「自分の強みを教えてください」
あなたは、この質問に対して、すぐに回答できるでしょうか?
就職活動をする上では、自分の強みや弱みも含めて自己PRをすることは避けて通れません。
そこで今回は「自分の強みが分からない時の対処法や探し方」をテーマにして、少しでも自己PRをする上で役立てていただけると嬉しいです。
- 強みを認識するメリット
- 強みの見つけ方をアピールする際に意識するポイント
- 強みを伝える際の構成と例文
- 自分の強みがわからない人
- 強みの伝え方を知りたい人
- 例文を参考に自分の強みを考えたい人
【就活:自分の強み】そもそも「強み」とは
強みとは、仕事の成果を出すために必要なスキルのことです。
仕事に活かせる強みを見つけることができれば、他の就活生と差をつけて面接官にアピールすることができます。
つまり就活においては、自分の強みを活かしたエピソードや自分の強みの活かし方をうまく伝えられれば、選考に通る確率がグッと上がっていくのです。
この記事で強みについての理解を深め、他の就活生と差をつけましょう。
自己PRとの違いは?
自己PRと強みの違いが判らないという就活性も多いのではないでしょうか。
実は両者に明確な違いはなく、ほとんどの場合同じ意味として使われています。
そのため、企業からは「自己PRをお願いします」または「あなたの強みは何ですか」と、どちらか一方の質問をされることが一般的です。
「自己PR」と「強み」の2つ回答を用意しないといけないということではありませんので安心してください。
長所との違いは?
長所と強みには違いがあるのでしょうか。
長所と強みには実は明確な違いがありますので、この機会に押さえておきましょう。
まず、長所はあなたの性格上の優れた部分を聞き、あなたの人柄への理解を深める質問です。
例えば明るいや、人の立場に立って考えられるなどが該当します。
必ずしも仕事に生かせるわけではありませんが、企業はチームで成り立っていますので、良好な人間関係を築く上で重要です。
一方で、強みでは実際に企業での業務に生かせる優れた部分を聞いています。
例えばコミュニケーション力や観察力などが挙げられます。
以上を押さえ、質問の意図を捉え、それに合った回答を心がけましょう。
【就活:自分の強み】企業が見ている強みのポイント
企業が就活生に対して求める質問には基本的に全て理由があります。
それでは企業はあなたの強みを聞き、何を知りたいと考えているのでしょうか?
このポイントを理解し、自分の強みを考えてアピールすることで企業に対してより魅力的なアピールをすることができます。
また、他の就活生と差別化するためにも自分の強みを最大限アピールできるようになりましょう。
再現性があるかどうか
社会に出ればわかることだと思いますが、企業は基本的に偶然できたというものを成功とは考えていません。
偶然ではなく、今後も継続的に同じような成果を出すためには再現性が大切になってきます。
極端な話をすれば、宝くじで3億円を当てた人よりも自分の力で1億円を稼いだ人の方が優秀である確率が高いのが理解できると思います。
自社で活かすことができるかどうか
いくら再現性があるからといってそれが自社で活かせる強みでなければなんの意味もありません。
例えば、英語を話すことができるというのは再現性もある魅力的な強みの一つですが、応募している企業が小さな町工場ではそうしたスキルを活かすことができずに終わってしまうことが多いです。
それでは企業にとってそうした強みは必要なものではないので内定をもらうことはできません。
【就活:自分の強み】強みは3種類に分かれる
強みはヒューマンスキル、ポータブルスキル、専門的なスキルの3種類に分けることができます。
どんなスキルなのかを知り、自分の強みはどれか理解しておきましょう。
1. ヒューマンスキル
ヒューマンスキルとは、性格的な部分のスキルのことで、人と円滑にコミュニケーションを取るために必要なものです。
例えば、コミュニケーション能力、リーダーシップ、チームワークが挙げられます。
2. ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、業種や職種などに関係なく使えるスキルのことで、様々な場面で役立ちます。
例えば、問題解決力、クリティカルシンキング、タイムマネジメントが挙げられます。
3. 専門的なスキル
専門的なスキルとは、職種に関係する資格や知識のことで、専門分野での業務や作業をするのに不可欠なものです。
例えば、プログラミング言語、金融知識、データ分析スキルが挙げられます。
企業にアピールすべき強み
企業にアピールすべき強みは「ヒューマンスキル」と「ポータブルスキル」の2つです。
実は専門的なスキルの有無は企業が重視していません。
企業はあなたに成長するポテンシャルが備わっているかどうかを見ていて、それを測ることが出来るのが「ヒューマンスキル」と「ポータブルスキル」の2つなのです。
例えばチームワークがある人は入社後もそのスキルを発揮し、組織で協力できるでしょうし、問題解決力がある人は、自分の欠点に気づき、自ら解決のための行動を起こせるでしょう。
強みをアピールする際は、あなたの強みのうち、「ヒューマンスキル」と「ポータブルスキル」に目を向けて探してみましょう。
【就活:自分の強み】自分の強みを認識するメリット
自身の強みを認識することは、就活で回答するため以外にも様々なメリットがあります。
自身の強みを認識することで、選考対策はもちろん、企業探しにも生かすことができます。
具体的なメリットは以下の5つが挙げられます。
- 日々の学校生活やインターンシップを含めて就職活動の中で役割を全うでき、働く上での役に立つ
- 自己PRができるということは自己理解が深まっているため、就職活動の半分は有利に進められる
- 学生同士や企業様と話すとき、自己理解がしっかりとしていると自己表現が上手くでき好感を持ってもらい、嬉しい気持ちになる
- 強みを理解することで“自信”を持って活動することができ、前向きになれる
- 自分に合った業界・職種・企業を選択しやすくなる
以上のことが挙げられます。
中でも②に関しては、就職活動は“自分を知る”&“社会を知る”の双方をマッチさせることで、成り立つため、自己理解の深まりがあるだけで、就職活動の半分は上手くいっていることになります。
また、自己PR並びに自己理解は隙間時間や自分の好きなタイミングで行えるため、自分のペースで進められます。
そして、自分の強みを認識した上で“社会を知る”(インターンシップや就活イベント)を行うことをオススメします。
“自分を知る”(強みを認識する・自己PRができる)ができた状態で“社会を知る”と就職活動がスムーズに進み、ミスマッチを防ぐことができると思います。
もちろん、まずは“社会を知る”を行い、自己理解を深めても良いかもしれません。
大学生は夏休みだと思うので、少しずつでも有意義に就職活動を進めていきましょう!
【就活:自分の強み】自分の強みの見つけ方
就活生は自分の強みを認識することに対して苦手意識があると思います。
また、日本人の特徴としても苦手意識や悪いイメージばかりを考えることが挙げられると思います。
筆者自身としては、日本人は控えめでデメリットを探し、悲観的になるイメージがあります。
そのため、すぐに自分の強みや良い面を考えることは難しいと思います。
ですから、少しずつ強みを理解していくことをオススメします。
実際に自分の強みの考え方としては以下のことが挙げられます。
- 自分自身が認識している得意なことや上手くいった経験
- 今まで克服してきたことや困難を乗り越えた経験
この2つはエピソードを思い出し、強みを考えましょう
- 他人に「私ってどんな良い面があり、他者と比較してどの点が良い?」と聞く
- 好きで情熱を注いできた出来事や楽しい思い出を振り返る
- 目的意識を持って行動し活動を通して見出す
この3つは強みの考え方やコツです。
以上のことなどを踏まえて、自分自身の強みを考えてみてはいかがでしょうか?
