これまで一度も遅刻したことがない・休んだことがないという人もいるのではないでしょうか。
そのため、自己PRで「無遅刻無欠席」をアピールしたいという人もいるはずです。
しかし、そもそも無遅刻無欠席はアピールになるのでしょうか?
本記事では無遅刻無欠席を自己PRでアピールするときのポイントや注意点、例文などを紹介していきます。
「無遅刻無欠席を自己PRで積極的にアピールしたいけど、どう伝えれば良いのかわからない…」という人は、ぜひ参考にしてください。
- 無遅刻無欠席は自己PRでアピールできるか
- 無遅刻無欠席を自己PRでアピールするポイント・注意点
- わかりやすく伝わりやすい自己PR文の作り方・手順
- 無遅刻無欠席を自己PRでアピールするときの例文
- 無遅刻無欠席を自己PRでアピールして良いのか迷っている人
- 自己PRで無遅刻無欠席をアピールするときの方法がわからない人
- 自己PRで無遅刻無欠席をアピールするとき例文を参考にしたい人
【自己PR】新卒就活で求められる理由
就活において重要なポイントの一つとして、相手の意図に沿って物事を考えることが挙げられます。
企業がどのような意図であなたに自己PRを求めてくるのか理解しておくことができれば、より質の高い回答を用意できるはずです。
また、これらのポイントを押さえれば、無遅刻・無欠席の、アピールの仕方のヒントにもなるはずです。
下記の2つのポイントを踏まえた上で作成していきましょう。
ポテンシャルを見るため
企業の多くは、あなたのポテンシャルを確認するために自己PRの提出を依頼しています。
強みについて確認することで、入社後にその強みをどのように活かすことができるのか、どのように活躍ができるのかについて想像しています。
あなたが入社後に活躍できる人材であるのかどうか、ポテンシャルを確認し、採用するかどうか判断している企業は多いことでしょう。
人柄を知るため
企業の採用担当者も人なので、可能な限り人柄が合う人材を採用したいと考えています。
あなたの性格や社風への理解度などを自己PRを通じて確認し、会社に合っている人材なのかを確認しています。
いくら優秀な人材でも、人柄が合わなければすぐに離職してしまうので、長く働いてくれる人材かどうか判断するためにも、自己PRを聞いているところは多いです。
【自己PR】無遅刻・無欠席は自己PRになる?
学生時代に無遅刻・無欠席だった経験は社会人として欠かせない要素の1つです。
しかし、無遅刻・無欠席は基本的に「当たり前のこと」とされているため、それだけでは評価されない場合もあります。
無遅刻無欠席は当たり前のことですが、全員ができているわけではありません。
大学であれば、4年間体調も崩さず、寝坊もせず、飲み会の後の二日酔いでサボりもせずに毎日出席した人というのはかなり限られてくると思います。
自己PRの材料として無遅刻・無欠席を言おうと思っている学生ほど、そのことを痛感しています。
そのため、伝え方やアピールを工夫することで、無遅刻・無欠席という経験を上手にアピールすることは不可能ではありません。
また、無遅刻無欠席は就活でアピールすることになる、ガクチカや長所においても活用できるものです。
だからこそ、堂々と自分の強みとしてアプローチしていきましょう。
これから具体的にどう書いていけば良いのか、詳しく解説していきます。
【自己PR】 無遅刻・無欠席からアピールできる強み
無遅刻・無欠席そのもののアピールはあまり魅力的とは言えません。
しかし、強みを「無遅刻無欠席」以外の他の表現に言い換えることで、企業でも生きる強みをアピールできます。
以下では、無遅刻無欠席の人が備えている強みを紹介します。
自身の経験を振り返って考えてみましょう。
責任感
朝起きることが得意で、体調を崩しにくい人も、無遅刻無欠席を達成できるでしょうが、周りに迷惑をかけないために頑張って毎日登校していたという人も多いでしょう。
学校はもちろんですが、アルバイトなどで遅刻や当日欠勤などを繰り返すと、大きな迷惑がかかってしまいます。
そうした背景から無遅刻無欠席を達成した人は、自分の責任を全うするために取り組んでいたと話せると良いでしょう。
責任感を持っている人は、企業からしても魅力的に映るはずです。
成長意欲
無遅刻無欠席を達成した人は、成長意欲をアピールすることもできるでしょう。
部活やサークルに欠かさず参加したということは、上達したい、周りに遅れを取りたくないという意思があったのではないでしょうか。
そのような考えが自分の中にあったという人は、成長意欲の強さをアピールすることができます。
特にベンチャー企業などにおいては、この成長意欲が強く求められる傾向にあるので、積極的にアピールしていくことをおすすめします。
分析力
分析力も、無遅刻無欠席を達成した人に当てはまる能力の一つです。
目標に向かって、現状の課題や行うべき視察を考え、実行できる人は、分析力があると言えます。
特に時間やスケジュールを管理できる点をアピールすることができれば良いでしょう。
社会人においても、目標の達成や課題の解決のために何が重要か分析し、それを元に計画を立てる必要があります。
よって、分析力は就職後も求められている能力であると言えます。
スケジュール管理能力
無遅刻無欠席の人は、スケジュール管理をうまく行える人が多いです。
スケジュール管理は社会人に必須のスキルですが、なかなか習得が難しいです。
スケジュール管理をうまく行えないと、社内外の人に迷惑をかけてしまう恐れがあり、効率の低下や企業の損失に繋がってしまいます。
企業は、スケジュール管理ができる人は安心して仕事を任せられるという印象を抱きます。
また、同時に真面目さや責任感の強さもアピールできます。
将来、マネジメントできる点を、エピソードを添えて表現すると良いでしょう。
問題解決力
実は、スケジュール通りに何か進めることは、問題解決能力が高いことのアピールにもなります。
社会は自分の都合で回っているわけではありませんので、いかに自分の行動に非がなくても、不慮のトラブルは起こり得るからです。
そのため、無遅刻・無欠席が危うくなった状況でどのように問題を解決したか、その回避策を伝えることでよりビジネスシーンで通用する魅力的な表現にできます。
無遅刻・無欠席は結果であり、それそのものが個人のスキルではありませんので、実現させるための行動の中でなんらかのスキルの高さを表現するのがコツです。
誠実さ
無遅刻無欠席といえば、大雑把な性格の人には意外となかなかできないことです。
つまり、誠実なところがあるのを伝えやすくなります。
生きていればさまざまな誘惑があったり、あるいは自分にどうしても甘くなってしまったりすることもあるでしょう。
そんな状況を常にうまく回避していける人だからこそ、実現できることといっても過言ではありません。
もしあなたも無遅刻無欠席を貫いているのであれば、自分が真面目な性格であることに、十分自信を持って良いでしょう。
【自己PR】無遅刻・無欠席をうまくアピールする方法
自己PRにおいて、無遅刻無欠席をどのようにアピールすると、企業に響く効果的なアピールになるのでしょうか。
以下では、アピールする際のポイントを大きく3つに分けて紹介します。
工夫や努力をアピールする
自己PRで重要なのは、無遅刻・無欠席という「結果」ではなく、そのために自分がどういった「努力うや過程」を経たのかということです。
例えば、眠る時間に気を使った、食事やストレスとうまく付き合ったなどいった、工夫を伝えることができれば、無遅刻・無欠席というテーマから話が広がります。
この工夫を伝えることで、「この人は自分の身体を理解して、しっかりとマネジメントできているのだな」と思ってもらうことが大切なのです。
そこには必ず努力や継続する気持ち、計画性や意思の強さといったものが関連してくることになります。
目的や意志もアピールしよう
無遅刻・無欠席はただの結果ではなく、自分が明確に意志を持って実現したことだと主張できれば、あなたの努力や熱意をアピールできます。
明確に目標を立てて達成したことなら、なぜそうまでして無遅刻・無欠席にしたかったのか、そこには理由があるはずです。
例えば、「子どものころに中途半端にしてしまったことがあり、その反省から継続に取り組むようになった」とすれば、決めたことには一生懸命向かっていける人間性が見えてきます。
もしくは「割を担い、自分が休んでしまうことで周りに迷惑をかけたくなかった」とすれば、協調性の高い人間性や責任感の強い人となりだとわかるでしょう。
周囲にも影響を与えたことをアピールする
無遅刻・無欠席をアピールする際には、それによって周囲に影響を与えたこともアピールできます。
例えば、自分一人だけでなく遅刻癖のあった友人を巻き込んで、結果的に友人の遅刻回数も減ったなど、自分の影響で周囲に良い影響をもたらしたエピソードを伝えるのです。
実際に企業で働く際には、多くの仕事がチームプレーで行うものになります。
そのような環境では周囲に働きかけ、状況を改善する能力は重要視される能力なので、企業にとって効果的なアピールとなるでしょう。
表彰されたことをアピールする
就活の際に無遅刻無欠席を自己PRとしてアピールするなら、皆勤賞で表彰された経験を明確に伝えることが効果的です。
「表彰された」という事実は、客観的に誰が見ても「優秀なこと」として伝わります。
表彰=非常にすごいことだと正式に認められることのため、アピールするうえでは大事な要素といえるでしょう。
実際に、自己PRで強みを伝えるときは、優れているところがわかりやすく伝わるように定量的な表現を使うことが重要です。
「学校を休まなかった」と表現するよりも、「無遅刻無欠席で表彰された」と表現したほうが優秀なポイントが伝わりやすいでしょう。
就活で強みをアピールする際は、必ずしも華々しい経歴や実績を持っている必要はありませんが、やはり強みにかかわる表彰経験はあるに越したことはありません。
皆勤賞で表彰された経験がある人は、単純に無遅刻無欠席が強みだと伝えるのではなく、「無遅刻無欠席で表彰されました」と伝えてみましょう。
具体的なエピソードを伝える
無遅刻無欠席を就活における自己PRの中で伝えるときは、具体的なエピソードを加えるようにしましょう。
シンプルに無遅刻無欠席であることをアピールするのみでは、強みとして説得力や深みに欠けるからです。
具体的にどのようなエピソードがあったのか詳しく説明することで、どれだけ強みとして優れているのか採用担当者に伝わりやすくなります。
たとえば、無遅刻無欠席では以下のようなエピソードが挙げられるでしょう。
- 皆勤賞を受賞した
- 全校生徒の中で〇人だけだった
上記のエピソードを自己PRの際にあわせて伝えれば、具体的にどのくらいすごいのかがわかり、採用担当者も評価しやすくなるのがポイントです。
「真面目な人なんだろう」「責任感の強さが感じられる」といったプラスの印象にもつながるため、無遅刻無欠席を自己PRで伝えるときのエピソードの存在は、非常に重要です。
「体調が悪くても休まない」はダメ
「体調が悪くても休まない」というのは一見我慢強いと思われそうですが、組織として考えると周りに迷惑をかける行為だと判断されます。
体調は気をつけていても崩してしまうことはありますし、そういった場合は自分のことだけでなく周囲のことも考え他行動をとるべきだと考えられます。
もしそのような経験があったとしても自己PRで伝えるのは控えた方が無難です。
また実際に体調が悪い時はしっかりと休むようにしましょう。
仕事にどう活かすのかを伝える
もう一つ重要なポイントとして無遅刻・無欠席を仕事にどう活かすかまで伝えることが重要です。
仕事において遅刻や欠席をしないというのは、言ってしまえば当然のことです。
そこで、意志の強さ、真面目さ、責任感などに結びつけることで、入社後の姿勢や熱意をアピールできます。
企業に貢献できることを提示することで、企業もあなたと働くイメージをしやすくなります。
無遅刻・無欠席をアピールするだけでなく、その経験が今後どのように活きるのかアピールして締めるようにしましょう。
【自己PR】自己PRを作成する手順
魅力的な自己PRを作成するには、準備を行うことが重要です。
以下では自己PRを作成する前の手順や流れを解説します。
- 準備をする
- 文章構成を考える
- 実際に書いてみる
- 添削をする
自己PRの文章を考えるためには、はじめは準備を整える必要があります。
そのうえで伝わりやすく効果的な構成を考え、書いたうえで最終的に添削を経て魅力的な自己PRに仕上げていく流れです。
それぞれの工程における重要なポイントを見ていきましょう。
1.準備をする
就活を進めるにあたって自己PRの文章や内容を考えるときは、しっかりと準備を重ねることが重要です。
どのような点を自己PRでアピールするのか、自分の良さ・強みなどをピックアップしながら決めていきます。
まずは、いきなり文章を作成しようとせず、自己PRの構成を決めたうえで取り掛かることが大切です。
自己PRの内容は無遅刻無欠席で良いのか、自分の性格的に別のアピールポイントを伝えたほうが良いかという点も含めて、冷静に判断していきましょう。
自己PRの文章を作る準備を進めるときは、さまざまな例文に目を通しておくことも重要です。
比較的早い段階で例文を見ておけば、自己PRの内容や伝えるべきことなどがなんとなく把握できるはずです。
自己PRの例文については、アピールしたい項目別の例文として、以下をぜひチェックしてみてください。
2.文章構成を考える
無遅刻無欠席の自己PRを考えるときは、準備をひととおり終えたあと、具体的な文章構成を考えていきましょう。
文章構成や流れは、自己PRを作成するにあたって最も重要なポイントになります。
構成がしっかりしていなければ、無遅刻無欠席についてどれだけ素晴らしいエピソードやアピールポイントを持っていたとしても、その強みは採用担当者に伝わらないからです。
魅力的なエピソードや強みがすっかり台無しになってしまうため、自己PRは、伝わりやすさにこだわった構成に沿って作成するようにしましょう。
逆に「無遅刻無欠席とはいっても、そこまで優秀さをアピールできる特殊なエピソードではないし…」と思っていても、伝わりやすい構成に沿って書けば、採用担当者には響く可能性があります。
原則として、無遅刻無欠席をアピールするときの自己PRの構成は、「結論→根拠→具体例→結論」の流れが基本となります。
この王道の構成の詳細は、以下の自己PRの効果的な構成についての記事で解説しているので、ぜひ確認してみてください。
3.実際に書いてみる
無遅刻無欠席の自己PRを書くときは、準備から入りそのうえで文章構成を考えたら、実際に書いてみましょう。
構成に沿って書けば文章の流れがわかりやすいため、自分自身をアピールする文章の書き方に慣れていない人でも、意外とスムーズに書けるものです。
次に書くべきことや流れがわかっていれば、文章力・国語力に自信がなくても比較的書きやすいはずです。
なお、ここで書いた無遅刻無欠席の自己PR文をそのまま本番で使うわけではないため、まずは最後まで完成させてみましょう。
「ここでこんな伝え方をすると変かな?」「もっと違う表現のほうが良いかな?」と思っても、最終的に添削を経て手直しすれば問題ありません。
また、無遅刻無欠席の自己PRを書くうえで困ったときは、ここで再度例文をチェックしてみましょう。
例文をそのまま使うのはNGですが、例文を参考にすれば自分では思いつかなかった表現や言い換えなども真似できるはずです。
そのうえで、次の添削や細かい手直しにつなげていってください。
4.添削をする
無遅刻無欠席の自己PRを書くときは、最終的に添削を行ったうえでの直しが重要です。
自分自身で就活の自己PR内容を見直す場合は、完成してから、目安として2~3日後のタイミングがおすすめです。
完成直後に内容を見直そうとすると、内容を俯瞰で見ることがなかなかできないため、改善点がうまく見つからない可能性があります。
完成してから2~3日後なら、自分自身でも第三者の目線をもって自己PRの内容を見直すことができるでしょう。
また、無遅刻無欠席の自己PRの文章は、必要に応じて自分以外の人に添削してもらうのもおすすめです。
