はじめに
実は、面接では設定する面接の時間帯によって選考に有利または不利になる可能性があると言われています。
自分のスケジュールの都合だけではなく、なるべく選考に有利になるような時間帯に面接を入れて、面接官の印象に残るような工夫をするといいでしょう。
ここでは、面接設定に有利な時間帯について説明します。
【面接のおすすめな時間帯】面接の通過率が高い時間帯とは
どんな時間帯に面接しても結局は実力次第だと考える人もいるかもしれませんが、実際に面接の時間帯が選考に影響することはあるのでしょうか。
一般的に、面接に有利な時間帯は朝一番早い時間だと言われています。
朝一番早い時間帯がおすすめな理由
上の見出しで面接は朝一番早い時間帯が面接の通過率を上げるためにおすすめであると説明しました。
その理由を以下で解説していきます。
面接の頭が冴えているため
企業の面接は朝から夕方まで行われます。
面接官も人間ですので、時間が経つにつれだんだん集中力が切れてきます。
予想できる通り、夕方になると集中力が鈍くなってしまい、集中力が切れたために前向きな選考結果にならない可能性が高くなってしまいます。
熱意が伝わりやすい
面接の一番最初の時間帯に入れることで、熱意があり意欲の高い学生という印象を与えられる可能性が高くなります。
印象に残りやすい
トップバッターは記憶に残りやすいです。
例えば、1番最初に面接をした人と5番目に面接をした人を思い出す場合、どちらの方が思い出しやすいでしょうか
1番最初の人の方が思い出しやすいことでしょう。
面接で1番最初の時間帯に入れることで、面接官の印象に残ることができるでしょう。
ただし、張り切りすぎて早く到着しすぎるのはマナー違反です。
特に朝は担当者も朝礼や打ち合わせなどで慌ただしい可能性もあります。
時間に余裕を持った行動は大切ですが、早く着きすぎた場合は会社の近くで待機するなどし、5分から10分前の間に受付を済ませるようにしましょう。
アピールが響きやすい
先ほど述べたように、面接官は朝から夕方まで面接で選考を行うこともあります。
面接を何回も繰り返していると、就活生の回答が被ることもあります。
面接の順番が後半であるほど、「ありきたりな回答だな」「それ、さっきも聞いたな」とアピールが薄くなってしまう可能性が高いです。
トップバッターであれば回答が被ることがないのでアピールが響きやすいと言えます。
【面接のおすすめな時間帯】その他の有利な時間帯
とはいえ、1日に朝しか面接を入れないということは難しいかもしれません。
朝の次に有利な時間帯はお昼の後の午後の1番目です。
これは、面接担当者がお昼休憩をはさんでリフレッシュした頭でもう一度モチベーション高く面接に臨む時間だからです。
そのため、判断力も上がりポジティブな気持ちで面接をスタートさせることができるでしょう。
【面接のおすすめな時間帯】おすすめではない時間帯
面接で有利な時間帯がある一方で、不利になりやすい時間帯も存在します。
この時間帯に受けたからと言った必ず落ちるということはありませんが、不利になりやすい条件が揃いがちですので押さえておくと良いでしょう。
お昼休みの前
お昼休憩前は疲労や空腹などの条件が重なり、面接官の集中力が切れやすい時間帯と言えます。
そのため、あなたのアピールを正確に判断してもらえない可能性が生じます。
不安な場合は、企業のお昼休みの前の時間帯は避けたほうが良いでしょう。
夕方
想像できるように、終業時間に近づくほど面接官の疲れがたまりがちになります。
あなたのアピールが他の学生と被っていた場合、「ありきたりだな」と思われる可能性も高く、あまり印象を残せないかもしれません。
時間帯が落ちる決定的な原因にはならない
「昼の方が頭がさえている」など、受かりやすい時間帯に当てはまらないけど、あなたがベストなパフォーマンスを発揮できる時間帯もあるでしょう。
また、企業に時間を指定されるという状況も考えられます。
先ほども述べたように、不利な時間に受けると必ず落ちてしまうということではありませんので深く考えすぎないようにしましょう。
【面接のおすすめな時間帯】日程調整も早いほうがおすすめ
就活生にとっては、選考で少しでも有利になる要素は取り入れていきたいところです。
面接の時間だけではなく、日程の調整も早目のほうがいいと言われています。
これは、企業側が優秀な学生をいち早く採用したいという思いがあるためです。
評価が高い学生については、早ければ当日や翌日朝には次の選考案内をすることが多くあります。
早く人事担当者と接点を持った学生のほうが情報を多く持ち、担当者と継続的な関係を築くことができるため、内定への道も近くなると考えられるでしょう。
そのため、よほど目立って優秀な学生でない限り、面接時期が早い学生のほうが有利と考えられます。
また、早い日程で面接を受ける学生のほうが、自社を第一希望群に入れて就活していると認識してもらえるため、企業側に熱意と志望度の高さを伝えることもできます。
【面接のおすすめな時間帯】日程調整時のポイント
就活中は、普段慣れない日程調整に戸惑う人もいるかもしれません。
また、既に日程調整をしたが、変更の必要が生じることもあるでしょう。
その際は早めに連絡することが大切です。
また、企業に失礼な印象を与えないためにもマナーを守ることが重要です。
以下日程を変更する場合のポイントを押さえていきましょう。
早めに連絡する
日程変更が必要になったらできるだけ早めのタイミングで連絡しましょう。
企業も多くの就活生と予定を約束しており、すぐに予定を変更するというのは難しいです。
後回しにせず、変更が必要になったタイミングで素早く行動を起こしましょう。
なるべく電話で連絡する
就活では「面接が3日後に迫っているけど、急用や諸事情で変更が必要になった!」という状況も生じ得ます。
その際はメールよりも早くやり取りができる電話で連絡しましょう。
一方、面接まである程度日程に余裕がある場合は、電話でもメールでも構いませんが、早めのタイミングで連絡しましょう。
企業に連絡する際は時間帯に注意し、失礼な印象を与えないように注意してください。
変更したい理由を伝える
日程変更の理由を伝えずに変更を依頼するのはNGです。
変更したい理由が、授業などの学業や冠婚葬祭などが理由の場合はそのまま伝えましょう。
一方、他の企業の説明会や選考が被った場合はそのまま伝えるのは控え、「別件で行けなくなった」などの言い回しを使うと良いでしょう。
電話で連絡する際の例文
以下では電話で日程変更を依頼する際の例文を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
お忙しいところ失礼いたします。
〇月〇日の〇時から面接のお約束をさせていただいている〇〇大学の〇〇と申します。
採用担当者様はいらっしゃいますでしょうか。
はい。担当者の〇〇でございます。
〇月〇日の〇時から面接のお約束をさせていただいたのですが、急遽ゼミのミーティングが入ってしまい、お伺いするのが難しくなりました。
誠に申し訳ございません。
勝手なお願いで恐縮ですが、面接の日時を変更していただくことは可能でしょうか。
承知いたしました。
それでは〇月〇日の〇時からでいかがでしょうか。
ありがとうございます。
それでは〇月〇日の〇時にお伺いいたします。
お忙しい中お手数をおかけしてしまい申し訳ございません。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
失礼いたします。
hメールで連絡する際の例文
以下ではメールで日程変更を依頼する際の例文を紹介します。
電話での例文と合わせて、ぜひ参考にしてください。
株式会社〇〇
採用担当者様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇(名前)と申します。
勝手なお願いで大変恐縮ですが、〇月〇日の〇時の面接の日程を変更していただきたくご連絡させていただきました。
〇月〇日の〇時より面接のお約束をさせていただいておりましたが、この時間に別件が出来てしまい、お伺いすることが出来なくなってしまいました。
こちらの都合で大変申し訳ないのですが、下記より記者のご都合がよい日程をご指定いただき、面接の日時を再設定していただきたく存じます。
・〇月〇日 午前中
・〇月〇日 終日
・〇月〇日 終日
お忙しいところお手数をおかけしてしまい申し訳ございません。
何卒ご検討いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
学校名・学部:〇〇大学〇〇学部
氏名:〇〇 〇〇
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇
メール:〇〇〇〇〇〇@〇〇〇.com
面接は朝早い時間帯に!
このように、面接の日程調整には細心の注意を払う必要があります。
なるべく選考に有利な時間帯に面接を設定し、面接官が前向きな判断を下せるようにしましょう。
朝早い面接を設定したほうが自分自身のスケジュールも組みやすく、規則正しい生活サイクルができるのでおすすめです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート