【例文13選】新卒で事務職に就きたい!志望動機はどう考えればいいか?

【例文13選】新卒で事務職に就きたい!志望動機はどう考えればいいか?

「新卒で事務職に就きたいと考えているものの、志望動機はどのようなものを書けば良いのかわからない」

「そもそも事務職の仕事内容にはどのようなものがあるのか知りたい」

「事務職に向いている人の特徴にはどのようなものがあるのだろうか?」

このような疑問や悩みを抱えていることは多いのではないでしょうか。

そこで今回は事務職の面接や就活において志望動機を聞かれる理由や、事務職の仕事内容、種類、事務職に向いている人の特徴について詳しく紹介していきたいと思います。

事務職は縁の下の力持ちとも言われるように、目立つことはありませんが、やりがいのある仕事です。

ぜひ本記事を参考にしっかりと対策をし、質の高い志望動機を作成して、第一志望への就職を叶えてください。

この記事を読んでわかること  
  • 志望動機を聞かれる理由
  • 事務職の仕事内容
  • 事務職の種類
  • 事務職に向いている人の特徴
この記事をおすすめしたい人  
  • 志望動機を聞かれる理由を知りたい人
  • 事務職の仕事内容を知りたい人
  • 事務職の種類を知りたい人
  • 事務職に向いている人の特徴を知りたい人

目次目次を全て表示する

【新卒事務職の志望動機】事務職ってどんな仕事?

事務職は残業などが他の職種に比べ少なく、体力を使う仕事ではありません。

また休みがとりやすく、女性は特に結婚後も続けやすいとされています。

未経験者が働きやすいことから新卒者だけでなく転職者、主婦のパート・アルバイト、卒業後の進路として高校生にも人気の職種で、就職希望者は多いです。

人気の会社の場合応募をしたら100人以上の面接希望者がきたというケースもあります。

このような場合はESだけで落とされ、面接にたどりつける人はごくわずかと言われています。

このように面接希望者が多い場合、採用を手にするのは至難の業です。

就職・転職活動によって事務職で働くには、ESや面接の志望動機で、自分をどこまでアピールできるかがカギとなります。

したがって志望動機作成の際にはしっかりと対策を取る必要があります。

そのためこの記事では、事務職についてや志望動機の書き方や例文を紹介します。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【新卒事務職の志望動機】そもそも志望動機を聞かれる理由は

新卒のエントリーシートや面接で志望動機を問われるのは、なぜだと思いますか。

事務職の場合、仕事内容はどこも同じようなものと、複数の企業に次から次へとエントリーする方もいるかもしれません。

ですが、企業では、なぜ自社を志望したのかを知りたいと思っています。

そして、あなたがどんな人物であり、どんな目的で事務職を志し、どのような仕事をしていこうと考えているのかを知りたいのです。

なぜ、それを知りたいと考えているのか、以下で詳しくご案内します。

志望動機を聞かれる理由
  • 企業とのミスマッチをなくすため
  • 目的を持って志望しているかの確認
  • 仕事に対する熱意の確認
  • 人事は事務職に求める目的に注目している

企業とのミスマッチをなくすため

志望動機で企業が知りたい内容は、事務職を志した理由ではありません。

なぜ、その企業なのかです。

事務職を募集している企業は数えきれないほどある中で、なぜ、その企業で事務職をしたいのかを知りたいと考えています。

事務職が行う仕事は、どの会社も似たようなものかもしれません。

ですが、取り扱う中身が異なり、業務の進め方や求められるスピード、職場の雰囲気なども異なります。

企業としては、事務職としてどのような人材がほしいという、明確な人物像があります。

志望動機を通じて、あなたがどんな人物かを知り、求める人物像にマッチしているかや、自社の社風や職場に合うか、仕事の進め方に適性がありそうかを知りたいと考えています。

ミスマッチを防ぎ、業務効率の低下や離職のリスクを減らしたいためです。

目的を持って志望しているかの確認

事務職という仕事が自分に向いている、正確性やスピード力を駆使して頑張りたいと意気込んでいる方がいる一方、事務職にでもなるか事務職くらいしかないと、消極的な理由で職種を選ぶ方も中にはいます。

接客など人前に出るのは苦手だし、営業のように常に成果を求められるのは辛い、総合職のような責任ある仕事はしたくない、製造現場は大変そう。など、消去法で考えて、無難な事務職に落ち着いたという方も少なからずいるかもしれません。

ですが、企業としては事務職として、頑張るための目的を持っている人を求めています。

目的がなく、何となく事務職として仕事をすると、正確性やスピードに欠け、責任感がなくミスばかりで生産効率が悪いといった人材になりかねず、すぐに辞めてしまうリスクもあるからです。

