【例文付き】深く考えすぎることが短所!言い換え表現やポイントを解説

【例文付き】深く考えすぎることが短所!言い換え表現やポイントを解説

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面接で考えすぎることを短所として伝えたいときは、上手な表現や言葉の言い換えなどを学ぶ必要があります。

短所をそのまま伝えると悪い印象にもなりやすいため、伝え方には十分に工夫を加えたいところです。

また、伝え方をチェックする際は、内容がわかりやすく伝わる構成を理解することも大事です。

そこで今回は、深く考えすぎることを短所として伝えるときのポイントを解説していきます。

効果的な伝え方を学んで、考えすぎるという短所を好印象なかたちで伝えていきましょう。

この記事を読んでわかること
  • 考えすぎる人の印象
  • 考えすぎる性格を短所として伝えるときのポイント
  • 考えすぎる性格の言い換え表現
  • 考えすぎる性格を短所として伝えるときの効果的な構成
この記事をおすすめしたい人
  • 考えすぎることを短所として伝えて良いか迷っている人
  • 考えすぎることを短所として伝えるうえでマイナスな印象にならない伝え方を知りたい人
  • 考えすぎることを短所として伝えるうえで構成や例文を参考にしたい人

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【短所:考えすぎる】なぜ企業は短所を面接で聞くのか

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なぜ、企業は短所を面接で聞くのでしょうか。

長所を聞かれた場合スラスラ言える人も多いですし、自身のアピールポイントになるため積極的に答えるでしょう。

しかし短所と言われると、なぜ自身のマイナス面を答えなくてはいけないのだと戸惑うかもしれません。

長所と短所をセットで聞く場合もあれば、短所のみ質問される場合もあります。

なぜ短所を聞くのか理由を知り、面接でスムーズに答えられるよう対策しましょう。

自分のことを客観的に見れているかを知るため

自分の短所はと聞かれてスラスラ答えられる人は、自分のことを客観的に見ることができています

客観的に見ることで、自分の短所が出たときにスムーズに対処することができます。

人間誰しも短所があるため、短所があることを恥じる必要はありません。

短所は何かと客観的に見て考え、短所である部分が出やすいときはどう対処するのか、他人に迷惑をかけないためにどう振舞うべきか考えられる人は採用されやすいです

会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため

考えすぎるという短所があっても、会社の社風や仕事内容によっては問題がないとみなされるケースもあります

ゆっくり考えながら仕事していくことができる環境、ミスなく丁寧な仕事をしたいと考えている社風であれば、考えすぎるという短所があっても採用されやすいでしょう。

逆にスピードが重視される仕事では、考えすぎる短所を持っている学生は採用を見送りたいと考えるでしょう。

短所を聞くことで、その学生がこれから長年社員としてやっていけるかどうか判断されます

短所を聞かれたときに考えすぎると答えたい場合、その企業に見合った答えか事前に確認しましょう。

企業によってはNGなケースもあるので注意が必要です。

課題解決能力があるかどうかを確認するため

考えすぎる性格であることを知っていると、課題解決能力が期待できます

短所である部分とうまく付き合っていける人が、どの職場でも重宝されやすいです。

考えすぎてスピードが遅くなっていたら、様子を見てスピードを上げるなど状況に応じて動ける人材が求められます。

客観的に自分の短所を見てそして理解し、壁にぶつかったときにどう解決するのか考えましょう。

【短所:考えすぎる】人事から見た短所が考えすぎるの方のイメージ

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では、短所で考えすぎると答えても良いのでしょうか。

人事はどうイメージするのか考えてみましょう。

企業によっては社風や仕事内容にとって、考えすぎるという短所がNGな場合もあります。

どう人事担当者にイメージされるのか、そのイメージは良いものなのか致命的なものなのかと考え対策を採りましょう。

行動に移るまでに時間がかかる

短所が考えすぎる場合、行動に移るまでに時間がかかることがあります。

朝に仕事をお願いしたはずなのに、午前中には取り掛からず午後になってから本格的に取り掛かるということもあるでしょう。

期限に余裕があれば午後から本格的に取り組んでも良いかもしれません。

しかしその日中に仕上げてほしいなど、急ぎの仕事であれば仕事をもらったらすぐに取り掛かる必要があります。

行動に移るまでに時間がかかることから、急ぎの仕事は任せられない、同時にいろいろな仕事を任せると大変そうだと見られるかもしれません。

またグループを組み数名で課題に取り組む際に、1人だけ行動が遅くグループの皆に迷惑をかける可能性があります

グループ内のメンバーがイライラしてしまうなど、仲たがいする可能性もあるでしょう。

仕事の処理が遅い

短所が考えすぎる場合、仕事の処理が遅いことが考えられます。

他の人はすでに終わっているのに、まだ終わっていないのかと迷惑をかけることになります。

丁寧さよりもスピードを求められるなど、次へ次へと進まなくてはいけない場面で、処理が遅く1人だけ置いていかれることが考えられます。

グループで仕事を分担する機会も多いですが、1人だけ仕事の処理が遅く全体的にスピードが落ちる、期限ギリギリになるなど他のメンバーにも迷惑がかかります

 

責任感がある

考えすぎる人は、些細なミスを犯すことに対しても敏感な傾向があります。

しかし、この敏感さは仕事に対する責任感の強さを示しているとも言えます。

思いつきで行動せずに様々な状況に考えを巡らせてから、やり遂げるための行動を起こす姿が責任ある姿と映るからです。

また、詳細に検討できることで、気配りができて仕事が丁寧とも評価されます。

ただ、ミスに敏感なことで、積極的なチャレンジへの足枷になる可能性があるでしょう。

【短所:考えすぎる】考えすぎるという短所を魅力的に伝えるコツ

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短所である考えすぎるを、どう面接で人事担当者に伝えれば良いでしょうか。

