就職活動での正しい服装というのをご存知でしょうか?「就活生は黒いスーツを着ていけばいい」と考えている方も多いかもしれませんが、実際にはそれほど単純ではありません。
スーツの他にも鞄や靴、ネクタイなど選ぶべきアイテムは沢山あります。アイテムや格好だけではなく、身だしなみも大切です。その中でどういった装いが就職活動の場にふさわしいのかを知っておくことが重要であるということは勿論、アイテムの色一つで相手に与える印象も大きく変わってしまうのです。
今回は就職活動に置けるふさわしい格好というのを男女別にまとめてみました。
男性の就活マナー
男性の就活スタイルは、とにかく清潔感が大切になってきます。そのことを常に意識しながら全体的なまとまりを考えてみてください。
髪型
短く切り、就活生らしい髪型を心がけましょう。耳は出し、襟足は短くしておくことが大切です。ワックスなどで簡単にまとめ、顔が見えるような髪型にしましょう。
スーツ/シャツ
就活生は基本的に黒のリクルートスーツを着ましょう。シャツは色が付いたものではなく、白いものを選ぶようにしましょう。首元に汗染みなどがないかをしっかりと確認し、事前に一度クリーニングに出すことを推奨します。就活のシーズンには多くのシャツを使用する事になるので、1、2枚しか持っていないという方は、余分に買い揃えておくようにしましょう。スーツに関しても可能であれば、2組ほどあると安心です。
ネクタイ
ネクタイはシンプルなものを選ぶようにしてください。チェックやストライプといった柄であれば構いませんが、キャラクターや華美なデザインが入っているものは避けるようにしてください。青色や赤色黄色など、色によって相手に与える印象が異なるので、日本だけではなく何本か持っておくと良いでしょう。
バッグ
バックはスーツにあったデザインのものを選びましょう。デイパックショルダーバッグのようなタイプは避けましょう。面接の際には椅子の横に立てて置くことになるので、鞄だけでも自立するようなものが好ましいです。説明会や面接会場などで資料をもらうこともあるので、A4サイズが入るものをチョイスしましょう。
足元
靴下はスーツの色に合わせたものを選ぶのが良いとされています。黒色や紺色のものを何組か揃えておきましょう。くるぶしのようなものではない、ハイソックスを選んでください。靴やスニーカーなどは避け、革靴を履きましょう。シンプルなデザインのものを選ぶようにして、先が尖ったものや、派手な色のものは避けてください。
時計
時計はお洒落さよりもシンプルさを重視して選んでください。まれに高級な腕時計をつけて面接に臨む学生もいますが、面接官からひんしゅくを買う場合があるので、避けましょう。派手な色のものや、スーツに合わないデザインのものもNGです。
女性の就活マナー
続いて女性の就活マナーについてご紹介します
髪型
長い髪の毛の場合はゴムなどで結び、纏めてください。耳は出し、前髪は分けるなどして、可能な限り表情を見せるようにしましょう。
スーツ/シャツ
女性の場合も男性同様、黒のリクルートスーツを着ます。下半身はパンツスーツでもスカートでも構いませんが、合わせるブラウスは必ず白を選びましょう。ブラウスの形式は、スキッパータイプでもレギュラータイプでも構いません。パンツスーツとスカート、両方持っていると企業や天候によって使い分けられるので、可能であれば両方揃えておくと良いかもしれません。スカートは短いものを避け、動きやすいものを選ぶようにしてください。
バッグ
男性のものと同様、自立してA4サイズの資料が入るものを選びましょう。就活のシーズンは移動がかなりあるので、軽めのものを選択しましょう。
足元
歩きやすい黒のパンプスを選びましょう。場合によっては移動が重なることもあるので、高すぎるヒールなどは避けるようにしてください。
私服を指定された場合
私服での来社を指定された場合には、オフィスカジュアルを意識するようにしてください。オフィスカジュアルに関しては、当サイトの別の記事でも取り上げているので、そちらを参考にしてみてください。
終わりに
就職活動では、その人の経歴や書類、表情だけではなく服装やマナーも当然見られることになります。正しい知識を身に付けていれば減点をされることはないマナーや服装といった部分で損をしないためにも、早いうちから必要なアイテムと知識を備えておきましょう。