周りの友人や先生、家族などに見てもらったうえで、不自然な表現や文章がないか確認してもらうのも良いでしょう。
また、就活関連の書類添削サービスを利用して、就活支援のプロに直してもらったりアドバイスを受けたりすることも非常におすすめです。
より魅力的な自己PR文を作るにあたっておすすめの添削サービスは、以下の記事で具体的に紹介しているので、一度ぜひ参考にしてみてください。
【自己PR】 無遅刻・無欠席をアピールする構成
人に何かを伝える時には正しい文章の構成が重要です。
どんなに内容が良くても文章の構成が間違っていると、その内容もうまく伝わりません。
人に伝わりやすい文章というのは論理的であるということが重要です。
間違った構成では論理的な文章にならないため自分の伝えたいことが伝わりにくいのです。
論理的な文章を意識して自己PRを作成しましょう。
結論
まず構成を考える上で、もっとも大事なのがわかりやすく伝えることです。
そこで最初に意識してほしいのが、いきなり結論から入ること。
例えば「私の強みは○○です。」のような入りから書き始めることによって、相手に今から何をアピールするのかを明確に伝えられます。
つまり、効率的に自己PRをすることができるため、必ず守るようにしましょう。
ちなみに、結論部分で自分の強みを伝える際には、差別化を図ることも考えてみてください。
同じ意味でも、言い方を変えるだけで個性を出しやすくなります。
エピソード
結論のあとは、その結論にまつわるエピソードを書き進めていきましょう。
強みだけを伝えてもそれが本当のことなのかどうかは、もちろん相手にはわからないことです。
だからこそ、強みに関するエピソードを必ずここで用意しておく必要があります。
根拠となるエピソードがなければアピールにならないので、できるだけ細かく伝えるようにしてください。
また、エピソードの中で何か示せる成功体験がある場合は、数字を用いてアピールするのがポイントです。
これによって、よりいっそう自分のすごさを伝えられます。
理由
無遅刻無欠席に関するエピソードを伝える際には、そもそもなぜ無遅刻無欠席を実現できたのか、その理由について詳しく書いておく必要があります。
そこが明確になっていないと、無遅刻無欠席がアピールポイントとして機能しません。
なぜなら、根拠となる部分が何もわからない状態になってしまうためです。
無遅刻無欠席を実現できたことを、うまく説明することによって、初めて信用してもらえるでしょう。
その際に、自分がどのような工夫をしてきたのかも伝えることで、より魅力的なアピールができるようになります。
入社後どう活きるか
自己PRといえば、自分の良いところをアピールするものです。
だからこそ、忘れてはいけないのが、入社後にどのような形で自分の良いところを活かせるのかも伝えること。
その理由は、採用担当者に採用した際のイメージを与えるためです。
例えば「貴社に入社した際には、○○を仕事に活かして結果を出したいと思っています。」のような形でまとめましょう。
そこまで伝えることができれば、それだけであなたを採用する価値があると考えてくれる可能性が高まります。
【自己PR】無遅刻無欠席の注意点
無遅刻無欠席を自己PRでアピールする際には、注意しなければいけないことが2つあります。
もしこれから自己PRを作ろうと考えている人は、以下の2点を必ず頭に入れておいてください。
体調が悪い日も行ったエピソードはダメ
まず覚えておかなければいけないのが、体調が悪い日も変わらずに学校へ出席したことです。
これは一見すると、辛いときでも頑張れる力があることをアピールできていることになりますが、見方を変えれば周りの人に迷惑をかけているようにも見られます。
例えば、熱が出ているのに学校へ行ってしまうと、周りの人にうつってしまうことがイメージできるでしょう。
つまり逆効果になってしまうおそれがあるため、体調が悪い日も出席したことがあった場合は、伝えないようにしてください。
大学時代の話をする
無遅刻無欠席はすごいことですが、だからといって小中学生の時のエピソードを話したり、高校生の時のエピソードを話したりすることは、できるだけ避けましょう。
なぜなら、直近で自慢できるようなアピールポイントにはならないからです。
そのため、大学時代に無遅刻無欠席であったことを伝えるようにしてください。
ただし、小学校から大学にかけて継続できている場合は、その旨を伝えても問題ありません。
【自己PR】無遅刻・無欠席をアピールする例文
例文1:目的意識をもって取り組める
私は学ぶことや、人と関わること、身体を動かすことが好きなため、学校というのはそれら全ての欲求を叶えてくれる場所でした
そのため、1日でも休んでしまうのは勿体無いと考え、幼い頃から毎日休まずに通うための努力をしてきました。
具体的には、規則正しい生活を行うのは勿論のこと、お風呂に入る時間や食事のバランスにも気をつかいました。
そうすることで、ただ学校に通うのではなく、自分の日々のルーティンを確立し、ストレスマネジメントもできるようになりました。
大学では、○○の学習に力をいれるため週5日授業を入れていましたが、アルバイトの調整や登校時間の調整などを行い、無遅刻無欠席だったのはもちろん、3年次には学部の成績優秀者として表彰されることとなりました。
貴社に入社した後も、自分の役割や自己成長のために目標を掲げ、社員の皆様に頼られる存在になりたいです。
例文2:真面目
私は小学校から大学まで、一度も学校を休んだり遅刻したりしたことはなく、無遅刻無欠席を継続しています。
学校を欠席したり遅刻したりすることは、学業に遅れが生まれるだけでなく、周りの人に迷惑をかけることだと考えています。
そのため、たとえ少し気分が乗らないときも、学校を休まず通い続けてきました。
この結果、小学校・中学校・高校とそれぞれ皆勤賞を受賞させていただき、高校のときには校長先生より「小学校から無遅刻無欠席を続けて来れているのはあなただけです」と褒めていただきました。
この無遅刻無欠席に対する継続力は、頑固な父譲りの真面目な性格が関係していると考えています。
貴社に入社した際は、真面目な性格と継続力を活かし、仕事に一生懸命取り組んでいきたいです。
例文3:責任感
私は高校生の頃から飲食店でのアルバイトを続けていますが、一度も欠勤や遅刻をしたことがありません。
シフトに穴を開け、周りに迷惑をかけないよう、スケジュール管理や体調管理を徹底して行ってきました。
具体的には、紙のスケジュール帳とスマートフォンのスケジュール帳の2つを持ち歩きいつでも記録や確認ができるようにしたことと、手洗いうがいや栄養バランスの良い食事をとり、週2回散歩などの運動を行いました。
また、遅刻を防ぐため、毎晩次の日のスケジュールを紙に書き出し、予定の1時間前には起きることを徹底しました。
その結果、店長に「いつも真面目に働いてくれて助かる」「○○さんだったら任せられる」などと声をかけていただくことができました。
貴社に入社後も、自分の行動が周りに影響することを自覚し、責任感のある行動を心がけます。また、皆様に頼っていただけるような社員に成長したいです。
例文4:目標達成力
私は小学校の頃から剣道を続けています。
「毎日コツコツ取り組めばやがて大きな力になる」という父の言葉を胸に、欠かさず練習に励んできました。
大学2年生の頃には大きな大会があり、私はそこで優勝することを目標に練習に取り組んできました。
疲労や精神的なプレッシャーで練習を休みたいと思う日もありましたが、自分を奮い立たせ、ストレスとうまく向き合いながら練習を続けてきました。
日々自分の弱点を見直したり、アドバイスを吸収した結果、大会で優勝することができました。
貴社で働くことが叶った際は、自分自身で決めた目標や結果にこだわる意思の強さを活かし、積極的に会社に貢献していきたいと考えています。
例文5:継続力
実は大学時代、1日も学校を休んだり、遅刻したりしたことがありません。
なぜなら、毎日しっかり出席できるように、日々体調管理を意識してきたからです。
そして、その動機となったのが、お金を稼ぐことです。
もちろん学校での勉強を遅らせないようにしたかったのもありますが、何より生活費や遊ぶお金をどうしても稼ぎたい気持ちがありました。
そのためには、体調を常に良好な状態に保つ必要があり、私は食事や運動はもちろん、手洗いうがいなども欠かさずにやるようにしました。
その結果、学校での勉強もアルバイトも、すべてうまく両立することができたので、すごく満足しています。
貴社に入社した際にも、常に体のことを考えつつ、最高のパフォーマンスで仕事に取り組んでいきたいと思っています。
【自己PR】添削のポイント
自己PRは、何度も文章の内容や流れ、表現などを見直し、より良いアピール文に仕上げることが重要です。
そのためここからは、就活の自己PR作成にあたって実践したい添削のポイントを紹介していきます。
大事な添削のポイントは、以下の2つです。
- 第3者視点で見てもらうこと
- 最もおすすめなのはエージェント
積極的に第三者などに添削してもらう機会を設ければ、自己PRの内容をより素晴らしいものに仕上げられるはずです。
では、添削のポイントについてそれぞれの詳細を解説していきます。
第3者視点で見てもらうこと
無遅刻無欠席の自己PRの内容は、自分以外の人に、第三者の目線で添削してもらうことが重要です。
自分で添削すると主観が入ってしまうため、良い部分と悪い部分を正確に見極められない可能性があります。
特に作成からあまり時間が経っていない状態で見直すのは、より主観的な目線になってしまうため極力避けましょう。
自分で見直して自己PRの内容を改善していく場合は、第三者の目線を持つためにも最低限、2~3日時間を開ける必要があります。
しかしやはり自己PRを添削するのは、自分自身ではなく、自分以外の人が最適です。
特に志望先企業の採用担当者と同じように、自分のことをあまり知らない人にチェックしてもらうのが望ましいでしょう。
そのため無遅刻無欠席をアピールする自己PRの内容を添削してもらいたいときは、積極的に就活支援の添削サービスなどを利用してみてください。
最もおすすめなのはエージェント
無遅刻無欠席をアピールする自己PRを作成したあとに添削を受けるなら、やはり相談先として望ましいのは、就活エージェントです。
就活エージェント(就職エージェント)は、学生や求職中の社会人に向けて、就職支援を実施しているサポートサービスになります。
そのため就活エージェントに相談すれば、自己PRや志望動機、ガクチカなどの的確な添削が受けられます。
もちろん添削だけでなく、面接対策や自己分析、企業研究などのサポートも徹底的に行ってもらえます。
また、就活エージェントのなかでもおすすめなのは、人事とのかかわりが深い就活エージェントです。
企業の人事に近い目線で就活に関するアドバイスをくれるため、内定を目指すうえで非常に参考になるのは間違いありません。
作成した自己PRに対する添削も、質が高いと期待できます。
もちろんキャリアセンターへの相談も可能ですが、大学に関する内容は強くても、企業目線でのサポートに特化しているのはやはり就活エージェントになります。
就活エージェントに関する基礎知識、活用方法などについては、以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
無遅刻・無欠席は就活においてアピールすることができる魅力的な長所です。
しかし、伝え方や構成を間違うと正しく評価されるどころか企業側にマイナスイメージを与えてしまうことになります。
就活ではそういったミスで内定を逃してしまうこともあるので、注意しましょう。
また、自分一人での就活に不安を感じるという方は、就活エージェントのサービスを利用するという方法もあります。
自己分析から面接まで徹底的にサポートしてくれるため、就活が有利に進むことでしょう。
万全の準備をして内定を勝貴社
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート