はじめに
就活における面接はとても緊張してしまいますよね。
緊張した状態で面接に挑むとどうしても練習通りにいかなくなってしまいます。
場合によっては当日の面接本番に失敗した、と感じてしまうかもしれません。
本記事は、
- 面接での失敗例
- 企業から見た学生の面接中の失敗について
- 面接中に失敗したときの対処法
- 面接で失敗しないための対策
などを説明しています。
当日緊張した状態で完璧な対応をできる学生は殆どいません。
失敗は誰にでも起こりえることですから、本記事を参考に失敗について対処してみてください。
面接でどんな失敗をする?
面接に失敗したという話はよく耳にするところですが、失敗とはいくつかの要素と段階で発生するものです。
そのため、何が理由で面接に失敗したかを知り、自分はどれに該当したかを把握することが、二度目の失敗を避けることになります。
そこで、シチュエーション別に、そして内容別に細かく面接での失敗例を紐解いていきます。
面接前の失敗
面接前の行動が原因で失敗する例として多いのが、道に迷ってしまって時間通りに行きつけなかったり、面接場所が違っていたりすることが挙げられます。
前者は、スマートフォンの地図アプリなどだけでなく、事前に訪れるなどして、しっかりと場所を調べておくことで回避できたでしょう。
後者は、支店や工場がたくさんあるような会社の面接であれば、面接会場がどこなのかをしっかり把握していれば、面接場所を間違うことはなかったはずです。
そのほかにも、寝坊して寝ぐせがついた髪と曲がったネクタイで息せき切って駆け込んだといったケースもあり、この場合は時間に間に合ったとしても、まともな面接にならなかったことは容易に想像できます。
交通機関に遅れが生じ、その対策を講じていなかったばかりに間に合わなかったり、当日風邪を引いて動けないといった体調管理のまずさもあったります。
さらには、当日必ず持参するように指示されていたものを忘れていったケースも失敗の原因として多く、まさかそんなことはないだろうと思うようなことが、意外と多いのです。
面接中の失敗
失敗につながる要因として多いのが、応募先の会社の事業内容や業績の推移などをしっかりと記憶し、万全の態勢で臨んで行ったところ、社長の名前を知らなかったというケースです。
スラスラと企業の事業内容や業績について答え、手ごたえを感じていたところ、不意に当社の社長の名前をお答えくださいといわれ、答えに詰まることが少なくありません。
大きな企業から中小企業に至るまで、せめて社長の名前を覚えておくことは必須条件であり、失敗するのも当然です。
これは、準備不足が原因なのは言うまでもありません。
さらに、マナーがなっていなかったことが原因の場合もあります。
勧められないまま椅子に腰かけたり、携帯をマナーモードにしたりしていなかったことなどがよくあります。
普段めったに着信などないのに、大事なときに限ってにぎやかなメロディーが流れて場が凍り付いたといった具合に、笑えない状況もしばしばで、どちらもマナーに対する意識の欠如が原因です。
面接後の失敗
終わって会場を後にするとホッとしてしまい、素の自分が出てしまうことはよくあります。
気持ちはわかりますが、どこで見られているかわかりません。
会社内のエレベーターに乗ったときに誰もないとなると、だらしなくエレベーターの壁に寄りかかったり、乱暴にボタンを押したりといった行動は慎まなけれななりません。
特に近年、エレベーターは防犯上の理由から防犯カメラが設置されていることが多いため、意外なところで見られており、素の姿が判明してしまっている場合も多いのです。
そのほかにも、終わるなりスマートフォンを取り出してメールをし出したり、会社から出てもいない間に電話をかけ始めたり、仕事をしている人がいる中、電話で話しながら歩いたりするといった行動も、せっかくうまくいったのを台無しにするケースといえます。
面接の失敗具体例
自分自身が納得のいく面接になれば、たとえ落ちていたとしてもすっきりします。
けれども失敗したと感じてしまうと、いつまでも悔しいものです。
よくありがちな面接の失敗事例を知って、予防対策につなげましょう。
面接中に緊張してうまく話せなかった
誰しも面接中は、多かれ少なかれ緊張するものです。
しかしながら緊張が大きい場合、人によっては頭の中が真っ白になり言いたいことが飛んでしまうこともあります。
せっかくいろいろと伝えたい思いがあったのにうまく話せないとなると後悔するでしょう。
けれども面接で大切なことは、スムーズにうまく話すことよりも話す内容です。
緊張してしどろもどろになってしまったとしても、筋の通ったブレない姿勢を見せることができれば問題ありません。
途中で詰まってもよいので、「これだけは言うべき」という点を事前に定かにしておきたいものです。
基本的な質問に回答できなかった
面接では、知っていて当たり前のような基本的な質問を投げかけられることがあります。
たとえば「今の総理大臣の名前は?」や「弊社の社長名を答えてください」というような問いかけです。
こうした質問は、社会人としての常識や企業研究をしているかどうかを見極めるための質問です。
回答できない場合は、あまりよい評価は得られないといえるでしょう。
最低限の社会のニュースや受ける会社概要についてはきちんと把握しておくべきです。
けれどもこうした質問に答えられなくても、ほかの質問や自己PRで光るものがあれば無事に通る可能性もあります。
答えられなかったからといって落ち込むのではなく、それ以外の問いに対して全力で挑むようにしましょう。
面接に遅刻する
当日寝坊して面接に遅刻するというのは言語道断です。
けれども電車の遅延などやむを得ない理由なら、面接官もわかってくれます。
重要なのは、向かう途中で遅刻しそうな場合は早めに連絡を入れることです。
無断での遅刻だけはやめましょう。
選考を受けている企業の批判をしてしまう
企業の方針などを聞かれた際に、批判的な意見を述べてしまう人もいるのではないでしょうか。
あとから、「あんなこと言わなければよかった」と後悔するかもしれません。
批判した内容があやふやだったり的外れだったりすると、評価は悪くなるでしょう。
しかし「なるほど」と面接官をうならせる意見もあります。
何でも「そうですね」と言う人材よりも、自分を持っており鋭い目線の人材の方が必要とされるケースがあることも確かです。
批判的な意見を述べたからといって、すべてが失敗につながるわけではありません。
しかしながら、反対論を述べることは賭けにもなるので控えたほうが無難です。
面接官から指摘を受ける
面接中に、「そんな考え方では甘いよ」などと厳しい指摘を受けることもあります。
失敗したなと動揺してしまうかもしれませんが、採用したい人材だからこそ厳しいことを伝える場合も見られます。
身だしなみなどの指摘はどうしようもありませんが、話した内容に関する指摘はそこまで気にしなくてもよいでしょう。
面接中に面接官の反応が無反応だった
無反応な面接官は、感情を見せないようにわざと冷淡に振る舞っているパターンもあります。
また回答が長すぎて、適当な反応になってしまうケースも少なくはありません。
質問の回答は、要点を抑えて簡潔にまとめることが大切です。
各失敗の企業からの評価
面接に失敗したからもう受からない、そんな風にあきらめてしまう必要はありません。
事実、明らかに失敗した人でも、最終的に内定にたどり着いた事例がたくさんあるからです。
重要なのは企業側がその失敗をどう見ているかであり、そこには本人との認識差があります。
逆に言えば本人が気づいていない失敗例もあるわけですから、企業目線を知っておくことは非常に重要です。
ここでは面接時によくある失敗の事例を挙げ、項目別に企業がそれをどう見ているかを解説します。
面接中に緊張してうまく話せなかった場合
このケースは、企業側が面接を失敗と見ているかどうかは一概に言えません。
面接で一切緊張しない人は稀ですし、多かれ少なかれうまく話せないことはあります。
言葉に詰まってしまう人、早口でしゃべり倒す人、どちらも上手な話し方ではありませんが、企業が見ているのは意欲や熱意、話の内容です。
営業など話すスキルも求められる業種の場合はマイナス評価になることもありますが、技術職などでは話し方は評価に影響しないことが大半です。
下手でも自身の考えや意思がきちんと伝われば、結果に影響しないのが一般的でしょう。
ただし、沈黙ばかりで意思も意欲も伝わらないような場合は、緊張ではなく「やる気がない」とみなされます。
何を考えているかわからないようでは評価のしようもありませんので、うまく話せないからといって黙ってしまうことは避けましょう。
基本的な質問に回答できなかった場合
面接でいう基本的な質問というのは、受ける会社の社長の名前や現総理大臣の名前を尋ねるような内容です。
こうした質問に答えられない場合、やはり企業としてはアウトの判断になるおそれが大きいでしょう。
役員全員の名前を覚える必要はありませんが、自分が入社しようとする企業の代表取締役社長も知らないようでは、やはり評価に値しない人物とみなされてしまいます。
企業研究は欠かせませんし、その企業の方針を決定するのがどのような人物かを知っておくのは当然のことです。
ありがちなのは、創設者や前社長があまりにも有名すぎて、その人のことしか知らないようなケースです。
実際にはその人物はすでに社長職を退いているような場合に、頭が真っ白になってしまうことが考えられますので注意しましょう。
面接に遅刻した場合
このケースは遅刻理由と対処により、まったく影響がないケースと大きくマイナスになるケースとに分かれます。
簡単に言えば、交通機関の影響などやむを得ない事情の場合は、基本的にノーカウントとみなされます。
ただしそれでも、遅れる事実と到着見込み時刻は速やかに連絡する必要がありますので、その対処は必須と考えてください。
また、本人が時間の余裕を持って行動すれば防げるような遅延の場合、スケジューリングの甘さがマイナス評価になる可能性もあることは覚えておきましょう。
完全にアウトなのは、個人的な理由の場合です。
寝坊した、道に迷った、日時を間違えたといった理由は通らないことを肝に銘じておきましょう。
体調を崩したという理由も、自己管理ができない人物としてマイナス判断になります。
選考を受けている企業の批判をしてしまった場合
このケースは根拠の有無によって評価が大きく異なりますが、諸刃の剣であることは承知しておく必要があります。
批判に根拠があり、それをロジカルに説明できるなら、入社後に仕事を任せられる人材として評価される期待も大いにあるでしょう。
逆に、単なる愚痴や批判、けなすだけの発言では無責任な人物だとみなされます。
議論に熱が入るとその場の勢いで批判を始める人がいますが、常に冷静にロジカルシンキングができなければ、評価されることはありません。
また、応募先企業をほめたたえるために根拠もなく競合他社の批判を始めても、結局は業界を冷静に見ることができない人物としてマイナス評価になります。
批判は一切すべきではないという意味ではなく、するからには根拠を持ってロジカルに対処する技術が必要だということです。
面接官から指摘を受けた場合
このケースは企業側の面接の方法やそのときの面接官にもよるため一概に言えません。
一般的には、社会人としてのマナーがなっていない、質問に対する答えになっていないといった指摘の場合、致命的な内容と言わざるを得ません。
面接自体のマナーなどは細かくいろいろ言われていますが、肝心なのは相手や相手企業にきちんと礼儀を持つことです。
これはすべてに対して言えることですので、もしそこを指摘されたのなら反省するしかないでしょう。
答えがちぐはぐだとコミュニケーションが成立しないとみなされ、一緒に仕事をすることは不可能という判断になります。
一方で、質問に対して述べた意見に対するなんらかの指摘であれば、それは議論の延長と考えることができます。
中には「考えが甘い」といった指摘をして反応を見る威圧的な面接方式もありますので、そうした指摘はあまり気にせず、最後まで社会人として自分の意見をしっかり述べることが大切です。
面接中に面接官の反応が無反応だった
このケースは、単に面接官の性格による場合や面接の方針である場合と、受け答えが失敗している場合の両極に分かれます。
無反応に見えるのは、主に面接官が感情を見せない対応をしているときでしょう。
応募者によって態度が変わらないようにするため企業側が方針として持っている場合もありますので、終始そのような面接で進行に問題がないのであれば、あまり気にする必要はありません。
受け答えが失敗している場合は、最初はそうでもなかったのに徐々に反応がなくなっていくようなケースです。
理由は様々考えられますが、コミュニケーションが取れない、礼儀を知らない、質問に対する答えが長いといった問題がある場合が少なくないでしょう。
どの面接でもこうした反応を受けるようであれば、早めに自分の立ち居振る舞いを見直し、改善を図る必要があります。
話に一貫性がない
話に一貫性がない人も面接で失敗しやすい人の傾向です。
相手に良い印象を与えようと必死になってしまうと、どうしても話に一貫性がなくなってしまいます。
話に一貫性がなくなってしまうと、面接官は簡単に嘘を言ってるのを見抜いてしまいます。
また、話に一貫性がないと、どうしても信用できない印象を与えてしまいますので、これは面接では大きなマイナスポイントと言えるでしょう。
話に一貫性がない人は、自分の就活の軸ができていない可能性があります。
軸がないから話がブレてしまい、事前に就活の軸を作って話に一貫性を持たせましょう。
就活に軸を設けるためには、自己分析をしっかりとする必要があります。
面接で失敗しても合否の可能性はある
面接で失敗してしまっても必ずしも不合格になってしまうわけではありません。
面接は総合評価です。
一度の失敗が不合格に直結するわけではないのです。
但し、遅刻などは交通状況などやむを得ない場合以外は社会人のマナーとしてよくありませんので気を付けてください。
失敗の大きさによっては不合格につながることがあります。
企業側も学生が緊張しているのはわかっている
面接を担当する企業側も、学生が緊張した姿勢で面接に挑んでいることを知っています。
そのため、面接中の質問に練習通りにすらすら答えられなくても、評価にそれほど影響しません。
多少の言い間違いなどはほぼ失敗とは言いませんので安心してください。
企業側も学生が緊張していることをわかっています。
絶対に間違えてはいけないなどと気を張らずに面接に挑みましょう。
一度の失敗で合否は決まらない
先にも言及しましたが、面接中の一度の失敗で合否は決まりません。
そのため一度の失敗を意識しすぎて失敗を重ねることは避けましょう。
失敗してしまったからといって気を落としてしまうとさらなる失敗を引き起こしかねません。
一度の失敗ではほとんどの場合支障はありませんから気にしすぎないようにしましょう。
失敗したと思っても合格している可能性は十分あります。
気持ちを切り替えて自分の魅力を伝えよう
面接での失敗は誰でも起こりえることです。
そのため気持ちを切り替えて面接中の他の質問に答えましょう。
一回の失敗で面接に落ちることは殆どありません。
面接中は前向きな態度を心がけましょう。
多少失敗しても、自分の人柄を十分にアピールすればあなたの魅力は伝わります。
失敗をカバーすることもできるでしょう。
面接で失敗しないための事前準備
面接での失敗を防ぐためには、事前の下準備をしておくことが非常に重要です。
きちんと準備することで気持ちの余裕も生まれますし、当日になって焦ることもありません。
しておくべき事前準備にはどのようなものがあるのでしょうか。
会社情報は事前に確認しておく
細かい企業研究をする時間が取れなかったとしても、最低限の会社概要については把握しておかなければいけません。
会社のホームページやパンフレットなどを見て、社長名を覚えたり力を入れている取り組みなどを確認します。
企業について知っていれば、自信を持って面接を受けることができます。
会社についての質問をされることも多いので、会社情報を頭に入れておくことは大切です。
スーツや靴などの身だしなみを整える
服装においては面接では社会人のマナーとして、しっかりとチェックされます。
当日の朝にスーツにアイロンをかけるのは、遅刻の原因にもなります。
前日までに当日の服装をすべて用意して、靴も磨いておきたいものです。
面接開始30分前には会場の最寄り駅に着いておく
面接会場は土地勘がない場所では迷う可能性もあります。
時間に余裕を持って家を出て、30分前には会場に着いておきましょう。
ギリギリの到着では気持ちの整理もできませんし、焦りがいろいろな失敗につながりやすいです。
早めに着いてトイレで身だしなみも整えて、リラックスした状態で面接に挑むことが理想です。
方向音痴の人は、前日までに会場への行き方も調べておきましょう。
履歴書のコピーを持参する
履歴書に書いたことと面接での回答がちぐはぐであると、よい印象は持たれません。
面接の待ち時間に履歴書を見直せるように、コピーしたものを持参して内容の再確認をしておけば安心です。
面接で失敗しないためのポイント
不採用の結果が届けば、誰しもガッカリして落ち込んでしまうものですが、落ち込んでばかりもいられません。
失敗を挽回するために必要な3つの解決策として重要なのが、なんらかの理由で迷惑をかけたとしたら何よりも謝罪が一番大事です。
そのうえで改めて基本的なマナーの再確認と、よく聞かれる質問内容の確認が必要です。
面接前の失敗しないための対策
上記の3つの解決策を踏まえ、再び失敗しないために必要な対策をより細かく考えることで、次は成功へと近づく可能性が高くなってくるはずです。
そこで、3段階に分けてより細かく注意点を見ていきます。
1時間前行動
会場には1時間程度前に着いていても、特に問題ないでしょう。
ただ、待てる場所が会場にない場合、早めに行くことで迷惑と取られる場合もあります。
そのため、近くにコーヒーショップなどを見つけておき、そこで改めて事前準備を確認して過ごします。
時間が近づいてきたらお手洗いに行っておき、会場で借りずに済むようにしておくのがベターです。
体調管理
誰もが風邪を引きたくて引くわけではありませんが、薄着でいると風邪を引きそうだと思っていたのにそのままにしていたり、睡眠不足になるとわかっていながら、まだ日にちはあるからと夜更けまで起きていたりといった生活をしていると、当日にとんでもない落とし穴にはまることがあります。
できるだけ早寝早起きを心がけ、寒い時期は防寒や風邪対策をしっかりすることが大事です。
早寝早起きをすることで寝不足を避けられますし、早起きができれば寝坊して大慌てで駆け込むといった失態を演じることもありません。
面接中の失敗しないための対策
失敗の原因はうまく話せなかったという自覚がある場合や、事前の下調べが十分でなかったという自覚がある場合は、話をするという点に気をつけて対策を練ることがポイントとなってきます。
面接練習をこなす
応募動機や入社後にはどのような仕事をしたいと考えているかなど、聞かれることはある程度予測がつきますので、誰か練習相手になってくれる人を探し、練習をこなすのがおすすめです。
このとき、いろいろな人に練習に付き合ってもらうのがコツです。
その人の実際の経験を元に聞いてくれるようにお願いすれば、人によっては意外な質問をしてくれる可能性があります。
さまざまなパターンを練習することによって、より会社に対する知識と理解が深まるほか、思いもしなかった質問にも対応できるようになります。
この練習は、これから就活に挑む就活生にとっても、非常に効果がありますので、就活市場においても事前にしておくことをおすすめする効果的な対策です。
話す内容はKWで覚える
こうした質問にはこう答えるといった、いわゆる公式を覚えるように答えを覚えてしまうと、尋ねられ方が変わったときにしっくりこない返答になってしまいます。
そのため、この質問に対するキーワードとなる言葉は何かを頭の中に叩き込んでおき、キーワードを使いこなして答える練習をするのがベストです。
文章を丸々覚えてしまうと、どうしても文章を思い出そうとしてしまいますので、質問者の問いに対してとんちんかんな答えになってしまいがちです。
例えば、会社の主用製造品についてどう思うかといった質問をされた場合、主要製造品が何かがキーワードの1つとなりますし、その品の特徴もキーワードとなってきます。
質問からキーワードを見つけ出す練習をしておけば、キーワードに基づいた話し方をすることによって、相手の質問に合わせた文章構成が自然とできるようになるはずです。
面接後
ドキドキの時間を終えたら、誰もがホッとするのも無理もないところです。
けれど、終えるまでに費やした時間と努力を考えると、終わった後こそしっかりと気を引き締めなければなりません。
帰宅するまで気を抜かない
先述した中においてはエレベーター内での行動と重なる要素で、家に帰りつくまで、どこで見られているかわかりません。
終わったと開放的な気分になり、帰りにちょっと一杯と居酒屋などにでも寄ろうものなら、それを見られていたら一発アウトです。
電話やメールマナー
終わった直後は、まだ採用か不採用かということはわかりません。
採用されたとなれば、お礼の電話やメールをするでしょうが、実は面接を終えた直後の電話とメールも忘れないようにしましょう。
電話は相手の状況がわからないこともあって、迷惑になる可能性もあることからメールがベターです。
あくまでも感謝の気持ちを伝えるため、丁寧な文章で、それでいてシンプルな内容にするのが大事です。
長々としたメールは、かえって迷惑になります。
具体的な内容については、参考になるテンプレートをまとめたサイトが数多くありますので、参考にできます。
帰宅するまで気を抜かない
面接が終わったら、帰宅するまで気を抜かないことが重要です。
面接というのは、大学生にとってはかなり緊張する場なので、ついつい面接が終わった瞬間に気が緩んでしまいます。
そして、面接会場から外までの間に気が緩んでしまい、そこを就活先の企業に見られてしまうのです。
こうした失敗をしてしまわないためにも、少なくとも帰宅するまでは気を抜かないようにしましょう。
世の中というのは、どこで誰が見ているかわからないものなので、細心の注意を払うにこしたことはありません。
面接で失敗してしまったときの挽回策
ここでは面接で失敗してしまったときの挽回策を紹介します。
面接で一度も失敗しないというのは、かなり高いハードルです。
そのため、失敗しないと自分に言い聞かせるよりも、失敗したときのリカバリーを考えておくべきでしょう。
実際には、軽微な失敗の場合は、ほとんど採用結果には関係しません。
むしろ、その後の対応を見ている面接官は意外に多いものなのです。
潔く謝罪する
面接で何か失敗してしまったときには、潔く謝罪することも重要です。
自分の誤りを素直に認めるということは非常に重要で、それが次につながるからです。
いつまでも間違いを認めない場合は、成長はそこで止まってしまいます。
面接官はこうした姿勢を見ている可能性がありますので、もし面接で失敗してしまったら素直に謝るようにしましょう。
むしろ、面接での失敗を下手に隠そうとする言動の方が相手に不信感を与えてしまいますので、十分に注意しましょう。
失敗を素直に認める精神は、社会人としての基本とも言えるのではないでしょうか。
しっかりと非を認めれば、再評価される可能性すら残っているのです。
その後の質問に引きずらないようにする
面接で失敗してしまった場合は、その後の質問に引きずらないようにすることが重要です。
よくあるパターンが、失敗をした後の質問が総崩れになってしまうというパターンです。
これではどうしようもありませんので、失敗したのは仕方がないと割り切って、その後の質問に全力で取り組みましょう。
失敗さえ引きずらなければ、その後いくらでもチャンスがあると言えます。
ここからも面接においては、失敗しないことよりも、そのリカバリーを習得することのほうが重要だとわかるはずです。
失敗にも動じずに、その後にしっかりと挽回する大学生に対しては、企業の印象も良くなります。
そもそも、失敗しないように工夫することは大事ですが、失敗をゼロにすることは、社会人でも難しいことなのです。
回答に失敗したと思ったら最後に補足しよう
もしも、すぐ回答できず言葉に詰まってしまったり、誤解が生じるような回答をしてしまったり、回答に関して失敗してしまった際には最後、何か伝えたいことがあるか質問された際に補足しましょう。
言葉足らずだと感じた場合は最後に補足説明すると誤解が生じる可能性を減らしましょう。
自分が気になる回答をしてしまったら、最後に補足するチャンスがありますから焦らず言動の意図や本来伝えたかったことを伝えなおしましょう。
面接で失敗しても気持ちを切り替えよう
失敗をしてもぜんぜん落ち込まないという人など、世の中にはほとんどいません。
ただ、大事なのはいつまでも落ち込んでいないで、今度は成功へとつなげていくことです。
そのためには思い出したくなくても頑張って振り返ってみて、あれがまずかったと思われるところは修正し、足りなかったところを追加していくことが成功へとつながります。
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