行動するまでに時間がかかる、仕事の処理が遅いといったマイナス面がどうしても見えてしまいます。

しかしマイナス面ばかりではなく、プラス面もあると人事担当者に伝えることで魅力的に見えます。

ここでは魅力的に伝える4つのポイントを紹介します。

考えすぎるという意味を改めて考える

では、考えすぎるというのはどういう意味でしょうか。

人より行動が遅い、仕事をするうえで送れてしまうといったマイナス面もあります。

しかし考えすぎるということは、準備をしっかりするという意味にもなります

行動が遅い分、事前にしっかり準備をしていて、本格的に取り掛かると誰よりも仕事が早いかもしれません。

どの方法が効率が良いか、ミスをしにくいかとしっかり調べたうえで行動するため、中身が充実していて品質が良い仕事をしてくれる人ともいえるでしょう。

考えすぎるというのは、悪いことばかりではありません。

あなたの短所が考えすぎるという理由を明らかにする

短所を考えすぎると答える際、なぜ考えすぎると感じたのか理由を明らかにしましょう

昔からそう感じていた、家族に言われて気がついたなど理由があるはずです。

なんとなく考えすぎると感じたからと答えるのではなく、理由が判明したキッカケも踏まえて人事担当者に伝えるとわかりやすいです。

結論から話す

短所は考えすぎるところです。と、結論から話しましょう。

すると考えすぎる人なのかと、人事担当者は耳を傾けます。

先にエピソードを話し、今後にどう活かしていくのかといった話をすると、短所は何かよくわからなくなります。

全体的にもダラダラと話してしまう傾向があるので、先に結論から話してください

短所を直す努力をしていることも伝える

一見すると、短所を明らかにすることは弱みを見せているように感じられるものです。

しかし、実際は違います。

今ある短所を改善するための努力は、あなたの課題解決能力を示すチャンスです。

どのように改善しようとしているか、どれほど効果があったのかなどを説明しましょう。

ただし、このとき「直そうとしているから良いだろう」というような、開き直った態度を取ってはいけません

なぜなら、そのような態度は、それだけで印象が悪くなってしまうものだからです。

【短所:考えすぎる】短所を回答する際は自分らしさがポイント

短所を回答する際、大切なのはそこからどう自分らしさをアピールするかです。

短所の種類自体は、そこまでバリエーションがあるわけではありません。

一方で、自分がその短所についてどのように考えているか、どうしてそこが短所だと思っているかなど、自分らしさの表現方法はたくさんあります。

これらを自分の言葉でしっかり語ることで、ほかの就活生との差別化をはかることが可能です

採用担当者の目を引くためにも、自分らしさを意識して回答しましょう。

「考えすぎる」を明確に定義付け

「考えすぎる」と一口に言っても、そこからイメージする状態や結果は人によって異なります。

より明確なイメージを伝えるためには、自分の中で「考えすぎる」という言葉の定義付けをする必要があるでしょう。

「考えすぎる」とはどのような状態を指し、どんな結果をもたらすものなのでしょうか。

そういった考えすぎるという短所をどう説明するか方向性を定め、自分の中での定義を明らかにしておくことで、相手に伝えるときも何を言いたいのかという軸が伝わりやすくなります

エピソードは具体的に

「自分の短所は考えすぎるところ」という説を補強するために、根拠となるエピソードをあげることは有効です。

しかし、いたずらにたくさんのエピソードを列挙すれば良いというわけではありません。

選考におけるエピソードで重要なのは、量よりも質です。

1つのエピソードに的を絞って、じっくり具体的に説明することが大切になります。

あなた自身の経験を丁寧にひも解くからこそ、ほかの人と被ることなく独自性の高いエピソードにできるのです。

短所は長所と紙一重

よく言われることですが、短所とは長所と紙一重になっているものです。

「考えすぎる」という短所は、良く言えば「慎重である」あるいは「しっかり計画を立ててから行動に移す」といった長所でもあります

答える内容はたしかに短所というマイナスのポイントではありますが、あまりにも卑屈になってネガティブな伝え方をする必要まではありません。

開き直らないことは大切ですが、その短所も活用できる部分があるはず、というポジティブな姿勢を心掛けると良いでしょう。

価値観や考え方と結び付けて自分らしさをアップ

自分らしさや独自性を出したい場合は、自分の価値観や考え方と結び付けるのが効果的です。

「自分は行動することが一番大切だと考えているため、考えすぎて動くのが遅くなってしまう自分の性質は短所だと感じている」というように、なぜ自分がその部分を短所だと考えているのかや、その短所についてどう感じているのかを説明できるようにしましょう

価値観や考え方と結び付けることで、考えすぎることを自分の短所だと考えている理由に説得力が生まれます。

また、そこに至るまでの過程はなかなか人とは被らないものです。

そのため、自分の内面を根拠にもってくることは、自分らしさのアピールとして有効になります。

【短所:考えすぎる】考えすぎることを言い換えると

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「自分は考えすぎるタイプです」と伝えると、多くの場合はマイナスな印象を与えがちです。

