豊田市役所の採用倍率は?事務8.1〜12.7倍の試験日程と難易度を解説

豊田市役所の採用倍率は?事務8.1〜12.7倍の試験日程と難易度を解説

豊田市役所の採用倍率は、受ける職種によって大きく変わります。

結論として、令和7年度(2025年度)実施で受験者が最も多い行政職 事務(I種・大学・短大卒程度)の倍率は8.1倍です。

令和5年度は12.7倍、令和6年度は11.9倍でした(市が載せた人数から計算)。

2028年3月卒(28卒)が受けるのは令和9年度(2027年度)実施の回で、市の案内はまだ公表されていません。

令和8年度(2026年度)実施は27卒が受けた回で、28卒にとっては前年の例にあたります。

この記事を読んでわかること
  • 職種別の倍率(令和5〜7年度の3年分)
  • 難易度の4つの物差し(倍率の推移・段階別の通過率・試験の重さ・近隣市との比較)
  • 採用予定数と受験資格、試験の科目と流れ
  • 試験日・合格発表日と採用までの流れ
  • 初任給とインターンシップ

豊田市役所の採用倍率(令和5〜7年度・職種別)

事務の倍率は、3年で下がり続けました。

土木は2倍台で3年とも安定し、建築・看護保健・障がい者は年によって2倍台から8倍台まで動き、消防職は令和7年度に15.8倍と3年で最も高くなりました。

令和8年度(2026年度)実施の I種の受験状況は、市のページに載っておらず(公表なし)、倍率は計算できません。

職種(I種・大学・短大卒程度)令和5年度(2023年度)実施令和6年度(2024年度)実施令和7年度(2025年度)実施
行政職 事務12.7倍11.9倍8.1倍
行政職 土木2.7倍2.3倍2.2倍
行政職 建築8.5倍5.0倍5.3倍
行政職 機械7.0倍最終合格なし3.0倍
行政職 電気3.0倍最終合格なし最終合格なし
行政職 化学4.0倍9.0倍6.0倍
行政職 薬学1.0倍最終合格なし最終合格なし
行政職 看護保健5.0倍6.3倍3.9倍
行政職 障がい者2.3倍5.5倍6.5倍
消防職10.5倍9.3倍15.8倍
教育保育職4.9倍4.5倍2.2倍

出典:豊田市 令和7年度豊田市職員採用試験受験状況(令和5年度・令和6年度の受験状況も同じ形式。市のページに倍率の欄がないため、受験者数÷最終合格者数で計算。最終合格者が0の職種は倍率が計算できず「最終合格なし」。2026年10月8日確認)。

豊田市役所の採用試験の難易度|4つの物差しで見る

難易度は、倍率の推移・段階別の通過率・試験の重さ・近隣市との比較の4つの数字で見ると、職種ごとの違いがわかります。

豊田市の事務は一次で6割台から7割台が通り、二次で3割前後、最終で4割前後から5割弱に絞られます。

職種によって受験者が数人から数百人まで開きがあるため、1年分の倍率だけでなく、人数の動きも合わせて見ます。

物差し1|最終倍率の推移(令和5〜7年度・事務)

事務の受験者数は1割ほどの幅に収まる一方、最終合格者は47人→51人→70人と増えました。

年度受験者最終合格者採用予定人数(募集要項)倍率
令和5年度599人47人公表なし12.7倍
令和6年度608人51人40人程度11.9倍
令和7年度567人70人55人程度(I種A)、3人程度(I種B)8.1倍

倍率が下がった主な要因は、受験者の減少よりも最終合格者の増加です。

令和7年度は、受験者が前年から41人減る一方で、最終合格者は19人増えました。

令和7年度の事務70人には、I種AとI種Bが含まれます。

出典:豊田市 令和7年度豊田市職員採用試験受験状況(令和5年度・令和6年度の受験状況も同じ形式。採用予定人数は令和6年度・令和7年度の募集要項。2026年10月8日確認)。

物差し2|段階別の通過率(事務)

事務は3年とも、二次の通過率が3割前後で最も低い段階でした。

年度一次(受験者→合格者)二次(一次合格者→二次合格者)最終(二次合格者→最終合格者)
令和5年度599人→382人(63.8%)382人→127人(33.2%)127人→47人(37.0%)
令和6年度608人→429人(70.6%)429人→118人(27.5%)118人→51人(43.2%)
令和7年度567人→431人(76.0%)431人→142人(32.9%)142人→70人(49.3%)

一次の通過率は63.8%、70.6%、76.0%と年々上がっています。

最終の通過率も37.0%から49.3%へ上がり、令和7年度は二次を通った人の約半数が最終合格でした。

出典:豊田市 令和7年度豊田市職員採用試験受験状況(令和5年度・令和6年度の受験状況も同じ形式。市は二次以降の受験者数を載せていないため、各段階の分母は前の段階の合格者数。2026年10月8日確認)。

物差し3|試験の重さ(科目と面接の回数)

令和8年度の I種 行政職は、SPI検査と面接系3回(集団面接・個人面接・集団討論)で、教養試験・専門試験の記載が募集要項にありません。

段階試験科目(令和8年度実施・I種 行政職)
一次SPI検査(性格検査・能力検査)
二次集団面接
三次個人面接(5分のプレゼンテーションを含む)、集団討論

配点と合格基準は、募集要項に載っていません(公表なし)。

採用ガイドブックには、公務員試験(教養試験・専門試験)は実施しないと書かれています。

出典:豊田市 I種・II種(令和9年4月採用)(令和8年度の募集要項の試験科目・試験日程の欄。2026年10月8日確認)。

物差し4|近隣市との比較(事務職)

近隣の安城市・刈谷市の事務職と並べると、豊田市の事務の倍率は安城市のSPI試験コース(5.1倍)より高く、教養試験コース(17.1倍)より低い位置です。

刈谷市は令和8年度の数字で年度が違うため、高低は比べません。

市・区分令和7年度(2025年度)実施令和8年度(2026年度)実施
豊田市 行政職 事務(I種)8.1倍(受験者÷最終合格者)公表なし
安城市 事務職(一般)4月採用・SPI試験コース5.1倍(申込者÷合格者)公表なし
安城市 事務職(一般)4月採用・教養試験コース17.1倍(申込者÷合格者)公表なし
刈谷市 一般事務職 4月採用公表なし14.3倍(受験者343人÷合格者24人)

安城市は市が「最終倍率」を公表していて、式は申込者数÷合格者数(申込者は辞退者を含む)です。

同じ式で豊田市の令和7年度の事務を計算すると、590人÷70人で8.4倍になります。

出典:安城市 令和7年10月・令和8年4月採用職員の試験結果(事務職(一般)の大学・短大等の欄。2026年10月8日確認)。

出典:刈谷市 令和8年度刈谷市職員採用試験結果(令和8年8月24日時点)(令和9年4月1日採用の一般事務職。自己PR型と一般試験型の合計。受験者数÷合格者数で計算。2026年10月8日確認)。

豊田市役所の採用予定数と受験資格(令和8年度実施の例)

令和8年度(令和9年4月採用)の I種は、行政職 事務が45人程度で、全職種のなかで教育保育職(50人程度)に次いで多い募集です。

職種採用予定人数(I種)年齢の要件
行政職 事務45人程度(II種は5人程度)平成11年4月2日以降に生まれた人
行政職 土木15人程度(II種は2人程度)平成11年4月2日以降に生まれた人
行政職 建築5人程度(II種は2人程度)平成11年4月2日以降に生まれた人
行政職 機械・電気・化学各2人程度平成11年4月2日以降に生まれた人
行政職 薬学・獣医各2人程度昭和56年4月2日以降に生まれた人(免許取得または取得見込み)
行政職 看護保健5人程度昭和56年4月2日以降に生まれた人(保健師免許取得または取得見込み)
消防職14人程度(II種は2人程度)平成13年4月2日以降に生まれた人
教育保育職50人程度昭和56年4月2日以降に生まれた人(保育士資格・幼稚園教諭免許)

I種は大学または短大(専門学校を含む)を卒業した人か、来年3月までに卒業見込みの人が対象です。

年齢の要件は生まれた日の下限だけで、現役の28卒は令和8年度の範囲に入ります。

下限は令和6年度が平成9年4月2日、令和7年度が平成10年4月2日、令和8年度が平成11年4月2日と、毎年1年ずつ後ろへずれています。

毎年1年ずつずれるなら、令和9年度の事務の下限は平成12年4月2日になる見込みです(推定。確定は令和9年度の募集要項)。

2つ以上の職種を併せて受験することはできず、I種とII種の併願もできません。

出典:豊田市 I種・II種(令和9年4月採用)(令和8年度の募集要項の募集職種の欄。令和6・7年度の下限は各年度の募集要項の同じ欄。2026年10月8日確認)。

豊田市役所の採用試験の科目と流れ

I種 行政職の試験は、一次(SPI検査)、二次(集団面接)、三次(個人面接と集団討論)の3段階で進みます。

試験内容(令和8年度の I種 行政職)
SPI検査 一次性格検査と能力検査(言語能力・非言語能力)。テストセンター方式
集団面接 二次面接官と受験者による集団での面接。日程の幅のうち1日を受験する
個人面接 三次個人面接のなかで、制限時間5分のプレゼンテーションを行う。テーマは設定されない
集団討論 三次個人面接とは別の日に実施する

土木と獣医は、一次がSPI検査、二次が個人面接と集団討論の2段階です。

試験が2日間に分けて実施される場合は、先の試験を欠席すると辞退とみなされ、後の試験は受験できません。

テストセンター方式のSPIは、テストセンター方式の基本と当日の流れに、服装・持ち物・所要時間をまとめています。

出典:豊田市 I種・II種(令和9年4月採用)(令和8年度の募集要項の試験科目・注意事項の欄。2026年10月8日確認)。

集団討論の過去のテーマ

市は面接質問例と集団討論の過去のテーマを公開していて、市が公開している行政職のテーマは窓口開庁時間の拡大・縮小と、豊田市駅前の歩行者天国の可否の2つでした。

どちらも「拡大すべきか縮小すべきか」「歩行者天国とすべきか車の通行を可能にすべきか」の二択の形で出されています。

出典:豊田市 面接質問例と過去の集団討論課題(令和8年度)(行政職の欄。2026年10月8日確認)。

豊田市役所の採用試験の日程(令和8年度実施と28卒の回)

令和8年度の I種は、3月1日から23日の申込みのあと、4月から6月にかけて一次・二次・三次の試験を実施し、結果は一次が4月中旬、三次が6月下旬に通知される流れで進みました。

28卒が受ける令和9年度の日程は未公表で、過去2年の案内は3月初めに申込みが始まっています。

豊田市の過去2年の日程

項目令和7年度実施(令和8年4月採用)令和8年度実施(令和9年4月採用)
申込み3月3日〜3月25日3月1日〜3月23日
一次(SPI検査)4月3日〜4月17日3月27日〜4月12日
二次(集団面接)4月30日〜5月11日のうち1日4月23日〜5月10日のうち1日
三次(個人面接)5月24日〜6月14日のうち1日5月21日〜6月12日のうち1日
三次(集団討論)6月14日〜16日のうち1日6月13日〜15日のうち1日

令和8年度は、一次のSPI検査が申込みの締切から4日後に始まる、前年より早い日程でした。

令和7年度と令和8年度の三次の日程は、集団討論が個人面接の後に設定されています。

公務員試験全体の日程と民間との併願の考え方は、国家公務員試験の日程と就活の流れ・民間併願のコツにまとめています。

出典:豊田市 I種・II種(令和9年4月採用)(令和8年度の募集要項の受験申込手続・試験日程の欄。令和7年度は令和7年度の募集要項の同じ欄。2026年10月8日確認)。

近隣市の令和8年度の試験日

近隣の岡崎市と安城市は、申込みを3月に始める日程が豊田市と近く、安城市は4月から申込みを始める教養試験コースも設けています。

市・コース申込み試験の主な日程
岡崎市 一般事務(SPIコース)3月2日〜3月22日録画面接(申込期間内)、SPI 5月18日〜5月31日、自己PR試験 6月13日・14日
岡崎市 一般事務(教養コース)3月2日〜3月22日録画面接(申込期間内)、教養試験 6月14日、個人面接 7月4日・5日
安城市 事務職(SPI試験コース)3月1日〜3月22日個別面接 4月21日〜24日、SPI 5月19日〜6月4日、最終個別面接 6月24日〜28日
安城市 事務職(教養試験コース)4月21日〜5月12日個別面接 6月16日〜19日、教養試験 7月12日、最終個別面接 8月12日〜16日

刈谷市の令和8年度の日程は、公式ページに掲載が見つかりませんでした(公表なし)。

出典:岡崎市 令和8年度実施(令和9年4月採用)岡崎市職員採用候補者試験受験案内[Ⅰ日程/事務職員](試験科目、試験日、会場及び合格発表の欄。2026年10月8日確認)。

出典:安城市 令和8年度実施 安城市職員採用候補者試験実施要項(事務職・技術職・保健師)(試験日程の欄。2026年10月8日確認)。

豊田市役所の合格発表と採用までの流れ

合格の連絡は、令和8年度の I種 行政職で一次が4月中旬、二次が5月中旬のメール、三次が6月下旬の郵送と、段階ごとに届きます。

区分一次二次三次
I種(土木・獣医以外)4月中旬(メール)5月中旬(メール)6月下旬(郵送)
I種(土木・獣医)4月下旬(メール)5月下旬(郵送)なし

結果は合格者の受験番号が市のホームページに載り、合格者のみに通知書が届きます。

電話での合否の照会には応じておらず、受験者本人は、人事課で試験結果の開示を請求でき、開示は後日です。

最終試験の合格基準に達しながら採用内定に至らなかった人は、成績順で採用内定候補者名簿に載り、通知書が郵送されます。

名簿の有効期限は令和9年3月31日で、内定辞退や年度途中の退職で追加の採用が必要になると、名簿の登載者に内定の通知が届きます。

採用予定日は令和9年4月1日で、名簿の登載者は4月2日以降になることがあります。

出典:豊田市 I種・II種(令和9年4月採用)(令和8年度の募集要項の結果発表・採用内定候補者名簿・採用予定日の欄。2026年10月8日確認)。

豊田市役所の初任給と勤務条件

豊田市の行政職の初任給は、大学卒で275,616円(令和7年4月1日現在、地域手当16%を含む)で、短大卒は269,120円、高校卒は239,772円と、学歴ごとに公表されています。

手当・賞与・勤務時間も合わせて、年間の賞与は4.65月分、勤務時間は8時30分から17時15分(勤務地による)と載っています。

項目内容
初任給(行政職)大学卒 275,616円、短大卒 269,120円、高校卒 239,772円
初任給(消防職・大学卒)308,096円
初任給(教育保育職・大学卒)277,820円
扶養手当子 13,000円
住居手当限度額 28,000円
通勤手当公共交通機関は限度額 150,000円、交通用具は距離に応じて支給
賞与4.65月分/年
勤務時間8時30分〜17時15分(勤務地による)。フレックスタイム制度あり
休日・休暇土・日曜日、祝日、年末年始(勤務地による)。年次有給休暇、育児休業、特別休暇など

令和8年度の初任給は、公式のページに載っていません(公表なし)。

出典:豊田市 令和8年度豊田市職員採用ガイドブック(勤務条件等の欄。PDFの画像の表を確認。2026年2月20日更新。2026年10月8日確認)。

豊田市役所のインターンシップ(就業体験)

豊田市役所は、まちづくり・環境・土木・建築・保育などの業務を体験するインターンシップ(就業体験)を令和8年度に募集しました。

項目令和8年度の内容
募集期間6月1日〜6月30日(終了)。応募者多数の場合は抽選
実施期間8月1日〜9月30日
対象大学生・短期大学生・専門学校生・大学院生・高校生・高専生など
時間原則、月曜日から金曜日の8時30分〜17時15分
費用など賃金・手当は支給なし。交通費・食費は自己負担。傷害保険と賠償責任保険への加入が条件

公式のページには、2026年度の豊田市職員採用試験の受験者と受験予定者は申込みができないと書かれています。

令和9年度の募集は、公表なしです。

出典:豊田市 豊田市役所 インターンシップ情報(2026年10月1日更新。2026年10月8日確認)。

まとめ|豊田市役所の採用倍率と28卒の案内が出る時期

豊田市の事務は、令和5年度から最終合格者の増加によって倍率が下がってきた職種です。

28卒が受ける令和9年度の案内は、過去2年の実績では3月1日前後に申込みが始まっていて、採用予定人数・受験可能年齢・日程は募集要項に載ります。

市のQ&Aには、民間企業に勤めていても、年齢要件と学歴要件を満たせば受験できると書かれています。

民間企業や他の自治体の選考を受けていることで不利になることはない、とも書かれています。

外国籍の方は、永住者または特別永住者の在留資格がない場合は受験できません。

松本市役所の採用倍率と結果発表までの日程のように、他の市役所の倍率と日程も市ごとにまとめています。

出典:豊田市 豊田市職員採用試験Q&A(令和8年度)・募集要項(Q&Aの採用試験についての欄と、募集要項のその他の欄。2026年10月8日確認)。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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