就職活動において、「そもそもエントリーとは?」「エントリー方法は?」という疑問が浮かんでいる人も多いのではないでしょうか。
マイナビやリクナビなどの大手就活サイトからエントリーするものもあれば、企業に直接エントリーする場合もあり、戸惑う就活生もいます。
エントリーのやり方がわからないと本選考のレールにのることすらできないので、大変です。
本記事では、エントリーとは?やり方は?などを徹底解説していきます。
こちらの記事は2025年最新版となっており、27 卒の就職活動を対象にした記事となっておりますので、ぜひ読んで企業にエントリーする方法をマスターしましょう。
- 企業にエントリーする方法
- エントリー前に知っておきたいこと
- エントリーする理由
- エントリー方法がよくわからない人
- エントリーに関して不明点が多い人
- 一般的なエントリー方法を知りたい人
就活において企業にエントリーするとは?
企業へのエントリーとは、企業の情報を得るための申し込みのことです。
エントリーを行うことで、エントリー企業の情報を得られたり、企業からの情報発信を受け取ることができます。
企業は効率的に採用選考活動を行うため、自社に興味を持っている学生に向けて情報の提供を行います。
このエントリーを通じて、企業に対しての興味関心を示すことができます。
では、エントリーとはいつ、どのくらいの数の企業に行うべきなのでしょうか。
以下で定義からエントリー企業数の平均や開始時期について詳しく解説していきます。
エントリーとプレエントリーの違い
就職活動において最初にぶつかる疑問の一つが、エントリーとプレエントリーの違いではないでしょうか。
これらは一見すると同じような意味に思えますが、企業に対するアプローチの段階が明確に異なります。
簡単に言えば、プレエントリーは資料請求や会員登録のようなもので、エントリーは正式な試験の申し込みだとイメージしてください。
多くの就活生がこの二つの違いを混同してしまい、プレエントリーをしただけで応募が完了したと勘違いしてしまうケースが毎年見受けられます。
志望度の高い企業の選考フローに乗り遅れないためにも、それぞれのプロセスが持つ意味をしっかりと把握しておくことが大切です。
ここからは、それぞれの具体的な役割について深掘りしていきましょう。
エントリーは企業側への意思表示
エントリーとは、企業に対して選考に参加したいという強い意志を正式に伝える手続きのことです。
具体的には、エントリーシートの提出や適性検査の受検などがこれに該当します。
プレエントリーの段階ではまだ個人情報を登録しただけに過ぎませんが、本エントリーを行うことで初めて選考の土俵に上がることができます。
企業はこのエントリー情報をもとに書類選考を行い、面接へと進む学生を選抜していくのです。
この段階では、企業ごとに指定された期日までに書類を提出しなければなりません。
締め切りは企業によって異なり、一度逃してしまうと再応募ができないことがほとんどです。
そのため、スケジュール管理が非常に重要になります。
エントリーは内定獲得へ向けた最初にして最大の関門であると認識し、一つひとつの企業に対して丁寧かつ熱意を持って向き合う必要があります。
提出する書類には、自己PRや志望動機など、あなたの人柄や熱意を伝えるための要素が詰め込まれていますので、事前の準備を怠らないようにしましょう。
プレエントリーはエントリー前の申し込み
プレエントリーは、興味のある企業に対して、あなたの個人情報を伝え、採用情報の提供を依頼するアクションです。
就職情報サイトのボタンを押したり、企業の採用ホームページから登録を行ったりすることで完了します。
これを行うことで、企業専用のマイページが開設され、説明会の日程や選考スケジュールなどの詳細な情報が届くようになります。
つまり、プレエントリーは選考への応募そのものではなく、あくまで情報収集のための入り口を開く作業だと言えるでしょう。
プレエントリーをしたからといって、必ずしもその企業の選考を受けなければならないという義務は発生しません。
そのため、少しでも興味がある業界や企業があれば、積極的にプレエントリーをしておくことをおすすめします。
選択肢を広げておくことで、思いがけない優良企業との出会いがあるかもしれません。
まずは広めに網を張り、徐々に志望企業を絞り込んでいくのが賢い就活の進め方です。
ただし、登録した企業からは多くのメールが届くようになるため、重要な情報を見落とさないよう、メールフォルダの整理や管理方法も工夫しておきましょう。
エントリーと応募の違いは?
