面接が怖い!面接に対する怖さを解消するためのポイントを解説

面接が怖い!面接に対する怖さを解消するためのポイントを解説

自分の将来に直結することから、就活時の面接を怖いと感じる新卒者は少なくありません。

面接に行きたくない、逃げ出したいと思うこともあるでしょう。

怖い気持ちから解き放たれるにはどうするべきか、面接が怖いと感じるときの対処法を紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 面接が怖いと感じる理由
  • 面接の怖さを克服する準備
  • 面接の怖さを克服するポイント
  • 面接を前向きにとらえるポイント
この記事がおすすめな人
  • 面接が怖いと感じている人
  • 面接にトラウマがある人
  • 面接の怖さを克服したい人

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面接が怖いのは当たり前

面接を怖いと感じる就活生は少なくありません。

なぜなら、面接は今後の人生を左右するかもしれないといっても過言ではないからです。

そのため、面接を怖いと感じるのは当たり前のことと言えます。

ですから、怖いと感じてしまうのはごく普通であると、自分を責める必要はありません。

しかし、選考を突破するには、面接の怖さを克服していかなければなりません。

本記事では面接の怖さを克服するポイントを解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

面接が怖いと感じる本質5選

面接が怖いと感じる理由を考えよう!

書類選考、筆記試験、面接が新卒採用の一般的な流れです。

書類選考はコツ、筆記試験は努力次第で克服できますが、面接はその場の雰囲気もあって苦手に感じる人も少なくありません。

「面接が怖い」「できれば面接に行きたくない」と思う人もいるのではないでしょうか。

それではなぜ面接が怖いと感じるのでしょう。

「面接が怖い」を克服するために、まずは面接が怖いと感じる理由を考えてみましょう。

1.自分に自信がないから
2.面接官にどう思われているのか気になるから
3.失敗を極度に恐れているから
4.面接の雰囲気に慣れていないから
5.事前準備が足りていないから

1.自分に自信がないから

面接が怖いと感じる原因の1つに自分に自信がないことがあげられます。

自分に自信がないと、まだ受けてもいないのに「落ちてしまうだろう」という思考に至ってしまいます。

落ちると思い込んでいるものに挑戦することは、当たり前ですが恐怖を感じることでしょう。

このように、自信のなさが自分を追い詰めることに繋がっている可能性があります。

2.面接官にどう思われているのか気になるから

面接の場はプレッシャーを感じやすい場と言えます。

その緊張感が走る空間に対して、恐怖心を抱いているがゆえに面接を怖いと感じてしまっている可能性があります。

また、面接官にどう思われているのかが気になってしまい、面接に集中できず、失敗してしまうのではないかと考え込んでしまい、面接が怖いと感じてしまっている可能性もあります。

