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【インターン履歴書】履歴書の書き方
インターンの選考では、履歴書はかなり重要になっています。
今は就活の第1歩として長期インターンやサマーインターンなど様々なインターンに参加している人も多いでしょう。
しかし、希望していたインターンの倍率が高くインターンに参加できなかった!なんてこともあります。希望するインターンに参加するためにも履歴書をしっかりと作り込みましょう。この章では各項目ごとに履歴書の書き方を解説していきたいと思います。
・基本情報
・学歴・職歴
・資格・免許
・志望動機
・自己PR
・写真
基本情報
基本情報とは主に以下のようなものを指します。
それぞれ簡単に説明します。
生年月日
履歴書を書いている現時点での年齢を書きましょう。
現住所
都道府県、市町村、番地、アパートの名前、部屋番号と必要事項は全てしっかり記入しましょう。ふりがなは漢字表記の部分だけで問題ありません。
電話番号
日中に連絡のつきやすい携帯電話などの番号を書いておくことをオススメします。
履歴書に書いた電話番号に面接の日程決めや合否の電話がかかってきますので、書き漏らしのないように注意しましょう。
メールアドレス
メールアドレスはきれいに見やすく記入しましょう。
面接に関してや合否の連絡をメールで行う企業も多いので、万が一間違ったメールアドレスを記入してしまうとそれらの連絡を受け取れなくなってしまいます。
メールアドレスは元から持っていたものでも問題ありませんが、フリーメールで就活用のメールアドレスを作っておくことをオススメします。
緊急連絡先
現住所以外に連絡を希望する場合や万が一連絡が取れなくなった時の連絡先として記入欄が設けてあることもあります。
この場合、実家の固定電話番号や住所を記入しておけば問題ないでしょう。
捺印
朱肉を使って文字が反対になってしまわないように注意しながら捺印しましょう。
この時必ず印鑑を使用し、シャチハタ等を使ってはいけません。
学歴・職歴
学歴はまず最初に1段目の中央に「学歴」と記載し、その下から経歴を古い順に記載していきましょう。
どこから書くか明確な規定はありませんが、大体の場合中学卒業から書き始めます。
高校を記入する際は「高校」ではなく「高等学校」と正式名称で記載し、「普通科」「商業科」などの所属先も忘れずに記入しましょう。
予備校などは記載しなくても大丈夫です。
資格・免許
免許や資格などを持っていれば「資格・免許欄」に記載しましょう。
一般的には取得時期が古いものから書いていくのが主流ですが、インターン先の企業にアピールになるような資格があれば、優先的に書いても問題ないでしょう。
いくつも資格や免許を持っているという方は、インターン先の企業で生かせるような資格・免許はどれかをよく考えましょう。
また、現在取得のために勉強しているというような資格・免許でも場合によっては書いておくとアピールにつながります。
志望動機
インターン先の企業にどうして応募したか、このインターンを通して何を学びたいかなどを記入します。
「特になし」のようなやる気の感じられないような文章を書くのはやめましょう。
自己PR
自己PRは企業に向けて自分をアピールする絶好の機会です。自分はどんなことができる人間なのか、自分の強み、スキルなどを余すことなく伝えましょう。
企業側が求める人材像を思い浮かべながら、PRできる部分があれば積極的にアピールしていきましょう。
写真
写真は履歴書指定のサイズに合ったものを提出するようにしましょう。
面接に行く時と同じようにスーツを着用し、明るい表情で撮影するようにしましょう。
基本的には証明写真の機械で撮っても良いですが、就活生向けにプランを提供している写真スタジオなども多数ありますので、そちらで撮った方がきれいに撮ってもらえます。剥がれても持ち主が分かるよう裏面に名前と学校名を記載しておきましょう。
こちらの記事も合わせて確認してみてください。
【インターン履歴書の書き方】履歴書を書く際の注意点5選
どんなに素晴らしい内容の履歴書でも形式や内容に不備があれば選考にたどり着くことすらありません。
そうなってしまわないようにこの章ではインターンの履歴書を書く際に注意すべき点を紹介します。
①必ず黒のボールペンか万年筆を使う
履歴書などの書類は基本的に黒のボールペンや万年筆で書くことが一般常識となっています。間違っても黒以外のペンやシャーペン、鉛筆などで書かないようにしてください。
また、同じ黒のボールペンでも滲みやすいペンや、消せるタイプのボールペンはあまりおススメできません。
