【これで完璧!SPI言語攻略法】SPI言語で高得点を取る勉強法

【これで完璧!SPI言語攻略法】SPI言語で高得点を取る勉強法

【SPIの言語問題】はじめに

SPI試験は就職試験の際に、面接より前に行われることが多く、突破できなければ面接にたどり着けないことも少なくありません。

SPI言語というと、多くの言葉を知っている、文書を作るセンスがある人が高得点を出すイメージがあるかもしれません。

しかし、SPI言語には勉強法があり、コツをつかめば得点が取りやすくなります。

今回は、SPI言語で高得点を取る方法を詳しくご紹介します。

【SPIの言語問題】SPIとは?

就職試験の際に度々登場するSPI試験。

適性検査と呼ばれることもありますが、正式名称は「SPI(Synthetic Personality Inventory)総合検査」というもので、リクルートマネジメントソリューションズが問題を提供しています。

SPI試験は、仕事の適正やその人の性格などを読み解く資料の1つとして、就職試験の際に広く活用されています。

ひとくちにSPIといっても、出題される問題は5つの分類に分けられ、5つはそれぞれ、性格検査・言語能力検査・非言語能力検査・英語力検査・構造的把握力検査となっています。

5分類すべてを実施する企業は少なく、一般的には性格検査・言語能力検査・非言語能力検査の3種類がよく出題される傾向にあります。

企業の業種によっては英語力検査を加えた4種類で行なうところもあり、事前に先輩方がどのようなSPIを受けたのか確認しておくと安心です。

SPI試験はテストセンターかWEBテスト、ペーパーテストの3つで受けることができますが、どれを採用しているかは企業によって異なります。

企業によっては、試験会場で企業の用意したパソコンを使い、WEBテストを受けさせるところもあります。

WEBテストは、一度解答を入力して次のページに進むと、前のページには戻れないようになっているなど独特のルールがあります。

本番で焦ってしまわないように、自身でWEBテストを体験して、事前に雰囲気をつかんでおくことをおすすめします。

SPI試験は高得点が取れるかどうかを検査するというよりは、その企業が希望している、ある程度の能力を保有しているかどうかをチェックする1つの資料としての意味合いが大きいでしょう。

SPI言語の種類は7種類

今回は、SPI試験の中でも「言語能力検査」について、内容や攻略法をご紹介します。

SPIの「言語」と呼ばれるなかにも、問題の種類が分かれており、二語関係・熟語の意味・熟語の成り立ち・語句の用法(文法)・文の並び替え・空欄補充・文章読解の7つがあります。

それぞれの内容は以下の通りです。

【二語関係】

例で提示された二語の関係を考え、同じ関係のものを選び出して回答する

【熟語の意味】

意味が書かれた文があり、その内容を示す熟語を選ぶ

【熟語の成り立ち】

熟語を使った例文が書かれており、同じ意味を持つ熟語を選ぶ

【語句の用法(文法)】

例文が1つ書かれており、同じ文の構成になっているものを選ぶ

【文の並べ替え】

バラバラに書かれた複数の文を並べ替えて1つのまとまりのある文にする

【空欄補充】

短文が書かれており、文中の(   )に入る語句を選ぶ

【文章読解】

長文を読んで設問に答える

テストセンターとWEBテスト、ペーパーテストとでは出題傾向に違いがありますが、二語関係・熟語の意味・語句の用法(文法)は、テストセンターとペーパーテストで出題される傾向が高く、文の並び替え・空欄補充はテストセンターとWEBテストで出題されやすい傾向があります。

試験までの日程が少なく十分なテスト対策をしている時間がないという場合は、二語関係・熟語の意味・語句の用法(文法)・文の並び替え・空欄補充の4つをメインに勉強しておくことをおすすめします。

【SPIの言語問題】SPIの言語全体の攻略法

SPIの試験問題は独特で、学校で受ける国語のテストとは大きく異なります。

コツをおさえることで言語問題は効率よく答えられるようになると言われています。

まずは、言語問題全体の攻略法をご紹介します。

制限時間に惑わされない

SPI試験は数多く問題を解けば良いという形式ではなく、何問解いて、そのうち何問正解したかという「正答率」がチェックされる検査です。

SPI言語問題には回答するのに制限時間が設けられていますが、制限時間が迫ってきても焦って適当に答えるのではなく、落ち着いて確実に正解できるようにすることが大切です。

制限時間が残りわずかのときに分からない問題が出ても、無理に答える必要はありません。

回答率ではなく正答率を上げることに注力しましょう。

1冊をやり込む

SPIの言語問題にはじめて取り組んだ人は、日常では聞いたことがないような単語が並び、ビックリしてしまうことが少なくありません。

SPI言語問題には、ニッチなワードが頻出する傾向がありますが、すべての言葉を知っているという人は非常に稀です。

膨大な単語を覚えなくてはいけないのか?と焦る気持ちになりますが、そうではなく、1冊のSPI過去問問題集をやり込むことで、出題されやすいワードがつかめるようになります。

問題集を購入するときには、問題集を何冊も買い込んで問題をどんどん解いていくという勉強法ではなく、過去問の掲載量が多い1冊を選び、その1冊を徹底的にやり込むことが有効なテスト対策になります。

【SPIの言語問題】二語関係の攻略法

まずは、SPI言語問題の二語関係に焦点を当てて攻略法をご紹介します。

SPI言語問題の二語関係は、一見、かなり頭を使うような印象を受けますが、コツをおさえると効率良く問題が解けるようになります。

 