3.失敗を極度に恐れているから

「万が一○○が起きて失敗したらどうしよう」「予想外の質問が出てきて答えられなかったらどうしよう」と自分を追い詰めてしまっている人も少なくありません。

このように失敗を極度に恐れてしまうがゆえに、面接に恐怖心を抱いている人は少なくありません

特に、内定している企業が1つもない、面接に落ちた=自分に魅力がない、面接に落ちる=恥ずかしいと考えてしまう人はこの思考に至ってしまいがちです。

4.面接の雰囲気に慣れていないから

あなたが面接を怖いと思うのは、面接の雰囲気自体に慣れていないからかもしれません。

面接の経験自体が少ないと、緊張感が増し、普段の自分をうまく表現できない人の方が多いです。

面接は一種のパフォーマンスであり、場数を踏むことで自信がつきます。

したがって、実際の面接を想定した練習を繰り返すことが重要です。

模擬面接や友人との練習を通じて自分の話し方や振る舞いに気を付けながら何度も練習すれば、慣れることができ、実際の面接をリラックスして臨むことができます。

また、面接の流れや典型的な質問に対する回答を準備しておくと、当日の不安も軽減できます。

何度も何度も練習を経験しておくことで、雰囲気を擬似的に体験でき、自信を持って対応できるようになります。

5.事前準備が足りていないから

事前の準備が足りていない人も、面接を怖いと感じてしまいます。

面接では基本的に自己PRや志望動機、過去の経験について掘り下げた質問がされます。

いずれも事前に準備していないと適切に回答できず、自信を失ってしまうだけでなく、マイナスな印象を与える可能性が高いです。

準備をしっかりと行うことで、自分の強みや経験を的確に伝えることができ、相手に好印象を与えられます。

自分の経験やスキルを整理し、それに基づいた具体的なエピソードを準備しておくことが重要です。

このように、しっかりと準備ができれば、それに伴っておのずと自信もつき、怖くなくなるでしょう。

例えば、あなたが英語が得意であり、すでに英検2級を持っているとします。

何かの間違いで5級を受験するとなっても、全く怖くないはずです。

もちろん、英検と就活では重要度は違うとはいえ、このように、絶対に受かる自信があれば恐怖は薄れます。

しっかりと準備をして「もし落とされたら、もはや企業の方がおかしい」と思うくらいの練習を積めば良いのです。

面接の怖さを克服するポイント

以下では具体的に面接への恐怖心を克服するポイントを解説します。

面接が怖いと感じてしまう方や、トラウマを感じている方はぜひ参考にしてくださいね。

面接は平等なコミュニケーションの場であると考える
落ちても他の面接に向けた練習ができたと考える
多少の失敗は挽回できる
完璧である必要はないと考える

面接は平等なコミュニケーションの場であると考える

面接は平等なコミュニケーションの場であると理解すれば、面接の怖さを解消できるでしょう。

多くの人が面接官を「自分より上の立場」と捉え、緊張してしまうことが原因で恐怖を感じます。

もちろん、相手は基本的に年上で、社会人として先輩であり、敬う必要はあります。

しかし、過度に気を使いすぎる必要はありません。

面接は就職活動の一環であり、企業と求職者の間の対話の場です。

面接官も人間であり、あなたがどのような人物かを知るために質問しているのです。

したがって、へりくだりすぎる必要はなく、「ただの人生の先輩の1人」と考えて会話するようにしましょう。

自分自身を正直に表現し、自分の考えや経験を伝えることに集中することが大切です。

「あくまでも、コミュニケーションを取るための場である」ことを再度確認した上で取り組めば、緊張もほぐせるはずです。

落ちても他の面接に向けた練習ができたと考える

就活において、全ての企業に内定できる素晴らしい就活生の方もいるでしょうが、ほとんどの人は受けた全ての企業から内定をもらえるわけではありません。

「落ちてしまったとしても、他の面接に向けた練習にはなるな」くらいの気持ちで臨む人もいるほどです。

もちろん、第一志望から落とされた場合は、すぐに切り替えることはできないかもしれません。

しかし、それ以外なら、「面接に落ちる」という経験はほとんどの就活生がするものであり、過度に気にする必要はありません。

「反省」をする必要はありますが、「くよくよ後悔する」必要はありません。

「落ちたとしても命を取られるわけではない」くらいの気概で、どっしりと構えて臨むようにしましょう。

多少の失敗は挽回できる

面接において少しでも失敗してしまったら落ちてしまうのではないかと考える就活生は少なくありません。

しかし、すぐに質問に答えられなかった、言いまちがえてしまったなどのミスは挽回できます。

すべての質問に完璧に答える必要はありません。

企業はあなたが自分で考えた回答を求めていますので、多少のミスよりもあなたの本音のほうが重要であると考えているのです。

「失敗したら終わりだ」と自分を追い詰めず、ありのままの自分をアピールしようと面接に挑むことがポイントになります。

完璧である必要はないと考える

面接をこなしていくうえで、小さな失敗は数えきれないでしょう。

中には、練習では完璧だったのに本番だけ失敗してしまう方もいるかもしれません。

一つの失敗を重く受け止めすぎないことが大切です。

一つの失敗に意識を持っていかれると、それ以降も気持ちを切り替えられず、面接自体を失敗してしまうリスクがあります。

失敗してしまっても、その場で後悔せずに、一旦気持ちを切り替えましょう。

面接が怖いときにできる事前準備

面接の怖さを打ち消すために事前準備をしっかりと!

面接に対する自信のなさや相手からどう思われているかの不安など、面接を怖いと思う気持ちは、事前準備をしっかりすることで和らげることができます。

それではどのような事前準備をすれば面接に対する不安の克服に繋がるのか、意識しておきたい4つの対策をみていきましょう。

1.面接の流れをシミュレーションする
2.企業研究を十分にする
3.自分についても分析しておく
4.想定される質問に対する回答を用意
5.慣れるまで面接の流れを反復
6.面接に対する不安を解消しよう

1.面接の流れをシミュレーションする

入室から退室までは一般的に以下の流れです。

  1. ドアをノックして入室
  2. 名前や学校名などの導入
  3. 志望動機や希望の職種
  4. その他質問や応募者から企業への質問
  5. お礼の言葉を言って退室

面接の経験が少ない場合は、面接の状況に慣れることが大切です

そのためにも、入室から退出までのシミュレーションをすることは効果的といえます。

いきなり面接に臨むと、緊張感が邪魔をして思うような言動ができないためです。

自分1人でのシミュレーションだけでなく、友人や学校の関係者などを交えて何度もシミュレーションを重ねてみましょう。

シミュレーションでは、応募者ばかりでなく、面接官役になることで面接官目線でも面接を把握できるようになります。

友人の面接の手伝いも積極的にしてみましょう。

2.企業研究を十分にする

応募書類に記入することもある志望動機ですが、説得力のない動機だと面接でより突っ込まれることになります

なぜ応募した企業が良いのか、面接官が納得できる理由を用意しておかなくてはなりません。

そのためには、どのような企業で、どのような方針のもと活動をしているのか、また自分の将来的の目標と企業の方向性はマッチしているのかを知るために、十分に企業の情報を得ておく必要があります。

3.自分についても分析しておく

企業研究と同じくらい重要なのが自己分析です。

面接では、どのような人物か、企業の方向性とマッチするかを知るために、応募書類よりも具体的な質問が行われます

例えば、「どのような強みがあるか」「自分自身どのような性格と考えているか」などの質問がされます。

このような質問には、答えと合わせて裏付けとなる体験談が効果的ですが、自分自身について理解していないとうまく答えることができません。

4.想定される質問に対する回答を用意

面接を普段と近い精神状態で受けるには、事前準備をしておくことも大切です。

出題されそうな質問を予想して、それに対する受け答えもしっかり考えておきましょう。

ノートに質問と回答の例を書き出すのもよい方法です。

頻度の高い質問をいくつも書き出すことで、面接当日にその問いを聞かれたときに自信を持って答えることができます。

つまりたくさん質疑応答例を書き出しておけば、面接への恐怖心も減るのです。

質疑応答例に関しては、インターネットや就活本を見て調べてもかまいません。

書き出した質疑応答例は、家族や友達に協力してもらって実際に声に出して練習しておくと安心です

面接が怖いと思うのは、筆記試験と違って問題の予想が難しいからです。

ただし、まったくの予想ができない訳ではなく、企業面接にはある程度のパターンがあります

パターンを理解し、質問に対する予想を立てて回答を用意しておけば、面接であわてる必要がなくなるでしょう。

さらに、回答を頭に叩き込んでおくことで、自分の意見をしっかり伝えることができ、面接での失敗を少なくできます。

一般的な質問例は参考書を、企業の面接パターンはインターネットの口コミなどを利用して分析し、質問の予想を立て、回答を書き出してみましょう。

5.慣れるまで面接の流れを反復

自身が面接の流れに慣れるまで、とにかく反復してください。

自分の名前が呼ばれてから、面接会場を出るまでの流れを繰り返すことで体にその動きが身につきます。

また、面接の流れは企業により大幅に変わるという事はありません。

そのため流れを自分に覚えさせておけば、その点で失敗することは防げます。

ただ頭で思い浮かべるだけでなく、体を動かして流れを把握してください。

6.面接に対する不安を解消しよう

自分がなぜ面接に不安を抱くのか、自分自身で明確にわかっていますか?

まずは自分の心配の原因が何であるか考えてみましょう。

人によって抱える不安は、以下のように様々です。

  • 面接当日に、予想しないことを質問されるのが怖い
  • 面接の質問に上手くこたえられる自信がない
  • 面接での受け答えが企業の印象に残らないかもしれない

予想し得ないことを怖いと感じるなら、自分が予想できる範囲で広く面接対策を行うといいです。

質問に上手く答えられるかは、それまでの練習量・対策量に依拠します。

企業にとって魅力的な受け答えは事前の対策で改善することができるでしょう。

このように、不安の根元がわかれば、具体的な対策も可能になります。

自分の不安の原因がどこにあるのかよく考えてみましょう。

面接当日にできる3つの対策

面接を前にすると、誰しもが緊張や不安を感じるものです。

しかし、当日のちょっとした心構えや工夫で、その不安を大きく和らげることができます。

ここでは、面接が怖いと感じる就活生でも、すぐに実践できる効果的な3つの対策をご紹介します。

これらの対策を意識することで、自信を持って面接に臨み、あなたらしさを最大限にアピールできるようになるでしょう。

面接は決してあなたを試す場ではなく、企業とあなたが互いを理解し、より良いマッチングを見つけるための機会です。

ぜひ、以下の対策を実践して、最高の状態で本番を迎えましょう。

企業が重視する価値を意識しておく

面接の場で企業が最も知りたいのは、あなたが自社でどのように活躍し、貢献してくれるかという点です。

そのため、面接では、企業がどんな人物を求めているのかを意識することが大切です。

企業の採用担当者は、あなたの話す内容が、自社の企業理念や求める人物像と合致しているかを注意深く見ています。

事前に企業理念や募集要項をしっかりと確認し、企業がどのような価値観を重視しているのか、どのような能力を持つ人材を求めているのかを把握しておきましょう。

例えば、チームワークを重視する企業であれば、あなたがチームで協力して成果を出した経験を強調したり、課題解決能力を求める企業であれば、困難に直面した際にどのように考え、行動したかを具体的に話したりするなど、企業が求める要素に合わせたアピールを心がけることが重要です。

企業が重視する価値を意識することで、自信を持って自分を伝えられ、あなたの強みが企業にとってどれだけ魅力的であるかを効果的に示すことができます。

完璧を目指さないことを意識する

面接において「失敗したらどうしよう」という完璧主義の考え方は、不必要な緊張を高めてしまう原因となります。

もちろん、入念な事前準備は大切ですが、その結果として全ての質問に淀みなく、完璧に答えようと意気込む必要はありません。

面接官は、完璧なロボットではなく、あなたの個性や人間性を見たいと考えています。

時には言葉に詰まったり、少し間違えたりしても、それが人間らしい自然な姿として好意的に受け止められることもあります。

大切なのは、自分の言葉で素直に話し、あなたの考えや熱意を誠実に伝えることです。

事前に準備した回答を丸暗記するよりも、自分の言葉で表現する方が、あなたらしさが伝わりやすくなります。

多少の失敗を恐れずに、ありのままの自分を表現しようと意識することで、肩の力が抜け、リラックスして面接に臨めるでしょう。

最終的に良い経験になることを目指す

面接は、就職活動における大切な通過点であり、人生における貴重な経験の一つです。

しかし、採用不採用という結果にこだわりすぎると、必要以上にプレッシャーを感じ、緊張が高まってしまうことがあります。

面接の目的は、あなたの全てを完璧に評価することだけではありません。

企業との対話を通じて、あなたがその企業で働くイメージを持てるか、企業側もあなたと一緒に働きたいと思えるかを確認する場でもあります。

もし不採用になったとしても、その経験から何を学び、次へとどう活かすかが重要です。

面接を終えた後、「良い経験だった」と思えるように行動することを意識しましょう。

これは、面接中の態度にも良い影響を与えます。

結果に一喜一憂するのではなく、今回の面接を通じて得られる学びや気づきに焦点を当てることで、緊張が少しやわらぎ、より前向きな気持ちで臨むことができるはずです。

面接中に怖さを和らげる対処法

続いて、面接中に怖さを和らげるための対処法を3つ紹介します。

以下の3つはどのような方でも活用しやすい、面接本番で、パニックになりかけた時でも自分を落ち着かせるための方法です。

この3つの対策を覚えておけば、本番中に緊張しすぎてしまい、何を言えば良いのかわからなくなってしまった際も、再度自分を取り戻すことができます。

初めに緊張していることを伝える
意識的に口角を上げる
冷静に深呼吸する

初めに緊張していることを伝える

面接中の怖さを和らげるためには、まず最初に緊張していることを伝えましょう。

面接の最初は世間話などから入ることも多いため、「少し緊張しています」と正直に伝えることで、相手もあなたのことを理解し親しみやすさを感じてくれます。

緊張を隠そうとするよりも自然体でいることが大切です。

面接官は何人もの就活生を相手にしているため、相手が緊張していることは知っていますし、むしろ緊張しているということは、入社へのモチベーションが高いということでもあります。

緊張を伝えることで、無理に緊張を隠す必要がなくなるため、より落ち着いて用意してきた回答を述べられるはずです。

ぜひ、まずは緊張していることを正直に話し、親しみを持ってもらいましょう。

意識的に口角を上げる

意識的に口角を上げることも、面接中の怖さを和らげる効果的な方法です。

恐怖心を感じると顔が強ばり、表情が硬くなってしまいがちです。

しかし、面接では印象が重要であるため、意識的に口角を上げて微笑むことでリラックスした印象を与え、面接官に好印象を与えましょう。

また、微笑むことで自分自身の緊張を和らげる効果もあります。

笑顔を作ることで脳内でエンドルフィンが分泌され、リラックスした状態を保つことができます。

たとえぎこちない笑顔になってしまったとしても、先ほど話したように緊張していることを相手も知っているため、完璧な笑顔を作る必要はありません。

「ぎこちなくても、口角を上げることが大事」ということを頭の片隅に置いておきましょう。

冷静に深呼吸する

冷静に深呼吸することも、面接中にパニックになりそうになった際の対策の1つです。

深呼吸することで体内の酸素が増え、脳に十分な酸素が供給され、リラックスした状態を保てます。

また、深呼吸することで自分のペースを取り戻し、面接官の質問に対して落ち着いて回答することもできます。

もちろん、緊張を和らげるために深呼吸をする就活生が一定数いることは面接官も理解しているため、特に問題ありません。

「何か変なことをしているな」と思われることはないでしょう。

むしろ、緊張していることが伝わり、「弊社に入社したいと強く思ってくれているから緊張しているのだな」と好印象を持ってもらえる可能性すらあります。

普段からできる面接に対する怖さを対策する方法

確かに面接本番で緊張してしまった際に怖さを和らげるための対策は先ほど紹介した3つであり、非常に効果的ではあります。

しかし、普段から意識的に行動することで、さらに面接に対する怖さを和らげることは可能です。

ぜひ、以下の4つの対策に普段から取り組んでみて、面接本番に落ち着いて臨めるように準備しておきましょう。

SNSを見ないようにする
軽い運動を習慣づける
入浴や睡眠時間を十分に確保する
前向きな言葉を発する

SNSを見ないようにする

SNSを見ることは就活の情報収集において有効な側面もあるのですが、同時に、他人の成功や失敗の投稿を見ることで不安や恐怖が増すこともあります。

特に、うまくいかないと感じている時に他人の成功を目にすると、「自分だけ1社からも内定を得られないのではないか」という恐怖感が高まってしまいます。

したがって、必要以上にSNSを閲覧しないように心がけることが重要です。

情報収集のために一時的に利用するのはかまいませんが、長時間の閲覧は避けましょう。

また、せっかく、一昔前のテレビや新聞などからしか情報が得られない時代と異なり、情報の取捨選択ができる時代であるため、ポジティブな情報だけを目にすることが大切です。

特に、ネガティブな投稿をする知り合いが居る場合は、就活の間だけミュートするのも良いでしょう。

軽い運動を習慣づける

軽い運動を習慣づけることも、面接に対する怖さを和らげる有効な方法です。

運動をすることで体内のエンドルフィンが増加し、リラックスした気持ちを保てます。

ジョギングやストレッチ、軽い筋トレなどの運動は日常生活に取り入れやすく、ストレス解消に効果的です。

気持ちよく汗を流すことでリフレッシュして、また就活に取り組めます。

また、普段から運動不足な人は特に体力を向上させ、健康な体を維持することも大切です。

せっかく理想の企業に就職できたとしても、毎日働くことに慣れておらず、体調を崩してあまり出勤できなくては意味がありません。

現段階から、毎日10分でも良いので運動する習慣をつけておき、少しでも体力をつけておきましょう。

入浴や睡眠の時間を十分に確保する

入浴や睡眠の時間を十分に確保することも面接に対する怖さを和らげるための重要な対策です。

就活はとにかくストレスや疲れがたまりやすく、緊張や不安を増幅させる原因となってしまいます。

交感神経が優位になり、常に心臓が早く脈打っていると感じるような方は特に、副交感神経が優位になるよう、リラックスできる入浴などの時間を設けることが大切です。

また、質の良い睡眠を取るためには、可能な限り就寝前のスマホやパソコンのブルーライトを避けた方が良いとされています。

現代は「もはや暇な時間はスマホを開く以外、何をすれば良いのかわからない」という人も多いほどスマホを使う人が多い時代です。

しかし、本を読む、家族と会話する、ストレッチをするなど、自分なりに就寝前のスマホやパソコン以外のルーティンを設けることが大切です。

前向きな言葉を発する

前向きな言葉を発することも面接に対する怖さを和らげる方法です。

普段の生活の中で、面接に不安を感じることがあれば、1人なら声に出して、周りに人がいる場合は心の中で「自分ならできる」と唱えてみましょう。

古めかしい考えに感じる人もいるかもしれませんが、少なくともマイナスな言葉を思い浮かべるよりは心が軽くなります。

ポジティブな言葉は自分の内面にも大きな影響を与え、不安や緊張を和らげる効果もあります。

反対にネガティブな言葉ばかりを発してしまう、もしくは目にすると緊張が高まり、自然と表情などが強ばってしまいます。

そういった意味でも、ぼんやりとSNSを長時間眺める、特に心がざわつくような、不必要な情報を目にする時間を設けない方が良いのです。

辛い時は前向きな言葉を発して、可能な限りネガティブなものを遠ざけるようにしましょう。

不安な要素を紙に書き出す

漠然とした「なんとなく怖い」「緊張する」といった面接に対する不安の正体を見つけるためには、頭の中にある不安な要素をすべて紙に書き出してみるのが非常に効果的です。

多くの就活生が感じる不安は、その具体的な懸念がはっきりしないために、より大きく感じられがちです。

しかし、実際に書き出してみると、自分が何に対して具体的に怖がっているのかが明確になります。

例えば、「面接官に厳しい質問をされたらどうしよう」「自分の経験がアピールできるか不安」「途中で話が詰まってしまうかもしれない」といった具体的な懸念が見えてくるでしょう。

このように不安を可視化することで、感情的になっていた気持ちが整理され、冷静に一つひとつの問題に対して対策を考えることができるようになります。

書き出した不安要素に対して、それぞれどのような準備ができるかを具体的に検討し、実行に移すことで、漠然とした恐怖は具体的な対策へと変わり、あなたの自信へと繋がっていくはずです。

怖い面接を打破する考え方

 

面接に対する怖さを克服するためのコツ

では面接が怖いと思ってしまった場合、どのように克服すればよいのでしょうか。

ここからは面接が怖いと感じる気持ちを克服するコツをポイントに分けてお話します。

面接を練習と思って受ける
つまったり答えられなくても問題ないと考える
考え方自体を変える
面接の緊張は身体からほぐそう

面接を練習と思って受ける

楽天的に考えて、今から受ける面接は練習なのだと自分に言い聞かすのも一つの方法です。

その面接で不採用になったとしても、人生が終わるわけではありません。

また、次に受ける面接の練習と思い込んで受けると少し気持ちが楽になります。

実際には第一志望の企業であったとしても、本命だからと気負うよりは練習なんだと言い聞かせて受けるほうが怖くないはずです。

もちろん、第一志望の企業の面接前にほかの会社の面接を受けて、場慣れしておくことも大切です。

上手にスケジュールを組んで、場数を踏むことで自信も付いてくることでしょう。

つまったり答えられなくても問題ないと考える

面接を怖いと感じる人は、質問に対してスラスラと完璧に答えなければいけないと思ってしまうことが原因になる場合もあります。

確かに、面接官が求める答えをつまることなくハキハキと答えることができれば問題はありません。

しかしながら、そんな完璧な人は少ないのが現実です。

みんな緊張していますし、下手な答え方をする人だっていっぱいいるのです。

うまく答えられないときは正直に、自分なりの言葉でそう伝えればよいのです。

そうすれば面接官も、誠実な人柄だと捉えてくれるかもしれません。

つまっても大丈夫だと言い聞かせて面接に挑むことで、少しはリラックスできるのではないでしょうか。

考え方自体を変える

面接官に対して威厳や圧迫感を感じて、怖くなってしまう人も見られます。

そんな人は考え方を変えて、自分も面接官も同じ人間だと思いましょう。

そして採用者と就活生は同等の立場であることも頭に置いて、面接を受けるようにします。

グループ面接では、周りの就活生と自分を比べることもよくありません。

自分は自分でよいと考えて、マイペースでいきましょう。

表情をコントロール

緊張していると、どうしても表情がこわばってしまいます。

しかし、そんなときにこそ、表情を意識的に明るくすることを意識してください。

笑顔をつくると、自然と緊張が和らぐことも少なくありません。

緊張が表情にもにじみ出るとどうしても自分の本領が発揮できません。

自分の本来の力を発揮できるように、面接での空気を換えるためにまずは表情から意識してみましょう。

面接の緊張は身体からほぐそう

心と体のバランスをよくすることで、緊張もほぐれて恐怖心から解放されることもあります。

面接前には待合室で、肩を回したり軽く背伸びしたりして体をほぐしておきましょう

面接室に入ってからそのような動きをすると、落ち着きがない人と思われてしまいます。

面接室では、深呼吸をするくらいならよいでしょう。

また話すときにジェスチャーを入れるのも、自分をリラックスさせる方法です。

身振り手振りを入れることで、相手にわかりやすく伝わるというメリットもあります。

さらに笑顔で大きな声で話すように心掛ければ、血流もよくなり自然と面接への怖さもなくなってくるはずです。

回答するときの笑顔やジェスチャーは、事前の練習のときから心掛けておけば習慣付きます。

面接が怖いことから泣いてしまった場合

面接の途中で感情が溢れてしまい、涙が出てしまうという経験がある就活生は少なくありません。

これは、面接に対するプレッシャーや不安、そしてこれまでの努力がこみ上げてくることで起こり得ます。

もし面接中に泣いてしまったとしても、自分を責める必要はまったくありません。

大切なのは、その後どう対応するかです。

ここでは、面接中に涙を流さないための心構えと、万が一泣いてしまった場合の落ち着いた対処法について解説します。

泣くのはできるだけ避けたい

面接における緊張やプレッシャーから涙が出てしまうことは理解できますが、できるだけ面接中に泣かないための準備をしておくことが、安心して本番に臨むことにつながります。

面接官も人間ですから、涙を見て同情することはあるかもしれませんが、それが直接的に評価に繋がるわけではありません。

むしろ、冷静に自分をアピールできるかどうかを見ている可能性もあります。

そのため、面接前に不安の原因を具体的に整理し、それに対する対策を立てておくことが重要です。

例えば、「質問にうまく答えられる自信がない」という不安があれば、想定される質問への回答を事前に用意し、声に出して練習するなどの対策が考えられます。

また、「予想しないことを質問されるのが怖い」と感じる場合は、予想できる範囲で広く面接対策を行うことで、心の準備ができます。

SNSの閲覧を控えたり、軽い運動を習慣づけたり、十分な睡眠時間を確保したりするなど、普段からのメンタルケアも、涙を抑える一助となるでしょう。

泣いてしまったときはその後の対応が重要

万が一、面接中に涙が溢れてしまったとしても、そこで諦める必要は一切ありません。

重要なのは、その後のあなたの対応です。

感情的になってしまった自分を責めるのではなく、まずは深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。

そして、面接官に対して「大変申し訳ございません、緊張してしまい、感情的になってしまいました」といったように、正直に状況を伝えることが大切です。

その後は、気持ちを立て直し、質問に対する回答を続ける、あるいは改めて自分なりに誠実な姿勢を見せることが、面接官に良い印象を残すことにつながります。

面接官は、あなたが逆境にどう対応するか、困難な状況でどれだけ冷静さを保てるかといった側面も見ています。

泣いてしまったとしても、そこで諦めずに最後まで真摯な姿勢で臨むことが、結果としてあなたの人間性や精神的な強さをアピールする機会にもなり得ます。

面接は怖いけど、失敗して当たり前!

10社、20社と何度も面接に失敗してしまうのは就活では普通のことです。

それは、良い条件の企業ほど人が集まりやすく倍率が高くなってしまうため仕方のないことです。

できるだけ良い企業に就職したいと思うのは当然のことなので、希望をあげるほど面接で失敗する確率も上がります。

何度も面接に落ちて、これ以上面接に行けないと思ったなら、面接の常識は失敗することだと繰り返し自分に言い聞かせましょう。

面接を完璧にこなそうとしなくても良い

面接は一回勝負の繰り返しです。

そこで失敗してしまってもあなたのせいではありません。

失敗を気にしないのもよくありませんが、失敗してから次の面接にそれが活かせれば何の問題にもなりません。

難しいとは思いますが、自分なりに心の緊張を解いて、面接に挑めると良いです。

面接がすべてではありません。

気負いすぎないように気を付けてください。

失敗は成功のもと

「失敗は成功のもと」といわれますが、就活の面接にもこのことわざは当てはまります。

失敗を繰り返すことで、面接に慣れますし、ある程度のパターンがわかってくることで面接の攻略がしやすくなるためです。

面接で落ちてしまうのは普通のことであり、特に珍しいことではないので、失敗は成功に繋がると信じて前向きに面接に臨んでみましょう。

重要なのは失敗しても落ち込まないこと

面接に落ちたら「自分には価値がないのか」「良いところはないのか」とマイナスにとらえがちです。

面接は、企業が考える良い人材を獲得する場でもありますから、たとえ成績優秀であっても、企業の考える人材に合っていなければ落とされることもあります。

ただし、採用したい人材は企業によって違うため、同じ業界や同じ職種であっても、他の会社であれば採用の可能性はゼロではありません。

重要なのは、希望の会社に採用されなかったからといって落ち込まないこと。

落ち込む時間があるなら、次の面接のために何ができるか考える方がよっぽど有意義です。

面接に落ちたからと、あまり考え込みすぎないようにしましょう。

振り返って次の面接に生かそう

面接で落とされるのには理由があります。

企業の方向性と自分の考え方が、ミスマッチであったなら仕方ないですが、うまく自分をアピールできなかった、説明に説得力がなかったなど反省点もあるはずです。

大切なのは、反省だけで終わらずに、次に生かせるように反省点を克服することです。

アピールがうまくいかなかったのなら面接の練習を増やす、説得力がなかったなら体験談を使ったストーリーをシンプルかつわかりやすく組み直すなど工夫しましょう。

すでに何度も面接を経験している人でも、反省を生かせる人とそうでない人とでは結果が大きく変わってくるものです。

自分を採用してくれる企業はあると信じて、次の面接に臨むようにしましょう。

まとめ

面接が怖いと思う感情はある程度和らげることができます。

ぜひご紹介した方法を試してみてください。

この他、就活市場では新卒者向けに就活に関する情報を配信しています。

就活でお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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