【例文あり】自己PRでポジティブさをアピールするコツや注意点を徹底解説!

【例文あり】自己PRでポジティブさをアピールするコツや注意点を徹底解説!

明るく立ち振る舞うポジティブさを自己PRしたいという方もいるでしょう。

しかし、アピールの仕方に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

本記事ではポジティブさを自己PRする際のポイントを紹介します。

ぜひ本記事を参考に、魅力的な自己PRを作成してくださいね。

この記事を読んでわかること
  • ポジティブさは自己PRになるのか
  • ポジティブさを自己PRするポイント
  • 自己PRの構成
  • 自己PRの例文
この記事がおすすめな人
  • ポジティブさを自己PRしたい人
  • ポジティブさを効果的にアピールしたい人
  • はじめて自己PRを書く人

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自己PRでポジティブは強みになる?

自己PRで、ポジティブな一面があることを強く伝えていきたいと思っている人もいるでしょう。

結論からいうと、ポジティブという強みは自己PRとして成立します。

ただし、ポジティブであることをシンプルに伝えるだけでは、どんな企業にもあまり響かない自己PRになるかもしれません。

その理由は、ありがちなアピールだからです。

だからこそ、そのポジティブな面をどのように入社後に活かせるのかを、明確に伝えるようにしてください。

採用担当者からの印象は?

ポジティブであることは、採用担当者からしても魅力的なポイントです。

ですが、伝え方を間違えると、マイナスな印象を与えかねません。

どんな長所にも言えることですが、長所と短所は表裏一体です。

ポジティブな面を押し出すだけではなく、そのマイナスポイントも踏まえて自己PRを作成することが大切です。

ポジティブな人の特徴

ポジティブであることを魅力として自己PRを作成する場合、その特徴を抑えておきましょう。

採用担当者も以下のような要素を持つ人材であることを期待しています。

志望企業や業界に合わせて、アピールすべきポイントを明確にしていきましょう。

自分だけではなく周りもポジティブに巻き込む

ポジティブな人は、何事にも前向きに明るく取り組むことができます。

そのため、入社後もその明るさを活かし、周りの人も明るい雰囲気にしてくれることを望んでいます。

例えば、繁忙時期や大事なプロジェクトがあると、チーム内での雰囲気が悪くなってしまうことがあります。

その中で明るくポジティブな人がいることで周りに良い影響を与えることができるでしょう。

また、ポジティブで明るい人は話しかけやすい雰囲気の人が多く、組織の中心として盛り上げてくれる存在にもなるでしょう。

失敗を恐れない

どうしても新人のときは失敗だらけで、落ち込んでしまうものです。

しかし、企業にとっては、そんなことは当然ながら承知の上です。

企業が採用のときに注目しているのは、「失敗しないこと」ではなく、「失敗を恐れずに行動できるか」「失敗しても恐れることなく行動ができるかどうか」ということを意識しています。

そつなく仕事をこなすだけでは認めてもらえない世の中では、安定を求めたり、失敗を恐れる・行動しない、というのは魅力を感じることがないので採用されなくなってしまいます。

ポジティブな人は、前向きと見られますので、リスクをとり、失敗も覚悟の上でいかに行動していける人物なのかということをアピールしていきましょう。

すぐに立ち直ることができる

仕事といえば、必ずしも最初から最後まで順調にいくわけではありません。

つまり、どこかで大きな失敗をすることも、おそらく一度くらいは出てくるでしょう。

だからこそ、そこで企業が求めているのが、すぐ立ち直れるメンタルを持っていることです。

ポジティブな人であれば、一度の失敗ですぐ諦めてしまうことも、おそらく少ないはずです。

もし自己PRでポジティブな面をアピールするなら、諦めない姿勢があることも全面的に押し出すようにすると良いでしょう。

自己PRでポジティブさをアピールするコツ

自己PRでポジティブ思考を魅力的にアピールするためにはコツを理解しておくことが効果的です。

そこでここではポジティブ思考をアピールするコツを3点ご紹介します。

ポジティブさを具体的に伝える

1つ目はポジティブに具体性を持たせるという点です。

企業に貢献できるということを主張する次に重要なのは、抽象的な表現であるポジティブを具体化することです。

ポジティブという強みは抽象的なうえに、企業でどう生かせるのか伝わりにくい表現です。

ポジティブさを入社後にどう生かすのか、また具体的な裏付けや理由となるエピソードは何かを話すことがアピールに有効です。

また、ポジティブをアピールする際には類似表現である「楽天的」と差別化するように意識してください。

一見同じように見えますが、楽天家であるということはPRとして不向きです。

後先を考えず、無計画という印象を与えてしまうため、注意しながらアピールを考えましょう。

入社後どう活かすのか伝える

企業は自己PRを通して、自社で活躍できる人材かどうかを判断します。

そのため、社風にマッチしているか、業務で活かせる強みを持っているかが大事です。

ポジティブさを企業の中でどう活かしていきたいのかを明確に示すことで、企業はあなたの入社後の活躍を想像しやすくなります。

一緒に働きたい人材であると思ってもらえるよう、入社後のビジョンは伝えるように意識しましょう。

面接でポジティブな振る舞いをする

2つ目は面接でも人事担当者にポジティブを印象付けるというポイントです。

自己PRでどれだけポジティブであるエピソードを述べたとしても、面接の時にネガティブな逆質問をしたり、常に自信がないような振る舞いをしてしまうと説得力がなくなってしまいます。

そのため、面接でも返事を元気よくしたり、会話の時は笑顔を心がけたりなどして、できる限り人事担当者にこの学生はポジティブだという印象を与えられるような振る舞いをするようにしましょう。

言い換え表現で他の学生と差別化する

ポジティブさを自己PRでアピールする際には他の学生と差別化するための工夫が必要です。

ポジティブな姿勢は多くの学生がアピールするため、単に「ポジティブです」と述べるだけでは埋もれてしまい、強い印象を残せません。

したがって、あなたのポジティブさがどのように独自性を持ち、具体的にどのような良さを持っているのかを伝えることが重要です。

この際に有効なのが、言い換え表現を使うことです。

例えば「前向きな挑戦心」や「逆境に強い」「常に新しい発想を生み出す力」など、より具体的かつ自分だけの特徴を強調する言葉に置き換えてみましょう。

具体的なエピソードを交え、「困難な状況でも次の一手を考える姿勢が強み」や「チームが落ち込んでいるときに雰囲気を変えた経験がある」といった、行動に裏付けられたポジティブさを示すことを推奨します。

自己PRで使えるポジティブの言い換え例

3つ目はポジティブの言い換えを考えるというポイントです。

ポジティブの言い換えを知っておくことで、自分の強みを別の視点で知ることができます。

そのため、自分が伝えたい内容をさらに深掘りして考えることができるようになるのです。

また、ポジティブの言い換えを知っておくと、他の学生との差別化にも繋がります。

ポジティブ思考をアピールする学生は多いため、強みの伝え方が弱いと他の学生に埋もれてしまいます。

そのため、ポジティブの言い換えを考えて、強みをより具体的に伝えられるようにしましょう。

ポジティブの言い換え集

ここではポジティブの言い換えを考えるためにいくつかその例を紹介しています。

ポジティブの言い換え例
  • 粘り強い
  • 向上心がある
  • 感情のコントロールがうまい
  • ネガティブな感情に流されない
  • 前向きで逆境に強い
  • 失敗も次につながると切り替えられる
  • 変化に柔軟に対応できる

粘り強い

ポジティブな人は、粘り強いと言い換えることも可能です。

難しい状況や逆境に直面した時に落ち込むことなく前向きに取り組むことができるという強みを示せるため、就活においてもアピールしやすい特徴です。

例えば、プロジェクトで予期せぬ問題が発生した場合も、粘り強い人は解決策を見つけるまで諦めず、状況を改善するための様々な方法を模索し続けることが可能です。

ビジネスの世界ではしばしば、予測不能な障害が発生するため、障害を乗り越えられる人物が求められています。

また、粘り強い人物が1人いると、前向きで諦めない姿勢を示すことで、他のメンバーにも影響を与え、困難を共に乗り越える力が生まれます。

このように、粘り強さを積極的にアピールすることで、企業に良い印象を与えられる可能性が高いです。

向上心がある

ポジティブであるという特徴は、「向上心がある」と言い換えることも可能です。

向上心があるということは、自分の能力や知識を絶えず向上させようとする姿勢を保ちながら、業務に取り組むことができるという意味になります。

企業は技術の進化や市場の変化に迅速に対応するために、学ぶ意識が高く、自発的に新しい挑戦を続ける人材を採用したいと考えています。

向上心があることをアピールできれば、柔軟に変化に対応しながら、最新の業界の知識を身につけようと努力をする姿勢を示せます。

特にアイディアや革新的な解決策が求められるIT業界などにおいて強く求められている特徴であるため、積極的にアピールしたいところです。

感情のコントロールがうまい

感情のコントロールが上手いというのも、ポジティブな人に当てはまる特徴です。

働くにあたっては、予期せぬ問題やトラブルに見舞われ、ストレスを感じることも多いです。

このような状況でも、冷静さを保ち感情を管理できる人物は大変重宝されます。

例えば、業績が思うように伸びない場合や、医療機関でトラブルが発生した際などに、パニックに陥ることなく、問題解決に向けて効率的に対処できることも、アピール可能です。

また、感情のコントロールができるということは、職場内で人間関係においてもよく、良い影響を与えられる可能性が高いです。

感情が不安定になることは、常にポジティブな対応をすることができれば、同僚や上司との関係を築くことができ、場合によっては、他のメンバーも気持ちよく仕事に取り組めるようになります。

ネガティブな感情に流されない

先ほど紹介した「感情のコントロールがうまい」という長所に少し似ていますが、ネガティブな感情に流されないこともポジティブな人に当てはまる特徴の1つです。

どのような状況下でも安定したパフォーマンスを維持し、常に前向きに業務に取り組むことができることを企業にアピールできます。

例えば、業績が想定外に低い場合や緊急事態が発生した際に、持ち込むことなく、次のステップへ素早く移行できる人物は、企業にとって非常に価値があります。

仕事において、反省は必要ですが、くよくよ後悔していつまでもパフォーマンスを発揮できないことは大きな問題です。

ネガティブな感情に流されない人は、常に安定したパフォーマンスを発揮できるため、企業からすると非常にありがたいのです。

過去に予期せぬ問題や、ネガティブな意見に直面した際にどのように対処したのかについて話せれば、良い印象を与えられます。

前向きで逆境に強い

ポジティブな姿勢を「前向きで逆境に強い」と表現することで、困難な状況でも粘り強く取り組む姿勢をアピールできます。

困難に直面しても諦めず、むしろそれを乗り越えるチャンスと捉えることで、自分の強みを発揮できるのがこのタイプのポジティブさです。

例えば、予期せぬトラブルが発生した際にも、冷静に状況を判断し、前向きに解決策を見つけ出す力があることを伝えると、企業側にも高い評価を得られます。

困難をバネにして成長できる資質を持つことを強調できる言い換えであるため、特におすすめのものの1つです。

失敗も次につながると切り替えられる

「失敗も次につながると切り替えられる」という表現も、ポジティブさが単なる楽観的な思考ではなく、成長志向に基づいた実践的な姿勢であることを示します。

失敗や挫折を経験した際も、落ち込むだけでなく、その経験から学びを得て次に活かそうとする前向きな思考を持っていることを強調できます。

例えば「過去のプロジェクトで失敗した経験を振り返り、次のプロジェクトでは改善策を講じて成功させた」など、実際に学びを活かして成長しているエピソードを交えることで、自分のポジティブさがどのように成果に結びついているかを伝えられるでしょう。

このように、失敗を糧にして進化する姿勢を見せることで、企業にとっても頼もしい人材であることをアピールできます。

変化に柔軟に対応できる

ポジティブさを「変化に柔軟に対応できる」と言い換えることで、環境の変化や新しい挑戦に対しても柔軟に順応する力があることをアピールできます。

変化を恐れず受け入れ、適応していく力があることを強調できる言い方で、特に変化の激しい現代のビジネスシーンにおいて高く評価される要素です。

例えば、職場の環境が急に変わったり、新しいプロジェクトに取り組んだりする際にも、常に前向きな姿勢で柔軟に対応し、自分から積極的に状況に合わせて行動できることを伝えられます。

このように、変化をポジティブに捉えて柔軟に対応する力があることを示すことで、企業側に対して「この人なら新しい環境でもしっかりと力を発揮できる」と思わせることができます。

自己PRのおすすめの構成

企業に魅力的に自己PRをするには構成が重要です。

アピールしたい内容が同じであったとしても、どの順番で話すか、どのように伝えるかで、受け手の理解や反応に違いが出るためです。

以下では、自己PRで伝える際のおすすめの構成をご紹介しますので、なぜその順序が良いかを理解し、適切な構成で自己PRができるようになりましょう。

結論:私の自己PRはポジティブなところです(アピールポイント)

ポジティブさを自己PRで伝えるには、最初に結論を述べましょう。

自己PRを求められ、あなたのアピールポイントを尋ねられているので、その問いにストレートに答えることが重要です。

まず「私の自己PRはポジティブなところです。」と結論を述べるところから、自己PRをスタートさせましょう。

余計な前置きは入れずに結論からスタートすることがポイントです。

最初にアピールポイントを明確にすることで、面接官は「これから、いかにポジティブであるかの根拠や経験が聞けるのだな。」と準備も整い、その後の話が伝わりやすくなるのもメリットです。

理由:なぜならば、〇〇で〇〇ということがあったからです

結論に続けて、なぜアピールポイントとしてポジティブであることを選んだのかの理由を述べましょう。

理由は具体的な経験に基づいて選んだことを、紹介するのがポイントです。

具体的な経験を理由に挙げることで、自己分析ができており、自分のポジティブさについて理解しているのだとアピールすることができるためです。

これに対して、「家族や友達にポジティブだね、と言われるから」と他人から指摘されたことを理由にしたらどうでしょうか。

自分のことを自分自身で理解できておらず、本当にアピールポイントになるのか疑問を持たれてしまいます。

「ほかに思いかないから」など消極的な理由では、自信を持ったアピールポイントとして成立しなくなるので、これもNGの理由付けです。

エピソード:私は〇〇で〇〇をしていました

次に自分がいかにポジティブであるかを理解してもらうための、具体的なエピソードを紹介しましょう。

自分がポジティブだと述べるだけなら、誰にでもできることです。

そのため、ポジティブさが発揮された具体的な経験に基づくエピソードを紹介することで、実際にポジティブな性格の持ち主であることを理解してもらえます。

エピソードを紹介するうえでは、アピールポイントであるポジティブさが役に立つことを説得するため、なんらかの問題をポジティブさで乗り越えた話を選ぶのがベストです。

まずは、エピソード紹介のファーストステップとして、エピソードの前提を説明しましょう。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

どのような経験について話すのかを簡潔に説明した後は、2ステップ目として、その経験において生じた問題点を紹介します。

問題というと災害や事件、事故などに遭遇した、大きなトラブルを抱えたなど、インパクトのある問題を取り上げないといけないと思いがちですが、問題の大きさは関係ありません。

あなたが持ち前のポジティブさを発揮することで乗り越えることができた問題や解決できた問題であることがポイントです。

自分がいかにポジティブであるかをアピールする場面ですので、伝えるべきことをミスチョイスしないようにしましょう。

行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

エピソード紹介の3ステップ目として、直面した問題にあなたがどのような対処をしたのかを説明します。

もちろん、この内容はアピールポイントであるポジティブさを発揮して対応したことが必要です。

生じた問題に対する考え方や対処法が、ポジティブさとはまったく無関係のものでは意味がありません。

また、自ら積極的に問題の解決のために考えて、行動したことが大切です。

ポジティブ思考の重要性を諭されて、人の指示を受けて動いたとか、自らは行動に出ず、人に解決してもらった話では、自ら解決したことにならず、ポジティブであることの説得力に欠けてしまいます。

結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

そして、4ステップ目として、自らポジティブさを活かして行動に出たことで、問題がどう解決したのか、結果や成果を伝えましょう。

結果を述べる際には、「無事に問題を解決できました」「自分のポジティブさで問題を乗り越えることができました」と結果だけを述べるのではなく、より具体的に、どう結果が残せたのかをアピールすることが大切です。

問題が生じていた時点と行動に出た後の違いを数値など、客観的な指標を用いて述べることや問題発生時と解決後のビフォーアフターを具体的に紹介することがポイントです。

これによって、ポジティブさが実践的に発揮でき、役立つことをアピールできます。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

エピソードの結果を伝えることで話が完結した気がしてしまいますが、最後の結論を忘れてはいけません。

実は最後の締めがとても、重要になります。

ここまでの内容で、あなたのう強みであるポジティブさは、困難を乗り越える力があることが理解してもらえたはずです。

ですが、それでは単にそのエピソードでの成功を伝えただけで、自社にとってメリットがある人物かが伝わってきません。

ポジティブさをどう仕事に活かすことができるのかを、企業研究を踏まえた具体的な事柄で説明し、「自分は〇〇で貢献できるから、採用価値があるのだ」というアピールを行い自己PRを締めましょう。

ポジティブを関連づけた自己PR例文

自己PRをどんな構成で作れば良いのかわかったとしても、具体的なイメージができずにいる人も、おそらくいるでしょう。

そんな人のために、ここではポジティブな面を関連付けた自己PRの例文を、3つ紹介します。

もしどうしても自己PRを組み立てるのが難しいなと思っている人は、この内容を参考に自分なりの自己PRを作成してみてください。

例文1:卒業論文

例文1

私は課題に対して前向きに取り組み、活路を見出すことが得意です。

その性格を最も自分自身が強く意識したのは、大学の卒業論文を書いているときです。

私は交通事故で入院したこともあり、大学を1年近く休養していました。

そのため、卒論や単位周りのことで追い込まれた状況に立たされていました。

しかし、逆境に対して絶望するどころか、私は「やること、やれることがある」ということに喜びを感じていました。

卒論の差し戻しが来ても「もっと面白い、完璧な内容に仕上げて卒業してやる」と思い、授業に参加していても、教授が本当に伝えたいことはどのようなことなのかを考えることに喜びを感じていました。

そしてこの就職活動も一つの課題でしたが、やはり私は楽しんでいます。

自己分析で自分を知り、業界研究や企業研究で社会を知り、世間知らずな自分が、知らないなりに知ろうとしている毎日が楽しいのです。

貴社に入ってからも、逆境や困難、課題の一つ一つと楽しく向き合いながら、苦しみすらも喜びに変えていけるよう、日々邁進して参ります。

例文2:留学

例文2

私の強みは、成功のためならどんな時も常に努力し続けられるところです。

私は大学2年生の頃、1年だけ海外留学をしました。

最初は語学力に対してあまり自信がなく、実際に海外で人と接する際にも、ほとんどまともに会話することができませんでした。

そのことが当時はすごく悔しくて、それ以降は毎日欠かさずに外国語の単語を覚えたり、コミュニケーションを取るための文法も勉強したりする日々を繰り返していました。

さらには積極的に周りにいるネイティブスピーカーとも会話をするようにしていたため、最終的にかなりの語学力が身についたのが嬉しかったです。

おかげで半年後には、ルームメイトと冗談を言い合えるような仲にまで成長できました。

これから貴社に入社しても、1つの失敗ではめげずに、必ず最後には克服できるように努力を積み重ねていきたいと思っています。

例文3:サークル

例文3

私の強みは、屈強に負けないポジティブさがあるところです。

大学時代はダンスサークルに所属していたのですが、学園祭を目前に足をひねってしまい、それ以降なかなか練習に参加できずにいました。

しかし何もしない自分がすごく嫌だったため、ある日からは練習に参加しつつも、自分ができる範囲のことだけをやるようにしました。

最初は上半身の振りつけだけを練習するようにし、足の痛みが回復してきたところで下半身の振りつけも覚えるようにしたため、結果的には学園祭で最高のパフォーマンスを披露できたのを覚えています。

周りからも「よく頑張ったね」と褒めてもらうことができたので、すごく嬉しかったです。

貴社に入社した際にも、さまざまな壁を自分なりに乗り越えていけるように、頑張っていきたいと思っています。

ポジティブの言い換え別自己PR例文

続いて、ポジティブの言い換え表現を用いた自己PRの例文を7つ紹介します。

以下の7つはポジティブである人に当てはまる可能性が高い特徴であり、例文も全て参考になるはずです。

ぜひ、自分がどのようにアピールすればより良い印象を与えられるか考えながら、構成やアピールの方法などを参考にしてみてください。

例文1:粘り強い

例文1

私の強みは粘り強さです。

先日まで参加したインターンでは、売上向上を目指すプロジェクトでデータ分析を担当していましたが、データの整合性が取れず、分析結果が予想と大きく異なっていました。

しかし、私は原因を一つひとつ検証し、何度もデータを見直し、同僚と協力して新しいアプローチを試みた結果、正確な分析をすることができ、プロジェクトも成功しました。

この経験を通じて、粘り強く取り組むことの重要性を学び、そして取り組みの際にどのような工夫をするべきかも学びました。

この経験を活かして、貴社においても困難な状況において粘り強く対応し、成果を上げることで貢献していきたいと考えています。

例文2:向上心がある

例文2

私の強みは向上心を持ち、自分を成長させるために努力を惜しまないことです。

常に現状に満足せず、さらに良い結果を追求する姿勢を大切にしています。

私は以前まで人見知りで、初対面の人となかなかうまく話すことができませんでしたが、この短所を改善するためにあえて接客のアルバイトを選び、毎日何百人ものお客様と関わることで、スムーズに初対面の方とも会話ができるようになりました。

この向上心は貴社においても活用できるものであると考えています。

常に向上心を持ち、業界の最新のトレンドを追い続けることで、最新の技術を用いて貢献するプログラマーとして、貴社で長く働きたいと考えています。

例文3:感情のコントロールがうまい

例文3

私は感情のコントロールが得意で、どのような状況でも冷静に対応できる力に自信があります。

アルバイト先は非常に忙しい店舗であり、クレームも頻繁に発生していましたが、時には大声で怒鳴られても冷静に対処し、クレームの数を徐々に減らすことができました。

これにより、感情のコントロールが得意であることを理解できただけでなく、感情が高ぶっている相手にも落ち着いて対応することで、場をうまく収められることを学びました。

この経験を活かして、営業職として貴社で働く際も、取引先と交渉する際に冷静に対応し、複数の契約を勝ち取りたいと考えています。

大規模な取引の際でも常に平常心を保ち、成約を勝ち取り続けることで貢献します。

例文4:ネガティブな感情に流されない

例文4

私はネガティブな感情に流されない心の強さが強みであると考えています。

私は大学時代のゼミのプレゼンテーションの際、他の学科の教授複数人から厳しい批判を受け、研究不足を痛感しました。

この際、ただ落ち込むのではなく、次に活かすことを意識し、メンバー全員で問題点を洗い出し、改善点を話し合った結果、次の発表では他の教授からも高い評価をいただきました。

このように、ネガティブな状況でもただ落ち込むのではなく、具体的な改善策を考え、冷静に行動することで良い結果を導くことができると考えています。

貴社においてもプロジェクトの進行中に失敗しても、その経験を活かして次に繋げることで成長し、貢献していきたいと考えています。

例文5:前向きで逆境に強い

例文5

私の強みは前向きで逆境に強く、困難な状況でも粘り強く取り組む姿勢を持っていることです。

私は大学でイベントサークルのリーダーを務めており、大規模なイベントを開催する際、準備段階で予算が大幅に足りないことに気づきました。

そこで費用を削減するために無駄な支出がないか見直し、さらにスポンサーへの追加交渉を行い、予算を増やし、イベントを開催することができました。

イベント自体も成功し、多くの参加者から好評を得ることができ、スポンサーからも次回以降より多くの費用を捻出していただけるようになりました。

この経験を通じて、逆境に対しても諦めず、冷静かつ前向きに取り組む力を持っていることを実感しました。

貴社でもこの姿勢を活かし、難しい状況でもプロジェクトを納期内に間に合わせられるよう、常に工夫しながら取り組んでいきたいと考えています。

例文6:失敗も次につながると切り替えられる

例文6

私は失敗を恐れず、それを学びの機会と捉えて次につなげる力に自信があります。

私は大学3年時に行政書士資格に挑戦し、入念に準備をしたつもりでしたが、合格点より30点も低い点数となり、合格できませんでした。

しかし、記述試験においてどのような点が問題だったのか、返ってきた回答を分析し、冷静に考えた結果、問題点を把握し、前向きに勉強に取り組むことができました。

これにより、2回目の挑戦では合格点を35点上回ることができ、余裕を持って合格できました。

貴社においても、入社当初は失敗することが多いかもしれません。

しかし、失敗も次につなげられる能力を活かして諦めずに何度も取り組み、改善点を分析しながら貢献できる人材に成長していきたいと考えています。

例文7:変化に柔軟に対応できる

例文7

私の強みは変化に柔軟に対応できることです。

私は飲食店でアルバイトをしていたのですが、実店舗には人員が余っていたこともあり、週末は近隣の店舗に応援に行くことが頻繁にありました。

フランチャイズ店ということもあり、マニュアルやルールなどが大きく異なる店舗で働くこともありましたが、常に柔軟に考え、店舗の責任者の方がどのような考え方を持っているのかを分析することで問題なく対応できました。

ルールが細かい店舗に応援に行った際もすぐに順応でき、店長から「また来週も来てほしい」と嬉しい言葉をいただきました。

これにより、変化に柔軟に対応できるスキルを活かし、変化が激しいIT業界でも長きにわたって貴社に貢献していきたいと考えています。

特に、進化が目覚ましいAIをうまく活用することで、貴社全体の作業効率化にも貢献することを目指しています。

自己PRでポジティブをアピールする際の注意点

ポジティブであるという強みをアピールしようとしたのに、かえってマイナスに捉えられてしまうおそれもあります。

大抵の長所と短所は紙一重で、ポジティブであることも、アピール方法や相手の捉え方によっては短所になってしまうのです。

たとえば、小さなことではクヨクヨしない性格も、見方によってはただのへらへらした人だと思われてしまうかもしれません。

誤解されないためにも、ポジティブをアピールする時は以下のことに注意しましょう。

自主性をアピールする

ポジティブであること自体は立派な強みであり自己PRとしても有効です。

しかし、ポジティブさをアピールした時に、何も考えていないただの楽観主義だと思われてしまったら、むしろマイナス評価になってしまうでしょう。

ポジティブであるのと、単なるのんきな楽観主義とは違うのです。

ポジティブな人は、どんなに困難でも常にその打開策を探し、どうにかしてその状況を変えようと動きます。

しかし、ただの楽観主義者は自分で困難な状況を切り抜けようという姿勢に欠け、自分で動こうとしません。

ポジティブさをアピールする際はともに主体的な姿勢をアピールすることが重要です。

困難な状況下でもあきらめずに工夫して切り抜けた、などのエピソードを用意しておきましょう。

失敗から学んだ経験も述べる

たとえ失敗したとしても、落ち込まずに前向きでいられるのがポジティブな人です。

しかし、その失敗から何も学ばず、やみくもに取り組むだけではいけません。

失敗から学ばない人は、その先何度でも同じような失敗を繰り返すでしょう。

また、同じようなミスを繰り返してしまっては、大きな損害を出してしまう恐れもあります。

ポジティブさをアピールする際は、選考を通して「失敗から学べる」ということをアピールし、マイナスなイメージを払しょくしましょう。

自己PRでポジティブさを伝える際のNG例

以下では、反面教師としてポジティブさをアピールする自己PRのNGの例文をご紹介します。

実はNGな方法でアピールしていたということががないよう、チェックしてみましょう。

NG例文1:エピソードが抜けている

NG例文1
私の自己PRはポジティブなところです。
これまでいろいろと失敗したこともありますが、失敗を苦にすることや後悔することなく、いつもポジティブに前に進んでいくことができます。
一度切りの人生ですので、くよくよしたり、悔やんだりせず、常に前向きに過ごすことが大切だと思っています。
なぜなら、後悔したところで後戻りはできず、失敗や過ちを正すこともやり直すこともできないからです。
これから仕事をしていくうえでも、ポジティブさは大切だと感じています。
ビジネスの現場でも失敗することもあれば、想定外のトラブルなどに遭遇することもあると思います。
ですが、ポジティブな考えができれば、想定外の事態もチャンスと捉えて、新たなアイディアを生み出すことや成長を続けることができるのです。
ポジティブさを存分に活かして、御社の事業に貢献していきたいです。

NG例文1のポイント

NGポイントとして、具体的なエピソードが抜けている点が挙げられます。

「これまでいろいろと失敗したこともありますが、失敗を苦にすることや後悔することなく、いつもポジティブに前に進んでいくことができます」とアピールポイントとしてポジティブさを選んだ理由を述べていますが、具体的なエピソードがないため、本当にポジティブに失敗しても乗り越えることができるのか、面接官には伝わりません。

「これまでいろいろと失敗した」と失敗経験があることを匂わせているわけですから、その経験を1つ挙げて、エピソードを紹介するべきでしょう。

NG例文2:仕事にどう生かすのかが抜けている

NG例文2
私の自己PRはポジティブなところです。
サッカー部に所属し、県大会決勝の直前にケガをして出場を逃しても、すぐに気持ちを切り替えられた経験があるためです。
私は中学から高校までサッカー部に所属し、高校の全国大会出場を目標に、強豪校へ進学を果たしました。
3年間努力してレギュラーを獲得しましたが、県大会の決勝戦の交通事故に遭い、高校生活での競技復帰は不可能になってしまったのです。
とても悔しく涙があふれましたが、すぐに気持ちを切り替えることができました。
なぜなら、全国大会はお正月に開催されるので、そこまで練習を続ければ、受験勉強がおろそかになります。
ですが、私は受験勉強ができるようになり、浪人せずに済むと思考を切り替えることができました。
全国大会に出場した3年生メンバーの中には、浪人した人や志望の大学に進学できなかった人が何人もいます。
志望大学に現役合格して学べた経験を無駄にせず、御社に貢献したいです。

NG例文2のポイント

エピソードの内容から気持ちの切り替えが早いらしい、ピンチや挫折をチャンスに捉えることができる点は伝わってきます。

もっとも、その経験から何を学んだのかは言及されておらず、浪人しなくて良かった、志望大学に現役合格できて良かったという、ラッキーな話に終始してしまっています。

志望大学において何を学んだのかもわからず、仕事にどう活かせるのかも伝えることができていません。

ただ思考がポジティブなだけで、これまでの経験を入社後にどう活かせるのかがまったくわからず、仕事と結びつけた自己アピールになっていない点がNGポイントです。

NG例文3:根拠に欠ける

NG例文3
私の自己PRはポジティブなところです。
ポジティブさでは誰にも負けません。
私は演劇サークルに所属しており、文化祭で公演を行うことになっていました。
ですが、感染症拡大の影響で中止せざるを得なくなり、メンバーは打ちひしがれていました。
私はポジティブ思考なので、独り芝居をして自撮りした映像をネットにアップしたところ、100人余りの方に再生してもらうことができたのです。
この経験から、想定外のアクシデントが起こっても、くよくよせず、ポジティブに捉えることで、新たなチャンスを得られることを学びました。
御社の業界でも、感染症拡大による大きな影響を受けていますが、ポジティブ思考でピンチをチャンスに変えられる私がいれば鬼に金棒です。

NG例文3のポイント

具体的なエピソードを挙げ、瞬時に発想の切り替えができることは伝わります。

もっとも、演劇部で作り上げた演目のことやほかのメンバーのことには配慮せず、1人だけ自己満足している印象を与えます。

また、再生回数も100回ほどと、大した実績が残せたわけでもありません。

ポジティブ思考で、自分だけが自己満足程度に行った経験を、あたかも大きな成功のように誇張している点に、面接官としては根拠が見出せません。

しかも、その経験や根拠のない自信で、自分を採用すれば鬼に金棒と主張している点もNGポイントです。

根拠のない自信で、失敗しそうなイメージを持たれるためです。

自己PRでポジティブを伝える際の弱みも自覚しよう

自己PRとしてポジティブさをアピールする場合の弱みについても自覚しておく必要があります。

ポジティブなことは素晴らしい強みではありますが、弱点ともなり得ます。

例えば、ポジティブという性質が現実逃避をする可能性や、自己責任を逃れようとする可能性などについて懸念されます。

過度にポジティブすぎる場合や、問題や困難を認識せずに現実から逃げる人物ではないということをアピールしていきましょう。

また、楽観的に考えすぎると、「自分のせいではない、大丈夫である」と自己責任を逃れる人もいます。

「ポジティブではあるものの、問題に向き合い、解決する姿勢を持っている」ことをアピールすることが重要です。

面接の場合は、あなたのことをより詳しく知るために、相手がポジティブさについて答えにくい質問をしてくることもあるかもしれません。

しかし、もし面接の場で突っ込まれてしまったとしても、チャンスに変えることは十分可能です。

面接官に詰められたとき

面接においては、詰められることもあります。

「あなたはポジティブなことが強みと言いましたが、それは常に直面する問題を大丈夫だと後回しにし、解決するべき問題に向き合わない可能性があるのではないですか」と聞かれると仮定してみましょう。

その場合は、「私はたしかにポジティブな性格が先走り、結果として失敗したことはありますが、その経験から、事前に物事と向き合い、どんな問題点があるのか、どんな改善が見込まれるかを考えて、解決策を前向きに考えることができるようになりました」と答えられると良いです。

気をつけなければならないポイントとして、「はいそうですね」など、否定された際にただ肯定するだけで黙ってしまうことがないようにしましょう。

しかし、予想していない質問が来た場合はうまく答えることが難しいです。

よって、自己PRでポジティブさをアピールするにあたって、どのような質問がされるのかについてはある程度想定しておくことが重要です。

自己PR作成後は見直しをしよう

自己PRは作成して終わりではありません。

見直しを行い、わかりにくい表現や間違えを修正し、完成度を高めることで通過しやすい自己PRを作成することができます。

以下で見直しのポイントを確認しましょう。

自分で見直す際のポイント

完成したらまずは基本的なミスがないか確認しましょう。

具体的には、誤字脱字はないか、漢字の変換ミスはないか、主述の関係は明確かなどを確認しましょう。

基本的なミスがあるまま企業に提出してしまうと、熱意が低いという印象を与えてしまいますので入念に行いましょう。

時間をおいてから見直しを行おう

自己PR作成後は達成感で溢れているため、ミスがなく完璧な自己PRに思えてしまいます。

そこで、時間をおいてから見直しを行うことが重要です。

時間を置くことで、自分のミスと冷静に向き合うことができます。

最低でも1~3日ほど置くことがおすすめです。

完璧な自己PRを作成するためには時間に余裕を持つことが大切です。

添削を行ってもらう際のポイント

自己PRの見直しを自分だけで行ってしまうと主観的なアピール文になってしまいます。

そこで、第三者に添削を行ってもらうことが自己PRの完成度を高める上で大変有効です。

家族や友人、大学のキャリアセンターやOB・OGを頼り、行ってもらいましょう。

確認してもらう際は、表現に違和感がないか、企業目線で魅力的な文章かなどを客観的に確認してもらいましょう。

就活エージェントを頼ることがおすすめ

自己PRでお悩みの方は就活エージェントを頼ることをおすすめします。

就活のプロに頼ることで、より企業目線に立った自己PRのアドバイスを受けることができます。

中でもおすすめのサービスは就活市場エージェントです。

一人で就活を進めるよりも、就活エージェントを頼ったほうがずっと効率良く動けるでしょう。

詳細は以下の就活市場エージェントの紹介ページをご覧ください。

おわりに:自己PRでポジティブさをアピールしよう

例文ではあえてポジティブという表現を使用することを避けました。

何人もの学生が「ポジティブ」というありきたりな表現を毎年使用するので、そこと差別化を図るためには、自分なりの言い換えができると良いでしょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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