【例文あり】聞き上手を自己PR!言い換え表現やアピール方法を徹底解説

【例文あり】聞き上手を自己PR!言い換え表現やアピール方法を徹底解説

企業はコミュニケーション能力の高い人を求めています。

円滑なコミュニケーションの基礎となる「話を聞く力」をうまくアピールできれば、良い印象を与えることができるでしょう。

しかし、「聞き上手」をアピールする就活生は少なくありません。

本記事では魅力的に「聞き上手」をアピールするポイントを解説します。

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【自己PR】聞き上手は言い換えが大切なアピールポイント

インターンシップや早期選考が本格化してきて、ESを作成する方が増えてくる中で、自分が聞き上手であることをどのように自己PRとしてアピールすればいいのか、というご相談が多く寄せられています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

聞き上手であることは、大変多くの就活生が長所としてアピールをします。

聞き上手であることは、ビジネスにおいてどんな職種でも必要とされるとても魅力的なアピールポイントですが、「自分は聞き上手です」と伝えるだけでは企業の人事に強い印象を与えることができません。

そのため、どれだけ他の就活生と差別化して自分の聞き上手さをアピールできるかどうかが、選考突破の鍵となります。

自己PRにおける差別化の鍵は言い換えです。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

この記事では、聞き上手を強みとして就活でアピールしたいと考えている人に向けて、聞き上手をどのように言い換えてアピールすればよいのかを含めて徹底解説をしていきますので、ぜひ今後の自己PRの参考にしてください。

【自己PR】長所が「聞き上手」はアピールになる?

聞き上手であることをうまくアピールできれば、傾聴力があるとみなされ、特にチームで業務をこなす企業から重宝されます。

しかし、受け身の姿勢、つまり消極的なイメージを与えてしまうことも多いので、注意が必要です。

Memo

聞き上手であることを強調する際には、自身の積極性も同時にアピールすることがポイントです。聞くだけでなく、自分の意見や提案をタイミングよく発信することができると、受け身の印象を与えずに、積極的にチームに貢献する姿勢を示せます。

また、聞き上手であることをアピールする学生は多いので採用担当側からすれば「またこの自己アピールか」と思わせてしまう可能性もあります。

そこで、差別化を図るためにも、書き方の構成やアピールポイントを抑えて、抑揚のある自己PRを執筆する必要があります。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

「聞き上手」は、特にチームワークを重視する企業において、傾聴力として評価されるアピールポイントです。ただし、受け身の姿勢に見られる可能性があるため、その点をカバーする工夫が必要です。また、多くの学生が同様の自己PRをするため、採用担当者に飽きられないように、文章の構成や具体的なエピソードで差別化を図りましょう。

採用担当者からの印象は?

聞き上手な人は、コミュニケーション能力の高さや傾聴力を評価されます。

そのため、直接顧客と対話する仕事が向いています。

一方で、受動的な印象を与えてしまうこともあります。

伝え方によっては自分から意見を言うことがなかったり、積極性に欠く印象をあたえてしまう為注意が必要です。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

聞き上手な人は、コミュニケーション能力や傾聴力が高く評価されます。そのため、顧客と直接対話する業務に適しています。しかし、伝え方によっては、自分から意見を述べないという受動的な印象や、積極性に欠ける印象を与えてしまうこともあるため、注意が必要です。

コミュニケーション能力が高い人は評価されやすい

先述したように、就活において、コミュニケーション能力が高い人は評価が高い傾向にあります。

これは、ほとんどのビジネスにおいてコミュニケーション能力がある人は成功しやすく、また一緒に仕事がしやすいためです。

例えば営業職であれば人と話す能力が成果の鍵となるのはもちろんですが、エンジニア職や事務職など一見コミュニケーション能力が必要なさそうな職種でも、社内で関わる人とのコミュニケーションが円滑にできなければ、仕事を回してもらえなくなってしまいます。

そのため、社外営業、社内営業の両方の観点からコミュニケーション能力がとても大切であり、その根幹となる聞き上手である能力は、多くの企業に求められる、ということになります。

Point

聞き上手が長所だという人は、惜しみなくその強みを自己PRできるよう、徹底的に対策をしましょう。

【自己PR】聞き上手な人の特徴

聞き上手であることを自己PRに用いようと考えている人は今一度、聞き上手である人の特徴を知って、自身の強みを再認識しましょう。

聞き上手な人の特徴
  • 理解力がある
  • 人から相談されやすい
  • 相手の意見を受容できる
  • 相手が話しやすい雰囲気を作れる

理解力がある

聞き上手な人は相手の立場に立って物事を考えることができます。

そのため相手の話の要点を掴み、的を得た返答をすることができます。

理解力があることは面接でも大いに役に立ちます。

というのも面接ではいくつかの質問をされますが、それぞれの質問の意図を理解し、適切な回答ができると面接官に良い印象を与えられるからです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

理解力がある聞き上手な人は、相手の立場に立って物事を考え、話の要点を的確に掴むことができます。そのため、面接においても質問の意図をしっかりと理解し、適切な返答ができるため、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。理解力を強みとしてアピールすることで、あなたのコミュニケーション能力がより明確に伝わります。

人から相談されやすい

聞き上手な人は話のテンポを合わせたり、相槌を打つのが上手であるなど、話の聞き方が上手いため、相手に心地よく話をさせることができます。

そのため相手の話を引き出すことがうまく、人から相談されることが多いです。

人から相談されるということは信頼関係を築けている証でもあるため、入社後にも活かせる強みになるでしょう。

相手の意見を受容する

聞き上手な人は相手の意見が自分と違っても、それを完全に否定するわけではなく、一度相手の意見を受け入れてから「でもこういう考えもあるのでは?」と柔らかく提案することができます。

相手の意見を受容できることは自分の考えに固執せず、新たな知識を受け入れることができるため、考え方の視野が広がるでしょう。

どんな意見も否定せず、うまくまとめ上げられる人材は、さまざまな企業で必要とされるでしょう。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

聞き上手な人は、たとえ相手の意見が自分と異なっていても、一度受け入れてから「こういう考えもあるのでは?」と柔らかく提案することができます。この姿勢は、自分の考えに固執せず、新たな知識を取り入れることで視野を広げる力となります。相手の意見を否定せずにまとめ上げる能力は、さまざまな企業で求められる貴重な資質です。

相手が話しやすい雰囲気を作れる

聞き上手な人は、相手がどんな声をかけてほしいのかを察して適切な声掛けを行ったり、適切なタイミングで相槌を打つことができます。

このような振る舞いを行うことで、相手が話しやすい雰囲気を作ったり、相手との信頼関係を築くことができます。

特に営業職や接客業でこの性質を活かすことができるでしょう。

【自己PR】聞き上手をうまくアピールする方法

聞き上手は、多くの就活生が自己PRで挙げる長所です。

そのため、他の就活生に埋もれない、あなたらしいアピールが重要になります。

ここでは、面接官の印象に残る、聞き上手のアピール方法についてご紹介します。

具体的なエピソードを伝える

聞き上手であるかどうかは、基本的には他の人が判断することです。

そのため、実際に聞き上手であることが伝わるような具体的なエピソードが必要になります。

エピソードが抽象的であったり主観的であったりすると、あなた自身が聞き上手と思っているだけでは?と思われかねません。

自己PRで聞き上手をアピールする際には、他の人にどういった影響を与えたのかなど、客観的に聞き上手であることがわかるような具体的なエピソードを伝えましょう。

言い換え表現を使う

言い換え表現を使用するメリットは主に以下の2つです。

言い換え表現を使用するメリット
  • 内容が伝わりやすくなる
  • 他の就活生と差別化できる

聞き上手といっても、細かく見ればその種類は様々です。

そのため、言い換え表現によって一言で内容を言い表すことで、言いたいことが伝わりやすくなります。

例えば、「私は相手の本音を引き出すことができます」と言い換えれば、聞き上手の内容がわかりやすくなり、その後のエピソードも伝わりやすくなります。

また、聞き上手であることは多くの就活生が挙げる長所です。

言い換え表現によって他の就活生と差別化しましょう。

仕事でどう活かすのか伝える

そもそも自己PRとは、企業があなたを採用するかどうかの判断材料になります。

そのため、仕事でどう活かすつもりなのかのビジョンをしっかりと伝えることは重要なポイントです。

また、聞き上手であることは仕事にとっても重要な能力です。

チームワークが求められる仕事や、直接顧客対応を行う営業職など、その強みが活きる機会は多々あります。

あなた自身が、聞き上手であることをどう仕事に活かしていきたいのか、ビジョンをしっかりと伝えることで、採用担当者もあなたが働くときの姿を想像しやすくなります。

面接の際のふるまいにも注意する

聞き上手を長所としてアピールするのであれば、面接時の聞く態度も完璧にしておく必要があります。

どれだけ素敵なエピソードがあっても、面接時の聞く態度がよくなければ、採用担当者は矛盾を感じてしまいます。

ただ聞くのではなく、しっかりとリアクションをすることや、聞かれたことに冷静に回答することが重要です。

面接対策をしっかりと行い、好印象を与えるふるまいができるようにしておきましょう。

面接練習に関しては、以下の記事を参考にしてください。

【自己PR】採用担当者から高評価を受けるコツ

自己PRでは、聞き上手な姿勢を効果的にアピールすることで、採用担当者からの評価を高めることができます。

ここでは、特に「意図の理解力」や「貢献の視点」「理念との一致」を重視した自己PRの書き方をご紹介します。

相手の意図をくみ取る力を強調する

採用担当者が重視する「相手の意図をくみ取る力」とは、単に話を聞くだけでなく、相手の真意やニーズを汲み取る能力です。

このスキルはビジネスにおいて、クライアントや上司、同僚との信頼関係を築き、効果的なチームワークを実現するために不可欠なものとされています。

聞き上手であることは、対話を通じて真意を探り、相手の意見に寄り添う姿勢を持つことから始まります。

また、相手の意図を的確に把握することにより、迅速かつ的確なフィードバックが可能になり、意思疎通の食い違いを防ぐことができます。

このような力を持つ人材は、組織内でもコミュニケーションの架け橋となり、円滑な人間関係を築き上げる存在として評価されやすいのです。

周囲への貢献につなげる視点を持たせる

聞き上手なコミュニケーション能力は、個人のスキルに留まらず、周囲への貢献にもつながります。

周囲の意見やアイディアを傾聴する姿勢は、チーム全体が活気づく環境を作り出し、全員が意欲を持って取り組むための土台となります。

さらに、他者の視点を理解することで、メンバーが抱える悩みや課題を察知しやすくなり、それに応じたサポートを提供することも可能です。

このように、聞き上手な人材は単なるコミュニケーターを超えて、周囲の士気を向上させる重要な役割を果たします。

職場でも、周囲の人々が安心して意見を述べられる雰囲気を作り、チームの士気やパフォーマンスを高める貢献が求められます。

こうした姿勢は、組織全体の生産性向上にもつながり、長期的な成果を生む基盤となるのです。

理念が働き方や目標にどう影響するかを示す

会社の理念は、社員の働き方や目標設定に大きな影響を与えるものです。

採用担当者は、その理念に共感し、業務を通じて具現化できる人材を求めています。

例えば、「顧客第一主義」を掲げる企業においては、クライアントの視点で課題に取り組む姿勢が重要視されます。

理念に沿った働き方は、単なる業務遂行ではなく、組織全体の目標達成に貢献し、自身の成長とリンクする要素となります。

社員が理念に共感して行動することで、企業のビジョンが具現化され、さらなる成長が期待できるのです。

職場においても、理念を理解し、実現のための行動を取り続ける姿勢が、自身と企業の価値を高めるために必要不可欠だといえるでしょう。

【自己PR】聞き上手の言い換え6選

ここでは、聞き上手をアピールする際の言い換え例をご紹介します。

自分のエピソードを表す言い換え表現を使って、より印象に残る自己PRを作成しましょう。

傾聴力がある

相手が話しやすい雰囲気を作ったり、人の意見を否定せずしっかりと耳を傾けられる人は傾聴力があると言い換えることができます。

人の意見を否定せずに聞く力は仕事においても非常に重要です。

実際の業務でも、会議や顧客対応、商談など、様々な場面で活用できる能力です。

働く際にどう活かすのかも伝え、より印象に残る自己PRを作成しましょう。

共感力がある

他者の考えに寄り添うことができる人は、共感力が高いといえます。

共感力のある人は、チームでの仕事を大切にする企業に好印象を与えます。

また、顧客対応など直接お客様と関わる仕事においても発揮できる強みです。

共感力が高いことによって他者からどんな評価を受けたのか、どんな影響を与えたのかなども併せて具体的に伝えましょう。

質問力がある

相手の話を引き出すような質問力がある人は、仕事でも重宝されます。

特に、コンサル業界や営業職など、コミュニケーションによって課題を解決していく業種でその力が発揮されます。

今までどういった場面で活かされてきた強みなのか、今後どう活かしてきたいのかを伝えることで、魅力的なアピールポイントになります。

話の本質をとらえる力がある

話を聞き、要点を整理できる人は話の本質を捉える力があると言えます。

仕事でも要点をおさえて話す能力や、相談の根底にある課題を見つける能力は重要になるため、企業も好印象を抱きます。

ただ、文章を作成する際や面接で話をする際に要点が整理されていないと、説得力に欠けてしまいます。

ES・面接対策をしっかりと行い、要点を整理して伝えられるよう準備しましょう。

問題解決力がある

本質をとらえることと少し似ていますが、捉えた課題を解決しているという点でより好印象を与えられる言い換え例です。

具体的なエピソードを用いて、どんな問題をどう解決したのか伝えることで説得力が増します。

また、問題解決のために行動していれば、あなたの主体的な部分をアピールすることもできます。

話を聞くという受動的な部分と、行動を起こせる主体性どちらもアピールできる言い換えです。

相手の本音を聞き出すことができる

聞き上手な人は相手から本音を聞き出すことが得意な人が多いです。

そういった人は、他人に親身に接し、信頼を得ることができます。

これは、お客様や社内でのコミュニケーションにおいても重要な能力であるといえます。

しかし、本音を聞いたというだけでは、実際にあなたにどんな良さがあるのか伝わりません。

本音を聞いたというだけで終わらず、そこに対してどんな行動を起こしたのかまで伝えられると好印象です。

エピソードを話す際には、しっかりと自分の考えや意見、主体的に行動した内容を示し、マイナスな印象を与えないようにしましょう。

相手が話しやすい雰囲気を作ることができる

聞き上手な人は、相手が話しやすい雰囲気を作ることができます。

相手が気持ちよく話を続けるためには、聞き手が適度にあいづちをしたり反応、返事をすることが大切です。

聞き上手な人は、相手が話しやすいようにあいづちや返事をすることができるため、話し手の話を引き出し、深いコミュニケーションをすることができます。

Point

相手が安心して話ができる雰囲気を作ることができるのは、聞き上手な人が自然と行っている適切なあいづちや返事があるからこそなのです。

【自己PR】聞き上手の言い換え表現を考えるときのコツ

聞き上手の言い換え表現を考えるときのコツ
  • 自分のどのような部分が聞き上手なのかを具体的に言語化する
  • 聞き上手を発揮したエピソードから考える
  • 聞き上手さを入社後どのように生かせそうかに絡めて考える
  • 自分の聞き上手な点について第三者に聞く

ここまで、聞き上手の言い換え表現をいくつか紹介してきました。

しかし、どの言い換え表現がもっとも自分の聞き上手さをアピールできるのか、迷っている方も少なくないでしょう。

ここでは、聞き上手の言い換え表現を考えるときのコツを4つ紹介します。

自分のどのような部分が聞き上手なのかを具体的に言語化する

1つ目のコツは自分のどのような部分が聞き上手なのかを具体的に言語化することです。

聞き上手という表現だけでは、とても抽象的で受け取り手によってイメージが異なってしまいます。

そのため「自分はどのような部分が聞き上手なのか」「自分の聞き上手を具体的に言うとどのようになるのか」という点についてよく考えて言語化してみましょう。

なかなか自分のどのような点が聞き上手なのかを具体的に伝えられない人は、次に紹介する「聞き上手を発揮したエピソードから考える」というところも合わせて試してみてください。

聞き上手を発揮したエピソードから考える

2つ目のコツは、聞き上手を発揮したエピソードから考えることです。

先述したように、自分のどのような部分が聞き上手なのか、という点は、具体的に言語化しなければなりません。

しかし、自分の聞き上手な点を言語化するためには、自分の聞き上手さがどのように生活において発揮されてきたのかがわからなければなりません。

まずは、聞き上手な力を発揮した経験を書き出してみましょう。

思い出しておきたい内容
  • 誰と話したか
  • どんな状況だったか
  • 何を話したか
  • 話をする前と後でどう状況が変化したか
  • どのようなことを意識して相手の話を聞いたのか

この5つの点が具体的に言語化されれば、自分の聞き上手さを説得力を持って伝えることができるようになります。

この力が発揮された経験は、上記のように箇条書きで書き出して、端的にまとめていくよう意識をしてみてください。

聞き上手さを入社後どのように生かせそうかに絡めて考える

3つ目のコツは、聞き上手さを入社後どのように活かせそうかに絡めて考えることです。

自分が応募している業界、企業では、どのような業務の中で聞き上手が最も活かされそうかを考え、その仕事に関係した場面に絡めてアピールをしましょう。

うまく絡めていくためには、業界分析と企業分析が欠かせません。

応募する企業の業務内容を徹底的に調べ、聞き上手さが生きる場面はどのような場面なのか、社員の方に聞いてみたり、リサーチした結果をもとに、自己PRの中に含めていきましょう。

自分の聞き上手な点について第三者に聞く

最後に紹介するコツは、自分の聞き上手な点について第三者に聞いてみるというものです。

自分の主観的なイメージだけではなく、第三者からの客観的な意見があると、自分のどのような点が聞き上手なのか、を自分が聞き上手だったエピソードにはどのようなものがあるのか、という2点が具体的になります。

また、客観的な感想があると自己PRに説得力が生まれます。

自分の考えというだけでなく周りから見ても自分は聞き上手である、ということを強くアピールできるよう、複数人に話を聞いてみた上で、自己PRの中に組み込んでいきましょう。

【自己PR】聞き上手をアピールする文章構成

次に、聞き上手という強みを自己PRでアピールする際の文章の作り方を解説します。

自己PRの基本構成は以下の通りです。

自己PRの基本構成
  • 結論を伝える
  • エピソードを伝える
  • 入社後どう活かすか伝える

この構成に則って聞き上手をアピールする方法を解説していきます。

1.私の強みは聞き上手なことです

例文

私の強みは聞き上手であることです。

相手の話をしっかりと聞き、適切な反応を示すことで、信頼関係を築くことができます。

私は他人の意見や感情を尊重し、相手が安心して話せる雰囲気を作ることが得意です。

自己PRの最初に、自分の強みを明確に述べることが重要です。

この場合、「聞き上手」という特定の強みを挙げることで、採用担当に自分の特徴を一言で伝えることができています。

簡潔に述べることで、聞き上手というアピールをしたい人物、という印象を残しやすくなります。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

自己PRで強みを伝える際には、具体的な強みを明確に述べることで、相手に分かりやすく伝わり、印象に残りやすくなります。

2.聞き上手が発揮されたのは〜です

例文

この強みが発揮されたのは、大学でのゼミ活動においてです。

ゼミではグループディスカッションが頻繁に行われましたが、メンバーが意見を言いづらい場面でも、私が積極的に耳を傾けることで、意見交換がスムーズに進みました。

特に、異なる意見を持つメンバーの話をしっかりと受け止めることで、グループ全体の協力体制を強化し、最終的にはチームの目標達成に貢献することができました。

次に、その強みがどのように実際の経験で発揮されたかを具体的なエピソードで示します。

これにより、強みが単なる自己評価ではなく、実際の行動や結果に裏打ちされたものであることが証明されます。

この部分では、ゼミ活動を例に、聞き上手であることがグループディスカッションの円滑化や目標達成にどのように貢献したかを具体的に説明しています。

3.就職後は聞き上手を活かして〜します

例文

就職後は、この聞き上手という強みを活かして、顧客やチームメンバーとの円滑なコミュニケーションを図りたいと考えています。

相手のニーズや意見をしっかりと理解し、それに基づいた提案やサポートを行うことで、信頼されるビジネスパーソンとして貢献していきます。

最後に、強みをどのようにして今後の仕事に活かすかを述べます。

これにより、単なる過去の経験にとどまらず、強みが今後の職場でどのように役立つかを具体的に伝えることができます。

この場合、聞き上手という強みが、顧客やチームメンバーとのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築く上で大いに役立つことを示しています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

最後に、強みをどのようにして今後の仕事に活かすかを述べます。

これにより、単なる過去の経験にとどまらず、強みが今後の職場でどのように役立つかを具体的に伝えることができます。

この場合、聞き上手という強みが、顧客やチームメンバーとのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築く上で大いに役立つことを示しています。

【自己PR】言い換え別アピール例文5選

傾聴力がある

私は、どんな状況でも相手の意見にしっかりと耳を傾けることができます。

以前、グループプロジェクトでメンバー全員の意見を尊重し、バランスの取れた解決策を提案した結果、プロジェクトが円滑に進みました。

この経験から、相手の意見を大切にする姿勢がチームの成功につながると実感しています。

共感力がある

私は共感力を活かし、相手の話に真摯に耳を傾けます。

大学のカウンセリング活動で、相談者の感情に寄り添い、安心感を与えることで、心を開いてもらい、深い対話を実現しました。

この経験から、共感と思いやりが信頼関係の構築において重要であることを実感しています。

質問力がある

私は質問力を活用して、相手の話を引き出します。

大学のグループディスカッションで、的確な質問を通じて他の意見や感情を深く掘り下げ、全員が参加しやすい雰囲気を作りました。

この経験から、効果的な質問がチームのコミュニケーションを活性化させ、協力的な環境を生むことを実感しています。

話の本質をとらえる力がある

私は、複雑な話を簡潔にまとめることが得意です。

ゼミの発表では、長い議論の要点を短時間でまとめ、全員が理解しやすい形で共有しました。

その結果、議論がスムーズに進み、効果的な結論に至ることができました。

その結果、議論がスムーズに進み、効果的な結論に至ることができました。この経験から、情報を簡潔に伝えることがプロジェクトの効率を高めることに繋がると実感しています。

問題解決力がある

私は問題解決力を発揮し、相手の悩みを深く理解します。

大学のサポート活動では、相談者の話を丁寧に聞き取り、問題の根本を見つけて、実践的なアドバイスを提供しました

この経験から、問題解決力が相談者の信頼を得る鍵であり、実践的なアドバイスが問題解決に大きく貢献することを実感しています。

【自己PR】文字数制限別アピール例文

続いて、文字数制限別の自己PRの例文を紹介します。

自己PRでは200字、300字、400字で制限を設けられることも、少なくありません。

そこで、ここでは、この3パターンの文字数制限がある時の聞き上手のアピールの仕方を、例文を見ながら解説をしていきます。

文章をなかなかうまくまとめられないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

200字制限の時の例文

例文

私の長所は聞き上手であるという点です。

学生時代にはこの力を活かしてたくさんの人とコミュニケーションを取ってきた自負があります。

貴社への入社後には、この強みを生かしてお客様がどのように悩んでいるのかを引き出し、根本的な課題解決のために最善のサポートがしたいと考えています。

また社内でのコミュニケーションの際も、他の方の意見に耳を傾けることで、信頼され、成果を残すことができる人材として活躍したいです。

200字制限の際には、書くことができる内容にかなり限りが生まれます。

そのため、200字の制限がある際には、エピソードを挟むのではなく入社後にどのように活かすのかを丁寧に書いて、文字数を調整していきましょう。

300字制限の時の例文

例文

私の強みは聞き上手である点です。

聞き上手さを生かして、お客様が求めているアドバイスを的確にすることができると考えています。

私は大学生時代、塾でアルバイトをしていました。

私が持っている生徒は、なかなか成績が伸びないことに悩んでいる状況でした。

そのため、生徒がどのような悩みを抱えていて、それをどのように解決すれば良いのかを、積極的にコミュニケーションを取った上で一緒に考え、私が持っていた生徒は全員が志望校に合格することができました。

貴社に入社することができた際にも、この能力を活かして、お客様が本当に必要としているものは何かを考え価値提供していきたいと考えています。

300字制限の際には、200字制限の時よりも多くの情報を書くことができますが、それでもエピソードを詳しく解説している余裕はありません

そのため自分の長所が聞き上手である点、その力を生かした簡潔なエピソード、入社した後の生かし方の3点をバランスよく述べるようにしましょう。

400字制限の時の例文

例文

私の強みは聞き上手な点です。

私は現在飲食店でアルバイトをしているのですが、アルバイトの人数がとても多く、アルバイト内でコミュニケーションを取って業務を分担する必要があります。

しかし、あまり喋らないアルバイトメンバーが多く、ミスが多発し、お客様を待たせてしまうことが多々ありました。

そこでコミュニケーション量を増やすために、なぜコミュニケーションを取りづらいのか一人ひとりにヒアリングをし、お互いのことをよく知らないという課題が見つかったため、自分から他のアルバイトメンバーと話してみるようアドバイスをし、その結果、今ではアルバイトメンバーだけで休日に遊びに行くほど仲を深めることができ、業務中のコミュニケーション料も増え、満足度アンケートの結果も1.5倍に伸ばすことができました。

この強みを生かして、入社後も、課題解決をコミュニケーションをもとにして迅速に行うことができると考えています。

400字制限になるとかなり伝えられる内容が増えてきます。

そのため、聞き上手が自分の長所であるということを伝えた後、その力を発揮したのはどのようなエピソードなのかを具体的に述べ、最後にそのエピソードに絡めた入社後の活かし方を説明しましょう。

文字数制限の80%程度になれば、基本的には問題ありませんので、もし足りなくなってしまったと感じる場合でも、蛇足にならないよう慎重に文字数を増やしていきましょう。

【自己PR】聞き上手をアピールする時の注意点

聞き上手をアピールする時の注意点
  • 積極性や主体性がないと思われないようにする
  • 面接での立ち振る舞いに注意する

聞き上手を自己PRで用いる際には注意点も存在します。

この注意点を知らずにいるとマイナスなイメージを与えてしまうかもしれません。

これからご紹介する2つの注意点に必ず目を通しておきましょう。

積極性や主体性がないと思われないようにする

聞き上手である人は、受動的であるように思われる可能性があります。

他者の意見を取り入れたエピソードだけを強くアピールしすぎてしまうと、自分の意見がない、他者に流されているというように伝わってしまう恐れがあります。

そのため、あなた自身がどう考え、どう行動したのかも併せて伝える必要があります。

その際、聞き上手であることをどのように仕事に活かすのかも伝えましょう。その中にも、自分からどういった行動を起こしていくのか、といった内容があると魅力的です。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

自分の強みが今後の仕事にどのように役立つかを具体的に述べることで、強みが過去の経験だけでなく、将来的な入社後の貢献にもつながることを伝えることができます。

面接でも振る舞いに気をつける

聞き上手を自分の強みにしたからには面接においても面接担当者に自分が聞き上手であると感じさせることが必要になります。

そのためには、相手の話を遮らない、適度な相槌をする、話のテンポを相手に合わせる、などの基本的な聞き上手の振る舞いを忘れないようにしましょう。

【自己PR】聞き上手な人におすすめの職業7選

【自己PR】聞き上手な人におすすめの職業7選

聞き上手という強みがあるけれど、何の仕事に活きるのかイメージしにくい人もいると思います。

ここでは、聞き上手な人に向いているおすすめの職業を7つご紹介します。

以下も参考にしながら、強みだけでなく、あなたの得意なことや苦手なこと、将来のビジョンなども踏まえて志望企業を選んでみましょう。

営業

営業職は一見、話すのが得意な人の方が向いているように感じます。

しかし、実は聞き上手が強い業種です。

営業では、基本的にお客様の課題を解決する提案をします。

そのため、お客様の課題、悩みをしっかりと聞いてあげられなければなりません。

相手の要望をしっかりと聞いたうえでベストな提案をするには、聞く力が欠かせないのです。

また、聞く力を持っている人は、コミュニケーションが落ち着いていることが多く、信頼されやすい傾向にあります。

お客さんとの信頼関係が重要な営業職において、存分に発揮できる強みであるといえるでしょう。

コンサルタント

コンサルタントは、企業の課題を聞き、解決方法を提案する仕事です。

企業とのやり取りの回数が多いため、ビジネスコミュニケーションスキルはもちろん、聞く力は非常に重要になります。

また、コンサルタントは、論理的思考力や数字を扱うスキルも求められます。

新卒就職の難易度が高い、いわゆる就職偏差値が高いといわれている職業です。

コンサルタントを志望する際には、聞く力だけでなく、あなた自身がどういったスキルを持っているのか、もしくはこれから身に着けていくのかのビジョンも伝える必要があります。

コンサル業界の就職偏差値については、以下の記事を参考にしてください。

記者

聞き上手であることは、取材に活きる重要なスキルです。

いい話を聞き出す質問力や、信頼から独自の情報を獲得する能力など、様々なアピール方法があります。

聞き上手であることに加えて、記事を作成する際の文章力などといったスキルも求められます。

取材だけでなく、編集やライターも行うことを意識して自己PRを作成するとよいでしょう。

聞き上手な人は話をまとめるのが上手であることも多いので、その強みを存分に活かしましょう。

保育士

子供を相手にするお仕事において、穏やかな聞き上手は重宝されます。

子供とのコミュニケーションだけでなく、忙しい親御さんとのコミュニケーションの中でも気遣いができる人が魅力的です。

普段から、お子さんの話をよく聞いて親御さんに伝えたり、時に親御さんからお子さんのお話を聞いておき対応するなど、仕事を円滑に進めるうえで聞き上手であることは必須ともいえます。

保育士になるためには資格取得が必須ですので、興味のある方はそちらもよく確認しておきましょう。

看護師

看護師さんは、日々患者さんとのコミュニケーションで病気の容態を確認しています。

そのため、聞き上手であることが活きる職業だといえます。

看護師になるには、大学や専門学校などのプロセスも重要です。

看護実習の実施や、国家資格の取得など、困難なことがたくさんあります。

レベルの高い専門職であるため、進路選択は慎重に行いましょう。

受付事務

受付事務は、会社の窓口のような役割をはたしています。

直接顧客や来訪者の対応をする職業ですので、聞き上手な人にもってこいのお仕事です。

向いているというだけでなく、企業もそういった人材を求めています。

なぜなら、穏やかで聞き上手な人がいると、企業全体の来訪者からの印象もよくなるからです。

窓口のような第一印象が大きく影響する職を志望する際には、面接時の第一印象も重要です。

また、面接時の受け答えなどもよく見られる項目になりますので、志望する際にはしっかりと面接対策を行いましょう。

【自己PR】ツッコまれるかも…聞き上手の弱みも自覚しよう

強みと弱みは表裏一体です。

どれだけ素晴らしい強みでも、弱点となりうるのです。

例えば「聞き上手」という強みは、相手の話を聞きすぎるあまり自分の意見が言えなかったり、適当に相槌を打っているという印象を与えてしまう可能性があります。

「この人、何を考えているかわからない。」と、相手によっては信用を失ってしまうかもしれません。

面接官があなたのことをよく知るために、あなたの強みに対して答えにくい質問をしてくることもあるかもしれません。

しかし、もし面接の場でツッコまれてもチャンスに変えることはできます!

改善すべき点として自覚し、具体的にどのように改善するかを話せばいいのです。

例文

私は話を聞くほうが得意なため、人前でたくさん話すのは苦手です。

これからは社会人として、決められた時間内に自分の伝えたいことを伝えられるように努力をする必要があると思います。

といったように、自分の改善点を把握すればどう改善していくべきかをはっきりと答えることができます。

実際本番でツッコまれたときに「そうですね…はい。」と言葉に詰まってしまわないように、事前に準備しておきましょう!

【自己PR】まとめ

自己PRで聞き上手を用いる際には受動的だという印象を与えない、面接での振る舞いにも気をつける、具体的なエピソードを用いて他の就活生との差別化を図るなどして、自身の強みを魅力的に伝える工夫をしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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