行動が遅い、周囲とペースが合わせられないと思われる恐れがあるため、考えすぎるを良い印象に変えられる別の言葉に言い換えることが大切です

他の短所の言い換えは以下の記事を参考にしてください。

責任感が強い

何事においても与えられた課題を全うし、きっちりと成し遂げようとする人は責任感が強い性格であると言えます

それまでの過程では考えすぎて悩む時間が増えたり、どうすれば責任を果たせるかということだけを考えたりして、周りが見えなくなることがあるかも知れません。

しかし、それだけ物事を深く考えるということは、かなり責任感が強い性格であることは間違いないでしょう。

責任感のない人は仕事をする上で納期を守らなかったり、無計画のまま仕事を始めたりするといった傾向が見られます。

しかし、責任感が強い人は自分のミスによって誰かに迷惑をかけることに対して、ことさら強い責任を感じることが多いものです。

そのため与えられた仕事の締め切りはきちんと守りますし、責任をしっかり果たした内容の仕事に仕上げていることでしょう

計画性がある

計画を立てるにはよく考えることが大切ですが、考えすぎるタイプの人は計画を立てる時間が他の人より長くかかる場合があります。

そのため、実際の仕事に取り掛かるのが遅れて周囲を心配させることがありますが、きちんとした計画が立ちさえすれば、その後はスムーズに進めて行くことができます

考えすぎる性格の人は段階的に物事を進めていこうとする傾向があり、計画を立てることによって確実に仕事をこなせます。

計画性があるということは、仕事をする上で自らが進むべき方向をしっかりと把握できている証拠です。

考えすぎる人は与えられた仕事が大きければ大きいほど、計画を立てるのには時間がかかるかもしれません。

しかし、順序立てて仕事をこなしていくときにあたって計画が立ちさえすれば、後は力を発揮するだけというとても素晴らしい能力の持ち主です。

慎重な性格

慎重な性格の人は最初の一歩を踏み出すまでに時間がかかることがありますが、周囲の状況を確認して行動することは大きなミスやトラブルを回避できる能力と言えるでしょう

とくに慎重さが求められる業種においては、取引先と交渉したときに起こるたった1つのミスが、大きな損失を招くことも多いです。

取引先だけでなくお客様に多大な迷惑をかけることも考えられますので、重大な仕事をこなすときほど慎重さは大きな武器です。

慎重な性格の人はトラブルを避けようとする傾向があるため、企業にとってもトラブルメーカーとなる心配がありません。

トラブルメーカーは企業や職場での頭痛の種となりますので、慎重であってもミスやトラブルを起こさない人の方が安心して仕事を任せることができるのです。

マメな性格

考えすぎると言うとマイナスイメージがありますが、何事についてもよく考える人は同時にさまざまな事柄について理解が早いのが長所です。

そのため、やるべきことに他の人よりも早く気付き、率先してこなしていくことで、マメな性格という良い評価を得ることができます。

マメな性格の人は人に親切にしたり、助けになりたいと考えたりしていることが多いものです。

時にはそれが災いしてうるさがられたり煙たがられたりすることもあるでしょうが、仕事の内容によってはマメな性格の人でないと務まらない仕事が数多くあります。

たとえば、介護職などでは利用者さんの希望や期待に沿うことが求められますので、そのような仕事ではマメな性格が周りの人に大きな助けをもたらすことは間違いありません

真面目

何事においても真面目に取り組む性格の人は、周りから大きな信頼を寄せてもらうことができるでしょう。

仕事によっては完全に一人きりで行うものもありますが、企業の中に属すれば必ず誰かと協調しながら仕事を進めていく必要が出てきます。

真面目な性格の人はどんなことにもコツコツと取り組み、納期もきちんと守ります

上司や先輩に対する態度も真面目で、得意先などを回る営業職に就いても時間を厳守するなど、失礼のない態度で接することができます。

とくに営業担当者は企業にとってのいわば顔でもあり、真面目な性格の人は安心感と信頼を与えられる存在となるに違いありません

視野が広い

考えすぎる人はあらゆることにおいて起こり得る可能性を考えるため、自然と広い視野が身に付きます。

視野が広くなると物事をさまざまな角度から見ることができ、状況によって臨機応変に対応できます。

視野が狭い人は自分の意見だけが正しいと考えがちで、他人の意見を受け入れようとしません。

ですが、視野が広い人は「そういう見方もできるのか」と、人の意見を素直に受け入れることができます。

また視野が狭くなると目先のことだけにしか注意が向かなくなりますが、視野が広いと少し離れた位置から客観的に物事を理解できるおかげで、問題点や解決すべき点を容易に見つけられます

