることがあります。

そのため向き合おうとしても、短所がわからない…となることも少なくありません。

また、自己肯定感の低い人などは、逆に短所ばかりで困る…となることもあるでしょう。

他己分析で親や友人に短所を聞けば、より客観的な意見から、短所を見つけることができます。

自分は気づいていないだけで、周りからすると短所になる部分もあるかもしれません。

短所が見つけにくいときは、ぜひ他己分析も実践してみましょう。

具体的なやり方については以下の記事を参考にするのがおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。

長所から言い換える

短所の見つけ方3つ目は「長所から言い換える」です。

長所と短所は表裏一体です。

あなたが長所だと思っていることでも、付き合う人や置かれた環境によっては短所となることもあります。

ウサギとカメの競争は有名な話ですが、陸地での勝負はウサギが有利なのに対して、海中で競争すると泳ぎが得意なカメが有利ではないでしょうか。

例えば、真面目な性格でお客さまからは信頼されているが、その反面社内の同僚に対しては厳しくしすぎてしまう時がある等、言い換える方法は様々です。

言い換え表現を参考にすると、人見知り以外の短所が実はあるかもしれません。

【私の短所は人見知りなところです】短所が人見知りの例文

では続いて、短所が人見知りと答える場合の例文を掲載します。

いくつかありますので、自身に当てはまる例文がないかと捜してみてください。

また自身に置き換えるとどうなるのか考え、オリジナルの文章を作成して面接に臨みましょう。

例文①:初対面の人とのコミュニケーションが苦手

私の短所は初対面の人とのコミュニケーションが苦手なことです。

大学一年生のはじめ、私は人見知りで他人に声をかけることができず、友人を作ることがなかなかできませんでした。

サークルの新歓の情報を共有する相手がいなくて情報が手に入らないこともあり大変不便に思いました。

いつまでも受け身ではいけないと思い、今まで部活などのコミュニティに所属したことがなかったのですがサークルに所属することを決断しました。

自分から話しかけたり、笑顔で話すことを心がけることでたくさん友人ができました。

ある友人から言われたのが「私も、相手から話しかけられたら仲良くできるけど、自分から話しかけることが苦手」というように、自分と同じ悩みを持っている人は多いのだと実感しました。

仕事においても、自分から社内の仲間やお客様に積極的にコミュニケーションを働きかける人間でありたいと思います。

例文②:自分から話すことが苦手

私の短所は、自分から話すことが苦手なことです

私はゼミにおいて同級生や先輩となかなか仲良くなれず、孤立していました。

しかしグループ活動をきっかけに仲良くなった子から「全然話さないから人に興味ないと思ってた」と言われ、距離を取っていたのは自分だと自覚したのです。

このままではいけないと思い、人から話しかけるのを待つのではなく自分から積極的にコミュニケーションを取りに行き、相手と向き合うよう心がけました。

後になって気づきましたが「自分から話しかけて嫌な顔をされたらどうしよう」と思っているのは自分だけでなく、同級生にも何名かいたことに驚きました。

今後も自分から積極的に話しかける姿勢を忘れないよう意識します。

 

例文③警戒心が強い

私の短所は警戒心が強いことです。

私は高校生のころ、警戒心が強く、それ故に人にぶっきらぼうな態度をとってしまい、クラスメイトからは避けられていました。

当時はそれで良いと思っていましたが、高校卒業のときに「もっとクラスメイトと仲良くしたかった」と後悔しています。

表面だけで判断するのは良くないのですが、それでもぶっきらぼうに接するのは相手に失礼だと思い、大学に入ってからは初対面の人にもなるべく明るく接するようにしました。

その結果、大学の友人には話しやすいと言われるようになりました。

今後、社会人として活躍する際も、できるだけ人とは明るく接するよう意識していきます。

まとめ

面接で短所を人見知りと答える際は、マイナス面が強いため魅力的に伝わるよう工夫しましょう。

別の言葉に言い換える、ストレートに話さない、企業の社風や仕事にあっているか考えるなど工夫が必要です。

プラス面もうまく打ち出し、マイナス面ばかりに捉えられないよう注意しましょう。

 

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