「ガクチカ」 は強いエピソードでなければ内定を獲得できない、と考えている学生は少なくありません。
それゆえに「ガクチカがない」と感じてしまいます。
しかし、ガクチカはなんでも良いのです。挨拶、お礼、毎日のお風呂掃除でさえガクチカとしてアピールが可能です。
つまり、「ガクチカがない」というのは幻想で、ガクチカがない学生なんていないのです。
ガクチカがないと感じてしまっている理由を理解し、学生時代にどんなことを頑張っていたか冷静になって思い出せば、何であろうとアピールが可能です。
この記事では、ガクチカに使えるエピソードの探し方からうまくアピールするコツまで徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」
悩んでいる方の中には、ガクチカという言葉自体をあまり理解していない方がいるかもしれません。
ガクチカとは「学生時代に力を入れた」ことの略称です。
エントリーシートや面接時に「学生時代にしていたこと・頑張っていたことは何ですか?」と聞かれることがありますよね。
そのときの答えに使えるエピソードがガクチカに該当します。
そもそもの話になりますが、企業はエントリーシートのチェック時・面接時にはあなたのことを全く知りません。
それにもかかわらず企業は立場上、あなたに対して「合否」の判定を下さなければなりません。
応募があった以上、企業はあなたのことを無視するわけにはいきませんから当然といえば当然ですよね。
そうなりますと、企業はあなたのことを深く知ろうとします。
性格・価値観・趣味嗜好・行動哲学・これまでに何をしてきたのかなど、「合否」の判定に使える判断材料をとにかく収集しなければなりません。
そして情報収集をする際に役立つ質問の1つが、ガクチカというわけです。
そのためガクチカは、企業があなたに対して「合否」を突き付ける際の重要な指標となります。
ガクチカは過程が最も重要
ガクチカにおいて最も重要なのは、結果よりもその「過程」です。
就活生の多くが、目に見える成果を残していないことを気にしてガクチカがないと悩むことが多いですが、企業が本当に重視しているのは、結果に至るまでの努力やプロセスです。
具体的にどのような課題に直面して、それをどのように乗り越えたのか、そしてそこでどのような工夫を凝らしてどのように成長したのかが評価の対象となります。
結果だけを追い求めるのではなく、その過程で得た学びや気づき、自分なりの工夫が、企業にとっては非常に魅力的なものとなることもあります。
たとえ成果が目立たないものであったとしても、挑戦する姿勢や問題解決のプロセスをしっかりと説明することが、面接官に強い印象を与えるポイントです。
失敗や困難に直面した場面をどのように乗り越えたかは、その人の強さや柔軟性を示すものとして評価されるため、しっかり考えてみてください。
日常のエピソードもガクチカになる
ガクチカに使うエピソードは、必ずしも大きなプロジェクトや特別な体験でなければならないわけではありません。
日常生活の中で気を配って行動していたことや小さな努力も、立派なガクチカの対象となります。
例えば、大学での勉強方法の工夫やアルバイトでの顧客対応の改善、サークル活動でのチームワーク向上など、一見些細に見える経験も、自己成長につながる具体的なエピソードとして語ることが可能です。
日常の中で意識して取り組んだことが、実は社会人として求められるスキルや資質に直結していることも少なくありません。
例えば、時間管理や問題解決能力、周囲との協力を重視して行動できることは、どの企業でも求められる基本的なスキルです。
ガクチカがない人が陥る考え方
続いて、ガクチカがないと思ってしまう人が陥る考え方について紹介します。
以下のような考えに至ってしまっている人は多いでしょうから、自分が当てはまるかどうか考えてみてください。
具体的な成果を残していない
多くの就活生がガクチカがないと感じる理由の1つとして、具体的な成果を残していないという思い込みがあります。
「成果がないから、面接で話すべき内容がない」と考えてしまうのです。
しかし、ガクチカにおいて最も重視されるのは結果だけではありません。
むしろ、どのような努力をしたのか、その過程でどのように成長したのかが評価されます。
大きな成果を残していなくても、自分なりに目標に向かって努力し、成長した過程を伝えることができれば、それは十分に立派なガクチカとして評価されます。
サークルやアルバイトで特に目立った結果を残していなかったとしても、その場面で自分がどのように課題に取り組み、モチベーションを維持し続けたかを具体的に説明することが、十分なアピールポイントとなるのです。
長い間続けていることがない
「長期間にわたって続けてきたことがないから、話すことがない」と感じる人も多いです。
確かに、長期間続けた活動は一見して努力や継続力を証明する強力な材料となりますが、それがなければガクチカとして話せないというわけではありません。
むしろ、短期間であっても、その期間内で自分がどれだけ工夫して取り組んできたか、あるいはどのような気づきを得たかに注目することが重要です。
アルバイトや部活動などを長く続けていなくても、その中で特に印象に残った経験や挑戦したことを振り返り、その場での自分の行動や学びを語ることで、十分に良い印象を与えられます。
期間の長さよりも、その活動を通じて何を感じ、どのように成長したかが重要であるため、長く続けていることがなかったとしても、自分の印象に残っているエピソードを思い出してみてください。
本気で物事に取り組めた経験がないから
大学生活を振り返った時に自分がどの活動にも全力で取り組めなかったと思う人は少なからずいます。
例えば授業を受けるだけでなく課外活動やサークル活動に参加したものの、どれも中途半端に感じてしまうことがあります。
このような場合、自分の経験が他人と比べて劣っているのではないかと不安になります。
しかし、最も重要なのは物事の規模ではなく、取り組んだ内容や得られた経験です。
例えば、ある課題で苦労したが最終的に解決できた、もしくはサークル活動でメンバーと協力してプロジェクトを完成させたといった小さな成功体験も立派なアピールポイントです。
就活で使えるエピソードがないから
就活生の中にはサークルやアルバイトの経験が十分にアピールできるものでないと思い込んでしまう人も多いです。
例えば、アルバイトで単純作業ばかりしていたと感じたり、サークル活動で特に目立った成果を上げられなかったりと考えることがあります。
しかし、これらの経験も使い方次第で就活における強力なエピソードになります。
例えば、アルバイトで接客経験を通じて培ったコミュニケーションスキルやお客様のニーズに対応する能力をアピールすることができます。
また、部活でのチームワークやイベントの企画運営を通じて学んだプロジェクトマネジメントのスキルなども評価に値します。
大切なのはどのような小さな経験でもそれを通じて何を学び、どのように成長したかを具体的に説明することです。
企業が見ているガクチカの評価ポイント
- モチベーションの源泉
- 仕事・物事への取り組み方
- 情報をわかりやすく伝える力
企業はガクチカを聞くことで、学生の人柄と自社の社風がマッチしているかを確認します。
ミスマッチによる早期退職を防ぐためです。
よいか悪いかは別として、そもそも学生と企業の社風には以下のように様々な個性・傾向があります。
- 黙々と作業をするのが好き
- 新しいことが好きである
- リーダーシップがある
- 結果よりもプロセス重視
- 好奇心旺盛である
- 仕事とプライベートは分けたい
- 相手の立場を考えられる
- 数字・成果至上主義
- 風通しが良い
- アットホーム
- 若手にどんどん仕事を任せる
- チームワークよりも個人能力重視
- 保守的な考え
- 上限関係を徹底している
例えば「新しいことが好き」な学生が、「保守的な考えが強い」企業に入社したとします。
学生は新しいことが好きなわけですから、チャレンジ精神旺盛なことが推測されますよね。
そのため、その学生は入社後に以下のような提案を企業もしくは上司に行う可能性が高いです。
- 新規事業を立ち上げたい
- 営業時にこのような提案をするのはどうか
- 今のやり方は効率が悪いので、別の方法を試しましょう
非常に積極的で、よい提案ですよね。
提案したアイデアが採用されるかはわかりませんが、企業によってはこの言動を評価することでしょう。
しかし入社した企業が保守的な傾向にあるならば、話は別。
評価されるどころか、以下のようにことごとく否定・拒絶されるかもしれません。
- うちの会社はそういうことを求めていない
- 今任せている仕事をしっかりやってくれればいい
- 荒波立てるような言動は控えてほしい
その学生は「新しいことが好き」がなのに、上記のようなことを言われ続ければモチベーションが下がりますよね。
その結果、早期退職する可能性が高まるのです。
なお留意点として、企業側としては何も好きで早期退職に追い込んでいるわけではありません。
むしろ、このような価値観の相違が原因ともいえる早期退職は、なんとしても避けたいと考えています。
新卒者の採用には多額の費用がかかっているからです。
事実、就職白書によりますと新卒採用におけるコストは以下のように高額であるとしています。
2019年度新卒採用および中途採用1人あたりの平均採用コスト
※2019年度新卒・中途採用を実施している企業/実数回答
新卒採用(2020年卒)93.6 万円
就職白書2020|就職みらい研究所|11ページ目(2023年2月3日時点)
新卒者1人を採用するのに、平均93.6万円もかかっているのは驚きですよね。
そのため企業側としても、入後してから数か月以内に退職をされることは好ましく思っていません。
しかしだからといって、企業の社風・考え方を新卒者に合わせて一気に改めることは難しいのもまた事実。
そういった事情もあり、企業はガクチカで学生と自社の社風がマッチするかを可能な限り事前確認する傾向にあるのです。
そして何より、早期退職をすればあなたはもう一度就職活動をする羽目に陥ります。それはイヤですよね。
したがって応募をする前に、一度「この企業は自分にとって本当にベストマッチなのか」を考えてみてください。
そうすれば、早期退職するような未来を回避できます。
モチベーションの源泉
企業はガクチカを確認する際に、モチベーションの源泉についても確認しています。
なぜその活動や努力を続けられたのか、何があなたを動かしていたのかという点は、非常に重要な判断材料となるからです。
企業は単に成果を出せる人材を求めているだけでなく、長期的にモチベーションを保ち続け、困難な状況でも頑張り続けられるかどうかを見極めています。
モチベーションがしっかりしている人は、仕事に対しても主体的に取り組むことができ、結果として企業の成長に貢献することが期待されます。
どのような理由でその活動に熱心に取り組んだのか説明して、あなたの内面的な強さや信念を伝えましょう。
例えば、アルバイトやサークル活動でリーダーシップを発揮した場合「ただ責任があったから頑張った」というだけでなく、その活動を通じて自分がどのように成長したかったのか、成し遂げたかった目標や、どのようにやりがいを見出したかを詳細に語ることで、面接官にあなたの意欲が伝わります。
モチベーションの源泉は個人の価値観や目標に大きく関わるため、これを明確に説明できることは、あなたが入社後にどのように企業に貢献できるかの指標となります。
仕事・物事への取り組み方
企業はガクチカを確認することで、学生の仕事・物事への取り組み方を確認します。
物事への取り組み方で、その人の性格・考え方がわかるからです。
例えば、気の長くなるような作業を1人で毎日コツコツと取り組んだガクチカを話したとします。
すると面接官は、その学生に対して以下のような印象を抱きますよね。
- 1人で作業をするのが苦にならない
- 地味な作業でも続けられる
- 少なくとも飽きっぽくはない
そうなりますと、ガクチカを聞いた面接官は「この学生は、気が長くなるような業務に対する適正があるのかもしれない」と判断します。
もしもその業務の人員を募集中なのであれば、このガクチカをきっかけとし、その学生が採用候補に挙げられるハズです。
そもそも記事の前半でも記述しましたが、企業は本当にあなたのことを何1つ理解していません。
そのため入社後、どのような仕事ぶりをするのかを正確に予測できないという事情があります。
「この学生の経歴とハキハキとした態度、とってもいいね! けど、面接のときだけこんな感じなのかな? それだと困るけど判断が難しいな」と不安になっているイメージです。
こういった疑問・不安を払しょくするため、企業はあなたに対してガクチカを質問するのです。
したがってガクチカを話すときは、相手が自分の価値観や仕事ぶりを想像しやすくなるようなエピソードを披露するのがおすすめです。
そうすれば面接官は、あなたに対して高確率で興味を抱きます。
情報をわかりやすく伝える力
企業はガクチカで、情報をわかりやすく伝えられるかチェックします。
仕事をする際、コミュニケーション能力が必須だからです。
どういうことかと言いますと例えばあなたがマーケティング部に所属し、Webサイトの運営を任されたとします。
すると、以下のような業務を任されることが多いです。
- KW分析
- 構成作成
- コンテンツ作成
- 校正・校閲
- 投稿作業
- CVなどの数値計測・分析
- 改善案の立案・実行
- 広報活動
- Web広告の企画
- 画像の作成
- LPの作成
- Webライターの採用
- 定時レポートの作成
企業によっては人的リソースの関係で、上記全てを1人だけに任せることがあります。
そうなりますと、とてもではありませんが自分1人で全てを実行するのは無理ですよね。
複数のコンテンツを作成・進捗管理・分析しながら、広報や採用活動まで行うのは明らかにオーバーワークです。
するとどうするのか?他の人に協力を依頼しますよね。このときにコミュニケーション能力が必要になるのです。
そして本題はここからで、仕事を依頼する際は「これ、頼みます」と単にお願いをするわけではありません。
以下のことをわかりやすく共有し、成果が出る確率を高める必要があるのです。
- 実行目的
- 実行に至った理由や背景
- 各業務の重要度・必要度
- 必要なリソース・ツール
- 全体の流れ
- 基本的なルール
- 絶対にやってはいけないNG事項
- 実行手順
- マニュアル
- 具体例
- TODOレベルでの指示出し
- 納期
企業・業務内容にもよりますが、こういった細かいレベルまで情報を伝えなければならないケースがあります。
企業はガクチカを聞くことで、上記のような項目をわかりやすく話せるかをチェックしているということですね。
そうすることで「この学生は情報伝達能力が高いな。意思の疎通・報告・指示出しなどといったコミュニケーション時にトラブルになる確率は低そうだ」と判断しているのです。
したがってガクチカを話すときは、1つのことを細かく丁寧に話すのがおすすめです。
そうすれば企業に評価される確率が高まります。
ガクチカがない人におすすめの見つけ方
「ガクチカがない」と思っても、案外身近なところにあるものです。
それは毎日の習慣であったり、常日頃から心がけていることであったりします。
そういうものに関して、自分自身でも理解を深めることで、あなたなりの考え方や努力の方向性が見えてくるはずです。
普段から励んでいることをガクチカとしてアピールできれば、立派な自己PRになります。
自分の生活を見直して、何か継続していることや気を付けていることがないか探してみましょう。
- 過去の経験を深掘る
- 毎日の習慣を書き出す
- 日常的に気を付けていることを探してみる
- 他人と違うと思うところを書きだす
- 周りの人に聞いてみる
過去の経験を深掘る
過去の経験を掘り下げてみるのも、ガクチカがないと思う人におすすめの対策の1つです。
大きな成果や目立つエピソードがないとガクチカにできないと思いがちですが、実際には日常的な活動や一見普通の経験でも、しっかりと掘り下げればガクチカとして十分にアピールできるものです。
過去の経験を振り返り、その中で自分がどのような行動を取り、どのように周囲に影響を与えたのかについて考えてみましょう。
例えば、アルバイトやサークル活動、授業やプロジェクトなど、どのような小さな経験でも構いません。
その中で自分が意識的に取り組んだことや、困難に直面した際にどのように対応したのかを深く考えることで、自分の強みや成長を再認識できることもあります。
また、他のメンバーとの協力やチーム内での役割分担、周りにどのような影響を与えたかも重要なポイントです。
この経験を掘り下げてみることで、自分がどのような行動をしてきたのか、そしてその行動が自分や周囲にどのような成果や成長をもたらしたのかを具体的に見つけ出すことができます。
毎日の習慣を書き出す
毎日の習慣を書き出してみるのも、ガクチカを思い浮かべる有効な対策の1つです。
毎日のスケジュールや行動を可視化することで、普段は意識していない継続的な取り組みや、自分が大切にしている習慣が見えてくることでしょう。
このプロセスを通じて、自分が日常生活の中で意識的に取り組んでいることや、無意識に続けてきた努力を発見することができ、それをガクチカの題材として活用できる可能性があります。
例えば、毎日決まった時間に走る、筋トレをするなどの習慣があるならば、その習慣を続けるためにどのような工夫をしているのか、あるいはトレーニングを通じて得た自己管理能力や忍耐力について語ることができるでしょう。
また、家族や友人とのコミュニケーションを大切にしていることも、自分なりの価値観や人間関係の構築方法を示すエピソードとして活用できるかもしれません。
自分が普段何気なく行っていることでも、企業が求める能力や資質に結びつく可能性があります。
他人と違うと思うところを書きだす
自分と他人が違うと思うところを書き出してみましょう。その個性が、企業に評価されるかもしれないからです。
例えば、あなたが「周囲の目を全く気にしない」という特徴を持っていたとします。一般的には自分の今後の評価・立場を考慮して、周りからの視線を気にしがちですよね。
そのため、今までの人生で「本当はこうした方がいいと思うんだけど、周りの目・反応から察するにやめた方がよさそうだな」と判断したことがある人は多いはず。
しかし「周囲の目を全く気にしない」という特徴をあなたが持っているのであれば、そんなことは関係ありません。
「成功させたいからこそ、自分がベストと思った方法をやり抜く」という選択肢を取りますよね。
もしもあなたが志望した企業が「自分の意思を貫き通せる人物」を求めているのであれば、この話は評価される確率が高いです。
このように他人と違う点が、企業に評価されることも考えられるのです。
もちろん、企業によっては「周りに合わせることが苦手なのかな?」とマイナスに捉えることも十分に考えられます。
したがって個性に基づいたガクチカを作成する際は、話す相手・企業を選ぶのが必須です。気を付けてくださいね。
なお、もしも他人と違うところが自分ではわからないときは、次で紹介している「他人による分析結果を書きだす」を実行してみてください。
周りの人に聞いてみる
他人による分析、いわゆる他己分析をしましょう。
他己分析は自分では意識しておらず見えていなかった自分の人柄を見つけることができるのです。
自己分析と併せて行うことで、自分の強みを裏付ける強い証拠にもなります。
他己分析は学校生活やアルバイトなど、学生時代をともに過ごした身近な人にお願いしましょう。
自分では思いつかなくても人の力を借りればガクチカを考えることができるかもしれません。
主観的なガクチカよりもほかの人の意見を取り入れたガクチカの方が客観的で評価も高いです。
他己分析の詳しいやり方については下記の記事を参考にしてみてください。
企業に刺さるガクチカを書くコツ
続いて、企業に刺さるガクチカを書くコツについて紹介します。
以下のポイントを意識することで、よりガクチカのクオリティを高め、良い印象を与えられることでしょう。
ぜひ、以下のポイントを参考にしてみてください。
内容を5W1Hで具体的にする
ガクチカを書く際に、企業に好印象を与えるためのコツとして、内容を5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)で具体的に説明することが重要です。
具体的なエピソードを提供することで、面接官や人事担当者はあなたの経験や行動の詳細を理解しやすくなり、結果としてあなたの強みや性格がより明確に伝わります。
5W1Hを意識して書くことで、文章に一貫性が生まれ、何をどのように行動したのかがはっきりと伝わるため、論理的な構成が求められる自己PRやガクチカの作成においても非常に効果的です。
具体的なエピソードにおいて「誰と(Who)」「何を(What)」「いつ(When)」「どこで(Where)」「なぜ(Why)」「どうやって(How)」の要素を取り入れることで、単なる事実の羅列ではなく、ストーリー性が生まれます。
企業側はこのストーリーを通じて、あなたの行動の背景や思考を深く理解することができ、あなたが入社後にどのように業務に取り組むかをイメージしやすくなります。
主語を明確にし、あなた自身がどのようにその状況に対処し、成果を出したのかを具体的に伝えることが、面接で好印象を与えるためのポイントです。
どうして頑張ることができたのか伝える
ガクチカでは、単に「何を頑張ったか」を伝えるだけでは不十分であり、その背景にあるモチベーションや理由を明確に伝えることが重要です。
なぜその活動に全力を注ぐことができたのか、何があなたの努力を支えたのかを説明することで、企業はあなたが入社後も継続して意欲を保ち、困難な業務に対しても継続して努力を重ねられる人物かどうかを判断します。
このように、モチベーションの源泉を明確にし、それが自発的なものであればあるほど、企業に対して信頼感や期待を抱かせることができます。
モチベーションを維持するために、自分自身でどのような工夫をしていたのか、あるいはどのような目標を掲げていたのかを具体的に伝えることが効果的です。
自分の内的な動機・やりがいがどこにあったのかを説明することで、単なる「頑張り屋」ではなく、自己管理能力や目標達成意識の高い人物であることをアピールできます。
これにより、面接官はあなたが困難な状況に直面しても、持続的に努力できる能力があると判断し、企業にとって貴重な人材であると感じるでしょう。
あなたが何をしたのか伝える
ガクチカについて書く際には、結果よりも具体的に何を考え、どのように行動したのかをしっかりと伝えることが重要です。
企業はあなたの価値観や考え方を知りたいと考えているため、その経験を通じてどのような行動をとったのか、そしてその行動がどのような結果につながったのかを論理的に説明することで、あなたの思考プロセスや行動力が評価されます。
面接官にあなたの行動や考えがしっかりと伝わるよう、具体的なアクションとその結果を丁寧に描写することが重要です。
また、単に行動を羅列するのではなく、その行動がなぜ重要だったのか、どのような影響を与えたのかを説明することで、エピソードの価値を詳しく説明できます。
ガクチカはPREP法でまとめよう
ガクチカを書く際におすすめの文章構成は、PREP法です。
PREP法とは以下のような文章構成であり、志望動機や自己PRの作成にあたっても使用すべきスタンダードな文章構成であると言えます。
Point:要点(結論・主張)
Reason:理由(結論に至った理由・そう主張する理由)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
Point:要点(結論・主張)
PREP法をマスターしておけば、あなたが何に取り組んだのか、どのような取り組みをし、どのように成長したのかなどを非常に分かりやすく伝えられ、質の高いガクチカを作成できることでしょう。
ガクチカがない人必見!例文6選
続いて、ガクチカがなかなか見つからないという方向けに6つの例文を作成しました。
それぞれを参考にしてみてください。
あなたが学生時代に力を入れたことを思い出せるかもしれませんし、どのような書き方をしているかを参考にすれば、より質の高いガクチカを作成できるはずです。
アルバイト
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店でのアルバイトにおいて、キッチンとホールの橋渡し役を担うことです。
私が働く店舗ではクレームが多発しており、その原因はキッチンとホールスタッフ間のコミュニケーション不足にあると感じました。
キッチンはホールに比べて厳しい環境で働いており、不満がたまりやすい環境であり、ホールスタッフとの関係も劣悪なものでした。
そこで、ホールスタッフとして、退勤時には必ずキッチンスタッフに感謝の気持ちを述べることを心がけました。
すると、他のホールスタッフの方も同様に感謝を述べてくれるようになり、徐々に関係が改善され、連携もスムーズになり、クレームの数も大幅に減少しました。
この経験から、関係の橋渡しが得意であることを実感できたため、入社後はお客様と貴社の橋渡し役として活躍したいと考えています。
サークル
私が学生時代に力を入れたことは、サークル活動でのイベント企画です。
私はサークルで半年に1回行われるイベントがマンネリ化していることに気づき、よりメンバーが楽しく参加できるイベントを企画しようと考えました。
メンバー全員にアンケートのURLを送り、どうすればより楽しいイベントを開催できるか、どのような点が今のイベントはつまらないのかについて意見を求めました。
そして、意見をもとに企画を行った結果、どうしても外せない用事があるメンバー以外全員が参加してくれ、非常に満足度の高いイベントを開催することができました。
この経験を通じて、チーム全体のモチベーションを向上させるためには、それぞれの意見を尊重し柔軟な対応が必要であると学びました。
貴社に入社した際は、この経験を活かし、チームの一体感を高め、成果を上げるための環境作りに貢献したいと考えています。
ゼミ・研究室
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミでのグループ研究です。
私のゼミでは、学生同士がグループを組み、1つのテーマに対して共同で研究を進める形式を取っていました。
しかし、研究が個人任せになりがちで、全体としての成果があまり上がらないことが課題でした。
そこで私はリーダーとして定期的に進捗を確認し、課題があれば早めに解決策を提示するよう努めました。
これにより、他のメンバーも積極的に発言してくれるようになり、質の高い研究を行い、学内発表会でも成果を認められました。
この経験から、リーダーシップの重要性とチームメンバーの力を最大限に活かすためのコミュニケーション能力を学びました。
貴社でもこのスキルを活かしてプロジェクトを円滑に進行し、成果を上げることに貢献したいと考えています。
資格・学業
私が学生時代に力を入れたことは、資格取得に向けた勉強です。
特に、宅地建物取引士資格を取得するために、授業やアルバイトの合間を縫って自己学習に励みました。
その時期は特にレポート課題が多く、提出で手一杯な状況でした。
しかし、時間を効率的に使い、毎日必ず30分、学習を進めることで、合格するだけでなく、自己管理能力や忍耐力を身に付けることができました。
この経験から、計画を立てて物事に取り組むことの大切さと、継続する能力を養いました。
貴社でも粘り強く取り組み、計画的に目標を達成することで貢献したいと考えています。
趣味
私が学生時代に力を入れたことは、趣味の写真撮影です。
学生時代にカメラを購入し、自然風景や街中のスナップ写真を撮影することに夢中になりました。
写真撮影を通じて、自分がどのように被写体を捉え、どの角度から撮ると一番魅力が引き出せるかを考えることに大きな時間を費やしました。
また、SNSで自分の作品を発表することで、多くの人々と感想を共有し、写真の技術向上にも努めました。
この経験から、幅広い視点を身につけ、物事を深く観察する力を養うことができ、細かいところに気を配る姿勢も学びました。
貴社においては、入社後、数年後にはグループをまとめ、細部にまで目を向けるリーダーとして貢献したいと考えています。
スキマ時間の活用
私が学生時代に力を入れたことは、スキマ時間を有効活用することです。
「大学生活は4年あるが、長いようであっという間に終わってしまう」と先輩から聞き、少しでも無駄にしないよう、通学時間や待ち時間などを使って、スマートフォンでビジネス書を読んだり、英語のリスニング教材を聞いたりして自己成長に努めました。
少しずつの積み重ねではありましたが、その結果、TOEICで870点を取得し、ビジネスに関する幅広い知見を得ることができました。
また、この習慣を続けることで、時間管理能力や効率的な学習方法を身につけました。
貴社においても、限られた時間を最大限に活用し、生産性を高める姿勢で貢献していきたいと考えています。
ガクチカを書く際の注意点
自分のガクチカについて頭を悩ませるあまりに、考えた内容がNGであるケースも少なくはありません。
せっかく考えたガクチカが、逆にマイナス評価につながってしまっては辛いですよね。
気を付けるべきガクチカの注意点についても参考にしてください。
- 嘘は書かない
- ガクチカと自己PRを同じにしない
- 大学入学以前の話をしない
- 結論だけを話さない
- 見方によってマイナスになることは書かない
嘘は書かない
一番やってはいけないのが、エピソードが思い当たらないからといって、ウソをつくことです。
企業の人事もプロですから、たいていのウソはウソと見抜かれてしまうものです。
そのあとの質問でガクチカについて深堀りされたときに、絶対にブレない自信のある人以外はウソをつくべきではないでしょう。
また、ウソをついて作り上げた人物像で仮に企業から内定を得たとしましょう。
すると今度は入社後に会社とのミスマッチが起こる可能性が高まります。
将来のことを考えても、やはり自分を偽ることは得策とは言えないのです。
ガクチカと自己PRを同じにしない
自己PRとガクチカは、内容を変えることが望ましいです。
同じ経験でもよいですが、伝え方には気を付けましょう。
あまりに内容が同じだと、準備不足や手抜きという評価をされかねません。
自己PRは「自分の性格的な強み」を中心に、ガクチカは「自分の経験した内容」を中心にまとめることを意識しておくとよいでしょう。
大学入学以前の話をしない
ガクチカについて書く際、特に注意すべき点の1つとして、大学入学以前の話をメインにしないことが挙げられます。
就活において企業が求めるのは、大学生活においてどのような努力や経験を積み、どのように成長したかを示すことです。
高校時代やそれ以前の話ばかりしてしまうと「大学時代に何もしていなかったのではないか?」と思われてしまう可能性があります。
大学以前のエピソードは参考にはなるものの、核として扱うのは避けるべきです。
大学入学以前の話をどうしても使いたい場合は、そのエピソードがどのように大学生活に影響を与えたのか、また大学時代にどのように発揮されたかを必ず関連付けて話す必要があります。
例えば、高校時代の部活動で培ったリーダーシップが、大学のサークル活動やゼミでどのように発揮されたのか、あるいは大学でのチャレンジにどう活かされたのかを説明することで、学生時代全体での努力や成長の流れを示すことができます。
結論だけを話さない
ガクチカを話す際は、結論・結果だけを語るのはやめましょう。
企業がガクチカにて確認したいことは、あくまでプロセス・目標への取り組み方だからです。
例えば、とある学生がガクチカにて以下のようにPRしたとします。
大学在学中に起業をしました。ネットショップを立ち上げ、2年間黒字を達成しました。その後、売却に成功しました。
上記は素晴らしい実績です。
起業には多くの費用・時間・手間・エネルギーがかかるわけですから、それを学生の内に実行したのはすごいこと。
それに付け加えて黒字化・売却まで成功させているわけですから、PRとしては申し分ありませんよね。
しかしガクチカであれば話は別です。結果・結論を伝えるだけでは物足りません。
企業が以下のような疑問を抱くおそれがあるからです。
- そもそもなぜ起業をしたのか
- リスクはなかったのか
- 授業はどうしていたのか
- 資金と人員はどうしていたのか
- 具体的に何をしたのか
- 何を得られたのか
- 何が簡単・困難だったのか
- 得られた結果から何を学んだのか
- 学んだことを自社にてどのように活用できると考えているのか
そもそもガクチカは、企業に自分のことを理解してもらうために作成するものです。
そのため、上記のような疑問を面接官に植え付けてしまうのはよくないですよね。
そして何より企業は、学生時代の話を単に聞きたいわけではありません。
学生時代に力を入れて取り組んだエピソードを通じて、目標に対する取り組み方・学生の人となりを知りたいのです。
取り組み方・価値観を把握することで、入社後の仕事ぶり・自社とのマッチ具合を把握できるからです。
それにもかかわらず結論しか話してくれない場合、企業としては「それじゃ何もわからないよ」と困ってしまうわけですね。
したがってガクチカを作成・話すときは、結論だけ話すのはやめましょう。
目標の取り組み方・プロセスもしっかり説明してくださいね。そうすれば、面接官はあなたのことを高確率でより深く理解してくれます。
打ち込んだ理由が見つからないなら書かない
ガクチカを作成する際、打ち込んだ理由が見当たらないのであれば書かないでおきましょう。
面接時に理由を必ず聞かれるからです。
例えば、ある学生さんが以下のようなガクチカを語ったとします。
学生時代はボランティア活動に力を入れました
ボランティアに打ち込むことは、とても素晴らしいことです。
面接官も「この学生さんは、きっと多くの人の役に立ったんだろうな」と思うハズ。
しかし本題はここからで、その直後に「そもそもなんでボランティアを始めたの?」と必ず聞きます。
理由を深堀しなければ、肝心要の価値観・行動基準が見えてこないからです。
面接官の立場を考えますと、価値観や行動基準が不明なまま採用するわけにはいきませんよね。
そういった事情もあり、ガクチカには打ち込んだ、さらに言えば面接官を納得させるだけの理由が必須です。
もしも打ち込んだ理由が見つからないのであれば、他のエピソードをガクチカに用いるのがおすすめです。
そうすれば面接にて理由を聞かれたときに、慌てることはなくなります。
見方によってマイナスになることは書かない
ガクチカを作成する際は、見方によってマイナスになることを書くのはやめましょう。不採用の直接的な理由になるかもしれないからです。
例えますと、学生が以下のようなガクチカを話したとします。
過去に参加したインターンにて、成約をもらえるまで同クライアントに対して100日間営業を続けました。
上記を見ますと、人によっては「根性がすごいね。君みたいな人材を探していたんだよ!」と評価してくれるかもしれません。
しかしその一方で「おいおい、粘着質過ぎるだろ。この学生大丈夫か?」と思わず心配する方もいるはずです。
この話を鑑みるに、ひょっとしますと学生は諦めない不屈の精神をPRしたかったのかもしれません。
しかし万が一、マイナスの印象を与えてしまった場合は悲惨の一言に尽きます。
先ほどの例でいえば、以下のように判断されるリスクがあるからです。
「そこまで粘着質な営業をするのであれば、長期的にみると何かトラブルが発生するかもしれないな。自社は営業時のトラブルをNGにしているから、不採用だな」と。
また現在日本には、以下のように数多くの企業が存在しています。
2021年6月1日現在の企業等(※2)の数は367万4千企業、民営事業所数(以下「事業所数」という。)は507万9千事業所、従業者数は5745万8千人となっている。
経済産業省|令和3年経済センサス|5ページ目(2023年2月3日時点)
日本だけで367万もの企業があるわけですから、1社ぐらいマイナスに捉えられることは不思議ではありません。
そして何より、その1社があなたの志望企業なのかもしれないのです。
これでは悲しすぎますよね。
したがってガクチカを作成するときは、見方によってマイナスになり得るエピソードを選ぶのは、なるべく避けましょう。
もしも自分でマイナスかどうかを判断できないのであれば、家族・友人・大学の教授など第三者の意見を聞いてみてください。
自分では気づけなかったマイナス部分を指摘してくれるかもしれません。
その結果、思わぬどんでん返しを避けられます。
今からでも新しいガクチカを作りたい人は
ガクチカが無い場合、ガクチカとなる経験を練りだすと良いということを述べました。
しかしながら、練りだすための経験がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合、ガクチカとなる経験を作り出すという手段があります。
以下に数点候補を紹介するので参考にしてみてはどうでしょうか。
- 読書に励む
- 新たにアルバイトを始める
- 課外活動に参加する
- 長期インターンに挑戦してみる
- 特技や趣味を活用する
- 新たに資格を取得する
読書に励む
読書をすることで、ガクチカの素となる経験に繋げることができる場合があります。
例えば、あるテーマの読書を通して学び続けることで、継続性や掘り下げる力をアピールできます。
また、読書をするためにアルバイトや学業の隙間時間を上手く活用した場合は、計画性をアピールすることも可能です。
ただ、注意点として、読書を「単なる趣味」と捉われないようにする必要があります。
読書を通して取り組んだこと、身についたこと、読書するに当たって工夫したことなどプラスアルファの要素を考えたいところです。
新たにアルバイトを始める
アルバイトを通して社会人経験ができるほか、協調性や問題解決力などを培うことも可能です。
さらにお金も稼ぐことができるので、働くことの大変さも感じられるでしょう。
アルバイトの注意点としては、他の学生との差別化を図るため、取り組むに当たっての自分の考えなどオリジナリティな部分を盛り込むことを意識しましょう。
課外活動があれば積極的に参加する
サークル活動や留学といった課外活動に積極的に参加してみることも、ガクチカにつながる経験になるでしょう。
サークルのような集団で行動することでリーダーシップを培ったり、なによりサークルや留学に挑戦することは積極性やチャレンジ精神をアピールできます。
ただ、「誘われたからサークルに入った、留学をした」などということを言ってしまうと、受け身のガクチカになってしまうので、「~という点に魅力を持って自分も挑戦してみたいと思った」というような主体性のあるガクチカを心掛けましょう。
長期のインターンに挑戦してみる
長期インターンでは、インターン先の社員の方が行っている業務に近い体験ができます。
そのため、インターンに取り組んでいない学生と比べて優位に立てるほか、インターンでの経験や取り組みがガクチカのアピールにつながる可能性があります。
さらに、インターンへの挑戦は主体性のアピールにつなげられるでしょう。
長期インターンの探し方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
特技や趣味を活用する
前の項目で深夜アニメという趣味でも取り組み方を伝えることで「好きなことに全力で取り組める」「要領がいい」「自己管理ができる」といった面をアピールできることを述べました。
このことは他の趣味や特技においても同様です。
価値観や取り組み方や、趣味・特技から得た経験を伝えることでオリジナリティのある経験となり得ます。
何となく趣味に取り組むのではなく、取り組むにあたって大事にしていることは何か、自分がどういう風に取り組んでいるか、失敗などを通してどのようなことを学んでいるかということを頭の片隅に置きながら取り組んでみてはいかがでしょうか。
新たに資格を取得する
今から勉強して資格取得を目指すのも1つの手段です。
志望業種に直結した資格であれば尚更良いでしょう。
注意点としては、ガクチカにおいて大事なのは「資格を取得した」という成果だけではなくて、「どういう考えでその資格を取得しようと思ったのか」「資格取得にむけてどのように取り組んだのか」というような過程です。
ガクチカがない人なんていない!落ち着いて考えてエピソードを探そう!
企業がガクチカを聞くのは、端的にいえば、学生の人物像を見極めるためです。
自社にマッチした人材かどうかを判断するための質問がガクチカなのです。
ガクチカがないという人は、ガクチカの題材ばかりに気を取られていないかもう一度よく考えてみましょう。
題材が問題なのではなく、重要なのはそのエピソードにおいてあなたがどんなことをしたのか、どういったことを得られたのかを自分の言葉で語れることです。
ガクチカがないと悩んでいる方は、もっと身近な日常生活に目を向けてみましょう。
必ず、あなたをアピールできるあなたらしいエピソードが見つかるはずです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート