【例文付き】自己PRで時間管理能力をアピールするための最強の構成!

【例文付き】自己PRで時間管理能力をアピールするための最強の構成!

はじめに

社会人になると様々なことを求められます。決められた業務を日々終わらせることや、ビジネスマンとして相応しい丁寧な言葉遣い。果ては名刺の渡し方やビールの注ぎ方まで気を配らなければいけません。

しかし社会人の資質として、根幹にある重要なことは時間管理能力です。毎日決まった時間に出社し、納期までに仕事をこなし、決められた時間に営業を行う。社会人の生活は時間管理によって成り立っているのです。

だからこそ自己PRで時間管理能力についてアピールするのは非常に有効だと思われますが、肝心のアピール方法についてはどのようにすれば良いのでしょうか。今回は自己PRの際に、時間管理能力についてアピールする際のポイントをご紹介していきます。

この記事を読んでわかること
  • 企業が自己PRを聞く理由
  • 時間管理能力は自己PRとして有効なのか
  • 時間管理能力を自己PRする際のポイント
  • 時間管理能力を自己PRする際の注意点
この記事がおすすめな人
  • 時間管理能力をアピールしたい人
  • 例文を参考に自己PRを作成したい人
  • 時間管理能力を言い換えてアピールしたい人

【自己PR:時間管理能力】企業が自己PRを聞く理由

企業は自己PRの内容から、学生のポテンシャルと人柄を見極めたいと考えています。そのため、強みやスキルを職場で役立てられることを伝えます。

強みを知ることで入社後に活躍する姿が想像できるのかを判断しています。そして、企業に合わせてその社風に合う価値観を持っていることもアピールしましょう。強みやスキルが優れていても会社に馴染めなければ、長期的な活躍が見込めないと評価されてしまいます。

ポテンシャルを見るため

企業は、あなたが入社後に活躍できるだけのポテンシャルがあるかを自己PRから把握したいと考えています。学生時代の経験がそのまま社会に出て通用する訳ではないです。そのため、潜在能力や学習意欲、適応力などのポテンシャルを見込んで選考しているのです。

学生の強みを知ることで、その強みが入社後の業務でどう生かせるかイメージしています。再現性があり事業内容と親和性がある強みを示すことで高く評価されます。

人柄を見るため

企業は、あなたの人柄への理解を深めたいと思っています。学生の人柄が自社の経営理念や社風に合っているか、組織に順応していける人柄かを評価しています。

重要なのは学生の人柄や価値観の良し悪しを判断することではなく、企業との相性を重視する点です。たとえ素晴らしい人柄であったとしても、企業との相性が悪いと本来の力を発揮できず活躍が期待できないからです。企業とのマッチングを考慮した自己PRにしましょう。

【自己PR:時間管理能力】そもそも時間管理能力とは

時間管理能力とは限られた時間の中で目的を達成するために、優先順位を考え効率的に時間を活用する能力を指します。

計画性や継続力など物事を遂行する能力や計画通りに進める自己管理の能力がアピールできます。また、優先順位を考え効率的に時間を使うためには関係性を考え適切な順番を組み立てる必要があり、ロジカルな思考力も示せます。

ただし、自己中心的にならないように、周囲に配慮していることも伝える必要があります。

時間管理能力についてアピールするのは有効?

時間管理能力を自己PRや面接でアピールするということは、そもそも有効なのでしょうか。考えてみれば時間を守る、というのは社会人として当たり前のことでもあります。それを学生がアピールしてきたところで「それは当たり前のことだよね?」と返されてしまわないか心配です。

しかし、当たり前のこと=簡単なことではありません。遅刻をしたり、納期までに仕事を終わらせられなかったりする社会人は当然存在します。だからこそ、基本的・当たり前なことであっても、時間管理能力についてアピールするのはある程度有効だと言えます。

他のこともアピールしよう

時間管理能力をアピールすること自体は有効ですが、どうしてもそれだけでは弱いです。拡大解釈して時間を管理できる→規則正しい生活ができる→健康管理ができる、としたり、時間の管理ができる→スケジュールを管理して仕事を回すのが得意、としたりすれば付加価値が生まれます。

「私には時間管理能力があります」と単体でアピールするよりも「私には物事を管理する能力があります。時間であったり体調であったり、物事のスケジュール管理であったりというのがその一部ですが、組織に属する上で大変有益な能力だと自負しております」と言った方が、説得力を持たせられます。

時間管理能力をアピールする際のポイント

時間管理能力をアピールする際には、構成ももちろん大切ですが、ほかにも気を付けたいポイントがいくつかあります。

時間管理能力をアピールしようと思っている人は、就活生の中にもたくさんいるはずです。面接官は同じような内容の自己PRをいくつも見てきているので、ありきたりな内容を書いても「はいはいまた時間管理能力ね…」とうんざりされてしまうかもしれません。

ほかの人と差をつけるためには、以下のポイントを意識してみると良いでしょう。

時間管理能力×〇〇

ただ時間管理能力があるというだけでは、当たり前だと思われてしまう可能性もあります。社会人として、時間管理ができない人は論外です。時間管理ができるというのは前提で、それをどう活かすのか、ほかのスキルとどう結び付けることができるのかを具体的に伝える必要があります。

自分の経験をもとにして、時間管理能力を活かした別の能力や時間管理能力を身につけるために必要だった別の能力などがあれば、組み合わせてアピールできると良いでしょう。たとえば、他人と協力して何かをやり遂げたというエピソードがあるとしたら、自分の時間管理能力と、そこに他者を巻き込むコミュニケーションスキルの両方をうまくアピールできると高評価につながります。

企業からの質問にも備える

自己PRが完璧にできるだけでなく、企業からの質問にスムーズに対応できるかどうかも非常に重要なポイントです。たとえば、「周りが時間にルーズだったらどうしますか」という質問が来るかもしれません。そうした企業からの質問にどのように答えるかを考えておくことで内定は近づいてきます。

きちんと質問に答えられるのと答えられないのでは、印象も全然違いますし、面接全体の評価も大きく変わってきます。事前に予想される質問を考え、答えを用意しておけば焦らずに面接に臨むことができるはずです。自分の自己PRを客観的に見て、どのような質問が来るか考えてみましょう。

実際にどんな質問が来たのか、先輩や友人にアドバイスをもらうのもいいかもしれません。

強みを言い換えてアピールする

自分の強みを伝えるときに、時間管理能力は少し曖昧さが残る言葉です。そのため、他の言葉に言い換えることで、より具体的でオリジナリティーのある自己PRが可能になります。

言い換えの方法は2通りあります。ひとつは時間管理に必要な様々な能力の中で、特筆できることにフォーカスして具体的にする方法です。もうひとつは時間管理能力を発揮する過程で発揮する強みを伝える方法です。志望企業にあった最適な方法を選びましょう。

時間管理能力の言い換え

時間管理能力は、「優先順位を考えて行動できる」「効率的に行動できる」「スケジュール管理が得意」など具体的な表現に言い換えができます。

期限内に目標を達成するには、必要なタスクを明確にして優先順位を付ける必要があります。そして、優先順位が高いタスクから効率的に取り組んでいきます。また、期限内で終わるようにしっかりとスケジュール調整も行います。このように時間管理能力に含まれる能力で細分化します。

時間管理能力に近い強みの言い換え

時間管理能力を発揮する過程で必要な能力に着目して、それに類似する強みに言い換える方法があります。

・目的に対して的確なアプローチをができる

期限内に目的を達成するための時間管理では、問題の本質を捉えて目的達成までのプロセスを明確にして確実にこなしていく必要があります。

・信頼関係を築くのが得意

時間や提出期限を守る人は、周囲の人から何を任せても安心できると信頼が得られます。

・責任感がある

自分が時間が遅れることでどのような影響が及ぶかを想像して、そうならないようにする責任感があります。

・突発的な出来事にも対応できる

急な予定変更やタスクの遅延が生じても、期限を守れる様に計画変更ができる必要があります。

時間管理能力で自己PRする際の最強の構成

時間管理はすべての社会人の基本です。ここをアピールしたいという就活生はたくさんいるのではないでしょうか。その中で周りと差をつけ、自分の時間管理能力を最大限アピールするためには、自己PRを工夫しなければなりません

自己PRを考えるうえで最初に考えなければならないのは構成です。しっかりとした構成ができていれば、聞き手も内容を理解しやすくなりますし、好印象につながるでしょう。ここからは、時間管理能力で自己PRする際の最強の構成について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

結論

自己PRをする際には、最初に結論を述べましょう。映画やドラマであれば、結末がわからないというドキドキやワクワクは高く評価されますが、自己PRにおいてはまったく評価されません。

自己PRで求められるのは、簡潔さ・わかりやすさです。結論を述べずにダラダラ話していると、聞いている側に結局何が言いたいのかが伝わらず、印象の薄い自己PRになってしまいかねません。

最初にバシッと結論を述べてから話し出した方が、その後の内容もより伝わりやすくなり、良い自己PRになるはずです。自分の時間管理能力をアピールしたいのであれば、自己PRの最初に「私の自己PRは時間管理能力です」と結論を述べてから話し始めると良いでしょう。

根拠

結論を述べたら、その内容に対して企業に説得力を持たせるために根拠を説明しなければなりません。根拠としては、具体的なエピソードを紹介しましょう。

このエピソードの部分は、自分にしかない経験を話せるとより効果的です。誰でも書けるようなエピソードを話したところで、面接官の印象には残りづらく、良い自己PRにはなりません。

自分がどのような場面で時間管理能力を活かすことができたのか、そのためにどのような努力をしたのか、また、その出来事について他者からどのように評価されたのかなど、自分にしかない経験を詳しく話せると良いでしょう。そうすれば、結論により説得力が出ますし、誰にも真似できない唯一無二の自己PRになるはずです。

企業でどのように活かすのか

さらに、自分の時間管理能力をどのように活かすのかを伝えられるとより良い自己PRになるでしょう。

企業が学生を見るポイントとして、時間管理能力はもちろん、主体的に動けるかどうか、行動力があるかどうか、課題解決能力があるかどうか、などさまざまなものが挙げられます。企業がこれらのポイントを見るのは、入社後に自分たちの利益になってくれると考えるからです。

そのため、自分が企業に入ってどのような良い影響を与えることができるかについて、自分から語ってくれる学生は企業側からするとありがたいはずです。自分の目指している企業がどのような人材を求めているのかを事前にリサーチし、それと自分の強みを絡めて自己PRを作ることができれば、企業からの印象は格段に良くなるでしょう。

結論

自己PRの最後にもう一度、企業に結論を伝えましょう。最初のインパクトももちろん重要ですが、「終わり良ければすべて良し」ということわざがあるくらい、最後の印象というのは大切です。

また、誰かとの会話を思い出そうとする時も、最初の方に話した内容より最後の方に話した内容の方が思い出しやすいのではないでしょうか。面接も同じで、最後に話す内容というのは相手の印象に残りやすいです。

終わりの印象でその己PR全体の印象が左右されると言っても過言ではありません。最後にもう一度結論を言って、伝えたいことを印象づけましょう。最初と最後の2回、結論を伝えることで、より結論に説得力を持たせると同時に印象に残りやすくなります。

時間管理能力をアピールする際の例文

私は時間管理について自信があります。学生時代、3年生からは寮を出なければいけないことになり、急遽引越し資金を貯める必要が出てきたのですが、2ヶ月で引越し資金を貯めるにはどうすればいいのか、当初かなり悩むこととなりました。

 

しかしアルバイト先の店長と交渉することでシフトを午前と午後で明確に調整し、あるときは午前、あるときは午後で別のバイトを掛け持ちすることに成功しました。それまでつけていた家計簿から無駄な支出を把握することで節約にも力を入れました。

 

また、バイトの掛け持ちをしつつ大学の講義にも出席し、尚且つ健康的な生活を送るための計画をエクセルで作成したことで、最終的に2ヶ月で引越し資金を集めることに成功しました。

 

そればかりでなく規則正しい生活を送ったことで体重は痩せ、成績と集中力も上がりました。御社で働いた後も、私の時間や体調、収支に関するマネジメント能力というのは大いに役立つと自負しております。

時間管理能力を自己PRとする際の注意点

自己PRで時間管理能力がありますとただアピールするだけでは企業の求めている答えにはなりません。企業に評価されて内定を獲得するためには時間管理能力があるから企業に対してどのように貢献できるのかというポイントをアピールする必要があります。

そのためにも、時間管理能力を自己PRする際に気をつけるべき注意点について詳しく解説していきます。注意点を踏まえた上でアピールをして志望企業から内定が獲得できるように、ぜひ参考にしてみてください。

当たり前のアピールをしない

時間管理能力とは、企業によっては当たり前のことだと捉える企業もあります。

時間管理能力について説明するエピソードで、例えばアルバイトに遅刻したことがないといったアピールをしても、それは当たり前であると捉えられてしまいます。そうならないためには、あなたが時間管理をする際にどのように考えてどのように行動しているのかについてアピールすることがおすすめです。

その際には、あなたがなぜ時間管理能力が大切だと考えているのかについて説明することが必要です。そのため、なぜあなたは時間管理能力を身につけることができたのかについて自問自答を繰り返すことをおすすめします。

うまくいかなかった時の対処法まで考えておく

時間管理能力があるとアピールした後に想定される質問としては、うまくいかなかった時にどうするのかというものです。

例えば、あなたが使用している電車が遅れてしまい、仕事に遅刻してしまうなどのハプニングがあった場合にはどうするのか聞かれた際にどのように答えるのかといったことです。

少し意地悪な質問のような気がしますが、こうした質問に答えるためにも、あなたが日頃からどのような対策をしているのか、実際に問題が起きてしまった時にどうするのかについて考えておくことも必要です。

終わりに

時間管理能力を上手にアピールするのは、比較的ハードルが高いです。しかし、相手にしっかり伝えることができれば、間違いなく企業からは重宝される能力ですから、時間管理能力に自信がある人は、今回の記事を参考にしながら、是非PR文を作成してみてください。

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