姫路市役所の採用倍率は、受ける区分によって大きく変わります。
倍率・難易度・日程・初任給を、市の公式の数字で並べました。
結論として、令和8年度(2026年度)実施で受験者が最も多かった事務ⅠBの倍率は10.7倍です。
事務ⅠA-1とⅠC-1は8.1倍、事務ⅠA-2は9.8倍でした(市の人数から計算)。
2028年3月卒(28卒)が受けるのは令和9年度(2027年度)実施の回で、市の案内はまだ公表されていません。
令和8年度実施を前年の例とし、日程は過去3年の実績から言える範囲に絞ります。
- 職種別の倍率(令和6〜8年度の3年分)
- 難易度の4つの物差し(倍率の推移・段階別の通過率・試験の重さ・近隣市との比較)
- 採用予定数と受験資格、試験の科目と流れ
- 試験日・合格発表日と採用までの流れ
- 初任給とインターンシップ
目次[目次を全て表示する]
姫路市役所の採用倍率(令和6〜8年度・職種別)
事務の4区分は、令和8年度(2026年度)実施で8倍台から10倍台に並びました。
姫路市の倍率は、一次試験の受験者数を最終合格者数で割った数字です。
事務ⅠA-1は令和7年度の3.3倍から令和8年度は8.1倍へ上がり、事務ⅠBも5.1倍から上がり、この2区分は令和8年度が3年で最も高い数字です。
| 職種(一次試験の実施月) | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| 事務ⅠA-1(6月) | 4.8倍 | 3.3倍 | 8.1倍 |
| 事務ⅠA-2(7月) | 10.1倍 | 9.5倍 | 9.8倍 |
| 事務ⅠB(令和6・7年度は7月、令和8年度は6月) | 7.7倍 | 5.1倍 | 10.7倍 |
| 事務ⅠC-1(6月) | 9.8倍 | 5.0倍 | 8.1倍 |
| 土木ⅠA-1(6月) | 1.6倍 | 2.0倍 | 3.0倍 |
| 土木ⅠA-2(7月) | 2.0倍 | 2.5倍 | 4.0倍 |
| 保健師(7月) | 2.3倍 | 2.1倍 | 6.7倍 |
| 社会福祉士(7月) | 1.8倍 | 3.4倍 | 3.0倍 |
出典:姫路市 採用試験のご案内一覧(令和8年度。令和6・7年度は市が案内に載せた競争倍率で、令和8年度は同じページの第1次〜第3次試験結果の人数から同じ式で計算した。2026年10月8日確認)。
姫路市役所の採用試験の難易度|4つの物差しで見る
難易度は、倍率の推移・段階別の通過率・試験の重さ・近隣市との比較の4つの数字で見ると、受ける区分ごとの違いがわかります。
受験者の数と合格者の数が年ごとに動くため、1年分でなく複数の数字を並べて読みます。
根拠は、姫路市と近隣市の公表値と令和8年度の案内の記載で、順位や点数を推測した数字は使っていません。
物差し1と2は市が発表した人数、物差し3は令和8年度の案内、物差し4は明石市・加古川市・たつの市の公表値を使っています。
物差し1|最終倍率の推移(令和6〜8年度)
事務ⅠA-2は10.1倍→9.5倍→9.8倍と3年とも9倍台から10倍台で、年による差が小さい区分です。
一方、事務ⅠA-1は4.8倍→3.3倍→8.1倍、事務ⅠBは7.7倍→5.1倍と下がったあと、令和8年度に大きく上がりました。
令和8年度の一次試験の受験者は、事務ⅠA-1が179人(令和7年度は106人)、事務ⅠBが182人(同102人)です。
同じ区分でも年によって受験者の数が大きく動くため、倍率は1年分だけでなく3年分で見ると全体像をつかめます。
事務ⅠC-1は9.8倍→5.0倍→8.1倍と、令和6年度が3年のなかで最も高く、区分によって山の年が違うのも特徴です。
最終合格者の数も、事務ⅠA-1は25人→32人→22人と年ごとに動くため、倍率の上下は受験者の数と合格者の数の両方で決まります。
物差し2|一次から最終までの段階別の通過率(令和8年度)
事務は一次・二次・三次の3段階で、通過率は区分ごとに違います。
令和8年度は、一次の通過率が最も低いのは事務ⅠC-1の28.6%です。
| 区分(一次受験者) | 一次合格者(通過率) | 二次合格者(通過率) | 最終合格者(通過率) |
|---|---|---|---|
| 事務ⅠA-1(6月14日・179人) | 73人(40.8%) | 28人(38.4%) | 22人(78.6%) |
| 事務ⅠA-2(7月12日・128人) | 83人(64.8%) | 39人(47.0%) | 13人(33.3%) |
| 事務ⅠB(6月14日・182人) | 74人(40.7%) | 25人(33.8%) | 17人(68.0%) |
| 事務ⅠC-1(6月14日・154人) | 44人(28.6%) | 24人(54.5%) | 19人(79.2%) |
通過率は前の段階の合格者に対する割合です。
事務ⅠA-1は一次の通過率が約4割、最終段階が約8割で、事務ⅠA-2は一次の通過率が約6.5割と高い一方、最終段階は約3割と、通過率の山がどの段階にあるかが区分で異なります。
事務ⅠC-1は一次の通過率が28.6%で、4区分のなかで最も低い数字です。
物差し3|試験の重さ(科目と面接の回数)
試験の重さは、一次の筆記の科目数と、面接の回数で比べられます。
事務ⅠB・ⅠC-1は筆記が職務能力試験だけで、ⅠC-1は面接が3回です。
| 区分 | 一次試験の筆記 | 面接の回数 |
|---|---|---|
| 事務ⅠA-1・ⅠA-2 | 教養試験(120分)と専門試験(120分) | 2回(二次の個別面接、三次の個別面接) |
| 事務ⅠB | 職務能力試験(60分)のみ | 2回(二次の個別面接、三次の個別面接) |
| 事務ⅠC-1 | 職務能力試験(60分)のみ | 3回(一次の集団面接、二次の個別面接、三次の個別面接) |
案内には、事務ⅠB・ⅠC-1は専門試験なしで受験でき、公務員試験対策も不要と書かれています。
筆記が軽い区分でも面接は2〜3回あるため、一次の筆記の重さだけで区分を比べず、面接の回数もあわせて見ると全体の負担を比べられます。
事務ⅠAは筆記が2科目で面接が2回、事務ⅠC-1は筆記が1科目で面接が3回と、負担のかかる段階が違います。
出典:姫路市 令和8年度(2026年度)実施 姫路市職員採用試験(6月及び7月実施)案内(科目・面接は案内、人数は前節の一覧に載る第1次〜第3次試験結果。2026年10月8日確認)。
物差し4|近隣市との比較(同じ年・事務職)
近隣の明石市・加古川市・たつの市の事務職と並べると、姫路市の倍率はどの位置にあるかがわかります。
近隣3市の令和7年度の倍率は、4.0倍から22.9倍まで開いています。
| 市 | 令和7年度(2025年度) | 令和8年度(2026年度) |
|---|---|---|
| 姫路市(事務ⅠA・ⅠB・ⅠC-1) | 3.3〜9.5倍 | 8.1〜10.7倍 |
| 明石市(事務職・高校卒以上、新卒と社会人経験の合計) | 14.7倍(4月募集)、22.9倍(8月募集) | 公表なし |
| 加古川市(5月募集の事務職・経験者を含む) | 13.3倍 | 7.8倍 |
| たつの市(事務職・大学卒) | 4.0倍 | 公表なし |
明石市と加古川市は姫路市と同じ「一次の受験者数÷最終合格者数」で、経験者を含む合計です。
たつの市は「受験者数÷採用者数」の数字です。
令和7年度は、明石市が14.7倍と22.9倍、加古川市が13.3倍、姫路市が3.3〜9.5倍、たつの市が4.0倍でした。
令和8年度は、加古川市の7.8倍と姫路市の事務が近い数字です。
明石市の2025年8月募集は、一次試験がエントリー課題(志望動機や過去の取り組みを入力)で、姫路市の筆記中心の一次とは試験の形が違います。
倍率の比較には、同じ式で数えた数字かと、試験の形の違いが影響します。
出典:明石市 職員採用試験実績(事務職の令和7年度の欄。高校卒以上で、新卒と社会人経験の合計。2026年10月8日確認)。
出典:加古川市 職員採用試験実績(令和7・8年度の5月募集の事務職。経験者を含む。2026年10月8日確認)。
出典:たつの市 令和8年度7月実施 試験案内(昨年の試験実施結果の欄。事務職・大学卒。令和8年度の一次試験日は7月12日。2026年10月8日確認)。
姫路市役所の採用予定数と受験資格(令和8年度実施の例)
令和8年度実施の採用予定数は、事務ⅠA・ⅠBが合計40名程度、事務ⅠC-1が20名程度です。
事務ⅠC-1の20名程度は、10月に実施する事務ⅠC-2の合格者との合計です。
土木ⅠAは10名程度、土木ⅠB・建築Ⅰは数名で、数名は3〜5名、若干名は1〜2名を指します。
退職者などの状況によって、予定人数を超えて採用する場合があるとも書かれています。
令和8年度は、事務ⅠA・ⅠBの採用予定40名程度に対し、6・7月試験の最終合格者は事務ⅠA-1・ⅠA-2・ⅠBの合計で52人でした。
| 区分 | 受験資格(生まれた年) |
|---|---|
| 事務ⅠA-1・ⅠA-2 | 平成13年(2001年)4月2日〜平成17年(2005年)4月1日生まれ。これより後に生まれた人も、4年制大学の卒業(見込み)なら受験できる |
| 事務ⅠB・ⅠC-1 | 昭和62年(1987年)4月2日〜平成13年(2001年)4月1日生まれ |
| 土木ⅠA・建築Ⅰ | 土木ⅠAは平成9年(1997年)4月2日以降、建築Ⅰは昭和62年(1987年)4月2日以降に生まれた人 |
令和8年度の例では、事務ⅠAは年齢の範囲より後に生まれた人も4年制大学の卒業見込みなら受験でき、事務ⅠB・ⅠC-1は2001年4月1日以前生まれが対象のため、28卒が事務で受ける区分は事務ⅠAです。
令和9年度の資格は案内の公表後に確認が必要です。
土木職・建築職には、通常の試験に先行する大学等推薦特別選考もあります。
出典:姫路市 令和8年度 職員採用試験(6月及び7月実施)案内(採用職種・採用予定人数・受験資格の欄。2026年10月8日確認)。
姫路市役所の採用試験の科目と流れ
事務の試験は一次(筆記、区分により面接)、二次(適性検査・課題論文・個別面接)、三次(個別面接)の3段階で進みます。
| 段階 | 内容(事務) |
|---|---|
| 一次試験 | 事務ⅠAは教養試験・専門試験(憲法、行政法、民法、経済学、財政学、社会政策、政治学、行政学、国際関係)。事務ⅠB・ⅠC-1は職務能力試験(択一式)。事務ⅠC-1は集団面接もある |
| 二次試験 | 適性検査(マークシート方式)、事例式課題論文、個別面接 |
| 三次試験 | 個別面接(事務職のみ。事務以外の職種は二次が最終) |
6月試験と7月試験は併願でき、それぞれ申込みが必要です。
一次試験が同じ日の申込みは、1人1職種に限られます。
志望動機の書き方と求められる人物像は、姫路市役所の志望動機の書き方にまとめています。
出典:姫路市 令和8年度 職員採用試験(6月及び7月実施)案内(第1次〜第3次試験の欄。2026年10月8日確認)。
姫路市役所の採用試験の日程(令和8年度実施と28卒の回)
令和8年度の一次試験は6月14日(日)と7月12日(日)で、10月18日(日)には事務ⅠC-2などの試験が予定されています。
28卒が受ける令和9年度(2027年度)実施の日程は、案内が出るまで確定しません。
過去3年の一次試験日は、6月の第2〜3日曜と7月の第2日曜に並びます。
| 年度 | 6月試験の一次 | 7月試験の一次 | 10月(令和6年度は9月)の試験 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度(2024年度) | 6月16日(日) | 7月14日(日) | 9月に実施 |
| 令和7年度(2025年度) | 6月15日(日) | 7月13日(日) | 10月19日(日) |
| 令和8年度(2026年度) | 6月14日(日) | 7月12日(日) | 10月18日(日・実施予定) |
令和8年度の申込期間は、6月試験が5月15日(金)〜6月1日(月)、7月試験が6月2日(火)〜6月19日(金)でした。
同じ7月12日(日)には、たつの市の事務職の一次試験もあります。
同じ日の試験は併願できないので、7月12日は姫路市とたつの市のどちらか1つになります。
出典:姫路市 採用試験のご案内一覧(令和8年度の案内の実施概要、令和6・7年度は過去の採用試験実績。2026年10月8日確認)。
姫路市役所の合格発表と採用までの流れ
令和8年度の事務の最終合格発表は、6月試験が8月20日、7月試験が9月7日でした。
| 試験 | 一次の発表 | 二次の発表 | 三次(事務)の発表 |
|---|---|---|---|
| 6月14日実施 | 6月26日 | 7月23日 | 8月20日 |
| 7月12日実施 | 7月29日 | 8月26日 | 9月7日 |
合格発表は姫路市のホームページに合格者の受験番号を載せる形で、受験者全員にも通知されます。
一次試験の不合格者は、合格発表日から1か月間、総合得点・総合順位・合格最低総合得点を本人が市役所で直接請求できます。
事務ⅠC-1と土木ⅠB-1の最終合格者は、令和8年10月1日付けと令和9年4月1日付けのどちらかを選べます。
10月1日付けを選んだ人は同年9月に、それ以外の職種は令和9年2月頃に身体検査などを行い、令和9年4月1日に採用されます。
合格者に欠員が出た場合に備えて、補欠合格を決めることもあります。
出典:姫路市 採用試験のご案内一覧(令和8年度の試験結果の発表日と、案内の「最終合格から採用まで」「試験結果の情報提供」の欄。2026年10月8日確認)。
姫路市役所の初任給
令和8年4月1日現在の初任給は、大学(4年制)卒で約249,300円、短期大学(2年制)卒で約231,500円です(地域手当を含む)。
| 学歴・経験 | 初任給の例(令和8年4月1日現在、地域手当を含む) |
|---|---|
| 短期大学(2年制)卒 | 約231,500円 |
| 大学(4年制)卒 | 約249,300円(保育士・幼稚園教諭は約244,400円) |
| 獣医師(大学6年制卒) | 約257,500円 |
| 大学卒かつ社会人経験5年 | 約278,700円〜約284,200円 |
| 大学卒かつ社会人経験10年 | 約301,000円〜約306,200円 |
前年の令和7年度の案内では、大学卒の初任給は約234,600円(令和7年4月1日現在)でした。
期末・勤勉手当は年間4.65月分(令和8年度の予定)で、採用初年度は在職期間に応じて減ります。
勤務時間は午前8時35分から午後5時20分まで、年次有給休暇は毎年1月1日に20日が付与されます。
出典:姫路市 令和8年度 職員採用試験(6月及び7月実施)案内(勤務条件の欄。令和7年度は同市の令和7年度案内。2026年10月8日確認)。
姫路市役所のインターンシップ(令和8年度の実施内容)
姫路市役所は令和8年(2026年)8月上旬から9月下旬までのうち5日間程度のインターンシップを、行政職の仕事体験として実施しました。
| 項目 | 内容(令和8年度) |
|---|---|
| 対象 | 大学(大学院・短期大学を含む)、高等専門学校、専修学校、高等学校の学生・生徒 |
| 実施時期 | 8月上旬から9月下旬までのうち5日間程度(午前9時〜午後5時) |
| 流れ | 初日はオリエンテーション(8月3日または7日のどちらか)、2〜4日目は各部署での仕事体験、最終日(9月25日・任意)は交流会と振り返り会 |
| 申込み | 兵庫県インターンシップ&キャリアシステム、または播磨経営者協会のホームページ。締切は6月30日必着、結果は7月中旬頃に通知 |
公式のページには、インターンシップの参加と採用試験の選考との関係は書かれていません(公表なし)。
インターンシップは、市役所での就業体験を通じて、働くことの魅力を伝える場として案内されています。
令和8年度は6月30日が締切でした。
出典:姫路市 令和8年度 インターンシップの実施について(2026年6月9日更新。2026年10月8日確認)。
まとめ|姫路市役所の採用倍率は事務で8.1〜10.7倍、28卒の案内は令和9年度に出る
令和8年度実施の事務の倍率は、令和7年度の3.3〜9.5倍から上がりました。
28卒が受ける令和9年度の案内が出たら、区分ごとの受験資格と日程が案内に載ります。
公式のページで、早めに確認できます。
倍率の高い年と低い年の差は区分ごとに違うため、受ける区分の3年分の数字が、準備の目安になります。
インターンシップは令和8年度に5日間程度で実施され、初任給は地域手当を含めて案内に載っています。
倍率はいつ公表されるのかという問いには、各試験の結果の発表のたびに人数が載り、倍率は翌年度の案内の「参考」の表で公表される、と答えられます。
他の市役所の採用倍率と日程は、松本市役所の採用倍率と結果発表までの日程のように市ごとにまとめています。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート



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