就活の場面では応募という言葉もよく使われますが、新卒採用においてはエントリーとほぼ同義だと考えて問題ありません。
一般的に中途採用などで使われることが多い応募ですが、新卒就活ではエントリーシートの提出やWebテストの受検をもって応募完了と見なされます。
言葉の響きに惑わされず、企業が求めている手続きがどの段階にあるのかを常に確認する姿勢が大切です。
企業へのエントリーの開始時期はいつから?
就職活動のスケジュールは経団連の指針や政府の要請によって大枠が決まっており、一般的には大学3年生の3月1日が広報活動の解禁日、つまりエントリーの開始時期とされています。
この日を境に、就職情報サイトが一斉にオープンし、各企業のプレエントリーや説明会の予約がスタートします。
しかし、これはあくまで一般的なルールの話であり、近年では外資系企業やベンチャー企業を中心に早期選考を行うケースが増えています。
特にサマーインターンシップや秋冬のインターンシップに参加した学生に対しては、3月以前に選考ルートへの案内が届くことも珍しくありません。
そのため、3月1日をただ待っているだけでは、ライバルに差をつけられてしまう可能性があります。
3月解禁はあくまで全体的な目安と捉え、志望する業界や企業の動向を早期からチェックしておくことが重要です。
早期選考の波に乗り遅れないよう、自己分析や業界研究は年明け前から着実に進めておきましょう。
就活において何社の企業にエントリーすべきか
エントリー数については、多ければ多いほど安心できると考える人もいれば、少数の企業に絞って集中したいと考える人もいるでしょう。
もちろん正解は一つではありませんが、リスク管理の観点から言えば、ある程度の数を確保しておくことは不可欠です。
持ち駒が少なすぎると、万が一選考に落ちてしまった際の精神的なダメージが大きく、その後の立て直しが難しくなります。
一方で、手当たり次第にエントリーしすぎても、一社ごとの対策がおろそかになり、結果として全滅してしまうリスクがあります。
自分のキャパシティを見極めつつ、質の高い準備ができる範囲でエントリー数を調整することが、内定への近道となります。
26卒本選考開始時の平均エントリー数は19.5社
最新の就活市場の動向を見ると、26卒の学生が本選考開始時点でエントリーしている企業の平均数は約19.5社というデータがあります。
この数字はあくまで平均ですが、多くの就活生が20社前後の企業に興味を持ち、アプローチをかけているという事実は参考になるはずです。
この20社という数字は、第一志望群、第二志望群、そして滑り止めや練習のための企業をバランスよく組み合わせた結果と言えるでしょう。
最初は30社程度プレエントリーし、そこから説明会などを経て20社程度に絞り込むのが一般的な流れです。
しかし、単に平均数に合わせれば良いというわけではありません。
重要なのは、自分がその企業に対してどれだけ熱意を持って対策できるかです。
19.5社すべてに全力投球するのは物理的に難しいため、志望度に応じてかける時間と労力の配分を考える必要があります。
例えば、絶対に受かりたい本命企業にはエントリーシートの作成や面接練習に十分な時間を割き、それ以外の企業は効率的に進めるなど、戦略的な動きが求められます。
周りの数字に流されすぎず、自分自身の就活軸に照らし合わせて、納得のいくエントリー数を決定してください。
何のためにエントリーするのか
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そもそもなぜエントリーをするのかという理由についても考えておく必要があると言えるでしょう。
就活は自分の今後のキャリアを左右するものであり、納得した上で就活を進めていくことが大切です。
何事も納得をしていないと100%の能力を発揮できないでしょうし、実りのあるものにできない可能性が高いです。
そこで、まずはエントリーをする意味についてしっかりと理解しておく必要があると言えるのです。
本選考のレールに乗るため
エントリーをしなければならない理由の一つとして、本選考のレールに乗るためということが挙げられます。
エントリーをしないとそもそも選考に参加することができないからです。
またエントリー期間とES(エントリーシート)の締め切り日は異なるため注意が必要です。
必ずしも選考に進まなければならないわけではないので、気になる企業はとりあえずエントリーしておくと良いでしょう。
後になってエントリーしておけばよかったと後悔するのは非常にもったいのないことなので、「とりあえず」くらいの気楽な感覚で良いです。
選考の情報を得るため
選考の情報を得るためというのも、エントリーをする理由の一つであると言えるでしょう。
エントリーをすればその企業の説明会はもちろんのこと、選考スケジュールなどについても詳しい情報を入手することができるようになります。
ES(エントリーシート)のダウンロードなどもできるようになり、就活の対策を進めやすくなるはずです。
就活においては情報の入手が何よりも大切であるとされているため、関心のある企業には必ずエントリーしておきましょう。
エントリーしたからといって特に何かしらマイナスなことは一つもないので、ひとまず選考エントリーに参加することが重要なのです。
企業情報の詳細を確認するため
企業情報の詳細を確認するためというのも、企業にエントリーすることの重要性の一つであると言えるでしょう。
会社のウェブサイトからエントリーした場合は、企業の遠隔やビジョンはもちろんのこと、事業内容や社風など詳細な情報について詳しく確認できるようになります。
また、新卒向けのページが用意されていることも多いです。
こういったページを確認することを通して、働き方や「社員の1日」「社長の話」などを読めることも多いです。
これらを確認することができれば、応募前に企業の理解を深めることができるでしょう。
企業への一般的なエントリーのやり方
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では次に、実際にどのようにエントリーするの?という問いに答えていきます。
方法は主に2つあります。
- 自社HPから行う
- マイナビやリクナビなど大手の就活サイトから行う
どちらの場合もエントリーは「関心があることの意思表示」であることに変わりありません。
しかし、効率良く何社もエントリーできるのは、大手の就活サイトを利用するやり方です。
それぞれについて説明していきます。
企業の自社ホームページからエントリーする
各社の採用サイトから、エントリーします。
マイページの登録をすることで、エントリーしたことになる企業もあります。
関心のある企業が具体的にあるのであれば、個別のHPからエントリーすることが確実です。
大手就活サイトからエントリーする
業界や職種は絞っているものの、具体的な志望企業がみつかっていない場合は、就活サイトを利用すると良いでしょう。
同じ業界や職種の企業を一括エントリーできる機能もあるため、時間の節約にもなります。
個別のHPだと毎回個人情報を入力しなくてはいけないので、意外と時間がかかってしまいまいます。
リクナビを使った一斉エントリーの仕方
マイナビと並んで多くの人が利用している就活サイトに「リクナビ」があります。
リクナビは業種、地域、職種の3点から条件を絞るなどの検索機能があり、自分の気になる企業を見つけると、企業の大まかな情報やイベントの情報などを確認できます。
企業情報画面を見ていくと「エントリー」という欄があり、エントリーを確認できます。
可能な限り、自分が興味を持てるものを多くエントリーすることが大切です。
マイナビを使った一斉エントリーの仕方
企業にエントリーしようと思うと多くの人はマイナビ等の就活ナビサイトを使用してエントリーしようとします。
そのためここでは代表的なマイナビでのエントリー方法を詳しく解説していきます。
マイナビには検討リストという機能があり、気になる企業を検討リストに入れることでリスト化して振り返ることができます。
また、検討リストに登録しておくことでマイナビが自動的に企業にエントリーしてくれます。
あなたが興味のある業界や企業をできるだけ多く集めておくことをおすすめします。
企業へのその他のエントリー方法
これまでのエントリーは先ほど説明させていただいたように、従来は企業を自分で企業を見つけてエントリーすることが一般的でした。
しかし、最近では企業の方からオファーが届くものや、就活エージェントの方から提案されるものもあります。
従来とは異なるエントリー方法についても、確認していきましょう。
企業からのオファー
「逆求人(逆オファー)」という言葉をご存じでしょうか。
企業から就職活動をしている学生に向けて「あなたに興味があります」という様にオファーをしていただくものです。
自分達から企業を探すのではなく、企業の方から直接オファーが届くシステムで、企業からのオファーを承諾し、必要事項を記入することでエントリーしたことになります。
