就活の説明会ではうなずくと好印象!相槌をうつ際のポイント

就活の説明会ではうなずくと好印象!相槌をうつ際のポイント

就職活動で開催される会社説明会は、ただ単に会社の話を聞くだけの会ではありません。

表向きは「採用には関係ありません」としていても、採用担当者も人間ですから、説明会の段階で就活生に対して良い印象、または悪い印象を抱くことはあり、その後の選考に影響を及ぼす可能性は充分に考えられます。

良い印象を残す方法は、身だしなみを整えたり、大きな声で挨拶をしたりと、さまざまなことが挙げられますが、今回は「うなずくこと」について解説していきます。 1705_2_42 (2)

よくうなずく就活生は覚えてもらえやすい

会社説明会の最大の目的は話を聞くことですから、話の内容に集中することを何よりも優先するべきです。

私語を慎み、真面目に話を聞くというのは、当然のマナーと言えるでしょう。

しかし、ただ黙って話を聞いているだけでは、話をしてくれている採用担当者のほうも、不安になってしまいます。

「きちんと聞いてもらえているだろうか?」「私の話は、理解してもらえているだろうか?」と、話をしながらさまざまな不安が頭をよぎるでしょう。

ですから、説明会ではただ話を聞くだけではなく、「あなたの話をきちんと聞いています」というアピールをすると、採用担当者の目に止まりやすくなります。

具体的には、うなずくのがいいでしょう。

よくうなずく人は、熱心に話を聞いているように見えます。

もちろん、うなずくことに集中しすぎて、話の内容をあまり聞いていなかったり、おかしなところでうなずいたりしてはいけません。

うなずきながらメモを取るとなお良し

採用担当者の話を聞いているとき、うなずくだけではなく、メモを取ると、より熱心に話を聞いているような印象になります。

説明会で取ったメモは、自己PRや志望動機を考えるための材料にもなります。

単に話の内容だけをメモするのではなく、自分のコメントも付け加えておくのがおすすめです。

充実した内容のメモは、自己PRや志望動機を考えるときに役立つのはもちろんですが、会社の人が、どんなメモを取っているのかと覗き込んでくることがあるので、そのようなときに会社への意欲をアピールすることができます。

ただ、説明会が始まってからメモ用紙や筆記用具をバッグから取り出すのは、スマートではありません。

時間に余裕を持って着席し、説明会が始まる前に、メモ用紙や筆記用具を手元に取り出しておきましょう。

うなずき過ぎると逆効果なので注意

いくら好印象を残したいからと言って、あまり頻繁にうなずき過ぎるのも考えものです。

説明会によっては過半数の就活生がうなずいている光景が見られることがあり、採用担当者の目には異様な光景として映っています。

この現象は、多くの就活アドバイザーが就活生に対して、「説明会ではうなずくと良い」というアドバイスをしていることが原因で起こっているのでしょう。

就活アドバイザーからそのようなアドバイスが行われていることは、採用担当者の耳にも入っているでしょうから、ただ闇雲にうなずいていると、「アドバイスされたからうなずいているだけなんだ」と思われてしまうかもしれません。

また、どんな話をしてもうなずくような人に対して、あまり頭が良くないような印象を抱いてしまう人もいます。

そのため、うなずくのは重要なポイントだけに絞ったほうがいいでしょう。 1705_2_42 (3)

企業に向けて相槌を打つ際のポイント

企業に向けて相槌を打つ際には、ポイントを意識しないとかえって悪い印象をあたえてしまいます。

ただ頷けばいいというわけでもありませんから、自分なりに以下のポイントを意識してみてください。

「うんうん」はNG

無意識にやってしまいがちですが、相槌を打つ際、「うん」というのは失礼にあたります。

また、二回「うん」を繰り返して言うと話を聞き流している印象も与えてしまいます。

もし声をだして共感するなら、「うん」よりは「はい」を使いましょう。

また、繰り返して言わないように注意してください。

ここぞというときに頷く

あまりにもずっと頷いていると、本当に話を聞いているのか疑われてしまいます。

そのため、自分が特に共感したポイントや、理解したポイントについて頷くようにしましょう。

説明会は新しく知る事ばかりで熱心になるのはとてもいいことですが、取捨選択して反応を見せると企業から好印象を受けやすいのです。

相槌と一緒に表情も変化させよう

企業の話を聞く際、相槌と一緒に表情も変化させてみましょう。

頷くことで企業の話を聞いている印象を獲得することができます。

さらに話の内容によって表情を使い分けるとより企業に自身の人柄が伝わりやすくなります。

ポジティブな内容や、アイスブレーク的な内容のときは笑顔を見せたり、業界の成長性や事業内容の話のときは真剣な表情を見せたり、表情を逐一変えることで話をしっかり聞いている印象を与えます。

最もアピールになるのは質問をすること

先ほども触れたように、うなずくことはもはや多くの就活生が実践しています。

うなずきだけで名前を覚えてもらったり、良い印象を抱いてもらったりするのは、簡単ではありません。

そこで、さらにもう一つ別の方法でアピールすることをおすすめします。

特に有効なのが、説明会の終わりに設けられる質問タイムに、積極的に質問をすることです。

このとき的確な質問をするには、話をよく聞いておく必要があります。

的確な質問ができたら、「いい加減にうなずいていたのではなく、ちゃんと話を聞いてくれていたのか」と、採用担当者にわかってもらうことができるでしょう。

うなずくのは大切だけど、それ以外のことも忘れないで

説明会のときに、うなずくことで話を熱心に聞いている印象を残すことができますが、それだけではいけません。

メモを取ったり、質問をしたりして、やる気をアピールしましょう。

もちろんアピールだけではなく、その会社が自分に合った会社なのかどうか、話を聞きながら見極めることも大切です。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます