広告業界のインターンシップに受かるための志望動機を解説!

広告業界のインターンシップに受かるための志望動機を解説!
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

【広告業界インターンシップの志望動機】はじめに

広告業界に限らず、インターンシップに参加することで就活を有利に進めていけます。

実際に社員と一緒になって業務に参加できるものもあり、自分を会社に売り込む最高の場面でもあります。

できることなら、希望の企業が開催しているインターンシップに参加して、そのまま内定にたどりつきたいものでしょう。

そこで、広告業界に受け入れられやすい、インターンシップの志望動機について考え方や例文をまとめました。

広告業界の本質を捉えることで、より魅力的な志望動機を作れるように勉強していきましょう。

【広告業界インターンシップの志望動機】広告業界の仕事内容とは?

広告代理店と聞くと、収入が高い、オシャレ、やりがいがあるなどポジティブなイメージを持たれている方が多いようです。

一方、仕事が忙しいという意見も聞かれます。さまざまな見方がある広告業界ですが、どのような仕事内容なのでしょうか。

広告代理店の主な仕事内容には営業、コピーライター、アートディレクター、クリエイティブディレクター、webプランナーが挙げられます。営業は、広告を利用したいと考えているクライアントにサービスを提案して、企業と広告代理店を結びつける役割を果たしています。

コピーライターは、クライアントの要望に合わせて広告のキャッチコピーなどを考えていきます。

アートディレクターは、広告の製作全体の舵を取る役割があります。

クリエイターやデザイナーと情報を共有したり、アイデアを提案したりすることもあります。

クリエイティブディレクターはその上位互換で、案件の企画から納品まで一連の流れを管理します。

ネット広告が盛んに行われるようになってからは、webプランナーも注目を集めています。

広告業界の動向

広告業界の仕事内容を深く知るには、広告業界の今後の展望についても知っておかなければなりません。

たとえば、一昔前まで広告業界で主流とされていた広告媒体は、テレビや新聞です。

しかし、近年ではデジタルを駆使したオンライン広告が主流となっています。

インターンシップといえども、広告の種類やどういった事例があるかなど、広告業界全体の動向を理解している必要があるのです。

また、広告業は動向が激しい業界の1つでもあります。 基礎知識はもちろん時事ネタについてもしっかりと押さえておきましょう。

広告代理店の形態

広告代理店の形態は大きく分けて、総合広告代理店・専門広告代理店・ハウスエージェンシーの3つに分けられます。

総合広告代理店とは、ありとあらゆる広告媒体を扱い、企画から制作までを1社でトータルにこなしてしまう広告代理店です。

大手広告代理店と呼ばれる電通や博報堂はこの総合広告代理店に該当します。

これに対し、専門広告代理店は読売テレビや小学館といった、テレビ局や出版社などの広告枠を売る代理店のことです。

ハウスエージェンシーはグループ会社の広告代理業を営む代理店で、NTTアドや東急エージェンシーがこれに該当します。

広告業界の職種

広告業界の職種には大きく分けて、営業職・マーケティング職・デザイナー職の3つがあります。

営業職は、企業の窓口としてクライアントと打ち合わせし、折衝を交えて会社を支える会社の中でもっとも人数の多い職種です。

マーケティング職は、主に代理店が扱う商品やサービスの企画、開発や営業促進、市場調査や分析を担っています。

デザイナーは美術大学や専門学校出身者で構成されており、専門的にデザインのクリエイティブに勤しみます。

印象的な広告(クリエイティブ)を作ったデザイナーに対する賞を目指す人も多く、やりがいや目的をもって取り組める職種です。

【広告業界インターンシップの志望動機】広告業界のインターンシップは何をするの?