二語の関係には法則性があり、その8つの法則を覚えておくことで、その中からどれに当てはまるかを考えるだけで、簡単に答えられるようになりますよ。

 

【二語関係7つの法則】

  1. 二語ABが同じ意味がある (例:印刷機:プリンター)
  2. 二語ABは意味が対立する (例:需要:供給)
  3. 二語ABは同じカテゴリーに属する (例:土星:木星)
  4. Aのうちの1つがBまたは、Aの一部分にBがある (例:ペン:筆記用具)
  5. ABがワンセットになっている (例:ねじ:ナット)
  6. AがBの役割を示す (例:のり:接着)
  7. AはBから出来ている (例:豆腐:大豆)

【SPIの言語問題】熟語の意味の攻略法

どれだけ言葉を知っているかが試されるのが熟語の問題です。

基本的に出題に使用される熟語は中学・高校の国語レベルが多いのですが、今から膨大な熟語を覚えるのは至難の技。

前述したように、SPI言語問題では出題されやすい傾向のワードが限られています。

1冊の過去問問題集を徹底的にやり込んで、その中に登場する熟語の意味を確実に覚えておきましょう。

【SPIの言語問題】熟語の成り立ち

熟語の成り立ちも、二語関係と同じように法則性があり、その5つの法則を覚えておくことで、その中からどれに当てはまるかを考えるだけで、簡単に答えられるようになります。

こちらも1冊の過去問問題集を徹底的にやり込んで、出題されやすい熟語をチェックしておくと、問題がスムーズに解けます。

【熟語の成り立ち5つの法則】

  1. ABの漢字がどちらも似た意味を持つ (例:減少)
  2. ABの漢字が反対の意味を持つ (例:高低)
  3. ABが主語述語の関係にある (例:月光)
  4. ABが動詞+目的語の関係にある (例:出題)
  5. AがBを装飾する (例:再会)

【SPIの言語問題】語句の用法の攻略法

語句の用法にもパターンがあり、同音異義語・たとえの用法・格助詞や助動詞のような文法問題の3つのいずれかに当てはまります。

いずれも、別の言葉に置き換えてみて、意味が通る文を探すことで、答えが分かりやすくなります。

(問)例文と最も近い意味で使われているものを選べ 例文:例をあげる 

  1. 安くあげる
  2. 声をあげる
  3. プレゼントをあげる
  4. 理由をあげる

例えば、上記の場合「例をあげる」を「例を述べる」に言い替えて考えると、

  1. 安く述べる→意味が通らない
  2. 声を述べる→意味が通らない
  3. プレゼントを述べる→意味が通らない
  4. 理由を述べる→意味が通る

となり、答えは「理由をあげる」のみに絞ることができます。

【SPIの言語問題】文の並び替えの攻略法

文の並べ替え問題は、見ただけですぐに分かる部分と、そうでない部分が混ざっている問題です。

そのため、単語だけの問題よりも少し時間がかかる傾向があります。

文の並べ替えでは、5つ程度の短文が記載されており、問題で問われた順番にくる文章を選びます。

攻略にはコツがあり、文頭の文を探す→結論の文を探す→間をつなぐという3つのステップで文章をつなげていくと、時間に無駄がありません。

多くの場合、文頭の文には、接続詞でスタートしている文がくることはないため、接続詞でスタートしている文章があれば、それは文頭の文の候補から消すことができます。

【SPIの言語問題】空欄補充の攻略法

空欄補充の問題は、SPI言語問題の中でも比較的出題されやすい傾向になるため、確実に解けるようにしておきたいところです。

空欄補充の問題には、空欄が1つだけのもの・3文問題・3語問題の3種類があります。

空欄1つの問題の攻略法

空欄が1つだけの問題のときは、まずは全てをあてはめ、文法としておかしくないかをチェックします。

おかしいものがある場合は、その時点で解答候補から外します。

次に、具体例や言い替えている言葉を見つけだし、それに合うように空欄を補充しましょう。

3文問題の攻略法

3つの文が登場し、それぞれつながりの良いものを選ぶのが3文問題です。

つながりだけに注目すればすぐに解けるため、当てはめてみて違和感があるものは候補からはずすという、消去法が有効です。

3語問題の攻略法

空欄補充のなかでも3語問題は一番簡単な問題とされており、こちらも3文問題と同じように、当てはめてみて違和感がないかを確かめる消去法が有効です。

分かりやすいものからどんどん埋めていくようにしましょう。

【SPIの言語問題】文章読解の攻略法

文章読解はいわゆる高校の国語のテスト問題と同じです。

読む時間、考える時間、選ぶ時間などが必要になるため、SPI言語問題では時間があまったときに解答するくらいの気持ちで、後回しにすることをおすすめします。

特別な攻略法はなく、日ごろの文章読解能力や国語のセンスが問われる問題と言えるでしょう。

【SPIの言語問題】SPIはしっかりした対策で高得点が取れる

はじめてSPI試験を受けた人は、知らない単語や熟語の多さに自信を無くしてしまいがちです。

しかし、SPI試験は高得点をマークするための試験ではないため、きちんとしたテスト対策をしておけば、高い正答率をマークすることも夢ではありません。

しっかりと対策をしておくと、問題が出題されたときに、どのように考えて解き進めれば無駄がないのかということが分かり、効率よく問題を解いていくことができますよ。

制限時間に焦らず、正しい答えを見つけられるように対策しておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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