【例文あり】サークル活動を自己PRするのはアリ?自己PRのポイントを解説!

【例文あり】サークル活動を自己PRするのはアリ?自己PRのポイントを解説!

就活では自己PRの対策が必須です。

自己PRでは自身の所属しているサークルでの活動をアピールする就活生は多いです。

しかしいざ自己PRでサークルのことを伝えようと思ってもサークルのどんな経験を伝えればいいのかわからないということがあります。

この記事では、自己PRではどんなことを伝えればいいのか、人事はなぜ自己PRを聞くのかを詳しく解説していきたいと思います。

この記事を読んでわかること
  • なぜ企業は自己PRを聞くのか
  • 自己PRを作成する手順
  • 自己PRの構成
  • 自己PRの例文
この記事がおすすめな人
  • 自己PRでサークル活動についてアピールしたい人
  • 自己PRをはじめて作成する人
  • 魅力的な自己PRを作成したい人
  • サークル活動のエピソードでアピールできる強み

目次目次を全て表示する

【サークル活動の自己PR】そもそも企業はなぜ自己PRを聞くのか

そもそもなぜ企業は選考の中で就活生に対して何度も自己PRを聞くのでしょうか?

もちろんその企業ごとに質問の意図は変わってくると思いますが、基本的にこの質問をする意図としては就活生がどんな人なのか知りたいという理由が多いでしょう。

ここでは企業が選考で主に見ているポイントとして2点あげて説明していきたいと思います。

人柄

人事も同じ人間です。

やはり一緒に働きたいと思える就活生に対しては好印象を抱きますし、それだけ選考の通過率も高くなります。

また、既存の社員や社風に合うのかという点も非常に重視しています。

どれだけ優秀な就活生を採用しても、それがきっかけで社内の空気が悪くなるようでは結局組織としてはマイナスになってしまいます。

そのため、話し方や雰囲気から就活生の人柄を推測しようとするのです。

自己PRは就活生が自分の経験からくる強みを自分の言葉で伝えてくれるため、その就活生がどんな人間なのかをイメージしやすくなるため質問する人事は多くいるのです。

能力

もちろん、人がいいだけでは企業から内定を獲得できるわけではありません。

「いいやつ」はたくさんいます。

その中で、しっかりと自分の能力をアピールする必要があります。

そうした意味でも、就活生が自分の強みを説明できる質問として自己PRを聞いているのです。

【サークル活動の自己PR】企業が自己PRで注目しているポイント

サークルでの内容を自己PRとして話す就活生が陥りがちなのが、サークルでの活動内容ばかりを話してしまい、肝心のアピールができていないということです。

先ほど述べた通り、人事は就活生の人柄や能力を知るためにこの質問をしています。

そして、就活生がどんなサークルに所属していたのかを重視している人事はほとんどいません。

そのため、サークルの活動内容などは説明するために必要な範囲にとどめて、基本的に自分がどんな成長を果たしたのか自分はどんな人間なのかを説明することに時間を使うべきです。

ここでは実際に人事が求める自己PRをするために必要な話の構成について解説していきます。

どんな経験をしたのか

最初に結論として、自分の強みとその強みを獲得した、もしくは発揮したエピソードを簡潔にまとめて話す必要があります。

ここで結論を述べることができなければ人事に自分の強みがしっかりと伝わらないということになってしまいます。

その際、必要であればサークルの活動内容などについて簡単に説明することは必要ですが、そればかりを話しているようでは内定獲得は遠のいてしまいます

どうすれば相手がイメージできるように伝えることができるかを考える必要があります。

どんな挫折を経験したのか

何かに挑戦しようとすると必ず問題や困難にぶつかるものです。

就活では多くの就活生が自分を大きく見せようとするあまり、何もかもがうまくいったような話をしようとしてしまいます。

それではその話の信憑性が薄くなり、人事に不信感を与えてしまいます。

どうやって乗り越えたのか

その挫折に対してあなたがどのように感じ、どのように対処してその結果どのように成長することができたのかを説明する必要があります。

挫折を経験して諦めてしまったというようでは何のアピールにもなりません。

ここでは具体的にどう感じてどのように対処したのか人事がイメージできるくらい熱を込めて伝えるべきです。

身につけたスキルを入社後どのように生かすのか

挫折を乗り越える中で身につけたスキルをどのように社会や企業で活かすのかを伝えなければなりません。

例えば、あなたがリーダーシップを発揮したエピソードなどをアピールするのであれば、そのリーダーシップを活かして入社した際にはこのようなことができますというようにアピールすることが必要です。

それによって人事は就活生を実際に採用した後に一緒に働くイメージが湧き、選考の通過率は非常に高くなります。

企業が求める人柄や能力をアピールしよう

企業によって、就活生に求めている人柄や能力は異なります。

そのため、どの企業に対しても同じ強みをアピールすることはおすすめできません

例えば、【仲間との協力が求められるような企業】に対して、【個人で活動することが得意という強み】をアピールしても、企業側はその学生を採用したいと思わないでしょう。

どんなに強い強みでも、企業の求めている人物像と大きく外れていては、内定から遠のいてしまいますので注意しましょう。

【サークル活動の自己PR】自己PRでサークルについて話すのは有効?

結論から言うと、自己PRでサークル活動について話すことは有効と言えます。

ただし、サークル活動の話さえすればOKということではありません。

企業は「あなたがどんな活動をしたのか」はなく、「どう強みを発揮したか」「エピソードから見えるあなたの人柄」に注目しているからです。

そのため、サークル活動自体に興味を持つ企業はほとんどいないというのが正直なところです。

ある調査では、所属クラブやサークル活動を重視している企業は10%程度しかいないということが判明しています。

反面、サークル活動を自己PRする学生は多いため、ここに企業と学生間でギャップが生まれてしまっています。

このことを知らないままサークルの話を得意げに語っても、良い結果を得るのは難しいでしょう。

「サークル活動だから評価される」のではなく、あなたらしさが表れているアピールだから評価されるということを念頭に自己PRを作成してくださいね。

サークル活動を魅力的にアピールするには

まずサークル活動を伝える上で、大前提となるのがいかに魅力的なアピールができるのか?です。

だからこそ、実際にサークル活動に取り組んできた中で、どのような課題にぶつかってきたのか?どんな目標を達成したのか?などを、きちんと振り返るようにしましょう。

できるだけ細かく伝えることにより、効率的に自分の良いところをアピールしやすくなります。

サークル活動でアピールできる事例

サークル活動のエピソードを自己PRとして話す際、業績や活躍ではなく自分の人柄が伝わるようなエピソードを話すことがおすすめです。

そして、そのエピソードから伝わる人柄が企業の求める人物像に当てはまっていると、さらに好印象です。

以下では、次のポイントとなる、サークル活動の自己PRで選ぶべき、効果的なエピソードの事例を2つに分けて紹介します。

強みを活かしたエピソード

サークル活動の中で自分の強みを活かすことができた経験があれば、そのエピソードを自己PRとして話すことがおすすめです。

さらに、自分の強みの一貫性が保たれるようなほかのエピソードも準備しておくと、高評価がもらえるでしょう。

例えば、以下のような事例が有効です。

【サッカーサークル】

課題:人数が多く、元々はメンバーをまとめることが難しかった

行動:自分の強みである統率力と問題解決のための思考力を活かして、メンバーを細かくグループ分けして活動を行った

結果:スムーズに練習を行うことができるようになった

あなたの成長が見えるエピソード

サークルでの活動を通して自分自身がどのように成長したかがわかるようなエピソードを話すことも効果的です。

また、成長を話す上では、何に挫折しどのように努力してそれを乗り越えたのか、その経験が今の自分にどのように活かされているかも話すようにしましょう。

以下で例文を確認しましょう

【絵画サークル】

課題:なかなかコンクールで賞を取ることができなかった、悔しかった

行動:自分の強みである観察力と分析力を活かし、入賞している作品から自分の作品に足りないものを分析し、練習に活かした
 
結果:コンクールで賞を取れるようになった

【サークル活動の自己PR】サークル活動からアピールできる強み

自己PRでは、サークル活動を積極的にアピールすることで、企業から高く評価される可能性があります。

では主に、どのようなポイントが見られるのでしょうか?

ここではサークル活動を伝える上で、どのような強みをアピールできるのかを紹介します。

主体性

もしサークル活動で、周囲の人をまとめるような役割を担っていた人は、おそらく主体性のある人間だといえるでしょう。

なぜなら、自分から率先して行動できるタイプだからです。

主体性がある人はさまざまな課題や目標に対して立ち向かえる傾向があるため、どんな企業も欲しがる人材になれる可能性があります。

そのため、サークル活動をアピールする際には、自分が率先してどんな行動をとってきたのかを、きちんと伝えるようにしましょう

問題解決力

サークル活動といえば、必ずしも楽しいことばかりではないはずです。

そのため、時にはさまざまな課題が立ちふさがってきたことでしょう。

もし自分で何かしら解決したエピソードがあるなら、それは積極的に伝えるようにしてください。

その理由は、その経験を通じて問題解決力があると認識してもらえるからです。

仕事の場でも同様に、大きな課題が出てくることがあります。

そのため、どんな時でも前向きに努力できる人材であることを、きちんとアピールしなければいけません。

協調性

サークル活動を続けてきた人なら、おそらく協調性にも優れている可能性があります。

なぜなら、たとえ同じ趣味を持つ人同士の集まりだったとしても、人によってはそれぞれ考え方が違ってくるからです。

そのため、自分が周りに対してどのように行動できるのか?どうすれば仲良くやっていくことができるのか?なども、きちんと考える必要があります。

だからこそ、サークル活動をアピールすることにより、企業から協調性のある人材だと認識してもらいやすくなるでしょう。

リーダーシップ

人によっては、サークル活動を通じてさまざまな責任を負ってきたのではないでしょうか。

例えば、サークル内で開催するイベントを立ち上げたことのある人であれば、どのようにしてイベントを盛り上げるべきなのかを、誰よりも真剣に考えているはずです。

このような責任のある立場を経験してきた人は、おそらくそうじゃない人と比べて、行動力があるだけではなく、観察力や分析力、そしてヒアリング力もあったことでしょう。

だからこそ、リーダーシップを発揮したエピソードはどんな企業にも響く可能性が期待できます。

【サークル活動の自己PR】自己PRを考える際のポイント

サークル活動は、ポイントを押さえて話せば内容の濃い自己PRにつながります。

伝え方によっては高評価を得ることができるでしょう。

何をアピールするかよりも、どのように伝えるかに重点を置いて自己PRを作成したいものです。

サークル活動に関する自己PRでは、何を学びどのように成長できたのか、そしてそれをどう仕事に再現するのかの3点をしっかり話しましょう。

自己PRを作成する手順

サークル活動の自己PRというのは、サークル自慢や武勇伝が良い評価をもらえると勘違いしている人がいます。

たとえば、「私の大学は県内でも吹奏楽のサークルは有名で毎年のようにコンクールで入賞しています。私はその吹奏楽サークルでトランペットを吹いていました」とアピールしても、あまり意味はないのです。

それよりも、そのサークルで一体何を学び何を得たのかという点が、重要になってきます。

吹奏楽サークルの事例であれば、「下手ながらもみんなの足を引っ張らないように、ハードな自主練習をすることに決めて頑張りました。苦手なことも諦めずに人よりも練習する姿勢や努力を学びました」といった内容にすることで、好印象になるでしょう。

まずは結論として、自身がサークルで何を得たのかを明確に述べることが大切です。

サークル活動でどんな成長をしたのかを盛り込む

サークルを通して、自分がどのように成長したのかがリアルに伝わるようなエピソードを話します。

サークル活動でさまざまなスキルや能力を得たと述べたところで、口だけだと思われてはどうしようもありません。

実際にどのような過程を経てその能力を得たのか、面接官に納得してもらえるように話す必要があります。

説得力のある自己PRにするためにも、できるだけ具体的で根拠のある体験談を話すようにしましょう。

サークルでのエピソードを振り返る

まずは、サークル活動でどのようなことをしてきたのかを、できるだけ深掘りしながら振り返ってください。

具体的には、どのようなイベントがあって、その中で自分がどんな目標に向かって進んできたのか?その際にどんな課題にぶち当たってしまったのか?などを、きちんと説明できるようにしましょう。

単純にサークル活動をした事実と結果だけを伝えるよりも、より内容の濃い自己PRになります。

そして何より、真実味のある内容にもなるため、企業から興味を持ってもらいやすくなるはずです。

企業の求める人物像と照らし合わせる

自己PRにおいて、大前提として理解しておかなければいけないのが、企業の求める人物像であることをアピールすることです。

そのため、あくまでも自分目線ではなく相手目線になったつもりで、サークル活動でのエピソードを伝える必要があります。

そこで事前にチェックすべきなのが、企業のホームページやSNSです。

例えばそこに書かれている企業理念を見るだけでも、その企業が必要としている人物像がイメージできるでしょう。

強みをどのように発揮したのかを振り返る

自己PRでサークル活動に関するエピソードを伝える際に、必ず自分の強みが発揮されたことを盛り込む必要があります。

なぜなら、自己PRにおいてもっとも見られるポイントが、結果までの過程だからです。

そこに自分の強みがきちんと記されていれば、どんな企業もあなたのことを魅力的な人材だと理解してくれやすくなるでしょう。

あくまでも自分の強みを軸にしてエピソードを組み立てることを、決して忘れてはいけません。

強みを入社後にどう生かせるかを話す

結局のところ、面接官にとってその就活生が入社後に自社で活躍できる人材であるかどうかが肝心です。

サークル活動を頑張って素晴らしい能力を得たとしても、それが仕事の現場で活かされなければ意味がないのです。

仕事での再現性をアピールできるエピソードを選ぶことがポイントです。

そして受ける会社での将来的なビジョンを掲げ、そのためにサークルで得たものをどう活かすのかを明確に伝えましょう。

きちんと説得力のある説明をするためには、企業研究が欠かせません。

その会社のことを知り、どんな人材を求めているのかが把握できていなければ、入社後にどのように頑張るかも話せないはずです。

サークル活動での経験の再現性を伝えるためにも、まずは企業研究をしっかりしておきたいものです。

【サークル活動の自己PR】自己PRをより魅力的にするポイント

少しでも自己PRを、企業に対して魅力的に見せたいと考える人もいるでしょう。

実は自己PRの伝え方を少し工夫するだけでも、相手に与える印象が大きく変わることがあります。

そして場合によっては、その内容がきっかけで採用につながるケースも珍しくありません。

そこでここからは、自己PRを魅力的にするための大事なコツを、大きく2つに分けて紹介します。

これであなたも、一気に採用される確率が上がるかもしれませんので、ぜひ覚えておいてください。

数字を用いて説得力を持たせる

まず自己PRでサークル活動の内容を説明する際に意識してほしいのが、数字を用いながら伝えるようにすることです。

例えば何かしら成功体験があるなら、具体的にどれくらいの期間頑張ったのか?そしてどんな結果が数字として出たのか?まで、きちんと伝えるようにしましょう。

数字があるだけで、どんなエピソード内容にも説得力を持たせることができます。

つまり信用してもらいやすくなりますし、何より自分のすごさまで伝わるため、他のライバルにも大きく差をつけられるでしょう。

強みを言い換えてみる

自己PRでサークル活動のエピソードを使うこと自体は、もちろん有効的な方法です。

ただし、サークル活動を題材にした自己PRは、決して個性的なものではありません。

そのため、場合によっては多くのライバルと被ってしまうケースもあるでしょう。

だからこそ重要なのが、少しでもオリジナリティのある内容にまとめることです。

例えばサークル活動の経験を通じてコミュニケーション能力をアピールしたい人は、「誰が聴いても納得できるような説明ができる」と、言い換えてみるのが良いでしょう。

結果的に同じアピールになるとしても、言い方を1つ変えるだけで、自分だけの自己PRが完成します。

【サークル活動の自己PR】自己PRを話す際の構成

内容がどれほど魅力的でも、相手に伝わらなければ意味がありません。

そこで重要なのが構成です。

構成を考える際に役立つのが「PREP法」です。

PREP法とは、

①point(結論)

②reason(理由)

③example(例)

④point(結論)

で構成されるフレームワークのことです。

このPREP法で説明することで相手に対して要件を確実に伝えることができます。

PREP法は就活だけでなく、今後の社会人人生でも意識すべきフレームワークなのでこの機会にぜひ使いこなせるようになりましょう。

point(結論)

最初に結論を述べることで、相手は「これからどんな話をするのか」理解した上で話を聞くことができるのでより具体的にイメージをわかせることができます。

そのため、最初に結論を述べるようにしましょう。

reason(理由)

最初に結論を述べたら、その根拠となる理由をしっかりと伝えなければなりません。

根拠を伝えることで納得感を持ってこれからの話を聞いてもらうためです。

example(例)

ここでは具体的なエピソードを述べましょう。

あなたが強みを発揮する経緯はどんなものであったのか、何を意識して強みを発揮したのか、その結果どうなったのかを簡潔に伝えましょう。

point(結論)

以上を踏まえてもう一度結論を述べます。

ここまで具体的なエピソードを紹介してきたため、最初に結論を話した時より納得感を持って結論を聞いてもらえます。

【サークル活動の自己PR】サークル活動で自己PRする際の注意点

サークル活動をエピソードの題材にして自己PRを組み立てる場合、いくつか注意しなければならない点があります。

まず、サークルの活動内容そのものをアピールしないように気をつけましょう。

あくまで自己PRですので、サークル活動の実績や内容の充実が自身の評価に結び付くわけではありません。

エピソードについても同様に、賞や大会と直接結び付ける必要はないのです。

また、全体の内容が自己PRとして成立しているかどうかについても、しっかりと確認をしましょう。

活動内容をアピールしない

学生によっては、サークルの活動内容や実績を自己PRの題材にする人がいます。

大会で優秀な成績をおさめたり、賞を獲得したりした実績が自身の評価にも結び付くと考えてのことでしょうが、企業はこういった要素で学生の能力を判断していないのです。

したがって、サークルの活動がそのままアピールになることはありません。

大切なのは、あなた自身がサークル活動の中でどのように考え行動したのか、あなたのもっている魅力や特長がサークル活動を通じてどう発揮されたのかということです。

取り組んだ結果として大会成績や受賞があるのなら、文章の中で触れても良いでしょうが、「このような活動ができたので自分はすごい」という文脈で扱っても自己PRにならないという点は留意しておきましょう。

エピソードはなんでもいい

サークル活動でも研究でも、自己PRをする場合には何か話題になるようなことを経験したエピソードが良い、と考えがちですが、そんなことはありません。

あなたの人柄が伝わって、入社後に活かせるようなスキルを身につけていることがアピールできるような内容であれば、エピソードの種類は問われないのが一般的です。

したがって、自己PRのエピソードはサークル活動でもボランティアでもなんでも構いません。

まずはあなたが企業に対して伝えたい魅力をはっきりさせてください。

そのうえで、根拠を説明するのに際して、もっとも伝えやすいエピソードを引用すると良いでしょう。

「自分は目立った実績をあげていないのに」と悲観的にとらえる必要はありません。

自己PRになっているか確認する

最後に、自己PRとして意味が通じているか、企業に対してあなたをアピールできているかを確認しましょう。

ただのサークル自慢になっていたり、自分が頑張ったことについての感想文になっていたりしてしまうと、「この人は自分自身の魅力を理解していないか、説明する能力がない」と評価されてしまいます。

また、文章の始めと終わりとで意味が食い違っていると、本当のことを言っているのか疑われる場合もあります。

最初と最後に結論を置くなど基本の構成をふまえたうえで、自身の魅力について一貫して説明する内容となるように文章を組み立ててください。

また、内容の矛盾や脱線がないかについてもチェックを行い、自分自身のアピールとして成立する文章となるよう繰り返し校正をしましょう。

役職アピールはNG

サークル活動について話す際に、部長やリーダーなどの役職に就いていたことを自慢げにアピールする人がいます。

しかしながら、ただその役職に就いていたというだけでは、就活における自己PRができたとは言えません。

重要なのは肩書きではなく、その役職でどのように考えてどう行動したのかです。

キャプテンであるからすごいと評価されるのではなく、キャプテンとして何をしたのかを明確にしましょう。

正式名称を使う

人によっては、サークル活動のエピソードを伝える際に、自分なりの言いやすい言葉を用いることもあるでしょう。

それが必ずしも悪いわけではありませんが、あくまでも企業に見せる自己PRであることを忘れてはいけません。

つまり、どんな言葉も正式な名称を使うように心がけてください。

普段から自然と略している言葉をそのまま使ってしまうと、企業にマイナスな印象を抱かれてしまうおそれがあります。

また、専門用語を使いすぎるのもよくありませんので、必ず誰が聞いてもわかる言葉だけを用いなければいけません。

【サークル活動の自己PR】サークルを関連づけた自己PR例文3選

サークル活動を自己PRに組み込んだ良い例文を紹介します。

面接官に高く評価される自己PRができるように、参考にしてみてください。

例文1:コーラスサークル

例文1
「私はうまくいかないときには発想の転換をして物事を改革していく力があると自負しています。
学生時代はコーラスサークルに入っており、コンクール入賞に向けて練習に励んでいました。

しかしながら、サークルメンバーはソプラノパートの人が少なくて、低音と高音パートのバランスが悪くてハーモニーはうまくいきませんでした。
メンバーは自信をなくし入賞を諦めていたのですが、私は発想を変えてまずは曲選びからやり直そうと言ったのです。
今さらだと反対するメンバーもいましたが、私は諦めずにソプラノが少なくてもきれいにコーラスできる曲を必死で探しました。
またハーモニーよりもみんなの表現力を磨こうと言ったのです。
特殊なトレーニングも組み込んでさまざまな点から改革した結果、見事2位に入賞できました。

入社後も、思うようにいかないときはたくさんあると思います。
そんなときこそ、持ち前の発想力と前向きな改革主義を活かして乗り越えていこうと思います。」

例文2:軽音楽部

例文2
「私は縁の下の力持ちとして、チームワークを大切にしながら頑張っていける性格です。

学生時代は軽音楽部のサークルで副部長を務めていました。
バンド演奏は、チームワークが大切です。
音楽が好きな人はこだわりも強くて、メンバー同士がぶつかることも多いです。部長のやり方について来ない人もいました。
そんなときも副部長として、空気を読みながらみんながうまくまとまるように声をかけて場が和むように工夫していました。部長のようにビシッとリーダーシップは取れませんが、補佐的な役としてサポートする力はサークルで身に付きました。

貴社でのチーム営業も、こうした縁の下の力持ちの性格を活かしてみんなで頑張りたいです。」

例文3:絵画サークル

例文3

「私は、コツコツと集中して物事に取り組むことができます。

学生時代に所属していた絵画サークルでは、時には1週間ほどかけて一つの絵を完成させます。
ものすごく集中力が必要な作業であり、気が散ると良い物はできません。
絵画サークルのおかげで、粘り強い集中力に磨きがかかりました。

貴社のものづくりの仕事でも、持ち前の集中力を活かしてミスなく仕事ができると思います。」

例文4:アカペラサークル

例文4

「私は仲間と協力して、世の中を変えていくことが好きです。

私は歌うことが好きで、大学では4年間アカペラサークルに所属していました。
そこでは毎月2回と、ハロウィンなどのイベントの際に街に出て、ゴミ拾いをするという活動を行なっていました。
メインであるアカペラのみに参加したいという学生も多かったのですが、私は部活の本来の目的と同じくらい、この取り組みに魅力を感じていました。
テロ対策などの理由でゴミ箱が置かれていない渋谷や都心は比較的ポイ捨てが多く、イベントなどが重なると街はかなり汚くなりました。
しかし、毎年、根気強くゴミ拾いを繰り返す中で街は確実に変わっていきました。
通りすがりにゴミ拾いを手伝ってくれる人や声をかけてくれる人もいましたが、何よりも驚いたのは、少しずつゴミが減っていったことです。
それは微々たる変化だったかもしれませんし、気付かない人も多くいるかもしれません。
しかし小さな取り組みの積み重ねが確実に変化を生んでいると、私は信じています。
それはゴミ拾いに限った話だけではなく、企業でも同じだと考えています。

貴社に入社した後も仲間や先輩、いずれできることになる後輩たちと協力して、小さな変化を積み重ねていきます。
そしてそれを継続することで、大きな成果を生み出せるよう、最大限の努力をしていきます。」

【サークル活動の自己PR】自己PR作成後は添削しよう

自己PR作成後は見直しが重要です。

特にESなど書面で提出する場合は、細かなミスまで気を配らなければなりません。

誤字や脱字はないか、手書きの場合は文字は見やすいか、パソコンで作成した場合は変換ミスはないかなど確認していきましょう。

就活エージェントを頼ろう

就活を1人で進めていると、自分の考えの中でしか動けないため、間違った方向に進んでしまうことがあります。

そうならないためにも友人や家族、キャリアセンターなど第三者に相談するということが必要になってきます。

その選択肢の1つとしておすすめなのが、就活エージェントです。

就活のプロである就活エージェントを頼ることで、企業に響く自己PRを作成するためのアドバイスをもらえます。

中でもおすすめなのが就活市場エージェントです。

無料で利用でき、利用者満足度は97%と非常に高い評価を得ています。

サークルで自己PRをしようと考える学生は多いからこそ他と差別化するためにもぜひ利用してみてください。

おわりに

企業側はサークルについて興味が薄いだけではなく、スポーツやその分野に関しては素人である、ということも忘れてはいけません。

話をする際には普遍的な題材であること、そして例文のようにサークル以外の場所にスポットを当てて、難しい言葉、専門用語を使わないよう心がけましょう。

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