上限があるのはなぜ?インターンシップの交通費事情を詳しく解説

上限があるのはなぜ?インターンシップの交通費事情を詳しく解説

インターンシップを選ぶときの条件として、企業から支給される交通費の金額を気にする方もいるはずです。企業によっては、支払う交通費に上限を設けているケースもあり、交通費の実費が全額支給されないことも珍しくありません。学生の立場では、交通費が嵩むと金銭的に厳しいと感じる方も多いでしょう。しかし、交通費に上限を設けることには企業側の理由もあるのです。今回はインターンにかかる交通費について、詳しい事情をご紹介します。

インターンの交通費に上限がある理由

インターンの交通費に上限がある理由は、企業側の一方的なコスト削減ではありません。

インターンシップは、企業側が自社で採用する人材を探すことを目的に行われる、いわば採用活動の一種です。特に長期のインターンシップでは、実際に学生に働いてもらうことで、優秀な人材かどうかを見極めています。

ほとんどの場合働いた分の報酬は支払われますし、企業によっては交通費も支給されます。しかし中には、交通費は全額負担せず1日の上限を1,000円と決めているケースや、定期区間を差し引きした交通費を支給する企業も少なくありません。

こうした交通費の条件を企業が定める理由として、以下のようなものが挙げられます。

  • 遠方からやってくるインターンが少ない
  • 利用を想定する沿線の運賃が安い
  • 学生は定期を持っていることが多い

交通費は必ず出るものなのか

インターンシップに支給される交通費については、企業ごとに方針が異なります。例えば、交通費を報酬に含める形で支給する企業もありますし、全額交通費を実費で支給する企業もあります。

交通費を全額支給する企業は、全国から優秀な人材を集めるために高額な交通費を負担します。

しかし、中には交通費が全く出ない企業も存在します。そのことを踏まえて、交通費をどう扱うか事前に企業側へ問い合わせてみましょう。

志望企業の交通費にこだわりすぎない

自分が行きたい企業が必ずしも交通費を全額出してくれるわけではありません。ですから気になる企業へのインターンシップに参加するかどうか迷った際は、交通費にはあまりこだわりすぎないのが良いでしょう。

企業によっては、予算の都合上交通費を支給できない場合もあります。しかし、少ない採用予算でも優秀な人材に来てほしいと考えている中小企業は数知れません。

自分にとって魅力的と感じる企業があり、インターンシップを実施しているならば、交通費にこだわらず参加してみましょう。実際に働いてみて、自分にとって企業の労働環境が合っているか確認することは大切なことです。

リモートインターンという選択

交通費を捻出するのが難しい学生のために、リモートインターンシップという制度があります。

リモートインターンシップとは、パソコンと通信環境がある場所で作業できるインターンシップです。これに対して、企業に行くインターンをローカルインターンシップといいます。

リモートインターンシップは通信環境があれば、地方在住の就活生でもインターンシップを受けることが可能です。忙しい人やなかなかオフィスにいけない学生にもオススメのインターンシップです。

自宅やコワーキングスペースからインターンシップに参加できるので、交通費も必要ありません。また、通勤時間もかからないので、自由に使える時間や仕事に充てる時間を増やせることもメリットです。

終わりに

インターンシップを始めとした就職活動は、交通費の問題を避けて通ることはできません。どうしても交通費を支給してもらいたい場合は、一度企業側に相談することも視野に入れましょう。しかし、交通費が出ないインターンシップにもメリットがあると感じたら、交通費にこだわらず参加するのも良い選択です。この機会にインターンシップへ参加する意義を自分なりに考えてみてください。

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