就活エージェントを利用した限定エントリー
就活エージェントとは就職活動の基礎である自己分析や企業分析から、面接対策、内定獲得後の辞退や承諾の方法まで就活に関するあらゆるサポートを行ってくださる方のことです。
料金に関しては有料で行っている企業も無料で行っている企業もあります。
就活エージェントの大きな特徴としては求人サイトに載っていない企業も紹介してくださるということです。
エントリーに関しては企業をエージェントの方から提示していただいた後に学生の皆さんがその企業の説明会などを希望する場合にエージェントの方が行ってくださいます。
企業にエントリーした後の就活の流れ
企業にエントリーした後は、選考に進むためのプロセスが始まります。
説明会から内定までの流れを把握し、準備を万全に整えることが大切です。
以下の記事は就活生が平均何社受かるのか、落ちるのかと共に各選考フェーズのコツも掲載しているので参考にしてみてください。
マイページの作成
まずは、マイページを作成しましょう。
選考に関する連絡は、マイページ上で行われるからです。
たとえば、企業説明会の日程や面接日の調整などが挙げられます。
企業説明会の参加に必要なQRコードをマイページから配布する企業もあるため、作成の重要性が高まっています。
ほかにも、急な体調不良による面接日の変更もマイページから可能です。
直接、採用担当者に電話する必要がないため、時間を気にする必要はありません。
マイページは、就活生と企業の橋渡しの役割を担います。
エントリーした後は、マイページを作るようにしましょう。
説明会
マイページに登録した学生にのみ説明会の案内を送る企業も多くあります。
説明会は企業の詳細情報や選考の流れを知る絶好の機会であり、特に説明会への参加が本選考の条件となる企業もあります。
そのため、案内を見逃さないように注意が必要です。
また、説明会で得た情報はエントリーシートや面接対策にも活用できるため、積極的に参加されることをおすすめします。
ES提出
エントリーシートは履歴書と異なり、企業ごとにフォーマットが異なる場合が多いです。
ESは自分が企業にどれだけマッチしているかをアピールする重要な書類ですので、内容をしっかりと練る必要があります。
提出前には第三者に添削を依頼し、改善点を洗い出すことで、より説得力のある文章に仕上げることができます。
完成したESは期限内に忘れず提出しましょう。
適性検査
多くの企業では適性検査が選考の第一関門となります。
特に大手企業や人気企業ではWebテストが重要なハードルになることが多いです。
公式問題集や参考書、アプリなどを活用し、問題形式に慣れておくことが大切です。
準備を怠ると合格ラインに達しない可能性がありますので、時間を確保して計画的に取り組みましょう。
エントリー時点でテストの種類がわかることも
エントリーをすると、その後の選考フローがわかる場合があります。その場合は、Webテストのところにテストの種類が記載されていないか必ず確認をしましょう。
企業によって利用しているWebテストの種類は異なります。しかしWebテストの種類によって、難易度や勉強方法は大きく異なります。
そのため、エントリー時点でWebテストの種類がわかるときは、早めに確認をして対策を始めましょう。
面接・グループディスカッション
面接は複数回実施されるのが一般的です。
エントリーシートに記載した内容を深掘りされることが多いため、事前に自己分析を行い、頻出する質問に対応できるよう準備することが重要です。
また、グループディスカッションでは協調性や論理的思考力が求められるため、練習を重ねて自信を持って臨みましょう。
内々定
内々定は、企業からの口頭やメールによる非公式な内定のことを指します。
正式な内定ではありませんが、多くの場合、その後の内定に繋がります。
内々定を受けた場合は、企業とのコミュニケーションをしっかりと行い、次のステップに備えましょう。
内々定には法的な拘束力はない
実は、内々定には法的な拘束力はありません。
内々定とは、いわば口約束のようなものだからです。
とはいえ、企業イメージや評判に関わるため、内々定を取り消すケースは少ないと言えるでしょう。
内定
正式な内定は、企業と学生の間で書面を交わし、契約を結ぶことで成立します。
内定後は入社に向けた準備が本格的に始まりますので、必要な手続きをスムーズに進められるよう計画を立てておきましょう。
就活解禁時にエントリーを始めるのは遅い?
就活はインターンの選考から始まっており、早い人だと3年生の6月頃からすでに就活を始めている人がいます。
また、最近になって就活の一斉解禁が無くなったりするなどによって就活の早期化や通年採用が始まってきています。そのため、3月になってからエントリーの方法を調べるのが少し遅れてしまっているかもしれません。
ただ、当たり前ですが就活はいつ始めても遅すぎるということはないためそこまで気にすることなく今から内定獲得を目指して頑張っていきましょう。
しかし3月1日の情報解禁日と呼ばれている日にエントリーを開始する人も多く、説明会の予約が殺到することからクリック戦争と呼ばれることもあります。
企業にエントリーした後に就活関係でできること
エントリーボタンを押しただけで満足してはいけません。
そこからが本当の勝負の始まりです。
エントリー後は、企業から次々と選考の案内が届きますので、まずはスケジュールの確保を最優先に行いましょう。
特に、適性検査やWebテストには受検期限が設けられていることが多いため、期限ギリギリになって焦ることのないよう、余裕を持って対応してください。
また、説明会や面接の日程調整は早い者勝ちになるケースも多いため、メールやマイページのチェックは毎日欠かさず行う習慣をつけることが大切です。
次に注力すべきは、企業ごとの対策を深化させることです。
プレエントリー段階では広く浅く情報を集めていたかもしれませんが、本エントリー後はその企業が求める人物像をより具体的にイメージし、自分の強みとどうリンクさせるかを考える必要があります。
OB訪問を行って社員の生の声を聞いたり、企業の最新ニュースをチェックしたりして、志望動機に厚みを持たせましょう。
選考が進むにつれて求められる情報の質は高くなるため、常に情報のアップデートを怠らない姿勢が、面接官の心を動かす鍵となります。
内定を勝ち取るその日まで、気を抜かずに走り抜けましょう。
企業にエントリーするときのポイント
エントリーの数に注意する
エントリーの締め切り日を把握する
検討リストをうまく活用する(マイナビ)
企業へのエントリーは、就職活動において重要な一歩です。
希望する企業を効率よく選び、エントリーを適切に進めることで、選考をスムーズに進めることができます。
ここでは、エントリー時に特に注意すべきポイントについて解説いたします。
エントリーの数に注意する
企業へのエントリー数は、多すぎても少なすぎても問題が生じる可能性があります。
エントリー数が多すぎると管理が煩雑になり、選考への準備が疎かになる場合があります。
一方で、少なすぎると選択肢が限られ、結果的に希望する企業にたどり着けないリスクがあります。
迷った場合は基本的にエントリーすることがおすすめですが、自分の興味や条件に合った企業をしっかり見極め、適切な数に絞ることが重要です。
目安として、20~30社程度が無理なく進めやすい範囲とされています。
エントリーの締め切り日を把握する
エントリー開始は多くの企業で3月1日が一般的ですが、締め切り日は企業によって異なります。
さらに、応募数が多い企業では予定より早くエントリーを締め切る場合もあります。
そのため、興味のある企業については早めにエントリーを完了させることが大切です。
エントリー締め切り日を把握し、スケジュール管理を徹底することで、選考の機会を確実に得ることができます。
興味を持った企業には、早めの行動を心掛けましょう。
検討リストをうまく活用する(マイナビ)
マイナビで企業エントリーの候補を探す際、特に役立つのが「検討リスト」機能です。
検討リストに企業を登録すると、マイページ上にメモを残せるほか、企業がインターンシップやキャリア情報を更新したときに通知が届くため、エントリー情報を見逃すリスクが軽減されます。
また、検討リストをもとに、マイナビが利用者の興味に合いそうな企業を自動的にピックアップして表示してくれるので、新たな企業との出会いにも繋がります。
さらに、マイナビには豊富な企業情報が掲載されているため、自分なりに選りすぐった「お気に入り企業リスト」を作成しておくと、就活本番が始まった際に自信をもってエントリーできるといえます。
マイナビからのエントリーを考えている方には、ぜひ積極的に利用してみてほしい機能となります。
興味のある企業にはエントリーする
就活では、興味のある企業には積極的にエントリーすることが大切です。
エントリーしなければ、選考に進めないだけでなく、企業の最新情報やイベントの案内を受け取る機会も逃してしまいます。
そのため少しでも興味があるなら、完全に受付を締め切ってしまう前に、ひとまずエントリーしておくことがおすすめです。
なお、エントリーしたからといって、必ず選考や説明会に参加しなければならないわけではありません。
「実際にその企業で働きたいかわからないから…」と迷ってエントリーしないのではもったいないため、興味のある企業には積極的にエントリーすることをおすすめします。
エントリーして試しに説明会などのイベントに参加してみた結果、企業に興味がわいたり思いがけず自分の適性の高さを感じたりするケースもあるため、情報解禁後はエントリーを済ませておきましょう。
業界を絞りすぎない
企業にエントリーする際は、就活の方向性として、業界を絞りすぎないことも大切です。
最初から志望する業界を限定しすぎてしまうと、実際に説明会に参加したり選考を受けたりする中で「なんか違う気がする」となった際に、方向転換が難しくなる場合があります。
エントリー前に積極的に業界研究を重ねていても、就活が本格化するまでは、意外と知識が浅く気づけないことも多いです。
会社説明会に行ったりOBOG訪問をしたりした結果、理想と現実の大きなギャップを感じ、自分には向いていないかもしれないと考えるようになるケースは少なくありません。
そのため、志望する業界は複数あったほうが良いといえます。
少なくとも2つ以上の業界を選択肢として用意し、就活を進める過程で、より自分に合う業界を見極めていくことがおすすめです。
エントリーする業界に迷っているなら適職診断をしてみる
エントリーする業界・企業に迷っている人は、適職診断を利用することがおすすめです。
就活では自己分析の結果に基づいて方向性を定めることが重要とはいえ、自分の考え方一つで、自分にマッチする業界を見極めることは難しいものです。
特に客観的に自分を見つめることが苦手な人は、自己分析のサポートツールとして、適職診断を活用すると良いでしょう。
適職診断では、自分の性格や将来のビジョンなどについて簡単な質問に答えるのみで、自分に向いている職業がスムーズにわかります。
選んだ業界や興味を向けている業界が合っているか答え合わせする意味でも、適職診断はおすすめといえます。
適職診断では、あわせて自分の強みや性格を結果の中で教えてもらえることも多いため、自己PRなどを作成するうえで参考にできる場合もあります。
企業へのエントリー前にすべきこと
企業にエントリーする際は、事前にすべきことをぜひチェックしておきましょう。
前もって準備を整えておけば、後悔や失敗のない形でエントリー手続きを済ませられるため、よりスムーズに就活を進められます。
- 企業へのエントリー前にすべきことは、以下のとおりです。
- 企業のHPを確認する
- OBOG訪問
- インターンへの参加
特に、OBOG訪問やインターンを経験して情報収集し、企業研究につなげることは重要なポイントです。
では、すべきことの詳細をそれぞれまとめていきます。
企業のHPを確認する
企業にエントリーするときは、事前に、企業の公式ホームページを確認しましょう。
特に「採用情報」「社長メッセージ」「社員インタビュー」などは、企業について理解を深めるうえで重要な項目になります。
企業がどのような人物を求めて採用活動を行っているのかがわかるため、その業界・企業に自分が向いているのか、的確に把握するきっかけになります。
企業の価値観や求める人物像を理解することは、エントリー前に適性を見極めるうえで役立つだけでなく、企業に響くES・履歴書を作成するうえでも効果的です。
どのようなアピールをすれば企業に魅力を感じてもらえるのかがわかるため、企業の公式ホームページをチェックしておけば、早い段階で選考対策も強化できます。
OBOG訪問
企業にエントリーする前は、OBOG訪問を通じて、企業についてよくリサーチを重ねておくことも重要です。
実際にその企業で働く人の話を聞けば、公式ホームページや口コミだけではわからない情報をキャッチできます。
リアルな職場の雰囲気や働き方の特徴、入社してみて感じたやりがい、ネガティブなギャップなどを知ることができるため、企業についてさまざまな視点で理解を深められるでしょう。
詳しい内部事情を知れば、自分に向いている企業かどうか、より的確な基準で見極められます。
ミスマッチを避けた企業選びにつながるため、OBOG訪問は可能な限り行っておきましょう。
3月1日以降は選考対策や説明会参加などで忙しくなるため、OBOG訪問は2月中までに済ませておくことがおすすめです。
インターンへの参加
企業にエントリーするときは、事前に、インターンに参加することも大切です。
インターンに参加すれば、その企業の仕事の進め方や社風を体験できるだけでなく、社員と直接交流できる場合があります。
そのため、インターンは企業研究の機会として非常に貴重であり、積極的に有効活用すべきといえます。
企業の業務内容については、事前にリサーチを重ねていても、実際に見たり体験したりしなければわからないこともたくさんあります。
特に学生は、社会に出たことがないからこそ、職場ならではの雰囲気や特徴は初めて触れるものばかりです。
そのため、エントリーする前には、可能な限りインターンに参加してみましょう。
なお、インターンに参加すればインターンの選考を受ける機会もあり、3月からの本選考前の練習にもつながるでしょう。
もしもエントリーをわすれたら
エントリーを忘れた場合、基本的に選考ルートに乗れません。
企業は、就活生が社会人としてのマナーを身につけているか確認しています。
選考ルート以外にも、企業説明会への参加やエントリーシートのダウンロードができません。
エントリーの締め切りは決まっているので、早めに行動しましょう。
後回しは、エントリーし忘れる大きな原因です。
また、エントリー締め切りが複数回設定されている場合、早い段階で申し込むようにしましょう。
最終締め切りを待たずして選考に進むことが可能です。
企業のエントリーに関するよくある疑問
企業の選考会に参加したい意向を示すのが、企業エントリーです。
しかしながら就活をはじめて間もない時には、エントリーとはどういうものでどのようにすればよいのかわからない人も多いものです。
企業エントリーについての詳細について詳しく見ていきましょう。
- エントリーは何社ぐらいしたらいいの?
- たくさん興味がある会社があるのですが、全部エントリーしてもいいの?
- エントリーはいつからすればいいの?
- 1人のエントリーできる社数の制限はありますか?
- エントリーできないことはあるの?
- エントリーすれば選考の応募は完了するの?
- エントリーに必要な書類はありますか?
- 必ず選考を受けなければならない?
結局、何社ぐらいエントリーすれば良いのかということについても考えていきましょう。
前述したようにエントリーは関心があることを企業に伝えるという目的で行うものです。
そのため、本選校に必ずしも繋がってくるというわけではありません。
よって、必ずしも選考を受けなければならないわけではないということから、30社程度エントリーしておくことをおすすめします。
重要なのは選考を何社受けるかということなので、気になる会社はひとまずエントリーしておくことが重要であると言えるでしょう。
興味がある会社が多くある方も多いでしょうが、結論として全部エントリーしても良いです。
確かに、あまりにも多くの企業にエントリーしてしまうと、それぞれの企業研究ができない場合もあるかもしれませんが、エントリーせずに後悔するよりは、絶対にエントリーしておくことが良いです。
企業の説明会や選考会の情報を入手することができるからです。
反対に、エントリーを忘れていた場合、気づいた頃には説明会やES(エントリーシート)の締め切りが過ぎていたという方も多いです。
よって、本命ではなくとも、興味がある会社があれば積極的にエントリーして、情報を入手して理解を深めておくことが重要であると言えるでしょう。
エントリーは早めにしておかなければ、選考会が定員で埋まってしまうこともあります。
企業説明会も、就活が後半になってくると参加者人数もどんどん増えてくるでしょう。
説明会の予約を取るためにも、できるだけ早くエントリーしておくのが安心です。
就活のエントリー解禁日は3月1日に、日本経済団体連合会によって決められています。
その日をはじめに皆が一斉にエントリーすることが考えられますので、それまでに受けたい企業について30社ほどを目安に絞っておきましょう。
日本経済団体連合会に所属していない外資系やIT企業なども見られます。
それらの会社はエントリー解禁日のほかの会社とは異なります。
3月以前からエントリーを受け付けている場合もあるので、そうした企業を受けたい場合はエントリー開始日を見逃さないようにしなければなりません。
エントリーするために応募条件を設けている会社もあります。
たとえば、営業職では社用車を運転する必要があるために、普通自動車免許を持っていることがエントリー条件になるケースなどです。
そのほかに、必要な資格が掲示されていてそれがなければ受けられない場合もあるでしょう。
しかしながら、とくに指定された条件がないのであれば、誰でもエントリー可能です。
エントリーの社数に制限もとくにないので、関心がある企業は積極的にエントリーして問題ありません。
ただし、たくさんエントリーしても説明会や選考会の日が重なる可能性も出てきます。
限られた時間の中、就活生は実に多忙です。
午前はA社の説明会で午後からB社の選考試験といったように、上手にスケジュールを組み立てることが重要です。
基本的に、エントリーを断られることはありません。
けれども企業説明会にしても選考会にしても定員人数に達している場合は、エントリーが締め切られてしまいます。
中には二次募集をする会社もありますが、いずれにせよ定員になると予約も取れなくなってエントリーできなくなります。
また、前に述べたようになんらかの条件付きのエントリーの場合も、それに該当しなければエントリーはできないでしょう。
そういった事例を除けば、エントリーできないケースはほぼないと言えます。
企業によって多少、エントリー方法に違いがある場合も見られます。
プレエントリーは資料請求や採用情報を知るために個人情報を登録する作業です。
そのため、プレエントリーをしたからといって、選考のお知らせが届くわけではありません。
プレエントリーをして選考応募も完了したと勘違いしないようにしましょう。
多くの企業は、本エントリーをすることで選考試験を受けられます。
本エントリーは締め切り日が決められていることもあるので、要注意です。
就活スケジュール帳を用意して、本エントリーの締め切り日なども明記しておきたいものです。
エントリーに必要な書類は、企業によって異なります。
そのため、具体的な手続き方法や流れ、必要なものなどは企業ごとによく確認する必要があります。
最低限の個人情報を入力するのみでエントリーが完了する企業もあれば、エントリーシートと履歴書がエントリーの時点で必要になる企業もあります。
そのため、エントリーする企業を選ぶ際は、ひとまず気軽にエントリーできるかどうかを一つの基準にするのも良いでしょう。
なお、エントリーシートは企業の公式ホームページや説明会、郵送での資料請求などで入手する機会があります。
もしエントリーする際に必要書類に漏れがあると、エントリーが無効になってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
本選考のエントリーは、エントリーの手続きを済ませたからといって、必ず受ける必要はありません。
途中で気が変わったときなどは、エントリーだけしたうえで選考は見送る…といった対応ができます。
しかしながら、選考を受けるためには必ずエントリーしなければなりません。
そのため、興味があり少しでも選考を受ける可能性がある場合は、情報解禁以降にエントリーを済ませておきましょう。
エントリーを行えば、説明会の予約や資料請求なども行えるようになります。
なお、インターンはエントリーした時点で基本的に選考に参加する必要があります。
この点が本選考とインターンにおけるエントリーの違いといえるため、違いは事前に押さえておきましょう。
もちろん、エントリーには締め切りがあります。
インターンの場合も、本選考の場合も、企業ごとの締め切りが設定されています。
特にインターンシップでは、開始時期にもばらつきがあります。
開始時期だけでなく、応募の締め切りも意識して準備を行うようにしましょう。
気になる企業にエントリーして就活を進めていこう!
2025年は、企業の採用活動が早まっており、エントリーを早めに締め切ってしまう企業が多くなっています。
さらに、5月にもなると企業説明会すら開催しなくなる企業も増えてきます。
まだ1社にもエントリーできていない、という27卒の就活生の方がいたら、焦ったほうが良いかもしれません。
エントリーとは、すると必ず選考を受けなくてはいけないというものではありません。
選考の情報を得るため、少しでも関心があるため、このくらいの気持ちでエントリーしてください。
その後のES(エントリーシート)提出からが、本当の選考の始まりです。
エントリーは、そのスタート準備、だけれども必ず必要なので、志望度の高い企業はもちろん、少しでも関心のある企業にはエントリーしておくことをおすすめします。
就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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木下恵利
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