「人材業界ってどんな仕事?」 「人材業界の志望動機を書く際のポイントが知りたい」 このように、人材業界で働きたいと思っている方の中には沢山の疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、人材業界への求職者に必要な事業内容の分類や志望動機の構成方法などの基礎知識に加え、エントリーシートを書く際のポイントなどについて紹介しています。
人材業界への就活を始めたいと考えている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
- 人材業界の分類・職種
- 人材業界に向いている人
- 人材業界の志望動機の書き方
- 人材会社の志望動機の例文
- 人材業界の志望動機の書き方がわからない人
- 人材業界が気になっているが、具体的な知識はない人
- 人材業界の簡単な分析をしたい人
- 志望動機の例文を参考にしたい人
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【人材業界の志望動機】人材業界とは
ビジネスは人材がなければ成立しないため、企業は求人を募集して人材を採用します。しかし、その中から優秀な人材を見極めるのは簡単ではありません。
仕事を探している求職者も、自分に合った職場を見つけることは給与面などの労働条件だけでは判断が難しいものです。
このように、優秀な人材を求めている企業と自分に合った労働環境を求める求職者を結びつけることが人材業界の存在意義です。
人材業界に興味がある方は以下の記事も参考にしてみてください。
人材業界の4つの分類
一言で人材業界といってもそのサービス形態は様々です。
人材業界に向いている人の中でも、性格によっては人材紹介に向いている人もいれば、人材派遣に向いているという人もいます。
ここでは、そんな人材業界における4つの分類について紹介をいたします。
- 求人広告事業
- 人材紹介事業
- 人材派遣事業
- 人材コンサルティング事業
1:求人広告事業
求人広告はリクナビやマイナビを始めとしたwebサイトで求人情報を提供する媒体と、タウンワークなど雑誌として求人情報を提供する媒体があります。
営業マンが企業の採用担当者に媒体への広告掲載を提案し、受注した場合は掲載料や成果報酬などで売上が発生する仕組みです。
求人広告を掲載することは企業にとってより多くの人に自社の求人を見てもらえるという点でメリットがありますが、掲載料を取る場合は成果に関わらず料金が発生するのがデメリットともいえます。求人広告の場合は媒体の持つ知名度や、業種特化型などの専門性がポイントとなってきます。
自社の媒体に広告を掲載することで
1.クライアントにどのようなメリットがあるか
2.なぜ他社でなく自社の媒体がいいのか
などを説明し、納得してもらうための営業力が必要になりますので、論理的に話を組み立てることができる人が向いているといえるでしょう。
2:人材紹介事業
人材紹介はリクナビ就職エージェントやdoda新卒エージェントなど、求職者と企業の間にエージェントが入って求職者のお仕事探しや選考対策のサポートをするサービスです。
営業が法人向けに自社のエージェントサービスを提案して案件を受注し、受注した案件の中からエージェントが求職者に求人情報を提供する仕組みとなっています。多くの場合は成果報酬型となっており、企業が求職者を雇用することが決定した場合に年収の何割かが売上として発生します。
人材紹介の場合は法人営業とキャリアアドバイザーのどちらかに職種が分かれますが、どちらもコミュニケーションスキルや情報収集力がある人に向いている仕事といえるでしょう。
法人営業の場合は企業のニーズをいち早く察知し、ハローワークなどの無料サービスや他社の人材サービスよりも先に自社のエージェントサービスを選んでもらえるように採用担当者と関係を構築しないといけません。
また、キャリアアドバイザーも求職者に自社の求人案件を選んでもらえるよう、求職者とこまめなコミュニケーションを取る必要があります。
3:人材派遣事業
人材派遣はパーソルテンプスタッフやマンパワーグループなど、派遣元と呼ばれる派遣事業を手掛ける会社が派遣社員を雇い、派遣先と呼ばれる就業先企業に派遣社員を派遣する仕組みのことをいいます。
時給は正社員やパートの社員と比べると良いですが、派遣期間と呼ばれる就業期間が決まっており、企業にとっては必要な時に必要な人員を雇うことができる仕組みとなっています。
また、専門職であればあるほど派遣社員は即戦力の経験者であることが多いので、企業にとっては人員が急募で欲しい時に活用することが多いです。
人材派遣の場合、人材紹介と同じように法人を営業が担当し、求職者をコーディネーターが担当することがほとんどですが、人材紹介と違い企業への派遣を実施したあとも派遣社員は自社の社員ですので、派遣期間中に退職しないようにサポートしないといけません。
多くの場合、派遣後のフォローは企業を担当する営業マンが行いますが、コーディネーターがいない会社であれば営業が全てを一貫して行う場合もあります。
企業にも派遣社員にもこまめなフォローが必要になりますので、マメな性格の人が向いているといえます。
4:人材コンサルティング事業
人材コンサルティング事業は、企業に対して採用や教育のプロセスのノウハウを提供するサービスです。
企業のニーズに合った人材の選定や採用、採用した人材にとって最適な教育プログラムなどをコンサルティングし、組織を活性化させることが仕事です。中には、人事制度そのものを変える場合もあります。
他の人材領域の仕事と比べても専門性が高く、人事に関する情報収集力や経験がある人に向いている仕事といえるでしょう。
人材業界の3つの職種
人材業界の職種には、大きく分けて「営業」「スタッフ支援」「アドバイザー」の3つがあります。
この3つは社内での立ち位置が違うことはもちろん、仕事内容も異なります。
人材業界への就職を考えているのであれば、自分がどの職種で働きたいか、また自分の強みをアピールできる職種はどれか、事前の分析が必要です。
そこでこの3つの職種の仕事内容や立ち位置をくわしくご紹介します。
会社によって細かな仕事内容は異なりますので、あくまでも一般的な側面としてお読みください。
1.営業
2.企画・マーケティング
3.キャリアアドバイザー・キャリアコンサルタント
1.営業
人材業界における営業は、自社のサービスを求める企業の獲得がメインの仕事です。
自社を選んでもらうために、どういったサービスがあるのかこと細かに説明し、興味をもって契約してもらうことも必要ですが、それだけではありません。
自社だけの単独契約をお願いすること、継続して契約してもらうことも必要ですし、企業のサイトや配布物に自社の宣伝や広告を入れてもらうよう交渉も行います。
加えて、サービス利用においてトラブルやクレームが発生した際の対応も求められます。
2.企画・マーケティング
企画・マーケティングは、自社のサービス向上のために集客を行うのがメインの仕事です。
企画では、自社サイトや広告、メディア関連で登録者数を増やすためのサービス開発がメインの業務となります。
マーケティングは、求職者に登録・利用してもらうだけでなく、企業に求職者獲得のためにサービスを利用してもらうため、サービスの見直しや改善を行います。
