適性検査は具体的には3種類!まずは適性検査について知っておこう!

企業の選考を受けるうえで、書類選考、面接に加えて適性検査という試験のようなものを実施するケースが少なくありません。

どのような検査であり、企業は何の目的で実施するのか、その種類や対策の必要性についてご紹介します。

【適性検査の種類】適性検査とは

適性検査は試験のような形式で実施されるので、試験に通らないと大変、適性検査の結果が悪かったら内定がもらえないかもしれないと不安になる学生さんもいることでしょう。

ですが、適性検査は大学受験のように点数によって合格、不合格を見極めるものではありません。

社会人としての適性や業務への適性、性格などを見極める判断材料として使われます。

確かにあらゆる項目で突出したところがなく、全体的に能力が低いとなれば、選考を外される可能性はあります。

ですが、能力の優劣を比較するものではなく、その人は何が強いのか、どんな性格なのかを知るために用いるのが基本です。

たとえば、この人はややネガティブな性格だけれど、協調性が高く、事務処理能力の高さはピカイチであるとか、この人は計算や数値は苦手らしいが積極的でストレス耐性が高くリーダーシップ力に長けているといった情報が得られます。

企業が求める人材に近い人物であるか、職種ごとに求められる能力や性格を備えているかのひとつの判断材料となるわけです。

企業では全体的なレベルに秀でた人材が欲しいときもあれば、何らかの能力が高い人材を求めることもあります。

人材のバランスも大切なので、リーダーシップ力に長けた人ばかり集まってもチームワークがうまくいかず、協調性に優れた人も欲しいわけです。

応募者が作成した書類や短時間の面接だけでは知り尽くせない、客観的なデータが得られるのが適性検査であり、選考するうえでの補助材料になります。

【適性検査の種類】適性検査は3種類ある

適性検査は企業が独自に作成するケースは稀で、通常は検査問題を能力面や心理面などの専門知識と技術から作成して提供するテスト開発メーカーのサービスを利用して実施されます。

そのため、種類も豊富にありますが、新卒作用で主に利用されている代表的な適性検査は大きく3種類あります。

入社選考で実施される適性検査といえばSPIといわれるほどの知名度と伝統を誇り、実施企業数も多いSPI、近年利用が増えてきた玉手箱、さらにIT職限定のCABが代表的です。

IT関連企業だけでなく、あらゆる企業でIT化が進められ、社内にIT部門を設ける企業が増えている中で、IT職特化型の適性検査も登場したのです。

では、代表的な3種類について特徴や内容などを詳しく見ていきましょう。

SPI

SPIは就職サポートでも有名なリクルートが提供している適性検査で、既に40年以上の実績を持つ歴史のある検査手法です。

相手を深く知ることをコンセプトに作られており、応募者の人となりを知るために活用されています。

年間13,200社の利用実績を持ち、受検者は年間202万人にも及びます。

大手企業で実施されるイメージが強いPIですが、利用企業の約65%が中小企業です。

1名からでも受けられ、最新版のSPI3は40年以上の実績で蓄積された圧倒的なデータ量に基づく信頼度の高い分析結果がわかりやすい報告書の形で、1名ずつ提供されるのが選ばれている理由です。

テストを受けた結果、採用担当者に報告書が提出され、専門知識がなくても応募者の人となりが理解できます。

その結果を踏まえた面接での質問例が提案されたり、応募者と接するときの注意点に至るまでアドバイスされたりしているといいます。

玉手箱

玉手箱は日本エス・エイチ・エル社が提供している適性検査です。

実施時間はわずか11分と短く、パーソナリティに関する質問紙と行動・経験に関するアンケートで構成されています。

玉手箱I Ver.2は新卒採用の母集団形成や初期選考目的の適性検査で、ヴァイタリティやプレッシャーへの耐力といった職務を遂行するうえで重要となる9つの能力特性についてチェックします。

テスト結果に基づき、面接時のチェックポイントなどが採用担当者へと報告される仕組みです。

玉手箱IIIは応募者を知的能力とパーソナリティの両面から測定できる総合適性診断システムで、49分かけて計数・言語・英語・パーソナリティ(OPQ)についてチェックされます。

診断結果は紙ベースのIMAGES検査6尺度のフォーマットか、ヴァイタリティやチームワークなど業務遂行で求められる9特性のフォーマットの形で採用担当者に報告がなされます。

CAB

日本エス・エイチ・エル社が提供するコンピュータ職適性テストで、職種を限定し、コンピュータ職としての適性を診断するものです。

SE・プログラマーそれぞれにの職種に応じた職務適性をはじめ、社会人として求められるヴァイタリティやチームワークなど業務遂行に必要な9特性についてもチェックできます。

問題内容は暗算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)で構成されており、Webテストは72分、マークシートテストは95分の制限時間で実施されます。

【適性検査の種類】適性検査の受検方法の種類

適性検査の受検の仕方も種類があります。

受験方法は企業が選択した適性検査の種類や受験スタイルによって異なります。

いずれの方法かはエントリーした企業によって異なり、場合によってはすべてのスタイルで受験する可能性も出てくるため、予め受験スタイルについてチェックして、落ち着いて臨めるようにしておきましょう。

マークシート形式

学生時代の学力テストやセンター試験、大学入試などでも経験がある形式です。

問題を解き、正解の選択肢を塗りつぶしていきます。

受験会場はエントリーした企業の会議室などや企業が用意した会場などで行われ、試験官が時間を計り、応募者が一斉に受験するスタイルが一般的です。

テストセンターでのWeb回答

テストセンターはSPIや玉手箱などを提供するテスト開発会社が用意するテストセンターに出向いて受験する方法です。

テストセンターはどこにでもあるわけではなく、東京や大阪などの都市部や主要都市に限定されるので、テストセンターを利用しやすいエリアに本社などを置く企業で利用されています。

テストセンターにはパソコンが用意されており、一人1台を使ってテストを受験するスタイルです。

企業から一定の期間内にテストセンターで受験をするよう案内を渡されるので、インターネットなどで都合のよい日時を予約し、直接、テストセンターに出向かいテストを受けます。

同じ時間帯に予約した他の受験生が入れば、同じタイミングでスタートしますが、具体的な試験時間などはすべてパソコン上で一人ひとり管理されます。

会場に集まる受験生は同じ企業にエントリーした人とは限りません。

同じ適性検査を導入し、テストセンターを利用する企業の応募者が幅広く予約を入れる形です。

自宅などでのWeb回答

テストセンターが近くにないケースで、マークシートではなくパソコンで実施したいといった場合には、企業の会議室や研修室などにパソコンを並べてWeb検査を行う場合もあります。

パソコンを複数持っている企業や中小企業など応募者が少ない企業などでは、企業のパソコンで受験させることも少なくありません。

企業で会場が用意できない、複数のパソコンが用意できないといった場合には、受験生の個人のパソコンで受けられる場合もあります。

専用のIDとパスワードが与えられ、専用のURLにアクセスして、制限時間内で試験を受けるスタイルです。

【適性検査の種類】適性検査の対策方法

適性検査の性格面のチェックは、ありのままの自分を伝えるもので対策のしようがありません。

自分をよく見せようなどと考えず、瞬時に迷わず選択肢を選ぶのが基本です。

これに対して数学や言語などの問題は、ちょっと対策することで大きく能力が伸ばせます。

基本的に大学入試のような難問ではなく、一般的な知識や基本的な知能を確認するテストですので、難しいわけではありません。

ですが、事前にどんな問題なのかを知っておくことで、問題を解くスピードが上がり、解くコツも習得できます。

ぶっつけ本番で行うより、自分が持つ能力を最大限に発揮できることにつながるので、事前の対策がおすすめです。

どのような対策があるか、ご紹介します。

書籍を購入し対策する

各適性検査には過去問集や出題傾向を分析した問題集などが出版されています。

新卒向けの売れ筋本を1冊は手に取ってみましょう。

企業ごとに実施する適性検査の種類が異なる、時間があまり取れないといった方は、最も代表的なSPIから、多くの学生に選ばれている1冊を選ぶのがおすすめです。

また、IT職の方はCABの問題もチェックしておきましょう。

回答時間を予め把握する

適性検査は制限時間が設けられ、その時間に何問を正確に回答できたかで能力を測定する仕組みです。

短時間で正解できるほど業務遂行能力が高いと判断できるので、正しく、なおかつスピードを挙げて解けるようにトレーニングすることが大切です。

Web受験の場合は、デモンストレーション画面なども用意されるので、実際に利用して回答時間の把握や解くスピード感をシミュレーションしておきましょう。

1冊の書籍を何回も解く

問題集や過去問集を次々に解くより、確実に正解し、回答スピードも高まるまで、1冊の問題集を何回も繰り返し解くのがおすすめです。

何度も解いて空で回答を暗記してしまうほどになって、まだ不安が残るといった場合に次の1冊を探しましょう。

まとめ

適性検査は書類選考の一環として実施し、面接を受ける前にどんな人物かをチェックするために実施されます。

基本的な能力がわかるので、その企業や職種への適性をチェックすることや入社後の配属先決定の判断材料にされることも少なくありません。

どの適性検査が実施されるかは企業によっても異なりますが、事前に対策をしておくことで結果が異なってきます。

適性検査がどのようなものかを知ることで、自分の本当の力を出すことができますので過去問対策などを実施しておきましょう。

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