就活のエントリーシート(ES)!ゼミの内容を魅力的に伝える書き方!

就活のエントリーシート(ES)!ゼミの内容を魅力的に伝える書き方!

エントリーシート(ES)には、ゼミの内容を書く欄が設けられていることも少なくありません。

こちらの記事では、就活のESへのゼミ活動の書き方を解説しています。

うまくゼミ活動を伝える書き方のポイントから、ゼミ活動をESに書くときの例文まで幅広く解説しているので、ぜひ最後まで読んでゼミの書き方を完璧にしましょう。

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【ES】ゼミについて聞かれることは少なくない

エントリーシート(ES)では、志望動機や自己PRなどの定番質問のほかにさまざまなことを聞かれますが、そのうちの一つとしてゼミに関する質問も多く見受けられるものです。

そのためES対策を万全にする際は、ゼミについての質問にどう答えるかも、事前によく考えておく必要があります。

ゼミ活動の中では、熱心に一つのテーマを研究したり学んだりする姿勢、プロジェクトメンバーと協力し合う姿勢などさまざまな能力・スキルを培うことができます。

これらは、ESで自分の魅力をアピールするうえで積極的に触れたいポイントといえるため、ゼミに関する質問に備える際はどのように活動してきたのかよく思い出しておきましょう。

【ES】企業がゼミについて聞く理由とは?

ESでは、ゼミについて聞かれることも少なくありませんが、その際に気になるポイントは「そもそも企業はなぜゼミについて質問するのか」ということです。

あらかじめ企業がゼミについて聞く理由・意図を理解しておけば、企業から良い印象を持ってもらえる回答ができるでしょう。

そのため、ES対策では、企業の意図から理解を深めておきたいところです。

企業がゼミについて聞く理由は、以下の3つが挙げられます。

企業がゼミについて聞く理由
  • どんなことに興味があるのかを知りたい
  • ゼミ活動に取り組んだ姿勢が知りたい
  • ゼミ活動で入社後に活かせる経験を積んだか知りたい

上記の点をチェックすれば、本人の人柄や価値観はおのずとわかってきます。

では、企業がゼミについて聞く理由の詳細を見ていきましょう。

どんなことに興味があるのかを知りたい

企業はESでゼミについて聞くことで、本人がどのようなことに興味があるのか知りたいと考えています。

どんな基準・理由でそのゼミ・テーマを選び、何がきっかけとなってその研究に夢中になったのか知ることで、本人の人柄について総合的に理解が深まるからです。

同じテーマに興味を持つ人でも、その興味を持つきっかけや動機は異なり、それぞれそのテーマに対する考えや熱意は違うものです。

その具体的な興味関心のベクトルを知れば、「この学生は〇〇に向いていそう」などの評価や期待もしやすくなります。

さらに、企業は社風を大事にしているため、その興味関心が自社の社風と合うかどうかも細かくチェックしているといえます。

そのためESでゼミについて質問された際は、自分の興味関心を伝えることに重きを置き、そのゼミ活動に関心を持ったきっかけなどを具体的に述べることが大切です。

ゼミ活動に取り組んだ姿勢が知りたい

企業はESでゼミについて聞く際に、活動に取り組むときの本人の姿勢を知りたいと考えています。

具体的な活動内容やゼミの中で頑張ったことなどを聞けば、本人が組織の中でどう行動し、どう活躍していくか想像しやすくなるからです。

ゼミを通じた研究や調査は、基本的に、自分一人のみで黙々と取り組むものではありません。

自分だけでなく教授やほかのゼミ生との協力が必須となるため、チームで一つの物事に取り組む姿勢は、質問を通じて自然と読み取れるでしょう。

その様子・姿勢は、仕事をするときの行動の仕方に通ずるものがあります。

だからこそ企業は、ESの質問で、どのようにゼミ活動を行ってきたのか詳細を知りたがるのです。

物事への取り組み方を知ってもらうためにも、ゼミに関する質問では、どう取り組んできたのか明確に伝える必要があります。

ゼミ活動で入社後に活かせる経験を積んだか知りたい

企業には、ESでゼミについて聞くことで、ゼミ活動で入社後に活かせる経験を積んできたのか知りたい意図もあります。

ゼミは仕事で活かせるさまざまなスキルを身につける大事なチャンスです。

周りと積極的に協力して円滑にチームワークを形成する姿勢、最後まで諦めずに一つのことに取り組む姿勢、わかりやすい説明で研究内容をまとめてプレゼンテーションする能力など…ゼミを通じて鍛えられることは仕事においても活かしやすいものです。

