内定獲得するために!面接で長所の協調性をアピールする方法

内定を獲得するためには自分の長所をいかにアピールし、その企業や業務に役立つかを伝えることが大切です。

自分の長所は協調性だと考える方がアピールするには、どのように伝えれば、面接官によさが伝わるのでしょうか。

自分では長所と思っていることが裏目に出てしまうこともあるので、真にその人の魅力であり、能力であると認めてもらえるかポイントを知っておきましょう。

なぜ面接で長所を聞かれるのか?

面接で長所を聞かれるのはなぜなのでしょうか。

ただ単に、長所がある人を採用したいからではありません。

もしもそうであれば、長所を挙げたすべての人が採用されることになります。

長所を聞くのは、第一に、その人がどんな人物で、どんな強みがあるかを確認するためです。

第二に、その長所が志望している仕事や、会社の事業に活かせるのかを確認するため、第三に、人材の採用をするにあたって、バランスを取りたいため、そして第四として、その人が自分を客観的に分析して自分を理解しているかを把握したいからです。

それぞれ詳しく確認していきましょう。

第一の目的は、その人について詳しく知るためです。

企業にとって働く人は、誰でもいいわけではありません。

一人ひとりの個性を把握し、一緒に働いていける人材か、仕事ができる人材か、職場にいい影響をもたらす人材か、会社に役立つ人材かなどを知りたいと思っています。

会社が求める人物像にマッチするかを、長所や短所、あらゆる側面から質問することで知ろうとしています。

第二の目的は、長所が実際に仕事に活かせるかを知りたいからです。

協調性を活かしてどのような仕事ができるかはもとより、自社の仕事や事業に、その人が長所と述べる点が役立つのか、有効活用できるのかを判断する材料としています。

第三の目的は、人材のバランスを図るためです。

いかに会社にとって理想的な求める人物像があっても、すべての人材が同じでは、職場はバランスが取れません。

たとえば、協調性が長所の方ばかりが集まっても、仕事は和気あいあいと進むかもしれませんが、リーダーシップを取れる人がいないので、いつまでも目的が達成できず、結果が出せないおそれがあります。

長所を確認することで、現在の職場に足りないタイプの人材を補填しようとしたり、新卒全体のバランスを取ろうとしたりしているのです。

第四の目的は、あなたが自分を客観的に分析する力があるか、自分の長所をうまく活かして仕事に活かせる能力や意欲があるか、それによって会社で活躍でき、貢献できる人材かを知りたいためです。

そのため、長所を単に聞くのではなく、本当に長所が活かせるかの具体的なエピソードや意欲を示してくれることを求めています。

面接官が長所を聞く意図

面接で長所を聞かれるのに備えて、自分の長所は何か自己分析を重ねている方もいらっしゃるかもしれません。

これといった長所が見つからないと悩む方もいれば、長所と言えそうなものがいくつかあるという方もいるはずです。

複数ある方はその中から1つ、見つからない方はどうにか見つけ出す必要がありますが、そのためには面接官がなぜ長所を尋ねるのか、その意図を知ることが大切です。

意図を理解することで、長所として何を選ぶべきかが見えてきます。

その人自身を知るため

面接官が長所を尋ねる意図はいくつかポイントがありますが、最も単純な理由は、その就活生がどのような人物かを知りたいからです。

学歴や学部などの履歴書上の表面的なデータだけでなく、その人がどのような面を持った人なのかを知ることを意図しています。

ともに仕事をしていくうえでは、能力だけでなく、性格や人柄なども重要です。

同じ大学の同じ学部の学生でも、個性は千差万別です。

その個性を知るための1つの要素となるのが、長所になります。

その人が何を得意としているのか、どんな強みがあるのかといった点やその長所を持つことで、どのような性格の持ち主で、どのような行動パターンを取る人物なのかの予想がつきやすくなります。

長所がどう仕事に活きるかイメージするため

長所は基本的にあなたにとっての良い面ですので、なんでも良いと思っていませんか。

いかに個性が重要といっても、就活の面接は企業が求める人物を厳選する場です。

そのため、面接官としては、自社の仕事に長所が活かせるかを知りたい意図も有しています。

ということは、長所が複数思いついて、どれを選べば良いか困っている方は、志望する企業が求める人物像や事業内容、志望する職種で求められる能力や仕事の進め方を分析したうえで、どのような長所を活かせる仕事かを考えることが大切です。

自分のこういった側面が活かせると思えば、それを長所としてアピールすれば良いのです。

長所が見当たらないと悩んでいる方も、企業で活躍することをイメージし、そのために自分の中で活かせるものを見つけ出せれば、それを長所としてアピールできます。

自己理解をしているか見極めるため

面接官が長所を尋ねる意図の3つ目は、自己理解をしているかを見極めるためです。

人は自分の悪いところ、嫌なところ、直したいところなどはいくらでも思いついても、長所となるとスムーズに出てこない方が少なくありません。

特に日本人の文化として謙遜する傾向があり、積極的に自己アピールするのは良くないといった傾向があるため、長所を見出すのが苦手な人もいます。

一方、自己主張が強い方でも、本当に強みとなる自分の長所を理解していない人も少なくありません。

就活にあたり、自分にマッチする企業を選ぶために自己理解を深めているか、社会人となって企業で責任を持って仕事をしていくうえで自己理解を深めているか、を知りたい意図があります。

企業とのマッチ度を見るため

企業が求めているのは、単に学歴が良くて有能な人材ではありません。

自社にマッチする人物でないと仕事が進めにくく、活躍にもつながらないためです。

企業が成長していくために求めている人物像に合っているか、社風や職場の雰囲気に合うか、仕事を進めていくうえで必要な能力や性格を備えているかは重要なポイントです。

そこで、長所を尋ねることで、その長所が自社で活かせるのか、仕事に役立つのかをチェックしたい意図があります。

たとえば、スピードが求められる企業で、長所は「マイペースで時間をかけても完璧にこなすことです」という方は、その企業でのマッチ度は低いかもしれません。

長所が活かせる職場は、互いにとってミスマッチを防ぎ、早期離職などのリスクも予防できます。

長所で協調性をアピールする際の構成

自分の長所は、協調性があるところだとアピールする場合、どのように伝えていくことが正解なのでしょうか。

ただ一言で「私の長所は協調性があるところです」と伝えても、採用担当者に大きなインパクトを与えることは難しいでしょう。

そこでここでは、どのような流れで長所を採用担当者にアピールすれば、自分のよさをしっかりと知ってもらえるのかを解説していきます。

協調性があるという長所を、自己PRとして上手に伝えるポイントを早速確認していきましょう。

結論:私の長所は協調性があるところです(アピールポイント)

長所を伝えるうえで最大のカギとなるのが、もっとも自分が伝えたいアピール部分をどのように賢く伝えていくかという点です。

長所を述べる際には、自分のよさを相手の印象に残るように伝えなければいけません。

そのため、これまでの経験から得た長所を伝えていくのではなく、まずはじめに結論からハッキリと述べると、本当に自分が伝えたいことを採用担当者に伝えることができ、大きなインパクトを残せます。

採用担当者が知りたいことや、就活生が伝えたいことが最初の一文でしっかりとアピールすることができると、その後の話にも耳を傾けやすくなります。

「私の長所は協調性があるところです」と、まずは結論を述べ、さらにより自分のよさを伝えられるように明確なエピソードを盛り込んでいきましょう。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです

まずはじめに結論を述べた後は、次にその理由を伝えなければ、信憑性を高めることはできません。

なぜ自分の長所が協調性があるところなのかという点について、わかりやすく理由を述べることが大切です。

ここでしっかりと信憑性を高められるような理由を述べることができなければ、採用担当者からの評価を得ることは難しいでしょう。

自分の長所として、協調性があるところを述べる就活生はとても多いです。

そのため、本当に自分は協調性がある人物だということを知ってもらえるような、具体的なエピソードを用意することが必要です。

理由を述べるといってもダラダラと長文を重ねるのではなく、「なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです」というように、一文程度で理由を伝えられると好印象です。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

あなたが自分の長所は協調性があるところだと実感したのは、どのような経験から感じたことでしょうか。

自分は協調性がある人間だと感じたエピソードが、必ずあるはずです。

採用担当者は、就活生の長所をただ知りたいと思っているだけでなく、どのような経験から自分のよさを発見することができたのかまで知りたいと思っています。

社会人にとって、協調性があるということは、とても大切なことです。

就活の自己PRとして協調性があるところをアピールすることは、高評価を得られる可能性があるでしょう。

結論から理由を述べ、さらに「私は〇〇で〇〇ということをしていました」といった一文を用いながらエピソードを加えていくことで、採用担当者の心を掴む自己PRへとつながります。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

採用担当者は、一日に何人もの就活生の面接を行っています。

そのため、長所を述べる自己PRでは、相手に興味を持ってもらえるような話の流れを意識しながら伝えることが、高評価を得るポイントです。

話に起承転結があると盛り上がりが増し、相手の話に耳を傾けてもらいやすくなります。

面接の場で、マイナスイメージを与えるような話をするのはNGなのではないかと思っている方も多いかもしれません。

しかし、長所を伝える際に、課題や問題に直面したエピソードを述べることは決して間違いではないのです。

どのような課題や問題に直面し、そしてどのようにしてそれを解決したのかを述べていくと、上手に自分の長所を採用担当者に印象付けることができるでしょう。

行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

自分が経験した課題や問題に関するエピソードを伝えたら、どのようにそれを解決したのか、「私は〇〇と考え、〇〇を行いました」と、採用担当者を納得させる行動に関する一文を加えていきます。

ここでは、自分の長所として自己PRする協調性につながる一文を用意しなければいけません。

自分が課題や問題を解決するためにどのような行動をとったのか、また、周囲の人たちと協力してどのような行動をとったのかなど、自分の長所である協調性を発揮したエピソードを伝えてみてください。

長所は、あなたのよさを伝える部分でもあるため、行動を述べる一文ではポジティブなイメージを意識しながら、好印象につながる文章を作成してみるといいでしょう。

結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

いよいよ結果となる部分を述べていきます。

ここまで結論から理由、そして問題、行動と話を盛り上げてきましたが、結果をプラスすることで、より明確に自分の長所をアピールすることができます。

魅力的な人物だということを採用担当者に知ってもらうには、「その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました」と、ポジティブな印象を残せる一文を付け加えると効果的です。

結果を伝えなければ、ただマイナスなイメージを採用担当者に残したままの自己PRになってしまいます。

これでは、いい結果を得ることはできません。

協調性があるところがあなたのいいところだと理解してもらえるように、どのような結果や成果を得ることができたのかをしっかりと伝えていきましょう。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

最後に、入社後に企業でどのように長所を活かして活躍していくのかを伝えることを忘れてはいけません。

協調性があるという長所は、企業にとって欠かせない人物だと認めてもらえるはずです。

あなたの協調性があるところを活かして、どのように企業に貢献することができるのかを最後にアピールすることができれば、自分の魅力をより知ってもらうことができるでしょう。

一緒に働きたいと思ってもらえるよう、自分の長所である協調性をどのように活かして仕事で能力を発揮し貢献するのかを具体的に伝えてみてください。

最後に「その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております」とアピールすれば、ほかの就活生に差をつけて、高評価を得ることも夢ではありません。

【長所が協調性のアピール方法】自己PRで協調性を話す際のポイント

協調性が長所という方は誰とでも馴染める、職場や取引先とのトラブルを起こしにくいから、自分は安全パイである点を強調したくなるのではないでしょうか。

確かに仕事をしていくうえではバランスが必要であり、リーダーシップのある人ばかりや自己主張の強い方が集まってばかりでは、うまくいかないケースもあります。

一方で、協調性が強みの方はともすると、他人に合わせてばかりの人、自分の意見がない人とも受け取られがちです。

職場や業務上、その場に集まるメンバーの調整役となる人は確かに必要ですが、自分の能力として調整役や協調性だけでなく、自分の意見も持っているし、メンバーをまとめあげることができる側面もあり、バランスの取れた人材であることをアピールできるとベストです。

単に人についていくだけ、その場の流れに任せるだけの人ではなく、自分の意見を持ち、立場をわきまえたうえで、その場の雰囲気を読み、仕事を進めていくうえで必要な方向へとメンバーを自然に引っ張っていける点を、エピソードを交えてアピールしましょう。

オススメの構成!PREP法

面接の質疑応答で大活躍するのが、PREP法を用いた文章構成です。

PREP法はビジネスマンの会議や何らかをプレゼンするシーンなどでよく使われる、言うなればフォーマットです。

非常にメリットが多い雛型であり、これをマスターして取り入れることで、プレゼンが苦手な人も自分の言いたいことをうまく相手に伝えられるようになります。

フォーマットですので、決められた型に必要な内容を入れ込んでいくだけで良いのです。

そもそも「PREP」には、「準備」という意味があります。

ビジネスの場だけでなく、面接の質疑応答の回答にもオススメのフォーマットです。

上手に取り入れて、面接選考をクリアしたいものです。

PREP法

いくら熱い志望動機を持っていて能力がある人も、その意欲や強みをアピールできなければ意味がありません。

面接選考を無事に通過するためには、自分の言いたいことをいかに的確に面接官に伝えられるかが鍵を握っているのです。

そのためには分かりやすくて説得力のある回答をする必要があります。

PREP法とは、最も言いたいことを最初に述べて、次に理由や事例を話す文章構成になっています。

言いたいことがありすぎて文章がまとまらない人も、 PREP法を用いれば簡潔かつ内容の濃い回答に仕上がるはずです。

「結論→理由→エピソード→結論」というPREP法の流れとその奥深い構造について、しっかりマスターしていきましょう。

PREP法の構造

PREP法とは、「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字を取った呼び名です。

Point(結論)、Reason(理由)、Example(事例、エピソード)、Point(結論・まとめ)という構造になります。

就活面接で自己PRや志望動機などを回答する際には、PREP法の順番に従って話す用意をします。

つまり、最も言いたい結論をまず述べて、なぜそうなのか理由を話し、それを裏付けるエピソードを説明して、再度結論を出してきてまとめる形です。

Point(結論)は最初と最後に2回出てきますが、そうすることでよりいっそう「最も主張したいこと」が伝わりインパクトを与えられます。

ブレずに言いたいことを言って、文章を締めます。

PREP法を利用するメリット

PREP法を活用することで、大きく3つのメリットが生まれます。

まず1つめが、「不要な文章が減り、簡潔に話を伝えることができる」点です。

限られた面接時間の中で、ダラダラと自分1人が言いたいことを話すわけにはいきません。

できるだけ簡潔に回答することが必要です。

中には「3分自己PR」のように時間制限のある質疑応答も見られます。

そんなときにPREP法を使えば、時間ロスが防げます。

2つめは、「聞き手が分かりやすくストレスを感じない」点です。

PREP法では結論から話して結論で締めるので、何が言いたいのかが分かりやすいのです。

面接官がストレスを感じないことは大きな魅力と言えるでしょう。

そして3つめに「考えが整理しやすい」ことが挙げられます。

話している本人自身も頭の中で内容が整理しやすく、緊張の予防にもつながります。

PREP法の例

具体的に、PREP法を使った回答例を見てみましょう。

自己PRで協調性があることについて回答する例を紹介します。

「私の強みは、周りの意見を取り入れてまとめることができる協調性です。なぜなら大学時代、吹奏楽部で部長を務めてみんなをまとめたからです。吹奏楽部は40名近くおり、みんなが団結しなければ良い演奏ができません。各自がこだわりやプライドを持っており、演奏レベルも異なるため、輪が乱れることもありました。そこで私はレベルが到達していない部員とは個人練習に付き合い、皆の意見を聞くために部活会議も開くことにしたのです。1人ひとりの気持ちを聞き出すとともに、できるだけ皆のレベルが揃うようにみんなで協力しようと話しました。その結果、見事コンクールで優勝を果たすことができたのです。吹奏楽部で学んだ協調性は、御社のチーム営業にも役立つと思います。」

【長所が協調性のアピール方法】グループディスカッションで協調性をアピールするポイント

協調性をアピールする場として、グループディスカッションは最適です。

ディスカッションでうまく協調性をアピールするポイントとして、「個人能力」よりも「対人能力」に重きを置くようにしましょう。

たとえば、自分が言いたいことがあっても、まずは人の意見を聞いてから話すようにしたり、反対意見を述べたりする際も「あの方の意見は〇〇の点は私も同感です。しかしながら〇〇に関しては、私はこう思います」というように冷静に伝えることが大切です。

常に周りを見る気配り力もアピールしたいものです。

何かしらアイデアを出して周りをうまく巻き込んでまとめる力も、協調性として高く評価されることでしょう。

「個人能力」も職種によっては重要ですが、「協調性」をアピールしたいのであれば個人能力が前に出ないように心がけることがポイントです。

人事からの目線

周りの人と協力して物事を進めていく力は、チームワークが必要な職場で大いに求められます。

たとえば、チーム営業や飲食店のホールの仕事なども、協調性が必要になってくるでしょう。

協調性のある人材を求める企業の人事は、ディスカッションの場でも就活生の協調性の有無を判断しようとします。

人事がチェックしている点として、「人の話を聞けているか」「自分ばかりが目立とうとしていないか」、さらに「周りの空気を読むことができているか」「話に参加できていない人への気遣いができているか」などが挙げられるでしょう。

どうしたら協調性がアピールできる?

協調性をアピールできるコツをいくつか具体的に解説します。

ディスカッションでは役割分担をしますが、「自分がやりたい役目」ではなく「人が足りていない役目」を担当しようとする姿勢は協調性があるとみなされます。

次に、消極的な人に対して「〇〇さんはどう思われますか?」と参加しやすいように話しかけてあげることも、気配りができると評価されるはずです。

そのほかにも場がギクシャクしたときにみんなが和むことを言ったり、自分と異なる発言をする人に対しても批判ではなく意見を尊重したりすることで、協調性をアピールできます。

【長所が協調性のアピール方法】人事から見た長所が協調性の方のイメージ

人事部の担当者や面接官から見た、協調性がある人のイメージはどんなものなのでしょうか。

協調性といっても、その人によって理解の仕方が違うことがあります。

就活中の学生さんや転職希望者が自分の長所と考える協調性は、チームの和を乱さない、トラブルを起こさない人という認識が少なくありません。

一方で、人事から見た協調性があってよい人材は、そうした消極的な理由ではないケースが多いです。

人事部や面接官から見た、長所としての協調性とはどんなイメージなのでしょうか。

人から好かれる

協調性が長所だという人の多くは、実は陰から周りを傍観するタイプであることや仲間内の中では存在感がないタイプであることが少なくありません。

目立たず、触らず、大ごとや問題には顔を出さない、多数派の意見に合わせる、リーダーシップを取ってくれる人になびくといった方も多いです。

自分は表にはしゃしゃり出ず、陰でひっそり自分のポジションを保っている存在といえるでしょう。

ですが、人事や面接官が求める協調性に優れた人は、人の真ん中にいて、誰からも好かれるような存在感がある人です。

常に周りを見て、職場のバランスの乱れや崩れを解決しようとし、多数派の意見ばかりではなく、少数派や反対している人たちの意見にも耳を傾け、お互いが納得できる解決策はないかと積極的に模索ができる人を求めています。

相手の立場や主張を問わず、公平に対応し、どちらの意見もしっかり聞いたうえで妥協策を見出してくれるような頼れる存在なので、誰からも好かれるのです。

周りの意見をまとめるのが上手

協調性を長所に挙げる人の中には、周りの意見に従うだけの人、自分の意見が主張できない人も少なくありません。

取り立ててアピールできる積極的なポイントがないがために、協調性を長所にしてしまう方も多いです。

ですが、人事部や面接官が見る協調性の優れた人は、消去法でアピールポイントがないから、とりあえず協調性でという形のないものではありません。

協調性がある方は自分の意見も持っている一方で、主義・主張の異なる人も含めて、さまざまな意見に耳を傾ける力があり、それを状況に応じてひとつの方向へと導くことや全体をコーディネートするのがうまい人です。

仕事を進めていくうえでは意見が割れることもありますが、一定の期日までに進めていかなくてはなりません。

その場を納め、みんなが納得できる解決策や意見が異なる人たちも同じ方向を目指して業務を進めていけるようリードできる人であることが期待されています。

【長所が協調性のアピール方法】協調性は長所でもあり、短所でもある

協調性がある人は誰とでも仕事がスムーズに回りそう、職場で問題を起こさなそうと思われる反面、実は足りない部分を心配されがちです。

一つの職場はチームプレーでもあり、全体でバランスが取れる必要があります。

リーダーシップのある人ばかりでもまとまりませんが、かといって、協調性がある人だけでも前には進みません。

協調性における短所が目立ってしまう人は、自分の行動パターンについて今一度見直してみましょう。

自分の意見を言えない

相手の意見を尊重する、物事がスムーズに進むよう反対はしないというスタンスを、自分は協調性があってよいと思っていてはいけません。

人の意見を尊重し、賛成、反対の意見や多数派、少数派の意見をどちらにも耳を傾けるのは大切なことです。

ですが、あなたは自分の意見を持っているでしょうか。

他人の意見ばかり聞き、自分の意見や立場はそもそも持っていない人は、与えられた課題を考える力や問題を自ら解決しようとする力が足りません。

職場ではチームワークが求められるだけでなく、それぞれが自分で考え判断を求められる場面も多いので、常に他人任せや他人に考えてもらって賛成するだけの人では、企業にとっては魅力がありません。

八方美人

自分の意見を持たずに、その時々でよい方向になるようにと妥協していると、単なる八方美人にもなりかねません。

誰にもよい顔をする、誰の意見にも反対しないでは、次第に評価を落としてしまいます。

最初のうちは穏やかな人、誰に対しても理解がある人と思われたとしても、次第に八方美人でどちらの味方かわからない人、有利な立場に就く人、自分の意見がない流されやすい人、お調子者などとみなされ、人から好かれるどころか、煙たがられる存在になってしまうので注意が必要です。

協調性を長所としてアピールする時のNGポイント

協調性はどんな職場でも、どんな仕事でも必要な要素の一つですが、アピールの仕方や志望する職種や職場の環境によっては、NGとなることもありえます。

NGポイントに抵触しないよう、上手にアピールする方法を考えましょう。

協調性が、ただの八方美人やお調子者になってはいけません。

確固たるポリシーを持っての協調性であることが必要です。

長いものには巻かれろ、寄らば大樹の陰で、自分の意見や考えを持たず、その時々でよかれと思う人について場をまとめようとすることや、場を凌ごうとするような協調性はNGです。

具体的なエピソードを考える際に、その時々で揺れ動くお調子者や八方美人的なところが出ていないかを注意しましょう。

また、単なる仲良しグループになってもいけません。

職場はあくまでも仕事をする場です。

仕事をするということは、自分の能力や労力を提供して、それに見合った報酬を得るということです。

にもかかわらず、職場でみんな仲良くやっていきましょう的な学生気分が抜けない協調性では、企業が求める人材としては魅力がありません。

具体的なエピソードを挙げる際に選ぶエピソードについて気を付けるとともに、自分の長所である協調性を、志望する仕事や職種にどう活かせるのか、明確かつ具体的に伝えられるようにしましょう。

また、具体的なエピソードが欠けているのもNGです。

協調性が長所です、というのは誰もが言えることです。

チームプレーが重視される職種や職場に役立てると思います、というのも、簡単に言える話です。

あなたが本当に協調性があり、仕事に役立つ協調性を発揮できるかを伝えるためには、具体的なエピソードを話して、納得してもらう必要があります。

たとえば、部活動の仲間やサークル仲間、アルバイトやボランティアの仲間とうまくやってきましたというエピソードで、面接官はあなたを採用したいと思うでしょうか。

チームメンバーや上司や部下、顧客や取引先などと円滑な関係を築いていくのは、社会人として誰にも求められることであり、極めて基本的な能力です。

協調性があることを伝えるだけでは足りず、協調性を活かして、具体的に達成したことや、チームや仲間を助けた体験、チームや仲間が結果を出せた体験、あなたが協調性を活かしたことで、成果が出せた体験などをエピソードとして述べましょう。

仕事を遂行するうえでは、目標の達成や、結果が求められます。

ただ、協調性があるだけでは足りず、協調性を活かして目標を達成できる、結果を出せるということを示さなくてはなりません。

仕事に役立てる協調性をアピールできないのは、NGだと心得ましょう。

【長所が協調性のアピール方法】自己PRで協調性を話す際の例文

では、自己PRで長所を協調性だと語る場合に、どのような話をすればよいのでしょうか。

あなたの魅力がイメージしやすいよう、実際のエピソードを交えながら、人の中心に立ってコーディネートできる、相手の意見を尊重しながらまとめられる点をアピールしましょう。

①コーディネート役になれることを強調 

「私は物事を進めていくうえでは協調性が大切という考えのもと、調整役になれるのが強みです。

高校時代には文化祭で実行委員を務めましたが、長年の伝統がある男子生徒によるミスコンテストの開催を巡り、意見が二分しました。

男子校であったため、クラスごとに代表を決めて女装によるミスコンを20年以上にわたって開催してきました。

少子化で共学になり、女子生徒への配慮が必要であり、代表に選ばれることで無理やり女装させられる男子生徒の人格侵害だとかいじめの対象になりやすいという反対派と、毎年の開催を楽しみに訪れる人もいるし伝統を重んじるべきだという賛成派に別れたのです。

私は代表に選ばれたために冷やかされてつらい思いをした友達がいたので反対の意見ではありましたが、お互いに意見が対立したままでは先に進めないので調整役を買って出ました。

推薦ではなく立候補制にすることで決着がつき、その結果、30クラス中22クラスが参加してくれ、自ら立候補しただけに例年以上に盛り上がる成果につながったのです。」

②協調性を活かして仲間を同じ方向に向かせチームの団結を図る

「私は協調性を活かして仲間をまとめ、団結させたことに誇りを持っています。

学生時代にサッカー部に所属していましたが、一部のメンバーがコーチの指導方針に賛成できないと練習に来なくなりました。

3年生の引退試合にもなる大切な大会を控えた場面でしたので、チームが分裂するのはよくないと考えました。

キャプテンからは自分勝手なメンバーは放っておけばよいと言われましたが、そのままでは残ったメンバーもコーチへの信頼が揺らぐかもしれないと不安がよぎったのです。

そこで、1週間コーチの指導を受けないチームとこれまで通りに練習を続けるチームで試合をしようと提案しました。

チーム戦力としては互角とも思われましたが、結果は分裂したメンバーの惨敗に終わりました。

反発していたメンバーもコーチの存在を再認識したとともに、チーム全体のコーチへの信頼が回復し、大会でも準優勝というこれまでにない成果を収められたのです。」

③さりげないフォローで全体をまとめる

「私の強みは仲間を理解しながら助け合い、裏からチームをまとめていく協調性です。

飲食店でアルバイトをしていたとき、新しく入ってきた主婦パートの方が仕事を覚えるのが遅いうえ、ミスばかりしているのでベテランのパートスタッフが陰口をたたいたり、若い学生アルバイトたちは店長に使えないから辞めさせたほうがいいなど言いたい放題で、店長を困らせていました。

シングルマザーになり、生活のために働いている事情やお子さま連れのお客様にさりげない心遣いができるのを見ていたため、何かサポートできないかを考えました。

職場は誰もがパーフェクトな動きができるとは限らず、互いにフォローし合いながら一つの仕事を成し遂げるのが理想と考えます。

その方がどのような仕事の仕方をするかを理解し、その人を補うサポートをしようと考えたのです。

慣れないために大人数のグループの対応にパニックになる傾向が見られたため、自分が代わりに対応し、小人数グループの対応に入ってもらいました。

すると次第に仕事に慣れ、混雑時に自分から大人数グループの対応を買って出てくれ、スムーズな対応を見せて他のスタッフからの評価も上がりました。」

協調性×調整役のポイント!

協調性は言葉の響きも良く、多くの企業において仕事をしていくうえで、求められる能力の1つです。

もっとも、ただ協調性があるだけでは、その場で誰かに合わせるだけ、リーダーの指示に従うだけといった受け身な状態となります。

これでは長所としてアピールするには足りず、自分の魅力をアピールするようなエピソードも構成できません。

そこで、協調性を積極的に打ち出せるエピソードを見出すことがポイントになります。

協調性と調整役はつながりやすく、リーダー的な役割の人のサポート役となることや対立し合うメンバーをうまくまとめてトラブルやもめ事を解決できる能力もあることをアピールすることができます。

協調性×チーム力のポイント!

ビジネスを行っていくうえでは、プロジェクトチームを組む場合や部署において一定のメンバーで仕事をしていく機会も多いです。

チームで仕事を進めていく際にはリーダーシップを取ってメンバーを率いていくリーダーと、それに従いながら仕事をスムーズに進めていこうとするメンバーの存在が不可欠です。

誰もがリーダーシップを取って、いちいちリーダーのやり方に反対することやチームから外れて勝手な行動を取っては、仕事も進まず、成果にも結び付きません。

チーム力を維持、向上させるために協調性を活かして、メンバーをうまくまとめ、リーダーを助けていけるような面をアピールしましょう。

協調性×フォロー力のポイント!

職場にはいろいろなメンバーが集まります。

個性や性格も異なれば、仕事の進め方や能力にも差が出ますし、経験もさまざまです。

自分の仕事ができれば良いではなく、経験不足や能力不足で仕事が思うように進められない方やうまくいかずに悩んでいる方をフォローし、組織全体の底上げをして業務効率や生産性アップを図っていかなくてはなりません。

企業は個々が競争する場となることもありますが、最終的な目的は企業として業績を上げ、成長し続けることです。

自分だけ成果が出せれば良い、できない人は置いていくといったスタンスではなく、他人にも配慮し、フォローできる協調性も必要になってきます。

ほかのメンバーをフォローすることで、チーム全体の底上げをし、スムーズな業務運営ができることをアピールした例です。

まとめ

協調性は無難な長所に思いがちですが、面接官から見ると自分の意見がない、単なる八方美人でまとめる能力がない人と思われがちです。

人の中心に立って場をまとめることができる点をアピールできるよう、エピソードを踏まえた自己PR文を考えましょう。

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