7mmくらいの太さのゲルインクボールペンが書きやすいのでオススメです。
②間違いがないかしっかりチェックする
全て書き終えたら一度自分の書いた履歴書に間違いがないか確認しましょう。
日付は合っているか、読みやすい字で書かれているか、誤字はないか、内容に間違いはないか、写真を貼り忘れていないかなどチェック項目は多数あるかと思います。
内容に不備があるとそれだけで選考に落とされてしまったりする場合もあるので、最後の確認は時間をかけてしっかり行いましょう。
③会社の指示に従う
履歴書を書く前に企業のインターン要項を見直しましょう。
企業によっては履歴書の形式や項目を指定してくる場合があります。
これに則っていないと側アウトなので要項は必ずしっかりと確認しましょう。
④提出する前にコピーを取っておく
履歴書を書き終えたら企業に提出する前にコピーを取っておくことをお勧めします。コピーを取っておけば履歴書を提出した後も見直すことができ、どの企業の履歴書でどのようなことを書いたのかを確認することもできます。
特に普通の採用面接の時は履歴書の内容をもとに質問されますので、見直すことができないと大変です。
PCで作成した場合はデータをしっかりと保存しておきましょう。
⑤修正液等は使わない
履歴書やESなどの書類に修正液や修正テープを使用するのは好ましくありません。
マナー的な問題もあるのですが、修正液などを使うと「内容を改竄したのではないか」と疑われてしまう可能性があります。
そのようなことを避けるためにも間違いに気づいたら1から書き直した方が得策です。
提出期限が迫っていてやむを得ないという場合は該当箇所を二重線で消して訂正印を押して修正しましょう。しかしこれもやり過ぎは禁物です。
【インターン履歴書の書き方】インターンに通過する自己PR・志望動機
インターンの中には書類選考を行う企業も数多く存在します。
それらの選考に通過するためには自己PRや志望動機が重要な鍵を握ります。
この章ではインターンの選考を通過するための自己PR・志望動機の書き方を解説します。
①インターンを通して何を学びたいか明確にする
履歴書では書く欄が限られているため、端的にインターンを通して学びたいことを書いた方が良いでしょう。この内容が薄かったり、全く書かれていなかったりすると「この学生は本当にインターンに参加したいのだろうか」と思われてしまいます。
これを機にインターンで学びたいことを明確化し、自分の目標に繋げて書いてみると良いでしょう。
②具体的なエピソードを添える
自己PRで自分の強みを書くときは根拠となる具体的なエピソードを添えると説得力が増します。例えば「コミュニケーション能力が高い」という強みをただ伝えるより、「サークルで先輩や後輩、OBの意見を広く聞き、イベント成功に努めた」などのエピソードを併せて書いた方がより伝わりやすいでしょう。インターン先の企業にアピールできるエピソードがあれば積極的に書くことをおすすめします。
③自分の強みを押し出す
自己PRや志望動機は自分の特徴や強みを企業にアピールする絶好のチャンスです。
自分の持っている能力を履歴書やESにしっかり書き込みましょう。もし自分で自分の強みが分からないという方は、家族や友人などの身近な人に聞いてみると自分の良さが見えてきます。
④結果よりも過程にフォーカスする
自己PRや志望動機で自分の強みに関するエピソードを添える際は、結果よりもその過程に注目しましょう。例えば「部活で全国大会に出た」というエピソードを添えるとします。
企業側は「全国大会に出た」という結果よりも「全国大会に出るまでの過程で何を学んだのか」を知りたがっているのです。ですのでエピソードを添える際はその過程で何を学んだのかをしっかり考えましょう。
⑤企業が求める人物像を知る
企業が求める人物像を事前にリサーチしておくことは大変重要なことです。
その企業がどのような人材を求めているのか、今回はどのような背景で募集しているのかなどを知っておけば自分がアピールするポイントが見えてきます。
これを知っておかないと的外れな自己PRや志望動機を書いてしまうかもしれません。
【インターン履歴書の書き方】 自己PRの構成
インターンに応募する際の履歴書に記載する自己PRや志望動機は、どのように書けばいいのでしょうか。
就活生やその予備軍の間ではインターンに参加することで、自分の魅力を知ってもらい、就職の内定につながると注目を集め、応募者が増えています。そのため、競争が激しくなっており、自己PR・志望動機の書き方が書類選考突破の1つの関門となっています。
企業にとってもエントリーシートや限られた時間の面接だけではわからない、本人の人物像や働き方などはインターンを通じて観察できるため、よい人材の確保のために重要な機会と位置付けている状況です。
インターンの書類選考に通る自己PRや志望動機は構成でも決まります。どのような構成が望ましいのか、構築のステップをご紹介します。基本的な構成として、次の4ステップを順に踏んでいきましょう。
ステップ1:自分のアピールポイントを書く
余計な前書きは不要で、「私のアピールポイントは〇〇です。」と結論を一文で述べるところからスタートしましょう。
ステップ2:自分のアピールポイントを証明するエピソードを書く
なぜかと言えば、ただ書くだけなら誰でもできるからです。
たとえば、アピールポイントがリーダーシップと書くだけなら、リーダーシップ力がない人でもできます。
実際に会ったことのない人を書面だけで見極めるにあたり、具体的な体験談などが書かれているかは大きな判断材料となります。
ステップ3:どんな経験をしてどんな結果を出したかを書く
結果を書くことで、より具体性が増し、本当にアピールポイントを発揮できる人物だと説得力が増します。
ステップ4:インターンシップでどうアピールポイントを活かすかを書く
これによって役立ちそうな人材だと示せるとともに、事前にその企業や事業内容、仕事について研究し、どのように自分を活かそうとしているかが伝わりやすくなります。
つまり、インターンシップに参加するうえでの熱意ややる気が伝えられるのです。
PREP法
POINT(結論)→REASON(理由)→EXAMPLE(エピソード、具体例)→POINT(結論、まとめ)という文章構成にすることで、言いたいことが相手に伝わりやすくなります。
自分自身も頭の中で整理しやすくなり、簡潔な構成に仕上がります。
自己PRを作成するときも、このPREP法をぜひとも取り入れてください。
【インターン履歴書の書き方】 志望動機の構成
では、志望動機はどのように構成すればいいのでしょうか。
志望動機は自己PRと並んで、または、それ以上に書類選考に通るために重要となる項目です。
次の3ステップを順に踏み、どうしてもその企業のインターンシップに参加したい熱意と意欲を伝えましょう。
ステップ1:インターンシップに応募した志望動機を書く
将来的に内定がもらえそうだからとか、有名な企業だからといった単純な動機ではいけません。
その企業や事業内容、仕事内容、インターンシップで行う内容として紹介されていたことや求める人物像などをしっかりと研究し、自分が何に興味を持って志望したのかを具体的に書きましょう。
ステップ2:インターンシップに参加して得たいこと・学びたいことを書く
そのためにはインターンシップの要綱をしっかりと読みこみ、どんな体験をさせてもらえるのかを踏まえて、学べそうなことを理解しなくてはなりません。
まったく方向性の違うことを学びたいと書いても、企業としては目的が違っているため選考に通ることが難しくなります。
ステップ3:インターンシップの意気込みを書く
受け身で参加させてもらうのではなく、積極的に取り組み、得たいものや学びたいことをしっかりと吸収して、企業に貢献できるような人材として貢献したいことや、企業側でインターンシップの理念や目的が提示されている場合は、それを達成したいことを伝えましょう。
【インターン履歴書の書き方】Q&A
手書きの方がいい?
企業から指定された方法がなければ手書きでもPCで作成しても問題ありません。企業の中にはメールでの提出を求めるところもあり、そのような場合は必然的にPCでの作成になるでしょう。何の指示もなくて不安な場合は手書きで作成するのが一番安心です。
写真の利用期限はどれくらい?
顔写真は撮影時期が直近3ヶ月以内のものを使用すること。など撮影期限についても指定があるケースが多いです。事前に写真を大量に用意しておくことはいいですが、写真の撮影日が半年以上前、など直前で慌てることにならないように予め期日を確認しておきましょう。
どんな履歴書を使ったらいい?
基本的には企業から指定された形式の履歴書を使用してください。もし何の指示もなければ市販の履歴書や大学の生協で販売されている履歴書を使用しても問題ありません。個人的にはその大学に通う人の人となりをより伝えられる「大学独自の履歴書」を使用することをおススメします。
【インターン履歴書の書き方】まとめ
ここまでインターンの際に提出する履歴書について解説してきました。
インターンを開催している企業の中には書類選考を行うところもあり、履歴書やESの提出を求められる場合があります。
是非この記事を参考にして、履歴書で他の就活生と差をつけてみてください!