視野が広い人は人の意見に素直に耳を傾け、そこから学ぼうとする性格の持ち主です。

【短所:考えすぎる】短所を回答する際の構成

短所として「考えすぎること」を伝えるときは、まずわかりやすく伝えるうえでの構成を学びましょう。

面接官にとって内容がわかりやすい伝え方は、次のとおりです。

1.結論

2.理由

3.エピソード

4.問題

5.行動

6.改善

7.結論

このような流れで短所を伝えれば、短所が何で、具体的にどのような背景や裏付けエピソードがあるのかわかりやすくなります。

そこからさらに行動、改善といった流れで話すことで、エピソードを経て学んだことなどもすぐに伝わるものです。

では、一つひとつの構成ごとに、重要なポイントや注意点などをチェックしていきます。

結論:私の短所は考えすぎてしまうことです

どのような質問に回答するときでも、最初はとにかく結論から触れるようにしましょう。

この場合は、「私の短所は考えすぎるところです」「昔から考えすぎるところがあり、そこを短所と考えています」といったかたちで始めるのが望ましいです。

最初に結論に触れれば、どのようなことに軸を置いて話を進めるのかがわかるため、面接官の頭の中にはその後話すエピソードなども入ってきやすくなります。

なお、単に考えすぎてしまうことだけが短所だと伝えるのではなく、どのように考えすぎてしまうのか、何をたくさん考えてしまうのか具体的に伝えるのも大切です。

たとえば「細かいことを考えすぎてしまうところです」「リスクを考えすぎるところです」といった回答の仕方が挙げられます。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです

結論→理由(根拠)といった伝え方の流れは、論理的にわかりやすく物事を伝えるうえで基本となる伝え方です。

そのため結論に触れたあとは、続いて「なぜ考えすぎることを短所だととらえているのか」ということに焦点を当てて、理由を述べましょう。

人の欠点や苦手なポイントなどはたくさんあるため、そのなかから「考えすぎること」を短所に選んだ理由・根拠・背景を伝えることが大切です。

なぜその短所をチョイスしたのか明確に伝えれば、面接官は、あなたの人物像を早い段階でイメージしやすくなります。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

結論→理由と来たあとは、エピソードを伝える段階になります。

これは上記の「理由」をより掘り下げる部分にあたるでしょう。

苦手意識や失敗などから来るエピソードを具体的に伝え、考えすぎるという短所をよりわかりやすくします。

なお、エピソードを話すときは、ダラダラと話さず要点を絞って話すことが重要です。

エピソードにはさまざまな要素が登場するため、話す際はダラダラと話してしまいがちです。

あらかじめ要点を絞って伝えられるよう内容を整理しておき、簡潔でわかりやすい伝え方を意識しましょう。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

結論→理由→エピソードと伝えてきたあとは、エピソードの中で直面した問題について触れていきます。

エピソードを通じて、あなたの「考えすぎる」という短所のせいでどのような問題が起きたのか、要点をわかりやすく伝えていきましょう。

自分にとってはすぐにわかるエピソードでも、面接官にとっては、初めて耳にするからこそわかりにくい可能性があります。

したがって初対面の人でもすぐに理解できるように、問題の内容は簡潔に伝えるようにしましょう。

行動:今の現状が〇〇のため、私は〇〇しなければいけないと考えました

続いて、直面した問題を述べたあとは、自分自身が起こした行動を具体的に伝えるようにしてください。

短所をただ伝えるだけでは、自分がどの短所とどう向き合っているのかわからないものです。

面接官が就活の面接のなかで短所を聞くのは、問題解決能力や自分と向き合う力があるのかを見たいからです。

そのため短所を伝えたあとは、短所や問題を自覚してどのように行動したのか、明確に伝える必要があります。

具体的に取った改善策の内容を話し、問題解決の姿勢を明らかにしましょう。

改善:そのため、今〇〇を行い、短所の改善を行っております

問題に対して起こした行動を話したあとは、続いて現在の改善に向けた行動・心掛けを話しましょう。

ここまでで伝えてきた改善策を、実際に行動に移して伝えることが重要です。

自分自身の短所としっかり向き合い、改善に向けて真摯に努力していることがわかるため、面接官には好印象に感じられるでしょう。

問題解決能力を持っている人、自分自身の成長のために努力できる人という評価につながります。

最終的に今後のことにつなげられるように、エピソードの中で起こした行動だけでなく、今もその改善策を実践していることをしっかりと伝えるようにしましょう。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

物事をわかりやすく伝えるときは最初に結論を伝え、根拠や具体的なエピソード・例などを述べたのちに、最終的にもう一度結論を話します。

ただし同じように「~のため、やはり短所は考えすぎるところです」と結論を繰り返すのみでは、効果的な伝え方にならないため注意が必要です。

就活の面接は、会社に入社した際にどのような活躍ができるのか、自分自身を売り込む目的もあります。

その目的を忘れず、最終的には、エントリーした会社でどのような貢献・活躍ができるのか明確に伝えていきましょう。

エピソードから学んだことや行動したことを踏まえて、最終的な結論を話せば、より説得力のある短所の伝え方になるはずです。

【短所で考えすぎると答えるときの必勝法】短所が考えすぎるの例文

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短所で考えすぎると答える場合の例文を紹介します。

ここでは3つの例文を記載しますが、どのエピソードが自身に似ているのか探してみてください。

面接時はオリジナルの文章に変えて、説得力を出すことが大切です。

例文①:心配性

私の短所は、ミスを過度に心配するあまり行動に移すまで時間がかかることです。

なぜなら、1つの課題を提出するまでに複数回の再確認を要するため、他の人よりも時間がかかることが多いからです。

そのため学期末のレポートでは、締め切りの直前に提出することがしばしばあります。

この行動から周囲の人には完璧主義者だと思われています。

今は一度確認をして間違いがないことが分かったら次の作業に取り組むようにして、短所の克服に取り組んでいます。

この経験を活かして、全体を俯瞰して重要箇所を把握し的確に確認する能力を磨いてきました。

これにより、ミスを最小限にし時間を効率的に利用することで、貴社に貢献したいと考えています。

例文②:行動に移すまでの時間が長い

私の短所は、行動する前に考え込み慎重になり過ぎてしまって、直ぐに行動に移すのが難しいことです。

友人と旅行に出かけた際に、観光スポットや移動手段を調べて情報をまとめていました。

しかし、当日に友人から急な提案や交通事故による移動手段の変更が生じたとき、臨機応変に対応できず不安な気持ちになりました。

そのため、普段から急な提案も頭ごなしに否定したりトラブルに動揺したりせずに、一度受け入れるようにしています。

そして、その場で柔軟に対応するしかないと考えるように努め短所の克服に取り組んでいます。

この経験を活かして、最善の準備を行なった上で臨機応変に対応できる柔軟性で貴社に貢献したいと考えています。

例文③:考えすぎる→心配する

私の短所は些細なミスにも敏感なことで、周囲の人が気に留めないようなことでもミスをした後のことを考え過ぎてしまい、作業の進みが遅くなってしまうことです。

アルバイト先の飲食店ではミスを恐れるあまり、先輩に同じ質問を繰り返していました。

これによりミスは減らせましたが、何度も質問した結果先輩に心配をかけてしまいました。そのため、一度質問した内容はまず自分の中で解決を試みて、それでも解決できない場合は質問するように改善しました。

また、自分の進捗を共有して周りの心配を取り除く努力もしました。

この経験を活かして、チームとコミュニケーションを取り、課題解決への取り組みを通じて貴社に貢献したいと考えています。

 

まとめ

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短所は考えすぎると答える際は、直球で伝えるのではなく言い換えてやんわり伝えましょう。

こんなことがあったので考えすぎると気がつきましたなどと、エピソードを含めると伝わりやすいです。

また短所である部分をどう乗り越えていくのか、他人に迷惑をかけないよう注意したいところなであわせて述べると良いでしょう。

短所は誰しもあることなので、自信をなくす必要はありません。

自身のことを客観的に見つめ、どう短所と向き合っていくのか考えてください。

よくできる、完璧と感じる人は短所とうまく向き合っています。

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