自己PRで吸収力を効果的にアピールするコツを解説!企業から好印象を獲得しよう

自己PRで吸収力を効果的にアピールするコツを解説!企業から好印象を獲得しよう

就活をするうえで自分の強みをアピールする効果的な自己PRを作ることは大変重要です。

今までの経験の棚卸しと自己分析を行いながら、自分の人柄が十分に伝わるような自己PRを作る必要があるでしょう。また、自己PRでは説得力のあるエピソードを盛り込むことも大切です。

今回は、数ある自己PRのキーワードの中でも「吸収力がある」という強みに注目し、具体的なエピソード例や文章を作る際の注意点について説明していきます。

この記事を読んでわかること
  • なぜ企業は自己PRを聞いてくるのか
  • そもそも吸収力とは何か
  • 吸収力を自己PRする際のポイント
  • 企業に響く自己PRの構成
  • 吸収力をアピールする例文

【自己PR】企業が自己PRで見ていること

企業が自己PRを確認する際に特に重視しているものがどのようなものであるのかについて理解を深めておきましょう。

以下の2点はどのような企業を受ける際にも意識して作成しておきたいポイントです。

応募者の人柄を知るため

まず企業は自己PRを通じて応募者の人柄を知りたいと考えています。

自己PRを確認し、スキルや性格について確認し、どのような考え方を持っているのかについて理解を深めようとしているのです。

したがって、あなたが就職後活躍するイメージを、担当者がしやすいようなアピールをするようにしましょう。

これにより将来、あなたが企業で活躍しているイメージを与えることができ、内定に近づけます。

自社とのマッチ具合を図るため

企業は長く働いてくれて、そして活躍してくれる人物を求めています。

特に転職が珍しくなく就職後数ヶ月で仕事を辞めてしまうような人もいる現代においては、特にこの点を重視しています。

応募者が自社の社風に合わなかったり働きたいという意欲が弱いと感じたりした場合は早期離職を防ぐためにも早めに落とすようにしている企業が多いです。

したがって、自分はしっかりと企業研究を行っており、マッチしている人材であるということを強くアピールする文章を書きましょう。

【自己PR】吸収力はアピールできる?

吸収力を十分にアピールするにはどんな強みなのかをしっかりと抑えておく必要があります。

吸収力とは、端的に言うと自ら様々なことを取り込み、活用できる力を指します。

そのため、業務への順応性が高い、飲み込みが早いという意味にも捉えられます。

また、先入観や固定概念を持たずに、素直に先輩社員や上司の教えを吸収できるということは、自身の成長を早めることができます。

また、新しい職場にすぐに溶け込めるという印象も与えられますので、基本的にどの企業でも評価される強みと言えるでしょう。

【自己PR】吸収力をアピールする学生が持たれる印象

吸収力を自己PRとしてアピールする学生は企業にどのような印象を持たれるのでしょうか?

吸収力が高い学生は企業からの印象もいいです。

但し、伝え方には注意する必要があります。

伝え方によってはマイナスな印象を与えてしまいますから注意しなくてはなりません。

吸収力が高い学生が企業に持たれる印象を意識して自己PRを作成しましょう。

飲みこみが早い

吸収力が高い学生は飲みこみが早い印象を持たれます。

吸収力が高い学生は仕事でも熱心に働いてくれるはずです。

飲みこみが早いと一緒に働く上で企業に貢献することができます。

要領がいい印象を持たれるでしょう

勉強熱心なイメージ

吸収力のある学生は勉強熱心なイメージも持たれます。

吸収力が高いということは、新しいことに対して積極的に興味を持って勉強できるということです。

仕事をするにあたって勉強熱心であることはとても重要になります。

仕事では常に新しい事を学ぶ機会にあふれています。

そのため勉強することを避けずに熱心に興味をもつことのできる学生は魅力的に感じるのです。

積極的に行動できる

吸収力が早いということは新しい事に積極的にチャレンジする好奇心を持っているということです。

吸収したことを自分の知識として活かすことができるとその分成長も早いでしょう。

企業は吸収力の高い学生には、情報を吸収したあとに行動してもらうことまでをイメージします。

企業に所属してからも吸収力という長所はさまざまなタイミングで活かされるでしょう。

柔軟性がある

吸収力がある人は他人の意見を否定せず受け入れることができるため、物事の判断力や柔軟性があると評価されることが非常に多いです。

上司や先輩からのアドバイスを参考にした上で柔軟に業務にその考えを取り入れることができる人が多いと判断されます。

したがって、これまで柔軟性を活用して他人の意見などを取り入れてより改善したエピソードなどがあれば、積極的にアピールしましょう。

マイナスなイメージがつくことも

強みと弱みが表裏一体であるように、吸収力を悪い意味に捉えられてしまう可能性もあります。

例えば、「受け身」「主体性に欠ける」「周りに流される」といったイメージがついてしまうことが考えられます。

また、苦労せず大抵のことを要領よくこなせるというイメージから、大きな困難にぶつかった経験がない、あまり粘り強く努力してこなかった、という印象を与えてしまうこともあります。

主体性や自分の意見を持っていること、苦労した経験、努力を重ねたエピソードなどをアピールし、企業にマイナスなイメージを持たれないようにしましょう。

【自己PR】吸収力をアピールする際のポイント

吸収力を自己PRで話す際のポイントについて解説しましょう。

吸収力を活かしたエピソードを具体的に話す

できなかったことに挑戦し、実際にできるようになったという経験は誰でも一つは持っているのではないでしょうか。

自分の吸収力についてアピールするときは、それを裏付けるエピソードについて、具体的に話すことがポイントです。

英語の猛勉強をした結果、「TOEFLで900点取りました」と伝えるよりも、目標のためにどんな行動を起こして、どんな努力をしたか、そして結果はどうなったかを含めて説明すると、より具体的になり相手に伝わりやすくなります。

吸収力を生かしたエピソード例

以下ではエピソード内で吸収力を具体的にどのように発揮したかという例を紹介します。

エピソードや何をアピールするか考える際の参考にしてくださいね。

例1: 資格

英語が苦手で試験ではいつも赤点すれすれでしたが、自分の可能性の幅を広げるため、英語を上達させようと決め、900点以上獲得を目標に設定した。

英文法の基本から徹底的に学び直し、通学時間を利用して英会話を繰り返し聴き、リスニング力を鍛えた。

部屋やリビング、浴室など目に付く場所に単語を貼り、それを見て暗記するということも毎日繰り返した。

くじけそうになるときは、掲げた目標を胸に刻み直し、決めたことは必ずその日に終わらせることを徹底した結果、勉強開始から1ヶ月ほどで手ごたえを感じ始めました。

万全の体制でTOEFLの試験に臨み、目標の900点以上取得を達成できた。

例2: アルバイト①

新しく習ったことはその場で覚え、わからないことはすぐ質問することで仕事の優先順位を考えることに役立ち、お客様に満足していただける対応ができた。

他の店舗にもヘルプで呼ばれるようになり、店舗のマニュアルの違いによって対応を変える必要もあったが、それらにも柔軟に対応できた。

例3: アルバイト②
接客業のアルバイトを初めて経験した際に、忙しい職場で研修等がない中、先輩の動きを見ながら業務を覚え、業界雑誌を読むなどして専門用語の知識を増やして業務に活かした。

接客スタイルが認められ、いまでは新人教育を担当している。

例4: インターン
インターン先で知識不足でくやしい思いをした経験をバネに、就業後セミナーや勉強会に通い新しい知識を吸収した。

その結果、上司に資料の作り方を褒められた。

入社後、どのような場面で吸収力が活かせるかを考える

どんなによいエピソードでも、入社後に企業で活かせるものでなければ意味がありません。

自分が持つ吸収力がいかにその企業にとって有益になるか、それを考えてアピールするようにしましょう。

アピールのポイントは、相手が吸収力を活かして活躍する自分を頭の中でイメージしてもらえるように伝えるという点です。

そのためには、入社を希望する企業の仕事内容について正確に把握し、なぜ自分の吸収力が役立つか、理由を説明する必要があります。

まずは企業の仕事内容と求めている人材について明確にしましょう。

ホームページや募集要項をよく調べることで情報が得られます。

把握したら、それに合わせたアピール法を練っていきます。

たとえば、海外で活動の幅を広げるため、企業は英語力や交渉する能力、物を販売する営業力を持った人材を求めているとします。

その場合は、ゼロから知識を吸収し、目標を達成する吸収力をアピールすることが効果的と考えられます。

知人からの意見も参照しよう

自分の能力を自己PRする際には知人からの意見を裏付けとして参照しましょう。

吸収力が高いことを主観でアピールしても、裏付けが不十分であるという印象を抱かれてしまうかもしれません。

学校生活を共にした友人や、バイト仲間、自分のことをよく知っている人達に客観的な意見を求めましょう。

今まで気づかなかったエピソードや新しい発見があるかもしれません。

【自己PR】強みを言い換えてアピールしよう

吸収力を違う言葉や、オリジナリティのある表現に言い換えることで、より企業の印象に残りやすい自己PRができます。

また、言い換えることで、自身の強みがより的確に企業に伝わりやすくなるというメリットもあります。

以下より吸収力の言い換え表現を紹介していきますので、自身の強みや志望する企業に合わせて、最適な表現を探ってみてください。

吸収力の言い換え例
  • 飲み込みが早い
  • 話の本質を掴める素直
  • ヒアリング力がある
  • すぐに環境に溶け込める

1:飲み込みが早い

吸収力が高い人は、飲み込みが早く、すぐに行動に移すことができます。

覚えが早い、と言い換えることもできるでしょう。

また、「教わったことをすぐにコピーできます」などといったオリジナリティのある表現を用いるのも手です。

特に新入社員のうちは、未経験の仕事や役割に挑戦することも多いため、飲み込みが早く、すぐに行動に繋げられるというアピールは、大きな強みとなるでしょう。

2:話の本質を掴める

吸収力が高く、教わったことをすぐに実践できる人は、相手の話や教わった内容の本質を掴むことが得意、といえるでしょう。

新たな学びや求められていることをすぐに実践するためには、話の要点や根本を、的確かつ迅速に理解することが重要です。

本質を理解できていないと、適切な行動に繋げることは難しいでしょう。

本質を掴む力は、円滑に仕事を進められることに直結するため、どのような仕事に対してもおすすめの言い換え表現です。

3:素直

吸収力があることは、素直であると言い換えることもできます。

教えられたことをすぐに実践するには、素直さも欠かせません。

自分の主観で物事を判断したり取捨選択したりせず、素直に受け入れられなければ、教えられたことをすぐに実践することはできないでしょう。

また、素直さは「一つの考えに固執しない」「柔軟に物事を考えられる」などと言い換えることも可能です。

志望する企業の社風や求める人物像なども踏まえて、表現方法を検討するとよいでしょう。

4:ヒアリング力がある

吸収力が高い人は、ヒアリング力に長けていると言い換えられる場合も多くあります。

ここでいうヒアリング力とは、相手の話や意図を的確に理解する力のことです。

吸収力を備えていると、相手の話に耳を傾け、要点や根本をしっかりと捉え、話の内容や意図を的確に理解することができます。

また、「話の要点を抑えながら、相手の意図を的確に汲み取ることができる」のように具体的な言い換え表現をすることで、よりイメージが湧きやすいように伝える方法も手です。

5:すぐに環境に溶け込める

吸収力が高い人は、柔軟に環境に適応できる、とも言い換えられるでしょう。

新たな知識や情報を吸収することは、初めての環境に馴染むにあたって不可欠です。

また吸収力が高いと、その環境で必要な知識や情報に限らず、初対面の相手の立場や適切な関わり方なども汲み取ることができるため、良好な人間関係を円滑に構築し、すぐに環境に溶け込むことができるでしょう。

よって「相手の立場に立って考えられる」などの言い換え表現も可能です。

【自己PR】吸収力をアピールする際の最強の構成

自己PRの内容が良くても、相手にしっかり伝わらなければ意味がありません。

そこで大事なのが構成です。

以下では企業にあなたの魅力を十分に伝えるための構成を紹介していきます。

結論

まずあなたの強みが何か、最初に伝えましょう。

「私の強みは吸収力です」とシンプルに簡潔に伝えるとよいでしょう。

最初に話の結論を伝えることで相手は理解しながらあなたのアピールを聞くことができます。

エピソード

次にあなたの強みが 吸収力であるという根拠を示しましょう。

具体的にはあなたが強みを発揮したエピソードを話すとよいでしょう。

あなたが強みを発揮するに至ったきっかけは何か、どのように強みを発揮したのか、その結果どうなったのかなど過程を細かく伝えましょう。

最初に述べたように、企業は自己PRのエピソードからあなたの人柄を見ています。

あなたの強みと人柄を魅力的にアピールするためにも、具体的にエピソードを伝えましょう。

意気込み

最後にあなたの強みを具体的に入社後どうやって生かせるのかを伝えましょう。

企業は入社後も活躍できるか、すなわち再現性があるかどうかに注目しています。

企業研究を踏まえたうえで、具体的にあなたの強みがどう生かせるのかを伝えましょう。

どう活躍できるのか、どう貢献したいのかを意気込みとして最後に伝えましょう。

【自己PR】吸収力をアピールする例文

自己PRで吸収力を強みとしてアピールする際は、ポイントはわかっていても、なかなか文章が思いつかない…ということも少なくありません。

そんなときは具体的な表現や文章の流れを学ぶという意味で、例文を参考にするのが効果的です。

あらかじめ例文をチェックしておけば、より実践的な表現・言葉・構成がわかるでしょう。

以下からいくつかのパターンに分けて例文を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①: アルバイト

例文①

私の強みは、積極的に予習復習を繰り返して成長できる、吸収力の高さです。

アルバイトでは吸収力を発揮し、一般的には半年要するところを、3か月ですべての業務をマスターしてきました。

アルバイトに取り組む際は、作業するうえで必要なことを自分なりにわかりやすく整理したり、ミスをしたことについてはその場で振り返りを実践したりしました。

結果、業務を一つ教わるごとに吸収スピードが早くなり、通常の半分ほどの期間で独り立ちできただけでなく、店長からも吸収力が高いと褒めていただきました。

入社後はこの強みを積極的に活かし、いち早く一人前の社員としてお役に立ちたいです。

必要なノウハウや先輩・上司のアドバイスをすぐに吸収し、営業成績ナンバーワンになることが私の目標です。

例文②: 学業

例文②

私の強みは、もらったアドバイスを素直に実践してスムーズに自分を成長させる、吸収力です。

学生時代は価値観を広げるために留学をしようとしましたが、留学のためには英語力が一定の水準に達する必要がありました。

そのため語学に長けている知人から学習方法のアドバイスをもらい、参考書を一つに絞ること、さまざまな問題に触れること、毎日英語の動画を見ることというアドバイス内容をすべて素直に実践しました。

結果、TOEICでは800点以上を取ることができ、以前よりスコアを200点も伸ばすことができました。

貴社に入社した際も、先輩や上司の方からいただくアドバイスを実直に吸収し、自分のスキルを磨くことに貪欲でありたいです。

例文③: サークル

例文③

私は吸収力が高いことを、自分自身の強みとして自負しています。

大学生活の中では、サークル活動を通じてダンスを始めました。

周りは経験者ばかりだったため、がむしゃらに練習を重ねて追い付こうと努力しても、最初はなかなか結果が伴いませんでした。

そこで私は先輩にアドバイスをもらいに行き、できないことや悩んでいることを具体的に伝えたことで、より実践的な改善ポイントの助言をもらうことができました。

アドバイスの内容は素直に吸収し、毎日練習を重ねたことでスキルを上げることができ、振り付けの覚えも早くなったことから、3年生の学園祭ではソロパートを任されました。

社会人になったあとも吸収力と継続力を積極的に発揮し、常にスキルを高めていきたいと考えています。

例文④: ゼミ

私の強みは周りの意見を取り入れ、柔軟な対応ができる吸収力です。

大学時代、ゼミのリーダーを務めた際にはメンバーが多いこともあり、研究結果に対する意見が割れてしまいました。

しかしその際もただ自分の意見を主張するのではなく、それぞれの良い点と悪い点を冷静に話し合い、様々な観点から分析することを大切にしました。

これにより全員が納得した上で研究結果に関する論文を作成でき、教授からも最高評価を得られました。

これにより柔軟に対応する能力の重要性を再確認できました。

貴社に入社した暁には、仕事において発生する不測の事態に直面しても慌てず、柔軟に対応することで問題解決を目指し、貢献する所存です。

【自己PR】吸収力をアピールするには伝え方が大事

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吸収力をアピールする際には、その伝え方も大切です。

エピソードを伝える際にはなるべく数値や店舗名などを用い、より具体的で説得力のある文章にしましょう。

誤字脱字がないことはもちろん、敬語の使い方や句読点の位置にも注意して読みやすい文章を心がけることも大切です。

また、吸収力をアピールしているのに、意欲や素直さが伝わらなければ納得感が激減してしまいます。

面接では、相手の目を見てハキハキと話し、自己PRを応募先企業への志望動機や入社後の意気込みにつなげるといいでしょう。

服装や髪型などの清潔感も印象を左右する重要な要素です。だらしない格好は避け、社会人としてのマナーを守りましょう。

吸収力を効果的にアピールして選考を通過しよう

このように、吸収力は企業が学生に求める素質のひとつでもあります。

成果を発揮した例もエピソードに盛り込むことで、より効果的なアピールになります。

文章の組み立て方や面接での伝え方にも工夫を加え、説得力のある自己PRにしましょう。

就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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