1706_1_6(2) 広告業界で働くためには、クライアントの提示する問題を解決に導くための論理的思考力はもちろん、顧客の心理をつかむ魅力的なフレーズやデザインを創り出していくクリエイティブな発想力、表現力が求められます。

そのような特徴のある広告代理店のインターンシップは、ユニークなものもあるようです。

短期型のものであれば、合宿形式でグループワークを行い、ある課題について問題解決していくプロセスを共有しあうというものがあります。

世の中に自分たちの創り上げたものを響かせていくために、アイデアを詰めていくという経験が必要なのでしょう。

長期型のインターンシップでは、営業、マーケティング、企画などの業務を経験することが多いです。

いきなり1人でクライアントと関わるようなことはありませんが、社員と一緒になってアポ取り、顧客や売り上げ状況の把握・管理などを行います。

営業に同行することもあります。社会人としてのマナーはもちろん、広告代理店における業務の流れやマーケティングの基礎を学ぶことができます。

【広告業界インターンシップの志望動機】志望動機で見られるポイント

志望動機では主に以下の3つのことが見られています。

以下の点を意識しながら志望動機を書いていきましょう。

会社や業界の理解

まず志望動機では応募する会社や業界の深い理解を示すことが重要です。

会社や業界についての理解が深いと、よく調べており、志望度が高いと判断されたり、本当に自分がその会社・業界でやりたいことができるのかなどを知ることができます。

会社とマッチしているか

次に会社とマッチしているかどうかが見られています。

たとえ優秀な人材でも、行う業務や社風、働き方に合っていなければ、会社で活躍することは難しくなります。

そのため、企業は自社とマッチしている人材を中心に採用しています。

志望度

もちろん志望動機では志望度が見られています。

企業は高いコストを払って採用活動を行っており、できるだけ内定辞退者を出したくないと考えています。

そのため、志望度が高く、内定辞退などしないかどうかは特に見られています。

【広告業界インターンシップの志望動機】広告業界に受け入れられる志望動機の考え方

広告業界に対するベストな志望動機の考え方でポイントとなるのは、自分自身をどうやって売り込むかでしょう。

広告やPRの仕事をこなすために必要な能力の1つに、世間に自分たちを売り込む作業があります。

サービスや商品などを世の中に知らしめる広告業界ならではの発想力です。

つまり、志望動機にもこうした売り込む力があるかどうかは必ず見られています。

志望企業に自分を売り込めない学生では「社会に出てからも活躍することは難しい」と判断されてしまうのです。

面接官の気が惹きつけられるような個性的な表現を交えて、自己アピールしていきましょう。

広告業界を志望する理由

広告業界を志望する理由として、シンプルになぜ広告業に興味をもったのかも伝えておく必要があります。

世の中にごまんとある仕事の中でなぜ広告業を選んだのか、仕事にどういった魅力を感じているかは必ず伝えなければならないのです。

よく広告業界には「華やかそう」や「楽しそう」といった漠然とした憧れを抱く学生がいます。

しかし、広告業界の志望理由にこうした羨望のまなざしが込められた内容は書かないでください。

より具体的かつ、社会人としての活躍について見越した志望理由を書いてください。

業界内でその広告代理店の魅力

広告業界の中に位置する、企業に語る志望理由には、広告代理店そのものの魅力が欠かせません。

たとえば、総合広告代理店は規模の大きな仕事を請け負っている、ハウスエージェンシーは1つの企業の仕事を独占的に扱っているといった特徴があります。

こうした特徴についてだけ述べた志望理由は、通り一遍の無難な志望動機でしかありません。

重要なのは、自分がそうした広告代理店に身を置いて、何を成し遂げたいかを具体的に語れるかどうかです。

求められる人物像

広告業界は他業界と比べても自分を売り込む力が大きく試される業界であるため、求められる人物像も特殊と考えて良いでしょう。

一度にたくさんの仕事がこなせる各関係者とのパイプ役が果たせるような高いコミュニケーション能力は、あって当然とも言えるのです。

また、クライアントの要望に対してアグレッシブに動ける行動力世の中のニーズを敏感に察知できる感覚のようなものはあると重宝されます。

インターンシップの志望理由に、もこうした広告業界で求められている人物像に当てはまるといったアピールは必ずしておきましょう。

選考の一環としてインターンシップを実施している企業ならなおさらです。

【広告業界インターンシップの志望動機】広告業界のインターンシップ志望動機の書き方

広告業界のインターンシップ志望動機の書き方は以下5つの構成からできています。

まず、志望動機において冒頭に書くべきは結論です。 続いて結論を導き出した根拠と、仕事に就いた際に取り組みたいこと他社比較を交えたあとに再度、結論と意気込みで締めくくります。

広告業界の志望動機は、取り組みたい仕事と他社比較のあることが、他業界と比べても大きな違いとなります。

なぜなら広告業を営む企業は数が限られており、専門広告を扱う企業については同業他社がたくさんいるからです。

フレームワークを理解し、より効果的な志望動機を書けるようになりましょう。

①結論

広告業界の志望動機は、冒頭に志望理由を端的に伝える内容を書きましょう。

面接官は就活が行われている短期間に、学生から送られてくる大量のエントリーシートや履歴書などを見ています。

それぞれ詳細な内容を見ていられないというのが本音でしょう。

つまり、面接官は志望理由の冒頭に書かれた結論を見てある程度、読むか読まないかの選別を行っている可能性があるのです。

端的に広告業界を志望する理由が書かれているか、わかりにくくなっていないかどうかをしっかりと確認しておく必要があります。

②根拠

広告業界のインターンシップに参加したい理由の結論を書いたあとは、必ず根拠を書きます。

広告業界でのインターンシップに参加できる理由は、大抵の学生であればそう大差ないでしょう。

つまり、インターンシップの参加動機をオリジナルのものにすべく、根拠を示す必要があるのです。

具体的なエピソードのない志望理由はどれだけ完成されたものであっても、お手本通りのテンプレートでしかないため、説得力がありません。

読んでいる面接官の心にも響くよう、同じような内容であっても自分の言葉で伝えられるようにしましょう。

③取り組みたいこと

広告業界のインターンシップ志望動機には、インターンシップに参加して取り組みたいことも必ず書きます。

インターンシップ実施企業の中には参加した学生に対して、しっかりと業務を任せるところがあります。

実施内容に特色をもたせている企業も少なくないため、インターンシップでどういった内容が実施されているかは必ず調べなければなりません。

インターンシッププログラムの詳細は徹底して調べ、志望理由でもプログラムにしっかりと言及した内容が書けると効果的です。

④他社比較

インターンシップ参加理由であっても、他社比較を交えた理由が述べられるとより好印象です。

広告業界は取り組んでいる業務が特殊であるため、業界全体として同業他社やライバル企業がはっきりと認識されているといった特徴があります。

つまり、志望動機であっても他社を意識した内容が書けていれば好印象です。

社会人になってから、入社してからの活躍も見込めるので、期待感をもってインターンシップ生として採用される可能性が高まります。

⑤結論+意気込み

広告業界の志望動機の締めくくりには、結論とインターンシップに対する意気込みを書きましょう。

解説した通り、広告業界におけるインターンの志望動機には論理的な動機の記載が欠かせません。

ただ、インターンシップを実施する広告企業の中には、学生や新卒がまとうフレッシュな風を会社に迎え入れたいと考えている企業も少なくありません。

そうした魅力的かつ会社に刺激を与えてくれる存在であるとアピールするために、結論とあわせて意気込みを伝える必要があるのです。

【広告業界インターンシップの志望動機】就活に向けての準備……普段の生活から見直しを!

Business meeting planning business investment. Concept Teamwork 広告業界で認められるためには、クライアントの要望を正確に把握して、魅力的なカタチで世間に情報を送り出していく力が必要です。

そのためには、さまざまな実感をともなう経験が重要です。世間が必要としているものは何か、顧客が求めているものは何か。

常に周りにアンテナを張って、自分の言葉を磨く習慣をつけておきましょう。

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