そのため企業は学生一人ひとりのゼミ活動について詳しく聞き、どのようなスキルを伸ばしてきたのか確かめることで、入社後にいち早く活躍してくれるか評価しています。

そういった企業の意図・狙いを理解しておけば、ESでゼミ活動について質問された際は、学んだことをどう入社後に活かしたいのか明確にアピールできるようになります。

【ES】ゼミ活動の書き方のポイント4つ

採用担当者は、エントリーシートを通して就活生の強みやスキルだけでなく人間性を見ています。

長所や強みのほかにも志望動機やガクチカなどエントリーシートで伝えられることは数多くあります。

そんな中、ゼミの研究内容を問う項目があるエントリーシートもあり、どのように書くべきか悩んでしまう就活生も少なくありません。

そこで、ここからはゼミに関する内容をエントリーシートに書くときにどう記載することがベストなのか?という点に注目して詳しくポイントを解説していきます。

1.なぜそのゼミを選んだのかを伝える

まずは、なぜそのゼミを選んだのかをわかりやすく明確に伝えなければいけません。

ゼミは、自由に自分で選択するものですが、なぜそのゼミを選んだのかという点をしっかりと伝えることでどのような姿勢や目的で研究に取り組んでいたのかという点を採用担当者は知ることができます。

ゼミを選んだ目的や目標が明確にあるうえで参加したということをアピールすることができれば、就活生が何に興味を持っているのか、また学ぶ意欲が高い人物なのかという点を見極めることにもつながります。

万が一、ハッキリとした目的や大きな目標がない中でゼミに参加したという場合であっても、その事実をそのまま伝えることはNGです。

採用担当者にポジティブな印象を与えられるよう企業との関連性に注目しながら、なぜそのゼミを選んだのかを伝えてみましょう。

2. 具体的にどうゼミ活動に取り組んだのか伝える

ESでゼミ活動について質問された際は、そのゼミ・研究テーマを選んだ理由について詳しく触れたうえで、どのようにゼミ活動に取り組んだのか具体的に述べる必要があります。

その際は、以下のような点に触れていくことが重要です。

触れるべきポイント
  • 研究を進めるうえでの課題
  • 課題を解決するために自分なりに工夫したことや努力したこと
  • 一生懸命取り組んだ結果、課題はどうなったのか

以上の流れで取り組み方を説明すれば、どのようにゼミ活動を頑張ってきたのかがわかりやすくなります。

似たような研究に取り組んでいる学生同士でも、このような取り組み方のエピソードは異なるはずなので、差別化にもつながるでしょう。

具体的な取り組み方からわかる課題と向き合う姿勢や課題解決能力は、業界・職種にかかわらず重要視されるため、しっかりアピールすることが大切です。

なお、エントリーシートに研究内容を書くときのポイントについては、以下の記事もチェックしてみてください。

3.何を学んだのかを考える

次にゼミで何を学んだかを伝えることも忘れてはいけません。

ゼミで何を学んだのかを伝えると就活生の得意分野や興味のあることを把握することができます。

また、ゼミでの研究を通してどのような知識を兼ね備えており、スキルを持っているのかも知ることができるでしょう。

ここがポイント

採用担当者は、自社に貢献してくれる人物を求めているため、即戦力となり得る知識やスキルを持っているだけでなく実績や経験があることも採用条件の一つとして考えています。

大学時代にゼミに参加し何を学んで知識やスキルを身につけたのかを知ることができれば、採用する側は効率よく企業への貢献度や関連性がある人物であるかを見極めることができます。

4.仕事で何が活かせるかを伝える

ゼミで真剣に研究を続けていた経験があったとしても、その知識やスキルが企業で活かすことができなければ意味がありません。

そのため、エントリーシートでゼミに関する内容を記載するのであれば、企業との関連性を交えながら入社後に自身の研究経験が活かせることをアピールすることが大切です。

大学で学んだゼミの研究内容が企業で活かせるのかという点は、最も採用担当者が知りたい内容です。

そのため、ゼミの研究で何を学び、どう活かせるのかを上手にアピールしなければいけません。

ここがポイント

エントリーシートでは、ただ研究内容を伝えるだけでなく直面した問題を提起しながら、どのような行動を取り解決したのか?またその結果どんなことを得ることができたのかを挙げながら入社後に活かせることをアピールしてみると良いでしょう。

【ES】ゼミの書き方のコツは専門用語を使いすぎないこと

たとえ志望職種が研究職であっても専門用語の使用はできるだけ控えましょう。

なぜならエントリーシートをチェックする採用担当者が、ゼミで研究した分野についてよく知っているとは限らないからです。

ですから専門用語を使用するのはできるだけ避けて、誰でも分かるように書くのが大切なポイントです。

専門用語を多用した文章では、読みにくいうえに伝えたい事も伝わらなくなってしまいます。

その分野に詳しい人にしか理解できない文章であれば、コミュニケーション能力を疑われる可能性もあるのです。

ここがポイント

逆に専門用語をできるだけ使わず、伝えたいことを分かりやすく簡潔に表現した文章であれば、コミュニケーション能力が高いと評価されて良い結果にもつながります。

研究内容の詳細など専門的なことについては面接の時にアピールすれば十分といえるでしょう。

内容は簡潔にしよう

ESでゼミ活動について述べるときは、内容を簡潔にまとめるように意識してください。

必要以上にアピールポイントを盛り込むと、かえって何を伝えたいのかわからなくなってしまうからです。

一生懸命ゼミ活動に取り組んできている人は、「持っているものをすべて出してアピールしたい」と確かに感じるかもしれません。

しかし、それによって情報量が多くなると大事な部分がまったく伝わらなくなるため、アピールポイントは一つに絞り込む必要があります。

研究内容やゼミで磨いてきた自分のスキルなどは、基本的に一つに限定し、とにかくわかりやすさを重視することが大切です。

ESの内容を見直す際は、ゼミ活動について述べているポイントもしっかりチェックし、情報過多により内容がわかりにくくなっていないか確認しましょう。

企業が求めている人物像を知っておくこともポイント

ESでゼミについて詳しく伝える際は、そもそも、事前に企業が求める人物像について理解しておくことも大事なポイントです。

まず、企業が知りたいのは研究内容そのものやゼミの成果ではありません。

企業はゼミについて質問することで、物事への取り組み方や興味関心などがわかる、本人の総合的な人柄・価値観を知りたいと考えています。

そのため、企業が関心を寄せるのは研究内容や成果ではなく、どう頑張ったのか・ゼミの活動を通じて何を学んだのかというポイントです。

あらかじめ企業研究を通じて求められる人物像を把握しておけば、その人物像を踏まえたうえで、取り組み方などのポイントを効果的にアピールできるでしょう。

ES対策を行う際は、その一環として、企業研究がしっかりできているかどうかも事前に確認しましょう。

企業が求める人物像に則したアピールができない場合は、企業研究が不十分な可能性があるため、今一度企業についてよく知る必要があります。

【ES】ゼミ活動の書き方によっては面接でも深掘りされる

エントリーシートに記入する際には、面接でそのことを取り上げられることも意識しておかなければなりません。

場合によっては面接でかなり深く掘り下げて質問されることもあります。

ですからただ上辺だけの出来事を書いたのでは、面接の時に慌てることにもなりかねません。

もしそこであたふたしたり別のエピソードの話をしたりしたのでは、マイナス評価にもつながりかねないのです。

そうならないためには、まず面接で話したい、伝えたいことを整理して、それを簡潔にまとめてエントリーシートに書くようにすることが大切になってきます。

すると、面接の時にも落ち着いて理路整然と話ができるようになるのです。

ここがポイント

より踏み込んだ話ができるようになりますので、プレゼン力について高い評価を受けることにもつながります。

【ES】ゼミの書き方例文【ゼミの種類別】

ここでは、ゼミの書き方の例文を3つ紹介します。

どれも実際に通過したESを参考にした例文なので、ぜひ構成などを真似してみてください。

異文化交流ゼミの書き方

例文

私は異文化交流のゼミで『ジェンダーに関する意識の違い』をテーマに研究をしております。

最近でこそ、世界各国で性に関するマイノリティーの人の声や、性別を理由とする差別の撤廃運動が頻繁に起こるようになりました。

この壁を越えることで、今まで以上に人々は共感ができるようになり、より良い世界になると思っています。

ゼミは少人数で行われ、毎回ディスカッションを行なっています。

ディスカッションに向けて、日々ニュースや研究を追っていることを欠かしません。

世の中のさらなる平穏を求めてジェンダーの意識の違いを追求していきたいです。

経営学のゼミの書き方

例文

私は経営学のゼミで『AIがもたらす経営の変化』をテーマに研究をしております。

もはや「AI」というワードを見ない日はないほどホットワードになっています。

AI時代において、経営者などは、いかにして会社を変革させるか、適応させるかを日々考えています。

AIによる既存の職業の減少が問題視されたりもしています。

つまり、AIがもたらす経営の変化を理解すると言うことは、これからの日本経済の動きも予測できるようになります。

ゼミは毎回必ずレポートの提出とその発表があります。

他の方の見解や、新情報が得られる非常に参考になる場です。

自分も、毎回出遅れないように、最新の動向をレポートにまとめて発表したいため、入念な準備をしています。

AIがもたらす変革を引き続き追求していきます。

法律のゼミの書き方

例文

私は法律のゼミで『環境法は改正すべきか増やすべきか』をテーマに研究をしております。

比較的最近に制定された環境法。

環境問題に対応する法制度のことですが、まだ認知としては少ないと感じています。

実際環境法によって目に見えた成果はまだ出ていないため、改正の声も多く挙がっており、新しい法の追加の要望もあります。

それを今後は議論していく必要があります。

ゼミは少人数で行われ、毎回ディスカッションを行なっています。

論理的思考力や説得力、何を持って正しいとするのかを考えさせられる絶好の場所です。

そのため、毎回議論が白熱し、とても長い時間語り合ってしまいます。

毎回、終わりにはまとめとして、今の時点でどのように結論づけるか、ということを書き留めています。

環境が正常に戻れるように法の観点からどのように貢献できるかを追求しています。

【ES】ゼミの書き方例文【文字数別】

実際にエントリーシートを書く際に、何か参考になるものがあれば、どんな初心者の人でも書きやすくなるでしょう。

おそらくまだイメージできない人もたくさんいるはずですので、ここではいくつかの例文を紹介します。

もしなかなかペンが進まない人は、こちらの内容を踏まえた上で、自分なりの文章を作ってみてください。

1.100字の場合の例文

例文

私は大学の社会心理学ゼミに入り、組織内で周りを引っ張る指導役について研究していました。

実際に100人に対して調査と分析をした結果、目標設定や洞察力、観察力が大きな影響を与えることがわかりました。

100字の場合は伝えられる内容に限りがあるため、最低限必要な情報だけを盛り込む形にししましょう。

本来であればゼミ活動に関する背景や具体的なエピソードを伝えたいところですが、あくまでも指定された文字数を守ることが重要です。

ほとんどの場合は、実際の面接で内容を掘り下げる質問があるため、そのタイミングで具体的な話をしていく形になります。

そのため、何を聞かれても良いように、きちんと返し方を用意しておいてください。

2.200字の場合の例文

例文

私は大学の社会心理学ゼミに入り、組織内で周りを引っ張る指導役に関する研究をしていました。

その理由は、自分自身もこれまでに学校やアルバイトを通じて、リーダーシップを取ることが多々あったからです。

周りから頼られる最高のリーダーとはどういう人なのかを理解したかったので、リーダーを経験している100人に調査と分析をしたところ、目標設定や洞察力、観察力が大きな影響を与えていることがわかりました。

こちらは100字の時に加えて、少し文字数に余裕があるため、結論に関する背景も入れるようにしましょう。

これによって、スムーズに話の内容を理解してもらいやすくなります。

3.文系の場合の例文

例文

私は昔から小説を読むのが好きで、現代文学研究ゼミで毎日頑張っていました。

ゼミではさまざまな小説の特徴をピックアップし、なぜここではこのような表現をしているのか?なぜここが面白いと感じるのか?などを、ひたすら周りの仲間と議論していました。

そのため、ゼミ活動を経験するまでと比べて、広い視野を持てるようになったり、論理的思考力を養うこともできるようになったのが、とても嬉しいです。

文章を作ることはもちろん、情報収集力も仕事をする上で大切なことだと思いますので、貴社でもゼミ活動での経験を活かして、利益に貢献していければと思っています。

文系でのゼミ活動をしたことがある人は、文系らしさが伝わるエピソードにすることで、自分をアピールしやすくなるでしょう。

特に論理的思考力はどんな業界で仕事をする際にも大切な要素なので、必ず採用担当者に響くはずです。

4.理系の場合の例文

例文

私は人工知能に興味があり、大学ではロボティクス研究ゼミに入っていました。

ゼミではロボット技術に関するさまざまな知識を学び、もちろん学んだことを活かして実際に開発もしていました。

最初は壁にぶつかることも多々ありましたが、メンバーと何度も改善を重ねていったことにより、どんな大きな壁もうまく乗り越えることができました。

特にロボットの制御が難しくて頭を抱えることがありましたが、なんとか6ヵ月にもわたって改善することができたのが良い思い出です。

貴社でもこの経験を活かして、トラブルにぶつかりながらでも、世の中に貢献できるような素晴らしいロボットを作っていければと思っています。

理系らしさが伝わるゼミ活動にすることはもちろん、取り組んだ内容に対してどんな行動をしてどんなことを乗り越えてきたのかまで伝えることにより、より良いイメージを与えられるようになります。

ESのゼミの書き方に関するよくある質問

エントリーシートを書くとなった際に、さまざまな疑問が思い浮かぶかもしれません。

わからない状態で書き進めても決して良い出来にはならないので、できる限りすべての疑問は解消しておいた方が良いでしょう。

ここでは、エントリーシートでゼミ活動に関するアピールをする際に、よくある質問に対する回答を紹介します。

もしゼミ活動を伝えたいと考えている人は、こちらの内容も今後の参考にしてみてください。

1.就活で「ゼミ」を略して大丈夫?

一般的に、エントリーシートや面接において、略語を使うのは好ましくありません。

なぜなら、正式な場には相応しくない言葉遣いになるからです。

また言葉によっては相手に通じないものもあるため、普段から略語を使いがちな人は注意してください。

ただし、必ずしもすべての略語がダメなわけではありません。

例えば、スマホやパソコンのような言葉は、そのまま使っても特に問題はないでしょう。

それと同じで、ゼミもそのまま使用して大丈夫です。

大事なのは誰にでも伝わって、かつどんな人でも略して使っているような言葉なのかどうかを考えること。

そこに当てはまるものであれば、わざわざ正式な言葉に直さなくてもOKです。

2.ゼミに入っていない場合はどう書けばいい?

人によっては、学生時代にゼミの経験をしていない人もいるでしょう。

ゼミや研究室での経験が一切ない場合でも、もちろん問題はありません。

その場合は、なぜこれまでゼミで活動をしなかったのかを、書ける範囲で書いてください。

そして、ゼミの代わりに自分がどんなことに力を入れていたのかを中心に、エントリーシートでアピールするようにしましょう。

エントリーシートで大事なのは、ゼミをしていたかどうかではなく、自分がどんなことに頑張っていたのかを伝えて、何を活かせたのか?何を学んだのか?などを、詳しく伝えることです。

つまり、必ずしもゼミの経験がなければいけないわけではないので、何も心配する必要はありません。

3.ゼミに入っていないと就活で不利になる?

前述でも話しましたが、ゼミに入っていないからといって、就活が不利になるわけではありません。

あくまでもゼミは1つのアピールポイントになるだけですので、ゼミを経験していない人の場合は、他のことでアピールできればそれでOKです。

もし仮に面接官から「なんでゼミに入らなかったの?」と聞かれても、そこは素直に「興味関心を惹くものがなかった」と答えるようにしましょう。

そこに対して、相手が疑問を持つようなことはありません。

それよりも、自分がゼミ以外で何にどれだけ頑張ってきたのか?そこからどんなことをアピールできるのか?を伝えることが、何よりも大切です。

そうすれば、きっと内定を取ることができるでしょう。

【ES】自己PRやガクチカでゼミをアピールしたい時のポイント

ESでは、自己PRやガクチカの中でゼミ活動についてアピールしたい人も多いでしょう。

直接ゼミについて聞く質問でなくても、もちろん、ゼミのエピソードを自己PRやガクチカの中で取り上げることは可能です。

今回も触れてきたように、ゼミ活動の中ではさまざまなことを経験し、自分の能力の成長につなげていくことができます。

そのため、自己PRやガクチカの中でも、ゼミ活動についてはアピールできる要素がたくさんあることがわかります。

なお、その際はゼミについて質問されたときと同様に、具体的に取り組み方を述べることが大切です。

また、伝えたいポイントがたくさんあっても、一つに絞ってアピールすることはしっかり意識しましょう。

ゼミのエピソードを取り上げた自己PR・ガクチカを伝えるときのポイントについては、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

ゼミの内容と企業を関連付けさせる内容がベスト!

エントリーシートのゼミ欄を記入するにあたっては、ゼミで得られた内容をその企業と関連付けることが大切になってきます。

しかしゼミでの研究テーマを直接的に関連付けさせるのが難しい場合もありますし、研究テーマや詳細な研究内容が選考に影響する可能性は低いといえるでしょう。

その際には壁にぶつかった時にはどのように解決したのか、グループ研究でどんな人とのつながりを持ったのか、プレゼンをした時にどんな評価を得たのかなど、就職後に活かせる能力について書くのがベストです。

ゼミで得られたことをその企業でどう活かすことができるかを書くことで、志望度の高さや入社への熱意を伝えることができます。

ここがポイント

ゼミを通じて得られた内容を魅力的に伝えることができるエントリーシートになるのです。

熱意や意気込みが伝わるエントリーシートを書いて就活を成功させましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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