仕事に対する熱意の確認

志望動機から、仕事に対する熱意が感じられるかも、企業の着目ポイントです。

人前に出るのが苦手なので、裏方的な仕事がしたいと志望しましたと言われても、熱意はあまり感じられません。

一方、私はタイピングコンテストで優勝経験があり、スピード力と正確性では自信があります。効率のよい仕事で御社のお役に立ちますといったアピールをすれば、仕事への熱意が感じられるのではないでしょうか。

ほかに希望する職種がないから、とりあえず目指しましたといった人と、自分の強みを活かしたい、自分は事務職に向いていると熱烈アピールする人では、入社後の仕事ぶりにも、明らかに違いが出ると判断されてしまうのです。

人事は事務職に求める目的に注目している

志望動機に事務職を目指す目的や、事務職としてどのような目的を持って仕事をしていきたいかを明確にすることが必要なのはなぜでしょうか。

事務職は顧客や取引先からの問い合わせ対応や、複雑な資料の作成など、その日ごとに変化にとんだ業務をこなすケースもあるものの、基本的には、毎日同じような作業を続けるルーティーンワークがメインとなります。

そのため仕事をするうえでの目的がないと、日々の仕事に追われるだけでやりがいが持てなくなったり、仕事に集中できずミスばかりしたり、生産性が悪くなるリスクがあります。

さらに、毎日同じような作業ばかりでつまらないと離職につながるケースもあるため、志望する企業で事務職をすることの明確な目的が重視されるのです。

志望動機に掲げた目的から、人事担当者は何をチェックしているのでしょうか。

1つには仕事に対するやる気や意欲、モチベーションの高さです。

モチベーションが高ければ、責任感を持って仕事を進めることができます。

さらに仕事を覚えるのも早く、ミスも少なく、正確な仕事をスピーディーにこなせることができるようになるはずです。

生産効率のよさが求められる事務職では、採用するうえで大切な要素になります。

目的が明確でないと、すぐに辞めてしまうリスクも考えられます。

業種を問わず、人手不足が深刻化する企業において早期離職を防ぎ、定着してくれる人材を採用することは重要な課題だからです。

目的に対する姿勢から人柄を推測する

内定を獲得するためには、目的を設定すればいいと、ネット上にあふれる志望動機から目的を拝借したり、エントリーシートの添削などを通じて、どのような目的を挙げればいいいかのアドバイスを受けたりしても、万全とはいえません。

目的に対する行動が伴っていないと、志望動機の中でブレが生じ、自分で考えた目的ではない、本心ではないと思われかねません。

事務職としてどう活躍したいのかの目的と、紹介するエピソードでの自分の行動に矛盾はないか、よく考えてみましょう。

会社を支える裏方として、正確性とスピードで頼られるサポーターになりたいといった目的を掲げながら、エピソードではリーダーシップがあり、人を引っ張っていくことが得意ですと紹介するのでは、目的と行動に一貫性が生まれません。

目的に対する姿勢から人となりをみる

目的を設定するうえでは、事務職として働く目的ではなく、その企業の事務職として働く目的を明確にすることがポイントです。

そのためには、企業分析をしっかり行い、どのような仕事をするのか、どのような人物が求められているのかを理解しましょう。

企業が求める事務職の人物像と、自分がやりたい仕事などを勘案して、目的を明確にし、それに対して自分がどのように取り組み、どのような成果を出していきたいかをアピールします。

これによって、人事担当者は、目的に対する姿勢から人となりをチェックしているのです。

軸のある目的であれば働くイメージが湧くため、ご自身にとっても、就職する意義を理解でき、働く意欲がわいてくるメリットがあります。

【新卒事務職の志望動機】事務職の種類

事務職には図書館や不動産、病院の介護事務など、会社や部署によって様々な種類があります。職種によって仕事内容や求められるスキルなども若干異なります。

主な事務職として、一般・営業・経理・総務についてご紹介しますので、どの事務職に向いているか、就きたいかの参考にしてみてください。職種によって志望動機の書き方やアピールの仕方も様々です。

事務職の種類
  • 一般事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 総務事務

一般事務

一般事務は事務の中でも最もメジャーな職種です。未経験でも応募できるため、就職・転職共に人気の職種です。正社員だけでなく派遣での雇用もあり、専門的な知識よりも、周りとのコミュニケーション能力や社員への気遣いができ、広い視野をもった人が向いています。

また、金融やIT業界など未経験でも転職しやすい業界があるなか、一般事務も応募できるものが多く、専門的な知識はないが、事務職に就きたいという就職者・転職者にはおすすめです。

営業事務

営業事務は、会社の営業部、営業職のサポートをする役割が大きく、取引先との電話応対や、見積もり書、請求書の作成などのアシスタント業務が主な仕事になります。アシスタントといえど、営業事務の仕事があってこその職場であり、営業担当者とのチームワークがとても大切な仕事です。

エクセルやワードなどの基本的な知識は勿論ですが、営業で必要なパワーポイント作成の知識も身に付けておくと安心です。

経理事務

経理事務は、会社内の経費の支払い、社員の給与の計算、入金管理、賃借対照表、損益計算書の作成などが主な仕事で、簿記の知識は必須です。会社の現金やお金の流れなどを扱う仕事ですので、数字に強く責任感のある人が向いています。

総務事務

総務事務の仕事は、大まかに言えば一般事務と同じですが、社員が仕事をしやすいよう環境を整えたり、社員旅行、忘年会、新年会などの社内行事の計画・実行です。

他にも、社内の美化管理、備品管理などの仕事もあるため、細やかな気配り、気遣いができる人や、物の管理が得意な人が向いています。

また 、社内外へ向けて文書を作成する機会が多くなるため、エクセル、ワードの基礎的な知識は必須です。総務事務も、未経験者でも募集している企業は多いです。

【新卒事務職の志望動機】どんな人が事務職に向いてる?

どんな人が事務職向き?志望動機にも反映させよう!

どのような仕事にも向き、不向きがあります。事務職に向いている人はどんな性格や資質をもった人なのでしょうか?

面接で事務職の志望動機を聞かれた場合には、自身の性格や資質を反映させながら受け答えをすると説得力がありますので、是非取り入れていきましょう。

事務職に求められる能力や資質

事務職は基本的に人をサポートする仕事なので、コミュニケーション能力が重視されます。また周りや取引先などへの気配りや、細かな配慮ができる人が事務職に向いています。

例えば学生時代に副部長を務めていたような人の場合、人をサポートする能力に優れていたり、細かな気配りをすることができます。また、周りの人とのコミュニケーション能力にも優れている傾向にあるため、事務職に向いていると言えるでしょう。

また、以下のような性格の人が向いています。

事務職に向いている人
  • コツコツと仕事をすることが苦にならない人
  • 計算が速く正確な処理をする能力に優れている人
  • 几帳面な性格で整理整頓が得意な人
  • 縁の下の力持ち的なことにやりがいを感じる人
  • サポートをすることが得意な人

どんな人が事務職に向いているのかは以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。

【新卒事務職の志望動機】事務職の志望動機で好印象を獲得するには

志望動機で事務職として活躍できることをアピール

このような資格を取得しておくと、就職・転職の際の面接で志望動機を聞かれても自分をアピールすることができるでしょう。また取得した資格や自己PRをもとに、将来自分はこんなことができる、採用をしてもらえたら絶対に企業側にとって損はない、と志望動機で強くアピールすることが大切です。

事務職の志望動機で好印象を獲得するには
  • 企業分析を欠かさずに
  • 具体的なエピソードを絡める
  • 入社後に事務として活躍できることをアピール
  • 事務職に活かせる資格を取ってみよう

企業分析を欠かさずに

まずは、募集先企業について徹底的にリサーチをして、企業がどのような人材を求めているのかを知り、志望動機と応募先企業の業種や業界の特徴を上手くリンクさせた書き方をすることが大切です。例文などから自分なりの志望動機をつくるようにしましょう。

資格の保有や、自分が業種、業界にマッチしていることだけをアピールするのではなく、就職・転職したい企業が求めている人材と自分がマッチすることをアピールすることが大切です。就職・転職後に企業に貢献できる経験や知識を伝え、なぜうちの事務職を志望しているのかを明確にし、説得力のある志望動機にしましょう。

志望動機は、企業が求める人物と自身を擦り合わせることで、就職・転職先はどこの会社でもよいという印象から、この企業だからこそ自分の資格や自身の性格、強みがマッチすることをアピールすることができるのです。

具体的なエピソードを絡める

未経験の高卒者や大学生が、大勢の応募者の中から面接官に自分を印象付けるためには志望するに至ったエピソードを具体的に挙げるのも一つの手段です。

しかし、自宅から近いからという志望動機では仕事に興味がないのではないかと思われてしまう可能性があります。

したがって自分は御社で事務職がしたいという強い熱意が伝わるような志望動機をつくりましょう。

多くの志望動機の書き方や例文を見ることで内容に深みが増します。

様々な人の志望動機の書き方や例文から熱意の感じられるものをつくっていきましょう。

入社後に事務として活躍できることをアピール

志望動機をより良くするには、入社後のビジョンも考えてみましょう。

入社後に事務としてどんな風に企業に貢献できるかなどを盛り込んだ志望動機を作成してみてください。

入社後のことまで考えている学生は、企業にとって心強いです。

また、採用後すぐに活躍してくれる印象を受けるでしょう。

志望動機で企業に印象付けたいときは、入社後のビジョンを考えましょう。

事務職に活かせる資格を取ってみよう

事務職ではPCを駆使して書類の整理や書類の作成を行います。

そのため、事務職に活用できる資格をとって、志望動機の強みにするのもいいです。

資格は、自身のスキルを裏付ける大事な証明になります。

さらに、資格を勉強中であることもアピールになります。

興味がある資格を勉強してみることも大切です。

以下では事務職に活かせる資格を紹介します。

ぜひ、自分にあった資格を勉強してみてはいかがでしょうか。

【新卒事務職の志望動機】事務職では志望動機で資格をアピールできる

事務職の志望動機を述べる際は、資格があることが有利に働く場合が多いです。

これには大きく分けて3つの理由があるため、紹介していきます。

1.事務職に対するやる気をアピールできる

事務職の仕事は、明確に数値として表すことができる内容ではありません。

例えば営業職であれば、何パーセント目標を達成できたのか、どのくらいの売上に繋げられたのかなど、客観的な数値として仕事に対する取り組みや能力を伝えることができます。

しかし事務職の仕事は、基本的には会社を円滑に回すための業務であることが多く、仕事への取り組みやスキルを客観的に証明することは難しいです。

そこで、資格を持っていることによって、その人の仕事に対するやる気や経験、また事務職としての技能があることをアピールすることができます。

2.入社後のイメージが湧く

資格とは、その分野に関する知識や技能が、ある一定の基準を満たしていることを証明するものです。

そのため資格があることによって、その人がどのようなスキルやレベル感なのかをあらかじめ知っておくことができます。

これにより、その人が入社後どのようなポジションで、どのような仕事を任せられるかを事前に考えられるため、企業としても採用しやすくなります。

企業は、エントリーシートや面接を通して、自社に入社した後に活躍できる人材かどうかを判断しているため、入社後のイメージが湧きやすいことは、選考を有利に進められる大きな強みとなるでしょう。

3.資格を持っているという安心感がある

先述した通り、資格はある一定の知識や技能があることを示す客観的な証といえます。

つまり資格を持っていることで、この分野での知識や技能が既に備わっているという証明になります。

新卒採用という全員が未経験の土俵において、仕事に直結する知識や技能が入社前から備わっていることは他の就活生から一歩抜きん出ることができ、有利に働きます。

また、資格があることで、その分野に対する興味や能力に関して入社後にミスマッチがおこるという不安も薄れ、企業に安心感を与えることができるでしょう。

【新卒事務職の志望動機】事務職でアピールできる資格

就職・転職を希望する事務職の面接で自分をしっかりとアピールすることができると好印象です。事務職の面接でアピールできる資格は下記のようなものです。事務職未経験での就職・転職の際に有利になるように、資格取得にかかる期間や、費用とともにみていきましょう。

MOS

パソコンの基礎知識を学ぶことができるのが、マイクロオフィススペシャリスト(MOS)です。

MOSはワードやエクセルの基礎知識はもちろん、パワーポイント、アクセス、アウトルック、の5科目のスキルを身に付けることができます。

取得までに3ヵ月〜半年程度かかり、通信講座の利用で取得にかかる費用は2〜5万円程度です。

情報処理などパソコン関係の資格

パソコンの基本的なスキルを使い、実際に業務に活かすためには日商PCのスキルも必要です。

日商PCでは、文書の作成から効果的なプレゼン資料の作り方、データ分析の方法など3種類のスキルを身に付けることができます。

ベーシック、3級〜1級があり、スキルアップに最も適しているのは2級です。通信講座の利用で取得までにかかる期間は3ヵ月〜半年程度、費用は5万円〜10万円と言われます。

簿記検定

経理や財務係の資格として有名なのが日商簿記検定です。財務表の知識、企業の経営管理の基礎知識などが学べます。簿記検定には、初級、3級〜2級がありますが、現場で使うためには2級の資格取得を目指しましょう。

通信講座の利用で取得までに半年〜1年程度、費用は5〜10万円と言われます。

秘書検定

ビジネス現場にふさわしい服装や言葉遣い、挨拶、文書の作成、顧客の受付対応スキルなどが身に付くのが秘書検定です。

3〜1級までがあり、通信講座の利用で取得までは3ヵ月〜半年程度、費用は3〜5万円と言われます。

【新卒事務職の志望動機】事務職の志望動機を書く際の3つのポイント

女性は特に事務職を希望する人が多い傾向にありますが、志望動機を書く際にどういった内容にすれば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。

事務職の志望動機を書く際のポイントは大きく3点です。

企業とのマッチング、人のために奉仕する精神やコミュニケーション能力のアピール、そしてその会社を選んだ理由の3点についてしっかり押さえていきましょう。

志望動機を書く際のポイント
  • コミュニケーション能力をアピールする
  • その会社が事務職に求める能力を確認する
  • ForYou精神を発揮したエピソードを述べる
  • その会社でなくてはいけない理由を述べる

コミュニケーション能力をアピールする

事務職に求められる最も重要なスキルの一つとして、コミュニケーション能力が挙げられます。

事務職は、社内外の多くの人と接し、会社の仕事が円滑に進むように幅広い業務を行います。

そのため、コミュニケーション能力がないと関係各所との伝達が上手くいかなかったり、業務が滞ったりと、仕事が成り立たなくなってしまいます。

志望動機においてコミュニケーション能力をアピールすることで、事務職としての活躍イメージに繋がりやすくなるでしょう。

コミュニケーション能力をアピールする際は、今までに自分自身がコミュニケーション能力を発揮することができたエピソードを具体的に話せるようにしましょう。

その会社が事務職に求める能力を確認する

どの会社にも存在する事務員ですが、各企業によって事務員が行うメインの仕事は異なり、必要とされる能力も違います。

志望動機を書くにあたって、受ける会社が求める能力を把握しておくことが大切です。

たとえば電話受付や電話でのクレーム対応が多い事務職であれば、電話対応に関するコミュニケーション能力やマナーが重要になってきます。

一方、秘書的な事務職もあるでしょう。

取引先の来客が多い会社もありますし、来客は少ないもののパソコン作業が非常に多いところも見られます。

その場合はパソコンのスキルが必要です。

給与計算など会社の経理を任される事務職もあるかもしれません。

いずれにせよ、しっかり企業研究をすることが不可欠です。

そして企業が求める人物像と自分の能力のマッチする部分をアピールしていきましょう。

ForYou精神を発揮したエピソードを述べる

事務職では、人のために尽くす姿勢とコミュニケーション能力が必要とされることが多いです。

社員が働きやすい職場を作るためにも、事務員のコミュニケーション能力は大切です。

みんなのことを考えて会社のために奉仕していく姿勢も求められます。

また来客や電話でも、うまく話せる人でなければ務まりません。

それゆえに事務職希望の志望動機を考える際には、ForYou精神とコミュニケーション能力をアピールできる体験やエピソードを述べることもポイントです。

その会社でなくてはいけない理由を述べる

志望動機を述べる際に、なぜ事務職を希望するのかについて話す人は多いです。

しかしながら、なぜその会社を選んだのかについては、抜けてしまう傾向にあるといえます。

どの会社にもある事務職だからこそ、なぜその会社に就職したいのかを話さなくてはいけません。

たとえば学生時代にコールセンターでアルバイトをしていた人は、御社での事務職はクレーム対応や電話対応が多いと把握しております。コールセンターでの経験を活かしたいので、御社を希望しますというふうに話せば説得力があるでしょう。

【新卒事務職の志望動機】事務職の内定が取れる志望動機の構成例

事務職は特に女性に人気の職種と言えます。

どの会社にも必ず存在すると言っても良い事務職ですが、だからこそ志望動機の話し方が内定につながるかどうかのポイントになってきます。

無事に内定を取るためには、志望動機の内容と文章構成が重要です。

文章の組み立てについては、PREP法(結論から話す方法)が欠かせません。

事務職の志望動機の作成ポイントについて見ていきましょう。

結論:私は〇〇という点で事務職を志望してます

志望動機を話す際には、前に述べたPREP法を是非とも取り入れたいものです。

Point(結論)から話すことで、相手に言いたいことが伝わりやすくなります。

面接官はたくさんの就活生を相手にしますので、志望動機に関してもインパクトを持たせることが大切です。

だらだらと長い前置きは省き、要点をまずはしっかり面接官に伝えましょう。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇と考えたためです

Point(結論)を述べたら、次に話すべきはReason(理由)です。

志望動機の文章構成は、常になぜ?と問いかけることがコツになります。

その動機(きっかけ)に対してなぜそう思うのか?という理由を明らかにしましょう。

理由については簡潔に短く述べるだけでかまいません。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

結論と理由を話したなら、次に欠かせないのが結論を裏付けるエピソードです。

PREP法では、Example(事例)に当てはまります。

結論だけでは信憑性に欠けますので、エピソードや体験談を話して話にリアリティーを持たせる必要があります。

エピソードは学生時代のサークル活動やアルバイト、ボランティア活動などから拾ってくると良いでしょう。

できるだけ具体的に説明することがポイントです。

結論:その経験を生かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

志望動機では、最後に再度結論を述べてまとめます。

まとめでは、受ける会社にどのように貢献したいのか、入社後に自身の経験をどう生かしたいかを含めることが重要です。

生徒会の企画リーダーで身に付けた段取り力や気配り力は、従業員数が多い御社の事務職でみんなが気持ち良く働ける職場作りに貢献できると思います。

また仕事が多いときでも段取り良くこなしていく自信がありますので、従業員の皆さんをサポートできる事務リーダーになることを目標に頑張ります

入社後もクレーム対応があると思いますが、コールセンターの仕事で得た忍耐力も生かしてどんなときでも笑顔で対応していきたいです。

御社での事務作業も、持ち前のパソコンスキルでミスなくテキパキとこなしていけると思います

【新卒事務職の志望動機】事務職の志望動機例

具体的に、アピールする内容別に志望動機の事例を紹介します。

アピールしたい点は、的を絞って簡潔にまとめていくことがポイントです。

例文1.アルバイト経験をアピールした志望動機

例文

学生時代にウエイトレスのアルバイトをしておりましたので、接客マナーやお客様への対応には慣れており自信があります。

御社では取引先の来客が非常に多いようですので、私の接客能力を活かして笑顔で対応することができると思い応募いたしました。

事務職の経験はありませんが、接客能力を発揮しながらパソコンスキルも磨いていきたいです

以前、引越し屋の事務補助のアルバイトをしていました。

引越し屋なのでクレームが多く、クレーム対応の電話にも慣れております。

御社も運送業界でありクレーム処理が多いと聞きましたので、引越し屋でのクレーム対応の経験を活かせると思い応募させていただきました。

さらに引越し屋も運送業界と似た部分がありますので、会社にも馴染みやすくドライバーの皆さんをサポートできると思っております

例文2.コミュニケーション能力をアピールした志望動機

例文

学生時代海外留学をしていたのですが、見知らぬ地で海外の方とすぐに仲良くなりました。

また大学の寮に入っており、寮のみんなとの人間関係もスムーズでコミュニケーション能力には自信があります。

御社は社員数が非常に多いと聞きましたが、人数が多いほどコミュニケーション能力が発揮できると思います。

皆さんへの気配りを忘れずに働きやすい職場になるよう貢献したいと思います

例文3.自分の性格をアピールした志望動機

例文

私はみんなを元気にする笑顔と段取りの良さが強みです。

できることならゆっくりした職場ではなく、多忙な中で事務員にもスピードを求められるような会社のほうが私には向いていると思い、まさに御社がそのような業務内容でしたので応募しました。

忙しい中、段取りの良さを発揮するとともに持ち前の笑顔で皆さんの疲れを癒したいと思います

集中力があり、コツコツと細かい作業もミスなく行える強みを活かせると思い、御社を志望しました。

御社では経理関係の仕事も任されるとのことですが、計算するのも好きですしやりがいのある事務職だと感じております。

自身の性格を活かして、職場の皆さんが働きやすい環境作りのお手伝いをさせていただきたいと思っております

例文4.地域密着型のスーパーマーケットでお客様の笑顔を作りたい

例文

私が貴社を志望する理由は、事務職としてスタッフの方々と店舗づくりを支え、お客様の楽しいお買い物と地域貢献を実現したいと考えたからです。

貴社は地域密着型のスーパーマーケットであり、特に〇〇地区での展開に力を入れています。

私自身〇〇地区で生まれ育ち、貴社の温かく丁寧なスタッフの方々や、地域特産品の販売に注力した店舗づくりを体感してきました。

また、私はゼミ活動を通して、地域貢献の大切さ、そしてチームのメンバーを縁の下の力持ちとして支えるやりがいを強く感じました。

貴社の事務職として、スタッフの方々や店舗づくりを支え、お客様のお買い物時間を楽しいものにし、地域貢献に繋げたいと考えます。

例文5.窓口業務を通じて企業の印象を良くしたい

例文

私は貴社の窓口事務として、来店していただいたお客様や取引先様への笑顔と丁寧な対応によって、企業の良い印象と信頼感に繋げたいと考え、志望しました。

幼いころから、私は家族に連れられて貴社の窓口をよく訪れていました。

入店した際の窓口事務の方の温かい挨拶と笑顔、親切丁寧な対応によって、貴社に親しみを感じ、今でもその印象は全く変わっていません。

企業への信頼感は、長く人の心に残りつづけていきます。

そして窓口事務は、その会社の印象を大きく左右する、企業の顔であると考えています。

私の強みであるコミュニケーション能力を活かし、貴社の窓口事務として企業の顔という自覚と責任を持ち、多くのお客様や取引先様との関係構築に貢献したいです。

例文6.資料館での事務職で地域の歴史を語り継ぎたい

例文

私は、この資料館における事務職として、地域の歴史を発信し、長く語り継がれるものとして残していきたいと考え、貴社を志望いたしました。

私は幼少期から生まれ育った地域の歴史に関心があり、歴史を学ぶことで、地域への愛着がさらに強くなることを実感しました。

加えて、歴史を学ぶことで、現代を生きる上でも役立つ知恵や知識が得られ、心や生活の豊かさに繋がると感じました。

また、アルバイトで接客業を経験し、礼儀や作法を学びました。

この経験や身についた礼儀作法を活かし、資料館での窓口事務として、この生まれ育った地域の歴史を発信し語り継ぐことで、人々に心の豊かさを届けたいです。

例文7.一般事務の志望動機

例文

私が一般事務職を志望する理由は、組織の発展と成功に貢献したいという強い希望からです。

事務職は組織の運営をスムーズに進めるためのバックボーンとなる役割を担っています。細かなタスクから大きなプロジェクトまで、全ての業務が円滑に進むためのサポートを行うことで、組織全体の効率化や目標達成に繋げることができます。

私はこのような事務職の役割に魅力を感じています。

組織の中心での業務を通じて、多くの部門やスタッフと連携し、情報の流れを最適化し、課題を解決することで、組織全体の成功に直接的に寄与する所存です。

また、一般事務職としての日々の業務を通じて、組織運営の知識やスキルを磨き、より高いレベルのサポートができるように成長していきたいと思っております。

例文8.営業事務の志望動機

例文

私が営業事務職を志望する理由は、組織と顧客の間に立つ架け橋としての役割を果たし、お客様にご満足いただけるサービスを実現したいという強い意欲からです。

営業事務職はただ事務作業を進めるだけでなく、お客様からの問い合わせや要望をしっかりと捉え、それを組織内に伝える大切な役目を持っています。

このポジションを通じて、顧客の声を正確に組織に届けることで、サービスの質の向上やお客様のニーズに応じた提案の実現に繋げることができると考えています。

また、組織内の営業チームや他部門との連携を深め、情報の正確な共有や業務のスムーズな進行をサポートすることで、お客様への迅速かつ的確な対応も心がけます。

私は営業事務職を通じて、お客様のご満足を第一に考え、組織の一員としての責任を果たしていきたいと思っています。

顧客の期待を超えるサービスの提供を目指し、その実現のためのバックオフィスとしての役割を全うする所存です。

例文9.経理事務の志望動機

例文

私が経理事務職を志望する最大の理由は、業務の効率化スキルを活かし、貴社の財務管理の質を高めることに貢献したいという思いからです。

経理の仕事は、組織の財務の健全性や透明性を維持する上で極めて重要な役割を果たしており、日々の取引の記録や月次・年次の決算作業、税務処理など多岐にわたる業務が求められます。

私は学生時代、税理士事務所でアルバイトをしておりましたが、業務に無駄が多いと日々感じておりました。

そこで積極的に提案して、業務プロセスの見直しや効率的な手法の導入を行い、作業の簡略化やミスの削減に成功してきました。

経理事務の領域においても能力を最大限に活用し、業務の効率化を図ることでより迅速かつ正確な財務情報の提供を実現したいと考えています。

また、効率的な業務遂行は、組織全体の意思決定の質を高めるための土台となると信じています。

私は、その一翼を担う経理事務職として、組織の成長と発展のために適切な財務管理をサポートし、持っている強みを最大限に活かして貢献したいと考えております。

例文10.総務事務の志望動機

例文

私が総務事務職を志望する理由はコミュニケーション力という強みを最大限に活用し、組織内での働く環境の向上に寄与したいという思いからです。

総務部門は組織のさまざまな部署や従業員と連携を取りながら、快適なオフィス環境の実現や労務管理、社内イベントの企画などを行います。

このような多岐にわたる業務を円滑に進めるためには、従業員一人ひとりのニーズを正確に把握することが不可欠です。

私はサークル長としてプロジェクトをまとめた経験を通じて、人々との関わりの中での情報収集や相手の意見や要望をきちんと理解する能力を培ってきました。

このコミュニケーション力を総務事務職に活かし、従業員の方々の声を正確に捉え、それを反映した働く環境の改善や新しい取り組みの提案を行いたいと考えています。

従業員がより良い状態で業務に取り組めるようなサポートを行うことで、組織全体の生産性や士気の向上に繋がると信じています。

私はその一翼を担う総務事務職として、コミュニケーション力を活かし、組織全体の発展に寄与したいと考えております。

【新卒事務職の志望動機】NGな事務職の志望動機例

事務職の志望動機において、あまり良くない志望動機も存在します。

ここでは、大きく三つのNG例文を紹介していきます。

下記で取り上げた内容は、たとえよく書けているように見えても企業に響かない志望動機となっておりますので、心の中にしまっておきましょう。

反面教師として、下記のNGポイントに当てはまらないように注意し、企業に響く志望動機を書けるようにしましょう。

NG例文1.給与や待遇面についてだけの志望動機

NG例文1

私は、貴社の1年目からの高水準の給与と、有給の取得率が50%以上という好待遇に惹かれ、志望いたしました。

私は仕事をする上で、常にモチベーション高く働きたいと考えています。

接客業のアルバイトを通して、時給が上がれば上がるほど意欲も高まり、周囲のために動くことができた経験から、自身のモチベーションの源泉が給与であると実感しました。

また、仕事・休日とメリハリをつけて働くことは、会社全体の生産性向上や効率化に繋がると考えています。

高水準の給与と、有給取得を推進しメリハリつけて働く環境である貴社であれば、モチベーション高く、社員の方々のサポートや業務効率化に貢献できると考え、志望いたします。

NG例文2.転職を前提にした志望動機

NG例文1

私は、貴社の事務職の育成力に心惹かれ、志望いたしました。

事務職において、書類作成能力やタスク管理能力、さらに社内外とのコミュニケーション能力は必須だと考えます。

私は事務職としてのスキルや知識を磨き、事務職のプロフェッショナルとして会社の円滑な経営に貢献したいと考えています。

現在も、情報処理の資格勉強やパソコンスキル向上、アルバイトやゼミ活動で様々な立場の方とコミュニケーションを図る等、事務職としてのスキルアップのため日々励んでいます。

事務職の育成に注力されている貴社において、事務スキルを更に磨き、大手企業への転職、キャリアアップを目指したいと考えます。

NG例文3.仕事内容を理解していない志望動機

NG例文1

私は自身の書類作成能力を活かし、貴社の営業活動に貢献したいと考え、志望いたしました。

ゼミ活動において、実際の企業に対してプレゼンテーションを行う取り組みに参加しました。

社会人に見てもらうプレゼン資料を作ることが初めてだったため、見やすい工夫などの知識がなく不安でした。

しかし半年間かけて進める中で、伝える相手の立場を意識して必要な情報を見極めること、図や表を用いて視覚的に印象を残すこと、文章は端的かつ具体的に書くこと等、書類作成における多くの大切な学びを得ました。

この経験を活かし、相手の印象に残る書類作成を通して、貴社の商品を魅力的に伝え売上に貢献したいと考えています。

注意

事務職には書類作成やファイリング、データ入力・管理、電話対応など様々な業務が存在します。

募集している業務内容と志望動機が一致していないと、採用には繋がりません。

【新卒事務職の志望動機】まとめ

事務職は、多くの就活生・転職者にとって人気の職種です。就職・転職を希望する企業の求人があればいつでも応募できるように、自身のスキルアップや志望動機の書き方、例文、企業から求められる人材などを常にリサーチしましょう。

近年は様々な業界で人材不足と言われています。就職・転職活動において本当に就きたい企業を諦めることなく、第一志望の企業に入れるように、志望動機を聞かれた場合にしっかりとアピールすることや、誰にも負けない資格を取得することが憧れの企業へ採用される近道になります。

就活市場では、新卒者の初めての就活や面接の不安、エントリーシートや志望動機の書き方や例文、企業説明会への参加、内定後の過ごし方、ビジネスマナーなど、就活生のわからないという問題に対してわかるまで答えていきます。

未経験からの不安感を持ったまま面接に挑むのではなく、ちょっとした疑問や悩み、人には恥ずかしくて聞けないことなど就活生の些細な疑問に寄り添い丁寧に答えてくれるのが就活市場です。就活市場では、就活に有効な情報を毎日発信していますので、ぜひ活用してみてください。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア就活市場Digmediaベンチャー就活ナビなどの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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