【面接の時間を勘違い】はじめに
企業の採用担当者から信頼を得るためには、約束の時間をきちんと守ることが大切です。
しかし、たくさんの面接を連日受けているような場合には、面接の時間を勘違いしてしまうことがないとも限りません。
致命的とも思えるこのようなミスを犯すと、動揺し混乱してしまう人も多いでしょう。
しかし、冷静に行動することでミスの影響を最小限に抑えることもできます。
本記事では、面接の時間を勘違いしてしまった場合、どのように対処すべきかについて説明していきます。
【面接の時間を勘違い】遅刻してしまった場合の対処法
面接時間を間違えて遅刻してしまった場合のダメージは大きいものになります。
厳しい企業であれば面接を受けることができなくなる場合もあるでしょう。
なぜなら、採用担当者は就活生の面接のために細かく時間を調整しているからです。
また、面接自体は時間を調整して受けさせてもらえることになったとしても、マイナスの評価から始まることは覚悟しなければなりません。
遅刻に気づいた時点でまずすべきことは、面接担当者へ電話をし、遅刻してしまったことへの謝罪をしましょう。
また、お叱りの言葉をいただいた場合は素直に受け止めましょう。
そして、予定到着時刻を伝え、再び面接を行うことは可能かどうか、受けられるとしたら到着予定時刻以降か日を改めるかの面接を受けられるかどうかの確認を行いましょう。
面接のチャンスが与えられた場合は、面接の冒頭で、遅刻したことの謝罪と面接のチャンスを与えてくれたことへの感謝を伝えましょう。
このような重大なミスを犯してしまったときに必要なことは何よりも謝罪です。
自分の責任で迷惑をかけてしまったことを率直に謝り、決してその企業に採用してもらいたい意思は軽いものではないことを伝える努力をしましょう
【面接の時間を勘違い】早い時間に来てしまった場合の対処法
会場につく前に、時間を勘違いしていたことに気づく場合もあるでしょう。
この場合には受付の方や、採用担当者に迷惑をかけることはありませんので安心してください。
ただし、面接時間までの間が長い場合には、会場で待っているのは迷惑な場合もあるので、一旦会場を出て、近くのカフェなどで時間を潰し、改めて来るようにしましょう。
また、再度会場入りをするのは、15分前ぐらいがよいでしょう。
受付で勘違いが発覚した際の対処法
受付担当の方から指摘され、勘違いに気づくという場合もあるでしょう。
遅刻してしまうよりはダメージは少ないですが、採用担当者に、予定時間を確認し間違いを指摘する手間を負わせてしまいます。
つまり、面接時間に遅れなかったとしても、採用担当者には迷惑をかけてしまうのです。
また、大事な面接時間を間違える軽率な人だという印象も与えてしまいます。
したがって、面接には間に合うから問題ないなどと考えてはいけません。
自分の勘違いのために手を煩わせてしまったことを率直に謝罪することが大切です。
まず、面接の時間を間違えたこと、自分の勘違いで手間をかけさせてしまうという迷惑をかけたことについて謝罪し、当初の面接予定時刻に改めて戻ってくること、つまり面接に出席する意志を伝えましょう。
その後は面接の時間までは会場を離れ、時間をつぶしましょう。
また、面接の冒頭では、「先ほどはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。」と謝罪のひと言を添えましょう。
誠意のある対処を心がけることで、「時間の管理がルーズな人」という悪いイメージを払拭できるかもしれません。
【面接の時間を勘違い】ミスの後の対応がカギに
面接時間を勘違いしないよう入念にチェックすることは大切なことです。
しかし、人間はミスをするものです。企業の採用担当者も仕事上のミスをしたことはあるでしょう。
社会人でもミスはするのですから、就活生が勘違いで失敗をしてしまう可能性は採用担当者も理解しています。
ここで大事なことは、「まずは謝罪をすること」と「自分のミスを素直に受け止めること」です。
以下で詳しく見ていきましょう。
まずは謝罪をする
自分のミスを謝罪するときに大切なことは、ミスをした理由よりも先に謝罪の気持ちを伝えることです。
謝罪の気持ちを伝えることよりもミスをした経緯の説明を優先してしまうと、単なる自己弁護にしか見えません。
負担をかけてしまった相手への配慮よりも、自分の不利益を回避することに関心があると思われれば、信頼してもらうことはできないでしょう。
自分の勘違いで面接時間を間違えてしまった場合は、自分のミスを率直に認め、採用担当者に迷惑をかけてしまったことを謝罪します。
間違ってもミスをしてしまった経緯を長々と説明してはいけません。
時間の勘違いが手帳への転記の際に生じたのか、メールの読み間違いをしたのかなどは、採用担当者にとって重要ではないのです。
自分のミスを素直に受け止める
ミスを犯した後にあなたができることは、誠意のある対応を行うことです。
自分のミスにがっかりして元気をなくし、小さな声で謝罪して諦めて帰っていくならチャンスはありません。
しかし、自分のミスを正面から受け止め、迷惑をかけた相手にしっかりと謝罪し、それでもなお面接を受けたいという気持ちを伝えられるとすれば評価は大きく変わります。
誠実さや熱意、しぶとくピンチから這い上がろうとする力を感じとってもらえれば、マイナスの影響を最小限に抑え、プラスの評価をもらえる可能性もあるのです。
【面接の時間を勘違い】やってはいけないNG対処法
時間を勘違いした際にしてはいけないことは主に2つあります。
これらの行動をとってしまうと、企業からの信頼回復はほぼ不可能となってしまいますので絶対にしてはいけません。
電車のせいだと嘘をつく
どうせばれないだろうと、遅刻の理由を公共交通機関のせいにするのはやめましょう。
遅延情報などは検索すれば簡単に見つかります。
嘘はすぐに見破られるのです。
遅刻した上に嘘までつくのか、と印象をさらに悪くしてしまいますので、正直に理由を言いましょう。
連絡をせずにすっぽかす
あなたが時間通りに来ないことで、身に何かあったのではないか、と企業に心配をかけてしまいます。
担当者は忙しい中、面接の機会を設けているということを忘れないようにしましょう。
また、連絡がない場合は、企業は面接には来ないのだと判断するため、あなたは面接を受ける機会を逃すことになります。
せっかくつかんだチャンスですから、無駄のないように、そして誠意をもって対処しましょう。
【面接の時間を勘違い】相手への配慮と誠実さでピンチを乗り切ろう
面接の時間を勘違いしてしまったとき、マイナス評価を与えられることへの心配で就活生の頭の中はいっぱいになるでしょう。
しかし、自分の心配よりも相手への謝罪を優先し誠実な態度で対応することが大切です。
そのように行動できれば、結果的にマイナスを小さくしてプラスの評価をもらえる可能性もあるでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート