学生時代頑張ったことが就活で重要なわけ!伝わりやすい例とは

学生時代頑張ったことが就活で重要なわけ!伝わりやすい例とは

面接の時に伝えることで、自己PRは重要になります。

しかし学歴や職歴、志望動機などはしっかりと伝えられても自己PRで苦労をしている方をよく見ます。

ここでは自己PRの中でも学生時代に頑張ったことの必要性、また書き方の例をご紹介します。

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【学生時代頑張ったことの例文】面接で学生時代に頑張ったことを話す意味

それではなぜ面接で学生時代に頑張ったことを話す必要があるでしょうか。

仕事内容には直接関係ないように思えるかもしれません。

しかし面接官は今後仕事をしていく上で、適しているかどうかを確認しているのです。

企業採用側にとって「学生時代に頑張ったこと」とは

人柄や将来性を確認しようとしていています。

例えば部活でリーダーをしていたのであれば、統率力またコミュニケーション能力が高い可能性が高くなります。

その時の目標やその目標に対して頑張ったことを伝えることで、仕事をしていてもしっかりと目標をたて、どのように目標を達成するために努力していくのかと知ることができるのです。

特にチームでの仕事が必要な場合は、チーム内で力を発揮することが必要になることが多くなります。そこで学生時代にチームで何かをやりとげた経験は、仕事をしていても活かされるのです。

学生時代頑張ったことを就職今後どう活かす生かすか

採用者は学生時代に頑張ったことで、入社後どのように採用されたあと貢献してくれるかを期待しています。

人柄はもちろんのことながら、物事に対してどのように取り組んでいくかをみているのです。

どのような課題に対して、どのような改善策をもって解決をしていったのか、つまりPDCAを回せたかどうかの判断です。

またそれらの経験をどのように伝えるかも大切です。プレゼンテーション能力も試しているのです。

そのため相手に伝わりやすいように、十分な準備が必要です。面接の準備の中で最も大切な部分といっても過言ではありません。

またこれらの分析を、企業理念や企業が行っていることにうまくつなげていくように話をする必要があります。

「誰が見てもすごいこと」を成し遂げている必要はない

学生時代に頑張ったことを伝えるのにあたって、わざわざ何かほかの人が成し遂げていないような誰が見てもすごいことでなければならないわけではありません。

それは、企業側が応募者がどんなことを頑張ったのかについての内容で評価しているわけではないからです。

そのため、ほかの応募者より抜きんでて印象付けるために無理にすごい経験や頑張ったエピソードを語る必要はありません。

学生時代に頑張ったことを伝えるのは、内容そのものではなく、成し遂げることによって頑張った過程や努力するための工夫、そしてどんなことを学び得たかということが知りたいのです。

珍しい体験や経験を成し遂げていたとしても内容が薄いようでは、採用担当者の方にも響きません。

エピソードはあえて普通のものでもかまいません。

他人と被るエピソードでもかまわないのです。

プロセスをしっかり明確にしてアピールしましょう。

自分の意志でやったことを探そう

基本的に頑張ったことは、誰かに促されて頑張ったというエピソードを語るのは一切アピールになりません。

自分で考えて発信する行動ではなく、第三者に促されて動いているという方は、何事にも受け身な印象を与えてしまい、自主性、積極性に欠けると思われがちだからです。

それに人から促されたこととなると当事者意識が薄くなってしまいます。

さらに周りがやっていたから自分もやってみた、やむを得ない事情があってやったというエピソードも良い印象を与えることができません。

周りの言動に対して左右されたとことより、自分の意志で洗濯して自発的にやったことを探すように努力してみましょう。

工夫や努力をしたことを思い出そう

既述の通り、学生時代に頑張ったことを尋ねられるのは、内容ではなくあえて成果に至るプロセスが知りたいということです。

その中で自分なりに工夫したこと、努力したことをあわせてアピールしていきましょう。

なるべく内容に具体性を持たせると現実味を与えることができます。

具体的に伝えられる力があるということは高く評価されますし、ビジネスマンにとってもその力は非常に重要なスキルとなってきます。

頑張ったことを具体的に伝えるには、結果を出すに向けての工夫、努力、困りごとやトラブルはなかったか、トラブルなどに対してはどのように対応して乗り越えたかということを細かく伝えると、目標達成のためには応募者がどのような角度でアプローチする人物かということをアピールできる機会にもなるでしょう。

学生時代に頑張ったことを決めたら、工夫したこと、努力したことなどを思い出してノートなどに書き出しておくと良いでしょう。
 

【学生時代頑張ったことの例文】学生時代頑張ったことを伝えるポイント

学生時代頑張ったことを伝える文章を書くために、以下のようなことをまず確認してください。

それぞれの企業に合わせて内容や書き方も変えていく必要があります。

企業が求めている人材を確認する

企業の経営理念やこれまでの面接合格者の内容などを見て、企業が求めている人材を確認することが大切です。

求めている人材にあわせた自己PR文を考えることが大切です。

例えばWEBデザイナーなどチームで仕事をする企業であれば、部活でチームワークを大切にした経験などが活きてきます。

企業はチームで結果を出すことをもとめてくるためです。

なぜその活動をしたのか

活動をした結果だけでなく、なぜその活動をしたのかも説明するようにしてください。

あなたがこの活動をした際の背景や動機を話すことで印象に残りやすく覚えてもらいやすくなります。

また目標から逆算してその活動を行ったと話すことができればストーリー性があり、動機と結果を結びつけることができます。

どのような課題に取り組んだのか

学生時代に頑張った話の中で、企業が最も聞きたいのは「どのような課題にどのように取り組んだのか」といっても過言ではありません。

これから就職してでてくる課題に対して、どのように取り組むことができるのかは企業にとっても知りたいところです。

例えば文化祭の準備でチームとしてまとまりがなかったのを、話し合いを続けてまとめた経験など就業をしてからも活きてくる経験も多いのです。

取り組んだ結果どうなったのか

上記のように取り組んだ結果、どのようになったのかも説明をするようにしてください。

なぜその活動をはじめたのかから結果まで説明をすることで、人柄を相手に伝えることができるのです。

専門用語は使わない

わかる人にとっては、思わず専門用語を使いたくなるものです。

しかし知らない人にとっては専門用語を並べられても、内容をしっかりと伝えることができません。

そこで専門用語は使わないで、わかりやすい言葉で説明をすることが大切です。

結果でなくプロセスが大切

「県大会で優勝しました」のように結果だけを書く人がいます。

確かにすばらしいことなのですが、企業はこのような結果を出すために、どのような努力をしたのかを知りたいのです。

仕事をし始めてから、同じようなむずかしいことに直面した時、どのように工夫をして克復していけるのかを知りたいのです。

苦手なことは反復して練習をできる、アドバイスをしてくれる友人がいるなどプロセスをわかりやすく伝えるようにしてください。

結論を先に説明する

面接の時間は決まっており、自己PRをできる時間は決まっています。

長々と前置きを話してしまうと何を話したいかがわからない状態で時間だけがたってしまいます。

そうならないように、結論を先に説明してから他の情報は補足するようにしてください。

また結論を先に説明することで、説明上手であることを相手に伝えるチャンスでもあります。

仕事で時間に追われることは多くなり、結論を先にしっかりと伝えることが重要になるのです。

面接で相手に自分のことを伝える時に、自己PRは重要となります。

しかし上手く伝えらえていない方多いのではないでしょうか。自己PRは人間性を伝えるチャンスなのです。

様々な方法があるのですが、学生時代に頑張ったことは是非話していただきたいものです。

部活で頑張った、応援団長をやったなどどんなことでも構いません。

企業では色々な困難に対してどのように対処をするのかを見ています。

学生時代に頑張ったことを活かして、どれだけこれから仕事をする上で頑張っていけるかを企業に伝えてください。

【学生時代頑張ったことの例文】項目別の学生時代頑張ったことの説明の仕方

それでは学生時代頑張ったことはどのように説明すればよいのでしょうか。

バイト、習い事、部活など様々な状況があるのでしょう。それぞれ詳しくご紹介します。

バイト

バイトでしたことは仕事内容と直結する可能性が高くなります。

例えば接客業を経験していれば、様々な仕事に関連することが多くなります。またコミュニケーション能力があることも伝えられるのです。

習い事

日々コツコツと努力をすることができることを、面接官に伝えることができます。

これまでに参加した大会や獲得した賞状などを説明し、どのような努力をしてきたかを伝えると良いでしょう。

しかし、結果にこだわり過ぎて過程を話さないのはよくありません。

この輝かしい結果を得るために行った行動、壁にぶつかったときにどのように思考したのかや克服するための行動などを伝えましょう。

部活

部活ではチームスポーツとしてどのようにチームをまとめたか、練習時にどのような工夫をしたかなど取り組んでいたことを説明するようにしてください。

あなたが役職やなにか役割りがあった際には、リーダーシップや自分が活かせた、または培った強みをアピールすることで好印象を与えることができます。

【学生時代頑張ったことの例文】学生時代頑張ったことのフレームワーク

学生時代に頑張ったことを面接で話すうえで、どのような構成をとればよいのでしょうか。

面接官に伝わりやすく、学生時代に頑張ったことを採用に結び付かせるためのフレームワークをご紹介します。

結論

どの質問に対しても基本となることですが、まずは結論から述べましょう。

つまり、学生時代に何を頑張ったのかを最初に述べます。

この点、「野球部で部活動を頑張りました。」、「家庭教師のアルバイトを頑張りました。」では足りません。

これでは何をどう頑張ったのかが伝わらないからです。

「野球部で主将としてチームを鼓舞しまとめるための努力をしてきました。」とか、「野球部でピッチャーとして勝率を上げるために毎日〇時間の投球練習と、朝晩の筋トレを欠かしませんでした。」など頑張ったポイントを話しましょう。

「家庭教師のアルバイトで担当した生徒すべてを志望校合格に導きました。」とか、「家庭教師のアルバイトで一人ひとりの生徒に弱点と改善の仕方を伝えるノートを作成しました。」など、頑張った取り組みを伝えるようにしましょう。

ただ、部活を頑張った、アルバイトを頑張りました、では、幼稚園児や小学生の発表のようになってしまいます。

前置き

前置きとは、部活動やアルバイト、ボランティア活動などに力を入れるうえで、取り組んだことが最初にどんな状況であったのか、どんな状態だったから力を入れようとしたのかという情報です。

たとえば、「所属していた野球部は入部当初、弱小チームで一度も大学対抗戦で勝ったことがありませんでした。」とか、「家庭教師のアルバイトで受け持ったのは志望校のランクを下げるよう、学校で進路指導をされた生徒ばかりでした。」といった内容です。

問題の定義

前提条件をもとに、どんな点が問題や課題と感じて、自分が頑張ろうと思ったり、力を入れて取り組まなければならないと感じたのか、問題と考えた点を伝えます。

「野球部には専用のグラウンドがなく、練習時間が他校より圧倒的に少ないのが問題でした。」とか、「生徒が納得の進学ができるよう、ランクを下げるのではなく、希望する学校へ入るための努力をさせるべきだと考えました。」といった内容です。

解決しようと考えた理由

問題定義をしたうえで、なぜ解決しようとしたのか、理由を述べます。

この理由は面接官がとても興味を持つ点です。

なぜなら、なぜ問題だと考えて、それを解決しようとしたのかは、仕事をしていくうえでの問題意識の持ち方や仕事への取り組み方とリンクすると判断するからです。

「他校と比べて実力や能力的には劣らないメンバーが揃っていたので、このままではもったいないと考えました。」とか、「私も高校時代にランクを下げるよう塾の講師から指導を受けましたが、自分が憧れる大学をあきらめることはとても辛いことだと感じたため、受け持った生徒に同じ想いをさせたくないと思ったからです。」などと理由を具体的かつ簡潔明朗に述べましょう。

実際に行った行動

次に、その問題を解決するためにどのような行動を取ったのかを述べます。

この点も面接官が注目するポイントです。

仕事をしていくうえで問題が起きたときに、その人がどのような行動を取るのか、積極的に動くのか、消極的な人なのか、注意深い行動をするのかなどがチェックできるためです。

たとえば、「野球部専用のグラウンドを作るよう、学校に働きかけ、OBなどに寄付を募りました。」とか、「他の部活動と交渉を行い、週に何回、野球部が利用できるように働きかけました。」、「一人ひとりと面接を実施して志望校の意向を確かめ、過去の成績データから合格にはどのくらいの点数が必要かを分析しました。」など、実際にとった行動を簡潔に伝えましょう。

行動した結果

行動して終わりではいけません。

「学校や他の部活と交渉して偉かったでしょ」「生徒の本音に耳を傾けてやさしいでしょ」ではダメです。

問題の解決のためにとった行動が結果に結び付いたのか、成果を出そうと努力をしたのかが問われます。

仕事の現場でも、ただプロセスだけが認められるのではありません。

会社は業績や実績を上げることが求められる場ですから、結果に結び付かなくては通常は評価も得られません。

会社が安定成長を遂げ、厳しい経済環境や競争の中で生き残っていくうえでは、問題を解決することや現状の改善を図りながら、結果を出し続けなくてはなりません。

そういうことができる人なのかが見られています。

「学校からの援助と寄付金500万円が集まり、近隣の野球場をレンタルできるようになり、練習時間が4倍に増え、大会で初めて予選突破することができました。」とか、「一人ひとりに合わせた学習計画を立て、弱点の改善と得意科目を伸ばすことに取り組み、見事、5人中5人すべてが当初の志望校に合格しました。」といった結果を告げます。

この経験で得た学び

結果が出せてよかったねでは、単なるエピソードの発表会になってしまいます。

内定を得るための面接で求められるのは、その経験から何を学び、今後の仕事にどう活かせるかです。

「練習量を増やせば結果がついてくることがわかり、どんなに能力があっても努力を惜しまないことが大切だと感じました。

仕事をしていくうえでも、あきらめることなく、何事にも真摯に向き合い、努力を続けたいと考えています。」といった形で締めくくります。

【学生時代頑張ったことの例文】学生時代頑張ったことの例文

それでは学生時代頑張ったことを説明する例文をいくつかご紹介します。

接客業から学んだことを伝えています

例文

私は学生時代に接客を学ぶためにカフェでアルバイトをしていました。

最初の数か月はマニュアル通りの接客をすることがもっともよい接客だと思っていました。

結果クレームになるようなことは一度もありませんでしたが、接客に対して満足感がなく、やりがいを感じなくなっていました。

しかしある日店長から、なにが正解でははく、どうすればお客様に喜んでもらえるかどうか考えると良いとアドバイスをもらいました。

話しかけてくるお客様には、他のお客様に影響が出ない程度に積極的に話すようになり、何度も来てくれるお得意様がオーダーするものを覚えたり、また自分からイベントの企画をしたりするようになっていました。

そのことでお客様からも、「あなたがいるから来店している」とまで言われるようになりました。

御社でもあくまでお客様がどのようによろこんでもらえるかを第一に考え、精進していきたいと思います。

インターンでの経験

例文

私は学生試合にインターンでテレアポの業務を行っていました。

はじめは全く慣れずに、マニュアル通りのことをいうことで精いっぱいでした。

間違えないように話すこと偽一杯でアポを採れることはありませんでした。

周りのの人達がどんどんアポがとれていくのに、全くとれず焦りが先行して、また相手の方をいらいらさせることも多くなってきたのです。

しかし先輩から「相手が望んでいることではないから、とれなくてもひきずることはない」と言ってもらってから気が楽になり、アポがとれはじめたのです。

実際に訪問した営業さんからも「電話の方が感じよかったからあなたの会社はいいイメージと言われたよ」というように褒められるようになったのです。

御社でもこの経験を活かして、営業のサポートをしっかりとしていきたいと思っています。

留学経験

例文

私が留学をしていたハワイは90か国以上の人が集まる場所です。

みな文化や価値観が違い、最初は戸惑いましたが、慣れてからは色々な価値観を感じることが楽しくなりました。

また他の文化に触れたあと、あらためて日本を見直す良いきっかけとなったのです。

御社は海外に事業を展開しており、海外で活躍をしています。私もこれまでの経験を活かして、海外との取引に貢献できるようにしたいです。

部活でのキャプテン

例文

私は学生時代テニス部のキャプテンをしていました。

最初はまとまりのないチームでしたが、一人一人の意見を聞く機会を作り、考えている事を理解するようになってから考えていることは違っても、勝ちたい思いはひとつなんだと気づきました。

そこで意見交換会を設置するようになり、お互いが思っていることを話しやすくすようにしたのです。それからチームの空気はよくなり、県大会で勝つことができました。

御社もチームでプロジェクトをたちあげており、これまでの経験を活かせると思い応募させていただきました。

【学生時代頑張ったことの例文】学生時代頑張ったことを伝える際のNGポイント

学生時代頑張ったことを伝えるのにはさまざまなポイントがありますが、中にはこれをやってはいけないというNGポイントもあります。

ここでは3つのNGポイントをピックアップして伝えますので、もしこのようなアピールをしたいのなら止めておきましょう。

実績だけをアピールする

まず、実績だけをアピールするのはNGです。

何かをして何かを成し遂げたこと、それそのものはとても素晴らしいことです。

ただし、学生時代頑張ったことを聞く場合はそれそのものだけではなく、そこに至るエピソードや考え方によってその人柄や将来的な成長度合いを見ます。

また、面接官によっては実績だけすごいとアピールされても、そのアピールそのものが鼻についてイヤミな人だと判断されることもあるでしょう。

実績のあるあなたは確かに素晴らしい人ですが、それだけではあなたの魅力は伝わりません。

役職だけをアピールする

次に、役職だけをアピールするのも好ましくありません。

役職があることや肩書を伝えることはそのまま素晴らしいことですが、それを得るための方法やそれを頑張れること、それによってどういうことがあってどういうメリットがあり、どういうトラブルにどう対処したかというようなことを聞きたいのです。

このため「○○大学の○○というサークルでチームリーダーをやっていました」というだけでは話になりません。

そもそもそのチームやそのサークル、そもそもその大学を知らない人にとっては、何がすごいのかがピンと来ないものなのです。

ビジネスに結び付きづらい経験をアピールする

最後に、ビジネスに結び付きづらい経験をアピールするのも良くないでしょう。

頑張ったのはわかりますが、ビジネスの場所でメリットを感じづらい経験はあまり好ましくありません。

たとえば、人柄がわかりづらかったり考え方を理解できなかったりするような、そういう経験は良くないのです。

とはいえ、これはアルバイトやボランティア、学生でも介護や家業ををしている人もいるでしょうから、そういった経験から学習できたことや、力を入れたことをアピールにしてはいけないというわけではないのです。

【学生時代頑張ったことの例文】学生時代頑張ったことのNG例

それでは、学生時代に頑張ったことのNG例をいくつか紹介します。

NG例文①

NG例文①

まず、実績だけをアピールするような内容は良くありません。

「学生時代頑張ったことは、インターン先での実習です。希望する企業の実習に参加してIT技術を使って問題を解決するというのが基本でした。

私はUnityができますし、グラフィックにおけるアニメーション制作に長けています。

このため、ビジュアルを重視した解決を行い、ユーザーにとってより良い体験を提供することでユーザーの満足度を高めることに成功しました。

プロジェクトも成功に終わり、仲間と有意義な時間を過ごせたと思っています。」

この場合、どうしてそういう風に思ったのかということや、そういう風に取り組む理由などが見えてきません。

また、本当にそんな問題があったのかも疑問となりやすいので、どうしてそう思ったのか、という点をしっかりアピールできるように工夫しましょう。

NG例文②

NG例文②

次に、役職だけをアピールするのも好ましくありません。

「学生時代に頑張ったことは、サークルのリーダーとしての活動です。

1つ上の世代のサークルリーダーが魅力的な人で、僕も有名で注目度の高いサークルでリーダーの経験を積むことで、よりさまざまな活躍をできるだろうと思ったことと、サークルで共に活動する友人などに推薦されたために、さまざまな問題がある中でリーダーとして活躍することができました。友人たちにも助けられたのもそうですが、やはり素晴らしい経験を得ることができたと思っています。」

役職があることは魅力的ですが、どういう活躍をしてどういう苦労があったのか、どう解決したのかが不明確です。

役職があることは確かに魅力的ですので、そこから学んだことや苦労したことを具体的に膨らませましょう。

NG例文③

NG例文③

最後に、ビジネスに結び付きづらい経験をアピールするのも好ましくないでしょう。

「学生時代に頑張ったのは、応援団のメンバーとしての活躍です。

声を大きく出すことやチームの統制を取るため、チームを綺麗に見せるために陣形を作ることなど、魅せ方にはとくに努力をしました。

メンバー一人ひとりのビジュアルや振る舞いに意識を高めてもらうと共に、応援団としてチームをサポートすることにも力を入れました。

チームが優勝したときには応援に華を添えてもらい、なおかつライバルチームからも注目してもらえたことなども誇りに思っています」

メンバーとしての活躍そのものは悪いことではありません。

ですが、魅せ方を工夫しようと思った理由や努力、ビジュアルを良くするための方法や苦労した点、改善点などが見えてこないため、本当に応援団のメンバーとしての活躍が見えてこないのです。

【学生時代頑張ったことの例文】まとめ

面接時に自己PRは大切です。

しかし自己PRを伝えることは簡単ではないのですが、学生時代に頑張ったことを伝えると良いでしょう。

部活、アルバイトなど様々な経験が仕事に活きることもあるため、しっかりとまとめておくようにしてください。

どのような課題に対して、どのように解決をしていったかつまりどのようにPDCAを回していったかを伝えるチャンスです。

またプレゼンテーション能力も相手は見ています。

大変ではありますが、就業前にあなたの能力を企業に伝えるチャンスでもあるのです。

決して大きなことをしていなくても問題はありません。

問題はどのような対応ができるか、またそれをどのように伝えるかです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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