価値観が変化?モノ消費からコト消費って何が変わるの?

価値観が変化?モノ消費からコト消費って何が変わるの?

近年、時代の流れはモノ消費からコト消費へと移り変わりつつあります。物理的な物が充足してきている日本ではその動きが顕著です。

また、最近ではスマートフォンなどの携帯端末によって経験や体験を簡単にシェアできるため、物を所有することの価値が薄れ、消費者の価値観の多様化が始まっています。

今回は、このような価値観の動きが社会にどのような影響を与えているのかをご紹介いたします。

コト消費とは?

コト消費とは、基本的にサービスを購入することによって得られる経験や体験の価値を重視した消費傾向のことをいいます。具体的には、旅行レジャースポーツなどのことを指し、現在注目されている消費方法です。

経済が成熟している国々の消費者は、このコト消費に重点をおく傾向にあります。また、このような傾向は海外から訪問してくる観光客にも現れており、昔とは違った価値観を持ち合わせています。

そのためビジネススタイルもコト消費をうまく組み合わせることに注力しています。

消費価値の変化

なぜ「モノ消費からコト消費へ」という変化が起きたのか?それはモノ消費の意味を考えてみればわかります。

モノ消費とは商品の所有に価値を見出すことであり、従来から存在する消費傾向です。しかし、このモノ消費というのは、生活が豊かになり、物が溢れてくると次第に重視しなくなってしまいます。

したがって、先進国のように日常生活に必要なものを大半の人が既に持っているような国では高い割合でコト消費に移り変わるのは必然でもあります。これからは、新しい価値を求めてくる需要が向上するためさらなる対応が望まれます。

コト消費の仕事

コト消費の具体的な仕事は、東京ディズニーランドなどのテーマパークや日本旅行などの旅行会社があります。これらの場所では、イベントで思い出をつくることや、季節限定の体験や観光ツアーを体験する目的のために訪問する人が多く、たくさんの方々がコト消費を行っています。

宿泊施設についても同様であり、寝泊まりできるだけの部屋ではなく、その土地限定の食事や風土が味わえる場所の方が人気は高いです。

このように、消費者のニーズは商品とは異なる価値を求めているため、コト消費を捉えたこれらの仕事は、需要が高まりつつあります。

まとめ

モノ消費からコト消費に移り変わったのは、人々の物欲が無くなっただけではなく、消費するという行動に新たな価値が求められたからです。新たな価値を提供することは難しく容易なことではありませんが、需要はこれからも増えて行くため対応は必須になります。

社会のニーズに応えるためには、ビジネスモデルも移り変わっていかなければなりません。しかし、この変化を早く察知することができれば、市場を有利に動くことができます。就職活動でも、どんな仕事が流行の対象になるのかを考慮しながら行って見ると良いでしょう。

[参考URL]

ferret 「モノ消費からコト消費へってどういうこと?定義から注目される背景まで解説」

 

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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