そのため、インターネット上でサーチを行うほか、自社サイトの利用状況の分析や解析も必要な仕事です。
3.キャリアアドバイザー・キャリアコンサルタント
キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントは、自社サービスに登録しているスタッフや会員と直接やり取りをするのがメインの仕事です。
スタッフや利用者に適した就職先や派遣先を探すためのアドバイスに加え、提出する履歴書や職務経歴書のチェック、面接のアドバイスをすることもあります。
実際に面接を受けた利用者の体験談をヒアリングし、データとしてまとめる、相手企業との間にトラブルやクレームが発生した場合は、スタッフや利用者の代わりに対応することも仕事です。
業界分析・企業分析は入念に行おう
人材業界は企業によって事業内容も違いがあるため、業界分析や企業分析は入念に行いましょう。
特に、人材業界では面接時に「弊社のHPをご覧になりましたか」と質問されることが多いです。
HPを使った登録やサービスがメインとなるため、各社でHPには力を入れています。
HPを確認する際は、企業の歴史や事業内容を確認するだけでなく、最近の動向や目指している目標や目的についても確認しましょう。
実際に働いている社員のインタビューを読む、実際に自分で登録してみるといったことも試すと良いでしょう。
具体的な業界・企業研究の仕方についてはこちらを参考にしてください
人材業界の魅力
人材業界を志望するにあたって、人材業界に惹かれる部分があったのではないでしょうか。
ここでは人材業界の魅力を改めてご紹介していきます。
志望動機を書こうとしたけど、人材業界のどこがいいと思ったのか上手く言語化できない人はぜひ参考にしてみてください。
- 顧客のキャリア形成に携われる
- 様々な業界・人と出会える
顧客のキャリア形成に携われる
人材業界の一番の魅力はなんといっても「人と関わること」です。
どの業界でも人と関わることは避けて通れませんが、人材業界は人と人をつなぐ仕事であるため、人と関わる回数や内容の濃さは他の業界よりも多いです。
特にキャリアアドバイザーは顧客に寄り添ってその人のキャリアについて考え、より良い転職先を考えます。
つまり人のキャリア形成に携わる仕事であるため、人への貢献度が非常に高いことがわかります。
様々な業界・人と出会える
人材業界では顧客や人材を募集するクライアント企業の社員などと関わります。
顧客やクライアントの業種・職種は様々であるため、多様な人と出会える上に多くの業界について詳しくなり、人事関係の知識も身につきます。
普段関心のない分野にふれる機会が多いので、価値観を広げることができます。
その結果、人材業界での仕事が人のキャリアだけでなく、自分のキャリアについて考える際の参考にもなります。
【人材業界の志望動機】人材会社大手7社の比較
次は人材業界の中で大手と言われている7社を紹介します。
リクルート、マイナビ、パーソルキャリア、パソナ、レバレジーズ、ビズリーチ、エンジャパンは就活生の中でも人気が高いため、ぜひ確認しておきましょう。
企業名 | 特徴 |
---|---|
リクルート | デジタル技術を活用した求人・採用プラットフォーム「リクナビ」を運営。多様な業界での人材マッチングと、デジタル×人材の領域で革新的なサービスを展開。 |
マイナビ | 新卒採用に強みを持ち、学生向けの就職支援サイト「マイナビ」と企業の採用支援サービス「サポネット」で高い知名度。教育機関とのネットワークを活かした総合的な人材支援を提供。 |
パーソルキャリア | 多様な業界での人材紹介、人材派遣サービスを展開。特にIT、エンジニア領域での人材マッチングに注力し、専門性の高い人材サービスを提供。 |
パソナ | 総合人材サービス企業として、人材派遣、人材紹介、教育研修など幅広いサービスを展開。社会課題解決型のビジネスモデルと、柔軟な働き方支援に特徴がある。 |
レバレジーズ | テクノロジーを活用した新しい採用支援モデルで注目。スカウト型の人材マッチングサービスや、データ分析を駆使した採用ソリューションが特徴。企業の成長率が非常に高い。 |
ビズリーチ | ダイレクトリクルーティングプラットフォーム「ビズリーチ」を提供。高度専門人材の採用に特化し、企業と人材をダイレクトにつなぐビジネスモデルが特徴。また学生向けの「ビズリーチキャンパス」も運営。 |
エンジャパン | 求人情報サイト「エンジャパン」を運営。中途採用市場に強く、web系求人情報サービスとキャリア支援に注力している。 |
【人材業界の志望動機】人材業界の動向
次は人材業界の動向について紹介していきます。
人材会社に限らず、全業界で変化が起きています。そのため、選考を受ける前にしっかり変化や動向をチェックしておきましょう。
市場規模
2023年度の人材関連ビジネス主要3業界市場は前年度比6.3%増の9兆7,156億円(出典:矢野経済研究所)となっています。
2020年、新型コロナウイルス感染症が流行し、市場経済全体が下落しました。人材業界もまた、コロナ禍の影響を受け、人材需要の低下などで売上が停滞した業種が多く見受けられました。
しかし、働き方改革が進み、コロナ禍に対応し始めた企業が増加し始めたこともあり、2021年度以降は市場が回復しつつあります。他にも、高齢者や自生の雇用促進、転職者の増加、海外人材の積極雇用、人手不足などの傾向が強まっているため、人材業界の需要は非常に高まっていると言えます。
最近のトレンド
人材業界の最近のトレンドとして、「転職者の増加」や「働き方の変化」、「HRtech」の登場などが挙げられます。
まず、「転職者の増加」です。2023年の転職者数は約325万人で、前年比で約3.8%増加し、転職等希望者でいくと1035万人もおり、前年比で約8%増加しています(出典:総務省:https://www.stat.go.jp/info/kenkyu/roudou/r5/pdf/21siryou4.pdf)。このように転職者は年々増加しているため、人材業界には追い風になっています。
次に、「働き方の変化」です。2020年から新型コロナウイルス感染症の流行によって、各企業はリモートワークを推進し始めました。また、フレックスやフルフレックスなどの制度も普及しており、より柔軟な働き方が進んでいます。そういったより柔軟な働き方を求め、転職活動を行う人も増加しつつあり、転職サービスの利用も増えています。
最後に、「HRtech」の登場です。人材会社でも「HRtech」といったITの導入でさまざまなソリューションを生み出しています。しかしながら、現在でもどの企業にとっても、優秀な人材の確保や育成が課題として残り続けています。
HRtechとは
HRtechとは、「Human Resources」と「technology」をかけ合わせた言葉で、ビッグデータやクラウド、IoTやAI(人工知能)などのテクノロジーを用いて、人事が抱える課題を解決に導くサービスや技術のことです。
具定例:「人事管理システム」、「採用管理システム」
【人材業界の志望動機】人材業界に向いている人の特徴
では、人材業界には向いている人はどんな人なのでしょうか?
ここでは人材業界に向いている人の特徴を紹介します。
- 人と話すことが好き
- 情報収集ができる
- マルチタスク能力がある
- 忍耐力がある
人と話すことが好き
人材業界に向いている人の特徴として真っ先に挙げられるのが、人と話すのが好きであることです。
人材紹介や派遣の場合はもちろん、求人広告の場合も社長や採用担当者とのコミュニケーションが必須になります。コーディネーターやキャリアアドバイザーを務める場合は、次々と来社する求職者の対応を一日中することもあります。
そういった点を踏まえても、人と話すことが好きな人は人材業界に向いていると言えます。
情報収集ができる
求人の募集状況は日々流動的です。市場に動きがあった際は、求職者や採用担当者に迅速に連絡しないと機会を逃すこともあります。
情報が多い今の世の中では、常に企業や人の流れについて最新情報を知り、仕事に活かす必要があります。情報収集能力を高めることで、効率的に仕事を進められるようになります。
マルチタスク能力がある
人材業界では担当企業と求職者の両方に対しての仕事を同時に進めてく必要があります。そのため、複数の仕事を同時にこなすことができる能力も求められます。
担当企業に対しては企業研究を行い、それと同時に求職者に対しては求職者の要望にマッチした企業を紹介する必要があります。
人材業界の仕事を効率的に行うためにはマルチタスクに仕事をこなすことが求められます。
忍耐力がある
人材業界では、職種によっては新規顧客獲得のためにテレアポなどの営業活動を行います。
営業は断られることがほとんどであるため、すぐに成果が出なくてもめげずに努力をし続けることができる忍耐力が必要とされます。
また一見忍耐力が必要なさそうなキャリアアドバイザーですが、一日に複数の求職者と面談をしたり、退勤後や休日でも求職者から連絡がくることがあります。
求職者の転職・学生の就活が上手くいっていなくても明るく励ましたり、プライベートの時間が削られてもストレスを感じない人が求められるのです。
結果、人材業界は忍耐力がある人が向いていると考えられます。
【人材業界の志望動機】志望動機の構成はPREP法で作ろう!
志望動機を書く際には構成を意識して書くことで論理的で分かりやす文章を作ることができます。
具体的にはPREP法を使うとよいでしょう。これはビジネスの場でも用いられる手法であり、ESや履歴書だけでなく、面接で話すときにも意識しましょう。
「Point(結論)」→「Reason(理由)」→「Example(具体的なエピソード)」→「Point(結論)」の順で構成する手法。
この順番で話すと自然に論理構造が意識できている文章がつくれる。
Point(結論)
まずは「なぜその企業を志望するのか」を簡潔に書きましょう。
ESや履歴書などのでは最初の1行目が最も重要とされているため、できるだけわかりやすく、伝えたい内容をしっかり伝えられるようにしましょう。
この結論の部分をおろそかにすると、応募数の多い会社では最後まで志望動機を見てくれない場合もあるので気を付けましょう。
読み手が理解しやすい書き出しを意識することで、企業の目に留まり、しっかりとアピールできるでしょう。
- 「〇〇という企業理念に共感しました」
- 「△△という事業に興味があります」
- 「〇〇というスキルを活かしたいです」
- 「〇〇を実現したいため志望しました。」
Reason(理由)
結論を書いたら、必ずそれに対する理由や根拠を書きましょう。
書き出しでグッと興味を掴むワンフレーズは、インパクトこそ絶大ですが抽象的です。
そのため、結論に説得力を持たせるため、詳しい根拠を書く必要があります。
- 「貴社の〇〇というサービスを利用した際に感動しました」
- 「〇〇の必要性を感じ、それに力を入れている貴社に興味を持ちました。」
- 「〇〇の分野に興味を持っており、将来はその分野を広げる仕事がしたいと思うようになりました。」
Example(具体的なエピソード)
結論と理由を述べたら、それにいたった具体的なエピソードや実体験を述べましょう。
その志望動機を考えるに至った自分のこれまでの経験があるはずです。
それを述べることで、志望動機に根拠を持たせることができ、説得力の高い志望動機を作成することができます。
また、志望動機が同じような学生は多く存在しますが、根拠となるエピソードによって自分の志望動機にオリジナリティーが埋めれるため、差別化をしやすくなります。
- 「学生時代のアルバイトの経験で〇〇に疑問を持つようになり、これを解決したいと考えた。」
- 「長期インターンの経験で〇〇の面白さを感じ、将来は〇〇を突き詰めていきたいと考えるようになった。」
Point(結論)
最後に結論を述べていきます。
最初に述べた結論とは異なり、「入社後に成し遂げたい事」や「貢献したい事」といった入社への意気込みを重点的に述べましょう。
この部分は志望動機の最後の締めになるため、意気込みや志望度の高さを採用側に伝えるように意識しましょう。
- 「このような経験から入社後は〇〇に挑戦したいです。」
- 「この経験から〇〇の部分で貢献していきたいです。」
【人材業界の志望動機】人材業界の志望動機のポイント
人材業界の志望動機を作成するにあたってのポイントを把握しておきましょう。
ただし、このポイントは他の業界を目指すにあたっても応用できるため、もし他の業界も受ける場合はぜひ、覚えておいて欲しいところです。
以下の3つを一緒に確認していきましょう。
1.人材業界を志望する根拠
2.なぜその企業を志望したのか?
3.その企業でどのような貢献が出来るのか?
1.人材業界を志望する根拠
人材業界を志望する根拠については必ず自分の中で明確にしておかなければなりません。
志望動機を作成するにあたって最も基本的かつ重要なポイントです。
他の業種ではなく、なぜ人材業界を目指しているのか、人材業界で何をしたいのかという具体的な説明を活用して説明できるようにしておきましょう。
例えば「より多くの雇用を生み出したい」「企業と人材のマッチングを通して、双方の向上を図りたい」など様々な理由がありますが、人材業界でなければできないことについて話しましょう。
他の業界でもできるような根拠を話してしまうと、志望度が低いとみなされてしまう可能性があるからです。
2.なぜその企業を志望したのか?
人材業界には複数の企業が存在しています。
よって、業界に数ある企業の中でも、なぜその企業を目指しているのかについてもわかりやすく説明する必要があります。
この部分を怠ってしまうと、人材業界であればどの企業でも良いのではないかと思われてしまう可能性が高いです。
「人材業界ならばどの企業でも良い」と思っている人材であるとみなされるだけで、選考において非常に不利になってしまいます。
その企業にしか無い特徴や強みについてしっかりと企業研究を行った上で、企業への入社意欲をアピールしましょう。
自分の中で企業研究が足りないと感じている場合は、公式サイトのチェックなどだけでなく、説明会への参加などもおすすめです。
3.その企業でどのような貢献が出来るのか?
確かに、志望動機は自己PRと異なり、自分の能力を前面に押し出す場ではなく、自分がなぜその企業に入りたいのかを説明する場です。
しかし、企業があなたを採用した場合にどのようなメリットがあるのかについては言及しなければなりません。
あなたが入社した後どのように貢献してくれるのか、イメージできれば採用担当者はあなたを採用したいと考えます。
志望する企業が求めている人物像と自分の能力や未来像を照らし合わせることによって、企業とうまくマッチングできる可能性が高まります。
企業にどのような貢献ができるのか、志望動機の最後の部分で具体的に話すようにしましょう。
【人材業界の志望動機】人材業界の面接時に人事ウケのいい志望動機例文5選
人材業界で内定を得るには、人事ウケの良い志望動機が1つのポイントになります。
人材業界は人材のマッチングやキャリアアドバイス、企業の人材コンサルティングなどを手掛ける企業ですので、社内の人事担当者も人事の中の人事と言えるような人事のプロが集まっています。
エントリーシートや一次面接の選考者となる人事に気に入ってもらえなければ、次には進めません。人事のプロにウケがいい志望動機について見ていきましょう。
- インターンの参加目的
- きっかけ
- 興味・好奇心
- 職種の特徴
- 会社の魅力
1:インターンの参加目的
人事ウケがいい志望動機として、インターンに参加した際の目的をアピールする方法があります。
その企業でなぜインターンに参加しようと思ったのか、そして、目的を達成して何か得ることができたのかを伝えることで、人事担当者があなたが実際にその企業に入社して働くイメージを持ちやすくなるのが、人事ウケのポイントです。
目的が起こす原動力を把握できるため、人事担当者があなたが実際に働くイメージがしやすくなり、この学生なら自社で活躍できそうだとの評価が得られやすくなります。
もっとも、そのためには、どのような目的でインターンに参加したのかが重要です。
例文
なぜなら、御社のインターンに参加したことで人材マッチングの重要性を理解したからです。
私が御社のインターンに参加したのは、少子化で人材が不足し、働く場はいくらでもあるはずなのに、なぜ、就職や転職を支援する人材サービスが必要なのかを知りたいという目的がありました。
実際に業務を経験させていただき、仕事を見つけたい人の目的やビジョン、希望条件と企業が求める人物像や提供する環境にミスマッチが起こると、生産効率が低下したり、すぐに離職したりする結果となり、双方によくないことがわかりました。
人材コンサルティングのプロが間に入ることで、適切なマッチングをすることが、人材不足に悩む日本社会を活性化すると気づいたのです。
この経験を活かし、御社で双方の目的や立場をしっかりと理解し、定着につながる人材マッチングをしたいと志望しました。
ポイント
インターンに参加した目的によって、人事担当者に自分が実際に入社して働くイメージを持ってもらうには、具体性のある目的を挙げることがコツです。
人事業界に興味があったからとか、どんな仕事か知りたかったから程度の目的ではなく、仕事を理解し、就職後に役立つ成長を遂げたいといった目的があったことをアピールしましょう。
それと同時に目的が達成できたのかや、インターンに参加して何を得られたのかを伝え、それを就職後に活かせることを伝えるのがコツです。
人事担当者があなたの入社後のイメージをしやすいようにインターンの目的と身についた力を具体的に伝える!
2:きっかけ
人材業界の人事ウケのいい志望動機として、その企業を志望したきっかけもポイントになります。志望するきっかけとなったエピソードや背景によって、人事担当者に与えるインパクトが異なり、印象に残る度合いが異なるためです。
テレビCMで有名だからとか、待遇が良いからといった表面的な理由や、他の企業でも通用するようなきっかけではなく、人事をうならせるようなきっかけが必要です。
人材業界の仕事が社会貢献に役立っている、その企業のサービスが今の時代に欠かせないことを理解したようなエピソードや背景を伝えましょう。自社の存在意義がわかっていると好印象を与え、選考に残りやすくなります。
例文
なぜなら、御社のアドバイザーによるアドバイスのおかげで、就活するか教員を目指すか悩んでいた自分の決断がついたためです。
私は教育学部出身ですが、教員を目指したのではなく、希望の学部に受からず入学した背景があります。
それでも教員免許を取得しておけば、就職もどうにかなると思っていましたが、それで本当に子どもたちと向き合えるのか、教員として続けていけるのか不安だったのです。
そこで、御社のアドバイザーに相談したところ、3時間ほどかけてカウンセリングをしてくださり、就職や仕事に対する価値観が変わりました。
この経験を通じて、他にすることがないから消去法で教員を目指すのではなく、私のように悩める学生をサポートする仕事がしたいと考え、志望いたしました。
ポイント
人事ウケするきっかけを伝えるコツは、同業他社でも通用するようなエピソードや背景ではなく、自分が仕事をするならその企業でないとダメといったエピソードや背景であることがポイントになります。
数多くの同業の企業がある中で、なぜ、その企業を選ぶことになったのかを人事担当者に納得してもらえるかがカギです。
そこまでの思い入れがあるのかや、そんなエピソードがあって自社を選んだのなら、入社意欲が高いに違いないと印象を与え、選考に残りやすくなるのです。
きっかけを伝える際はエピソードを詳しく伝える!
3:興味・好奇心
人事ウケする志望動機として、人材業界の具体的なサービスや仕事、その企業の事業内容に関する興味や好奇心も挙げられます。
志望動機として興味や好奇心は弱いと言われることもありますが、人材業界というのは学生にとっては実は経験がほとんどなく、実態を感じにくい業界でもあります。
アルバイトとして働いた経験くらいはあっても、正社員や派遣社員などの経験はありませんから、就活を始めるまでは派遣会社と言われてもピンとこなかったのではないでしょうか。
業界研究や企業研究を通じて理解が深まったとしても、実際に仕事をすることによって興味や好奇心を探求したいとのアピールで、頑張ってくれそう、モチベーションが高そうと評価され、選考に通りやすくなります。
例文
なぜなら、少子化で買い手市場であるはずなのに、なぜ、多くの人が転職支援サービスを利用して仕事を探すのか興味を抱いたためです。
私はスーパーのレジのアルバイトに応募した際、履歴書をサッと確認するだけで何の経験もないのにその場で採用された経験があります。
人手がすぐに必要だから採用されただけで、実際には適性がなく、レジの対応が遅い、ミスばかりでお客様から叱られ、何度となく店長が謝罪することになりました。
自分の性格を考えバックヤードへの配置転換を申し出たところ、検品作業や受注管理で評価を受けることができたのです。
この経験から人材の適性を見極めた的確な人材配置が、働き手にとっても、企業にも重要だとわかり、御社の転職支援アドバイザーとして最適なマッチングに貢献したいと志望しました。
ポイント
興味や好奇心を伝えるコツは、「これからこんなことを知りたい」とか、ただ単に「興味がある」と伝えるのではなく、その企業に就職して成し遂げたい目的と結びつけて伝えるのがコツです。
人材業界を志望するにあたって、そもそも、その業界やエントリーした企業に対して興味や好奇心がない人はいません。
そのため、単に興味や好奇心をアピールしても、興味や好奇心だけでは仕事はできないと相手にしてもらえません。
興味や好奇心を持った上で、どのようなことをしたいのか、成し遂げたいことや得たいことを具体的に伝えましょう。
興味のあることだけでなく、成し遂げたいことや得たいことを伝える!
4:職種の特徴
人材業界で人事ウケする志望動機として、志望している職種について具体的に語ることが挙げられます。
その企業で仕事ができるなら配属先はどこでもいいというスタンスの場合、何がしたいのかが明確にならず、どう成長したいのかも曖昧に映ります。就職できるなら何でもやりますというスタンスでは、うちの企業でなくてもいいのではないかと捉えかねられません。
やってみたい仕事の職種についてアピールすることで、その企業を志望した目的と行動の間に一貫性が出て、人事ウケが良くなるのです。
人事担当者においては、目的と行動の一貫性を重視しています。これがバラバラだとミスマッチが起こり、入社後にすぐに離職したり、モチベーションが保てなかったりする方が多いからです。
例文
なぜなら、報道などで非正規労働者の立場が弱いことを知り、待遇改善のために力を入れている御社なら、自分のビジョンが達成できると考えたからです。
私はコールセンターでアルバイトをしていましたが、派遣社員の方が大多数を占めていました。
スーパーバイザーが2名いましたが、1人は正社員で、もう1人は派遣社員であり、派遣社員の方の方が知識も詳しく、仕事もでき、信頼も厚かったのです。
それでも、正社員ではない以上、ボーナスもなく、交通費も支給されず、更新されないリスクやリストラのリスクも抱えています。
この経験から御社のように紹介予定派遣に力を入れ、期間満了時の正社員登用への働きかけを積極的に行っている御社で、派遣社員の立場改善に役立ちたいと志望しました。
ポイント
人材業界で人事ウケするように志望動機に志望する職種を絡めてアピールする場合には、目的と行動の一貫性が求められます。
例えば、派遣社員の待遇を高めることに取り組んでいる企業だから志望したとしながら、派遣社員のコンサルティングや企業との交渉などにあたる職種ではなく、派遣社員の給与事務をしたいなどと志望した場合、志望動機の目的を達成する手段として、行動が伴っていないと思われかねません。
職種を絡めて志望動機を伝える際は目的と行動に一貫性をもたせる!
5:会社の魅力
人材業界の人事ウケがいい志望動機として、志望した会社の魅力を具体的に伝えることが挙げられます。
志望する以上は魅力を感じていない人はいないと思われますが、本命なのか、保険的にエントリーしたのかで、魅力の伝え方に差が出ます。
本命である人はその企業ならではの魅力を具体的に伝えることができ、そうでないと、どの人材会社にでも当てはまるような汎用性のある魅力しか伝えられないからです。
そのため、人事ウケする会社の魅力は同業他社にはない魅力、差別化ポイントやその企業ならではのこだわりや強みであることがポイントになります。
その上で、あなたがその企業でどう貢献できるのかを、人事が働くイメージを持ちやすいように伝えましょう。
例文
なぜなら、キャリア志向の方にプロとしてのコンサルティングを行うことで、着実なキャリアアップをサポートしていることに魅力を感じたためです。
私自身、就活を始めるにあたって、将来のことがイメージできず、やりたい仕事も思い浮かばず、興味が持てる業界でない状況でした。
その際、就活支援会社に相談したことで、キャリアアドバイザーから具体的なキャリアビジョンの選び方とキャリアプランの描き方を教えていただいたのです。
アドバイスに従ってキャリアビジョンを描くことにより、就活の軸が定まるとともに、自分も悩める方に将来の一助となるコンサルティングがしたいと思うようになりました。
この経験を活かし、御社でキャリアアップがサポートできる人材になりたいと志望しています。
ポイント
人材業界の人事ウケする会社の魅力の伝え方のコツは、他の企業にはない強みや差別化ポイントを具体的に挙げることです。
自社をよく理解しているな、他社との違いを知っているなとわかれば、人事ウケが良くなります。その上で、その強みを持つ企業で、あなたがどのような貢献ができるのかも伝えることがコツです。
「会社のビジョンや事業内容に共感した」だけでなく、自分ができそうな能力についてもアピールし、その企業の魅力を引き出すために活躍できることを伝えましょう。
企業の魅力を伝える際は、他の企業と差別化することで説得力をもたせる!
【人材業界の志望動機】人材業界の事業別の志望動機例文4選
最後に事業別に見た志望動機の例文を紹介します。
新卒学生の皆さんから人材業界の志望動機を聞いてみると、 ・人の役に立てる仕事がしたいから ・雇用を創出することで社会に貢献できると思ったから という志望動機を耳にすることが多くあります。
もちろん志望動機として正しい回答なのですが、多くの人が同じような志望動機を答えていることでしょう。
さらに、前述のような人材業界に向いている人の特徴に自分が当てはまっていることや、入社して企業にどのような場面で貢献できるというような、あなたを採用することによる企業側のメリットを伝えないといけません。
ここでは、そんな人材業界の志望動機の例文を紹介いたします。
- 求人広告
- 人材紹介事業
- 人材派遣事業
- 人材コンサルティング事業
人材業界の志望動機は以下の記事でも詳しく紹介しています。
1.求人広告の志望動機例文
私は、貴社の求人広告事業を志望しております。
現在、求人広告を掲載しても名前の知れた企業しか求職者が集まらないという問題を知り、求職者に対してより有益な情報が提供できていないのではないかと考えております。
私自身、学生時代にサークルの立ち上げを行いましたが、立ち上げたばかりのため認知度もなく、メンバーを集めることに苦労しました。
そのため、メンバーを集めるためにサークルの紹介をしているメディアを探し、そこでメンバーを募ることにしました。
はじめはやはりサークルの紹介ページ自体が埋もれてしまい、メンバーも集まりませんでした。
ただ、サークル自体に魅力はあることは革新していたので、メディアへの掲載だけでなくSNSでの拡散、様々なサークルの集まりに参加し宣伝していくなど掲載だけでなく様々な方法を活用しました。
その結果、立ち上げたサークルは翌年には100人規模のサークルになり、人数が増えた分、活動の幅も広げることができました。
この経験から、1つのことにこだわるのではなく様々な角度から問題を解決する方法を考え、行動していき成果につなげることができると学びました。
貴社に入社後、私はこの経験を活かし、求人広告の売上トップだけでなく一番のお客様満足度をいただくことができる営業になりたいと考えております。
2.人材紹介事業の志望動機例文
私は人材紹介事業を志望しております。
大学中に私は家庭教師のアルバイトをしておりました。
家庭教師は担当の学生の進学に携われることから、私は人生のサポートができると考えてました。
実際に家庭教師をし始めると、勉強を教えるだけでいいという依頼が多く、少し失望してやる気をなくしていました。
しかし、周りがどう言っていようと私は人生のサポートがしたいと考え、担当の親御さんに進学先の提案だけでなく、卒業後の就職先についても考え、プレゼンを行うことにしました。
すると、私の熱意を理解してくれたのか、自分の子どもだけでなく友達にも私のことを勧めていただくことができました。
また、受験勉強だけでなく就職についてもアドバイスをしたことによって学生のモチベーションもアップし、実際に受け持った学生全員も第一志望に合格することができました。
この経験から、目先の結果だけでなく、相手のことを考えて行動することで人はついてきてくれることを学びました。
貴社に入社後、この家庭教師での経験を活かし、求職者のことを第一に考え、その人の人生を豊かにできるエージェントになりたいと思います。
3.人材派遣事業の志望動機例文
私は貴社の人材派遣事業に携わることで、企業と人を結びつける架け橋になりたいと考えています。
特に貴社は介護事業に特化しているということで、私の祖母もいま介護が必要なので身近に感じ、人材サービスを通して介護業界にも貢献していきたいと思いました。
祖母の通うデイサービスセンターには何度か行ったことがあり、祖母以外の利用者の方にも積極的に話しかけてコミュニケーションをとってきましたので、コミュニケーション力や現場目線で施設の担当者・派遣スタッフさんと話ができるのは強みだと思っています。
貴社に入社後は先輩方の持つノウハウを吸収し、一緒に介護職人材サービスを牽引していけるように日々精進していきたいと考えています。
4.人材コンサルティング事業の志望動機例文
私が人材コンサルティング事業を志望する大きな動機は、企業と求職者の双方のニーズを深く理解し、最適なマッチングを実現することで、両者にとっての最大のメリットを生み出す役割に魅力を感じるからです。
現代の労働市場は日々変化し、多様なニーズや価値観が存在します。その中で、企業は最適な人材を求め、求職者は自らの能力や価値観に合った企業を探しています。
私は、このような状況下で、双方のニーズを正確に捉え、橋渡しの役割を果たす人材コンサルティングの仕事に強い興味を持っています。
企業のビジョンやカルチャーと、求職者のスキルやキャリアビジョンが合致する時、真の意味での「良いマッチング」が生まれると考えています。
この業界での活動を通じて、企業の更なる成長と、求職者のキャリア実現のお手伝いをしたいと思っております。
私は、双方にとって最も良い関係を築くためのマッチングを追求し、人材コンサルティング事業において真の価値を提供したいと考えています。
【人材業界の志望動機】人材業界の職種別の志望動機例文5選
ここからは人材業界の職種別の志望動機の例文について紹介していきます。
それぞれ自分が志望する業界に最も近いものを中心に参考にし、質の高い志望動機を作成してください。
- 営業職の例文
- 企画職の例文
- マーケティング職の例文
- キャリアアドバイザーの例文
- キャリアコンサルタントの例文
1.営業職の志望動機例文
私が人材業界の営業職を志望する理由は、企業と求職者の双方のニーズを的確に理解し、最適なマッチングを実現することによって、両者に価値を提供したいという強い願望からです。
営業職としての役割は相手の真の要望や期待を捉え、それに応える形での提案です。
人材業界における営業は、企業の求める人材像や組織文化を深く探る一方で、求職者のキャリアビジョンやスキルセットを正確に理解することが不可欠です。
この多岐にわたる役割を担い、最良のマッチングを実現するための橋渡しを行うことは、非常にやりがいがあり、社会的な意義も大きいと考えています。
私はこの営業職を通じて、企業の成長や組織の活性化、求職者のキャリアの実現に貢献したいと思っております。
そして、企業と求職者の双方の満足度を高めることで、人材業界の営業としての真の価値を実現したいと考えています。
2.企画職の志望動機例文
私が企画職を志望する理由は、現代の変化し続ける人材業界において、柔軟な対応力を活かし、新しい価値を生み出すサービスの開発に挑戦したいという強い意欲からです。
近年、技術の進化や社会の変動に伴い、人材のニーズや求職動向も大きく変化しています。これに対応するためには、従来の方法に固執することなく、新しい視点やアプローチでサービスを構築していく必要があります。
企画職として、市場の動向をしっかりと分析し、それに基づいた新たなサービスやソリューションの企画を行うことで、業界の変化を先取りし、新しい価値を提供できると考えています。
私は挑戦的な業務を通じて人材業界が直面する課題を解決し、より多くの企業や求職者にとっての最適なマッチングをサポートしたいと思っております。
常に変化を追求し、新しいアイディアや戦略を模索する人材業界の企画職において、柔軟な思考と行動力を最大限に活かして貢献したいと考えています。
3.マーケティング職の志望動機例文
私が人材業界のマーケティング職を志望する理由は、企業と求職者をつなぐこの業界の重要性を痛感しており、マーケティングの役割を通じて、新しいトレンドやニーズを取り入れた施策を実現していきたいという強い願望からです。
人材業界は絶えず変動する労働市場の動きや技術の進化に即座に対応しなければならないため、革新的なマーケティング戦略が不可欠です。
マーケティング職として市場の最新の動向を迅速にキャッチし、求職者や企業の実際のニーズに応える施策を計画・実施していきたいと考えています。
特にデジタル化が進む現代では、オンライン上での情報発信やターゲティングの重要性が増しているため、これらの要素を取り入れたマーケティング活動に取り組み、人材業界のさらなる発展に寄与したいと思っています。
人材業界でのマーケティング職は企業と求職者の最適な接点を創出する役割を果たします。私はこの重責を担い、業界に新しい風を吹き込むため、革新的なマーケティング施策を展開していきたいと考えております。
4.キャリアアドバイザーの志望動機例文
私が人材業界のキャリアアドバイザー職を志望する理由は、企業と求職者の双方のニーズを深く理解し、最適なマッチングを実現することで、双方に新たな価値をもたらしたいという強い希望からです。
キャリアアドバイザーとしての役割は、ただの仲介者ではなく、求職者のキャリアビジョンやスキル、価値観を正確に把握し、その上で企業の文化や求める人材像との調和を図ることが重要だと考えています。
私はこの役職を通じて求職者の将来像を具体的に形にし、企業の成長やビジョンの実現に貢献する最適な人材を提案したいと考えています。
また、企業のニーズに基づき、求職者に最も合ったキャリアパスや成長の機会を提供することで、双方の満足度や成果を最大化したいとも思っております。
キャリアアドバイザーとしての役割は人の人生や企業の成長に直接的に関与するものです。責任とやりがいがある、素晴らしい仕事です。
人材業界において真の価値を創出し、多くの人々や組織の成功をサポートしたいと熱望しています。
5.キャリアコンサルタントの志望動機例文
私が人材業界のキャリアコンサルタント職を志望する理由は、企業の採用活動や人材育成のプロセスに深く関わり、その成功をサポートしたいという強い意欲からです。
キャリアコンサルタントとしての役割は、単に求職者を企業に紹介するだけではなく、企業の採用戦略や人材育成のビジョンを理解し、その実現をサポートすることが求められます。
私は企業の長期的なビジョンや成長戦略に合わせた最適な人材の確保や、その後のフォローアップ、育成プログラムの提案を行いたいと考えています。
企業の人材戦略は将来の成長や成功に直接的に影響するため、サポートが非常に重要だと感じています。
キャリアコンサルタントとしての活動を通じて企業の持続的な成功のための人材のサポートを行い、企業と求職者双方のキャリアの発展を促進することで、人材業界における真の価値を提供したいと思っております。
【人材業界の志望動機】人材業界の志望動機のNG例文3選
評価の高い志望動機を書くためには、何が足りないのか、どこが抜けているのかといったNGの原因を知っておく必要があります。
それを踏まえて何度も再考して書いてみることが重要で、書いたものを声に出して読んでみたり、家族や友人に聞いてもらったりすることでさらに内容が改善されるでしょう。
ここでは人材業界の志望動機のNG例文を3つ紹介します。
1:志望動機のNG例文
学園祭ではクラスのまとめ役として先頭に立って喫茶店を運営し、調理と配膳が効率よく回せるようシフト制にしたり、持ち帰り用の容器が足りない状況でも他のクラスから分けてもらって乗り切るなど、工夫と臨機応変に対応する現場を経験しました。
貴社の企業理念からは、そのときの感動やみんなで目標達成した喜びと同じものが感じられたため志望しました。
将来は社員一丸となって質の高いプロジェクトに臨めるよう日々努力したいと考えています。
この例文は、冒頭で志望理由に触れていないことが原因でアピールが足りないと判断されるためNGです。
最後まで読んで初めて伝えたいことがわるような書き方では良い印象を与えるのは難しいでしょう。
冒頭にはっきりとした志望理由を置くことで、あとに続く実体験が活かされ最後の結論によってわかりやいアピールにつながります。
2:志望動機のNG例文
入社できても実際に働いてみたら思っていた環境と違っていたという場合、社員の成長は見込めず、早期退職のリスクも高まります。
人材と企業との相性を重視したマッチングで適した候補を数社リストアップし、すぐに社員を派遣できるシステムを構築すれば解決できるはずです。
全国展開している貴社のネットワークがあれば十分可能なので、その強みを活かして人材と企業の満足度を高めたいと考えています。
この例文は、あまりにも現実離れしたビジョンが志望動機として語られているのでNGです。
理想を語るのは自由ですが、志望動機は現実的なものでなければ嘘を言っているのと変わりません。それでは採用担当者にマイナスの印象を与えかねませんし、入社してからも他の社員と足並みが揃えられるか不安があります。
3:志望動機のNG例文
やりたい仕事、できる仕事、働ける期間の長短や給与面など理想の労働条件を知るための環境が足りていない現状は改善できるはずです。
そのためには正社員にこだわらず、パートやアルバイトを積極的に採用したいと考える企業を紹介することで、雇用だけでなく人材の育成や企業の成長が実現できると考えています。
この例文は、人材業界で活躍したいと述べていますが肝心の志望理由が冒頭で語られておらず、結論から伝えられていないためNGです。
人材業界であればどこでも良いという意味にもとれてしまう書き方は採用担当者へマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
この企業でなければならないという理由をはっきりと冒頭で伝えましょう。
【人材業界の志望動機】人材業界の志望動機を書く際の注意点
人材業界の志望動機を書く際には気を付けるべき注意点が存在します。
あらかじめ目を通して、少しでも魅力的な志望動機にしましょう。
- 給与や福利厚生の面だけを述べない
- 人材業界全てに当てはまることだけを述べない
- ネガティブな面を述べない
給与や福利厚生の面だけを述べない
1つ目は給与や福利厚生の面だけを志望理由にしないという点です。
志望動機は自分がどんな人でどんなスキルを持っているのかなどを述べて、自分をアピールするためのものでもあります。
しかし、給与や福利厚生が良いということはあくまで仕事を選ぶ際の条件であり、自身のアピールにはつながりません。
もし、それでも給与や福利厚生などの良い面を志望理由として用いる場合は、「福利厚生や給与が充実しており、仕事に対するモチベーションを保つことができる環境が整っているため、御社を希望しました。」などのようにそれ以外の部分を具体的に述べるようにしましょう。
人材業界全てに当てはまることだけを述べない
2つ目は人材業界全てに共通して言えることを志望理由として用いないという点です。
例えば「私にはコミュニケーション能力があり、会話を通じてその人の特徴を見出すことができます。そのため、人と企業を繋ぐ仕事ができる御社を希望しました。」のように人材業界のどの企業にも当てはまることを述べてしまうと企業からは自社でなくても、いいのではないかと感じられてしまいます。
必ず、企業調べを念入りにして志望する企業の特徴を掴んでから志望動機を書くようにしましょう。
ネガティブな面を述べない
3つ目は企業や業界のネガティブな面を述べないという点です。
例えば「現在は新型コロナウイルスの影響で、人材の需要が下がっていますがそんな状況でも負けじと努力し、御社の売り上げを伸ばせるように頑張りたいです。」のようにネガティブな面を志望動機に述べてはいけません。
というのも、企業がそれを見て、常にネガティブな考えを持っている学生と捉えてしまう恐れがあるからです。
そのため、なるべくネガティブな印象を企業側に持たれないようにしましょう。
業務とアピールポイントにズレが生じる面を述べない
志望企業の業務とアピールポイントが適切であることは重要で、そこにズレが生じていると採用担当者にマイナスの印象を与えてしまいます。
事前の企業研究で、志望企業が求めている人材を把握した上でアピールポイントを設定しましょう。
【人材業界の志望動機】志望動機は見直しが重要
志望動機を作成したら、しっかり見直しをしましょう。
特に履歴書やESといった書面で提出する場合は注意しなければなりません。
じっくり自分で読み直していても、誤字脱字、表現や言い回しがおかしい箇所に気がつかないことも多いからです。
音読すると、読み手側の立場で確認ができるのでおすすめです。
また身近な人に読んでもらっても良いでしょう。
志望動機が第三者の立場として読んで伝わっているかどうか、読んでみてどう感じたのか印象を聞くことも大切です。
就活エージェントの利用がおすすめ
就職活動では、就活エージェントを利用するのがおすすめです。
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【人材業界の志望動機】まとめ
人材業界に向いている人の特徴や志望動機の書き方、業界の分類について紹介をしてきましたが、参考になったでしょうか。
一言で人材業界といっても様々なサービスがありますので、どれが自分にとって向いているのか見極める必要があります。
ですが、人材業界を志望しているという時点で何かしら人の役に立ちたいという思いや、人と話すのが嫌いではないという人がほとんどなのではないでしょうか。
言ってみれば、興味を持っている時点で既に人材業界に向いていると考えてもらっても良いと思います。
あとは、その想いやあなたが活かせる能力を、自己PRや志望動機などでいかに志望企業に伝えられるかどうかです
冒頭で触れたように、何度も選考で落ちてしまうと「本当に自分は人材業界に向いているのだろうか」と悩んでしまう方もいらっしゃるかと思います
ですが、それはきっと伝え方にもう一工夫が必要なだけか、その企業とは縁がなかっただけといえるでしょう。
その想いに間違いはないはずなので、ぜひ自信を持って選考に臨んで下さい。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート