「三井物産の企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

「三井物産の企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

この記事をご覧のあなたは三井物産に入社したいとお考えですよね?三井物産は、五大総合商社の一つで知名度抜群の大企業。志望する学生の数も多いものです。今回は、三井物産へ入社したいと考えている学生の方向けに、三井物産の企業情報をお伝えします。社員の声も載せているのでぜひ参考にしてください。

三井物産の企業研究で確認すべきポイント

三井物産の企業情報を、様々な点から解説していきます。就活で特に重要なのは「企業理念」「事業内容」「競争力」なので、その点を重点的に確認しましょう。

①代表取締役

代表取締役社長

安永 竜夫

略歴

  • 1983年 当社入社

  • 2010年 当社経営企画部長

  • 2015年 当社社長

  •  2019年 代表取締役社長(現職)

②企業理念

三井物産の企業理念は、以下の通りです。

・mission→大切な地球と、そこに住む人々の夢溢れる未来作りに貢献します

・Vision→世界中のお客様のニーズに応える「グローバル総合力企業」を目指します

・Values→「Fairであること」、「謙虚であること」を常として、社会の信頼に誠実に、真摯に応えます。志を高く、目線を正しく、世の中の役に立つ仕事を追求します。常に新しい分野に挑戦し、時代のさきがけとなる事業をダイナミックに創造します。「自由闊達」の風土を活かし、会社と個人の能力を最大限に発揮します。自己研鑽と自己実現を通じて、創造力とバランス感覚溢れる人材を育成します。(引用:https://www.mitsui.com/jp/ja/company/outline/idea/index.html)

上記の企業理念を読み解くと、キーワードは「グローバル社会」「謙虚」「誠実」「社会貢献」「ダイナミック」といったところでしょうか。公正かつ謙虚な態度で誠実に仕事をこなし社会貢献しつつ、世界中のお客様のニーズに応えるグローバル総合企業となるよう、ダイナミックな事業を展開することを目標としています。

③設立年・事業拠点・資本金

設立年

1947年

事業拠点

東京都千代田区丸の内一丁目1番3号(登記上の本店所在地)

日本生命丸の内ガーデンタワー

資本金

341,775,294,921円

④事業内容

商社は商品の流通機能を担い、主に輸入貿易や国内への物資の販売を行っている会社です。三井物産は総合商社に属するため、基本的には何でも扱います。具体的な事業内容に関してですが、三井物産は事業部を6つに分け、さらに16個の事業本部に細分化しています。

■金属分野

→鉄鋼製品本部:鉄鋼製品と鉄鋼事業自体への投資を実施

→金属資源本部:鉱山開発への三画、リサイクル、環境ソリューション事業

■エネルギー分野

→エネルギー第一本部:石油や天然ガスの資源開発や石油製品や石炭の輸入など実施

→エネルギー第二本部:主に天然ガスなど環境・次世代エネルギービジネスへの推進を行っている

■機械・インフラ分野

→プロジェクト本部:電力事業、ハイドロカーボン事業、物流インフラ事業、スマートシティ開発、水処理事業など地球環境に配慮した事業を実施

→機械・輸送システム第一本部:車や部品の生産、製造、販売、ファイナンス、レンタルなど実施。また、建設機械・産業機械・農業機械なども扱う。さらに鉄道インフラ開発まで

→機械・輸送システム第二本部:船舶の売買や運行、航空機・ヘリコプターなどの売買及びリース。ファイナンシャル事業も

■生活産業分野

→食料本部:タンパク質や脂質などの素材に分けて、様々な食品事業への投資や運営、企画推進を実施

→流通事業本部:小売店のサポートや食材の輸出入や内販を実施

→ヘルスケア・サービス事業本部:ヘルスケア分野、医薬品の開発など医薬分野、給食事業やユニフォームレンタル事業・教育・人材派遣などのサービス分野の3つで成り立つ

→コンシューマービジネス本部→賃貸・不動産運用などの不動産分野、住宅資材や紙資材などを扱う生活事業開発分野、ブランドリテール、資源調達などを行うファッション・資源分野の3つから構成されている

■化学品分野

→ベーシックマテリアルズ本部:アンモニアやアロマなど

→パフォーマンスマテリアルズ本部:合成ゴムや液晶ディスプレイなど

→ニュートリション・アグリカルチャー本部:肥料、香料等

■次世代機能分野

→ICT事業本部:電子決済やIoTなど

→コーポレートディベロップメント本部:保険や物流関連

⑤業績

三井物産の売上高と営業利益の推移は、下記表の通りです。

年度

売上高

営業利益

2018年

6兆9576億円

2597億8900万円

2017年

4兆8922億円

2546億2200万円

2016年

4兆3640億円

2604億4000万円

2015年

4兆7597億円

2014年

5兆4050億円

⑥成長性

三井物産の将来性は高く、潰れる心配はまずないでしょう。資源・エネルギー分野で他の商社に比べ、強みを持っているのが大きいです。

⑦景況・経済動向による影響度

三井・物産は、資源・エネルギー分野での収益割合が他の分野と比べて高いです。2015年に、原油や鉄鉱石の資源価格が上昇したことで、業績が赤字に転落してしまいましたが、その後持ち直しています。今後は資源価格の高騰が見込まれているため、業績向上が期待できるでしょう。

⑧競争力

三井物産は、エネルギー・金属などの資源分野において、欧米の大企業とも取引が深く、総合商社の中でも圧倒的な地位を築いています。また、食料品貿易でも多数の品目で取引量1位となるなど強みを誇っています。

⑨社風

三井物産は、企業理念でも触れた通り、個が尊重される自由闊達な社風です。「人の三井」と呼ばれるほど人材を大切にする会社でもあります。個々の適性に応じた人員配置を行うことでも知られており、部署移動の希望にも柔軟に対処してくれます。実際の取り組みでも社員を全面に出すことが多く、インターンに参加した学生によると「魅力的な社員が多いと感じた」との声が挙がっています。

⑩キャリア形成の環境

三井物産では、グローバルに活躍できる人材を育成のための海外派遣プログラムも各種実施しています。例えば、若手社員を海外に排出する「MBK若手海外派遣プログラム」等、改装に応じた柔軟なグローバル研修制度を整えています。

⑪職種

三井物産の新卒の募集職種は、総合職(担当職)と総合職(業務職)です。

求められる人物像ですが、2018年卒を対象にした人材開発室長のインタビューによると、「人間的な魅力がある人」「自ら考えて行動する人」「泥臭くても粗削りでも、やり遂げてみたいとの強い想いを抱いている人」の3つを述べています。「挑戦と創造」を標語にも挙げているため、上記のような人物像が求められているのでしょう。

⑫勤務条件

初任給

●担当職:2019年4月予定

学卒:月給255,000円

院卒:月給290,000円

 

●業務職:2019年4月予定

大学卒/修士了:月給210,000円

勤務地

担当職は国内・海外全域、一般職は原則として同一地域勤務

福利厚生

雇用保険

労災保険

健康保険

厚生年金保険 等

⑬CSR活動・ダイバーシティの取り組み

  • RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)への参画

  • ぬいぐるみの形に合わせて布を切り、お金とともにカンボジアに送る「みんなで布チョッキン」

  • 海洋汚染削減に向けたイニシアティブ組織CLOMAに参画

⑭関連企業

  • 三井物産ケミカル

  • 三井物産プラスチック

  • 東洋エンジニアリング 等

【企業研究】三井物産社員の声を紹介

就職活動では、先輩の意見に耳を傾けるのも大切です。実際に入社して感じたリアルな情報を得られるためです。この章では、三井物産で働く女性に「入社して良かった点」「女性社員として働く中で思うことなどを紹介します。

【これまでを振り返って三井物産で良かった点】

  • 新しいビジネスや人との出会いにあふれていて、仕事していて飽きないこと。3つの本部を経験し海外でも勤務しましたが、それぞれの部署や地域で仕事やカルチャーが異なるので、毎日が発見の連続。常に好奇心を満たしてくれる環境です。

  • 入社3年目で赴任したロンドンでは、様々な挑戦の機会を頂きました。入社3年目でまだまだ若手であるにも関わらず、自分の希望を通してくれ挑戦の機会をくれた会社に感謝します。

  • 上司や先輩にとても魅力的な方が多いです。目先の仕事のことだけでなく、将来や家庭環境のことまで助言をいただいています。

  • 「人を人として向き合う」これが三井物産のカルチャーです。仕事以外の時間も、趣味や人生に事を語らう。最近では珍しい会社に思えますが「昼夜問わずお世話になりました」は、よく聞く移動のあいさつです。

【女性社員として働く中で思うこと】

  • 職種ごとで求められる役割は異なりますが、担当職としては男女の区別を感じたことはあまりありません。食料分野では、変化するトレンドを捉えるために、女性ならではの視点が求められるため、自分の強みを発揮できると感じています。

  • 私の部署は所属する人のほとんどが女性です。その中で感じるのは、女性ならではの細やかさが業務推進においては大切となることです。男女と女性が対等で、それぞれの良さを活かしていける環境があると考えています。

  • 女性は男性と比べライフステージの変化によって仕事の方法を調整しなければならない点が多いかと思いますが、三井物産ではそういったときに活用できる人事制度が整えられており、実際に活用されています。女性の働き方への配慮がなされている環境です。

(参考:)

まとめ

三井物産の企業情報や女性社員の声を紹介してきました。三井物産は五大総合商社の一角を担い、「人の三井」と呼ばれるほど、社員を大切にする会社です。事業の特徴としてはエネルギー・資源分野で他の商社と比べ強みを持っています。グローバルな活躍ができ、女性も働きやすい環境が整っているので、おすすめの企業です。

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