焦らず、慌てずに、少しずつ自己理解を深め、ステップアップしていくことで就職活動も有意義に進むと思います。
自己分析をする
就職活動において、自己分析をすることは大切です。
自分に合った業界や仕事を見つけるところから、最終的に入社する企業を選択する段階まで、就職活動のどの場面でも自己分析は重要となります。
特に、自分の強みを見つけていくときには自己分析が必須です。
自己分析をすることで、自分がどんな性格なのか、どんな行動をするのか、その性格や行動は自分のどんな経験からきているのか、といったことが分かってきます。
そうすれば自ずと、自分の中でもっとも強みといえるところが見えてくるのではないでしょうか。
自己分析には様々な方法があるため、一つの方法に囚われず色んな角度から自分や経験と向き合い、自らの強みを探っていきましょう。
自己理解のためのヒント
自分の強みをしっかりと把握し、他の人にも的確に伝えるためには、自己分析をして終わりではなく、自己分析で得られた結果を自身の中に落とし込む、自己理解が重要です。
自己理解を深めるためには、以下のキーワードをもとに考えていくことがおすすめです。
- 自己PR
- 過去のエピソード
- 弱み
自己PRは、自身の強みを人にアピールするというものです。
自分の強みが人にも伝わりやすいよう言語化する作業によって、自己理解も自然と深まるでしょう。
過去のエピソードについては、これまでの成功体験や困難だった経験など、具体的な場面において、自分が何を考え、どう行動したかを振り返ることによって、自己理解を深めることができます。
弱みは、言い換えることで強みに繋がる場合も多く、弱みを考えることも自己理解を深める方法の一つといえます。
強みの一覧を見て探すのもアリ
自己分析をして、自分の過去を探っても、結局何が自分の強みなのかわからない...。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、就活で使える強みや長所が一覧になっている記事です。
そういった記事を見ていけば、自分の強みはこう言い表せるのか!といった気づきがあるかもしれません。
就活市場でも、強み一覧、長所一覧を掲載した記事があり、こちらでは実際に自己PRで使える強み一覧を「長所一覧53選」と称して掲載しています!
自分の強みを一覧から探してみてはいかがでしょうか?
コラム:会社の強み一覧というものもある
実は、会社にも強み一覧があったりします。
その会社が、どんな分野において強いのか、他社より優れているところがどこか、といった内容がまとめてあるのです。
そちらを眺めて、自分はこれに合いそうだな、と思う強みがあれば、そこを責めるのも一つの手ですね!
【就活:自分の強み】自分の強みをアピールする際に意識すべきポイント
自分の強みをアピールする際には、いくつかのポイントを意識して伝えることで企業に対してより魅力的に伝わるようになります。
逆に言えば、こうしたポイントを意識するだけで企業に対してより魅力的な強みになっていきます。
せっかく就活で自分の強みを伝えるならこうしたポイントを意識してアピールできるようにしましょう。
具体的な経験とともに語る
自分の強みは、その強みが発揮できた具体的な経験とともに伝えましょう。
特に重要なポイントは、そのエピソードや経験談の中で、自分が何を考え、どのように行動したのか、という部分です。
成績や成果のみに焦点を当て、自分が考えたこと・行動したことが伝わらないアピール内容になっていると、あなた自身の強みが伝わりません。
また、エピソードが抽象的で相手がイメージしにくい内容になっていると、本当にあなたにその強みが備わっているのか、疑問を抱かれてしまう可能性もあります。
自分の考え・行動をふまえた具体的な経験を伝えることで、強みのアピールに説得力を持たせましょう。
再現性があることを伝える
冒頭でも述べましたが、再現性があることは企業にとってとても重要です。
ある特定の環境や状況でなければ発揮できない特殊な強みよりもどんな時でも発揮できるような強みの方が企業にとって魅力的であることは当たり前です。
再現性というとどのようにアピールすればいいかわからないとなりそうですが、結果よりも過程を強みとしてアピールすることで汎用性のある強みにすることができます。
例を挙げれば、「全国大会に出場した」という結果ではなく、「全国大会に出場するために〇〇を課題に感じて□□を行った結果△△という強みを手に入れた」と過程を伝えることをオススメします。
数字を用いて表現できると効果的
あなたが強みを発揮した成果を数字で表せる場合は、数字を積極的に用いてみましょう。
例えば、「お客様の数が2倍に増えた」「スコアを〇点→〇点に伸ばせた」などが挙げられます。
数字を用いることで、成果を客観的に示すことができ、より説得力のある内容に仕上げることができます。
入社後に生かすことができることを伝える
あなたの持つ強みは、どんな企業や業界でも活かせるものかもしれません。
しかし、企業からすれば自社で最も活躍してくれる人材を採用したいと考えています。
そのため、どこに行ってもやっていけるようなスキルよりも自社で最も活躍できるスキルを持っている人材を採用したいと考えています。
自分の強みを志望企業で活かすことができるとアピールするには、企業研究が必要です。
企業研究で、企業がどんな人材を採用したいと考えているのか、企業はどんな事業を展開していて今後どんな事業に力を入れていくのかを知る必要があります。
そのため、自分が興味を持った企業があった場合はその企業の企業研究をしっかりと行う必要があるのです。
【就活:自分の強み】自分の強みを伝える文章の構成
あなたの強みを魅力的にアピールするには文章構成が重要になります。
なぜならどれほど素晴らしい文章でも、相手に十分にアピールできなければ意味がないからです。
文章構成には、相手にアピールするために重要な要素が含まれています。
以下で確認しましょう。
結論
まずはあなたの強みが何かを伝えましょう。
「私の強みは〇〇です」と端的に伝えるとよいでしょう。
質問の結論となる部分を先に伝えることで、相手に話の道筋を示すことができ、相手が理解しやすい文章構成になります。
まずは結論を最初に述べるということを心得ておきましょう。
エピソード
次にあなたの強みがそれであるという根拠を話すために、あなたが強みを発揮したエピソードを伝えましょう。
あなたがどんなきっかけで強みを発揮するに至ったのか、活動の中での目標や課題はなんであったのか、何を意識して強みを発揮したのか、強みを発揮した結果どうなったのかなど、細かく拾って伝えましょう。
企業は強みを伝えた際に表れるあなたの人柄にも注目しています。
エピソードにはあなたの人柄が多く表れていますので、しっかりアピールしましょう。
入社後にどう生かすか
最後に企業に入社後にあなたの強みをどう生かすかを伝えましょう。
あなたがその強みをそのエピソードで発揮できても、必ずしも入社後に同じように発揮できるかは企業はわかりません。
そこで、入社後にあなたがどのように強みを発揮するのかをつたえることで、入社後も強みを発揮し活躍できるという再現性を示すことができるのです。
企業研究も踏まえ、あなたが入社後に具体的にどのように強みを発揮できるのかをアピールしましょう。
【就活:自分の強み】自分の強みを伝える際の例文6選
ここからは、実際に企業に自分の強みを伝える際に使える例文を紹介していきます。
ご自身の強みを伝える際の参考にぜひお役立てください。
例文①:何事にも全力で取り組む
私の強みは何事にも全力で取り組むことです。
どれだけ苦手なことでも自分が満足するまで取り組むことができます。
例えば高校時代に私は野球部に所属していて、守備を苦手としていました。
試合でエラーをしてしまうことも度々ありましたが、チームに貢献したい一心で毎日近くの公園で必死に練習をしました。
そのおかげで徐々に守備でのエラー回数を減らすことができ、気付いた時には守備が自分の得意分野になっていました。
他にも大学受験で私は数学がとても苦手でしたが、授業前の予習と授業後の復習を欠かさずに行うことで受験期には1番の得点源にすることができました。 こうした経験を貴社でも活かし、どんな仕事にも全力で取り組み職務を全うしたいと思います。例文②:負けず嫌い
私の強みは負けず嫌いなことです。
私はどんなことでも他の人に負けたくないという思いが人一倍強いです。
例えば受験勉強で英語の点数がなかなか伸びないことが悔しくて、何度も挫折しそうになりました。
しかし、大学合格後の自分をイメージすることで諦めず頑張ることができました。
最終的に志望校に合格できたのは、勉強の中で自分がどうして点数を取れないのかを分析し、単語力だけでなく文法力にも問題があることに気づき改善していったからです。
貴社でもこの性格を活かし、他の社員と切磋琢磨しながら業務を全うし、売り上げに貢献していきたいと思います。
例文③:行動力
私の強みは目標を立てて行動する力です。
私は学生時代に生徒数が100人を超える塾で講師のアルバイトをしていました。
名前を覚えることが苦手な私は、なかなか生徒全員の名前を覚えることができずにいました。
そこで私は夏季講習が本格的に始まる前に生徒全員の名前を覚えようという目標を立てました。
取り組みとしては生徒一人一人の特徴と名前を書き記したノートを作成し、寝る前に必ず目を通すようにしました。
この取り組みをしたところ、夏季講習が始まる1週間前には80人、2日前には塾内の生徒と先生全員を合わせた125人の名前を覚えることができました。
その結果、自分が担当していない生徒ともコミュニケーションをとることができるようになりました。
貴社でもこの強みを活かして、自ら率先して目標を立て、そのも目標を達成できるように行動していきたいと思います。
例文④:粘り強さ
私の強みは、目標を達成するために粘り強く努力できることです。
大学時代、プログラミングサークルに所属し、オリジナルのゲームアプリを開発しました。
最初は技術的な課題に何度もぶつかり、挫折の瞬間もありましたが、諦めずにひたむきに取り組んだ結果、半年かけてようやくアプリを完成させることができました。
そのアプリはGoogle Playでのダウンロード数が1000を超え、ユーザーから高い評価を得ることができました。
この経験から、私は目標を達成するためには、途中で困難に直面しても諦めずに努力を続けることが重要だと学びました。
御社に入社した際には、この粘り強さを活かし、様々な課題に果敢に立ち向かい、目標達成に向けて全力で取り組んでまいります。
例文⑤:思いやりと主体性
私の強みは、相手の立場に立って考え、行動できることです。
大学時代は、ボランティアサークルでの活動を通じて、高齢者施設での訪問介護に従事しました。
その中で、ある認知症の入居者から「家族が来てくれるのが楽しみ」との言葉を聞きましたが、実際には疎遠になっていたとのことでした。
私はこの課題に主体的に取り組み、入居者のために家族とのコミュニケーションを促進しました。
家族との面談を通じて誤解を解き、お互いの願いを叶えるための機会を創出することができました。
入居者やご家族から感謝の言葉をいただく中で、相手の立場に立ち、積極的なアクションを起こす姿勢の重要性を再確認させられました。
この経験から得た教訓は、相手の視点を理解し、そのニーズに対応する姿勢が重要であることです。
御社においては、私のこの強みを活かし、お客様やチームメンバーのニーズを的確に捉え、最高水準のサービスを提供できると思っております。
入社後は、コミュニケーション能力を活かし、お客様や社員との協力関係を築き、組織全体の満足度向上に貢献したいと考えております。
例文⑥:挑戦意欲
私の強みは、新しいことへの挑戦意欲です。
大学時代は、ゼミで観光マーケティングを研究していました。
ある時、ゼミの教授から「地域活性化のために、新たな観光資源を創出するプロジェクトを立ち上げたい」と相談を受けました。その際、私はプロジェクトへの参加に一番に手を挙げ、地域の伝統工芸品や歴史文化を活かした新しい観光商品を開発しました。
この経験を通じて、新しいアイディアやプロジェクトに果敢に取り組むことの重要性を学びました。
その結果、開発した商品は地元の皆さんだけでなく、観光客からも高い評価を受け、地域の活性化に寄与することができました。
この成功体験から、新しいことに挑戦する勇気があれば、どんな困難も乗り越えられるとの確信を得ました。
御社に入社した際には、この強みを最大限に活かし、新しいビジネスの創出や新たな市場の開拓に向けて積極的に貢献したいと考えております。
【就活:自分の強み】筆者自身の強みの例と強みの生かし方
筆者自身の強みの考え方としては、“過去の経験から掘り下げること”が多いです。
自分自身が上手くいった経験を振り返ることや他人と比較して優れている点に関してフィードバックをもらうことなどを行ってきました。
特に、客観的に評価をもらい、フィードバックをもらうことは、とても自分自身のためになりますし、何と言っても嬉しい気持ちになり、前向きに活動することができますよね。
筆者自身の強みの例としては以下のことです。
また、先に紹介した強みの考え方と照らし合わせ、「今まで克服してきたことや困難を乗り越えた経験」と「目的意識を持って行動し活動を通して見出す」を具体的な方法として取り入れました。
- 物事を細分化して理解を深め、相手に分かりやすく伝えること
- 目的意識を明確に持ち、困難な状況でも全体を俯瞰できること
- 相手の立場や状況を理解して、対等に又は柔軟に対応できること
- 組織やチームでの役割をすぐに見出せること
- 会話をする際に双方の意見を把握して、コミュニケーションを円滑に進められること
上記が具体的な例です。
これらの強みは大学生活ではもちろんのこと、インターンシップや企業面談、グループワークなどの場面で存分に発揮して、活かしています。
幼少期の頃からの特徴や活動してきたことを思い出して、どんな人物像で、周囲に対する立ち位置を認識することで、強みを理解しています。
また、強みがあるということは弱みも存在します。
強みと弱みを対比させて、足りていないスキルや経験は強みで補えることでバランスを上手く保っています。
強みと弱みの両方を理解しておくことで、就職活動中や社会人になってからも「どんな環境が自分とマッチしているか・苦手なことをどうやって乗り越えたらいいか」などを適宜対応できるようになると思います。
自己理解を深め、様々な活動で発揮してみてください!
【就活:自分の強み】面接での注意点
ここからは面接官に強みを伝える際の注意点を2点ご紹介します。
自分の強みが理解できたら、今度は面接の際の注意点を知って少しでも良い印象が与えられるようにしましょう。
ただの自慢話をしない
一つ目の注意点は自慢話をしないという点です。
ひたすら自分の強みを伝えようとするとただ自慢話になってしまい、面接官に自分のことをアピールできません。
自分がどれだけすごいことをしてきたのかという強みのインパクトではなく、自分がどんな努力をしてどう影響を及ぼしてきたのか、そしてその強みを企業にどう活かすことができるのかを先ほど述べた例文などを用いて構成するようにしましょう。
履歴書やエントリーシートに沿わせる
二つ目の注意点は履歴書やエントリーシートに内容を沿わせるということです。
面接官は履歴書やエントリーシートをもとにして、面接を行います。
その際に話していることと履歴書やエントリーシートとの整合性がとれていないと面接官の混乱を招く恐れがあります。
また、面接の場合は履歴書やエントリーシートに書かれている内容よりも深い内容を聞かれることが多いので、必ず自分の強みを深く理解し、論理的に伝えられるように準備しておきましょう。
【就活:自分の強み】自分の強みがわからない時の対処法
自分の強みがどうしても思いつかない時にはどのようにすれば良いのでしょうか。
ここでは自分の強みが見つかるおすすめの方法をいくつか紹介していきます。
企業にアピールするための自分の強みを見つけましょう。
自己分析をする
就活をしていると何度も繰り返し聞く言葉が自己分析だと思います。
しかしそれだけ自己分析は大切ということです。
自己分析をすることで自分では気づいていなかった自分の強みに気づくこともできるし、自分に合った企業を探すこともできるようになります。
ここからは具体的な自己分析の方法をいくつか紹介するのでぜひ参考にしてください。
また、こちらの記事では自己分析での強みや弱みの見つけ方を詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
自分史を作る
自分史とは、自分の人生を振り返って過去から現在までの経験を思い出すために作るものです。
自分史を使った簡単な自己分析の方法としては、紙に小学校から大学まで楽しかったこと、辛かったこと、頑張ったこと、ハマっていたことなどをいくつでも良いので書き出していきます。
すると自分がどんなことを楽しいと感じてどんな時に頑張れるのかを把握することができます。
この自分史の中で自分が一番自信を持って誰かに話せるなというエピソードを自分の強みにすれば良いのです。
家族や友人に自分について教えてもらう
自分ではなかなか頑張った経験を思い出すことができないという場合には、自分のことをよく知っている家族や友人に自分のことについて聞いてみるのもひとつの手です。
すると自分一人では気づくことのなかった強みについて気づくことができる他、周りからの自分の評価にも気づくことができます。
自分にとっては当たり前だと思っていたことでも友人からすれば真似のできない尊敬できる部分だったりします。
この時気をつけるのが恥ずかしがらないということです。
つい恥ずかしくなってふざけてしまう気持ちもわかりますが、できるだけ正直に教えてもらうようにしてください。
得意なことから考える
自己分析の他にも、自分の得意なことを考えることで自然と自分の強みがわかるというパターンもあります。
自分の得意なことというのはどうしても自分の強みを活かせていることが多いです。
そして得意なことというのは自分ではできて当たり前でそれが強みであるということに気づきにくいため、こうして改めて気づくことで自分の新しい魅力に出会える可能性もあります。
どんな小さなことでも良いので得意なことを考えてみましょう。
企業の求める人物像から逆算する
企業は説明会や採用HPなどで求める人物像というのを公開しています。
公開されている求める人物像を把握して、そうした求める人物像と自分に共通している部分を強みとしてアピールすることもひとつの手です。
求める人物像とは企業がまさに欲しいと思っている人物像のため、そこに重なる部分が多ければ多いほどその企業から内定をもらえる可能性は高くなります。
コラム:弱みから見つけていくこともできる!
実は、就活生からこんな声を聞きます。
「自分の強みを活かしたエピソードを探していると、自分の弱みばかりが出てきて就活が進まない...。」
それもそのはず、自分の強みと弱みとは、表裏一体なのです。
全ての強みは弱みに言い換えられますし、その逆もまたあります。
自分の弱みが出てきた時は、それを強みとして言い換えれば?といった考えで進めてみるのはいかがでしょうか?
自分の弱みを就活で使える強みに言い換えた記事がありますので、もし同じ壁に当たったよ、という方はぜひ参考にしてください!
【就活:自分の強み】日常生活でも強みを見つけることはできる
これまで、様々なことを紹介しました。
しかし、自分の強みは大規模なイベントやアルバイトの中などではなく、何気ない日々の中でも理解することができます。
小さな出来事でも自分なりの行動が表れるため、日々を振り返ってみてはいかがでしょうか?
- 電車や待ち合わせの時間は守る→規則正しく、必ず約束や時間を守るため、働く上の基本が身に付いている
- 人と話すときは自然と笑顔になる→前向きな気持ちを表現でき、相手のポジティブな影響を与えられる
- 感謝の“ありがとう”や謝罪の“ごめんなさい”を忘れずに言う→相手を思いやる気持ちや言葉に対する丁寧さがある
- 好きなことや得意なことは熱中する→1つの物事に対する熱量や没頭することで普段以上の力を発揮できる
- 相手の話を聞いて、自分自身に取り込める→ヒアリング力があり、自己解釈が得意
以上の何気ない瞬間や日々の出来事でも自己理解を深めることができて、「自分はこんな強みや良い面があるのか!」と些細な気づきがあると思います。
日々の小さな出来事だと気を負わずに、自己理解を行う切り口としてはとてもオススメです。
上記に具体例を紹介しましたが、自分自身でも日々の生活を振り返ることを意識して見てください。
また客観的にフィードバックをもらってみても良いのではないでしょうか。きっと、何か強みや良い面が発見できると思います。
まとめとなりますが、自分の強みは就職活動において認識しておかないといけないことです。
また、自己理解を深め、自己PRを上手くできることで就職活動を有利に進めることができるかと思います。
この記事を通して、何か新しい気づきや発見があれば幸いです!
【就活:自分の強み】おわりに
ここまで就活における自分の強みについて徹底解説してきました。
就活をきっかけに今までの自分を一度見直してみることをオススメします。
今までは気かつかなかった自分の魅力に気づくことができるだけでなく、自分に自信を持つことができるようになるのではないでしょうか。
あなたの就活が成功することを応援しています。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート