「ガクチカでSNS運用経験をアピールしたいけど、そもそも評価されるの?」「どうやって伝えれば魅力的に聞こえるんだろう?」そんな悩みを抱えている就活生は少なくないでしょう。
今や多くの学生にとって身近な存在であるSNSですが、その運用経験は、伝え方次第であなたの能力を証明する強力な武器になります。
この記事では、採用担当者がSNS運用のガクチカをどのように評価しているのか、その具体的なポイントから、アピールできる強み、さらには説得力のある文章の組み立て方まで、網羅的に解説していきます。
具体的な例文も紹介するので、あなたの経験をどのように言語化すれば良いのかが明確になるはずです。
趣味の延長で終わらせない、ビジネスの視点を取り入れたアピール方法を学び、他の就活生と差をつけましょう。
目次[目次を全て表示する]
【SNS運用のガクチカ】SNS活動は学生時代の成果として評価される?
結論から言うと、目的意識を持って取り組んだSNS活動は、学生時代の成果として十分に評価されます。
なぜなら、SNSアカウントの運用は、ビジネスの現場で求められる多くの要素を含んでいるからです。
例えば、目標(フォロワー数、エンゲージメント率など)を設定し、その達成に向けて戦略を立て、コンテンツを企画・制作し、投稿後の反応を分析して次の施策に活かすという一連の流れは、まさにPDCAサイクルそのものです。
採用担当者は、単に「フォロワーが何人いるか」という結果だけを見ているわけではありません。
その数字の裏側にある、あなたの主体性や目標達成意欲、試行錯誤のプロセスを知りたいと考えています。
したがって、「なんとなく投稿していた」という姿勢ではなく、明確な目的を持って課題解決に取り組んだ経験として語ることができれば、それはサークル活動やアルバEイト経験にも引けを取らない、あなただけの立派なガクチカになるのです。
【SNS運用のガクチカ】採用担当者が注目する評価ポイント
採用担当者がSNS運用のガクチカから何を知りたいのか、その評価ポイントを理解することは、効果的なアピールに繋がります。
彼らはキラキラした成果そのものよりも、その経験を通じて見えてくるあなたの「人となり」や「ポテンシャル」に注目しています。
例えば、なぜそのテーマで発信しようと思ったのか、壁にぶつかった時にどう乗り越えたのかといったエピソードから、あなたの価値観や思考のクセを読み取ろうとしているのです。
ここでは、採用担当者が特に注目する5つの評価ポイントを解説します。
これらの視点を意識して自分の経験を振り返ることで、アピールの軸がより明確になるでしょう。
応募者の個性
SNSは、個人の興味や関心、価値観が色濃く反映されるメディアです。
あなたがどのようなテーマで、どのようなトーンで情報を発信しているのか、そして他のユーザーとどのように交流しているのかは、あなたの人柄やパーソナリティを伝える格好の材料となります。
例えば、ニッチな分野について深く掘り下げて発信していれば、あなたの探求心の強さや専門性が伝わるでしょう。
また、フォロワーからのコメントに丁寧に返信するなど、誠実なコミュニケーションを心がけていれば、協調性や人間性をアピールできます。
大切なのは、ありのままの自分を表現しつつ、その個性が企業のどのような点で活かせるのかを関連付けて説明することです。
あなたらしさが伝わるエピソードを準備しておきましょう。
会社との適合性
採用担当者は、あなたが自社の文化や事業内容、価値観にマッチする人材かどうかを慎重に見極めたいと考えています。
SNS運用のガクチカは、その適合性、いわゆる「カルチャーフィット」を判断するための一つの材料になります。
例えば、あなたが運用していたアカウントのテーマが、企業の事業内容や理念と関連性の高いものであれば、それだけで企業研究の深さや入社意欲の高さを強くアピールできます。
また、チームでの協力を重んじる社風の企業であれば、SNS上で他者と協力して一つの企画を成功させた経験は高く評価されるはずです。
自分の活動と企業の接点を意識的に探し出し、なぜその企業でなければならないのかを、SNS運用の経験と絡めて具体的に語れるようにしておきましょう。
やる気の原動力
何かに打ち込み、それを継続するためには、必ずモチベーションの源泉があります。
採用担当者は、あなたがSNS運用に**「なぜ」それほど情熱を注ぐことができたのか**、その背景にある価値観や動機に強い関心を持っています。
単に「フォロワーを増やしたかった」という目標の、さらにその先にある「誰かの役に立ちたい」「同じ興味を持つ仲間と繋がりたい」といった内発的な動機こそが、仕事への取り組み方を予測させる重要な指標となるのです。
特に、思うように成果が出なかった時期に、どのようにしてモチベーションを維持し、困難を乗り越えたのかというエピソードは、あなたのストレス耐性や粘り強さ、目標達成への執着心を示す絶好の機会です。
あなたの情熱の源を正直に語りましょう。
課題解決スキル
SNSの運用は、常に大小さまざまな課題との戦いです。
「投稿のネタが尽きた」「フォロワーがなかなか増えない」「エンゲージメント率が下がってきた」といった壁に直面した際、あなたがどのように考え、行動したのかを採用担当者は知りたがっています。
現状を客観的に分析し、課題の原因について仮説を立て、具体的な施策を実行し、その結果を検証して次のアクションに繋げる、というPDCAサイクルを主体的に回した経験は、あらゆるビジネスシーンで求められる本質的な課題解決能力の証明になります。
具体的な数値を交えながら、どのような課題に対し、どんな施策を実行し、結果としてどう改善されたのかを論理立てて説明することで、あなたの思考力と実行力を効果的にアピールできます。
説明力・伝達力
Twitter(X)の140字、Instagramの画像1枚、TikTokの短い動画など、SNSは限られた情報量の中で、いかにしてメッセージを的確かつ魅力的に伝えるかが問われるメディアです。
不特定多数のユーザーに向けて情報を発信する経験を通じて、あなたは自然と伝えたい内容を要約し、ターゲットに響く言葉を選ぶ力を磨いているはずです。
このスキルは、ビジネスにおけるプレゼンテーション、企画書の作成、顧客への報告・連絡・相談といった、あらゆるコミュニケーションの場面で直接的に活かすことができます。
特に、専門的な知識や複雑な情報を、その分野に詳しくない人にも分かりやすく解説した経験があれば、それはあなたの高い伝達能力を示す強力なエピソードになります。
【SNS運用のガクチカ】SNS活動でアピールできる強み
SNS運用の経験をガクチカとして語る際、単に「SNSを頑張っていました」と伝えるだけでは不十分です。
その経験を通じて、具体的にどのようなスキルを身につけ、それが社会でどう役立つのかを明確に言語化する必要があります。
あなたの経験は、実は多くの企業が求める汎用的なビジネススキルと深く結びついています。
ここでは、SNS活動を通じてアピールできる代表的な4つの強みを紹介します。
自分の経験をこれらの強みに結びつけて考えることで、より説得力のある自己PRを作成することができるでしょう。
リサーチ力
質の高いコンテンツを継続的に発信するためには、徹底的なリサーチが欠かせません。
ターゲットとなるユーザー層が今何を求めているのか、競合となるアカウントはどのような発信で人気を集めているのか、世の中の最新トレンドはどうなっているのか。
こうした情報を常に収集し、分析するプロセスは、マーケティングにおける市場調査や競合分析の基本と同じです。
どのようなツールや手法を用いて情報を集め、その結果をどのように自分なりのコンテンツに落とし込んだのかを具体的に語ることで、単なる情報収集能力だけでなく、その情報を解釈し活用する分析力や洞察力もアピールできます。
主体的に情報を追いかける姿勢は、変化の速い現代のビジネス環境において非常に価値のある強みとなります。
企画力・創造性
膨大な情報が流れるSNSの世界でユーザーの指を止めさせ、心を動かすためには、ありきたりな情報発信だけでは通用しません。
どのような切り口や表現方法を用いれば、ターゲットに新鮮な驚きと価値を提供できるかを考え、それを形にする企画力や創造性は、SNS運用経験者が持つ大きな武器です。
例えば、特定のテーマで一貫性のある連続投稿を行ったり、フォロワーを巻き込む参加型のキャンペーンを考案したりした経験は、あなたの企画立案能力と実行力を示す絶好の材料となります。
まだ誰もやっていないユニークなアイデアを考え出す力と、それを実現可能な計画に落とし込み、最後までやり遂げる力は、多くの企業で新規事業やサービス開発の際に求められる重要なスキルです。
人とのつながり構築力
SNSの本質は、一方的な情報発信ではなく、双方向のコミュニケーションにあります。
フォロワーからのコメントやメッセージに一つひとつ丁寧に返信したり、関連するコミュニティに積極的に参加して交流を深めたりすることで、アカウントのファンを増やし、エンゲージメントを高めていくことができます。
この経験は、顧客や取引先、社内の同僚と良好な関係を築く上で不可欠なコミュニケーション能力や関係構築力に直結します。
特に、顔が見えないオンライン上での円滑なコミュニケーションスキルは、リモートワークが普及した現代において、その重要性を増しています。
どのような工夫を凝らしてフォロワーとの信頼関係を築き上げたのか、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。
デジタルスキル
SNSアカウントの運用には、様々なデジタルツールの活用が伴います。
投稿する画像や動画を編集するためのクリエイティブソフト、投稿の成果を測定するための分析ツール、効率的な運用をサポートする予約投稿ツールなど、これらのツールを使いこなした経験は、即戦力として期待される実践的なデジタルスキルとしてアピールできます。
例えば、CanvaやAdobe系のソフトを使ったデザインスキルや、各SNSプラットフォームが提供するインサイト機能を読み解き、改善に繋げた分析経験は、特にマーケティングや広報、企画職を志望する場合に高く評価されるでしょう。
どのツールを、どのレベルまで実務的に使いこなせるのかを具体的に示すことで、入社後の活躍イメージを採用担当者に持たせることができます。
【SNS運用のガクチカ】SNS運用をアピールする文章の組み立て方
あなたの素晴らしいSNS運用の経験も、伝え方の構成がしっかりしていなければ、その魅力は半減してしまいます。
採用担当者にあなたのポテンシャルを最大限に伝えるためには、話の要点を明確にし、論理的な流れで説明することが極めて重要です。
ここでは、自己PRの基本フレームワークとして知られる「STARメソッド」を応用し、SNS運用のガクチカを効果的にアピールするための文章の組み立て方を4つのステップで解説します。
この型を意識するだけで、あなたの話は格段に分かりやすく、説得力のあるものに変わるはずです。
要点の提示
面接やエントリーシートでは、まず最初に話の結論を簡潔に述べることが鉄則です。
あなたがガクチカとしてSNS運用の経験から何を一番伝えたいのか、そのアピールしたい強みや学びを最初に宣言しましょう。
例えば、「私が学生時代に最も力を入れたことは、SNS運用を通じて培った課題解決能力です」といった形で、話の全体像を冒頭で示します。
これにより、聞き手である採用担当者は、これから続く話のテーマを明確に理解した上で、あなたの話に集中することができます。
最初に話のゴールを示すことで、その後のエピソードが冗長になったり、話が脱線したりするのを防ぐ効果もあります。
具体的な体験談
冒頭で提示した結論を裏付けるために、具体的なエピソードを語ります。
ここでは、どのような状況(Situation)で、どのような目標や課題(Task)があり、それに対してあなたが具体的にどのような行動(Action)を取ったのかを、情景が目に浮かぶように詳しく説明します。
例えば、「フォロワー数の伸び悩みが課題でした。
そこで私は、ターゲット層の行動時間を分析し、投稿時間を夜21時に変更するという施策を実行しました」のように、数字や固有名詞を交えながら話すと信憑性が増します。
なぜその行動を選んだのかという思考プロセスや、自分なりの創意工夫を盛り込むことで、あなたの主体性や人柄がより深く伝わります。
成長・気づき
具体的な行動の結果、何が起こったのか(Result)を述べます。
そして、その経験を通じてあなた自身が何を学び、どのように成長できたのかを言語化することが、このステップの最も重要なポイントです。
単に「フォロワーが1,000人増えました」という事実を報告するだけでは不十分です。
その成功体験、あるいは失敗体験から、「データに基づいた仮説検証を繰り返すことの重要性を学びました」「多様な価値観を持つ人々と協力して目標を達成する面白さを知りました」といった、あなた自身の内面的な変化や得られた教訓を語ることで、話に深みが生まれ、人間的な魅力をアピールすることができます。
企業への貢献可能性
ガクチカの締めくくりとして、その経験から得た学びやスキルを、入社後にどのように活かしていきたいかを具体的に述べます。
ガクチカは、過去の自慢話をする場ではなく、自分の能力やポテンシャルが、その企業でいかに役立つかをアピールする場です。
SNS運用で培った企画力や分析力を、志望する企業の事業や職務内容と結びつけ、「貴社の〇〇というサービスの認知度向上のために、SNS運用で培ったターゲティング能力とコンテンツ企画力を活かし、新たな顧客層の獲得に貢献したいです」のように、企業研究に基づいた具体的な貢献イメージを提示しましょう。
これにより、あなたの入社意欲の高さと即戦力としての可能性を強く印象付けることができます。
【SNS運用のガクチカ】魅力的にアピールするためのポイント
SNS運用のガクチカを語る際には、いくつかの注意点があります。
伝え方一つで、あなたの評価は大きく変わる可能性があります。
せっかくのユニークな経験を最大限に活かすために、そして採用担当者に「この学生と一緒に働きたい」と思わせるために、意識すべきポイントが4つあります。
これらの点を押さえることで、あなたのガクチカは他の就活生と一線を画し、より説得力と魅力に溢れたものになるでしょう。
自己満足なアピールで終わらせないための、重要な仕上げのスパイスだと考えてください。
エピソードは具体的に
「分析を頑張りました」「多くの人と交流しました」といった抽象的な言葉だけでは、あなたの努力や工夫は採用担当者には伝わりません。
大切なのは、あなたが「何を」「なぜ」「どのように」行動したのかを、具体的なエピソードを交えて説明することです。
例えば、「エンゲージメント率を上げるために、投稿内容を工夫しました」ではなく、「20代女性というターゲットに響くよう、インサイト分析に基づき、平日の夜21時にリール動画を投稿するという施策を3ヶ月間継続した結果、エンゲージメント率を平均2%から5%に向上させました」のように、第三者が聞いても情景をイメージできるレベルまで具体的に語りましょう。
数字を用いることで、話の客観性と信憑性が格段に高まります。
モラル・マナーへの意識も強調
SNSは、その手軽さや拡散力の高さから、炎上や情報漏洩、著作権侵害といった様々なリスクをはらんでいます。
そのため、採用担当者は、あなたがインターネットリテラシーやコンプライアンス意識を正しく持っているかどうかを注意深く見ています。
ガクチカとしてアピールする際には、成果だけでなく、その過程で意識していた倫理観やリスク管理についても触れることが重要です。
例えば、引用元の明記を徹底していたこと、肖像権に配慮して写真を選んでいたこと、攻撃的なコメントには冷静に対応するルールを決めていたことなどを伝えることで、あなたの誠実さや責任感の強さをアピールでき、企業も安心して仕事を任せられると感じるでしょう。
業界が異なる場合の経験の活かし方
あなたが運用していたSNSのテーマと、志望する企業の業界が全く異なる場合でも、全く問題ありません。
重要なのは、経験そのものではなく、その経験を通じて得たポータブルスキル(持ち運び可能な能力)を、志望業界でどのように活かせるかを論理的に説明することです。
例えば、コスメ系のアカウント運用で培った「ターゲット層のインサイトを深く理解し、心に響く言葉で商品の魅力を伝える力」は、金融業界で「顧客の潜在的なニーズを汲み取り、最適な金融商品を提案する力」として応用できるはずです。
自分の経験を一度抽象化し、志望企業のビジネスに再接続するという視点を持つことで、どんな業界に対しても説得力のあるアピールが可能になります。
専門用語は適度に使用
インプレッション、エンゲージメント、CTRといったSNS運用の専門用語を適切に使うことは、あなたの知識や経験が本格的であることを示す上で効果的です。
これらの用語を自然に会話に盛り込むことで、話の具体性が増し、あなたが主体的に学習しながら運用に取り組んでいたことが伝わります。
ただし、面接官が必ずしもSNSマーケティングに精通しているとは限りません。
専門用語を多用しすぎると、相手への配慮が欠けているという印象を与えかねないため、注意が必要です。
基本的な用語を使いつつも、相手の理解度を確かめながら、必要に応じて平易な言葉で補足するなど、コミュニケーションとしての配慮を忘れないようにしましょう。
【SNS運用のガクチカ】実際の回答例文とテンプレート
ここまでのポイントを踏まえ、実際にどのような文章でアピールすれば良いのか、具体的な例文を3つのパターンで紹介します。
これらの例文は、あなたの経験を整理し、言語化するためのテンプレートとして活用してください。
ただし、ここに書かれている内容をそのまま使うのではなく、必ずあなた自身のエピソードに置き換え、あなた自身の言葉で語ることが最も重要です。
構成や表現の仕方を参考に、あなただけのオリジナルなガクチカを作成していきましょう。
例文1:調査・分析力
私が学生時代に最も力を注いだのは、地域の魅力を発信するInstagramアカウントの運用です。
当初はフォロワー数が100人程度で伸び悩んでいましたが、私はその原因がターゲット設定の曖昧さにあると考えました。
そこで、まず地域の観光客データや競合アカウントを徹底的に調査し、ターゲットを「週末に日帰りで訪れる20代カップル」に再設定しました。
そして、インサイト機能を活用して、彼らがアクティブな金曜日の夜20時に投稿時間を変更し、ハッシュタグも「#週末デート」など具体的なものに絞りました。
さらに、投稿への反応を毎週スプレッドシートに記録・分析し、写真の構図や文章のトーンを改善し続けた結果、半年でフォロワー数を3,000人まで伸ばすことができました。
この経験から、データに基づいた仮説検証を繰り返すことの重要性を学びました。
貴社に入社後は、この調査・分析力を活かして、顧客のニーズを的確に捉えたマーケティング戦略の立案に貢献したいと考えております。
例文2:企画力・創造性
私が学生時代に注力したことは、所属する読書サークルの認知度向上のためのX(旧Twitter)アカウント運用です。
当初は活動報告が中心で反応が薄かったため、私は「読書をもっと身近に感じてもらう」をコンセプトに、新しい企画を立案・実行しました。
具体的には、部員がリレー形式で好きな本の魅力を140字で語る「#推し本リレー」や、特定のテーマに沿ったおすすめの本を募集する「#みんなの本棚」といったユーザー参加型の企画です。
企画意図や投稿ルールを分かりやすく図解した画像をCanvaで作成し、投稿時には部員全員で協力して拡散することで、多くの読書好きを巻き込むことに成功しました。
結果として、アカウントのフォロワーは3ヶ月で5倍に増え、新入部員の獲得にも繋がりました。
この経験を通じて、常識にとらわれず、人の心を動かすアイデアを形にする企画力を養いました。
貴社のサービスを広めるにあたっても、この企画力を活かし、ユーザーを惹きつける斬新なプロモーションを仕掛けていきたいです。
例文3:人とのつながり構築力
私が学生時代に最も力を入れたのは、趣味であるハンドメイドアクセサリーの魅力を伝えるSNSアカウントの運用です。
単に作品を載せるだけでなく、フォロワーの方々とのコミュニケーションを大切にしていました。
例えば、作品の制作過程をライブ配信し、視聴者からの質問にリアルタイムで答えたり、購入してくださった方が投稿した写真に必ずコメントを返したりといったことを徹底しました。
また、月に一度、特定のテーマでフォロワーの方々のハンドメイド作品を募集し、私のアカウントで紹介する企画を実施したところ、コミュニティに一体感が生まれました。
こうした地道な交流を続けた結果、熱心なファンが増え、イベント出展時には多くの方が会いに来てくれるようになりました。
この経験から、一人ひとりと真摯に向き合うことで、強固な信頼関係を築けることを学びました。
貴社で営業職として働く際も、この関係構築力を活かし、お客様と長期的な信頼関係を築き、ビジネスを拡大していきたいと考えています。
まとめ
この記事では、SNS運用の経験をガクチカとして効果的にアピールするための方法を、多角的な視点から解説してきました。
重要なのは、フォロワー数や「いいね」の数といった表面的な結果だけでなく、その裏側にあるあなたの目的意識、試行錯誤のプロセス、そして経験から得た学びを、自分の言葉で具体的に語ることです。
採用担当者は、あなたの経験を通して、課題解決能力や創造性、コミュニケーション能力といったビジネスに必要なポテンシャルを見出そうとしています。
SNS運用というあなたならではの経験は、他の就活生にはないユニークな強みです。
ぜひこの記事を参考に、自信を持ってあなたの挑戦と成長の物語を伝えてください。
あなたの就職活動が実りあるものになるよう、心から応援しています。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート