【例文付き】マイペースを短所として際のポイントや注意点を徹底解説!

【例文付き】マイペースを短所として際のポイントや注意点を徹底解説!

「短所って質問されるけどどう答えれば良いの?」

「長所を聞かれる意味はわかるけど短所を聞かれる意味は何?」

「周りの人からマイペースな性格と言われるけどどういうこと?」

このように就活で短所を聞かれることについて、疑問に思われる方は多いのではないでしょうか。

この記事では企業が短所を聞く理由と、「マイペース」についてテーマを絞り解説していきます。

企業側から短所について質問されることも少なくありませんので対策しておきましょう。

長所よりも短所をアピールする方が得意だという方もいらっしゃるでしょうが、度が過ぎると不必要にマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。

この記事を読んでわかること
  • 企業が短所を聞く理由
  • 短所としてマイペースを書く方法
  • 長所としてのマイペースの特徴
この記事をおすすめしたい人
  • 企業側から短所を聞かれる理由が知りたい人
  • 周囲からマイペースと言われて悩んでいる人
  • 短所の書き方がわからない人
  • 具体的な書き方を知りたい人

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【短所にマイペース】なぜ面接で短所を質問される?

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面接官がなぜ面接で短所を聞くのかをご存知でしょうか。

それは、志望者の誠実さを見ているだけでなく、自分のことをしっかりと客観的に見ることができているかという点を判断しているのも理由として挙げられるでしょう。

また、自社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断する場合や思わぬトラブルが起こってしまった際に志望者が課題解決能力を発揮して解決することができるのかといった点も面接で見極めているのです。

短所を聞く理由
  • 自分のことを客観的に見られているかを知るため
  • 会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため
  • 課題解決能力があるかを確認するため

自分のことを客観的に見られているかを知るため

仕事をするうえで自分のことを客観的に見られているかという点は、とても大切なことです。

きちんと自己分析し短所が言える人は、客観的に自分のことを見ることができているといえます。

自分のことを客観的に見ることができる人は、周囲と円滑に物事を進めることができ、問題解決能力が高いため、仕事の場でも大きな成果を上げることができるといわれています。

面接で短所を聞くのは、企業にとって本当にふさわしい人物であるのか、さらに入社後にその短所を活かしてどのような活躍をしてくれるのかを見極めているのです。

会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため

面接で短所を聞くことで志望者が会社の社風や仕事内容に適しているかを採用担当者は判断しています。

応募者の短所によっては、会社の社風に見合っていないと判断されてしまうこともあるでしょう。

短所がマイペースだと周囲とのスピードに合わせることができず、輪を乱してしまうことや円滑に仕事を進めることができないと思われてしまうこともあるかもしれません。

入社後に仕事内容に適しておらず、せっかく入社したのに数ヶ月で退社してしまっては志望者だけでなく企業側にもメリットはありません。

短所を聞くことで仕事の向き不向きを判断し、自社でやっていける人物であるかを面接官は判断します。

そのため、採用確率を上げるためには、短所を少しでもプラスのイメージを与えることができるように言葉を言い換えることや根拠となるエピソードを用いて話すことが欠かせません。

課題解決能力があるかを確認するため

短所を話す際には、自分のマイナス点にもしっかりと向き合わなければいけません。

社会人になるとさまざまな困難に立ち向かわなければいけないときもあるでしょう。

自分の短所を克服しプラスに変えて行動できる人は、仕事で大きな問題に直面したとしても上手に乗り越えて自身を成長させることができます。

人間誰しも短所があり、それを自分で理解しかながら生活しています。

面接の場では、短所をどのように対処し、どう克服しようとしているのかも面接官は見ています。

短所としっかり向き合い、それを克服しようとする応募者の姿勢を見ることでトラブルや苦手な面に対してもきちんと逃げずに対応することができるのかどうかという点に関しても判断することができます。

【短所:マイペース】そもそもマイペースとは

就活においてマイナスな面について話さなければならないこともあります。

そこでマイペースを短所としてアピールしようと考えている方は多いでしょうが、そもそもマイペースとはどのような意味を指すのかについて再度確認しておいた方が良いでしょう。

マイペースとは自分のペースで生きることを指し、自分に合った方法を用いて物事を進める人を指す言葉です。

自分が当てはまっているか再度確認しておきましょう。

【短所:マイペース】マイペースと伝えた際に与える印象

では自分がマイペースであると伝えた際に、企業はどのような印象を抱くのかについて一緒に考えていきましょう。

当然ながらマイペースであると伝えた場合、プラスな印象を与える部分と、マイナスな印象を与える部分があります。

それぞれのポイントについて考えていくことで、どのようにして伝えればマイナスな印象を最小限に抑えた上で、プラスの印象を最大限に高めることができるか工夫できることでしょう。

プラスな印象

まずプラスな印象についてですが、周囲の目を気にせずマイペースで行動できる人材は目標設定において自分のペースを崩さず、計画的に考え行動できると判断されることが多いです。

また、自分の意見や考えを持っていて周りの意見に左右されづらいというのもプラスな印象として与えられることでしょう。

ここからはより、細分化して紹介していきます。

ストレスに強い

「ストレスに強い」というのはマイペースであると伝えた場合に企業の採用担当者が抱く可能性が高いプラスなイメージでしょう。

マイペースな人はストレスに強く、環境や周囲の意見に影響されない場合が多いです。

そのため、自分のペースを周りから意見された場合でも生み出すことなく、コツコツ努力や成果を積み上げられるというイメージがつきやすいことでしょう。

毎日続けて行い、積み上げていくような業務にはぴったりの性格であると考えてもらえる可能性が高いです。

マイナスな印象

一方で、自分がマイペースであると伝えた際に企業の採用担当者が抱く可能性のあるマイナスなイメージにはどのようなものがあるのでしょうか。

下記の2点を参考にした上で自分の短所であるマイペースさを伝えることで、マイナスのイメージを最小限に抑えることができるのでぜひ参考にしてみてください。

融通が効かない

マイペースな人は、自分のやり方を最後まで変えることができず融通が利かないというイメージを持たれがちです。

また、周囲からは、自分勝手だと思われてしまうもあるかもしれません。

不器用で複数のことを同時に終わらせることも苦手なため、言ったことを最後までやらないといったマイナスイメージを持たれてしまうこともあるでしょう。

マイペースな人は、こだわりが強い性格の持ち主ともいえますが、目の前の仕事に集中しすぎてしまうあまり、急なトラブルが発生してしまうとそちらの問題に目が向きやすくなってしまいます。

そのため、最後まで言われた仕事をやることができないといった悩みを抱えている人も少なくありません。

自分のやり方やスピードを変えず仕事をこなしたいという気持ちもわかりますが、円滑に業務を進めていくためには周囲のアドバイスを聞き入れることも大切です。

マネジメントしづらい

同僚たちと一緒に仕事をしていてもやり方やスピードにこだわりがあるため、周囲の空気を乱し、迷惑をかけてしまうことがあります。

マイペースすぎて一緒に仕事をすることがストレスだと同僚に思われてしまうこともあるでしょう。

独自の価値観や世界観で生きているという人も多く、上司からはマネジメントしづらいと言われてしまう方もいるようです。

マイペースな人は、自分の価値観や考え方を基準にして生活しています。

そのため、周囲からは自己中心的だなと思われてしまうのです。

自分自身では、とても気持ちよく毎日を過ごせていると思っていても周囲にはストレスを与えてしまっているかもしれません。

仕事の場では、臨機応変な対応を心掛け周囲のペースを乱さないということも大切です。

短所と長所は表裏一体

短所と長所は表裏一体の関係で、言い換えることが可能です。

マイペースについて新たな一面に気づかれた方も多いはずです。

この記事を読まれた後、ぜひご家族やご友人にあなたの長所を聞いてみることをおすすめします。

上記の長所いずれかに当てはまるかもしれません。

また、ESや面接において短所を長所としてうまく魅力的に伝えるためには、伝え方も大切になってきます。

伝え方で大きく印象が変わることもあるため注意が必要です。

さらに詳しい記事はこちら

【短所にマイペース】短所である「マイペース」を面接で魅力的に伝える3つのポイント

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マイペースを伝える4つのポイント
  • マイペースという意味を改めて考える
  • マイペースを言い換えて話す
  • マイペースな性格を短所だと思う理由を明確に
  • 結論から話す

マイペースという意味を改めて考える

面接で短所がマイペースであることを魅力的に伝えられるように、まずはマイペースという意味を考えてみましょう。

辞書でマイペースという言葉を調べてみると「他人に左右されず、自らの方法や進度を崩さない性格」という意味があることがわかりました。

何かをするときのスピードは人によって違いがありますが、仕事の場では周囲に合わせて円滑に業務を行う必要があります。

そのため、短所がマイペースであることが面接官には、大きなマイナスイメージを与えてしまうこともあります。

マイペースを言い換えて話す

では、マイペースを少しでも魅力的に感じてもらうためにはどうしたらよいのでしょうか。

それは、そのままマイペースという言葉を使うのではなく、言い換えて伝えることもポイントです。

たとえば、マイペースだけど慎重に仕事ができる、周囲に影響されず自信を持って仕事に取り組めるなど言葉を換えるだけでプラスな印象を与えることもできます。

以下では「マイペース言い換え集」も紹介していますので是非参考にしてみてくださいね。

マイペースな性格を短所だと思う理由を明確に

短所を面接で話す際には、まず自己分析をすることが大切です。

中には、自分の短所を一人で考えていても答えが見つからないという人もいるでしょう。

そんなときは、自己分析するだけでなく他者の意見を聞いてみることもおすすめの方法です。

家族や仲のよい友人は、よいところはもちろん、悪いところも客観的に見ることができます。

そのため、自分では気付かなかった短所をしっかりと見つめることができるでしょう。

自分の短所がマイペースであるという理由を明らかにすることで、面接官にも今後どのように短所を克服し社会人として活躍することができるのかを伝えやすくなります。

【短所にマイペース】マイペース言い換え集

自分のマイペースさを言い換える際の言い方について詳しく紹介していきます。

短所として紹介する場合はもちろんのこと、長所としてマイペースさを紹介する場合の言い換えについても詳しく紹介していくので、あなたのマイペースさが短所ではなく、なるべくプラスなイメージとして伝わりやすいように工夫することができるでしょう。

短所の言い換え表現

まずは短所の言い換え表現です。

マイペースを短所と伝える際の言い換え表現について、一緒に確認していきましょう。

協調性が乏しい

マイペースを短所として伝える際の言い換えとして、協調性が乏しいという言い方が挙げられます。

周りに合わせることが苦手な、マイペースな人にぴったりの表現であると言えるでしょう。

しかし、社会に出ると協調性は必ず必要とされる能力の一つです。

また、コミュニケーション力が乏しいという印象を与える可能性も高いです。

よって、かなりマイナスなイメージを与える可能性が高いですが、その分それがマイナスであることを自覚し、どのように対処しているか述べられると、プラスの印象に変えることができます。

自分が協調性を強化するために日々どのようなことに取り組んでいるのか、しっかりと述べられるようにしましょう。

のんびり屋

のんびり屋であるというのもマイペースな人の特徴ですし、短所とも言えるでしょう。

何とかなるとたかをくくってしまって、結局締め切りを過ぎてしまったという経験がある人などにぴったりの言い換えです。

しかし、締め切りを守ることは当然ながら仕事において重要なことですし、スケジュール管理が求められる職種では致命的となる可能性も高いです。

また、スケジュールを守れないということは時間を守れない、遅刻をする、平気で休む人材であると考えられる可能性もあります。

そこで改善しようと努力していることを伝え、「タスク管理のツールなど用いている」など、具体的に取り組んでいることについて言語化して、分かりやすくアピールできると良いでしょう。

せっかち

マイペースといってものんびり屋な人ばかりではありません。

遅いことだけがマイペースではないのです。

「マイペース」はせっかちで、何でも早くこなしてしまいたいという人におすすめの言い換え表現となっています。

ただし、こちらも協調性が欠けているという印象を与える可能性が高いので、うまく言うようにしましょう。

また、スピードだけで質が伴っていないという印象を与えてしまう可能性もあるので、これらの欠点をカバーできるようせっかちさを改善するためにどのような工夫をしているのかを詳しく紹介していくことが大切なのです。

長所の言い換え表現

マイペースを長所としてアピールしてしまうと、必ずしもプラスのイメージを与えるとは限らないので、うまく言い換えられると良いでしょう。

選考では一貫性が求められるので、長所と短所が矛盾していると嘘をついているのではないかと思われる可能性も高いです。

そこでマイペースを長所として言い換えた表現についても詳しく紹介していきます。

是非活用して、より良い印象を与えられるよう、工夫してみてください。

おおらか

マイペースさを長所としてアピールする際にはおおらかという言い方が非常にぴったりであると言えるでしょう。

心に余裕があり、組織に良い影響を与えられる可能性が高い人物であるとみなしてもらえるかもしれません。

ただし、おおらかであるということは周りに優しいのはもちろんのこと、自分にも甘い人物であると考えられてしまう可能性があります。

よって、「自分の業務に関してはストイックにこなす」ということを、さりげなくでも良いのでアピールできると良いでしょう。

人に流されない

人に流されない人物であるというのもマイペースである人の特徴です。

他の人に影響されると自分のペースを乱さず行動できる人におすすめの言い換えです。

とはいえ、あまりにも人に流されない、周りの意見を聞いていない人物であるとみなされてしまうと融通が利かないと考えられてしまう可能性もあります。

そこで「悪い意見には流されず、自分にとって有益であると判断する指摘や指導に関しては柔軟に取り入れることを大切にしている」と言ったことを述べられると非常に良いでしょう。

妥協しない

仕事において妥協しないというのは非常に重要なことです。

物事にこだわりを持って進める人は妥協せず、高いクオリティを追求できるので、ありとあらゆる業種において重宝される長所の一つでしょう。

とはいえ「妥協しない=融通が利かない」とみなされてしまう可能性もあります。

そこで「成果を出すために妥協しない」ということを強調できると良いでしょう。

つまり「自分の考え方を何がなんでも曲げない」というわけではなく「目的のために自分の信念を通し、そして周りの意見も柔軟に導入する人物である」ということを述べられるとあなたの魅力がさらに伝わりやすくなるはずです。

【短所にマイペース】短所がマイペースであることを上手に伝えるコツ

短所がマイペースであることを上手に伝えるにはどのようなことを意識するといいでしょうか。

短所はどうしてもいい印象を与えにくい項目です。

しかし伝え方によっては短所の回答でも企業に好印象を与えることは可能です。

短所がマイペースであることを魅力的に伝えるためのポイントをお話していきます。

短所がマイペースであることををうまく伝えるコツ
  • ポジティブな言い回しを意識する
  • マイペースな性格を直そうとしていることを伝える
  • 人に迷惑をかけてしまったエピソードは避ける

短所こそポジティブな言い回しを意識

短所はどうしても悪い印象を受けがちです。

短所を説明しようとするとどうしてもネガティブな言い回しになってしまいます。

そのため、敢えて短所こそポジティブに言い換えることを意識しましょう。

短所をポジティブな表現で説明するのはなかなか難しいかもしれません。

しかし必要以上に短所を悪く伝える必要もないのです。

短所の回答を完成させてから、よく見直しをしてみてください。

柔らかい言い方を意識して、角に自分を卑下しない伝え方を心がけると印象が良くなります。

マイペースな性格を直そうとしていることを伝える

短所と合わせて、短所を直す意思があることを伝えましょう。

短所を短所として伝えるだけでは好印象は獲得できません。

短所をどうしたら直せるのか考えておきましょう。

このとき、一般論よりも自分なりの考えを示すことが大切です。

マイペースな性格で生じる失敗をどう改善していくのかを示すととても完成度の高い回答が出来上がります。

企業が短所を聞く理由の一つに、学生の課題解決能力を図ることが挙げられます。

つまりあなたが短所と向き合う姿勢に企業は注目しているのです。

人に迷惑をかけてしまったエピソードは避ける

短所を伝える際には人に迷惑をかけてしまったエピソードを避けてください。

人を巻き込んで迷惑をかけたエピソードは悪い印象を与えてしまいます。

また、企業は基本的に人との協力が必須です。

そのため企業に入社後もマイペースな性格のせいで人に迷惑をかけるのではないかと受け取られてしまうのです。

できるだけ自分自身のみの失敗にとどまったエピソードを用いて短所のアピールをしてみてください。

【短所にマイペース】短所である「マイペース」を面接で伝える際の注意点

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短所であるマイペースを面接で伝える際には注意すべきポイントが存在します。

そこでここからはマイペースを面接で伝える際の注意点を2つご紹介します。

以下の2つのポイントを意識してマイペースを短所としてアピールできるようにしましょう。

マイペースを短所として伝える際の注意点
  • 「マイペース」が業務の妨げになる場合は避ける
  • 対処していることを必ず伝える

「マイペース」が業務の妨げになる場合は避ける

職業によっては常に迅速な対応が必要になるものも存在します。

例えば介護士や看護師、報道機関などの企業の面接ではマイペースであることにより業務に支障が出ると捉えられてしまう恐れがあります。

そのため、マイペースであると思われないような言い換えを用いたり、今は対処できていることを強調して述べるようにしましょう。

また、志望する企業が求める性格などをあらかじめ企業調べなどで明確にしておきましょう。

対処していることを必ず伝える

短所は面接官に自分がこんな取り組みをして乗り越えているとアピールできる場所でもあります。

それにも関わらず、ただ自分がマイペースであることを述べるだけでは改善の余地を感じさせることができず、アピールにつながりません。

そのため、必ず自分がマイペースに対してどう向き合い、どう対処しているかを述べるようにしましょう。

【短所にマイペース】「短所はありません」と答えてもいい?

稀に自分には短所なんてないという自信家の方がいて、短所はないと堂々と述べることもいます。

一方、短所があると言ったら面接に通らないのではないか、内定がもらえないのではと心配して、そう答えてしまう方も少なくありません。

ですが、それは実はNGです。

そこで短所はありませんと答えるのがNGな理由を2点紹介します。

「短所はない」がNGになる理由
  • 自己分析が足りていないと判断される
  • 短所があっても選考外になることは少ない

自分は完璧と思っているケース

自分は完璧と思っている方も、それは学生時代までのお話です。

勉強もスポーツも常にトップで、できないことはなかった、いつも一番だったという方も、社会人になればそうはいきません。

誰もが初めて体験する仕事を、一から覚えていかなくてはなりません。

初めから完璧にできる人はいないので、その際になんらかの自分の短所や弱点が露呈するものです。

にもかかわらず、短所がないという方は、本当の自分と向き合ったことがなく、自分のことを理解していない人と評価されてしまいます。

短所がないと本気で思っている人の短所といえば、その自信過剰なところともいえます。

なかにはマイペースすぎて気付いていない、マイペースゆえに短所を短所と思えない方もいるかもしれません。

マイペースゆえに周囲から振り回されることもなく、叱られ、注意を受けたしても全く気にならない性格だからこそ、自分に自信を持てる方もいます。

もちろん、他人に振り回されない、何事も気にせずネガティブに捉えないところは、ビジネスパーソンとして必要な要素でもあります。

自分に自信を持って仕事に取り組めることも大切です。

しかし、だからといって、自分に短所がないと思い込んでいる方は、客観的に自分を分析できておらず、大きくつまずいたときに立ち直れなくなる可能性もあります。

謙虚な姿勢で自分の短所を見出し、それを改善する努力や短所をうまく活かした活躍をしてくれる人材を、企業では期待しているのです。

短所をうまく利用すれば、仕事に役立つ能力にもなります。

短所があっても落とされるわけではない

就活生の中には、面接で短所を尋ねるのは、ふるいにかけようとしているからだとネガティブに考える方や、短所があったら内定がもらえないと思い込んでいる方もいるかもしれません。

もちろん、企業にとってあまりにもリスクがあったり、業務に支障が出そうであったりする場合は、評価が下がる可能性はあります。

ですが、そうでない限り、短所があるからと選考外になることはありません。

マイペースといった理由で落とされることはほとんどないので安心しましょう。

では、なぜ、企業は短所を尋ねるのでしょうか。

それは、その人のことをしっかり知りたいと思っているからであり、自分をきちんと把握している人なのかを知りたいと思っているからです。

自分の短所と長所をしっかり認識している人は、長所をうまく伸ばして活躍できるうえ、短所をコントロールしようとすることや改善努力をすることで、より成長が期待できるバランスの取れた人材です。

自分の短所に気付いていない人は、自分のコントロールができないことを意味し、仕事をしていくうえでも壁にぶち当たることや、すぐに離職してしまうケースも少なくありません。

人材不足の時代に企業としては、なるべく長く働いてもらいたいと考えています。

短所をあらかじめ把握しておけば、配属先を決め、入社後のフォローをするのにも役立ちます。

短所がマイペースな方なら、上から命令を下してガンガン仕事をさせる上司の部署は避けたほうがいいかなと考え、逆に競争の激しい部署で鍛えてみようかななどと考えることができるのです。

そもそも、面接で短所を尋ねる際は、短所がない人はいないというのが前提です。

そのため、短所を言って内定がもらえなくなる心配はありません。

むしろ、短所をしっかり伝え、それをどう活かし、改善するかを述べられるかが、内定を得るためのポイントといえます。

【短所にマイペース】マイペースなところを短所で回答する際の構成

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短所を問われてマイペースなところと回答する際、どのように構成すればいいのでしょうか。

短所は誰にでもあるもので、企業の選考担当者としても短所があるからと採用しないというスタンスで尋ねるわけではありません。

短所を話す際のポイントは、単に「短所はマイペースなところです」と伝えることではなく、それを改善しようと頑張っていることをアピールする点にあります。

以下の構成に沿って、単に短所を述べるのではなく、マイペースなところを改善しようと努力していること、なぜ改善しようと思うに至ったのかのエピソード、そして、その経験を活かしてエントリーした企業で活躍したいという点をアピールしましょう。

  • 結論:私の短所はマイペースなところです
  • 理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです
  • エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました
  • 問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
  • 行動:今の現状が〇〇のため、私は〇〇しなければいけないと考えました
  • 改善:そのため、今〇〇を行い、短所の改善を行っております
  • 結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

結論:私の短所はマイペースなところです

短所を聞かれたら、まずは端的に「マイペースなところ」と結論を述べてください。

採用してもらいたいのに、面接官に短所を言うなんてとんでもないことだと不安になり、余計な言い訳からスタートする方も少なくありません。

「短所という短所はないのですが、あえて言うなら、マイペースなところでしょうか。」などと回りくどく言うのはNGです。

短所がない人間なんて通常いませんし、社会人1年生になる人が自分は短所のないパーフェクトな人間だと豪語しても説得力がありません。

以下の構成で短所の改善努力をアピールすることになりますから、堂々と自分の短所を挙げてください。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです

次になぜ、マイペースなところが短所だと思ったのかの理由を述べます。

人にはいろいろな面があり、短所も1つとは限りません。

また、マイペースであることを自分の長所だと考える方もいます。

そうした中で、自分の短所はマイペースだと感じた理由を具体的な経験をもとに述べてください。

こんな経験でマイペースであったために失敗した、人に迷惑をかけたといった話がなかったかを振り返ってみましょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

次にマイペースであったことで問題や課題に直面したエピソードを話します。

まずは、そのエピソードの概要を説明しましょう。

なお、エピソードを選ぶ際にはマイペースであったために問題に直面し、かつ、マイペースな性格を改善せねばと思うに至り、改善に向けた行動を取ったエピソードであることがポイントです。

エピソードのシーンは学生時代の出来事でも、アルバイト先での出来事でも、日常生活における出来事でもかまいません。

ですが、あなたが自分と向き合い、改善に向けて動き出した話であることが必要です。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

エピソードの概要を説明したら、そこで直面した問題について説明しましょう。

はじめてあなたの話を聞く面接官が、その状況をすぐに思い浮かべられるように、わかりやすく、かつ、短くまとめて話すことがポイントです。

行動:今の現状が〇〇のため、私は〇〇しなければいけないと考えました

次にその問題に直面したことで、あなたが何を考え、どういった行動に出ることにしたのかを伝えてください。

自分のマイペースな性格により、問題に直面し、それを放置してしまったり、仕方ないとあきらめたりした話ではいけません。

どうせ自分はマイペースだから仕方ないとスルーしたのではなく、今までの自分を変えねばと思うに至った経験であることがポイントです。

改善:そのため、今〇〇を行い、短所の改善を行っております

マイペースな自分を変えようと思ったという話なら、誰でも簡単にアピールできます。

重要なのは自分を変えなくてはと思っただけでなく、それに向けて現在も改善努力をしていることです。

どのような点に気をつけているのかや、具体的な改善法は何なのか、面接官が納得できるように伝えましょう。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

最後の結論として、短所を改善しようという努力とそれに至った経験を踏まえ、その企業でどう活躍していきたいか、どう貢献できるかをアピールしましょう。

短所を問われた際の構成をこれまで知らなかった方にとっては、最後に内定獲得に結びつくようなアピールができるなんて驚きかもしれません。

短所を話すことは多くの就活生がマイナスイメージを抱いており、どうやって話せばいいのかとか、マイナス評価を受けにくい短所はないだろうかと探しているケースも多いからです。

ですが、この構成を踏めば、短所もあなたの強みに変えられます。

短所はマイペースであることという結論から始まり、自分の短所がマイペースだと感じた理由を述べ、具体的なエピソードを通じて、それを改善しなければと思ったことを伝え、実際に改善に向けて努力している成長できる人間だということをアピールしましょう。

短所の質問が来るということは、ある意味自らを変えられ、改善努力ができる人間だと伝えることで、企業にも役立てるとアピールできる機会なのです。

【短所にマイペース】短所がマイペースの例文

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例文①

自分のスピードで物事を進めてしまう

私の短所は、マイペースで自分のスピードで物事を進めてしまうところです。
しかし、これでは周囲に迷惑をかけてしまうのではと思うようになりました。
私は自身のマイペースな性格を改善できるように事前に計画を立てることを心掛けています。
しっかりと計画を立てることでどのように進めていけば効率よく物事を進めることができるのか、どれくらいの時間がかかるのかを把握することができ、自信にもつながっています。
御社では、周囲と歩調を揃え仕事に邁進し、仲間とともに成長することを目標に頑張りたいです。

例文②

慎重になってしまう

私の短所は、マイペースなところですが、誰よりも慎重に物事を進めることができると思っております。
しかし、マイペースが原因で周囲に迷惑をかけてしまっては意味がありません。
そこでマイペースなところを改善するために、今自分が何をすべきかに注目しながら行動することを心掛けています。
周囲の状況を確認するようにしたところ、以前よりもスムーズにさまざまな物事に対応できるようになりました。

例文③

家族に指摘された

私は、家族にマイペースだと指摘されることがあります。
家族と一緒に出かけるときに待たせてしまうことがあり、このままでは周囲に大きなストレスを与えてしまうと思いました。
そこで事前に予めタイマーをセットし、時間を気にして行動するようにしました。
時間を気にして行動するということを心掛けるようになってから、集中して物事に取り組めるようになったと感じています。
御社に入社した際には、時間に意識して行動し、効率よく仕事に取り組みたいと思います。

【短所にマイペース】まとめ

今回は、短所をマイペースと答える際のポイントを解説しましたがいかがでしたか。

面接官がなぜ短所を聞くのかといった点やどのように伝えることが正解なのかをご紹介しましたが、伝え方によっては短所を長所として面接官に捉えてもらうこともできます。

ぜひ今回の記事を参考にして短所を魅力的に伝えてみてください。

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